ほじょ犬の同伴は、必ず受け入れを!(飲食店、販売店の方へ)
ほじょ犬(身体障害者補助犬)は、障害のある方のパートナーであり、ペットではありません。
しかし、飲食店や食料品店などで同伴を拒否されたとの報告が、今もあります。
ほじょ犬を正しく理解し、社会のなかまとして受け入れてください。
1 ほじょ犬(身体障害者補助犬)とは
身体に障害のある方の生活をお手伝いし、その自立と社会参加を支えるために、特別な訓練を受けた犬のことです。法律に基づく認定を受けて活動します。現在は、次の3種類があります。
盲導犬
目の見えない人、見えにくい人が安全に歩けるようにサポートします。障害物を避けたり、立ち止まって曲がり角を伝えたりします。ハーネス(胴輪)をつけています。
聴導犬
音が聞こえない人、聞こえにくい人に、生活の中で必要な音の存在を知らせます。玄関のチャイムやノックの音、FAXの着信音、赤ちゃんの泣き声などを聞き分けて教えます。「聴導犬」と書かれた表示をつけています。
介助犬
手や足に障害がある人の日常動作をサポートします。物を拾ってわたしたり、指示した物を持ってきたり、ドアを開けたりします。「介助犬」と書かれた表示をつけています。
2 飲食店、食料品店では、ほじょ犬をあたたかく迎えてください!
ほじょ犬は、法律に基づき、適切な訓練を受けるとともに、ユーザーが責任をもってその身体を清潔に保っています。
飲食店の客席や、食料品店の販売スペースへの「ほじょ犬」の同伴受け入れは営業者の義務となっており、食品衛生法の違反にはあたりません。
「犬だから」という理由で、受け入れを拒否しないようにお願いします。
3 ほじょ犬への接し方
ユーザーがハーネスや表示をつけたほじょ犬を同伴しているときは、そのほじょ犬は「仕事中」です。お店で見かけたとき、お店に受け入れるときは、次のことに注意しましょう。
- 仕事中のほじょ犬には、話しかけたり、見つめたり、勝手にさわったりするなど、気を引くようなことはしないようにしましょう。
- ほじょ犬に食べ物や水を与えないようにしましょう。ほじょ犬の健康は、すべてユーザーが管理します。
- もし、ほじょ犬が通路をふさいでいるなど、困った行動をしている場合は、ほじょ犬を同伴しているユーザーにそのことをはっきり伝えてください。
- ほじょ犬を同伴していても、ユーザーが困っていることもあります。気づいたことがあれば、ユーザーに声をかけたり、筆談をしたりしてみましょう。
関連リンク
- 身体障害者補助犬について
- 身体障害者補助犬(厚生労働省) (外部リンク)