那賀地方観光ガイド 龍門山登山コース
自然が育んだ生命の宝庫に出会える。龍門山登山コース
龍門山 Mt.Ryumon和歌山県紀の川市

交通(JR粉河駅までのアクセス)
- 大阪・和歌山市方面から
- 奈良方面から
お問い合わせ先
登山コース
- 標高756.6メートル
- 往復 約10キロメートル
コース1 田代コース
JR粉河駅→タクシーで約15分→ 田代コース登山口 →約60分→田代峠 →約25分→磁石岩→約10分→龍門山山頂→約15分→明神岩・風穴→約40分→中央コース登山口→約60分→JR粉河駅
コース2 中央コース
JR粉河駅→タクシーで約20分→中央コース登山口→約50分→明神岩・風穴→約20分→龍門山山頂→約10分→磁石岩→約15分→田代峠→約50分→田代コース登山口→約50分→JR粉河駅
コース3 勝神コース
JR粉河駅→タクシーで約20分→勝神コース登山口→約60分→龍門山山頂→約10分→磁石岩→約15分→田代峠→約50分→田代コース登山口→約50分→JR粉河駅
コースの見どころ
キイシモツケ(県指定天然記念物)

6月初めには白い小さな花をつけるキイシモツケは、バラ科の落葉低木で龍門山の山頂近くで見られます。和歌山県だけに分布しているとても貴重な植物です。
磁石岩(県指定天然記念物)

周囲約17メートル・高さ約4メートルで標高約700メートルの位置にあります。磁鉄鉱を多く含んだ蛇紋岩で、岩塊に磁針を近づけると著しく磁性を示します。
風穴

明神岩の近くにある天然の洞穴で、つめたい風が吹き出てきます。楠木正成が一時こもったと伝えられています。
明神岩

龍門山最大の蛇紋岩で高さ30メートルのせり出した岩。この付近には樹齢150から200年以上のキイシモツケも育っています。
龍門山 山頂広場

標高756.6メートル。5月下旬から6月上旬になると、キイシモツケの群生(県天然記念物)を見ることができます。
紀の川平野

龍門山からは紀の川一帯の町の風景を一望できます。
龍門山でみつけた植物

ハナイカダ
ハナイカダ科の落葉低木。葉の上に花が咲くのが特徴。

カキノハグサ
ヒメハギ科。葉がカキの葉に似ています。

フタリシズカ
センリョウ科。静御前にちなんで付けられた名前だと言われています。

モチツツジ
ツツジ科。新芽や花の基部などをさわると餅のようにべたべたします。

スイカズラ
スイカズラ科。子供たちが花の奥にある蜜をよく吸ったことから“吸葛”の名がついたと言われます。

ホオノキ
モクレン科。6月、白っぽい大きな花が咲くころ、「明神岩」付近ではホオノキの甘い香りが漂います。

シライトソウ
シュロソウ科。その名のとおり、白い糸のような花を咲かせます。

ミズヒキ
タデ科。「水引」が名前の由来。葉には筆をふいたあとのような模様があります。

ネズミサシ
ヒノキ科。葉が鋭くとがっているのでネズミの通路においてネズミよけにしたのだとか。

ナガバモミジイチゴ
バラ科。葉の形がモミジに似ています。果実は橙黄色に熟し、食べられます。