那賀地方観光ガイド 龍門山登山コース

自然が育んだ生命の宝庫に出会える。龍門山登山コース

龍門山 Mt.Ryumon和歌山県紀の川市

龍門看板
富士山に似ていることから「紀州富士」と呼ばれ親しまれてきた龍門山。頂上からの眺めは素晴らしく、遠く淡路島まで一望できます。山頂までには3つのハイキングコースが整備され、見どころがたくさん。楠木正成が一時こもったといわれる「風穴」や「明神岩」、県天然記念物の「磁石岩」などがあります。5月下旬から6月上旬になると、キイシモツケの群生(県天然記念物)を見ることができます。

交通(JR粉河駅までのアクセス)

  • 大阪・和歌山市方面から
「天王寺駅」→JR阪和線・特急で38分→「和歌山駅」→JR和歌山線・30分→「粉河駅」
  • 奈良方面から
「奈良駅」→JR桜井線・43分→「高田駅」→JR和歌山線・80分→「粉河駅」

お問い合わせ先

紀の川市農業林業振興課 TEL 0736-77-2511

登山コース

  • 標高756.6メートル
  • 往復 約10キロメートル

コース1 田代コース

JR粉河駅→タクシーで約15分→ 田代コース登山口 →約60分→田代峠 →約25分→磁石岩→約10分→龍門山山頂→約15分→明神岩・風穴→約40分→中央コース登山口→約60分→JR粉河駅

コース2 中央コース

JR粉河駅→タクシーで約20分→中央コース登山口→約50分→明神岩・風穴→約20分→龍門山山頂→約10分→磁石岩→約15分→田代峠→約50分→田代コース登山口→約50分→JR粉河駅

コース3 勝神コース

JR粉河駅→タクシーで約20分→勝神コース登山口→約60分→龍門山山頂→約10分→磁石岩→約15分→田代峠→約50分→田代コース登山口→約50分→JR粉河駅

コースの見どころ

キイシモツケ(県指定天然記念物)

キイシモツケ

6月初めには白い小さな花をつけるキイシモツケは、バラ科の落葉低木で龍門山の山頂近くで見られます。和歌山県だけに分布しているとても貴重な植物です。

磁石岩(県指定天然記念物)

磁石岩

周囲約17メートル・高さ約4メートルで標高約700メートルの位置にあります。磁鉄鉱を多く含んだ蛇紋岩で、岩塊に磁針を近づけると著しく磁性を示します。

風穴

風穴

明神岩の近くにある天然の洞穴で、つめたい風が吹き出てきます。楠木正成が一時こもったと伝えられています。

明神岩

明神岩

龍門山最大の蛇紋岩で高さ30メートルのせり出した岩。この付近には樹齢150から200年以上のキイシモツケも育っています。

龍門山 山頂広場

龍門山山頂広場

標高756.6メートル。5月下旬から6月上旬になると、キイシモツケの群生(県天然記念物)を見ることができます。

紀の川平野

紀ノ川平野

龍門山からは紀の川一帯の町の風景を一望できます。

龍門山でみつけた植物

ハナイカダ
ハナイカダ

ハナイカダ科の落葉低木。葉の上に花が咲くのが特徴。


カキノハグサ
カキノハグサ

ヒメハギ科。葉がカキの葉に似ています。


フタツシズカ
フタリシズカ

センリョウ科。静御前にちなんで付けられた名前だと言われています。


モチツツジ
モチツツジ

ツツジ科。新芽や花の基部などをさわると餅のようにべたべたします。


スイカズラ
スイカズラ

スイカズラ科。子供たちが花の奥にある蜜をよく吸ったことから“吸葛”の名がついたと言われます。


ホオノギ
ホオノキ

モクレン科。6月、白っぽい大きな花が咲くころ、「明神岩」付近ではホオノキの甘い香りが漂います。


シライトソウ
シライトソウ 

シュロソウ科。その名のとおり、白い糸のような花を咲かせます。


ミズヒキ
ミズヒキ

タデ科。「水引」が名前の由来。葉には筆をふいたあとのような模様があります。


ネズミサシ
ネズミサシ

ヒノキ科。葉が鋭くとがっているのでネズミの通路においてネズミよけにしたのだとか。


モミジイチゴ
ナガバモミジイチゴ

バラ科。葉の形がモミジに似ています。果実は橙黄色に熟し、食べられます。

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