那賀地方観光ガイド 根来寺歴史の道コース
根来寺歴史の道コース

根来寺
根来寺は、新義真言宗(しんぎしんごんしゅう)の総本山。室町時代から戦国時代にかけて大きく発展し、最盛期には寺領72万石、堂舎・伽藍2,700余があったと伝えられています。1585 年、豊臣秀吉の紀州攻めにあって、多くの僧坊が焼失しましたが、幸いにも本尊、大塔を含む境内の中心は焼失をまぬがれました。建造物や仏像などの多様な文化財が今も境内に残されています。平成17年11月 根来寺境内が、国の史跡に指定されました
交通
お問い合わせ先
岩出市産業振興課(TEL 0736-62-2141)
コースの見どころ
大塔(だいとう)(国宝)

THE GREAT PAGODA
OF NEGORO 「DAITO」
明応5年(1496年)に建立された、日本で最も大きな木造多宝塔です。秀吉の紀州征伐の焼打ちから残ったものですが、当時の戦乱の弾痕がはっきりと見られます。(高さ約40メートル、横幅15メートル)
大傳法堂(だいでんぽうどう)和歌山県指定文化財

DAIDENPODO
大師堂(だいしどう)(国重要文化財)
真言宗を開かれた弘法大師空海を祀っています。創建は、大塔と同時代の建造物で、天正13年の兵火からも焼失をのがれた根来寺で最も古いお堂です。
根来寺庭園

a beautiful garden
自然の風景をとりいれた景色や美しい水辺が拝観できます。
大門(だいもん)(和歌山県指定文化財)

DAIMON
「The Great Gate」
仁王尊が左右に安置され、門内には釈迦如来・善財童子・月蓋長者・十六羅漢が安置されています。(高さ16メートル、幅17メートル、奥行き6メートル)
愛染院(あいぜんいん)

AIZENIN
大門の向いに位置する建物が、愛染院です。南北朝の頃には、僧兵の大将「杉の坊」の住坊であったと伝えられています。この人は、種子島に渡り、鉄砲と火薬の製法を習い、これを伝えたとして有名です。
蓮華院(れんげいん)

RENGEIN
蓮華院は、修学中の多くの僧侶を指導した学頭職(がくとうしょく)の住坊(じゅうぼう)でした。春には、門前にしだれ桜が咲き誇ります。
円明寺(えんみょうじ)

ENMYOJI
かくばん上人は、円明寺を建立し、康治2年(1143)にこの地で49歳の生涯をとじました。
九社明神(くしゃみょうじん)

KYUSHAMYOJIN
丹生大明神(にうだいみょうじん)、高野大明神(こうや)、伊太祁曽大明神(いたきそ)、御船三所大明神(みふねさんしょ)、金折六所大明神(かなおりろくしょ)、金峯山金剛蔵王(きんぷせんこんごうざおう)、熊野三所権現(くまのさんしょごんげん)、白山妙理権現(はくさんみょうり)、牛頭天王八王子(ごずてんのうはちおうじ)を祀っています。
聖天堂(しょうてんどう)

SHOTENDO
名勝庭園に浮かぶお堂。聖天尊を安置しています。
常光明真言殿(じょうこうみょうしんごんでん)

JYOKOMYOSHINGONDEN
中央にかくばん上人の御尊像を安置し、左右には紀州徳川家の御位牌を祀っています。
奥の院

OKUNOIN
開山興教大師かくばん上人の御廟所(ごびょうしょ)です。康治2年に円明寺で亡くなられ、この場所に埋葬されています。
一乗閣(いちじょうかく)旧 県議会議事堂

ICHIJOKAKU
この建物は、昭和13年まで40年余りの間、和歌山県議会議事堂として使用されていました。明治44年には、夏目漱石が講演を行ったこともあります。