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掲載内容
- 水害・土砂災害から命を守るために
- 水害対策の強化
- 土砂災害対策の強化/自分の身を守るために
土砂災害対策の強化
本県は、土砂災害危険箇所が1万8487カ所と多く、がけ崩れなどが毎年のように発生しています。県では、土砂災害から県民の命を守るためソフト・ハードが一体となった対策を推進しています。 |
土砂災害警戒区域等の早期指定 |
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土砂災害のおそれのある区域を明らかにし、県民の皆さんに危険性を周知するとともに早期避難に役立てるため、土砂災害警戒区域等の指定を推進しています。過去に災害が発生した箇所や高齢者・乳幼児などの利用施設を含む地域などについて優先的に基礎調査を進め、市町村と調整を図りながら土砂災害警戒区域等の指定を順次行っています。今年度中にすべての危険箇所の基礎調査を完了し、来年度までに区域指定の完了をめざします。 | ||
区域の指定状況:1万4981カ所(うち特別警戒区域1万3365カ所)※平成31年4月2日現在 | ||
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土砂災害防止に向けた整備
防災拠点や避難場所をはじめ、高齢者や乳幼児など配慮が必要な方が利用する施設や災害の前兆現象のある箇所については、土石流を止める「砂防堰(えん)堤」や崩れてきた土砂を受け止める「擁壁工」などを計画的に整備しています。![]() 砂防堰堤整備 |
土砂災害特別警戒区域内の
土砂災害特別警戒区域内の住宅を土砂災害から守れるようにするための外壁改修や塀の設置に対して、必要な費用の一部を補助しています。住宅改修支援 |
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対象 ①居室を有する建築物であること ②土砂災害特別警戒区域に既に建築されているもの ③対策改修の結果、土砂災害に対して安全な構造となること 補助額 最大75.9万円(補助対象工事費の23%) 問い合わせ:県庁建築住宅課 電話073-441-3184
市町村によって実施の状況や実施開始時期は異なります。 詳しくはお住まいの市町村へお問い合わせください。 |
停電・通信障害の迅速復旧に向けて | ![]() |
昨年9月の台風第21号では、倒木や土砂崩れなどにより大規模な停電や通信障害が発生し、復旧までに時間がかかったことから生活に混乱が生じました。そこで、県では、関西電力(株)、西日本電信電話(株)とそれぞれに停電や通信障害の復旧作業に関する協定を今年4月に締結しました。今後、大規模な停電・通信障害が発生した場合には、両社の要請に基づき復旧作業に支障となる倒木・土砂などの障害物除去などの作業を支援することで、より迅速な復旧につなげます。 | |
県庁災害対策課、情報政策課、道路保全課 |
自分の身を守るために | ![]() |
問い合わせ:県庁河川課 電話073-441-3134 県庁砂防課 電話073-441-3171 |
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どんなに対策を強化しても想定を超える自然災害は起こります。「自らの命は自らが守る」という意識を一人ひとりが持ち、早めの避難行動をとることが重要です。 県では、災害に備えるための情報をいち早く確実に伝達するための情報発信に取り組んでいます。 |
洪水浸水想定区域・土砂災害警戒区域等の確認 洪水や土砂災害から身を守るために、日頃から浸水被害や土砂災害のおそれのある地域や箇所を確認し、災害時に備えてください。 「洪水浸水想定区域」は県WEBサイトや河川を管轄する振興局建設部で、「土砂災害警戒区域」等は県WEBサイトやお住まいの市町村などで確認できます。 |
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土砂災害警戒区域等の確認 洪水浸水想定区域の確認 |
土砂災害の前触れに注意する これから雨の多い時期となり、土砂災害が発生しやすくなります。大雨時は、「土石流」「地すべり」「がけ崩れ」といった土砂災害の前触れに十分注意してください。 |
6月は土砂災害防止月間です |
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土石流 ・山鳴りや立木の裂ける音、 石のぶつかりあう音が聞こえる ・川が濁って、流木が混じっている ・雨が降り続いているのに、 川の水が減っている |
地すべり ・地面にひび割れができる ・地面が陥没したり、隆起したりする ・沢や井戸の水が濁る ・斜面から水が吹き出す ・池や沼の水の量が急に変化する |
がけ崩れ ・がけからの水が濁る ・がけに亀裂が入る ・小石がぼろぼろ落ちてくる |
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土砂災害から身を守るポイント ①地域の土砂災害危険個所を普段から確認する ②雨量の情報や「土砂災害警戒情報」に注意する ③大雨時や土砂災害警戒情報が発表されたときは、早めに近くの安全な場所に避難する ④夜間に大雨が予想されるときは、暗くなる前に避難する |
情報を入手する 河川情報や土砂災害情報 県では、河川監視カメラや水位計を増設し、大雨の際に自宅などでも河川の状況を把握できるよう取り組んでいます。監視カメラの映像は県WEBサイトで、また河川の水位やダムの情報、土砂災害に関する情報は県WEBサイト、テレビ和歌山やNHK総合データ放送で配信しています。早めの避難判断にこれらの防災情報を活用してください。 |
「和歌山県防災ナビ」アプリ 防災ナビアプリでは、気象警報や注意報をはじめ、避難勧告などの防災情報が通知されます。さらに、別の市町村に移動しても、その市町村に発令されている避難勧告や土砂災害などの情報が通知されます。 また、洪水浸水想定区域等も確認できますので、ぜひダウンロードしてご活用ください。
防災わかやまメール配信サービス 県内の気象、避難発令、避難所、河川水位、ダム放流などさまざまな情報をメールでお知らせします。メール受信には事前登録が必要です。ぜひ登録してください。
防災わかやま
問い合わせ:県庁防災企画課 電話073-441-2271
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河川の情報・土砂災害の情報 ●河川の水位情報やカメラ映像 ●ダムの放流量などの情報 ●雨量・土砂災害警戒情報 和歌山県河川雨量情報のぺージへリンク 和歌山 砂防課のぺージへリンク |
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