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掲載内容




健康的な生活習慣を身につける
 健康増進に必要な歩数は、成人で1日8,000歩、野菜摂取量は1日350gといわれています。しかし、和歌山県民の一日の歩数や野菜摂取量は全国的にみても男女ともに低い状況にあります。
 また、最近の研究では、がんのリスクを高める要因と減少させる要因が次第に明らかになってきています。特に、喫煙はほぼすべてのがんのリスクを高める要因となっており、健康維持のためには、たばこを吸わないことをはじめ、バランスの良い食事や適度な運動など生活習慣に気をつけることが重要です。
 一人ひとりが、健康長寿への3原則(食事・運動・社会参加)を実践し、健康的な生活習慣を身につけましょう。

生活習慣ととがんのリスク評価
…がんのリスクを高める …がんのリスクを減少する
 















胃がん          
(※1)
 
肺がん                  
大腸がん  
(※2)
           
乳がん                
子宮頸(けい)がん                    
食道がん              
肝がん                
  • 国立がん研究センター「科学的根拠に基づく発がん性・がん予防効果の評価とがん予防
    ガイドライン提言に関する研究」より改変 ※1女性 ※2加工肉/赤肉
  •                  
和歌山県の一日の歩数の平均値
男性 6,743歩(全国42位)
女性 6,062歩(全国38位)
平成28年国民健康・栄養調査(20〜64歳)
 
和歌山県の一日の野菜摂取量
男性 280.4g(全国26位)
女性 232.4g(全国45位)
平成28年国民健康・栄養調査(20歳以上)
生活習慣病予防への取組
食生活の改善を推進
 本県における一日の野菜摂取量は、成人で平均250gとなっており、目標の350gには約100g足りない状態です。
 県では、あと100g野菜をプラスするための、「野菜プラス一皿運動」を推進し、食生活改善推進員などが、それぞれの地域で活動を展開しています。
両手で1日分の野菜を持っている画像

両手いっぱいの量が350gの目安

  具沢山みそ汁の塩分を図っている様子

研修会で塩分チェックをする推進員さん(橋本市)


 インタビュー 和歌山県食生活改善推進協議会 会長 瀬戸 美行 さん
 私たち食生活改善推進員は、地域の方の健康長寿をめざして、子供から高齢者まで段階に応じた食育活動を行っています。また、ご家庭を訪問してお味噌汁の塩分チェックを行うなど減塩の取組も実施しています。天然のだしを取り、いろんな野菜を入れた具だくさん味噌汁は、減塩で多くの野菜が摂れますのでお薦めしています。
 私たちの活動によって、一人でも多くの方に食の大切さを知ってもらえればうれしく思います。


運動と社会参加の促進
 運動習慣の定着と社会参加を促進するため、個人、自治会、グループ、企業・事業所単位で参加できる「みんなで実践!健康づくり運動ポイント事業」を実施しています。
「個人」・「自治会」参加
 日々のウォーキングや自治会活動などをポイント化し、ランキングの上位者には表彰を行っています。楽しく競いながら地域に密着した運動習慣の定着が図れます。
「グループ」・「企業・事業所」参加
 グループ・職場内でウォーキングの順位を競うことができます。仲間や、職場の健康増進の取組にご利用いただけます。

「わかやま健康ポイント」のqrコード
参加方法
専用WEBサイトまたは申込用紙のいずれかの方法によりお申込みください。歩数が自動集計され、手軽に運動管理ができるスマートフォン向けのアプリも配信していますので、ぜひご利用ください。

専用WEBサイトわかやま健康ポイントのぺージへリンク

個人ランキング
ウォーキングポイントで順位が決定
ウォーキングポイント

1日8,000歩以上で1ポイント
きいちゃんが歩いているイラスト
1カ月間に10万歩以上で5ポイント
 
個人ランキング
下記3種類のポイント数の合計を
世帯数で割った平均ポイントで順位が決定

きいちゃんが歩いているイラスト
 自治会活動ポイント
自治会主催のイベント
 (例:ラジオ体操、清掃活動など)の
 参加人数×2ポイント


その自治会に所属する個人のウォーキングポイント
1日8,000歩以上で1ポイント
 1カ月間に10万歩以上で5ポイント

その自治会に所属する個人の運動ポイント
1日30分以上の運動で1ポイント


  インタビュー 平成29年度自治会ランキング1位
新太田自治会 会長 刀祢 穐夫 さん

 自治会でラジオ体操を始めてから、体操の行き帰りに清掃や見守りを行うなど、自然と地域活動が広がっていきました。運動ポイント事業への参加をきっかけに、一日8,000歩をめざして、歩く方も増えました。日頃、皆さんができることを無理せず取り組んでくれた結果が一位につながったのだと思います。
 これからも活動の輪が広がるよう皆さんに参加を呼びかけていきたいと思います。


わかやま健康推進事業所の認定
  職場での健康づくりを広げるために、全国健康保険協会和歌山支部と共同で、県内事業所において「わかやま健康づくりチャレンジ運動」を実施しています。
 事業所内における運動や食生活に関する取組など、30項目のメニューにチャンレジしてもらい、この取組により一定の要件を満たした事業所を「わかやま健康推進事業所」として県が認定します。
 一緒に健康づくりに取り組む事業所を募集しています。
 認定要件
・健康づくり運動ポイント事業への参加
・受動喫煙防止対策の実施
・がん検診の受診促進 など
わかやま健康推進事業所マーク



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