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新政権に対する県の対応に質問集中 9月定例会 一般質問 9月に誕生した新政権に対する県の対応や姿勢について、各会派議員から知事に質問が集まりました。
 また、地方自治の混乱・地方経済への悪影響を懸念し、経済危機対策事業の必要性を訴える意見書を全会一致で可決しました。

 

新政権への評価

問い新政権が掲げる政策の中には、そのまま実行されると本県の発展に打撃を与えるものが含まれているが、それに対する所見と総合的な評価はどうか。

答え県民の利益や幸福につながるという観点で、特に進めてもらいたいこともたくさんあり、期待感を持って注視していきたい。少子高齢化・過疎化が進み経済が停滞するなど多くの課題を抱えた本県のような地方を大切にする政策を期待している。

 

政権交代への県の対応

問い民主党が政権与党となり、中央の政治が大きく変わるが、感想はどうか。また、県政運営に当たって今後の国政への対応はどうか。

答え多くの有権者が、たび重なる政府側の不祥事、100年に一度と言われる経済危機への不安感、地域経済の疲弊による閉塞感を、政権を変えることで打破できるのではないかと考えた結果であると考えている。今までも県民が不利益を受ける場合には政府に対して意見してきたが、新政権に対しても、本県の事情をしっかり伝え、理解してもらえるよう努力をしていきたい。

 

政権交代の意義

問い地域主権を掲げる民主党中心の連立政権ができたが、今回の政権交代の意義について、地方の立場、首長の立場からどういう感想を持ったか。

答え新政権には、官僚任せでなく政策的意図を持って日本を再活性化してほしいが、本県のように経済的にも社会的にも閉塞感に悩み取り残されてきた地方の立場から、地方を大事にする政策をぜひ選択して重点的に進めてほしいと考えている。

 

知事の政治姿勢

問い新しい連立政権が発足したが、地方主権の行政を実現するためには県民との対話が重要である。知事は、「県民の友」やホームページで「思考停止社会」と題して、世論に流されずに自分の頭で批判的に考え、異論を唱える勇気を持つ必要性を説いている。知事としての考えを改めて問いたい。

答え「仮にみずからの考えが時流と異なったものであっても、是々非々で勇気を持って発言し、行動しなければならない」ということは私の行動規範であり、今までもそうしてきたし、今後もそうしていきたい。

 

 

全員協議会で緊急決議(全会一致)

9月定例会閉会後、近畿自動車道紀勢線(御坊〜南紀田辺間)4車線化事業の補正予算が国において凍結されたため、急きょ10月20日に全員協議会を開催し、速やかな事業の着手を求める緊急決議を行いました。また、同日開催された会派代表者会議で、子育て応援特別手当など様々な問題についても、今後の情勢を見極めながら対応していくこととしました。

近畿自動車道紀勢線(御坊〜南紀田辺間)4車線化事業の着手を求める要請(緊急決議)

 近畿自動車道紀勢線(御坊〜南紀田辺間)4車線化事業が、平成21年度補正予算の見直しにより、地方の意見を聞くこと無く執行停止されたことは、4車線化の早期実現を待望してきた和歌山県にとって、憤りを禁じ得ないものがある。
 近畿自動車道紀勢線の紀伊半島一周や4車線化の早期実現は、県民の長年の悲願であり、県土の防災対策とともに、企業立地や観光振興、農林水産業の振興など県民の将来のチャンスを保障するものである。さらに、年々増加する交通量への対応や対面通行による重大な交通事故への対応のためにも、早期の4車線化が必要不可欠である。
 このため、県議会ではこれまで事業化を強く働きかけてきた結果、国において予算化がなされた。これを受け、6月定例会において県負担分の補正予算を全会一致で可決し、すでに地元自治体等において着工に向けた準備が着々と進められている。
 よって、近畿自動車道紀勢線(御坊〜南紀田辺間)の現状や地元の期待、事業化に至る経緯に鑑み、4車線化事業を速やかに事業着手するよう強く要請する。

 

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