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和歌山県民の歯と口腔の健康づくり条例の制定


座長あいさつ

座長の写真

県民の皆様もご存知のとおり、食べるということは健康な生活の基本であり、歯と口腔の健康づくりは、身体全体の健康を維持し、質の高い生活を実現していく上で、大変重要な役割を果たしております。
また、歯と口腔の健康づくりを推進し、元気な高齢者の方を一人でも増やすこと、そして、子ども達の「一生の財産」である歯と口腔を守り、健やかな成長を実現することは、県を挙げて、取り組むべき重要な課題であります。
そこで、和歌山県議会では、歯科保健推進に係る条例案検討会を設けることとし、全会派選出の委員14名で、7回にわたり大いに議論し、真摯な検討を重ねました。
その成果である、この条例の特徴について、ご説明いたします。
一点目は、生涯にわたる歯と口腔の健康づくりを念頭に置きながら、特に子どもを重視したということであります。育児放棄、虐待を歯で察知し、関係者との連携のもとに、子ども達の健やかな成長を守っていきたい。そのような思いをこめた条例が、この条例であります。
二点目は、個人174名、法人2団体、あわせて176名もの方々から県民意見を頂いてつくった「県民と県議会との共同作品」ともいうべき条例であるということです。歯科保健の推進について、いかに県民の皆様の関心が高いかがうかがわれ、身の引きしまる思いがいたしました。
最後の点は、この条例が近畿2府4県では、最初の歯科保健推進の条例であるということです。それだけに、条例に基づく先進的な施策が実施されることを大いに期待しております。
県当局においては、この条例の制定を契機として、歯科保健の推進のための充分な予算を確保し、条例の内容を着実に実現するための機関を速やかに設置した上で、条例の理念を実現すべきであり、そのため、我々県議会も協力し、また、ときには厳しくチェックしてまいる所存です。
最後になりましたが、この条例を制定するにあたり、ご尽力、ご協力をいただきました方々に心から感謝と御礼を申し上げます。
平成23年12月16日

歯科保健推進に係る条例案検討会

座長 尾﨑 太郎

条例のあらまし

  • すべての県民が生涯を通じて、自ら主体的に歯と口腔の健康づくりに取り組むことを求めています。
  • 県民、教育関係者、保健医療関係者、福祉関係者、事業者、医療保険者の役割を明記しました。
  • 県は実態調査を行い、計画を策定し、基本施策を実施することで環境の整備に努めます。 県を挙げて中小企業を振興することで、県経済を持続的に発展させ、県民の暮らしを豊かにすることを目的としています。

条例のリーフレットはこちら

条例のイメージ

条例文

歯科保健推進に係る条例案検討会

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