Otosan Wakayama natural Park大塔山県立自然公園
山々を縫って流れる渓流がつくる、水と緑の絶景

大塔山県立自然公園を紹介INTRODUCTION
大塔山県立自然公園はどんなところ
大塔山山頂は、本州南限のブナの自然林が広がっています。大塔山を源流とする渓流(前の川、安川、大塔川、古座川、平井川)が山々を縫って流れ、美しい渓谷や滝を形成しており、水と緑が織り成す絶景が広がっています。
抜群の透明度を誇る古座川の源流域には、2つの名瀑(植魚の滝、ハリオの滝)があり、疲れを癒やしてくれます。
安川渓谷は、両側に新鮮な緑の天然林が広がり、渓流に磨かれた滑らかな岩肌に映る水は、日に照らされるとエメラルドグリーンに輝き、まさに絶景です。
おすすめシーズン
- 新緑は4月下旬~5月中旬
- アケボノツツジ、ミツバツツジ、シロヤシオの花は5月上旬
- シャクナゲの花は5月中旬~下旬
- 紅葉は11月中旬~下旬
登山者向けガイド
*県立自然公園内を通る一般的なルートをご案内しております。
*このほかにもルートはありますので、ご留意ください。
日置川県立自然公園への行き方ACCESS

鉄道・バス
公共交通機関はありません
マイカー
紀勢道上富田ICから国道42号、311号、県道36号、37号、国道371号、木守杣谷林道を経てタママツ尾根登山口、またはトウベ谷出合登山口の駐車スペースへ(2~3台)
難易度 | 体力度 | 歩行時間 | 歩行距離 | 標高差 |
---|---|---|---|---|
★ ★ ★ ★ ☆ | ★ ★ ★ ★ ★ | 4時間35分 | 5.5km | 522m |

登山ルートの説明
法師山の登山ルートを紹介しています。
田辺市木守集落から板立峠に向かう木守杣谷(そまたに)林道の途中にある、トウベ谷出合登山口から、支尾根に取り付き、植林帯の薄い踏跡を進んでいきます。視界の閉ざされた急勾配の道が続き、やがて1008m峰の南山腹を通る縦走路にたどり着きます。
左は百間山への道となるので、ここでは右へ進み、足場の悪い山腹をトラバース(斜面を横方向に横断すること)し、山稜線に出ていきます。主稜線を進むと、ほどなく岩稜に突き当たるので、岩角をつかみながら慎重に岩稜を登ると、展望の良い岩峰たどり着きます。
さらに進むと1029m峰を通過するが、ここで南の尾根を進まないように注意が必要です。通過後、緩やかな起伏の主稜線を進んでいくと、縦走路の分岐にあたります。4月から5月上旬にはブナ原生林の森にミツバツツジやアケボノツツジの花が彩る道を進むと、法師山の山頂にたどり着きます。
山頂からは360度の眺望が開けており、西に百間山、三ツ森山、半作嶺と続く山稜、東に双耳峰の大塔山本峰、南に入道山へとのびる縦走路、北に果無山脈や奥高野の山々が、重畳と波打っており、山々がおりなす絶景を楽しめます。
山頂をあとにし、ブナの自然林の森が広がる、カエデやミズナラの樹林帯がある快適な道を下っていきます。1006m峰で法師山の尾根と別れを告げ、タママツ尾根を急降下していきます。木の根の張り出した急斜面を慎重に下ると、タママツ尾根登山口にたどり着きます。あとは登山口を右に進むと、トウベ谷出合登山口に戻り着きます。
周遊コース
周遊コースの見どころなどを紹介CHECK POINT

①トウベ谷出合登山口
この近くに道路脇に駐車し、トウベ谷出合登山口から入り、すぐの支尾根に取り付き、植林帯の薄い踏跡の道を進んでいきます。

②分岐
入口から1時間ほどしばらく進むと、一つ目の分岐にあたります。左は百間山へ導かれますが、ここは右へ進み、足場の悪い山腹をトラバース(斜面を横方向に横断すること)します。

③岩稜
主稜線を進むと目の前に現れる岩稜。少し技術が必要な岩稜なので、岩角などをつかみながら慎重に登ります。
登りきるとすぐに展望の良い岩峰に出るので、少し休憩をはさみましょう。

④法師山山頂
360度の眺望が開けており、西に百間山、三ツ森山、半作嶺と続く山稜、東に双耳峰の大塔山本峰、南に入道山へとのびる縦走路、北に果無山脈や奥高野の山々が、重畳と波打っており、山々がおりなす絶景となっています。

⑤ブナの自然林
ブナの自然林の森が広がる、カエデやミズナラの樹林帯がある快適な道です。幻想的な風景を楽しみながらゆっくり進んでいきましょう。

⑥タママツ尾根登山口
山頂からひたすら下ると、タママツ尾根登山口へ出てきます。ここから右へ舗装道を進んでいくと、トウベ谷出合登山口へ戻りつきます。