Oishi Kogen Wakayama natural Park生石高原県立自然公園
山頂は関西有数のススキ草原が広がる絶景スポット!
生石高原登山道では、決められたルート以外立ち入らないでください。
生石高原県立自然公園を紹介INTRODUCTION
生石高原はどんなところ
生石高原は、山頂を中心に広がるススキ草原が関西有数の規模を誇り、山頂からは四国や淡路島、護摩壇山などを眺めることができるため、ハイキングやキャンプなどの利用が盛んな県立自然公園です。
貴重なススキ草原を維持するため、地元の自治体やNPOなどにより、刈り取りや山焼きなどの保全活動が積極的に行われており、特に毎年3月中旬頃に開催される山焼きは春の風物詩にもなっています。
箕六弁財天社には樹齢500年とされるカツラの巨木があり、県の天然記念物に指定されています。
おすすめシーズン
- 草木の芽が息づく春、さわやかな風が吹き抜ける夏
- 特にススキの穂が輝く10月上旬~下旬
登山者向けガイド
*県立自然公園内を通る一般的なルートをご案内しております。
*このほかにもルートはありますので、ご留意ください。
生石高原県立自然公園への行き方ACCESS
鉄道・バス
JR紀勢本線海南駅から大十オレンジバスで登山口下車。タクシーに乗り換え小川八幡神社へ。
マイカー
阪和道海南東ICから国道370号を東へ進み、県道180号に入り、小川八幡神社近くの生石ヶ峰登山口駐車場に駐車する。
(無料・小川八幡神社トイレあり)
山頂周辺のウォーキングのみの方は、生石高原山頂駐車場に駐車する。(無料・トイレあり)
難易度 | 体力度 | 歩行時間 | 歩行距離 | 標高差 |
---|---|---|---|---|
★ ★ ☆ ☆ ☆ | ★ ★ ★ ☆ ☆ | 4時間50分 | 9.5km | 760m |
登山ルートの説明
小川八幡神社に参拝後、梅本川沿いの車道を進み、高露橋、南忠橋を渡ってすぐ左の山道に入ります。山道の急坂を登ると大観寺の門前にたどり着きます。ここで一休憩しましょう。
大観寺右手の舗装道をしばらく進むと、シラカシの大木に囲まれた不動辻に着くので、T字路を左に、生石山山頂方面に植林帯の道を登ります。やがて弘法大師によって名づけられたという龍王水の流れる林道を横切り、別荘地を抜けると、目の前の視界が大きく開け、生石高原の中央へと導かれます。
生石高原の中央では、山の家の休息をとりつつ、弘法大師が護摩修行したとされる笠 石や大火を焚いて雨乞いをしたと伝えられる火上げ石といった名所を楽しむことができます。次いで、ススキの草原を進み、生石ヶ峰山頂にたどり着けば、四国、淡路島、背後に護摩壇山から奥高野の山並みが開けた360度の眺望に感銘を受けること間違いなしです。
山頂を東に下ると、大汝、少彦名の二神を祀る生石神社に着きます。しばらく登山道を下ると、車道に出合い、そのまま車道を進むと、旧札立峠に着くので再び登山道を下ります。再び車道に出合うがこれを横切り、ジグザクの急坂を下っていくと、やがて一本松と呼ばれる平坦地に出ます。樹々の間に生石高原の北面を望む尾道を行き、舗装道を左へ、桜並木(桜の小径)を進めば小川八幡神社に帰り着きます。
周遊コース
周遊コースの見どころなどを紹介CHECK POINT
①登山者駐車場
ここに車を停めてから、駐車場に向かって右へ進みます。
(海草郡紀美野町福井1532-1)
②小川八幡神社
駐車後、駐車場右手を進むと、1つ目の分岐点である石清水八幡宮の別宮とされる小川八幡神社に着きます。参拝後、小川八幡神社の右の道(梅本川沿い)へ進んでいきます。
③小川小学校前分岐
小川八幡神社から400m(5分)ほど道なりを進んでいくと、2つ目の分岐にあたります。この分岐を左へ進み、大観寺の方へ進んでいきます。
④南忠橋分岐
先ほどの分岐から900m(14分)ほど道なりを進んでいくと、3つ目の分岐にあたります。左は梅本の集落へ導かれますが、右の南忠橋を渡ってすぐ左の山道へ入ります。
⑤大観寺
山道に入ってから、急坂道を20分ほど登ると、大観寺にたどり着きます。ここでひと休みしてから、右の車道を進んでいきます。
⑥不動辻
大観寺から600m(25分)ほど進むと、シラカシの大木に囲まれた不動辻に着きます。樹齢400年以上の巨大なシラカシに圧倒されたあと、左の山道を進み、山頂へ向かいます。
⑦笠石
不動辻から1時間ほど登ると、生石高原のど真ん中へと導かれます。ここには弘法大師が護摩修行したとされる笠石があります。
⑧火上げ岩
笠石を振り返ると、大火を焚いて雨乞いをしたとされる火上げ岩があり、荘厳さと眺望が人気であります。
⑨生石高原
生石高原には笠石、火上げ岩はもちろんのこと、草原の広大さも関西有数の規模を誇る。春から夏にかけては緑の草原が広がっているが、9月下旬ごろからススキが草原いっぱいに広がり、人気の観賞地となります。また、ススキ草原維持のため、毎年3月頃に山焼きが行われており、春の風物詩として親しまれている。この山焼きは、ススキを焼くことでその芽出しを促進し、近年減少しつつある純粋なススキ草原の維持管理にも寄与しています。