第3回地域働き方・職場改革ワークショップ【最終回】を開催しました。
第3回目(最終回)となる「地域働き方・職場改革ワークショップ」を開催しました。
本ワークショップは、大学生、企業団体、国、地方自治体が一体となり、
若者や女性に選ばれる職場や地域とは何かをテーマに、対話を通じて考えることを目的としています。
最終回となる今回は、これまでの対話や実践を振り返りながら、
「和歌山で働く未来を考える 対話から生まれた職場の10か条 」を踏まえ、
理念を現場でどのように実行に移していくかを考える回としました。
(1)開催日時
令和8年2月25日(水)14:00~15:30
(2)会場
和歌山県庁南別館2階「防災対策室」
(3)ファシリテーター
株式会社ワーク・ライフバランス コンサルタント 大畑 愼護 氏
職場のリアルを共有するアイスブレイク
冒頭では、『入社1年⽬が「この会社ヤバいかも」と思う瞬間は?』をテーマに
それぞれが経験してきた・イメージする「職場の当たり前」について共有しました。
・入社直後の戸惑い
・相談しづらい雰囲気
・昔から続く慣習
・声をかけてもらえることの安心感
学生と企業の双方から率直な意見が出され、
立場の違いによる認識のギャップや、共通する課題が見えてきました。
暗黙のルールを問い直すことの重要性を改めて確認する時間となりました。

宿題の共有から、課題を深掘りする
これまでのワークショップを受けて、参加企業による取組の共有が行われました。
例えば、
- 紙で運用していた請求書の一部をデータ化する取組
- 管理職のマネジメント手法を見直し、対話と自己受容を重視する体制へ転換する取組など、
それぞれの現場での具体的な変化が紹介されました。また、
- 現場の声を丁寧に聞くためのヒアリングを工夫
といった制度だけでなく「意識」や「関わり方」に着目した実践も共有されました。
小さな一歩であっても、実際に行動に移すことの意義を参加者全体で確認しました。

改革を進めるための「巻き込む力」を考える
後半では、職場改革を進める際に直面しがちな疑問や懸念にどう向き合うかをテーマにグループワークを実施しました。
- 「特殊な事情がある業界では取り組めないのか」
- 「生活残業する社員にどう理解を促すべきか」
- 「若いうちは残業し、経験を積むべきか」など、
実際の現場で想定される問いに対し、それぞれの立場から意見を出し合いました。
理念を掲げるだけでなく、説明責任を果たしながら実行に移していく視点の重要性を学ぶ機会となりました。

和歌山で働く未来を考える 対話から生まれた職場の10か条
本ワークショップでは「働きたい職場」「働きたくない職場」について本音で意見を出していただきました。
学生の視点、企業の視点。立場は違っても、共通していたのは“よりよい働き方を望んでいる”という思いでした。
その声をもとに、整理したものが「和歌山で働く未来を考える 対話から生まれた職場の10か条」です。
この10か条は正解を見るものでもなく、誰かを評価するためのものではありません。
最終回では、これまでの対話や実践事例を振り返り、
10か条を“理念”にとどめず、現場で育てていくことの大切さを共有しました。

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グラフィックレコーディングで見える化
当日の議論の内容は、グラフィックレコーディングによって可視化しました。
言葉や写真だけでは伝わりにくい参加者の気づきや対話の流れが、イラストとキーワードで整理され、
振り返りや今後の検討につながる記録となっています。

【グラフィックレコーディング作者:mozu】
まとめ
全3回を通じて、立場や世代を越えた対話から、小さな行動変容が生まれました。
参加者たちは一人ひとり、色々な課題はあるけれど、それでもできる”小さな一歩”として行動宣言を行いました。
今後も、地域全体で働きやすい職場環境づくりを進めていきます。




和歌山版10か条 (PDF形式 749キロバイト)