南葵音楽文庫(なんきおんがくぶんこ)

南葵音楽文庫 ニュース・トピックス

   最終更新日:平成30年11月21日

9月2日開催

9月2日開催

紀南講演会&演奏会
9月15日開催

9月15日開催

演奏会&シンポジウム

南葵音楽文庫とは ~数奇な運命を生き抜いた世界屈指の音楽コレクション~

音楽の殿様ー徳川頼貞のコレクション

 南葵音楽文庫とは、紀州徳川家第16代当主徳川頼貞(1892-1954)が、主に大正時代に私財を投じて集めた、西洋音楽書や楽譜などのコレクションを指します。イギリスの音楽研究者W.H.カミングス(1831-1915)の有名な蔵書(カミングス・コレクション)が文庫の中核を成し、最初期の活版印刷書籍やベートーヴェン、ベルリオーズの直筆譜など数々の貴重資料が含まれます。

 頼貞が東京・麻布飯倉に建てた我が国初の音楽専用ホール「南葵楽堂」に併設された音楽図書館に所蔵されていたコレクションは、関東大震災やその後の財務危機の影響で頼貞の元を離れましたが、様々な曲折を経ながらも大きな散逸を免れて継承され、現在は公益財団法人読売日本交響楽団が所有しています。

徳川頼貞

徳川頼貞

南葵楽堂
南葵楽堂
西洋における最初期の印刷書籍
西洋における最初期の印刷書籍

和歌山の地に辿り着いた紀州徳川の魂

 頼貞の没後に追加されたものも含めて総資料数約20,000点にも及ぶこの素晴らしいコレクションの全てが、2016年に読売日本交響楽団から和歌山県に寄託されました。

 寄託契約の内容は、読売日本交響楽団が所有している南葵音楽文庫の保管を和歌山県に移し、和歌山県の管理下で文庫の活用を図るというもので、2017年4月から和歌山県立図書館において資料の整理と調査研究が始まりました。同年12月には、和歌山県立博物館で特に貴重な資料約100点が特別展示されるとともに、和歌山県立図書館で整理が済んだ資料の一部が一般公開されました。

 紀州徳川家が紀州藩主となってちょうど400年の節目を迎える2019年の冬には、ほぼ全ての南葵音楽文庫資料が和歌山県立図書館で閲覧できるようになる予定です。

南葵音楽文庫寄託契約調印式
寄託契約調印式(2016.12.2)

南葵音楽文庫閲覧室
 県立図書館

南葵音楽文庫閲覧室 (2017.12~)

南葵音楽文庫閲覧室
県立博物館企画展(2017.12~2018.1)

南葵音楽文庫の今後

 和歌山県は、今後、紀州徳川家にゆかりある西洋音楽資料の殿堂という新たな文化拠点を和歌山県に築くことで、地域文化のブランド力向上と県民の皆様の郷土愛醸成に繋げたいと考えています。また、世界的価値のある音楽書や楽譜等の公開を通して国内外の音楽研究に寄与するだけでなく、南葵音楽文庫の寄託元である読売日本交響楽団と連携し、講演会やコンサート、シンポジウム等を通して、文庫の普及と文化振興を図って参ります。

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