令和3年和歌山県地価調査

・ 県全体の平均変動率は、住宅地は平成3年から31年連続、商業地は平成4年から30年連続の下落である。

・ 平均変動率の下落率が、住宅地は横ばい、商業地は拡大した。

・ 価格上昇地点は、住宅地は昨年の4地点から2地点に減少し、商業地は昨年の3地点から地点なしとなった。

・ 価格上昇地点があるのは、住宅地で9年連続である。

・ 和歌山市の商業地の平均変動率が、2年連続で下落した。

1 全体

[調査地点数:213(うち林地、選定替え地点を除く全用途継続地点数:202)]

・ 全用途の平均変動率は△1.3%で、平成3年から31年連続の下落である。

・ 下落率は、昨年9年ぶりに拡大したが、本年は昨年と同じ△1.3%で横ばいとなった。

・ 前年からの継続地点202地点のうち、価格が上昇した地点は2地点、横ばいの地点は30地点、下落した地点は170地点となっている。

2 用途別

(1)住宅地

・ 平均変動率は△1.4%で、平成3年から31年連続の下落である。

・ 下落率は、昨年9年ぶりに拡大したが、本年は昨年の△1.4%から横ばいとなった。

・ 価格上昇地点は、2地点(印南町1、串本町1) で、価格上昇地点があるのは9年連続である。

・ 価格上昇地点は、津波被害が懸念される紀中・紀南地方の高台の地点である。

・ 価格横ばい地点は、18地点(和歌山市11、田辺市3、岩出市2、白浜町1、串本町1)である。

(2)商業地

・ 平均変動率は△1.2%で、平成4年から30年連続の下落である。

・ 下落率は、本年は昨年の△1.1%から2年連続で拡大した。

・ 価格上昇地点は、昨年3地点から、8年ぶりに上昇地点はなかった。

・ 価格横ばい地点は、11地点(和歌山市9、田辺市2)である。

・ 和歌山市の平均変動率は、本年は△0.5%で、昨年の△0.1%に引き続き2年連続で下落し、下落率が拡大した。

(3)工業地

・ 平均変動率は△1.2%であり、昨年の△1.4%より下落率が縮小した。

(4)参考(平均変動率の順位)

・ 都道府県別の本県の全国順位(変動率が高い順)は、住宅地が42位(昨年37位)、商業地が28位(昨年26位)である。

・ 近畿地方(2府4県)の中では、住宅地は6位(昨年5位)、商業地は6位(昨年6位)である。

地価調査資料

〇令和3年和歌山県地価調査の基準地の標準価格等

その他資料

平成25年から付近案内図を廃止しました。個々の基準地の位置情報については、国土交通省の標準地・基準地検索システム(外部リンク)(全国)(外部リンク)、または和歌山県地理情報システム内の地価調査・地価公示調査地点地図で確認できます。

・ 附録

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