知事記者会見 2026年4月6日
知事記者会見
記者会見での発表事項等を紹介します
2026年4月6日 記者会見室
第49回全国育樹祭実施計画の策定及び式典行事等公募参加者の募集について
新年度になりまして、第1回目の会見です。発表事項は2つございます。1つ目は、第49回全国育樹祭実施計画の策定及び式典行事等公募参加者の募集についてです。令和8年11月の第49回全国育樹祭開催に向け、令和7年3月に策定した第49回全国育樹祭基本計画をもとに、各行事のプログラムや内容、会場設営、運営体制等の実施に関する計画を記した第49回全国育樹祭実施計画を策定しました。また、第49回全国育樹祭の式典行事及び併せて開催する全国緑の少年団活動発表大会に、一般の皆さんに幅広く参加いただくため、公募参加者の募集を開始します。公募期間は4月13日から5月22日まで、募集人員は式典行事が200人、全国緑の少年団活動発表大会が100人となっています。式典行事は、橋本市出身で俳優の溝端淳平さんや和歌山市出身で声優の小西克幸さんなどをはじめ、りら創造芸術高等学校や和歌山児童合唱団など、県内の学生の皆さんも多数出演いたします。全国育樹祭の開催まであと7ヶ月ほどとなりました。これからますます盛り上げていきますので、皆様の多数のご応募よろしくお願いします。
入札制度の一部見直しについて
2つ目が、入札制度の一部見直しです。近年の物価上昇等によりまして、建設工事の工事費は令和2年に比べ約1.2倍となっており、この実情に合わせるため、入札参加可能ランクの発注基準額を引き上げます。また、総合評価落札方式の評価基準について、2点見直します。1つ目は、これまで評価対象外としていたロードコーン等の仮設資材や紀州材を使用した製品を評価対象に加えることで、県産品利用や紀州材の利用を促進してまいりたいと考えております。2点目は、土木一式Aランク工事では工事成績が上昇していることから、高得点の優秀な技術者の成績を適切に評価し、工事の品質向上を図るため、配置予定技術者の工事成績平均値の評価基準の上限を引き上げます。詳しくは別紙をご覧いただきたいと思います。なお、これらの見直しは、令和8年6月1日以降の入札公告を行う工事から適用してまいります。
質問と回答
読売:項目外ですが、中東情勢の悪化に伴う県内経済への影響についてです。前々回の会見でもお尋ねしまして、その際に、欠かさずウォッチしながらどういう対応をとっていかないといけないか注視していくとおっしゃっていたと思うのですが、その後2週間が過ぎて、現在の影響をどのように把握されているのかと、今後何か策を講じることがあれば教えてください。
知事:中東情勢は、非常に緊迫したまま、いろいろ起こりながらですが、ずっと同じような形で推移しているということで、原油の供給の不安定化という面では、原材料の供給制限など調達に支障が出始めている状況です。それは、前も同じような形だったと思います。原材料価格の上昇という意味では、ガソリン価格は国の補助によりまして、イラン情勢前よりも高いものの少し下向きになっている傾向があると思います。対策としましては、県融資制度のメニューによる資金繰り支援を前からやっておりましたが、3月30日に県内金融機関に対しまして、事業者への資金繰り支援について、事業者に寄り添った対応を要請しているところです。いろいろな影響という意味では、製造業におきましても、同じように長引いておりますので、若干の動きが出てくるという感じはあるのですが、まだ在庫で何とか補っているという状況があると思います。ただ、それももうすぐ尽きるところもあるということで、非常に緊迫した状況になっているということをお聞きしております。引き続いて、企業さん方には状況をお聞きしていきたいと思っています。それから、水産業におきましては、重油価格が上昇していることで、船が出せない、出漁を減らさないといけない状況が若干出てきているということで、そういう対応が出てくる。それから、医療機関につきましては、大きな混乱は今のところ無い状況ですが、これも在庫で補っているということなので、これが長引けば、やはり少ししんどいということは聞いており、そういったときの対応を考えていかなければいけないということで、今、対応を考えています。諸々いろいろな影響が出てくる可能性がありますので、常に注視していかないといけないと思っています。
読売:水産業で船が出せないということをおっしゃっていましたが、もう少し具体的に、どういうような船が、どれぐらい影響があるのですか。
知事:一番たくさん重油を使うのは底びき(網漁業)とかそういったところだと思います。具体的に詳しい状況は私の方では把握していないのですが、担当の方では把握していると思いますので、また詳しい情報はそちらへ持って行かせてもらいます。
NHK:先週、南海電鉄(南海電気鉄道株式会社)がフェリー事業から撤退するということを発表しまして、その件についてお伺いしたいと思っています。一部報道だと、会社側が自治体に対して赤字の補填だったり、船を更新するための費用を求めていたが、自治体がそれに応じることはできないということで、今回の撤退になったという報道もありましたが、改めてこれまでの経緯について教えていただけますか。
知事:令和7年8月ぐらいに、南海(グループ)の方からリプレイス(新造船の建設)の費用に40億(円)以上かかりますということ、それと、航路(運行)の経費の支援、要するに赤字補填も必要であるということが示されたところです。南海グループさんといろいろ協議を重ねてきた中で、例えば、自治体の方からリプレイスに対する貸付とか一部補助とか、そういった支援を示すなり、いろんなことを投げかけました。例えば、中古船を探してみたらどうなのか、そういったことを投げかけながら、ずっと南海さんも一生懸命いろいろ努力していただいたのですが、なかなか適合するような船がなかったり、新たな投資をしても回収見込みがないとか、そういった試算によって、やはり少ししんどいということで、3月30日ぐらいに発表したいということでした。発表することによって、また新たな事業者が出てくる可能性もあるということも考え、発表を止めるわけにはいかないということもありまして、そういう形になったというのが経緯です。
NHK:発表することで新たな事業者が出てくるかもしれないというお話もありましたが、県として新たな事業者を積極的に探していきたいということですか。
知事:私どもができることであれば、私どもが先頭に立ってやっていけばいいのかという話も、南海さんといろいろ協議しながらやっておりまして、この間も会長、社長とも話をしたところでは、こういう形になったが、また声を掛けてくれるところもあるかもしれないし、そういったところを常に探してまいりたいとお聞きしておりますので、私どもとしてもできることはやっていきたいし、南海さんとしてもできることをやっていただきたいとお願いしています。
NHK:できることとして、県が次にする最初のステップとしてはどういうことになるのでしょうか。
知事:特にすることは、今のところ無いです。ただ、付き合いのある、いろんな企業さんなどに声を掛けたりしているのですが、そういったところから始めていかないと仕方がないと思っています。
NHK:今回、もし廃止となった場合の影響の調査などもされたりするのですか。
知事:厳密な調査まではできていないのですが、例えば南海フェリーが止まったときに物流はどうなるのかということで、今のところトラック協会さんとか、いろいろな業者さんにヒアリングなどをしております。そういった中で、今のところ影響が無いということは全然無いので、大変残念な状況になっていますが、大きな影響というか、混乱というか、そういったものが生じないような今の状況だと思っています。ただ、それが本当にそうなのかというのは、まだ確実なところはつかめていないので、しっかりそこら辺を調査していきたいと思います。
読売:先ほどのフェリーのお話に関連してですが、トラック協会などにヒアリングした結果、現時点では大きな影響や混乱は生じないという理解でよろしいですか。
知事:今のところです。全ての業者さんに聞いているわけではないので、実際に(南海フェリーを)使っている業者さんはどうするのですかという話でいくと、道路の方に切り替えますという話は伺っています。でも本当は繋がっていた方が良いということは聞いていますので、今のところはもし止まった場合はどうなりますかということをそれぞれ聞きながら、それでどのぐらいの影響が出ますかという話も聞きながらやっていきたいと思っています。なかなか影響が無いとはならないので。
読売:発表項目外ですが、岸本前知事が亡くなってから4月で1年になります。宮﨑知事は岸本県政を引き継ぐということで県政を進めてこられたと思います。改めて、今の受け止めなどあれば教えてください。
知事:昨日、伊太祁曽神社の木祭りに行ってきたのですが、去年、岸本知事が来られていましたという話をお聞きしたり、その後、アルテリーヴォ(和歌山)のキックオフイベントがあって、去年、岸本知事はこんな話をしていましたよとか、そういった話をお聞きするにつれ、非常に悲しい思いをいたしました。あと10日ぐらいで1年が経つと思いますが、本当にあのときのことを今でも鮮明に覚えている状況で、自分の中の決断はもう少し先になったのですが、岸本知事の後を引き継いで頑張ろうと思ったのが、もう本当にこの間のことのように思い出されます。本当に十分引き継げているのかどうかというのは非常に疑問ではありますが、初心に帰ってというか、また1年生に帰ってしっかりと戒めにしながら、一生懸命取り組んでまいらないといけないと、思っているところです。



資料1(PDF形式 17,062キロバイト)