知事記者会見 令和3年11月16日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和3年11月16日 知事記者会見

令和3年11月16日 記者会見室

令和3年秋の叙勲・褒章伝達式について

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 発表事項や話題事項はあまりないのですが、発表事項その一は、令和3年秋の叙勲・褒章の伝達式を、お手元の資料にありますような日程で行いますので、どうぞよろしくお願いします。

 (資料の)(1)は、毎年、県庁で伝達をすることになりますが、(2)は、大体は、霞ヶ関へ行って、各省から伝達していただいて、最後は皇居に皆さん行くという段取りですが、去年もそうでしたが、今年も各省の伝達式をしないので、それぞれの県でやっていただけませんかというお願いがあったので、11月22日にやりましょうということにいたしました。そういうバックグラウンドがあります。

知事監視製品の新規指定をします

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 知事監視製品の新規指定をいたします。新しく来られた人で、なんのこっちゃと思われる人はいますか。その方は手を挙げてください。もう分かっていますか。

 それでは、分かっている前提で、知事監視製品を新しく指定しておかないとまた困るので、次のようなものを指定いたします。一枚目にあるように、購入者も、ちゃんと誓約書を出して買って、その誓約書に従って、これは吸引をしたりしませんと約束しているわけですから、それを破ったら、過料5万円以下の罰則に処せられます。

 皆さん、ぜひ、こんなものに手を出さないようにして欲しいということです。

日本で初めて和歌山からベトナムに温州みかんを輸出!

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 その次は、話題事項ですが、日本で初めて、ベトナムに温州みかんを輸出できることになったので、日本で初めて、和歌山からベトナムに輸出するという式を行います。みかん輸出出発式として、11月28日の10時半から、JAありだの中央選果場で行います。ベトナム大使、県選出のお世話になった国会議員の方々、農水省の幹部の方もお越しくださいます。ジェトロの理事長も来てくださるようです。

 これは、ようやく解禁されたので、これからどんどんベトナムに輸出しようというふうに思っていますが、今年は、新型コロナですから、例えば、私も含めて食品流通課系統の職員が、ベトナムへ行って売りまくるわけにはいかないので、どうしようかと考えて、まずは出発式をして、輸出をして、現地で、ベトナムのお役所なんかにお願いをして、要人とか関係者とか、要路にサービスで配って美味しいのを味わってもらおうというのが今年は一つありますが、そうこうしているうちに、やっぱり売ってあげるというような方も出てきたので、(資料の)2の(1)にありますように、ホーチミンの現地高級スーパーマーケットなどで販売することになりました。

 PR活動は、ジェトロとか大使館とかの方にもご協力いただいて、大いにアピールしていきます。今年は2トンで、もっともっと増やしていきたいというふうに思っています。

「紀の国わかやま文化祭2021」~今週の注目イベント~

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 その次は、残り少なくなってきましたが、紀の国わかやま文化祭の今週の注目イベントです。閉会式があるのは、ちょっと寂しい気がいたしますが、その他に、最後の週末にかけて、ここを見逃したら駄目よというようなイベントが目白押しなので、今週だけのものについては、大きく載せています。

 ずっとやっているのは、後ろの方に一覧が載っています。中ほどの紙に、テレビ放送やウェブ配信のスケジュールを書いています。特に、テレビ和歌山さんやNHKさんに協力していただいて、テレビなんかでもどんどん出てくるので、見逃したら、テレビでもう1回見ることが結構できるようになっています。文化祭ホームページでも、ウェブ配信をガンガンやっていますので、ぜひ見て欲しいと思います。私も結構、あちこちへ行かせていただいて、それぞれのところで感動を覚えています。

『コロッケの旅うた~和歌山編~』 出演者 知事表敬訪問!!

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 次は、『コロッケの旅うた』の和歌山編が、全国で二番目で、和歌山を題材にして行われることになりました。インターネットで配信されますが、実際に配信されるのは、12月11日から26日までの全国配信です。

 コロッケさんと田川さんが実際に番組の中に出てきますが、その前提として、コロッケさんと、演出兼プロデューサーの門田さんが知事室を訪問してくれます。その時にいろいろ対話をして、それもひょっとしたら番組の中にちょっと入れてくれるのかもしれないというぐらいの感じです。

 11月19日の金曜日に、11時からお越しになるということで、大歓迎です。

 以上です。

質問と回答

産経:先日発表があった、ベトナムへの温州みかんの輸出の件ですが、農水省に確認したところ、今年度に輸出できるのは和歌山だけということで、先行者利益という点からも、かなり有利な状況なのかなと思っています。和歌山県として、いつからどんな経緯で輸出への取り組みをしてきて、第一弾に決まった形になったのですか。

知事:輸出については、私が知事になってから、海外輸出だと言って、農産物をガンガン売りましょうということに力を入れてきました。ただ、残念ながら、多くの国においては、検疫があって輸出できないものが、ものすごく多かった。従って、この10数年間、農水省に、何とか交渉して検疫を外してもらって(輸出を解禁して)いただけませんかと、ずっと言ってきました。(その結果、)具体的に言うと、アメリカやオーストラリアに柿とか、ベトナムにみかんというのが、だんだん出てきたわけです。

 それで、せっかく開けてくれたので、それっと言って頑張ろうというのが今の姿で、和歌山県はずっと努力をしてきたので、用意万端というかやる気十分で、ずっと待ち望んでいた話です。従って、開いた瞬間にそれ行けと言って、今回、このように輸出することができたというのが正しいと思います。また、日本ベトナム友好議員連盟の会長が、確か二階代議士なので、二階先生も随分働きかけをしていただいたのではないかというふうに思います。

 ベトナムとは、和歌山県もずっと仲良くしていて、食糧農業省(正しくは、農業農村開発省)と覚書を結んだりしています。そういういろいろな過去の積み重ねが、今回きたかなというふうに思っています。ただ、これは日本の制度なので、和歌山のものだけ解禁というわけではないので、他の県のものも同時に入るはずですが、我々がずっと努力をしてきた、逆に言うと、意識してずっと待ち焦がれていた話なので、早く輸出ができたということです。

NHK:東北大学の研究グループが、地球温暖化によって海面上昇することから、これが南海トラフの巨大地震で、津波高の上昇幅が引き上がる、2倍以上に達するというふうに、和歌山市で試算されましたが、この見解について知事の受け止めを。

知事:当然、地球が温暖化しますと、海面上昇が予想されますから、津波の高さも高くなるのは当然です。ですから、当然のことを言われただけかもしれないけど、言っておられることは正しいと思うので、我々は、そういうことも参考にしながら、対策をちゃんとしていかないといけない。

 ただ、いつも言っているように、津波というのは、多分、海岸線だけで全部止められません。そう(止めようと)すると、日本中が要塞みたいになってしまいますので、ある程度、勢いを止めながら逃げることを組み合わせて、対策を講じていかないといけないというふうに思うので、対策を講じていく時の前提として、もうちょっとこっちまで来る可能性がありますというようなことは、皆さんに申し上げていかないといけないということでしょう。

NHK:二段階というか、まず、地球温暖化を止める。これは、世界中でやらないと駄目なことですが、第一段階の地球温暖化を止めることについて、和歌山県で独自の考えとかはありますか。

知事:それはありません。和歌山県だけで独自にと言っても、日本だけ独自にと言っても、全世界に影響を及ぼさなければいけないので難しい。和歌山県だけ独自は、もっとありません。だから、日本も協力をして、世界のために貢献していく中で、我々も、できることをやっていくことになるのではないですか。

NHK:できることと言うのは、例えば、県の企業なんかに呼びかけて、二酸化炭素の排出量を抑えるとか、そういうことはやっていく予定ですか。

知事:もちろん、全体としてそういうことはありますが、和歌山県だけ独自にということはありません。

NHK:世界中で、温暖化で海面上昇が進むと、今世紀末には71センチ上昇するというふうになっています。これが実際に起こったら、本当に津波対策を見直していかないと駄目だと思いますが。

知事:ちょっとオーバーです。少し影響が及ぶ津波予想図を発行していますが、それがちょっと外側に広がるだろうし、高さもちょっと増えると思いますが、それによって、抜本的に津波対策や地震対策が変わるわけではありません。ハザードマップの書き直しとかはやっていかないといけないけど、将来の問題ですから、現在、その将来に合わせて地図を書き直してしまうのは、科学的に正しいかというと多分違います。そういうことを念頭に置いて、これからも考えていかないといけないということでしょう。

毎日:新型コロナワクチンの3回目接種のことですが、これまで、概ね打ち終えてから8ヶ月というのが、昨日の晩に、国の分科会で、6ヶ月でも良いという話がありました。県として、そこら辺、3回目について、どのように臨まれますか。

知事:8ヶ月でも6ヶ月でも、そんなに変わりはない。要するに問題は、和歌山県の受入体制は、元々ちゃんとしているはずなので、6ヶ月に合わせて、必要な分だけちゃんと(ワクチンを)送ってくれますかというところの方が、一番大事ではないですか。

 だから、送ってくれさえすれば、かつて全国で一番早かった接種体制が生きてくるわけで、また復活してもらったらいい。同じようなことをやっていけばいいので、別にドタバタすることはないと思います。

毎日:そうしますと、ワクチン次第ですが、来れば6ヶ月でもできる。

知事:それはできるでしょう。前は一遍にやり始めて、今度は段階的にやっていくわけです。前は、65歳以上の人は、「ヨーイ、ドン」で4月から始めた。今度は、「ヨーイ、ドン」の初めに打った人は早めに、後で打った人はちょっと後めになるだけで、それがギュッと(間隔が短く)なっても、前に比べれば、一番初めに打てる可能性のある人は少ない。8ヶ月であっても6ヶ月でも少ないわけだから、別にドタバタすることはないと思います。でも、(国が)ちゃんと(ワクチンを)くれなければ。

毎日:改めて、ちゃんと国の方が回すように、県あるいは広域連合としてお願いされる予定は。

知事:いやいや、それは回してくれるでしょう。くれなかったら言いますが、初めから、「あなた、きっとくれないでしょ」と言うのは、失礼な言い方です。それは、責任を持ってちゃんと回してもらわないといけません。8でも6でも、大した話ではない。

共同:新型コロナウイルスの影響で、紀伊半島大水害の10周年の合同慰霊祭が延期になりました。今、大分落ち着きましたが、年内開催とかのご予定は。

知事:これは、現地の方のお気持ちなんかも、いろいろ聞きました。落ち着いたらまたやろうかという意見もあったし、私もそんな気持ちもありました。だけど、お参りもしてくれたし、ちょうど一区切りついているから、むしろ改めてやって欲しくないという気持ちが、どうも強そうだというのがよく聞こえていて、あえて、それは止めておこうというふうに思っています。

共同:元から予定していたものは、もうないということですか。

知事:そうです。

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