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掲載内容





こどもや若者の声を聴く

 こどもや若者が意見を言いやすい環境、その意見が尊重される環境をつくるため、県では、こどもや若者の声を聴く取組を進めています。
 こどもや若者にとっても、「大人に意見を聴いてもらう」経験は、自己肯定感や社会の一員としての意識を高めるうえで重要なことです。


「“自分の意見が尊重されている”と感じるこどもは、そうでない場合と比べて幸福度が高い」との調査結果※もあります。こどもまんなか社会をつくるには、家庭や地域など、普段の生活の中で大人がこどもや若者の声にしっかり耳を傾けることも大切です。
※(公財)日本財団「こども1万人意識調査」
2025 高校生未来会議
 こどもや若者の意見を聴く取組として、県は今年「2025 高校生未来会議」を開催しました。参加高校ごとに生徒がチームを作り、こどもに関する議題について話し合って施策案を考え、県に直接提案するという初めての試みです。

議題

①こどもや若者の権利の保障 ②「青少年の家」のあり方
③プレコンセプションケア
※若い男女が将来のライフプランを考えて日々の生活や健康と向き合うこと
④高校生の自転車交通マナー

 提案のあった施策案は、県において事業への反映を検討し、こどもや若者の視点に立った施策づくりにつなげていきます。

高校生未来会議の流れ
県立串本古座高校チームの皆さん 「青少年の家」や「自転車交通マナー」など、私たちの身近な事柄に対して考えを表現できると知り、会議への参加を決めました。会議の場は話しやすい雰囲気が作られていて、普段は意見を言うのが苦手なメンバーも「しゃべりやすい」と感じながら話し合えました。他チームの発表から自分たちとは違う視点や考えをたくさん学ぶこともできました。また、自分たちで調査をして問題を深く知ることで、選んだ議題への当事者意識がより高くなった気がします。
 大人に意見を言うことは、私たち世代の誰もが経験した方が良いくらい大切なことだと感じています。「高校生未来会議」が今後も続いてほしいですし、同じような機会が他の場所でも設けられると良いなと思います。
オンラインアンケート

 より多くのこどもや若者が社会に思いや考えを伝える機会を持てるよう、6〜8月末までの期間、県内の小学生〜20代の方を対象としたアンケートを実施しました。
 「高校生未来会議」と同じ4つの議題について意見を募ったところ、約1,000件の回答をいただきました。回答は、県の担当課等で確認し、今後の施策への反映も含めた検討を行っていきます。


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