イベントレポート 「みんなに男女共同参画」提案事業 SDGs暴力を許さない わたしたちにできること

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イベントレポート

講座名

「みんなに男女共同参画」提案事業 SDGs暴力を許さない わたしたちにできること

開催日時

令和5年11月25日(土) 13:30~15:30

場所

和歌山県男女共同参画センター 会議室A

企画・運営

cocoroサポート・ネット「カミーニョ」 (代表 片山 僚子)

内容

 DV被害者自身からリアルな体験を聞くことで、私たちが気づきにくい視点や本当に求める支援等を知り、地域社会としてどのようなことができるかについて気づくことを目的として、講座を開催しました。

 初めに、自身のサバイバル体験をベースに啓発活動を行っている講師の坂本未希さん(DVGs ラボ代表)から、身体的暴力、精神的暴力など、自身が受けたDVの様々な具体例について、リアルな経験に基づいたお話がありました。

 DV被害者の多くは離婚後もPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状が見られ、精神的なケアを受けないまま、就労することは困難であり、実際にDV被害者の就労率は低く、母子世帯の世帯収入も低いというデータがあり、これらの現状で離婚することがDV被害解決のゴールとは言えないことを話されました。

 講師は自身がDV被害者となり、壮絶な経験をしたことから、「DV当事者が責任を持って社会に向けて発信しなければ、社会が向き合ってくれない」という覚悟を持って、DVについての啓発活動をしていると話されました。

 続いて、DV被害者支援の現状等についての話があり、配偶者によるDV被害からの避難・離別への支援だけでなく、離婚後の心的回復支援、子育て支援、就労支援など、多様なゴールに向けたトータル支援の構築が必要であることを話されました。また、私達ができることとしては、DVの被害を受けている人に対して、「それはDVである」ときちんと伝えていくことであり、被害者を支えるために学び、必要な情報を持つことが大事であると話されました。

 その後、参加者を4グループに分け、各自今日の感想や今後自分にできることについて、お茶を飲みながら共有する時間を取り、その内容を全体で共有し、有意義な時間を過ごしました。

 参加者の満足度は非常に高く、「DV被害の実際のお話はとても貴重で、すばらしい啓発活動」「自分でまたできることを探してみます」などの声が寄せられました。また、自身がDV被害者の方も何人かおられ、「私にとっては第一歩かなと思います」と自身の経験から前に向くことができた方もいました。

        講座の様子1  講座の様子2

                        講座の様子      

   

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