すす斑病

すす斑病

病原

Peltaster sp.

特徴

  • 発病部位

果実、枝

  • 伝染源

枝に形成された病斑だと考えられる。

  • 発生生態

春先、枝の病斑の上に形成された胞子が、雨水によって運ばれ果実に感染すると考えられる。

果実への感染は4月下旬から5月上旬頃に始まり、5月下旬以降の感染で発病しやすい。

発病には果実の生育ステージが影響すると考えられ、感染時期にかかわらず6月上中旬から発病する。

  • 多発条件

5月中旬以降の主感染時期に多雨に経過すると多発する。多湿、通風不良、日照不足の園や老木で発生が多い。

防除対策

4月下旬以降10日から2週間おきに薬剤を散布する。間伐、せん定により日照、通風を改善する。

すす斑病の写真
発病果実
すす斑病の写真

枝の病斑

果実や枝の表面に薄墨を流したような病斑を病斑部を拡大してみると
黒い点(胞子の入れ物)が観察される。

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