黒星病
黒星病
病原
Cladosporium carpophilum
特徴
- 発病部位
果実、枝 - 伝染源
枝に形成された病斑 - 伝染方法
春先、枝の病斑の上に形成された胞子が、雨水によって運ばれ幼果に感染する。
感染してから病斑が目に見えるまで約30日かかる(条件により異なる)。 - 多発条件
発芽期から5月の主感染時期に多雨に経過すると多発する。
多湿、通風不良、日照不足の園や老木で発生が多い。
防除対策
- 発芽期から5月が主な感染時期であると思われるので、この期間中10日から2週間おきに薬剤を散布する
- 間伐、せん定により日照、通風を改善する。枝病斑を剪除する

発病果実
黒緑色から黒色の円形病斑ができる。

激しく発病した果実
果皮にひび割れを生じる。

1年生枝の病斑
褐色の病斑ができる。
果実への伝染源となるのでせん定時に切り落とす。

2年生枝の病斑
古い病斑は銀灰色となる。
果実への伝染源となるのでせん定時に切り落とす。