そうか病

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そうか病
英名:Scab
病原:Elsinoë fawcettii(子のう菌)


生態
旧葉の病斑で越冬する。
若い組織ほど感染しやすく硬化すると抵抗性を示すため、新葉では6月下旬、果実では8月上旬にはほぼ停止する。
新葉等にできた病斑からは二次伝染する。
分生子は雨滴に混ざって飛散する。
適温は22~24度と他の菌と比較して低めである。

防除対策
落弁期に行う灰色かび病の薬剤防除で、本病にも登録のある剤を使用する。
多発園での薬剤散布は発芽直後、展葉期、幼果期に行う。
谷間の霧の多い園、日照不良園、通風不良園、窒素肥料過多園などで発病しやすいので耕種的防除に努める。

いぼ型病斑(5~6月の感染)
いぼ型病斑(5~6月の感染)
そうか型病斑(6~7月の感染)
そうか型病斑(6~7月の感染)
葉での発病(いぼ型病斑)
葉での発病(いぼ型病斑)
病原菌の分生子
病原菌の分生子



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