和歌山県における自殺対策の推進基本方針
「和歌山県における自殺対策の推進基本方針」の策定について
1 策定に至る経緯
平成18年10月に「自殺対策基本法」が施行され、平成19年6月に内閣府が同基本法の規定に基づき、自殺対策の指針となる「自殺総合対策大綱」を策定しました。
そして、同大綱で都道府県での自殺対策の計画づくり等の推進が規定されました。
そのため、本県における自殺対策を推進するための基本的な取組方針の策定作業を和歌山県自殺対策連絡協議会での審議を踏まえながら進め、この度策定の運びとなりました。
2 基本方針の主な構成
- 方針の実施期間
自殺対策緊急強化基金の期間が平成23年まででありその成果が現れる期間を考慮し平成25年までの5年間としました。 - 目標
国大綱が、10年で自殺死亡率を20%以上減少させる規定であり、本県では、期間が5年のため自殺死亡率を10%以上減少させる規定としました。 - 自殺対策の基本的な考え方
県民一人ひとりが自殺を考えている人に気づき、専門家につなぎ、見守っていけるよう「こころのつながり」を拡大させること、地域の特性にあった対策を実施すること、和歌山市及び白浜町を「重点対策地域」として対策を進め、自殺対策のモデルを構築し県内市町村に広めていくことなどの5項目で構成しました。