第37回和歌山県人権施策推進審議会議事録

和歌山県人権施策推進審議会

第37回和歌山県人権施策推進審議会
日時 平成25年3月25日(月曜日)午後1時30分から午後3時30分
場所 和歌山市 アバローム紀の国
議題
  1. 人権局の主要事業について
  2. 人権侵害の状況について
  3. 人権に関する県民意識調査及び事業所アンケート調査における調査項目案について
  4. その他
出席委員 岡本委員、家本委員、金原委員、桑原委員、芝本委員、城山委員、中川委員、中田委員、福島委員、村上委員
配布資料
  1. PDF形式ファイル平成25年度人権局の主要事業(PDF形式198キロバイト)
  2. PDF形式ファイル平成23年度人権施策の実施状況(PDF形式248キロバイト)
  3. PDF形式ファイル人権侵害の発生状況(PDF形式54キロバイト)
  4. PDF形式ファイル「人権に関する県民意識調査及び事業所アンケート調査」における調査項目案について(PDF形式16キロバイト)
  5. 人権に関する県民意識調査項目
  6. 人権に関する事業者アンケート調査項目
内容
  1. 開会

和歌山県企画部長挨拶

内容
  1. 議事
議題(1)人権局の主要事業についてPDF形式ファイル資料1(PDF形式 198キロバイト)PDF形式ファイル資料2(PDF形式 248キロバイト)
資料に基づき、人権局の主要事業について、人権政策課・人権施策推進課の両課より説明を行った。
議題(2)人権侵害の状況についてPDF形式ファイル資料3(PDF形式 54キロバイト)
委員 人権侵害の状況についてだが、生活圏別もしくは地方別にみてみるとどのような傾向がみられるのか。DVや児童虐待、あるいは高齢者の虐待が多いといった傾向がみられる地域があるのか。これは啓発のポイントをどこへ置くかということと関連してくる。問題が多い地域があるのなら、そこを重点的に例えばモデル的な事業を推進するようなことがあってもよいのではないか。

事務局

担当課で確認させていただく。
委員 外国人問題に関わる差別事件の内容はどのようなものか。
事務局 県教育委員会への匿名電話での発言の中で外国人を蔑視する発言があったものである。
委員 紀南の高齢者施設で虐待があったと聞くが、人権部局でもそのようなことは把握しているのか。
事務局 施設における虐待については暴力事件であり、県では施設を管轄する福祉部門が責任をもって対応することになるが、人権部局においても人権侵害と捉え、連携して取り組んでいる。
委員 具体的に発生している人権侵害を検証し、それを教材として身近な自分自身の問題として捉えられるよう県民に啓発すべきである。
事務局

今後とも、人権問題を身近な自分の問題として捉えられるような啓発活動を実施していく。

議題(3)人権に関する県民意識調査及び事業所アンケート調査における調査項目案についてPDF形式ファイル資料4(PDF形式 16キロバイト)(資料5)(資料6)
資料に基づき、桑原義登専門委員会議長から説明を行った。
委員からの質問、意見等については、以下のとおり。

委員 調査票の「障害のある人」の表記について、ひらがな表記としてはどうか。
事務局 さまざまなご意見があることは承知しているが、法律でも漢字を使用しており案のとおりとしたい。
委員 「子どもの人権」の調査項目について、「親」を「親(保護者)」と修正してはどうか。また、「教師の人間性、指導力を高める」を「教師の人権意識、指導力を高める」と修正してはどうか。
事務局 ご意見のとおり修正する。
委員 情報と人権について、「インターネットによる人権侵害」を「インターネット上での人権侵害」としてはどうか。また、「インターネット上が悪質商法の」とあるが「インターネットが悪質商法の」とする方が適切ではないか。
委員 「インターネットの書き込みなどで特定の子どもが攻撃される」とあるが、携帯電話による書き込みも非常に大きな問題であるので反映してはどうか。
事務局 ご意見のとおり修正する。
委員 「外国人の人権」について、「外国人が母国語教育や自国の文化を」とあるが、「母語教育や母文化を」と変えた方がよいのではないか。
事務局 ご意見のとおり修正する。
委員 高齢化で一人暮らしの方が多いので、回答者の属性欄に一人暮らしかどうか等の設問が入らないのか。
事務局 家族構成の詳細を聞くのは、専門的分野に任せた方がよいとの意見もあり、案のとおりとしたい。
委員 この調査票が外国人に届くということも考えられるが、対応は何か考えているのか。
事務局 調査票に添付する依頼文書を英語、中国語、韓国語で併記することとしている。
委員 事業所アンケート調査のユニバーサルデザインに関する大項目が削除されているが、前回の調査では、ユニバーサルデザインの認知度などはどうだったか。
事務局 前回の調査で、ユニバーサルデザインについて「知っている」「聞いたことがある」というのは約半数あったが、反面、今後取り組もうとしていることを尋ねたところ、「特になし」が約2割、「無回答」が半数近くあった。
委員 事業所の人権に関する取組の選択肢として、ユニバーサルデザインの項目を追加してはどうか。
事務局 ご意見のとおり項目に追加する。
項目

これら、各委員の意見を参考に決定した意識調査の調査項目については、次のとおり。

PDF形式ファイル人権に関する県民意識調査(PDF形式405キロバイト)

PDF形式ファイル人権に関する事業所アンケート調査(PDF形式420キロバイト)

議題

議題(4)その他

委員からの質問、意見等については、以下のとおり。

委員 デートDV防止について、学校での取り組みに温度差があるように感じられるが、これは中学校や高校の先生の人権感覚によるものが大きいのではないか。他府県では中学高校の先生全員にデートDV防止のための冊子を作成し配付したと聞いている。和歌山県でも先生一人ひとりに冊子が行き渡れば理解も深まると思う。

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