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第2章 紀淡海峡周辺地域の地域交流資源の発掘

2-2 風土・文化の共通性・類似性の現状

2-2 石のランドスケープ
 2-1 でみたように、紀淡海峡周辺には、二つの地層のつながりがみられた。 そして、地層(岩盤)は、それぞれの地域で、建築資材や庭石に利用され、 同じような石のランドスケープを形成している。 また岩盤は、それ自体でも、海岸や渓谷において風景となる。 同じ地層地質であることで、それぞれの地域で共通した景観がみられる一方で、 同じ石材を用いながらも各地域とも景観の独自性を維持している。

和泉層群のランドスケープ
 和泉砂岩は、地元では集落の石積に使われ、淡路の南淡町では石塀の街並が多く残されている。 それら石塀は、阪南市内のものとも多くの共通点をもつ。 また鳴門市の先にみたドイツ橋なども、この和泉砂岩で造られている。

三波川変成岩のランドスケープ
 1 紀州青石による紀三井寺の高い石積み、2 徳島県石井町などの街並に阿波青石が使われている。3 愛媛県佐田岬の三崎町では、畑を囲う石積みがみられる。


ランドスケープ写真
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