和歌山県内大学卒業生等の就職先&県内企業の需要に関する調査研究

公開日: 2024年6月24 日

令和3年度和歌山県データを利活用した公募型研究事業

代表研究者
所属機関 和歌山大学 経済学部
氏名 本庄麻美子
e-mail mamiko@wakayama-u.ac.jp
 

概要

本県の主要大学である和歌山大学の県内出身入学率は約30%に対し、県内就職率が約25%となっており、県外に産業人材が流出している状況にある。県内の大学等と県内企業との雇用のミスマッチの解消に向け、大学生等への的確な就職支援策を検討するため、大学生等が県外就職を選択する要因等を調査分析した。 2022 年3 月及び2023 年3 月に卒業を控えた24名の学生を対象に聞き取りを行うとともに、UIわかやま就職ガイドの掲載企業もしくは和歌山大学キャリアセンターへの来訪履歴のある企業に対してアンケート調査を実施した(配布数326 票、回収数178 票(回収率:54.6%))。 

分析結果

  • 学生への聞き取り調査の結果として、和歌山県内への就職について「最初は「和歌山県外よりは県内就職の方がいいかな」と考えていた」と回答した者が最も多く41.7%であった。一方、最初から和歌山県外就職のみを希望している学生は25.0%であり、残りの75.0%は和歌山県内就職を選択肢の一つとして検討したということが分かった。
  • 企業へのアンケート調査の結果として、和歌山県で実施している大学生対象の新卒採用促進施策で採用に繋がっていると実感のある施策は、「合同企業説明会(和歌山県内対面実施)」と回答する企業・団体が半数と多くあった。ただ、「特になし」と企業・団体の3割以上が回答していることも分かった。
 

研究体制

研究代表者・分担者の別 氏名 所属機関
研究代表者 本庄麻美子 和歌山大学 経済学部
研究分担者 岡田真理子 和歌山大学 経済学部

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