令和8年9月和歌山県議会総務委員会会議記録
令和8年9月和歌山県議会総務委員会会議記録
1 日 時 令和8年9月24日(木)午前9時59分~午前11時34分
令和8年9月28日(月)午前10時3分~午前10時8分
2 場 所 第1委員会室
3 出席者 委員長 三栖拓也
副委員長 岡本安弘
委員 岩田弘彦、新島 雄、佐藤武治、林 佑美、奥村規子
欠席委員 なし
委員外議員 なし
4 概要
午前9時59分開会
●三栖委員長
◎開会宣告 挨拶
◎報告事項 委員の欠席なし
◎傍聴協議 なし
◎撮影許可 4件
◎議 事 議案8件、知事専決処分報告1件、継続審査を要する所管事務調査11件
◎審査順序宣告 会計局、人事委員会、監査委員、選挙管理委員会、議会事務局、知事室、
企画部、危機管理部、総務部の順に審査
◎会計局、人事委員会、監査委員、選挙管理委員会及び議会事務局審査宣告
◎議案等に対する説明要請
●阪木会計管理者、平田人事委員会委員長、田嶋代表監査委員、横畑監査委員事務局長、
和歌選挙管理委員会委員長、和久里選挙管理委員会事務局長及び中嶋議会事務局長説明
●三栖委員長
◎議案等に対する質疑及び一般質問宣告
要望 奥村委員
税外納付書への地方税統一QRコードの導入について、当然考えていると思うが、スマートフォンを利用していない方や高齢の方等についても丁寧な対応をしてもらいたい。反対をするわけではないが、利便性が広がる中で、使えない方が取り残されるということのないようにお願いする。
Q 奥村委員
職員採用試験に合格した人が入職してくれることが大事だと思うが、その点でこれまでの経過の中で対策などしているのか。今、だんだん増えてきているということの要因というのは、何か働きかけが広がったとかいろいろとあると思うがどうか。
A 西野人事委員会事務局総務課長
働きかけについては、従前から大学や就職セミナーで説明を丁寧に繰り返している。それは続けながら最近の若い方に向けてSNSの強化も重点的に行っている。
受験者数の増加については、民間の大手調査会社の調査結果にもあるように民間の採用意欲が一昨年ぐらいからややピークアウトした影響もあるが、受験時期の早期化が全国的に大きな流れとなっており、それに対応するために一昨年から従来の試験よりも早い段階での試験を実施したというところが功を奏していると考えている。
意見 奥村委員
公務員のやりがい、働きがいといったところが広がっていけばよいと思うので、よろしくお願いする。
Q 奥村委員
満18歳以上が選挙に参加できるようになって今年で10年目であり、若年の政治参加に向けて主権者教育等を実施していると思うが、今回の県議会議員補欠選挙における10代の投票率はどうであったか。
A 和久里選挙管理委員会事務局長
今回の県議会議員和歌山市選挙区補欠選挙における18歳、19歳の投票率については把握できていないが、若者への政治参加への呼びかけとしては、要望のあった学校で、実際の投票記載台等を活用し投票を体験できる出前講座を実施しているところである。
また近年では、税務署とコラボして税の使い方とそれを決める議会の議員を選ぶ選挙を関連づけて実施しており、昨年度は49校で2,678名の学生が受講した。
投票率への直接的な因果関係は難しいが、選挙というものを身近に感じてもらえるよう今後とも広報等を続けていく。
意見 奥村委員
選挙権は18歳からとなったが、被選挙権についても18歳への引き下げが必要ではないか。
また、諸外国と比べて日本の供託金は非常に高額である。
和歌山県だけでというわけにはいかないが、そういうことも議論をしていってもらいたい。
●三栖委員長
◎議案等に対する質疑及び一般質問終了宣告
◎会計局、人事委員会、監査委員、選挙管理委員会及び議会事務局審査終了宣告
◎休憩宣告
午前10時17分休憩
午前10時19分再開
●三栖委員長
◎再開宣告
◎知事室審査宣告
◎所管事務に対する説明要請
●三栖委員長
◎所管事務に対する一般質問宣告
Q 新島委員
本会議で、県民文化会館に行く地下道についての話があったが、前に途中で工事をやめたというような話や工事をして倉庫になっているという話があった。見たこともないので知らないが、そのときに悪い話ではないと思った。
地下で県民文化会館と本庁をつないでおけば、そこがもしかすると避難場所にもなる。
本庁から入って県民文化会館の中に出るので、洪水や津波などが起こった際に、水が入ってくる余地がない。
地下道建設の話は、知らないか。
A 真田知事室長
聞いたことがない。
要望 新島委員
うわさかも知れないが聞いたことがあったので、あるかどうか一度確認しておいてほしい。
Q 新島委員
アバローム紀の国の件はどうなっているか。
A 北廣理事
現在、我々の思いとしては、ホテル事業を継続してもらえるようなところがないかということで私も営業活動をしている。
具体的な話について申し上げる段階ではないが、3月末で閉じるということが決まっているので、そこまでにはプロポーザルを実施し、事業者を募り、優先交渉権を得た事業者を決定したいという思いで鋭意、営業活動等準備を進めている。
要望 新島委員
かなり昔からあの地でやってきた事業であり、閉館は何か寂しさを感じる。なんとしてでも継続してほしい。あなたの肩にかかっていると考えている。もし議会が協力することがあれば言ってほしい。
Q 奥村委員
県民の友について、紙質が変わったのは今年からか。それは何か理由があったのか。
A 古久保広報課長
印刷事業者が変わったことにより、従来の紙が手に入らなくなったため、新たな紙になった。
Q 奥村委員
事業者の都合によるものなのか。
A 古久保広報課長
今まで入札していた事業者が応札しなかったため、紙が調達できなくなった。
Q 奥村委員
少し薄くなったと思った。
もう一点、私の周りでも、身近に知事の考えなどを感じることができるので、県民の友の知事メッセージを楽しみにしている。
知事メッセージがあるときとメッセージがないときがあるが、必ずあるということではないのか。
A 古久保広報課長
県民に広く周知すべきような事情があるときや、施策方針などについては掲載する形で進めている。
要望 奥村委員
県民に、知事の考えやいろいろなことをお知らせすべきことはもちろんだが、人間としての知事の思いもあれば、私達もこのように考えられて言われているという話もできる。そういった点でも、できるだけ載せられたらよいと思うのでよろしくお願いする。
意見 岩田委員
関連するかもしれないが、私の後援会連絡所の看板の近くに、知事の看板も立っている。知事が就任して1年ちょっとたったが、岩田さんの隣の人は誰かと時々聞かれることがあり、知事であると回答している。
県民に分かってもらえるよう知事自身がさらに露出する広報の仕方が必要である。僕たちも選挙をするのでよく分かるが、案外、県民は知らないことが多いので、記事を少し増やし、露出を多くしてもらえたらよいと思う。
●三栖委員長
◎所管事務に対する一般質問終了宣告
◎知事室審査終了宣告
◎休憩宣告
午前10時29分休憩
午前10時30分再開
●三栖委員長
◎再開宣告
◎企画部審査宣告
◎議案等に対する説明要請
●三栖委員長
◎議案等に対する質疑及び一般質問宣告
Q 佐藤委員
「継続審査を要する所管事務調査件名(案)」の中にある大阪・関西万博について、結果的には大成功のような形となり、県産品のPRや観光誘致、また、これからも期待できる海外の交流等、本県にも様々な効果があったように思われたが、どのような総括をしているか。
また、その成果について、一時的、一過性にしないことが大事であると考えているが、今後の観光や産業振興にどのようにつなげていく考えか。
さらに、どの程度の成果があったと当局は考えているか。
A 北村企画部長
万博の関係については、知事室の所管となっているため、詳細は分かりかねる。
A 稲内文化学術課長
万博そのものを担当しているわけではないが、今年度から、当課が所管している文化振興事業補助金で、「2025年大阪・関西万博」で和歌山県が掲げたテーマにのっとった万博レガシーを引き継いでいる文化事業や、世界に文化を発信するような人材の育成に寄与すると認められるような事業に対し、支援を行っている。
●三栖委員長
◎議案等に対する質疑及び一般質問終了宣告
◎企画部審査終了宣告
◎休憩宣告
午前10時39分休憩
午前10時40分再開
●三栖委員長
◎再開宣告
◎危機管理部審査宣告
◎議案等に対する説明要請
●三栖委員長
◎議案等に対する質疑及び一般質問宣告
Q 奥村委員
令和8年熊本地震における死者のうち建物倒壊による死者は何名か。
A 花田災害対策課長
令和8年熊本地震における住家被害等に係る死者数については、手元にデータを持ち合わせていないが、倒壊家屋による圧死の人数は、ほぼ確定しているものと思われる。
意見 奥村委員
耐震化は進んでいると聞いているが、町村によっては耐震化率が低い所もあるかと思われる。建物倒壊で亡くなられた方々の原因をつかみ、教訓としてもらいたい。
Q 奥村委員
熊本地震から得られた教訓を生かすということで、一般質問への回答も多いが、この点についてさらに教えてもらえることがあれば聞きたい。
A 河村防災企画課長
熊本地震の教訓としては、委員指摘の耐震化がある。直下型の地震により多くの建物が倒壊したため、耐震化の重要性を改めて認識した。
また、避難所における良好な環境整備について、県では能登半島地震以降、重点的に取り組んできたが、今回、酷暑の中で空調のない体育館に多くの方が避難されたということで、避難所における暑さ対策も新たに認識した。
さらに、今回、被災地に初めて本県のトイレカーを派遣した。初めて被災地で運用をしてみて、清潔な水を確保することの難しさや、平時から関係団体と連携して迅速にし尿処理をしていただくことの重要性などを認識した。
県としては、そのような課題に対して、全庁を挙げて対策を行っていきたい。
また、空調設備、非常用電源の確保については、市町村や県の教育委員会とも連携して、計画的に整備していきたい。
併せて、今回、多くの職員を被災地に派遣しており、そこで得られたノウハウや知見を、市町村とも共有したいと考えている。
要望 奥村委員
今、和歌山県でマグニチュード7.1のような地震が起こったとき、どこがどうなるかを想定した具体的な課題の改善を、住民の方自身にやろうと思ってもらわなければならない。
熊本や能登の状況を見て、ベッドで圧死するようなことがないよう、家の中に設置する耐震シェルターや耐震ベッドを最低限備えることができないか、費用やいろいろなことも含めて検討をお願いしたい。
Q 岩田委員
危機管理部と県土整備部のどちらか分からないが、今、千葉県でかなり川が氾濫している。想定外の水量の雨が降り、私の地元であれば紀の川が大洪水を起こしたような状況である。
その「想定外の雨」という言葉を、何年も言っているが、整備の基本となる想定は変わっていない。
紀の川でいうと、今の整備では本川で洪水を起こすことはないと思うが、本川の水位が上がると水門を閉じるため、和歌山市内で言うと、低い地域は浸水や内水の被害が想定される。
伊勢湾台風くらいの想定をしているかとは思うが、その想定を変える必要性があるかどうかという議論はされているのか、想定を変えるには大変お金もかかるというのは分かるが、聞きたい。
A 河村防災企画課長
内水対策については、県内16市町で対策をされており、内水ハザードマップの作成などが進んでいると聞いている。
対策をどうするかというところに関しては、危機管理部としては県土整備部と連携して、検討していきたいと思うが、想定に関することについては具体的には把握していない。
要望 岩田委員
紀の川と言ったため、そのような答えになると思う。県全体で考えたときに、紀伊半島大水害から15年目の節目になっており、集中した雨に備えてその想定の水準を上げていくことを考えないといけない。危機管理部の所管になるか分からないが、千葉県のような線状降水帯による現象が起こった場合、どうなるのかも想定した方が良いような状況になっていると思う。危機管理部でということではないが、検討するよう要望しておく。
Q 奥村委員
国民保護計画について、私は国の法律から含めて反対の立場であり、武力攻撃が発生しないようにすることが国の最大の政治責任であると考えている。今回の計画変更に伴って追加された福祉サービスの提供、災害対策本部の組織体制の反映について詳しく教えてほしい。
A 大畑危機管理消防課長
まず国民保護計画とは、武力攻撃事態等が発生した場合における県民の避難や救助の方法、県や市町村の実施体制、警報の伝達手段などを定めた計画である。
当計画の中に救援という項目があり、人的・物的などの支援について定められているが、避難先においても、高齢者や障害者などが必要な支援を途切れなく受けられるよう、福祉サービスの提供が追加された。
組織体制については、自然災害や地震が発生した場合、県では知事を本部長とする災害対策本部を設置し、災害への対応を行うこととしており、国民保護においても、これに準じた体制で対応することとしている。今回、災害対策本部の組織改正を行ったことから、その内容を国民保護計画に反映したものである。
Q 奥村委員
災害対策本部の組織改正が必要だと考えた主な要因は何か。
A 大畑危機管理消防課長
令和6年能登半島地震の教訓や毎年行っている訓練において、情報収集体制をどのようにするかが課題となったため、組織改正を行った。
Q 奥村委員
特定利用空港である南紀白浜空港について、タッチ・アンド・ゴーといった自衛隊の離着陸訓練が行われており、白浜の街の上を飛行機が飛んでいるが、飛ばないようにできないか。
A 大畑危機管理消防課長
特定利用空港については、国が自衛隊と安全保障のため訓練を実施しており、また、南紀白浜空港は県土整備部が所管していることから具体的にお答えすることは困難である。
Q 奥村委員
県民の危機管理という意味でも危機管理部の立場として考えてもらいたい。
A 大畑危機管理消防課長
危機管理部として、不測の事態が生じた際には、関係機関と連携し、人命救助や被害の縮小などに対応していく。
Q 新島委員
アンダーパスは和歌山県内に幾つあるか。
A 花田災害対策課長
国土交通省のアンダーパスマップによると、和歌山県内に16か所存在する。
Q 新島委員
アンダーパスに水がたまるような豪雨があった際に、通行止めにするなどの手だては考えているのか。
A 花田災害対策課長
アンダーパスの封鎖等については、県土整備部が所管している。
例えば、和歌山市田中町のアンダーパスについては、自動ではないが封鎖するための扉が設置されていると認識しているが、その他の箇所については、把握していない。
要望 新島委員
所管は県土整備部だが危機管理部の仕事でもあると考える。
ある程度水がたまれば自動に出てくるような門も開発されているそうであるが早急に設置する必要があると考える。
危機管理部として、県土整備部に対して設置の促進を要望してもらわないと困る、県民が命を落とすことがあってはならないと強く要望してもらいたい。
A 中村危機管理部長
委員からの強い要望のとおりである。
災害が発生した際には、どのような課題があったのかを整理しているところであり、その中で要望内容も含めて関係部局と協力していきたい。
●三栖委員長
◎議案等に対する質疑及び一般質問終了宣告
◎危機管理部審査終了宣告
◎休憩宣告
午前11時10分休憩
午前11時13分再開
●三栖委員長
◎再開宣告
◎総務部審査宣告
◎議案等に対する説明要請
●三栖委員長
◎議案等に対する質疑及び一般質問宣告
Q 奥村委員
暗号資産について、法改正に準じた改正ということは理解しているが、改正の目的はどのような内容か。
A 山本税務課長
地方税法の改正に伴い、県税条例も所要の改正を行うというものである。
資金決済の一つの方法として規定されていた暗号資産を金融商品取引法に位置づけ、利用者保護の充実を図るための金融商品取引法等の改正と、暗号資産取引業者による取引内容の税務当局への報告義務の整備を前提として、他の金融商品である株式等有価証券と同様に申告分離課税とする特例が、税法上設けられたものである。
Q 奥村委員
分離課税となる場合の税率について、これまでは50~55%程度であると認識しているが、改正後はどのような税率か。
A 山本税務課長
税率について、これまでの総合課税では、課税所得が4000万円超の最大の税率となる場合は、所得税が45%、地方税では住民税が10%となり、合わせて55%である。
これが分離課税となると、所得税が15%、地方税が5%となる。一般的には、分離課税の方が納税者に対して有利となる。
意見 奥村委員
分離課税の方がより税率が軽減されるということで、暗号資産が優遇される仕組みになることが分かったが、私としては、薦められるものではないと思う。
意見 奥村委員
議員や知事、副知事の給与に関して、今、県民は物価高で大変な状況で、最低賃金も和歌山県は近畿の中で一番低く、一時間最低賃金もやっと上がって1,101円というような状況の中で、知事や副知事を含めて、ここに提案されている給与関係条例の改正については、県民には理解されないのではないかと私は思うので、意見しておく。
●三栖委員長
◎議案等に対する質疑及び一般質問終了宣告
◎総務部審査終了宣告
◎散会宣告
午前11時34分散会
9月28日午前10時3分開会
●三栖委員長
◎開会宣告
◎議案に対する採決宣告
◎議案第105号から議案第107号まで及び議案第110号については、賛成多数で原案可決
議案第108号、議案第111号、議案第121号及び議案第122号については、全会一致で原案
可決
◎知事専決処分報告に対する採決宣告報第4号については、全会一致で承認
◎継続審査を要する所管事務調査宣告 異議なし
◎県内外調査について、令和8年10月28日から10月30日までの日程で実施することを報告
◎閉会宣告
午前10時8分閉会

