平成10年12月 和歌山県議会定例会会議録 第2号(全文)


県議会の活動

議 事 日 程   第二号   平成十年十二月八日(火曜日)
                午前十時開議
  第一 議案第百七十二号から議案第百七十五号まで(知事説明・質疑)
  第二 議案第百四十八号から議案第百七十一号まで、及び報第四号(質疑)
  第三 一般質問
会議に付した事件
   一 議案第百七十二号から議案第百七十五号まで(知事説明・質疑)
   二 議案第百四十八号から議案第百七十一号まで、及び報第四号(質疑)
   三 一般質問
出 席 議 員(四十五人)
     1  番    大    沢    広太郎
     2  番    木    下    善    之
     3  番    小    川         武
     4  番    吉    井    和    視
     5  番    下    川    俊    樹
     6  番    井    出    益    弘
     7  番    藁    科    義    清
     8  番    門         三佐博
     9  番    永    井    佑    治
     10  番    新    島         雄
     11  番    向    井    嘉久藏
     12  番    佐    田    頴    一
     14  番    阪    部    菊    雄
     15  番    西    本    長    弘
     16  番    馬    頭    哲    弥
     17  番    谷         洋    一
     18  番    山    下    直    也
     19  番    高    瀬    勝    助
     20  番    松    本    泰    造
     21  番    堀    本    隆    男
     22  番    宇治田    栄    蔵
     23  番    宗         正    彦
     24  番    橋    本         進
     25  番    神    出    政    巳
     26  番    玉    置    公    良
     27  番    上    野    哲    弘
     28  番    東    山    昭    久
     29  番    尾    崎    要    二
     30  番    野見山         海
     31  番    木    下    秀    男
     32  番    町    田         亘
     33  番    中    山         豊
     34  番    井    谷         勲
     35  番    鶴    田    至    弘
     36  番    森         正    樹
     37  番    村    岡    キミ子
     38  番    新    田    和    弘
     39  番    平    越    孝    哉
     40  番    森    本    明    雄
     41  番    長    坂    隆    司
     42  番    冨    安    民    浩
     43  番    飯    田    敬    文
     44  番    中    村    裕    一
     45  番    松    本    貞    次
     46  番    大    江    康    弘
欠 席 議 員(二人)
     13  番    和    田    正    一
     47  番    和    田    正    人
説明のため出席した者
     知 事     西    口         勇
     副知事     山    下         茂
     出納長     高    瀬    芳    彦
     知事公室長   中    山    次    郎
     総務部長    藤    谷    茂    樹
     企画部長    中    村    協    二
     生活文化部長  大    井         光
     福祉保健部長  小    西         悟
     商工労働部長  上    山    義    彦
     農林水産部長  尾    崎    武    久
     土木部長    長    沢    小太郎
     企業局長    西    浦    昭    人
     教育委員会委員長
             安    藤    精    一
     教育長     小    関    洋    治
     公安委員会委員 中    尾    公    彦
     警察本部長   米    田         壯
     人事委員会委員長
             若    林    弘    澄
     代表監査委員  宮    市    武    彦
     選挙管理委員会委員長
             谷    口    庄    一
     以下、各部局次長・事務局長・財政課長
職務のため出席した事務局職員
     事務局長    新    谷    哲    朗
     次  長    前         晴    夫
     議事課長    佐    竹    欣    司
     議事課副課長  北垣内         敬
     議事班長    松    谷    秋    男
     議事課主査   川    崎    良    雄
     議事課主事   安    井    伸    彰
     総務課長    西    野    光    彦
     調査課長    湯    川         忠
 (速記担当者)
     議事課主任   吉    川    欽    二
     議事課主査   鎌    田         繁
     議事課主査   中    尾    祐    一
     議事課速記技師 保    田    良    春
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  午前十時三分開議
○議長(下川俊樹君) これより本日の会議を開きます。
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○議長(下川俊樹君) この際、報告いたします。
 知事から、追加議案の提出がありました。
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                     財第167号
                     平成10年12月8日
 和歌山県議会議長  下 川 俊 樹 殿
              和歌山県知事  西 口   勇
   和歌山県議会平成10年12月定例会追加議案の提出について
 地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、下記のとおり提出します。
               記
 議案第172号  職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 議案第173号  教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 議案第174号  市町村立学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 議案第175号  警察職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
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  【日程第一 議案第百七十二号から議案第百七十五号まで】
○議長(下川俊樹君) 日程第一、ただいま報告の議案第百七十二号から議案第百七十五号までを一括して議題といたします。
 議案はお手元に配付しておりますので、まず知事の説明を求めます。
 知事西口 勇君。
  〔西口 勇君、登壇〕
○知事(西口 勇君) ただいま上程されました諸議案について、ご説明申し上げます。
 議案第百七十二号から百七十五号は職員等の給与改定に伴う関係条例の改正であり、去る十月十二日に出された県人事委員会勧告を受けて本年四月一日から給与改定を実施するために所要の措置を講じるものであります。
 なお、給与改定に伴う所要の経費につきましては、既定の予算で対応することとしております。
 何とぞ、ご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(下川俊樹君) 以上で、知事の説明が終わりました。
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  【日程第二 議案第百四十八号から議案第百七十一号まで、及び報第四号】
  【日程第三 一般質問】
○議長(下川俊樹君) 日程第二、議案第百四十八号から議案第百七十一号まで、及び知事専決処分報告報第四号をあわせ一括して議題とし、議案等に対する質疑を行い、あわせて日程第三、一般質問を行います。
 29番尾崎要二君。
  〔尾崎要二君、登壇〕(拍手)
○尾崎要二君 師走を迎えて、何かと気ぜわしくなってまいりました。
 この一年を振り返ってみますと、本県にとって大変厳しく、また暗い事柄が多い一年であったと思います。長引く不況の中、昨年の阪和銀行の倒産に続いて、建設業では、本県唯一の上場企業でありました浅川組がバブル当時の影響を受けて会社更生法の適用を申請し、先般、裁判所において法の適用が認められたところであります。一方、新婚早々の教員が、同じく教員をしておりました妻を殺害したことや、全国的に大きなショックを与えた園部の毒物混入事件においても四名の犠牲者を出し、残る方々も砒素の影響について今も心配しておられることなど、許しがたい凶悪事件が発生し、暗いニュースが続いております。事件の一刻も早い全面解決のため、捜査当局のなお一層の奮闘を願うものであります。
 また、政界においても市民の信頼を裏切るような事件が発生しておりますことは、まことに残念でなりません。このような流れを断ち切り、政治、行政の信頼を取り戻し、明るく、素朴で、人情の厚い温かみのある和歌山の姿に一刻も早く戻るために、不況対策や治安の維持に全力で取り組んでいかなければならないと痛感しているところであります。
 先日、ガット・ウルグアイ・ラウンド対策の議員連盟の役員の皆さんやJAの方、南紀熊野体験博のキャンペーンガールの協力を得て、新大阪駅において「和歌山」とネームの入ったはっぴを着て、ミカンの消費拡大キャンペーンを行ってまいりました。そのときにも県外の方より、和歌山さんか、いろいろあるけど頑張ってやと、何人もの人に温かい声をかけていただいたことをこの議場で皆さんに報告をさせていただきたいと思います。
 長い不況のトンネルから抜け出すため、景気回復への対応について、政治、行政、民間と、それぞれ懸命の努力をしているところでありますが、いま少し冷静に考えなければならない時期に来ているのではないかと考えます。バブル全盛期には、右肩上がりの景気はいつまでも続くと国じゅうが信じ、経済のプロである銀行ですら見通しを誤り、手痛いしっぺ返しを食らったわけであります。土地神話も、しかりであります。
 また、その反対に最近では、国においてどんな政策を打ち出しても、その翌日のマスコミの論調で、効果が出にくいと盛んに説明することがあるように思われます。それでは、これからどんな努力をしてもずっと景気の低迷が続くのかと聞きたいと思います。日本の総理大臣を選ぶのにわざわざ外国へ人気投票に行くような見識で本当の経済のことがわかるのか、不思議でならないわけであります。景気がよいのも悪いのも、一つの方向にずっと偏って続いてしまうと信じるのが困るのであります。
 堅実な経営方針で知られる城南信用金庫の真壁実会長の話によりますと、バブルの時代には土地神話、株神話に踊り、無節操な融資を拡大、その後の不動産、株式市場の暴落はそのまま多額の不良債権として今の大手都市銀行の体力を弱めている、その結果、手のひらを返したような貸し渋りと資金回収、日本経済のすそ野を支える中小企業は資金繰りに窮して倒産の憂き目に直面している、今の中小企業、個人を中心とした貸し渋り対策を例えて言うなら、晴れた日に傘を差し出していながらどしゃ降りの雨になったらその傘を取り上げるようなものだと述べられております。
 昨年の今ごろまでは、行政においても行財政改革や財政の再建が常に叫ばれておりましたが、いつの間にか急にカーブを描いて、今では景気対策一点張りになっております。しかし、地方財政の危機についても真剣に考えなければならない時期ではないかと考えます。
 九月議会において同僚の小川議員が、県財政は平成九年度決算が形式上黒字となっているが、減債基金の取り崩しを考えれば実質百億円程度の赤字となっていると指摘し、基金に依存した財政運営は継続しがたいのではと質問をしております。税収の落ち込みや交付税の伸び悩みから、平成十年度においてはさらに収支の差が拡大し、新たな財源の手当てが不可欠になり、平成十一年度では残り三百五十億円の基金をすべて投入してもなお収支差が残り、歳出の一層の削減を余儀なくされていることが予想されております。平成五年度に九百三十億円あった蓄えの基金も年々少なくなり、平成十二年度以降は基金ゼロから予算編成をしなければならないということになり、一日も早い財政構造の改革に本格的に着手する必要があると思います。
 そもそも地方財政は、弾力性に欠けており、機動的な財政政策に対応するには不向きなところがございます。国と歩調を合わせ、たび重なる経済対策を講じてきた結果、公債費の重圧で地方財政が厳しくなっているのは周知のとおりであります。厳しい経済情勢から見れば引き続き積極財政が求められていることはそのとおりでありますが、地方財政を必要以上に活用することは、反省も出始めているのではないかと思います。
 県行政は県民の日常生活に直結しており、事業の継続しての可能性について確たる見通しもないまま積極財政を展開させ、あげくの果てには財政を破綻させたのでは、無責任のそしりは免れないと思います。
 来年度予算編成に対して多くの府県が、財政の体力回復に向けて歳出削減に努めることになると予想されております。今こそ、中長期的な視点に立って地方財政のあり方を見直し、行財政改革に本格的に取り組むべきときであると思います。
 豊かな地方自治体の代表であった東京、大阪、愛知、神奈川などでは、法人二税などの税収の大幅な落ち込みにより次々と財政非常事態宣言を行い、歳出の抑制など、行政サービスの低下を余儀なくされております。本県の場合、大都市圏の自治体と比較すれば交付税依存度が高く、かつ景気変動の影響を受けやすい法人関係税収等の割合が低いことから、県税収入の落ち込みによる財政への影響は相対的に見て軽いと思われるが、毎年のように本県においても公債費が増大しており、あすは我が身であると言わざるを得ません。財政再建準用団体への転落というようなことにでもなれば、それこそ県内の景気に大きな影を落とすようなことになりかねないと考えております。
 平成五年度より箱物で見てみますと、和歌山市内分だけの主なもので、ビッグ愛、ビッグホエール、県立図書館、県立美術館、博物館、新医大、附属病院、わかやま館、万葉館、健康館があり、それらの建設費用は総額で一千五百億円かかっており、建設後の管理運営費は毎年二百億円を超える額が必要となり、使用料等を差し引いても県負担額が八十億円かかっていることになります。そして、この建設費に対する起債の償還についても、ピーク時には百億円を超える返済をしなければなりません。これらの予算措置について考えてみますと、財政に対する危機感がよくわかると思います。
 税収増に対しては、企業誘致や新産業の創設などに力を入れることはもとより、庁内においても民間並みのコスト意識の徹底した啓発も必要であろうと思います。
 例えば、十一月十五日付の日経新聞によると、宮城県は、昨年の四月に開校した県立宮城大学をモデルに、新しい公営事業のあり方を探る実験を始めました。税金に頼らない県立大学を目指す試みです。建設費は二百四十億円。行政には減価償却や金利負担という発想がないから、つい経営感覚が鈍くなる、そこで、大学が独自に貸借対照表や学部別の損益計算書を作成してコスト管理を図る、新たな財源を確保するため、会員制シンクタンクを設立して委託研究やコンサルティング業務にも乗り出したとの記事があり、私も強い関心を持っております。
 来春には、県立医大と附属病院が紀三井寺へ全面移転をする予定であります。大学と附属病院の建設に一千億円の予算がかかり、平成九年度においても大学で三十億円、病院で十七億円もの赤字が出ており、規模が大きくなる紀三井寺では、大学と病院で六十六億円近くの赤字が毎年見込まれるとの予想があり、この赤字はすべて県民の税金で穴埋めをされており、新医大においても県立宮城大学のようなコスト意識を持った発想が必要ではないかと指摘をしておきたいと思います。
 既に、平成十一年度政府予算等に関する重点要望についても取りまとめをしておりますので、年末の予算要望については、本県にとって財政的にも政治的にも有利な予算獲得をするため、知事を先頭に県挙げて全力で取り組まなければならないと思います。
 厳しい財政事情の中で、不況対策やおくれている交通体系の整備を初め、産業の育成、高齢者対策等の福祉施策の充実など、喫緊の課題もあり、難しいかじ取りをしなければならないわけであります。知事には、百八万県民の将来のためにここで強力なリーダーシップを発揮していただき、新しい発想で大胆に、改めるは改め、推進すべきは強力に推進すべきであると申し上げたいと思います。平成十一年度予算を編成されるに当たり、知事の基本的なお考えと財政健全化のための具体的なお考えについてお伺いをしたいと思います。
 西口知事は、和歌山県勢の発展のため年間数十回にわたって上京され、大蔵省や建設省など各省庁に対し、予算要望や中央の一極集中の是正と地方分権を訴えておられます。地方の時代と言われて久しくなりますが、国土の均衡ある発展という観点から、一日も早い地方分権の実現を私も願うものであります。
 また、その考えのもとで和歌山県内を眺めてみますと、国と同様、本県においても施設の都市部への集中が著しいことに気づきます。中でも和歌山市への一極集中は激しく、主なものを挙げますと、県立医科大学、同じく附属病院、ビッグホエール、県民交流プラザ和歌山ビッグ愛、県立体育館、県民文化会館、県立図書館、県立近大美術館等々、枚挙にいとまがないのであります。もちろん、これら公共施設の中でも収用能力が問われる施設、例えばビッグホエール、県民文化会館、図書館などの施設については、都市圏である和歌山市に集中することはやむを得ないところもありますが、しかし、例えば消防学校、警察学校、職員研修センター、家畜保健衛生所など、別に都市部になくてもいい施設まで和歌山市に集中しているのであります。それどころか、こういう施設こそ、人口密集地にあるよりも、自然環境に恵まれ、閑静なところに立地した方がはるかに効果も上がり、用地等のコストの低減にもつながると私は確信するものであります。各郡部のバランスある発展のためにも、今後郡部へ移設されるよう提言を申し上げます。
 ところで、行政当局のイメージの中で、和歌山県を三分割すると紀北、紀中、紀南といったような形になるわけでありますが、この三つの地域の中で海南・海草地方は一体どこに含まれるのか、私は日ごろから素朴な疑問を抱いておりました。どうも海草は紀北地方と紀中地方の線上にあるように思われてならないのであります。
 かつて、衆議院選挙の一票に対する人口の格差が問題となり、和歌山一区と二区の格差を是正するため海南・海草地方がその犠牲となり、真っ二つに分断され、海草郡が和歌山一区から二区へと編入された経緯があります。その後、小選挙区制が導入されてから、今度は新二区ということで海南・海草が一緒になっております。海草郡三町の人口二万八千七百三十六人──少ないといえども、そのときそのときの都合で勝手に動かされてはたまったものでないのであります。
 そこで、当局にお尋ねをいたします。
 県下の郡市単位に振興局が設置をされておりますが、唯一地元に振興局が置かれていないのが海草振興局であります。西口知事の配慮により、先般、海草振興局建設部海南工事事務所が海南市へ設置をされました。関係者の多くは、大変便利になったと喜んでおります。しかしながら、道路整備部門の移設がまだ実現していないのであります。このことについても、あわせて答弁をいただきたいと思います。
 県民の県政への各種アンケートを見てみますと、いつもトップに来るのが道路網の整備であります。本県の道路整備の状況は、このたびの政府要望書にもありますが、二車線道路の整備率が全国平均の五一・七%に比べて三七%と大きく立ちおくれており、二十一世紀の本県の将来を考えるとき、産業、経済の発展、観光や過疎、農山村の振興、県民福祉の問題である高齢化や医療、文化活動など、どれをとっても、その基本となる高速道路から県市町村道までの道路整備の促進が県政の最も重要な施策であると言っても過言ではありません。
 本年二月に策定された長期総合計画においても、県内二時間行動圏構想が取り上げられております。しかしながら道路整備、特に地方の道路整備にとって厳しい状況もあります。財政構造改革や地方分権の議論の中で公共事業のあり方についてさまざまな意見が出ており、道路整備は十分であり、これ以上の投資は必要がないといった不見識な意見や、地方の道路は交通量も少なく、都市部に比べて整備効果が小さいので今後は都市部に重点的に投資をすべきだといった大都市の論理が平気で幅をきかせようとしております。しかし、このような議論は、地方の実情を理解しない、都市部の交通機関に恵まれた人たちの言葉であり、私どもは決して容認するわけにいかないのであります。もし、このようなことが少しでも前を向いて進むのであれば地方の負担が増大し、それでなくても財政の厳しい本県の状況では、私どもが日ごろ切実に要望している道路整備が立ち行かなくなるのではないかと強い危機感を持つのであります。今後、国の道路整備の考え方がどのように向いていくのかしっかり把握し、道路の必要性を国に強く働きかけていかなければならないと思います。
 議会においても、最近では、去る八月に東京で開催された和歌山県道路整備促進大会や九月議会での道路特定財源の堅持に関する議会決議など、積極的に取り組みをしております。例えば、私どもが強く改良を願っております国道四十二号の海南・有田間の渋滞対策でありますが、平成元年から今日まで、この十年間において下津町区間六・一キロに対してついた予算がわずか一億七千六百万円であり、有田市区間においても、十一・五キロについた予算が三億六千九百万円であります。下津町、有田市にとって四十二号の渋滞対策は、地域住民の最大の課題であります。根本的な改良、すなわち四車線化、一部バイパスの工事を進めていくのに大きな予算が必要となってまいります。有田市、下津町、海南市、有田郡の行政、議会が集まり、国道四十二号・有田下津海南間整備促進協議会を設立し、近畿地建や上京をして建設省に対して強力な陳情を毎年展開しておるのも、地域住民の悲願であるからであります。幸い、十年度予算で国直接の調査費が、わずかでありますが、計上されております。国道四十二号における海南・有田間の今後の見通しについて、当局の見解を求めたいと思います。
 あわせて、国道三百七十号線であります。平成五年四月一日に県道海南高野線から国道三百七十号線に昇格をしております。国道昇格に対して関係の市や町においてはスクラムを組み、猛烈な国道昇格運動を展開し、県や国、県選出国会議員へ再三足を運び、その実現に努力をしてまいりました。県道から国道へ昇格すれば一気に改良が進むのではと、大きな期待をかけた運動でありました。しかし、現実は厳しいものでありまして、名前は国道になったけれども、予算においては県道当時より少なくなった時期もあり、期待外れであったとの声すら一部には聞こえてまいります。一日も早い二車線化の改良を願い、国道三百七十号線の野上町、美里町における改良についても、今後の見通しをお伺いしたいと思います。
 道路整備にとって予算の確保と同じように大切な点は、事業のスムーズな進捗であります。行政の透明化や住民参加、事業の必要性などについての説明など、今まで以上に努力をお願いすると同時に、用地買収体制の強化とともに、土地収用法の適用についても積極的に検討する必要があると考えます。このことについても当局の見解を承りたいと思います。
 以上で、一回目の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(下川俊樹君) ただいまの尾崎要二君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 知事西口 勇君。
  〔西口 勇君、登壇〕
○知事(西口 勇君) 尾崎議員にお答えをいたします。
 平成十一年度の予算編成に当たっての基本的な考え方と、財政健全化に向けた取り組みに関するお尋ねでございます。
 議員からご指摘がございましたように、景気低迷による税収の落ち込み、あるいは累次の経済対策による公債費などの増大によって、近年、地方財政は極めて著しい収支不均衡に陥っておるわけでございます。
 議員が分析されておりますとおりに、大都市圏とその他の地域とでは、同じく財政危機と申しましても、その要因には若干の相違がございます。本県においても公債費が急激に増大いたしておりますので、一年ほどのタイムラグはあっても、同じような事態に陥るのではないかという危機感を強めているところでございます。
 他方で、現下の経済情勢への対応、あるいは新たな時代に向けた県勢伸長のための基盤整備、県民生活の安定向上など、厳しい財政事情の中であってもゆるがせにできない喫緊の課題が多数ございます。したがいまして、平成十一年度以降の財政運営に当たっては、県政緊要の課題に適切に対応するために可能な限りの施策を講じていきたいと思いますし、将来にわたって地域の政策課題、あるいは新たな行政需要に十分対応できる弾力的な財政構造を実現していくことが極めて重要であると考えてございます。
 そこで、当面する平成十一年度の予算編成におきましては、基金を最大限に活用しながら県政の優先課題を適切に選択して、予算の合理化、効率化と、思い切った重点化を図っていかなければならないと考えてございます。
 また、平成十二年度以降につきましては、議員ご指摘のように基金がだんだんなくなってまいりますので、その枯渇に伴って大幅な歳出削減が不可欠なものだと考えてございます。より抜本的な財政健全化に向けて、あらゆる経費について全庁挙げて施策の根本にまで立ち返った見直しを行い、先ほど例にございました県立宮城大学のようなコスト意識の徹底を図るなどして、行財政改革の具体的な姿を描いていかなければならないと考えてございます。
 いずれにいたしましても、今後の財政運営は極めて困難なものとなってまいりますので、県民の皆さん方にも十分なご理解をいただきながら本県の将来のために全力を尽くしてまいらなければならないと考えておりますので、議員各位のご支援を賜りますようにお願いを申し上げて、答弁にかえたいと思います。
 以上です。
○議長(下川俊樹君) 総務部長藤谷茂樹君。
  〔藤谷茂樹君、登壇〕
○総務部長(藤谷茂樹君) 尾崎議員にお答え申し上げます。
 海草振興局の海南・海草地方への移転についてと、海南工事事務所内への道路整備部門の移転についてのご質問であります。
 県といたしましては、平成七年度に策定した行政改革大綱に基づいて、住民に身近な行政は住民に身近なところで迅速に処理できる体制づくりを進めてきたところであります。その一環として、平成九年度には海草福祉事務所を海南市内に移転し、本年度から海草振興局を設置したことにあわせて、海南工事事務所を海南市内に設置したところであります。
 海草振興局を海南・海草地域に移転することに関しましては、住民に身近なところで事務を処理することにより県民サービスが向上するという観点と、行政のスリム化を図っていくという行政効率の観点の両面から検討していく必要があると思います。
 また、海南工事事務所に道路整備の機能を付与することにつきましては、関係部局と十分協議してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(下川俊樹君) 土木部長長沢小太郎君。
  〔長沢小太郎君、登壇〕
○土木部長(長沢小太郎君) 尾崎議員のご質問にお答えいたします。
 まず、国道四十二号海南・有田間の渋滞対策についてでございます。
 当面の対策といたしまして、交差点改良工事等を進めるとともに、抜本的な対策についても早期に具体化するよう国に強く働きかけているところでございます。
 交差点改良工事につきましては、昨年度に下津町小南交差点の改良工事を完成し、今年度は、昨年に引き続き、有田市里交差点及び海南市冷水交差点改良工事の用地買収が進められております。
 また、国道四十二号・有田下津海南間整備促進協議会などの再三の要望の結果、今年度、新たに渋滞対策のための調査費が認められ、増大する交通量を抑制するためのTDM施策──交通需要をマネジメントする、総合的に管理するという施策でございますけれども、これの検討とともに、交通容量の拡大を図る抜本的な対策についても検討が進められると聞いております。
 今後とも、地元の関係の方々のご協力をいただきながら、四車線化の早期具体化を国に強く働きかけてまいります。
 続きまして、国道三百七十号です。
 この国道三百七十号は、県内の広域幹線道路網を形成する、南北三軸東西五軸の一部を形成する幹線道路でございます。現在、美里町の毛原から小西間の拡幅工区では、毛原トンネル本体の着手と毛原上地内の改良工事を地元の皆様のご協力を得ながら進めているところでございます。また美里町とかつらぎ町の境界部では、新城工区の拡幅工事が本年度完了の予定でございます。野上町の小畑から下佐々地区間の整備では、野上鉄道の廃線敷を利用した道路として計画し、現在地籍調査を進めております。今後、この地籍調査が進んでいる下佐々地区から用地買収に入る予定でございますので、地元の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
 美里町福田地区の整備につきましては、人家連檐地区を避け、左岸バイパスとして小川橋から新白龍橋までの区間約一・六キロメートルの測量調査などを進めておりまして、早期事業着手に向けて努力してまいります。今後、未改良区間についても集中投資を行い、整備促進に努めてまいります。
 三点目の、工事のスムーズな進捗についてでございます。
 事業の進捗を図るためには、議員ご指摘のように、関係住民の方々のご理解、ご協力と、何よりも円滑な用地取得が不可欠なものでございます。このため、地元説明会の開催などを実施しているところでございますけれども、用地買収体制についても、土木部事業用地取得対策指針を制定して強化を図ってきているところでございます。
 今後も引き続き、土地収用法の活用を含め、円滑な事業進捗を図るための方策に取り組んでまいります。
 以上でございます。
○議長(下川俊樹君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 29番尾崎要二君。
○尾崎要二君 西口知事は、就任以来スリーS、すなわちスピード、シャープ、サービスの三点を掲げて県職員の意識改革を強く訴えてこられております。先ほどもご答弁いただきましたように、あわせてプラス民間並みのコスト意識の徹底もぜひ加えていただくことを強くお願い申し上げたいと思います。
 また、提言ファクス・きのくにホットライン、女性一〇〇人委員会、ふるさとふれあいトークなど、常にアンテナを磨き、県民に対する県政への要望に耳を傾けてこられております。我々政治に携わる者は、常に二つに一つを決断せなければならないことが多いわけであります。そのときに、その決断をするのに、誤りなき決断をしていくためには、やはり常にアンテナを整備して多くの県民の声を聞いておくという姿勢が何よりも大切であろうと思うわけであります。
 そのような中から、知事は県事務所を振興局というような形で改編をされて強化充実してこられたということで、このことは私も大変いい方向というか、大賛成のところであります。そのことがまた各郡部の地域バランスを保っていくことにも必ず寄与するであろうと思うような次第であります。
 そこで、先ほど少し都市部に集中しているという言い方をさせていただきましたので、恐縮でありますけれども、ちょっと改めて数字を申し上げたいと思います。県の行政の本庁、例えば警察で言えば警察本部と、中心が一つしかないものはすべて除いて、また高等学校や警察の交番などは県下各地に適正に配置をされているという考え方を持っておりますので、それらも除いて、また人件費も除いて、そしてそれ以外で、管理運営費だけでどれぐらい各郡市別で違うのかという数字を申し上げてみます。
 例えば各施設の運営管理費は、和歌山市分百四十億円、那賀郡十億円、橋本・伊都地方十億円、有田市・有田郡・御坊市・日高郡二十一億円、田辺・西牟婁四十一億円、新宮・東牟婁十五億円、そして我々の海南・海草地方は二億六千万円であります。こういう管理費、すなわち施設が少ないということではなかろうかなと思ってございます。また、県の職員数を見てみましても、和歌山市で三千二百人、那賀郡で四百四人、橋本・伊都で六百五十人、同じく有田市・有田郡も六百五十、御坊・日高も六百三十、田辺・西牟婁が千名を超え、新宮・東牟婁が五百五十名、海南・海草地方が百三十名でございます。ただ、最近になって、知事の英断により野上町に動物愛護センター、また海南警察署、有田警察署と、それぞれ施設の充実をされていることは大変喜ばしいことでありますけれども、またこれらの地域のバランスが少し崩れているというような点にもなお一層配慮していただきたいということを要望させていただいて、質問を終わります。
○議長(下川俊樹君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で尾崎要二君の質問が終了いたしました。
○議長(下川俊樹君) 質疑及び一般質問を続行いたします。
 33番中山 豊君。
  〔中山 豊君、登壇〕(拍手)
○中山 豊君 けさ、議場に来て議席に着こうとして前を見たら、もう幹部職員が一人も欠けずに座っておられる。中でも、知事の健康な姿に接しながら、ふと思ったところですが、十二月議会というのは、西口知事が選挙に当選され知事に就任されて、ちょうど三年目を迎える議会ですよね。そのとき、知事が議会へ出てこられてされたあいさつに、振り返ってみれば、和歌山市内の投票結果から見たら西口知事にとっては大変厳しい選挙だったという認識を持ってご発言されたに違いないであろうということを思いながら、初心を忘れず頑張ってくれと言うたことを今のようにして思い出したところであります。皆さんも、そういうふうにお受けとめいただいたのではないかと思います。副知事を辞して、知事選挙とはいえ、一年県内を歩いてみた、その結果わかったことだけれどもというふうにして申されたことは、きのうのように思い出されてなりません。その気持ちを常に大事にしながら初心を忘れず頑張ってくれとこの壇上で申し上げたことを鮮明に記憶しているところです。
 そういうことを思いながら、県下の市町村のやる気を引き出し、それを激励するという立場と、さらに国の出方を常に待つのではなくて、和歌山県の独自性を発揮するような県政を創造してもらいたいという願いを込めて、以下、通告に基づき四点にわたってご質問を申し上げてまいります。
 一つ目は、食料・農業・農村基本問題最終答申に関連して、新農業基本法が年明けの国会で提案され審議されることになるであろうと見通しながら、以下質問を続けてまいりたいと思います。
 ことし、台風七号及び十号で受けたダメージは極めて大きかった。これを通して、地域農業がここまで弱体化しているのかということを改めて思い知らされた感じであります。稲が倒されたまま刈り取りもされずに放置されて、穂から芽を出し、刈り取った後にひこばえというのが生えてきて、田のもを緑に覆い尽くしてしまうという状況があります。倒れた稲の株から芽が出てきて、ひこばえのような形で生えているのと同時に、倒れた穂先のもみから芽を発して田植えをされたように田んぼが緑に包まれるという、こういうふうな状況があります。ある田では、刈り取りもされないで、雨が降り、気温が高くなるところから、もみが発酵して酸っぱいにおいが田んぼからにおってくるということさえあったようであります。こんな田んぼを至るところに見受けることができました。
 これらの実態をつぶさに見るにつけて、折しもの食料・農業・農村基本問題調査会の答申に目を流してみたわけであります。実態に照らして思うところを幾つか申し上げたいのであります。
 調査会の会長・木村尚三郎は、議論が大詰めに至った本年五月段階の会議で、いざというときに我々はどうやって自分の身を守るのか、その緊迫感が足りないとして、我が国の食糧安全保障政策の今後のあり方に苦言を述べたと、「農業新聞」で見ました。答申の食糧政策についての目標は、食糧の安定的な供給を確保するとともに、我が国農業の食糧供給力を強化するとしています。よく見れば、国内生産と輸入と備蓄を適切に組み合わせて食糧供給をしていきたいという考えのようであります。国内生産と輸入と備蓄を適切に組み合わせるということであって、世界の食糧需給が中長期的には逼迫すると見ながら、国内生産の生産拡大目標数値を答申では明らかにされておりません。目標数値がないところに具体的な振興策は望めないのではないかと見たわけであります。いわば、これほど弱体化した地域農業を立て直す策は答申を見る限り望むべくもないというふうに私は見たわけであります。それが一つ。
 二つ目は、農村中山間地の対策について、極めて明確でない答申の内容とお見受けしたわけであります。翻って和歌山県の農業を考えるときに、この視点から目を離すわけにはいかないわけであります。さきにも述べたとおり、安定した食糧供給を国産食糧と輸入食糧と組み合わせて確保するというだけで、国内生産体制をいかにするのか、姿が鮮明に出ていないわけであります。農地の総量が将来幾ら必要なのかという基本的なところが浮かび出されていないわけであります。国内生産量が数値として出されてこそ、それに必要な農地面積が割り出されていくというものでしょう。そこが不明確だから、その影響を最も強く受けるのは中山間地域と見なければなりません。
 こうして見ると、和歌山県農業は、新農業基本法に何を期待していいものなのか、明確でないわけであります。一九九〇年の農業センサスを見ても明らかなように、農地放棄率──耕しもしない、物をつくらないという、農地を放棄している率は、中山間地域に多く進んでいるというふうにあらわされておるわけであります。もちろん、この答申を得て、政府は新農業基本法の具体化に取り組まれるのであろうけれども、答申を見る限りでは、以上申し上げたとおり、大変心もとない話であります。県は、この最終答申を受けて、先月、農政フォーラムを開くなど、それなりの姿勢をうかがわせる取り組みもされていましたけれども、何か期待するものがあったのでしょうか。
 新農基法が本県農業にとってどうなのか。期待するとしたら、どういうことなのか。冒頭に述べた、地域農業の弱体化した状況に再建の望みを持つことができるのかどうか。このまま推移すれば、木村会長が申されているとおり、いざというとき我々はどうやってみずからの身を守るのか。言いかえるならば、どうやって食っていけるのか、食糧についての不安をどう取り除いていくのか、本県農業の基本に係るところについてお伺いしたいわけであります。
 次に、環境問題として通告しているわけですが、海を埋め立てたり山を削ったりするたぐいの問題とは異なり、ここで取り上げようとするのは、倫理的、道徳的というか、人間のマナーにかかわる観点からの発想で提起をしてまいりたいと思います。
 現状というか、実態から申し上げましょう。まず一つは、公営の釣り場ではない、だれもが何の制限もない釣り場でのことであります。残ったえさを放棄したり、釣り途中にこぼしたえさの片づけをしないで、それが腐って周辺地域に悪臭を充満させるというふうなこと。釣り糸をみだらに放置し、野鳥の足や体に巻きついて生命を絶つ原因ともなっているような日常茶飯の姿、弁当の食べ腐しやナイロンの袋をみだりに放置したり、あまつさえ係留している船舶に用便をするなどという、考えも及ばないようなことが起こっているようであります。これは、海に係留されている船にだけ許されていいものではないと思います。
 次に、夏場に多くの人が山間地の渓流に涼を求めて入ってきます。ここでも、さきに述べたようなことがなされているわけであります。これのみか、民家の庭や軒先に確保している薪を抜き取って炊飯に利用したり、あまつさえガスボンベを抜き取って使ってそのまま放置して帰るなどという、とんでもないことが起こっているわけであります。
 十月十日、貴志川町で貴志川清流サミットが開かれました。これは以前に開かれた全国ほたるサミットの発展などと同じものでしょうが、貴志川流域にホタルの飛び交う環境復元を願ってのことと受けとめたわけであります。やがて、ここに結集した関係自治体の皆さんは力を発揮していくことになるのでしょうけれども、これら自治体や住民の努力を支援する立場から、県は、環境基本条例をより中身のあるもの、実効性のあるものにしていくための努力をすべきではないか。そういう県の努力が関係自治体の皆さんのやる気を起こさせ、地域住民の県政への期待と結集力を強めていくことになるのではないかと思われますので、そのあたりに踏み込んだ答弁をお願い申し上げたいと思います。
 次に、道路問題であります。例によって、欠かさず取り上げる道路問題の一つであります。
 四百二十四号は、さきの議会で厳しく問いただしました。用地問題に話がつき、契約さえ済ましているのに、何ゆえ着工できないのか。その後の取り組みをつぶさに見ていくことにして、今回は県道海南金屋線整備についてだけお尋ね申し上げます。
 先般、四百二十四号整備につき建設省に陳情を申し上げた折、金屋の町長が、「中山はん、有田の方はかなり進んでまいりました。私たちは、彦ケ瀬を越えて海南、和歌山へとおのずから足が向くのです。おかしなもので、同じ郡内でも海南の方が近くに感じるので、これをしっかりやってもらいたいんや」と申されていました。そんなものかなと思った。有田川の上流域の住民は、有田郡内の湯浅あるいはまた有田市の方よりも、むしろ山を越えて海南の方へおのずから足が向くのが習慣になっているというお話のようです。有田地域の県道海南金屋線、四百二十四号線の整備促進率に非常に高いものがうかがえるのは、そういうものの反映かなと思ったりするわけであります。
 先般来、重根バイパスについて、地元での説明会を持たれたと聞くわけですが、その進みぐあいと今後の取り組みについて詳しくお述べいただきたいわけであります。
 あわせて、さきに申し上げたことがあるけれども、別所、田津原、重根と、朝の出勤時に交通渋滞が激しく、勤め人は始業時まで勤め場所に入れないというような苦情が寄せられているわけであります。今日、交通渋滞に巻き込まれておくれるなど信じられないと、勤め先の管理者、上役からよく言われると言うわけです。その時間帯の交通規制をと言われて関係機関に働きかけてみたこともあるけれども、これは大変困難だと、こういうお話のようであります。これらの事情を思いはかればはかるほどに、この道路の整備促進が急がれなくてはならないと思うわけであります。
 どう見ても時間規制が難しいのであれば、さらに拍車をかけてこの道路の整備促進方を求めておきたいのですが、その事情なり決意のほどをお聞かせください。
 最後に、地場産業の廃棄物処理の問題についてお尋ね申し上げます。
 一年前の清掃法いわゆる廃棄物の処理及び清掃に関する法律の改正に伴い、特にダイオキシン対策についての規制が厳しくなったことに関連して、以前にも日常家庭品業者の自己焼却によりダイオキシン被害を受けている婦人の問題を取り上げたことを思い出しました。これに対する取り組みを要請したことがありました。ともすると、一般ごみ処理に関心が偏り過ぎた感は免れなかったことを反省しながら、きょうは特に地場産業からの廃棄物処理についての県の対応をいま一度確かめておきたいと思います。
 地場産業、中でも日常家庭品業界は、専らこれの対策に明け暮れているというのが実態ではないでしょうか。平成十四年の規制の実行に対応するため、廃棄物排出を減量し、リサイクルを追求しつつも、処理場の建設、最終処分場の確保等、業界だけではどうなるものではないように思われるようなお話をよく聞かされるわけであります。対応する自治体の問題でもあるでしょうが、県としてもこれが業界の活性化にブレーキがかかるようなことがあってはならないと私は思います。対応する自治体の問題のみならず、県はどう支援をなさろうとお考えなのか、お聞かせください。
 とはいえ、廃棄物の処理及び清掃に関する法律が改正され、本年十二月一日施行のことゆえ、当局に実態把握──すなわち、どんな問題が具体的に存在し、発生するのか、あるいはまた発生しようとしているのか、把握されているところにないのではないかと思いますから、今回は提起にとどめておきます。業界の活性化のため支援方を求めるにとどめておきながら、以後、この問題を重ねてお尋ね申し上げ、地場産業の活性化にいささかも陰りを来すことのないようにこの問題が正しく解決されることを望み、お取り組みをお願いして、私の第一回目の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(下川俊樹君) ただいまの中山豊君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 農林水産部長尾崎武久君。
  〔尾崎武久君、登壇〕
○農林水産部長(尾崎武久君) 中山議員にお答え申し上げます。
 新農業基本法についてのご質問でございますが、内閣総理大臣の諮問を受けて検討を進めてきた食料・農業・農村基本問題調査会は、平成十年九月十七日に最終答申を行いました。国は、この答申を受け、新農業基本法案を来年の通常国会に提出し、あわせて食糧自給率の目標、品目別の生産努力目標、農地面積の指標等の検討を進めると聞いてございます。
 中山間地域が大半を占める和歌山県といたしましては、最終答申において中山間地域の維持保全が新しい視点として取り上げられたことは意義深いものであり、平地地域とは異なった観点からの施策の構築を国に対し要望したところでございます。
 また、和歌山県の地域農業の主力である果樹、野菜、花卉等の生産振興にかんがみ、国内農業生産の維持拡大を図る上で、政策目標の設定に当たっては、単にカロリーベースでの自給率設定にとどまらず、園芸作物の振興にも十分配慮されるよう、あわせて要望したところであり、今後とも環境と調和した収益性の高い農業の推進に一層努める所存でございます。
 以上でございます。
○議長(下川俊樹君) 生活文化部長大井 光君。
  〔大井 光君、登壇〕
○生活文化部長(大井 光君) 中山豊議員ご質問の、環境問題における良好な環境条件を守るための工夫についてお答え申し上げます。
 健全で恵み豊かな環境を適切に保全し、将来の世代に引き継いでいくことは、私どもの重要な責務であります。このため、県では、自然と人間の共生の確保を基本理念の一つとした和歌山県環境基本条例を制定いたしました。この条例をより具体化し、実践するために和歌山県環境基本計画の策定を進めておりますが、この計画が実効あるものとなるためには、県民の方々の参加と協力が重要であります。
 このような趣旨のもと、県では新県民運動感動和歌山21の一環としてネイチャーフレンドシップ運動を展開し、自然景観地でのごみの持ち帰りや草木の乱獲の禁止を訴えるため、パンフレットやごみ袋等を配布し、利用者のマナーの向上に取り組むとともに、魚釣り場におけるマナーについても掲示板の設置を行う等、意識向上に努めているところであります。
 今後とも、自然と触れ合い、自然に親しむ思想の普及啓発について、関係部局や市町村と連携しながら、より効果的な対策を進めていきたいと考えてございます。
 以上でございます。
○議長(下川俊樹君) 土木部長長沢小太郎君。
  〔長沢小太郎君、登壇〕
○土木部長(長沢小太郎君) 中山議員のご質問にお答えいたします。
 県道海南金屋線のうち、特に重根バイパスについてのご質問でございますけれども、この重根バイパスにつきましては、測量設計が終わり、用地測量も一部を残し完了いたしましたので、十一月十六日から四回にわたり、地元の関係する方々に工事や用地買収の進め方などについて説明を行ったところでございます。この結果、事業についておおむね了解されましたので、早期に用地買収に着手してまいりたいと考えております。今後とも事業進捗に努力してまいります。
 以上でございます。
○議長(下川俊樹君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 33番中山 豊君。
○中山 豊君 二、三点、ご要望申し上げたいと思います。
 新農業基本法がやがて通常国会に提案をされてくるであろうということとのかかわり合いでのお話をいただいたわけですけれども、その中でも特に中山間地域農業に、答申を見る限り期待できるような趣のご答弁もありました。どんな基本法が提案されてくるのか見守りながらも、特に、冒頭に申し上げましたように、国の施策を待つのではなくて、それを創造的にどう発展させるかというふうな立場で和歌山県農業の取り組みに今後ともご尽力をお願いしたいというのが一つであります。
 二つ目は、環境問題についてのお話です。あれこれと努力はなさってくれているんだろうけれども、実態として実効が上がっていないということを僕はお示しをさせてもらったわけであります。そういうことにかんがみて、一つ踏み込んで、掲示板などを設置をしてというお話もありましたけれども、人の目の届かないところで人間が仕方もないようなことをしでかすというのは、まさに人間の道徳性、倫理性の欠落している部分のあらわれだと思うんですね。そういうふうなことなれば、その人たちのおのずからの行動に期待するということではおぼつかないと思いますので、特にそういうふうに汚され、あるいはまた乱される地域を特別に調査をしていただいて、そういう地域では、掲示板もさることながら、現地を見回るというのかな、監視をして回る、ご指導していただくということにかかわって啓発をしてもらうという対策について、市町村などと連絡を取り合いながらやってみてはどうだろうか。さらには、予算の関係も伴うてくるので踏み出しにくいとするなれば、ボランティアでご協力をお願いするという方法もあっていいのではないか。こういうふうな点を申し上げて、ご検討をお願い申し上げたいと思います。
 やがて来年は熊野体験博だということで全国にアピール、発信をしているわけなんですけれども、裏へ回ってみたら仕方もないようなところもうかがわせてもろうてきたよと、こういうふうな恥ずかしい実態だけはつくりたくないという気持ちからの問題提起でもあります。裏も表もきれいだった、やっぱり和歌山県だったと言うてもらえるような状況をどうつくるか、創造するかと、こういうふうな意味合いで僕の提起を受けとめていただきたいなと思います。
 さらに県道海南金屋線については、用地の問題で買収にかかれるというふうなお話を伺ったわけですけれども、まだそんなには簡単にいくという状況でもなかろうと思う。しかし、道路の問題というのは用地問題が解決したらもう九十何%か解決したようなものだとよく聞かされるわけなんですけれども、用地問題のあれこれについては、ただ単に議会で、早くやれ、早くやれということを当局にお願いするだけが僕らの立場ではありません。地域の発展と活性化のためには当局の皆さんと力を合わせて地域の皆さんにご協力いただく、こういうこともあえてお約束申し上げながら、促進方をお願い申し上げたいと存じます。
 以上です。ありがとうございました。
○議長(下川俊樹君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で中山豊君の質問が終了いたしました。
 これで、午前中の質疑及び一般質問を終わります。
○議長(下川俊樹君) この際、暫時休憩いたします。
  午前十一時十四分休憩
      ─────────────────────
  午後一時二分再開
○副議長(井出益弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
○副議長(井出益弘君) 質疑及び一般質問を続行いたします。
 2番木下善之君。
  〔木下善之君、登壇〕(拍手)
○木下善之君 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
 まず初めに、台風七号等の被害対策について。
 本年九月二十二日の七号台風及びその後の十号台風は近年まれな大きな被害をもたらし、七号台風にあっては田辺市で瞬間最大風速五十一メートルを記録した風台風でありました。その被害額も実に大きく、農林水産関係で二百四十七億円に達しましたが、柿、ミカンを中心に百四十三億円、山の倒木被害九百三ヘクタール、約四十三億円が主なもので、農林漁業者に携わる者として予期しない、また想像以上の被害に対し、大変苦慮しているところであります。
 県が即刻四十億円の緊急対策融資等の対応をされたことは大変結構であり、さらに激甚災害指定、天災融資法の適用に向けて取り組まれ、過日、閣議決定を見たこと等、災害復興に向け望ましいものと考えております。
 さて、お尋ねすることは被害地の造林計画についてでございます。
 森林が本県にとって重要な役割を果たしていることは言うまでもなく、県土の保全、水資源の涵養、保健休養、自然環境の保全等の公益的機能を総合的に発揮し得る森林経営の確立が重要であると認識をいたしております。私も幾つか被害林を拝見いたしましたが、相当樹齢のものが数百本単位で全滅した林地を各所で見受けました。林業者の生の声として、余りにも被害が甚大で木材価格も低迷であり、一方、林業者は高齢と労力不足が相まって、倒木の搬出はもとより改植は困難とされる声が意外に多く、また部分改植など、考えはさまざまであります。確かに、植えつけ後、下刈り、枝打ち、間伐等、造林に要する労力は多大とされ、現在の風倒木の多くは二十ないし三十年生が目立ち、風であおられた完全倒木に至っていない木も製品にならないようで、伐採を余儀なくされるという林地も多くあります。とにかく山への愛着を持たせることであり、被害林地の今後の改植に当たって、事業の採択要件の緩和と補助の増額等を含め、これら被害に遭われた林地の造林をどのように進めてまいるのか、お伺いいたします。
 次に、風倒木の利活用について。
 私の提案でありますが、この際、南紀熊野体験博の予算を拡大し、また国庫補助の要請の検討もなされ、県下の市街地学校あるいは大阪市内の学校へ風倒木を角材にして無償配布することはいかがなものか。あわせて、南紀熊野体験博とのかかわりをPRする等、この無償配布が木の国和歌山から木のぬくもりが伝わっての木工細工に活用いただけないか検討してはどうかと考えます。
 ことしは暗いイメージが続きましたが、新春にはこうした明るい話題を茶の間に、学校に向けてはどうか。大変な労力を要するが、造林に対する意欲の高揚を図る上で少しでも生かせるよう、モデル的でも構想を練ってみてはと考えます。
 以上、倒木の利活用についてお尋ねをいたします。
 次に、緊急融資の申し込みと今後の見通しについてであります。
 水稲、果実等の倒伏、落果は単年度の減収でやむを得ないと思うが、農業共済での対応を強く要望しておきます。また、農業用施設の二十数億円の被害の大半はビニールハウス災害であり、これらの施設の多くは農業後継者が主体を占めているだけに低利の特別融資を活用するものと考えるが、現在の緊急融資の申し込み状況及び今後の見通しについてお伺いいたします。
 なお、貸し出しに当たっては十分な相談窓口となっていただき、格段の対応を願いたく、重ねて要望を申し上げておきます。
 以上、三点について農林水産部長にお尋ねをいたします。
 続いて、橋本市野地内の産業廃棄物問題について。
 県は株式会社日本工業所に対し、本年九月十一日付にて、産業廃棄物収集運搬業の全部の取り消し、産業廃棄物処分業許可の全部の取り消し、産業廃棄物処理施設設置許可の全部の取り消しの行政処分をされました。このことは、今日までの経緯から、また違法性の面でも当然であります。しかしながら、地元地域としては終結したとは思っていないわけで、多くの産廃が盛り土の中に埋まっていると言われ、排ガスの発生、水質汚濁、土壌汚染等につながり、地元関係地域として一日も早く完全解決を望みたいとするところであります。また、本問題を早期に終結させることは行政の責務であろうと考えます。
 以下、順次質問をいたします。
 ダイオキシンの調査結果について。
 まず、ダイオキシンの調査結果については、環境庁がようやく来春にもダイオキシン類の基準を最終的にまとめるとし、一応、中間報告として、市街地の一般住宅地の基準値を土壌一グラム当たり千ピコグラムとし、濃度がこれ以上の場合は土壌の除去や覆土等の対策を必要とするということです。工業所、事業所は別に定めるようであるが。
 さて、県は八月二十八日、現地の土壌中のダイオキシン調査で四検体と浸出水一検体を実施しましたが、その測定結果は、土壌一グラム中において四十三、六十三、三百五十、千七百ピコグラムとなっており、環境庁の暫定指針の千ピコグラムよりはるかに高い数値が出ている点をどう受けとめているのか。また、同一敷地内で大きな開きがあることについてどう判断されているのか、伺いたい。
 県は、今後検討委員会をつくり対応したいとしているが、委員会の設置の時期、あるいは本会での検討範囲についても聞いておきたい。
 なお、浸出水の結果はどうであったのか、また周辺地域のダイオキシン調査を続いて実施されるのかどうかの答弁をお願いいたします。
 次に、ボーリング調査について。
 さきの一般質問において、水質検査の結果を見て、必要な場合ボーリング調査を行いたいとの答弁でありましたが、地元として、行政がされないとすれば、相当経費を要してでもボーリング調査を行い、事実確認をする意見があります。これほど地球環境の保全が今日課題となっており、また行政が進んで地球環境の安全宣言に向け取り組まなければならないとき、県としてボーリング調査をどう考えているのか、お伺いいたします。
 次に、水質検査の結果と今後の対応についてであります。
 十月二十九日の水質検査結果についてどうであったのか、今日まで何回か定期の水質検査が実施されているが、検査結果からその水質についてどう判断をされるのか、また今後定期的に実践するとなればどうお考えであるのか、計画を示していただきたい。
 関係住民の健康調査についてであります。
 過去にも何回か申し上げているように、この中間処理施設が原因で入院あるいは通院者が続出、今日なお家に帰れなくて市営住宅にいるなど、初期の保健所の対応に問題があった。今後定期的に関係住民の健康調査を行うべきと考えるがどうか、お伺いいたしたいと思います。
 以上四点、生活文化部長にお尋ねをいたします。
 続いて、南紀熊野体験博に関して。
 いよいよ、南紀熊野体験博の開幕も百四十日と迫ってまいりました。このことは先輩・同僚議員より質問されており、紀北の者が申し上げることはいかがかと存じますが、お許しを得てお尋ねいたします。
 シンボルパークとしてのメーン会場は田辺市、那智勝浦町が、また奈良、三重両県を視野に入れ、そして関係十六市町村がそれぞれ地域色豊かな多くの体験イベントを催され、ようこそ和歌山へと南紀を満喫していただけるための受け入れ体制も着々と進められていることと存じます。計画資料を拝見いたしますと、それぞれのカラーを出し尽くされるほどに綿密な計画をされていて大変喜ばしく、ぜひ成功願いたいものであります。
 お尋ねすることは、まず今後のPR活動についてであります。
 開催地が世界リゾート博と違って広域で、一般には少し戸惑う傾向にあると思います。細かいイベントが多いのも地域のよさで結構でありますが、十万人の熊野詣など、期間中の見どころや目玉をはっきりさせることも必要だと思います。このPRを今後どのようにされるのか。また休祭日、夏休み等は特に渋滞のおそれがあると予想されるので、できる限り電車、バスといった乗り物をご利用くださいとしたPRが特に必要でなかろうかと考えます。
 交通アクセス、特に交通渋滞の緩和策についてであります。
 交通のアクセスは、電車、船、飛行機等の計画もありますが、会場が広域であるだけに車が大半を占めると予想されます。シャトルバス運行に期待すること大でありますが、田辺のメーン会場はよいとしても、ことしの九月、勝浦会場を見させていただきましたが、主要道路は国道四十二号一線で、しかも主会場が四十二号線沿いとあって、新宮・串本間がうまくいくだろうかと心配いたします。この辺の整理をどうされるのか。休祭日、夏休み等は数キロ離れたところよりバス輸送する考えはあるのか。車は動かず、時間だけ経過したのではダメージにつながりかねないので、その万全な対策について。
 以上二点を生活文化部長にお伺いいたします。
 次に、農林水産物の利活用について。
 海、山、川はいずこの県でもあり、それなりの利活用がなされているわけで、本県の海、山、川、自然、文化等の特色を生かし、旅人の心に残る体験博であってほしいわけであります。
 例えば温暖な農林水産業県として、さきの本県国体の印象で他府県の方が沿道の花木は見事なものでしたと申されたことが私の記憶にあります。自然の中でも花は旅人の心を和ます大切なものと受けとめており、県外調査に参りますと幹線道路数キロにわたりフラワーロードという花木ラインも各所で目につくが、とりわけ花木は全国有数の生産県であります。メーン会場は当然ながらも各沿道の草花はどう計画されているのか、伺いたいのであります。
 また、和歌山丸ごと食べようという食の典で、この際、熊野牛のバーベキューを月何回か定期的に各河川敷を利用して開催し、備長炭を用いて一度に二、三千人規模のものを適正な価格で提供し、松阪肉をしのぐキャンペーンの機会ととらえて実施してはどうかと思うが、いかがなものか。予約の窓口も当然必要であろうと思うが、ヘリコプターでなければカメラにおさまらないというほどの規模でやればこのPRがさらに集客に拍車をかけると思うが、どうだろうか。また捕獲高全国一のマグロも、専門家の実演だけでなく参加者みずからの解体実習と即売という考えはいかがなものか。
 次に林業関係では、さきの台風による倒木が大変多く、材木として販売に供せないものも実に多い。この際、風倒木を体験博に用いることも大切でなかろうか。各沿道の休憩所、施設、あるいは組み立ていすを木取りとしてパンフレットを用いた紹介を行い、家庭で組み立てをいただくような即売も原価でするなど考えて、集材経費、素材の加工経費等、原価はどの程度となるのか検討してみてはどうか。私は、折り畳みの長いす等を一万とか二万とかの大規模で売れないか、そういうことを提案しておるわけであります。そして、車のお客様に二、三組のいすセットを購入していただき、末永く和歌山の香りが各家庭に根づいていただくことを念願する一人であります。これらに関し、伊都振興局も紀北から大の応援をさせていただくとしております。その他、木工細工の用材として各会場で展示即売を行うとされているが、いずれも大規模で行えないだろうかということであります。
 余ったものは一部無償で学校へ配布するとか、また今後の販売に備え、本県の特色を生かしたアイデアを体験博で出し切ってほしいと考えますが、いかがなものか。農林水産部長にお伺いいたします。
 次に、関連広域地域の役割と波及効果について。
 西口知事は、この博覧会は、単に紀南における博覧会だけでなく和歌山県全域の心のリゾートを全国にPRするものだと言われております。開催概要にもありますように、関連広域地域、特に伊都・橋本地域における役割と波及効果をどのようにお考えになっているのか、知事にお尋ねをいたします。
 続いて、今後の地域イベントへの取り組みについて。
 伊都・橋本地域においても、南紀熊野体験博の盛り上がりに合わせて、数年後、紀の川や高野山といった地域特性を生かしたイベント開催への住民の機運が芽生えつつあります。ついては、県として今後こうした広域的な地域イベントへの取り組み計画についてどのように考えられるのか、西口知事の所見をお伺いいたします。
 最後に、道路網の整備促進についてであります。
 国道三百七十一号橋本バイパスの工事着手について。
 過日、京奈和自動車道橋本道路の起工式が行われ、橋本市真土・高野口町大野区間十一・三キロメートルのいよいよの工事着手がなされました。このことは、第二国土軸として大きな役割が果たされるとともに紀北地方にもたらす経済効果ははかり知れないと考え、西口知事のご熱意に感謝し、さらに紀北東・西道路の早期工事の着工と完成に向け積極的な取り組みを願うものであります。
 さて質問は、大阪との府県間道路で本県東部の国道三百七十一号橋本バイパスの用地買収も相当進んでいると聞かされ、また地元振興局にあっては本道路の積極的な推進を図る上でプロジェクトチームを編成し取り組まれている等、体制も整いつつあると考えたとき、一日も早い工事の着手が望まれているところであります。とりわけ、昨今の経済環境からして工事のつち音は地域の起爆剤となり得ると考え、国道三百七十一号橋本バイパスの工事着工時期について土木部長にお尋ねをいたします。
 次に、県道山田御幸辻停車場線の御幸辻地内の未改良区間についてであります。
 旧南海高野線の高架橋周辺であるが、二つの大きな団地に向けての幹線道路とされており、十年近く前よりわずか四十メートル区間が片側通行であります。朝夕のラッシュ時は大きな問題となっており、多くの周辺関係住民が何とか早期開通をと願っておるところであります。昨年二月の私の質問後、今日まで一年十カ月経過の中でどう対処されたのか、ひとつ具体的に説明を願いたいのであります。
 地権者はわずか四件であり、英断をもって対処されるよう申し上げ、土木部長の答弁を求めます。
 以上をもちまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○副議長(井出益弘君) ただいまの木下善之君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 知事西口 勇君。
  〔西口 勇君、登壇〕
○知事(西口 勇君) 木下善之議員にお答えをいたします。
 南紀熊野体験博につきましては、現在、来年四月の開幕に向けまして鋭意準備を進めているところであります。体験博の開催の意義は、南紀熊野地域を象徴的に取り上げることによりまして和歌山県を新しい心のリゾート地として国内外に広く印象づけ、本県全体への継続的な集客力を高めることにございます。したがいまして、今回の体験博は言うならば県全域が会場地でございまして、関連広域地域の市町村におきましてもそれぞれの地域の特色を生かしたイベントを開催していただくなど、全県的な体験博の実現に向けての取り組みをお願いしておるところでございます。
 先ごろ、県内の熊野古道の関係市町村と県によりまして熊野古道連絡協議会を設立し、一体となって熊野古道の魅力をアピールするためさまざまな計画をしていただいておるところであります。
 熊野古道と言えば南の方だけだという認識がございましたけれども、京都からずっと和歌山市も通り、海南も通ってということが最近では認識をされてございます。また伊都・橋本地域におきましても、熊野古道小辺路ルート等を活用した関連イベント等の実施を検討していただいてございます。昔から高野もうでと熊野もうでが組み合わされて行われたという経緯もございまして、伊都・橋本地域から高野、龍神を経て熊野地域へのルートも十分考えられるわけでありますので、この地域にも多くの方々が来ていただけることを期待しておるわけでございます。
 私は、こうしたイベントの開催は地域の活性化と発展につながる有効な施策の一つであると考えてございます。イベント開催への参画を通じて、地域住民の皆さんがさまざまなノウハウを蓄積され、また新たな人的交流の輪を広げられることによりまして、自信と誇りを持って、みずからの手で地域づくりを進めていく契機になろうと考えておるわけであります。
 議員のご質問にございましたように、既に紀北地方でもこうした地域特性を生かしたイベント開催への機運が高まりつつあることは、私もよく承知をいたしております。例えば、北紀高野曼陀羅なども言われておるわけでありますが、地域の活性化を目指す一つの大きな動きであろうと大変うれしく思っておるわけでございます。今後とも県といたしましては、地域の発展につなげるために、広域的な連携協力のもとで地域住民が主体となって実施されるイベントに対しましては市町村と協力して支援を行ってまいりたいと考えております。
 以上であります。
○副議長(井出益弘君) 農林水産部長尾崎武久君。
  〔尾崎武久君、登壇〕
○農林水産部長(尾崎武久君) 木下議員ご質問の、台風七号等の被害対策と南紀熊野体験博に関しての農林水産物の利活用についてお答え申し上げます。
 まず台風七号等の風倒木被害対策でありますが、十二月二日、橋本市ほか四町村が激甚災害指定市町村として告示されました。これら五市町村を初め、被害を受けた県下三十九市町村において、森林災害復旧事業や指定被害地造林など被害の状況に応じた適切な事業導入を行うこととしてございます。しかしながら、議員ご指摘のとおり林業をめぐる状況は大変厳しく、経営意欲の低下が懸念されることから、復旧事業に要する所有者負担について、より一層の軽減に努めてまいる所存でございます。一方、保安林等におきましても、治山事業による風倒木処理に取り組んでおり、今後も市町村、地元と一体となって早期の復旧に努めてまいりたいと考えてございます。
 次に、風倒木の利活用につきましては、通常の木材に比べ品質の低下が見られるなど、利用を図る上で制約がございます。また、価格も低く抑えられるなど採算的にも非常に厳しいことが予想されますが、風倒木の処理と利活用を促進することは、被害地における森林機能の早期回復を図る上で極めて重要であると考えてございます。このため、損傷の度合いによって土木資材やログ材等としての利用、学校等への木工教室用資材の提供、チップ、おが粉の炭化による高付加価値化の検討など、国への働きも含め、総合的な需要拡大に努めてまいります。
 さらに、南紀熊野体験博における利活用といたしましては、熊野古道周辺の台風被害箇所の復旧資材や休憩所の木製ベンチ、いす、案内板の整備、児童を対象にした木工体験や炭焼き体験のイベントへの活用を計画しているところでございます。今後、議員ご提案の趣旨も踏まえ、関係団体等との連携を密にしながら、なお一層の有効利用が図られるよう取り組んでまいる所存でございます。
 次に、緊急融資の申し込み状況及び今後の見通しについてでございますが、台風七号等農作物被害対策緊急資金につきましては、ビニールハウス等の施設復旧費十億円、収入減補てん費三十億円、合計四十億円の融資枠となってございます。十一月末現在での申込額は、施設復旧費百四十八件で三億四千二百九十万円、収入減補てん費六百二十九件で十一億二千五百九十五万円、合計七百七十七件、十四億六千八百八十五万円となってございます。今後の申し込みにつきまして農協等に調査したところ、施設復旧費、収入減補てん費、それぞれの融資枠で対応できる見込みと考えてございます。
 次に、南紀熊野体験博における農林水産物の利活用についてでございますが、田辺市、那智勝浦町のそれぞれのシンボルパーク内に紀州材を使用した物販施設として南紀熊野市場を設置し、梅干しを初めとした農林水産加工品など地場産品を中心に展示販売を行うとともに、県下市町村参加のもと、短期の物産市も計画しているところでございます。
 議員お話しのシンボルパークや沿道等への花の植栽につきましては、訪れた人々をもてなすため熊野花いっぱい運動を展開することとしており、また熊野牛に関するイベントにつきましても、和歌山ブランドとしてPRにつなげるため、例えば熊野古道沿いでの熊野牛食体験など、地域として特色あるものを計画しているところでございます。なお、マグロにつきましては、ご提案の趣旨を十分踏まえ、今後の課題として関係団体等とも協議してまいりたいと考えてございます。
 今後も、周辺市町村や関係団体との連携のもと、農林水産物の利活用について幅広い視点から取り組みを進めてまいる所存でございます。
 以上でございます。
○副議長(井出益弘君) 生活文化部長大井 光君。
  〔大井 光君、登壇〕
○生活文化部長(大井 光君) 木下善之議員の産業廃棄物問題、南紀熊野体験博関連のご質問に対してお答えさせていただきます。
 産業廃棄物問題についての四点の質問にお答え申し上げます。
 まず、第一点目のダイオキシンの調査結果についてでありますが、八月二十八日に実施した調査結果では、最高千七百ピコグラムという数値が検出されましたが、去る十一月二十四日に中央環境審議会土壌農薬部会の中間取りまとめが環境庁から公表され、この中間取りまとめの暫定ガイドラインでは、現時点において対策をとるべき土壌汚染の暫定的なガイドライン値を土壌一グラム中千ピコグラムとすること、ただし、この暫定ガイドライン値は居住等日常生活を行っている場所を対象としているので、土地利用の形態、人の行動様式、暴露経路等によって暴露リスクが異なるので一律に適用するものではないという内容のものでございました。
 したがいまして、事業所である当該場所における検査結果に対する影響評価につきましては、現段階においては判断できないところであります。しかしながら、県といたしましては、生活環境保全上の観点から、早急に環境庁、厚生省と協議しながら、さらに専門家による検討委員会を設置し、検討してまいりたいと考えてございます。
 検討委員会につきましては、本年十月一日に設置いたしました和歌山県廃棄物処理に係る技術アドバイザー会議を中心に現在事務手続を進めているところでございまして、今月中に第一回目の会合を開催いたしたいと考えてございます。検討内容につきましては、会議の進捗によりまして柔軟に対応すべきものと考えてございますが、現時点では濃度分布を把握するための再調査の実施、土壌汚染に伴う健康影響の考え方、及び対策の必要性と内容、この三つのテーマを想定いたしております。
 また、浸出水のダイオキシン類濃度につきましては全国の主要河川の調査結果の範囲内でありましたが、ご質問にありました同一敷地内での想定結果の開き、あるいは周辺地域のダイオキシン類調査につきましても検討委員会において検討していただく考えでございます。
 続きまして、ボーリング調査の実施についてでありますが、これまでの水質調査の結果から現段階では必要ないものと考えてございます。
 なお、ダイオキシン類調査結果に基づく対応につきましては、検討委員会において検討いただくことといたしてございます。
 三点目の、水質検査の結果と今後の対応でございます。
 十月二十九日に実施いたしました水質検査の結果につきましては、分析機関から得られた検査結果を近く公表する予定でございますが、基準を下回ってございます。これまでの結果につきましても、問題は認められておりません。
 また、今後の検査についてでございますが、年四回、おおむね三カ月置きに従来からの採取地点において実施していく考えでございます。
 それから、四点目の関係住民の健康調査についてでございます。
 県がこれまでに実施した大気及び水質に係る公害関係法令に基づく調査において基準を超えていないことから、現時点では考えてございませんが、ダイオキシンに係る健康影響につきましては、最初に申し上げましたとおり検討委員会の検討事項として検討していただく考えでございます。
 続きまして、南紀熊野体験博に関する質問でございます。
 まず一点目の、今後のPR活動についてでございます。
 各種媒体による広報活動やキャンペーンレディーによる熊野比丘尼隊の全国キャラバンなどにより広報宣伝を行ってきたところでございますが、従来の博覧会とは異なり広域オープンエリア型の体験博でありますので、イベントの内容や開催時期、場所などをきめ細かくお知らせする必要があると考えております。
 テーマイベントの一つである十万人の熊野詣の中核イベントとして熊野御幸記の旅を予定いたしておりますが、こういった核となるべきイベント、またゴールデンウイーク、夏休み期間中のお楽しみイベントなどを具体的にお示しすることは、議員ご提案のとおり、体験博の内容をご理解いただく上で大変有効であると考えてございます。そのため、今後、体験博全体を紹介するために発行する公式ガイドブックにつきましても、南紀熊野体験博のイベントをわかりやすく、参加したくなるような誌面とするとともに、南紀熊野の魅力の紹介のほか、県内全域の観光ガイドや交通アクセスも掲載するなど、幅広く活用していただけるものを作成したいと考えてございます。
 また、イベントを時系列に紹介するイベントカレンダーも効果的な時期に配慮しながら数回に分けて発行する予定でございますが、今後、イベント内容、公共交通機関の案内など、より具体的に、詳細に広報してまいる所存でございます。
 続きまして、交通アクセス、特に交通渋滞の緩和策についてでございます。
 南紀熊野体験博に来訪あるいは参加される方々に、満足し、よい印象を持って帰っていただくためには、交通対策に万全を期すことが重要な課題であると認識してございます。そのため、現在、交通緩和対策について、企画部、土木部、県警本部等一体となって取り組んでいるところでございます。
 まず、那智勝浦シンボルパーク周辺の道路整備でございますが、国道四十二号の渋滞要因となっている天満トンネルは、大型車が対向できるよう現在のトンネルを開削する計画であり、工事は国道の迂回路設置工事とトンネル開削工事の二期に分けて実施し、体験博までには迂回路の供用が開始される予定でございます。また、臨海交差点では串本方面からの大型車が右折できるよう右折帯の整備を行うとともに、那智駅前交差点では信号機の改良を行うこととしております。
 次に、国道からシンボルパークへの誘導につきましても、和歌山方面からの乗用車等は勝浦交差点から、バス等については臨海交差点からの誘導に分散化を行い、混雑の緩和を図りたいと考えております。
 さらに、那智勝浦シンボルパークの駐車場につきましては会場駐車場二カ所と周辺駐車場を合わせて約六百五十台ございますが、さらに臨時駐車場を確保し、シャトルバスの運行も検討しており、混雑期の交通渋滞の緩和を図るとともに会場周辺に警備員を配置するなどして、周辺地域住民にできるだけご迷惑をかけないよう対応してまいる所存でございます。
 一方、公共交通機関の利用促進を図るため、JR紀伊勝浦駅から特急列車に接続したシャトルバスを運行するほか、那智駅にも一部特急列車が停車していただけるめどが立ちましたので、これら公共交通機関のアクセスを公式ガイドブック、交通関係パンフレット等各種媒体により積極的にPRし、交通渋滞の緩和に努めてまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。
○副議長(井出益弘君) 土木部長長沢小太郎君。
  〔長沢小太郎君、登壇〕
○土木部長(長沢小太郎君) 木下議員のご質問にお答えいたします。
 まず一点目の、国道三百七十一号橋本バイパスの工事着手についてでございます。
 府県間道路である国道三百七十一号橋本バイパスにつきましては、京奈和自動車道橋本インターの関連道路でもある重要な道路でありまして、現在、用地買収を重点的に進めているところでございます。さらに、この十一月にはプロジェクトチームを編成しまして一層の事業の促進に努めているところでございますが、既に工事着手可能な部分を選定したところであり、現在、本年度内の着工に向けた準備を進めているところでございます。
 次に二点目の、県道山田御幸辻停車場線の未改良区間につきましては、事業中の国道三百七十一号橋本バイパスとの関連や周辺の土地利用の状況から、早急に整備する必要があると十分認識しているところでございます。そのため、以前より地籍訂正を行うべく関係地権者と土地境界の確定のための作業を実施してまいりましたが、土地の境界等についての同意、協力がまだ得られていない状況であります。今後はさらに関係地権者と調整するとともに、橋本市の協力を得ながら、この区間の整備に向け努力してまいります。
 以上でございます。
○副議長(井出益弘君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 2番木下善之君。
○木下善之君 それぞれご答弁をいただいたわけでございますが、一点だけ要望を申し上げておきたいと思います。
 ただいま土木部長からの答弁で、まず第一点の三七一号の橋本バイパスの着工は今年度中に実施するというありがたい答弁をいただいたわけでございます。これは感謝するわけでございますが。
 もう一つの県道、山田御幸辻停車場線は十年間という期間に四十メートルというわずかの区間がなぜできないのかということを本当に謙虚に受けとめてほしいなと思います。今でも片側通行という実態で、これは県の職員の皆さんも存じておると思うのでございますけれども、ここは何千人と通っているんですね。相当な通行量なんです。今では、社会問題になっているんです。大阪から転入している多くの方は、和歌山県というのは一体どうなっているのよと。私らもう、ナメクジに塩かけられたようなものですわ。どうなっているのよと。それをひとつ謙虚に受けとめていただきたいなと。
 私、来年度また演壇で質問できるかできないかはわかりませんけれども、登壇できる段階ではお礼を申し上げたいというぐらいに強く申し上げて、終わります。
○副議長(井出益弘君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で木下善之君の質問が終了いたしました。
 これで、本日の質疑及び一般質問を終わります。
 明日も定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を続行いたします。
      ─────────────────────
○副議長(井出益弘君) 本日は、これをもって散会いたします。
  午後一時四十七分散会

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