平成8年2月 和歌山県議会定例会会議録 第7号(和田正人議員の質疑及び一般質問)


県議会の活動

平成八年三月十九日(火曜日)

 午前十時四分開議
○議長(橋本 進君) これより本日の会議を開きます。
 ─────────────────────
 【日程第一 議案第一号から議案第八十二号まで】
 【日程第二 一般質問】
○議長(橋本 進君) 日程第一、議案第一号から議案第八十二号までを一括して議題とし、議案に対する質疑を行い、あわせて日程第二、一般質問を行います。
 47番和田正人君。
 〔和田正人君、登壇〕(拍手)
○和田正人君 戦後五十年、日本社会は目覚ましい発展を続け、世界に例を見ない経済大国として位置づけされ、国際的にもあらゆる分野においてその責任と国際貢献を期待され、またそのあり方を問われる立場にある今日であります。この五十年、右肩上がりの成長のみでなく、その時代時代に内外の問題を克服しながら努力し挑戦してきた産業界も、今大きな転機を迎えているのであります。
 二十一世紀を間もなく迎えようとする今日、日本の社会で顕著に崩れつつある三つの神話があります。
 一つは、日本は世界で一番安全であるという生活環境がオウム真理教によるサリン事件で内外にその危険と不安を増幅したことは、日本の社会は安心して生活できるという、犯罪に対する信頼を失墜してしまったのであります。加えて、最近の外国人による犯罪は命を失う危険すら伴う凶悪犯罪が増加しており、ボーダーレスの今日、解決と対策が緊急の課題となっている社会問題の一つであります。
 二つ目の安全神話は、サンフランシスコやロサンゼルス地震のときに、日本の高速道路や橋梁構造物はその耐震性や技術、材料から見て大丈夫と言われ、まさに太平洋対岸の災害と考え、保障するかのコメントを出された専門家もいたのでありますが、昨年一月の阪神・淡路大震災による被害状況はその安全神話を根底から打ち砕く惨たんたる災害となったことは、もろくも崩れた安全神話とともに、新たな技術開発と多額の投資といったコスト増加を余儀なくされる事態を招いたわけでありまして、県民の命と財産を守る、社会資本を守るという立場から避けて通れない課題であります。
 三つ目の安全神話は、銀行はつぶれないという今日までの信頼であります。今、住専処理問題で国民の税金六千八百五十億円を投入する政府案に対し、多くの国民世論は理解と納得を示しておらず、批判が大きいのであり、国会審議の混迷はご案内のとおりであります。バブル時代の母体行と言われる金融機関の経営姿勢は、どのようなものであったのか。地価は上がるものとし、過剰な担保評価をして貸し付け、今日不良債権として多くの金融機関が抱えているであろう物件、そしてその処理のあり方は、本来、利益として利用者や預金者にこそ還元されるべき性格のものではないか。国際的な金融不安を招かないように景気回復や株価の回復といった釈明の言葉では理解されない、国民の怒りがあるのであります。土地価格の高騰で踊らされ泣かされた庶民の感情は、その陰で利益を上げた者、企業に対し素直に許せないものがあり、倒産はしないという金融機関に対する神話も崩れつつある状況は、低金利時代とともに、年金生活者への新たな施策の必要性と預金者への信頼を回復するという金融機関自体の社会に貢献する姿勢を明確に示さない限り、住専処理のみで乗り切れない課題であると考えます。また一方では、監督・指導すべき立場の大蔵省の責任を追及する声の中に、いとも簡単に解体論や役割の分散、地方移転の意見が出されていますが、国会移転や地方分権、機能分散など提起されて久しい課題に対し、具体的な取り組みや行動が現実の姿として国民の前に具現されてこないいら立ちを覚えるのは私一人でしょうか。
 崩れつつある三つの神話のほかにも、製造業を中心とした産業界の空洞化問題、いじめや児童生徒の自殺に象徴される教育問題、氷河期と言われる就職難問題、上昇する失業率、中高年の働き場所確保と高齢化社会の到来、過疎と後継者問題等々、経済大国とは名ばかりのゆとり、豊かさの実感できない、成熟していない不安定な社会環境と言わざるを得ません。
 人間の幸せとは何か。毎日の生活において、健康で、心の安らぎを覚える営みが続けられる安心感ある生活、居住地環境も含め、犯罪や事故の心配がない、安全が確保されている生活、貧しくとも明るく毎日が過ごせる、職場確保によって将来に夢と希望を持てる安定した生活、この安心、安全、安定の三つを県民生活に保障していく責任が行政の課題であると私は考えます。
 県民生活にかかわる危険予知をすること、徹底した危機管理体制を確立しておくこと、そして夢と希望を県民とともに分かち合えるようにするため、二十一世紀への指針と行動を西口知事に進めていただきたいのであります。
 西口知事、あなたは三代の知事に仕え、行政マンとしてすぐれた経験を積まれてきたことに加えて、知事選挙という激戦の中で県民生活の実態に触れ、さらに県民各層の声を実感されたと述べられています。
 今、和歌山県のリーダーとして、問題を処理する行政マンから決断をする指導者として、県民の負託を受けた政治家知事として、二十一世紀の和歌山県の姿を見据えているはずであります。県民生活の発展に基本的なスタンスを持ち、議会や県民の声に耳を傾けていただくことも重要でありますが、あちら立てればこちら立たずの結果にならないよう、知事西口として個性を発揮してほしい。私は、西口知事に、雑音等に煩わされることなく堂々と県行政を進めてほしいのであります。
 あなたにとって大変厳しい一年間の戦いであっただけに、応援団の声もあるでしょう。外野席からも、数多くの意味合いを含め、声援されているでしょう。しかし、利益誘導を目的とするかの応援には誤りなき選択をされたいのであります。豊富な経験とすぐれた経営手腕を発揮される能力を持っている知事として信頼するがゆえに、あえて申し上げる次第であります。どうか、知事が先頭になり、県職員と一丸となって県勢発展へ向かって任期いっぱい燃焼されたいのであります。その姿勢と誠実な行動が県民の期待と夢に連動する答えを引き出すものと私は信じるからであります。失礼な表現は寛容に受けていただき、誠を持ってご所見をいただきたいのであります。
 二十世紀を生き、戦後五十年の歩みをそのまま体験し、二十一世紀を生きる人たちに橋渡しをすべき年代の一人として、県政の諸課題の一部について、以下、質問と提言をさせていただきます。
 まず、防災に関連する問題であります。
 昨年二月議会は、阪神・淡路大震災の惨状を生々しく、痛ましく実感した中で、まさに防災議会とも言える質疑、提言がなされました。私も、「災害に強い町づくりについて」という表題で質問と提言をさせていただき、幾つかの提言について、その後施策として採用また予算化されたことに対し、改めて敬意を表しておきます。
 このとうとい多くの犠牲を伴った大震災以降、改善を進めなければならない防災対策は優先的に措置されつつありますが、ここに「電気と保安」という昨年八月号の月刊誌があります。この中に、「ライフスポット 新エネルギーシステムの在り方 ・災害時の生活拠点の自立に向けて・」と題し、近畿通商産業局のエネルギー対策課・石油課のまとめがあります。時間の関係で事細かく紹介いたしませんが、今日まで防災関連で意見が出されていない点についてご紹介をし、県当局の見解を求めるものであります。
 生活拠点すなわちライフスポットに関して、「ライフラインである電気、ガス、水道、通信施設等の寸断は、多くの市民に多大な影響をもたらしました。 照明やテレビもなく、トイレ、洗濯、風呂等も不自由な生活が長期間にわたって続き、さらに緊急時の救急拠点である病院や、地域のエネルギー供給拠点である給油所等においても機能・運用面での問題が多発しました」ことは報道されたところであります。「ライフラインや交通網が各所で寸断し、市民生活を維持するうえで不可欠なエネルギー、情報、物資の供給が停止します。 このような混乱した状況下の被災地では、外部からの十分な支援は期待できません。 災害時の市民生活を維持していくためには、小規模な地域において自活できるための要素を備えた拠点(ライフスポット)の整備が極めて重要である」と指摘しています。「給油所は生き残った」という項では、「多くの建物が全半壊する中で、給油所(サービスステーション)の被害は比較的軽微であり、いち早く営業再開し石油エネルギーの安定供給を果たしました」とありますが、冬場の震災でもあり、被災者の暖房対策など、灯油の供給があっても停電により機械が作動せず、現場は混乱したのであります。「石油需要は三日目にピークを迎えました。一方、油槽所から給油所への石油供給は交通渋滞に巻き込まれて思うように輸送できず、五日目にピークとなりました」と報告されているところから、給油所の建物や設備は耐震にすぐれ、残ったとして、そこに油があっても停電によって供給できないという問題に対し、ライフラインの寸断によって供給が絶えても三日間程度自立できる体制、いわゆる自立型給油所として太陽電池を屋根に取りつけ、停電時に自立供給のできる給油所を県下の幾つかの箇所を選定して設置されるよう、業界とも協議しながら進められたいと提言いたします。総務部長のご所見をいただきたいと思います。
 防災関連の二点目は、崩落事故による危険度を日常的にいかにチェックするかという点についてであります。先日、中山議員の質問に対する土木部長の答弁がありましたが、県事務所や土木事務所の職員が日常的に広範な地域をチェックすることは大変であります。そこで私は視点を変えて、現在県政モニターを委嘱されているわけでありますが、この崩落事故の危険予知をする防災対策に、日常現場を歩くことの多い林業従事の皆さんに変化する現場状況を連絡いただくようなシステムを各県事務所単位で検討されてはどうか、ご所見をいただきたいのであります。
 次に、コスモパーク加太に関連して質問をいたします。
 平成五年六月議会の私の一般質問の一部を議事録を引用して再現してみたいと思います。「昨年末、臨時国会で大阪湾ベイエリア法が議員立法として成立したことから(中略)兵庫、大阪、和歌山三府県にまたがる大阪湾岸地域を再開発し、調和のとれた産業、住宅、レジャー空間を創造していくこの計画は、法律の弾力的運用を図りながら、国の税制、財政支援と域内プロジェクトの広域調整を柱とするものであるが(中略)和歌山県の参画はどうなっているのか、現段階の状況をお伺いするものであります。 私の意見でありますが、コスモパーク加太は、この計画に参加する和歌山の柱とすべき地域だと認識しています」と申しました。さらに、土地開発公社への利子補給のための無利子貸し付けを計上されたことに関連して──ことしも予算として継続されていますが──「全体構想をどうするか時間をかけて検討する中で、将来の有効活用のため県有地としてその一部を買い取っておくことも検討されてはどうか」と提起をし、所見を求めたのであります。
 当初のコスモパーク加太計画は、土取り跡地の活用として、関西新空港と連動させ得る、複合機能を持つ未来都市として期待されたところですが、ご案内の、大きく厳しく変化した経済環境から計画は後退し、時日の経過とともに県行政の宿題となり、県民の期待にどうこたえていくかといった土地利用が課題となっているのであります。しかしながら、民間活力の導入、そして二十一世紀の魅力ある和歌山の町づくり計画も、過去正しいとされた計画は今日においても正しいかどうか。価値判断の問題であり、いかに英知を集めた計画であっても経済行為を伴う事業には、その背景や経済環境の変化という避けては通れない事態があることも触れさせていただきました。
 コスモパーク加太の活用については、本議場において多くの議員が提言されています。私は従前から、国際都市・和歌山を機能させていくために、また和歌山から発信するものが必要であるという観点から、公共事業を盛り込み、二十一世紀への県民の財産として評価される魅力ある計画をと申し上げてきました。そして具体的には、政府開発援助(ODA)の窓口とその施設を誘致するとともに、国内各メーカーに協力をいただき、発展途上国またその国民の求めている農機具や機器等を常時展示している常設展示館を建設してはと再々提言してまいりました。海外援助の具体的な人、物、金、情報がこの窓口を通して進められるようにすることが、関空から和歌山に来る内外の人たちを当然多くすることにつながるからであります。そして、家族とともに訪れる皆さんには、和歌山の自然、温泉、先人の残された文化遺産を満喫していただく誘客策ともなるはずであります。
 多数の省庁にまたがる政府海外援助の窓口を誘致することは、過去の答弁のように困難かもしれません。しかし、窓口整理の検討や援助額が世界一となった現状から関係者より援助のあり方について議論のある今日、他府県に先駆けて、地方分権の具体的な取り組みとして、組織の一部でも誘致するよう和歌山県として名乗りを上げてほしいと強く提言したのでありますが、今改めて、その後の経過とあわせ、提言に対するご所見を知事にお伺いするものであります。
 また、昭和六十年の本会議で──随分古いお話でありますが──関空開港を記念に、近畿圏にオリンピック誘致を提唱してはと提言いたしました。その後、ベイエリアのグランドデザインに盛り込まれ、大阪市を中心にして二〇〇八年の誘致を目標に具体的な取り組みに入っているだけに、過去に本会議で、総合運動公園として土取り跡地を有効に活用してはどうかという多くの提言がなされております。私も平成五年六月議会で、二巡目国体を運営した京都府や近畿他県にあるスポーツ施設に比べた場合、紀三井寺競技場については、駐車場不足、求められているナイター設備等、メーンの施設として位置づけするならば、将来、面整備を含め拡充が期待できるかどうか、スポーツ施設の集合、面整備を進め、運動公園としての機能を加太に集約してはどうかという提言をさせていただきましたが、検討経過をお伺いしたいと思います。
 次にゾーン整備についてでありますが、幹線道路の施工が進められる中、和歌山ドーム人工スキー場造成のため、基盤整備先行工事が約十八億円余の予算計上で土地開発公社の事業として進められますが、土取り跡地の土地利用からすれば、この紹介されている施設のみでは点になる懸念があります。私は、和歌山ドームの周辺に、民間レジャー産業に呼びかけ、レジャー空間としてのゾーンを面整備することがより多くの誘客手段となること、スキー以外のレジャーを楽しみ、体験する面が整備できれば、老若男女を問わず幅広い誘客が対象とできることから、土地売却の前提ではなく、賃貸方式をとることも参加企業の経営条件をより幅広く求められるので考慮してはどうか、提言するものであります。賃貸による収入によって土地開発公社の金利負担を軽減していく手段となると提言するもので、ご所見をいただきたいと思います。
 また、さまざまな土地利用に関連して、将来の公共事業の役割を見据え、一部を県有地として買い上げることを過去にも申し上げたところであります。土地開発公社の負担を軽減するためにも決断されてはどうか、お伺いするものであります。
 土地利用の新たな提言として、大学校と医療機関の誘致を具体的な取り組みとして取り上げてほしいのであります。大学校については、今後クリアしなければならない課題と取り組みが必要ですから現在その校名を明らかにすることはできませんけれども、私学として名の通った学校であり、私学として大学を設立したいという前向きの姿勢から昨年十月に候補地選定のご相談を受けたことから、学校関係者、役員にコスモパーク加太の現地を見ていただき、その後、非公式とはいえ、敷地約五万坪の大学の夢、学部、性格など、関係者を中心に話し合うお世話をさせていただきました。大学校誘致は、他県の例を見るまでもなく、文部省の認可を得るまでのクリアすべき問題もさることながら、地元の誘致への積極的支援が不可欠であります。とりわけ、官である和歌山県、和歌山市の誘致への支援条件が最大の決め手であることは論をまたない絶対的条件であります。水面下のお世話をしてきた私としては、県の協力が土地問題や優遇施策において無条件にとはいかない制約面のある点は理解するといたしましても、全国から若者が集まる大学校ができれば将来に向けてどれだけ大きな波及効果を生み出すか、トータルメリットを考え、積極的な取り組み作業をしてほしいと考えるものであります。そして、誘致への役割分担を早急にまとめ、和歌山市へ協力要請をすべきと考えます。知事並びに企画部長のご所見を伺うものであります。あわせて、土地利用、ゾーン整備の一環として医療機関の誘致が漏れ伝わっていますが、その検討がどのように進められているのかもお伺いいたします。
 以上、申し述べてきたコスモパーク加太の土地利用について、面整備、ゾーン整備を進めていくことが懸案となっている請願駅・和大新駅の建設促進に連動した背景づくりになると考えますが、和大新駅促進への直近の状況もあわせお伺いいたします。
 和歌山大学の近くに、関空開港の県内波及効果の一つとして日本航空関係者の幹部社宅、独身寮が建設され、その立派な建物を市内から眺望することができますが、そこに居住する皆さんが関空までの往復にどれだけ不便な思いをしているか。
 先日、フロリダ州を訪問していただいた代表団が利用した日航機の乗務員に指摘されたようであります。現在居住しているが大変不便であり、日航として関空関連であと二棟建設する予定であるが、居住予定の人たちから、現状の不便な状態が続くのであれば和歌山に行きたくないという声が多く、このままでは建設ストップの可能性もあると言われたとのことであります。せっかく和歌山に誘致をした経過から、和歌山に居住する住民への行政サービスとしても和大新駅建設をさらに積極的に進められるよう求めるものであります。
 いま一つ提言をいたしますが、コスモパーク加太を初め今後の紀淡連絡道への具体的取り組み、第二阪和国道の和歌山への延伸、新南海橋、和歌山市のつつじが丘団地など、和歌山市河西・河北地域は人口増加が予測されるだけでなく多くの行政課題を持つ地域でもあり、均衡のとれた居住環境と人口増加に伴う行政需要にこたえていくためにも、県の出先機関か公共施設をぜひ河西・河北地域に設置されるよう提言いたします。
 築港にある旧青年会館に移転した和歌山土木事務所の経緯からも、思い切って和歌山土木事務所を移設するなど検討されてはと私の一つの提案でありますが、積極的なご所見を求めるものであります。
 最後に、県庁舎に関連してであります。
 行政改革大綱に基づき、四月一日から部の再編、課・室の統廃合など、県民のニーズにこたえ、県民サービスをより進めやすくする期待に沿って実施するため、部屋がえなど、今県庁内は大変であります。他方、今日まで県庁舎と議会棟の建てかえについても多くのご意見が出され、建設基金の積み立てがことしの予算でも継続されています。しかし、現地再開発か新立地かの決定も、建設資金も、簡単に結論が出せない大事業であります。
 二十一世紀のいつごろ新庁舎を完成させるのか。どんな組織で検討を進め、どのような手順で具体的な作業をするのか。今日の状況についてあえて答弁は求めませんが、その方向や内容が決定され、新庁舎が竣工するまで県職員は現庁舎で執務するわけであります。率直に言って、現庁舎の執務環境は、明るく、楽しく、意欲を持って毎日の仕事を能率よく果たしていける環境にあるか、いかが認識されていますか。
 省資源やリサイクル運動が国民的課題になっている今日、庁舎の構造から見てやむを得ない面はあるとしても、採光の悪さから電灯を全部点灯して仕事をしている昼間の状況、知事以下三役の部屋はともかく、各部・課の部屋の印象やイメージは決して明るいものと感じられないのであります。これは私だけの意識でしょうか。積み上げられる書類のマイクロ化や廊下を含めた明るい雰囲気づくりとは名ばかりで体をなしていない県民ロビー、机の上に花を飾っている部屋は余り見かけないだけに、廊下の隅にも訪れる県民を和ませる花や置物は飾れないのでしょうか。
 私は、提言いたします。高い花を買う必要はないのであります。過去、私は、障害を持つ皆さん方に土になじんでいただくことが非常に大切ではないかということから、障害を持つ皆さんに花づくりをしていただこうということで、県予算の中で由良の方につくっていただいた経過がございます。その皆さん方がつくった花を、県を中心とする公共機関、病院、学校などに意識的に購入をしていただく。高価な、立派な花を飾る必要はないんです。そして、その花を買ってあげることが障害を持つ皆さんの自立の道につながる。こういう観点でその施策を進めてもらいたいという考え方から実行していただいた一つのケースがあります。そのためにも、廊下の隅々のポイントになるところに花を飾るなど、積極的に取り組んでいただきたい。
 現庁舎の執務環境改善、明るい雰囲気づくりのために毎年一億円程度の予算を計上され、緩急順位をつけて計画的に改善作業を進めてはどうか。やる気を起こさす──それは人間の能力開発であり、管理者のなすべきことであると考えます。現状になじみ、甘んじることは進歩のないことであります。県民サービスにつながるこの予算計上は、その成果によって県民は認めてくれると信じ、提言するものであります。
 この庁舎の関係で、多くのご意見が過去にも出されています。西口知事が副知事の時代に私が申し上げたことをご記憶であるかどうか。私は、たしか昨年の議会で、現在の木下副議長が取り上げた女囚刑務所を移転させて、そしてあの跡地に高層の県庁をつくってはどうですか、あるいは宇須、小雑賀にある化学工場を丸善の跡地に移転してはどうですか、土地がない土地がないということでなく、考え方によっては再開発もできる土地がある、こういうことを副知事時代の西口知事に申し上げたことがございます。例えば丸善の跡地について、宇須、小雑賀の化学工場の皆さんが積極的に新しい設備投資をするという意欲を持って──移転をしていただくかどうかは企業内の労使の話し合いも必要でしょう。しかし、一つの工場で廃棄物処理やいろんなプラントを投資しておりますし、丸善に残っておるプラントを活用すれば、またその工場から随分と処理をされた水が流されるとしてもさらに内川浄化等につながっていくような、そういう一石三鳥のねらいが実現できるのではないか。このような考え方でそれぞれの経営者に話しかけをしてはどうか。
 今は亡き高橋さんという当時の経済部長がおりました。その当時から私は言ってきているのであります。本会議でも言いたい。各経営者にアンケートをとる、こういうこともその都度申し上げました。土地再利用、そして和歌山市を中心にした計画的な新しい都市計画、国体道路に面したこの土地の利用について、企業の意見もあるでしょう。しかし、県政全般から見て、丸善で遊んでいる土地をどうするのかということなどについても検討してほしいと申し上げてきた経過がございます。
 女囚刑務所にしても、昔の存在からすれば、あの場所でよかったのかもしれません。今人口が非常にふえつつある和歌山市の東に向かったこの地域において、高速道路の入り口に近いこの場所が刑務所の存在場所として適切であるのかどうか。具体的な提言として、妙法鉱山や飯盛鉱山が閉山になったときに、妙法の跡地にデュプロが進出をいたしました。飯盛鉱山の跡地に、国と相談をして移転していただくような話をしてはどうですかというようなお話もさせていただいた経過がございます。答弁は要りません。しかし今、新しい庁舎をつくっていくために、具体的にいつごろ完成を目指すのかという全体構想を早急にまとめ、手順を決めながら準備をしていかないと、二十一世紀のいつごろ新庁舎が完成するのか、このような夢を具体的に作業として進めていかないと、現在の庁舎において執務をする県職員の皆さんが新しい革袋に新しい知恵を入れて一生懸命能力を発揮していけるような時代がいつ来るのか。あえて現庁舎の執務環境の改善に毎年一億円ぐらいの予算計上することが和歌山県の予算規模から見て──それが県民に理解されるすばらしい内容であるならば評価していただき、そして予算執行を県民に認めていただく、こういう観点からこの現庁舎の執務環境改善についてご意見を求めるところであります。
 以上で、私の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。
○議長(橋本 進君) ただいまの和田正人君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 知事西口 勇君。
 〔西口 勇君、登壇〕
○知事(西口 勇君) 和田議員にお答えをいたします。
 冒頭に、私への大変厳しく、また温かいご提言を賜りました。私、常に申し上げておるところでありますけれども、和歌山に住むすべての人たちが、どの地域にあっても、どんな立場にあっても、和歌山に住んで本当によかったと言えるふるさとをつくることが県政究極の目的であると思っております。本議会でもいろんな角度からご質問をいただき、また答弁をさせていただいたわけでありますけれども、改めてそのように強く感じておるところでございます。
 議員からお話がございましたとおり、現代社会はいろいろな問題が露呈をし、いろんな課題を私たちに投げかけているわけであります。私たちが暮らしていく上で、安心、安全、安定はなくてはならないものであり、これを確保してまいることは県政の基本的な役割であろうと考えております。
 今議会に上程させていただいた平成八年度予算におきましても、そのことを踏まえながら、防災、福祉、経済対策などに力点を置いた予算編成としたところでございます。二十一世紀の和歌山を県民の皆さんとともに夢と希望を持って迎えられるように、今後も県民の立場に立って、明るい社会づくり、快適な暮らしづくりなどに個性を発揮し、全力で取り組んでまいりたいと考えております。
 次にコスモパーク加太に関連をしてでありますが、ODAの窓口とその施設を誘致してはどうかという議員からのご提言をいただきました。
 県としても、外務省を初め他省庁や国際協力事業団等に国際協力関係の施設誘致に向けて幅広くその可能性についての情報収集に努めてきたところでございます。
 具体的な誘致となりますと、大変難しい現状であると認識をしてございます。しかし、関西国際空港も開港し、国際交流も活発に行われる、国際化時代に向けて発展しようとする和歌山県にとりましては、その近接地に位置し、国際的複合都市づくりを目指すコスモパーク加太は、議員のご提言にございましたように、国際的な施設の立地は非常に重要な、魅力的なものであると考えてございます。
 現在、先端科学技術研究施設プロジェクトあるいは国際的な大規模レジャー施設計画、国際研修施設計画など、民間企業からの構想レベルから具体的、現実的な内容までの複数の提案をいただいておるところでございまして、今後とも国際的な施設の誘致に向けて努力を続けてまいりたいと考えております。
 次に、総合運動公園をコスモパーク加太にというご提言につきましては、これまでもコスモパーク加太計画の推進に向けて諸般の取り組みを行いながら、総合運動公園を含めて公共利用の検討を進めてまいったところでございます。
 現時点では、昨秋より着手いたしておる幹線道路網整備によって東西にほぼ二等分されるコスモパーク加太の西側区域には、スポーツ・レクリエーション、リゾート・観光、国際交流等に係る施設立地を推進して交流型エリアとしての整備を、また東側区域につきましては、居住を基本としながら、研究等の企業活動あるいは公共的施設等の場としての定住型エリアとしての整備を目指してまいりたいと考えておるところでございます。
 今後の施設立地に向けての誘致活動の成果を踏まえながら、公共的利用としての総合運動公園を含め、スポーツ・レクリエーション施設整備に向けての取り組みも進めてまいりたいと考えております。
 次に、大学誘致についてであります。
 大学は、単なる高等教育機関としてだけでなくて、地元産業界など地域社会に果たす役割は大変大きいと思っております。県内の大学等の高等教育機関の充実は和歌山県の発展にとって欠くことのできない課題であると考えておりまして、特色ある大学等の整備を推進してまいりたいと考えております。
 コスモパーク加太への大学誘致につきましては、今後とも積極的に取り組んでまいりたいと思います。和田議員の一層のご協力を賜りますようにお願い申し上げたいと思います。
 以上であります。
○議長(橋本 進君) 総務部長木村良樹君。
 〔木村良樹君、登壇〕
○総務部長(木村良樹君) 阪神・淡路大震災にかかわる自立型エネルギーの供給の検討ということでございます。
 さきの阪神・淡路大震災におきまして、危険物施設については大きな被害もなく、施設の設置基準の有効性が立証されたところでございますけれども、議員ご指摘のとおり、ライフラインの寸断により、給油所等の機能、運用面で深刻な問題を生じたところでございます。これらの経験を踏まえまして、今後、電力等を中心としたライフラインが寸断されても安定供給できる給油所にするため、現在国において検討会を設置し、太陽熱発電、非常用発電機を利用した防災対応給油所の配置などを検討しているということでございます。
 今後とも、県としても国に対し、このような施策の実現に向けて、関係業界とも十分協議しながら働きかけを強めてまいりたいと考えております。
 次に、コスモパーク加太の開発に関連いたしまして、河西・河北地区への県の出先機関や公共施設の設置をというご提言でございます。
 県では、今回の行政改革におきまして、県民の立場に立った行財政運営を行うべく、県の組織機構などの見直しに取り組んでおります。
 ご質問の地方機関等につきましても、時代の変化に合わせて、従前からの組織機構や配置、所管区域について、来年の四月をめどに見直しを行うこととしております。この見直しの過程において移転することが適当と判断される地方機関等につきましては、県民の利便性や行政運営の効率性の観点から移転先を検討してまいりたいと考えております。
 なお、その際には、ご質問にありました河西・河北地域は、コスモパーク加太や紀淡連絡道路など、今後和歌山の発展に向けたさまざまな課題のある地域も存するところでございますので、行政機関や県の施設の配置なども、これからの方向とあわせて今後十分に検討してまいりたいと考えております。
 次に、県庁舎に関連いたしまして、現庁舎の執務環境の改善についてということのご質問でございます。
 議員ご指摘のとおり、県庁舎の建てかえにつきましては、場所の決定、そしてまた基金の積み立て等の諸問題がございまして、なかなかすぐにというわけにはいかない問題であると考えております。したがって、現庁舎の改善が必要ということでございまして、近年では空調用のファンコイルの取りかえやトイレの男女分離等、計画的に進めてきたところでございます。
 また、平成六年度にはハートビル法という法律が施行されまして、身体障害者やお年寄りが使用できるトイレやエレベーターの設置についても基準が緩和されてまいりましたので、この準備も今鋭意進めているところでございます。
 このほか、毎年六月を執務環境改善推進月間というふうに位置づけて職員の意識の高揚を図るなど、職場環境の改善にも努めているところでございます。
 次に各課室の配置でございますけれども、過去何度か機構改革をしてきておりまして、その結果として、現在課ごとに離れてしまっているところがあるというような問題もございますので、今議会にご提案している機構改革に合わせて、部ごとにできるだけ近い位置に課を配置するなど、住民利便の観点も含めて現在作業を進めているところでございます。
 また、倉庫、書庫等の絶対量が不足しておりまして、廊下等にいろいろ書類が積んであるというような状況もございましたが、これは美観を損ないますし、また災害時に非常に危険でございますので、マイクロフィルムを利用したりして書類等の縮小を図り、適正な処理を今後行ってまいりたいと考えております。
 さらに、ご質問にございました県民ロビーの問題でございますが、現状では狭隘であり、待合場所としても休憩場所としても不十分であるということでございますけれども、現庁舎で新しい場所を確保するのはなかなか難しいという問題もございますので、当分の間、現在のスぺースにおいて、県民の方がより利用しやすいよう工夫を重ねてまいりたいと考えております。
 また、これとあわせまして、県庁へ来られた県民の方が各課室に気軽に入れるよう、来年度から課室の主要な扉を窓あきにするとか、国際化に合わせて英語で表示をするというようなことも予算措置しているところでございます。
 ご質問にもございましたように、現庁舎はまだしばらく利用することになると考えておりますので、今後とも県民の方々に喜ばれ、利用しやすいよう、また職員の方が執務しやすいよう改善策を講じるため、予算の確保に努めてまいりたいと考えております。
○議長(橋本 進君) 農林水産部長日根紀男君。
 〔日根紀男君、登壇〕
○農林水産部長(日根紀男君) 防災に関連しまして、崩落箇所等のチェックに林業に従事されている方々を活用してはどうかという提言でございますが、山地崩壊等森林に係る災害につきましては、各市町村に配置している林業関係者を中心とした森林保全巡視員などを通じて、予測も含め、その把握に努めているところでございます。
 議員お話しの件に関しましては、専門的な知識や技術も必要なことから、今後、災害担当部局と連携しながら研究をしてまいりたいと考えてございます。
○議長(橋本 進君) 企画部長藤谷茂樹君。
 〔藤谷茂樹君、登壇〕
○企画部長(藤谷茂樹君) 和田議員にお答え申し上げます。
 コスモパーク加太につきましては、一部和歌山市の所有地もございますが、大部分は県土地開発公社の所有地となっています。
 この所有地の賃貸利用についてでありますが、公有地の拡大の推進に関する法律、いわゆる公拡法に基づいて設立された県土地開発公社所有地の運用につきましては、その法の趣旨により、長期に及ぶものや堅固な建物を建設する等を内容とする土地の賃貸については一定の制約がございますが、保有土地の管理、有効利用の観点から基本的には賃貸が可能でございますので、今後の立地施設の誘致活動を行う中では賃貸等による土地の有効活用についても対処してまいりたいと考えてございます。
 次に、コスモパーク加太計画の推進に向けては、現在、行政が主体となって立地施設の誘致活動を行うとともに、幾つかの県施設の立地可能性の検討を行っていますが、公共的利用の用地の確保に係る場所や規模等を特定する段階には至っていない状況であります。そういった状況でございますが、コスモパーク加太計画の推進といった点や将来の公共用地の確保といった観点から、県有地としての先行的な買い上げについては関係部局と協議を重ねながら取り組んでまいりたいと考えてございます。
 次に、コスモパーク加太計画は、従来からリゾート、リサーチ、居住の三つの機能を持つ国際的な複合的都市の整備を図ることを基本目標として推進してまいりました。こういった取り組みの中で、大学等を核とした町づくりは自然環境に恵まれたコスモパーク加太にふさわしく、魅力的な活用方策でございます。
 また、県では、これまで平成五年に近畿大学生物理工学部の誘致が実現し、今春には念願の和歌山大学のシステム工学部が学生受け入れの運びとなってございますが、進学の機会の確保、県内への人材供給、地域の産業及び文化の振興の点から、大学等の高等教育機関についてはさらに整備充実が必要であると認識してございます。
 コスモパーク加太への大学誘致の実現に向けては、今後とも関係の方々のご意見を十分に賜りながら、和歌山市と連携を図り、積極的に取り組んでまいりたいと考えてございます。
 次に医療機関の誘致につきましては、コスモパーク加太に複合的な町づくりを熟成していく契機となる魅力施設の一つであるとともに、グレードの高い居住環境を形成する核施設になり得るとの理解のもと、数年来、その誘致に向けて関係機関と折衝を行っているところでございます。今後とも、医療機関の立地促進について努力してまいりたいと考えてございます。
 次に、和大新駅建設促進の背景づくりについてでございます。
 新駅設置には、需要面において多くの確実な利用者が見込まれることが重要でございますので、議員ご指摘のとおり、コスモパーク加太計画の推進は、東西幹線道路の計画と相まって、南海本線への和歌山大学新駅設置に大きなインパクトを及ぼすものと考えてございます。
 和歌山大学新駅設置につきましては、平成四年三月に、和歌山市を事務局とし、県、市、近畿運輸局、南海電鉄株式会社、和歌山大学駅設置促進協議会で構成される新駅設置調整会議を設立し、地元が事業費を負担する請願駅方式を前提に、新駅設置に向けた相互調整を行ってございます。
 また、これと並行して、新駅予定地周辺の民間事業者が中心となり、組合施行による区画整理事業の検討が行われており、本年二月にはその準備組合が発足され、新駅を設置するための事業費を区画整理による保留地の売却によって賄うことも視野に入れた検討がなされております。
 いずれにせよ、和歌山大学新駅は紀泉南丘陵で進められている各開発計画に必要不可欠な交通施設でありますので、新駅設置調整会議を中心に、関係者との連携を深めながら、一日でも早く実現できますよう積極的に取り組んでまいる所存でございます。
 以上でございます。
○議長(橋本 進君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 47番和田正人君。
○和田正人君 ご答弁をいただきました。その中で、特に大学誘致の関係については、いろんなすり合わせや文部省の認可をいただくまでのクリアしなければならない点など考えますと、最低五年ぐらいはかかるのではないかとも思いますので、積極的にその準備を進めていく方向で今後ともご努力いただきたい。ご要望申し上げておきます。
 また、新駅の問題につきましては、先ほどご紹介しましたように、現在居住されている皆さんは、シャトルバスを利用してもその時間に合わせて帰ってこなければならない、ちょっとお酒を一杯飲もうかということもままならないというふうなことで、大変不便を感じている。何とか早く駅をつくってほしい。また、幹部の研修棟を含めて将来二棟つくろうという計画があるようですけれども、先ほど申し上げたように、今のままのアクセス状況であれば不便だから行きたくないと、率直な気持ちとして伝えられたようであります。そのような事態は、せっかく誘致をした関空の波及効果による和歌山県の施策が実っていかないということでもあります。そのためにも、具体的に今作業を進めていただいておりますが、県としてもさらに一層の努力をして、早く新駅建設に向けて作業が進められるようご努力いただきたい。これも要望しておきます。
 三月二十三日に台湾の総統選挙が行われます。何の話か、お聞きの皆さんはちょっとけげんに思うかもしれませんけれども、台湾海峡をめぐる中国のミサイルや軍事行動について日本のマスコミもいろいろと紹介をしてございますが、ことしはロシアの大統領選挙もあります。いろんな意味で何が起こるかわからない、こういう世界情勢にあります。外交は国の大きな柱であり、世界から信頼をされ、経済大国として援助していかなければならない今日の日本でありますけれども、この最近のいろんな動きというものについて、和歌山県が直接関係あるのかどうかはともかく、まず足元をきっちりしておく、このことが行政の日常的な課題であります。
 私は、西口知事に申し上げたいと思います。奴隷解放、南北戦争で有名なリンカーン大統領の言葉でありますが、「投票は弾よりも強し」。中国の示威行為が台湾の皆さんの民主的な総統選挙にどう答えを出すのか。ソ連時代から環境が変化してきたこの新しいロシアの大統領選挙がどうなるのか。国際的には非常に流動しております。しかし、厳しい選挙戦を戦い、県民から負託を受けた西口知事、「投票は弾よりも強し」、この意識を持っていただき、堂々と県政を進めていただきますことを改めて要望して、私の意見を終わります。
○議長(橋本 進君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で和田正人君の質問が終了いたしました。

このページの先頭へ