平成7年12月 和歌山県議会定例会会議録 第5号(吉井和視議員の質疑及び一般質問)


県議会の活動

 午後一時四分再開
○議長(橋本 進君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
○議長(橋本 進君) 質疑及び一般質問を続行いたします。
 4番吉井和視君。
 〔吉井和視君、登壇〕(拍手)
○吉井和視君 平成七年度の最後の議会を務めさせていただくこと、心から感謝を申し上げます。
 私、今度で八回目の登壇になるわけですけれども、今まで前の仮谷知事に対して質問をさせていただいた内容にも少し、再度質問させていただくことをご了解願いたいと思います。知事がかわれば当然、知事として、政治家としての政治使命といったものも変わってくるだろうということで、改めて質問をさせていただく内容もございます。
 そこで、地方分権についてまず最初に質問をさせていただきます。
 「輝けわかやま」、「信頼と変革の県政」をスローガンに初当選された西口新知事は、仮谷五期県政をバトンタッチし、戦後四人目の知事になられたことを心から祝福させていただきます。西口知事は、かつての三人の知事が経験されたことのない、地方自治の大変革の時代の知事であろうと思います。さきの所信表明の中でも、「和歌山県はある意味では極めて重要な時期にあると私は認識をいたしております」と述べられました。また、「和歌山の時代である」とも強調されました。
 「地方の時代」という言葉が使われて大変久しくなりましたが、今まさにそのときであります。明治維新以来続いた東京一極集中の中央集権型行政システムが既に制度疲労を起こし、大変革が期待されている時代であります。大化の改新、建武の中興、明治維新に次ぐ歴史的な改革のときでもあります。そのときに新知事に就任された西口知事は、歴史的な使命と大きな責任があるわけであります。地方を豊かにし、よりよい町を築き、知事の言う、和歌山に住んでよかったということにするためには、地方分権が必要であります。
 そこで、地方分権について質問をいたします。
 平成五年六月の衆参両院で地方分権の推進に関する決議が採択されたことに始まり、昨年暮れに閣議決定、それから本年五月に地方分権推進法が制定され、そして分権推進委員会が発足いたしました。これにより、本格的に地方分権について推進されていき、二十一世紀の行政のあり方が検討されるという、歴史的な作業が開始されたわけであります。
 私は、さきの六月議会におきまして、この地方分権推進法の制定により県が取り組むべき課題について何点か質問をさせていただきました。特に、分権の受け皿づくりを促進するための市町村の合併問題について、合併特例法の改正により、住民発議制の導入等、今までと違った環境になったこと、そして、住民の課題、また住民のニーズが多様化している現在、市町村の規模がこれでよいのかと質問をさせていただきました。
 西口知事は、昨年、一年有余の間、県内をくまなく歩き、さまざまな問題について県民とじかに話されたと聞いております。高齢化社会の問題、過疎対策の問題、景気対策、地域住民が一番望んでおられる生活産業道路の問題等、さまざまな課題について熱い要望を受けたと思います。多くあり過ぎる要望を解決するためには限られた予算であり、効率のよい政策が必要であります。
 そこで、必ず地方がよくなる、地方の暮らしがよくなる地方分権の推進を図り、今後の地方自治のあり方を検討すると同時に、市町村の一体的な整備、市町村の行財政基盤の確立強化を図るためにも、市町村の合併を進めることが一つの有効な方策であると思います。県下全域を歩かれた西口知事に、再度、今後の市町村の将来像についてご所見をお伺いいたします。
 今回の地方分権推進は、明治維新、そしてまた戦後の改革に次ぐ大きな行政改革のときであります。特に、県民福祉の中でも、本県の高齢化対策については深刻なものがございます。この高齢化社会に対応するためには、中央集権型行政システムを改革しなければなりません。県の迅速な推進体制を期待するものであります。
 そこで、県はこのたび、県行政改革推進委員会の審議を踏まえ、県行政改革大綱を発表されました。県の地方分権時代に果たすべき役割を整理したもので、簡素で効率的な行政の実現のため取り組むべき視点を何点か明らかにしたものでありますが、これに対する知事の決意のほどをお伺いいたします。
 そして、地方分権推進の上で今後大切なことは、県民を巻き込んだ体制でなければ主体的な改革は困難であり、分権に向けて県民の盛り上がりが重要であるということであります。この点について、県のお取り組みをお伺いいたします。
 また最後に、市町村との連携についても大変重要なポイントであります。その上で国に対して交渉を続けていかなければならないということでありますので、今後どのような計画で取り組むのかをお伺いいたします。
 次に、知事の兼職についてお伺いをさせていただきます。これは、知事はいろんな団体の長を兼ねておられるということでの質問でございます。
 高齢化社会への対応等、近年のさまざまな社会の変化、時代の変革にすぐ対応していただくために登場された西口知事であります。県政の大きな変革と、従来と違った県政へのリーダーシップを、県民は期待しております。
 そこで、今まで声があっても余り論議がされなかった、余り問題とされなかったことについてでありますが、知事の団体等の兼職についてお尋ねしたいと思います。
 知事の職務は大変な激務であるにもかかわらず、さまざまな職務を兼職されております。西口知事には、かつてない、時代が要請する大事業に着手していただかねばならない大変な時期であると思います。また、知事として兼職しない方がよいと判断されるものがあるかもしれませんので、一度全般的に見直し・検討をお願いしたいと思います。
 続きまして、同和対策についてお伺いをさせていただきます。
 これは、吉備町が行っている同和対策事業・ドーン計画の完了についての質問でございます。
 昭和四十五年三月二十八日、この議場におきまして、吉備町からのドーン計画の請願を満場一致をもって採択していただきました。あれから二十五年、ことしの十一月十八日、吉備町民合意のもとに吉備町ドーン計画完結町民集会が開催されました。
 そのドーン計画とは、吉備町から部落差別を完全になくするため、すべての町民の合意により計画・実施した同和対策事業であります。差別は部落の中の実態にある、差別は差別者の心の中のみを責めるだけの単純なものではない、この部落差別の中から差別に値する源を消去させ、「差別者のいない吉備町」ではなく「差別される部落民の存在しない吉備町」をつくらなければならないという、みずからも努力して差別されないよう頑張り、一日も早く完全解決をかち取りたいという地区住民の強い意志による出発でありました。
 差別される者に責任がないというのは当然の理であり、差別は政治の責任であるというのが近代民主的理論であり、昭和四十年の同和対策審議会答申の崇高な精神でもあります。長い間、差別の中にあった地区住民としては、もう長い期間待てない、一日も早く差別から解放されたいと願う余り、従来になかったドーン計画の発想となったものであります。
 今、地区は大きく変わりました。環境、生活、経済力、差別される実態が大きく解消されてまいりました。地区住民の切なる願いであったドーン計画の目指した「差別される部落民の存在しない吉備町」が、ここに実現しようといたしております。
 二十五年の間、深い認識と理解のもとに吉備町の最優先課題として取り組んでいただいた町民に感謝しなければならないと同時に、昭和四十五年にこの県議会において吉備町ドーン計画の請願を採択していただき、国会請願に向けて国に対して要望していただいた当時の下西岩吉議長を初め、県議会の皆様に深く感謝を申し上げます。そのことの感謝と喜びが、このドーン計画完結集会であると確信いたしております。
 この吉備町のドーン計画の完結に伴う町における単独事業の廃止は、吉備町民合意による自立宣言であります。もうほとんどの吉備町民の頭の中には、同和地区は存在いたしません。私は、そのことをこの議場から県下に、そしてまた日本国じゅうに宣言したい気持ちであります。
 そこで、知事にお伺いいたします。この吉備町のドーン計画完結は和歌山県における同和行政の指針となるべきだと考えますが、今後の同和対策を含め、知事のご所見をお伺いいたします。
 また、県下の同和対策の実態と今後の取り組みについて、部長よりお願いをいたします。
 そして、同和問題の最後になりますけれども、十一月十八日にドーン計画完結町民集会が行われたときに配布されたパンフレットでありますが、この最後に「いま何故完結か」という町民からの言葉がありますので、それを少し読ませていただきます。
 「『一日も早く同和問題の解決を』というのが住民の願いである。 今日完結の集会を開かせたのは、ひたむきにこの日を待ち望んできた住民の力である。 今回、『同和行政の終結』という言葉を敢えて用いず、吉備町の固有の名称である『ドーン計画の完結』という表現をしたのは、意見の異なる人々との摩擦を避けたいと思うからである。 地区の人々は個人施策から脱却する決意をした。ドーン計画が目的とした『差別される部落民の存在しない吉備町』が実現しようとしている。この機会を逸してはならない。住民を励まし、町民へ呼びかけ、差別のない吉備町をつくろう、それが今日の町民集会である」。
 「策定以来、アッという間に四半世紀が過ぎた。今更のごとく時の経過の速さを感じる。未だこの事業が軌道に乗らず、先行き不透明な時期にいつも暖かく導いて下さった忘れることのできない諸先生方。 『全国の同和問題の解決は吉備町から──・』と起工式であいさつされた大橋正雄和歌山県知事。幾度も来町され住民を励まされた秋田大助自治大臣。 さらにドーンのネーミングにヒントを与えて下さった衆議院議員正示啓二郎先生。国会内閣委員会でこの請願採択に尽くされた衆議院議員辻原弘市先生。持家融資制度創設に奔走された参議院議員(当時)玉置和郎先生。 本日ここにドーン計画が所期の目的を達成し成功裡に完結の日を迎えたことをご報告し、深く感謝の意を表します。 また政府や県ご当局のみなさま方に長い間にわたってご指導賜りましたことにあらためてお礼申し上げ結びにかえます」。
 最後になりますけれども、高速道路の紀南延長について質問をさせていただきます。
 近畿自動車道湯浅・御坊間が、来年四月までに開通する予定であると聞いております。御坊以南は高速道路として四車線で事業化することになっております。そうすると、大阪から海南まで高速四車線で、海南・御坊間が高速でない二車線道路、御坊からまた四車線ということになると、海南・御坊間がネックとなり、非常に通行しにくい、連続性のない、一体性のない自動車道となるわけであります。観光立県・和歌山県の大切なエリアである紀南に快適な気分で安心して他府県から来県していただくためには、どうしても連続性のある道路でなければならないと考えます。
 海南湯浅道路は昭和五十九年に開通してもう十年以上になり、通勤道路として通行が多くなり、土曜、日曜は渋停滞が余儀なくされております。近く国土開発幹線道路建設審議会が開かれるようでありますので、海南・御坊間の四車線高速道路化を国に対して積極的に働きかけるようお願いいたします。紀南への高速道路延長における県の意気込みと今後の取り組みをお聞かせください。
 次に、内陸道路で、国道四百二十四号の改修についてお伺いします。
 内陸縦貫道路としての国道四百二十四号の存在価値は、重要欠くことのできないものとなってきております。白馬トンネルの開通により新宮・和歌山間が三時間で通行できるようになり、その利用者は大変多くなってきております。以前にも本会議で取り上げましたが、金屋町から海南市間の現状は、非常に狭く、大型トラックが通行困難な道路でありますゆえに、地域住民としては多年の悲願としてトンネル化を望んでいるところであります。県においてもこのことについて、ずっと以前から国に対して要望を続けていただいていると思いますが、重点事項として取り上げていただきますようお願いいたします。国道四百二十四号の今後の改修計画をお伺いいたします。
 以上で、質問を終わらせていただきます。
○議長(橋本 進君) ただいまの吉井和視君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 知事西口 勇君。
 〔西口 勇君、登壇〕
○知事(西口 勇君) 吉井議員にお答えをいたします。
 地方分権全般にわたってのご質問でありますが、まず市町村の将来像についてであります。
 議員ご指摘のように、本年四月、市町村の合併の特例に関する法律が改正されまして、市町村の自主的合併のための制度が拡充、延長されたところでございます。
 地方分権の推進という時代の大きな流れの中で、住民に身近な地方公共団体である市町村がその行財政能力を強化していくということは、大変重要な課題であります。私といたしましても、このような意味で、市町村の自主的な合併は地方分権推進のための一つの有効な方策であると考えております。
 しかしながら、合併という問題につきましては、個々の市町村の住民が自主的に判断していくことが重要でございまして、県といたしましては、このような状況を見守りながら積極的に支援を行ってまいりたいと考えております。
 次に、先日公表されました新行政改革大綱につきましては、地方分権の時代にふさわしい行政体制の整備を基本的視点といたしまして、自主的・自立的な県政の実現を目指すものでございます。地方分権を実のあるものにするためには、権限の移譲、権限に伴う財源、そしてこれを担う人材が必要と考えております。このうち、権限の移譲、財源の確保については、全国知事会等を通じて国に強力に働きかけを行ってきたところでございまして、また人材については、先日来申し上げておりますように、職員一人一人の意識改革に努めまして、地方分権を担うにふさわしい人材づくりに努めてまいりたいと思います。
 現在、国の地方分権推進委員会が来年三月に中間報告を内閣総理大臣に提出するために活発な議論を行っているところでございまして、地方分権の推進に向けて大変重要な時期を迎えておるわけでございます。
 しかしながら、国民の地方分権への関心はいまひとつという状況でございます。議員ご指摘のとおり、地方分権の推進には世論の高まりが不可欠でございますので、本県でも地方分権の意義、地方分権に対応した行政運営のあり方等について議論を深めていただくために、県民に対する積極的な広報を行い、世論の喚起に努めてまいりたいと考えております。
 また、地方分権の推進に当たりましては、県と市町村との連携の強化が必要でございます。住民に身近な行政は住民に身近なところで実施するという基本にのっとり、国に対しても必要な要望を行いますとともに、市町村ともども、地方分権にふさわしい行財政の体制づくりを進めてまいりたいと考えております。
 次に、知事の兼職についてのお尋ねであります。
 県行政と連携しながら事業を進める必要のある団体については、これまでも運営の円滑化等の観点から知事が代表者の職に就任してきたところでございますけれども、私といたしましても、この際、兼職が本当に必要かどうか、改めて十分検討していきたいと思っております。
 次に、同和対策であります。
 同和対策事業特別措置法が施行されて間もない昭和四十五年三月に、全国的にも注目されたいわゆる吉備町ドーン計画請願書がこの議場において満場一致で可決されましたことは、今お話しのとおりであります。国におきましては、これを契機に、特別措置法の対象でなかった小集落地区改良事業を初めとする諸施策が整備され、自来、四半世紀が経過いたしたわけであります。この間、関係者の不断のご努力と指導者の積極的なご指導のもとに、物的事業や非物的事業が順調に推移をいたしまして、格段の改善がなされました。その結果、町単独事業を順次廃止することの住民合意を得まして、今回の町民集会が開催されたものと受けとめてございます。
 しかしながら、県下全体を見てみますと、なお物的、非物的の面において幾つかの課題のあることも事実でございます。私は、部落差別の存在する限り同和対策を続けていかなければならないことを基本としながら、差別のない社会を早急に実現するために積極的に取り組んでまいりたい、そのように強く考えてございます。
 以上であります。
○議長(橋本 進君) 民生部長木村栄行君。
 〔木村栄行君、登壇〕
○民生部長(木村栄行君) 吉井議員の質問にお答えいたします。
 昭和四十年、同和対策審議会答申が出され、昭和四十四年の同和対策事業特別措置法施行以来、五度にわたる立法措置により、行政責務と国民的課題であるとの基本認識のもと、同和対策を積極的に推進してまいったところであります。その結果、住環境を初めとして相当の成果が見られ、明るい展望が開けつつあります。
 その反面、一部の地域における住環境整備や中高年齢層を中心とした不安定就労、産業の振興、教育・啓発等の面において課題が残されていることも事実であります。
 現行の地対財特法の期限が一年三カ月と迫った今日、これらの課題解決のため、より積極的に推進するとともに、昨年県が実施した同和地区実態調査の結果等を踏まえ、今後の同和対策のあり方をできるだけ早い時期に示してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(橋本 進君) 土木部長山根一男君。
 〔山根一男君、登壇〕
○土木部長(山根一男君) 吉井議員にお答えいたします。
 道路整備についてのご質問二点について、まず近畿自動車道の延長についてでございます。
 ご指摘の海南から御坊までの間につきましては、将来的には四車線が必要であると考えているところでございます。また、近畿自動車道紀勢線の御坊から南部までの間は、四車線計画ではありますが、当面二車線の暫定供用の予定で進められておるところでございます。
 海南湯浅道路につきましては、交通量の増加が著しく、また今後もさらにふえることが予想されますので、早期に四車線化が必要であると考えております。現在、国また関係市や町と協力して、来年中には四車線の都市計画決定をすべく、関係機関と協議を進めているところでございます。
 なお、次期国幹審については来年中に開催される予定であると聞いておりまして、都市計画決定を行った上で整備計画に組み入れられるよう進めていきたいと考えているところでございます。今後、県としても、これらの区間を含めて、近畿自動車道紀勢線の南への延伸について努力してまいりたいと考えておるところでございます。
 次に、国道四百二十四号につきましては、昨年五月の白馬トンネルの開通により、金屋町、吉備町を通り一般有料道路である海南湯浅道路に向かう車が大幅に増加しておりますので、これに対応するため、現在、修理川工区及び吉原工区で整備の促進を図っているところであります。また、ご指摘の金屋町・海南市間については、現在、金屋町側では金屋町内の最もネックとなっておる市街地を通過する部分のバイパスとして金屋工区、吉田工区で、また海南市側では上谷工区で整備を促進するとともに、西ケ峰地区、上谷地内等で待避所の設置や線形改良等の局部的な改良を行っているところであります。
 なお、金屋町・海南市間は地すべり地等もあり、また地形的にも厳しい状況にありますので、将来的にはトンネル等の計画が必要になると考えております。当路線は現在事業中の箇所も多いので、今後の交通量の状況を勘案しながら整備方針の検討を行ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(橋本 進君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 4番吉井和視君。
○吉井和視君 少しだけ要望をさせていただきます。
 地方分権の問題でありますけれども、地方分権は、総論については各政党それから国民世論賛成でありまして、各論になりますと多少違ってまいります。やっぱり、国民を巻き込んだそういう世論を高めていかなければ地方分権は成らないと思います。
 地方分権をすると必ずよくなるということを前提に、よい町づくり──税金が効率よく使われることは間違いのない事実であります。そういうことで取り組んでいただくために、三重県ではたしか対策推進室を設置したように聞いております。本県でも一度、そのことについてご検討を願えたらと思います。
 とにかく、連立政権のあだ花に終わらないように、みんなが努力していかなきゃならないと考えております。
 もう一点、知事の兼職についてであります。
 知事には大変失礼な質問でありましたけれども、知事が兼職しない方がその組織自体がいい方向に進む団体もあると思いますので、十分検討していただきますよう、よろしくお願いいたします。
 以上、要望にさせていただきます。
○議長(橋本 進君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で吉井和視君の質問が終了いたしました。
○議長(橋本 進君) お諮りいたします。質疑及び一般質問は、以上をもって終結することにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本 進君) ご異議なしと認めます。よって、質疑及び一般質問はこれをもって終結いたします。
○議長(橋本 進君) 次に、議題となった全案件のうち、議案第百六十八号平成六年度和歌山県歳入歳出決算の認定についてを除くその他の案件は、お手元に配付しております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会にこれを付託いたします。
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 【日程第三 請願付託】
○議長(橋本 進君) 次に日程第三、請願の付託について申し上げます。
 今期定例会の請願については、お手元に配付いたしております請願文書表のとおり、それぞれ所管の常任委員会にこれを付託いたします。
○議長(橋本 進君) 次に、お諮りいたします。十二月十八日、十九日は、各常任委員会審査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本 進君) ご異議なしと認めます。よって、十二月十八日、十九日は休会とすることに決定いたしました。
○議長(橋本 進君) この際、各常任委員会の会場をお知らせいたします。
 職員から、これを申し上げます。
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 総務委員会 第 一 委 員 会 室
 厚生委員会 第 二 委 員 会 室
 経済警察委員会 第 三 委 員 会 室
 農林水産委員会 第 四 委 員 会 室
 建設委員会   第 五 委 員 会 室
 文教委員会 第 六 委 員 会 室
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○議長(橋本 進君) 次会は、十二月二十日再開いたします。
○議長(橋本 進君) 本日は、これをもって散会いたします。
 午後一時三十七分散会

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