平成7年9月 和歌山県議会定例会会議録 第5号(佐田頴一議員の質疑及び一般質問)


県議会の活動

 午前十時五分開議
○議長(橋本 進君) これより本日の会議を開きます。
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 【日程第一 議案第百四号から議案第百三十七号まで】
 【日程第二 一般質問】
○議長(橋本 進君) 日程第一、議案第百四号から議案第百三十七号までを一括して議題とし、議案に対する質疑を行い、あわせて日程第二、一般質問を行います。
 12番佐田頴一君。
 〔佐田頴一君、登壇〕(拍手)
○佐田頴一君 それでは、議長からお許しをいただきましたので質問に入りたいと思います。
 その前に、知事さんに一言お礼を申し上げたいと思います。
 人にはだれでも出会いがあると同時に、また別れがあります。仮谷知事さんにとっては、五期二十年の長きにわたり本県の飛躍発展のため「まごころ県政」を推進され、今日に至っておりますが、いよいよ退任する日も迫ってまいりました。本当にご苦労さまでした。深く敬意と感謝を申し上げます。今後は健康に留意され、県政、県民のご意見番としてさらにご指導、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げて、一般質問に入らせていただきます。
 那賀郡東部那賀・粉河・大阪府南部貝塚・岸和田幹線道路の新設についてであります。
 那賀町、粉河町における最重点課題であり、長年の懸案である大阪府南部への幹線道路の早期実現でありますが、ご承知のとおり、両町は県内紀の川筋にあって、経済、人口等横ばいの傾向で、沈滞ぎみの谷間現象が生じている地域であり、これに歯どめをかけ再浮上するためには、大阪府岸和田・貝塚市から那賀・粉河町への直結道路の整備が急務であると考えます。そのため、和歌山県から大阪府へ最短距離をもって貫通する道路の経済効果を期し、去る昭和五十三年三月、両町の町長、町議会、区長会全員と各種団体長をもって大阪府南部・和歌山県那賀郡東部府県道整備促進期成同盟会を設立し、目的達成すべく今日まで努力を続けてまいりました。
 少しその経過を申し上げますと、平成二年度は六月十三日、和歌山県副知事、土木部長に事情説明と陳情、七月十八日、岸和田土木事務所所長に、八月十日、大阪府土木部長、道路課長に、平成三年度は十一月十九日、大阪府緑の環境整備室長と本県農林水産部の井戸林務長に、平成四年度は二月二十八日と五月六日に、大阪府緑の環境整備室長と本県林政課長と岸本元県議が府県間道路について協議。これに対する回答は、平成二年二月、和歌山県議会で、粉河町・貝塚市の府県間道路については地方的な幹線道路網を構成するなど検討事項が数多くなり、今後、大阪府と当路線の方向づけについて協議してまいりたいと磯村土木部長が答弁をしています。大阪府の回答は、道路の位置づけ問題等について、道路課、企画室等を含めた府庁内の検討調整をまず進めたい、さらに、府県間の協議を進めながら、最終的には阪和開発連絡協議会における阪和間交通のアクセスの議題の一つとされる方向で取り組んでいきたい、また現在、大阪府企画室長と緑の環境整備室との間で道路の位置づけ問題等について調整中となっている。これが現在までに知り得た内容であります。
 地元期成同盟会が今日まで約二十年間にわたりこの問題に取り組んできた経過でありますが、距離は、粉河町西川原の起点より貝塚インターチェンジまでの全長十三キロで、和歌山県側の改修は三キロ、葛城山トンネルは二・五キロ、大阪府側は二・二キロメートルで、府県道岸和田牛滝山貝塚線を経て近畿自動車道松原線、大阪外環状線、国道百七十号線に至る幹線道路となり、紀北中心部から大阪へと結ぶ通勤・通学の最短距離となるため、昭和三十年ごろより府県道整備が一番の急務と考え、真に京阪神経済圏に対する表の玄関口としての役割を果たしながら紀の川流域の産業振興の拠点となることを期して、今日まで頑張ってきたのであります。
 今、大阪府は関西国際空港に関連して南部地域に力を入れ、大阪南部の地域開発プロジェクトだけでも、大小合わせて百数十あると言われています。大規模なものだけでも、和泉中央丘陵新住宅市街地開発事業、和泉コスモポリス計画、岸和田コスモポリス計画、泉佐野コスモポリス計画、阪南丘陵新住宅市街地開発事業など、大規模な開発プロジェクトが二十一世紀に向けた住宅開発、町づくり計画を力強く推進しています。
 一方、和歌山県側はどうなっているのだろうか。本県における主なプロジェクト、重点事業及び各市町村において計画されている主なプロジェクト構想は、和歌山定住圏内に那賀郡が入り、御坊定住圏、橋本定住圏、田辺定住圏、有田定住圏、新宮定住圏となっているが、那賀地方を生かした定住圏が見当たらないのはなぜか。まず、それを聞きたい。定住圏の目的は、それぞれの圏域が持つ自然、歴史、文化等を最大に生かしながら、交通基盤の整備、産業の振興、都市機能の充実に努め、活力と潤いのある定住圏づくりを推進し、地域の活性化と若者の定住を促進するとある。那賀郡は、和歌山定住圏ではなく、なぜ独立したこれら地区に該当しないのかであります。
 私たちは、近畿自動車道、京奈和自動車道、紀淡海峡ルート第二国土軸の大規模プロジェクトによる二十一世紀への県土づくりも大変重要な課題であると思いますが、それよりも増して、今我々が生活している身近なこの道路の早期実現を待ち望んでいるのであります。
 大阪南部の町づくり計画と紀の川地域の町づくり計画をこの道路で直結し、京阪神一千万人と結ぶことによって、どれだけ和歌山県が活性化するか。奈良県の奈良盆地の発展ぶりと本県を比較すると明確であり、はかり知れないほどの効果があると確信します。まず、この道路についての知事のご所見を承りたいと思います。
 続いて、関係部長にお尋ねします。
 一、第五次長期総合計画策定に着手すると聞くが、現第四次長期総合計画の中にこの道路はない。今後新たに、人口、経済の動向調査等の基礎調査、審議会への諮問が実施されるが、平成九年度の審議会答申、新長期総合計画の中にこの道路をぜひ入れてほしいと思います。
 二、和歌山県と大阪府における諸課題の解決と事業の促進について両府県が連携調整及び協議を行う阪和開発連絡協議会があるが、この那賀郡東部・大阪府南部府県道の新設道路を協議事項として提出できないかどうか。
 三、半島振興法を活用した道路整備が行われ、昭和六十三年度から平成五年度まで六年間で、補助事業、単独事業を含めて九百二十二億円の事業が実施されているが、半島振興法が充実延長されたこの機会に、この制度を最大限に活用してこの府県間道路の事業に着手できないかどうか。また、この半島振興法の適用がない大阪府側はこの場合どうなるかを聞きたい。
 四、この府県間道路は何十年先に完成されても、今生きて生活している我々にとっては余り意味がないと考えます。早期に着工・完成させるためには有料道路で完成することも検討に値すると思うが、有料道路での建設はできないかどうか。
 五、昭和六十三年度に両府県で紀の川利水に関する協定書を締結し、府県間道路五地区を指定して道路整備を図られているが、これ以外の道路として新規にこの道路を追加できないかどうか。
 六、財団法人紀の川水資源地域対策基金交付金いわゆる分水協力金に基づく地域整備事業については、平成二年度から地元に適した地域整備を推進するため、紀の川流域の市町村が実施する事業を対象に助成制度を設けて実施しているが、この資金を活用してこの道路の建設を推進できないかどうかであります。お教えいただきたいと思います。
 続いて、紀伊半島内陸部の横断道路計画推進についてであります。
 道は、人や荷物を運ぶのみならず経済、人口、文化をも運び、道路なくして地域の発展は望まれません。今後は、本県の面積の八〇%を占める紀伊半島内陸部の緑豊かな奥地開発を行い、均衡のとれた県土づくりがぜひ必要であります。具体的に申し上げますと、粉河町の国道二十四号線から紀の川を渡り、紀中、紀南へと延びる横断的な道路計画を推進しなければなりません。
 大阪泉南地方から粉河を経由して、現在調査費が計上されている新しい竜門橋を渡り、鞆淵地区へ直結するトンネルを龍門山に掘り、さらに南下して海草郡美里町長谷宮の国道三百七十号線に接し、花園村の国道四百八十号線へと結ぶ横断道路を新設することによって、現行で粉河まで約五十二キロあるこの道路は約二十二キロに短縮され、距離で二分の一以下、時間にすると三十分で現在の三分の一程度となり、有田方面や高野龍神スカイラインに直結し、紀中、紀南から大阪大都市圏及び関西国際空港まで、海岸線を使用せず、内陸部のみの最短距離となります。
 幸い、今、花園村と美里町では、両町村を結ぶ町村道花園長谷線が通り、地蔵峠の中腹にトンネルを掘る構想を立て、花園村梁瀬の国道三百七十号線と美里町長谷宮の国道四百八十号線を結ぶ延長十一・九キロメートルを現在の三十分から約十分に短縮すべく、「地蔵トンネルの貫通を目指そう」と、花園村梁瀬にトンネル実現を訴える大看板が設置されているし、粉河町でも「粉河・鞆淵・美里・花園への道路の早期実現へ」というような立て看板が多く掲げられて、促進期成同盟会も発足し、地元の熱気は大変盛り上がっているのが現状であります。
 紀伊半島の奥地より林産物、農産物の搬入搬出も容易となり、南は高野龍神スカイラインを往復する観光客にも大変便利となり、奥地開発への活性化につながっていきます。そのためにも、紀伊半島内陸部横断新幹線道路と位置づけてこの構想をぜひとも実現させ、大阪大都市圏と紀北、紀中、紀南を結ぶ、大動脈となる横断道路の実現を要望するものであります。これこそ紀伊半島振興につながると確信しますが、この構想についての知事及び関係部長のご所見を承りたいと思います。
 続いて、JR和歌山線の複線化と京都、奈良、名古屋への乗り入れダイヤの復活についてであります。
 県勢の発展には、道路とともに鉄道の輸送力も地域にとって重要な課題であり、積極的に取り組まなければならない事柄であります。鉄道の持つ機能や役割を改めて見直し、鉄道による利便性の向上に今後とも対応していくことが地域の活性化を促進していく上でぜひとも重要であると考えます。
 関西国際空港の開港や、豊かな自然資源と歴史、文化などを生かしたリゾート開発などの推進により、今後さらに旅客需要の増加が見込まれる本県の鉄道網の整備は、輸送力の増強、利便性の確保に対し、懸命に取り組まなければならない問題であります。
 既に本県の幹線鉄道であるJR紀勢本線は、高速化と快適性の向上を目指して紀勢本線活性化促進協議会も設立され、紀伊半島へのミニ新幹線の導入に意欲的な提案も行われ、スピードアップによる時間短縮、車両の改善も含めて、紀勢本線高速化等の事業に対する関心度が非常に高まりつつある昨今でありますが、一方、JR和歌山線の整備については現在どのような形で改善の計画を立てているのか、伺っていきたいと思います。
 JR和歌山線沿線の那賀郡は、関西国際空港より三十キロ圏内、大阪市内からでも六十キロの至近距離に位置し、将来は本県の京阪神の表玄関になるとも目されている地域で、泉南地域と紀北地域を含めた新しいエリア、第四の百万都市にふさわしい鉄道網の整備も今から準備していかなければなりません。これからの問題であります。
 これまで、JR和歌山線の複線化を含む改善は地域の切実な要望として陳情してまいりましたが、現在の状況はどうなっているのか、真剣に考えてみたい。五十年前の戦前と同じように、平たんな土地に二十四号線の国道と単線の和歌山線が並んで走っているだけで、常に、この和歌山線は何とかならないのだろうかと、紀北地域の最重点課題だという問題意識を持って和歌山線の現状を見詰めています。県においても、鉄道交通の著しく不便なこの地域住民の利便性を考慮していただき、一日も早く複線化を推進し、沿線開発や観光開発などの地域開発ともあわせ促進する観点から質問します。
 一、紀勢本線と異なり和歌山線の距離が短く、和歌山・橋本間でも五十キロ前後のため、乗客が少なく収入も少ないため不採算路線として改善投資はできないという意見もあるが、この和歌山線と桜井線、奈良線を結び、東に延長すれば何百キロにも延長できる。この和歌山線も、昭和三十年代、我々学生時代には先人たちの努力により和歌山・東京間に夜行列車が走り、急行列車も奈良、京都、名古屋に乗り入れていたのであります。和歌山線を早期に複線化し、桜井線、奈良線と結ぶことはできないのかどうかであります。
 二、関西国際空港開港により昭和の時代と比較できないほど発展している二十一世紀の紀北地方は、大阪のベッドタウン化が進んで、この地方からより早く大阪へ、より早く奈良や京都や名古屋へ特急・急行電車を走らせよとの地域や乗客の要望も強くなってくると思われます。京奈和自動車道の建設も大変重要な課題でありますが、この実現には長い時間がかかります。我々は、この高速自動車道よりも増して鉄道の改善、すなわち新規ではなく昭和三十年代のダイヤの再復活を強く要望してまいりたいと思います。桜井線、奈良線の大阪・奈良または京都・奈良を経て和歌山を経由し、関西国際空港へと、また紀南方面へと、紀州路快速や関空快速電車を北回りではなく南回りルートで導入する計画を推進できないか、県の考え方をお聞きしたいと思います。
 続いて、紀の川井ぜき改修と周辺地域の環境整備についてであります。
 紀の川流域の和歌山県側は、橋本市より和歌山市までの二市九町に及び、その豊かな水量は紀の川平野に住む県民の農業や工業、都市用水にも分水され、大きな恵みを与え、紀の川の水は血の一滴にも値すると言われるほど、流域に住む六十万人の母なる川として今日に至っています。
 先日、朝日新聞で、「川面の風そびえる大堰」というタイトルで、紀の川の流れがとまり、行き場のない水が池のようにたまる、那賀町の藤崎井堰にとめられた流れは幅二百十メートルのせきから約三メートル下に流れ落ちる、そこから再び流れが動き始める、両岸にはコンクリート製の水門四基が立つ──これが写真入りの記事の内容でありますが、こののどかな井ぜき地帯も、農業の利水面については、土地改良区の皆さんの懸命の努力により紀の川平野の農業地帯に水を供給し、最大の恩恵を与えていますが、このコンクリート井ぜきがあるために過去幾度か大災害も受けています。私自身の家も水害で流され、現在も流れない風呂など、その残骸をさらしています。この母なる川も、この井ぜきが現在もなお多くの人たちに災害を与えて、何十年の長きにわたり悩み続けさせており、井ぜき付近に住む多くの人たちの一日も早い改修の声には切ないものがあります。
 今、和歌山市有本に紀の川大堰の建設が進み、大阪への分水等を目的とした最大級のせきが建設中でありますが、この紀の川流域に終戦まで八カ所あった井ぜきが、四十二年前の大洪水ですべて流失しています。これを機会に、以後、新しい巨大なコンクリート固定ぜきが登場し、小田頭首工、藤崎頭首工、岩出頭首工、新六箇頭首工の四カ所に集約したのでありますが、井ぜきはいずれも紀の川の川幅が極端に狭い場所を選び建設したため、大台ケ原を含む、台風の常襲地帯を流域に持つ紀の川では、井ぜき周辺に水害を発生させてこの付近の人たちを困らせています。
 紀の川治水工事が今から約七十年前から開始され、洪水の実績をもとに築堤、河道掘削、護岸などの改修工事が実施されているが、井ぜきのあるこの周辺地域住民の生活権を守るためにも、水害予防の対策改善がぜひ必要であります。
 洪水流下の障害となっている新六箇井堰は紀の川大堰の建設に当たり全面撤去され、新たに紀の川大堰より取水して、農業用水、工業用水、上水道の各取水の施設を設置すると聞いているが、小田、藤崎、岩出の頭首工の井ぜき改修についての対策をまず聞きたい。
 現在、那賀町の藤崎井堰は、農業用水などの取水を目的として昭和二十年代後半に現在の形に改築されたものであり、このせきはコンクリート固定部が現河床から約三メートルも突き出た半固定ぜきで、洪水流下のときの大きな障害となっています。この井ぜきは、私たちが子供のころ、竹で箱をつくり、これに岩石を入れてつくったもので、洪水が出ると災害が生じないよう流れてしまう方法をとり、流れをとめる障害にならない井ぜきをつくっていたのであります。
 そこで、関係部長にお尋ねします。
 一、小田、藤崎、岩出の井ぜきから取水している農業用水等の取水施設を残しながら現在の固定式井ぜきを撤去し、新たに可動式井ぜきに変更して、洪水時には障害物を受けず安全に流下し、洪水流下の妨げにならないように移動式ゲートを堤防の高さまで引き上げられる構造に改善できないかどうか。
 二、紀の川流域の頭首工は、農業用水関係者すなわち土地改良区の組合に関係あると思うが、この改修には莫大な資金が必要であると思われます。この責任は、県か、建設省か、農林水産省か、土地改良区か、その所在が明確ではないが、どこにこの改善を求めていったらよいか、教えてほしい。
 次に、周辺環境整備の問題についてであります。
 那賀町、かつらぎ町の境界に紀の川の中州・船岡山がありますが、この上流の萩原、西渋山地区は、洪水ごとに船岡山がせきの役目を果たし、常に台風洪水時の遊水地帯であったが、これを解決するため船岡山の南側を取り除き、洪水の流れをよくしたため、今では遊水地ではなく、橋本伊都公共下水道終末処理場に生まれ変わっています。藤崎井堰の上流にも、紀の川の真ん中に中州があります。那賀町藤崎、後田、西脇、北湧地区、粉河町荒見地区は、この島を取り除くことにより流れの障害がなくなり、船岡山と同じような現象が起こるのではないかと思いますが、この中州を撤去できないかどうか。
 最後に、和泉葛城山系の国定公園編入計画と青少年健全育成の宿泊研修センターの建設についてであります。
 和歌山には、瀬戸内海国立公園、吉野熊野国立公園、高野龍神国定公園があるが、平成四年度、五年度ころに、隣のかつらぎ高野山系県立自然公園と紀仙郷県立自然公園とともに、金剛生駒国定公園に区域拡大計画を進めて編入し、新たに金剛生駒紀泉国定公園に指定する計画を既に発表されております。我々地元住民は、葛城山系の保護か開発かのいずれにも重大な関心を持ち、その成り行きを見詰めているところでありますが、国定公園化については、全くと言っていいほどその内容は知らされていないのが現状であります。
 この拡大計画は、昭和四十五年、和歌山県側から大阪府に呼びかけて進められ、両府県で国に陳情、昭和四十六年には環境庁自然公園審議会の答申に和泉葛城山系を国定公園に編入することにより、和歌山県側は橋本市、伊都郡、那賀郡の計四千ヘクタールを、大阪府はブナ林の自然林を含む三千ヘクタールの拡大計画を策定されたと聞く。その後、和歌山県は、拡大を予定していたこれらの区域は新関西国際空港から二十ないし三十キロ圏内と近く、県北部に残された、大規模開発が可能な数少ないこの地域を国定公園区域に入れれば、自然公園法で住宅造成やゴルフ場、マンションなどの建設に県の許可が必要となり開発行為が制限されるが、既に約四千ヘクタールのうち関西国際空港に一番近い約千ヘクタールの開発が進んでいるので国定公園にする価値がないとして、県みずからが見送ることを決めたという。
 このように、国定公園の計画では、大阪府側が数少ない緑を確保するために国定公園化に積極的なのに対し、和歌山県側は、最近開発の足かせになるとしり込みをしているのが現状であると言われています。
 そこで、関係部長にお尋ねします。
 一、将来和歌山県側の開発が可能な、期待できる地域に国定公園化で網をかぶせてしまうと、関西国際空港や大阪南部の都市との接点がなくなることになると思うが、県側が開発の足かせとして取り除いた千ヘクタール及び国定公園化を予定している三千ヘクタールの地域は、那賀郡、伊都郡地域のどの場所を指すのか教えてほしいこと。
 二、国定公園化を予定されている三千ヘクタールの中に紀泉高原スカイラインも含まれていると思うが、眼下に関西国際空港を望み、波及的効果を一番受けやすいこの地域が開発規制区域となると、葛城山ろくの南斜面の、太陽のよく当たる、最も発展が期待できる場所が開発規制区域となり、開発をできなくすることに反発する地元の声もある。地元や関係者に、国定公園になるとどのようなメリットがあり、どのようなものを新規に計画するのかを説明し、了解を求めているかどうか。指定だけでは全く意味がありません。
 三、編入に当たって、「和泉葛城山系国定公園編入促進協議会」(仮称)を県及び橋本市、高野口町、かつらぎ町、那賀町の一市三町で設置し、促進を図っていくと言うが、関係市町の了解があれば、平成七年度中に県の自然環境保全審議会及び土地対策審議会に諮問を行い、平成八年には国の審議会にかけていく予定と聞く。今後の進め方を教えてほしい。
 四、紀泉高原の整備は県のご協力によりだんだんと進んでいるが、豊かな葛城山系の森林資源を生かした森林レクリエーション基地づくりを目指すため、森林の景観を楽しみ、散歩したり、関西国際空港や大阪、神戸方面の百万ドルの夜景や淡路島、四国を望める山頂に、青少年の野外活動の場所として、スポーツ施設や宿泊研修施設を備えた、青少年がいつでも利用できる総合文化スポーツ施設として青少年県民宿泊研修センターをぜひ建設したいと思いますが、知事のご意見をお伺いいたしたいと思います。
 以上で、一般質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○議長(橋本 進君) ただいまの佐田頴一君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 知事仮谷志良君。
 〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) 佐田議員にお答え申し上げます。
 私のことにつきまして、ご丁重なお言葉をいただき、どうもありがとうございました。
 さて、大阪府岸和田・貝塚市から粉河・那賀町への直結道路の整備についての基本的な考え方はどうかということでございます。
 関西国際空港を初め京阪神圏へ連絡する府県間道路の整備につきましては、道路整備の重点課題として取り組んできているところでございまして、昭和六十二年に紀の川利水に関する覚書の府県間道路整備計画の中で、和歌山市加太の岬加太港線から橋本市の国道三百七十一号までの間で六路線が位置づけられており、両府県が協力してその整備促進に努力していこうということになっております。
 ご提言の粉河・那賀から貝塚・岸和田に至る新設道路につきましては、まず道路としての位置づけが必要でございますが、県道とする場合においては、地方的な幹線道路網の構成などについて検討事項が数多くあるわけでございます。そのために、まずこれを整理することが必要でございまして、今後の将来の道路網の中での課題として承ってまいりたいと思っております。
 次に、大阪大都市圏と紀北、紀中、紀南の国道を結ぶ、大動脈となる横断道路の新設の考え方でございます。
 お話ございました紀北、紀中、紀南を結ぶ横断道路につきましては、竜門橋の架橋位置並びに美里・花園間のルートの検討を現在行っているところでございまして、まず第一にこれらの整備に努力してまいりたいと思います。詳細については、土木部長から答弁申し上げます。
 次に、和歌山線の複線化の問題でございます。
 昭和五十九年十月に電化されるとともに、その後のダイヤ改正によって粉河・和歌山間に快速列車が新設される等、一定の利便性が向上されました。
 ご提言の和歌山線の複線化につきましては、国に対し要望を行うとともにJR西日本に対して働きかけを行っておりますけれども、旅客需要の問題や用地買収など巨額の投資が必要とされることなど、多くの課題があると聞いているわけでございます。複線化に当たっては利用客の増加が前提となりますが、地元の皆さんと一緒に利用促進を図るとともに、また話ございましたように発展する地域でございますので、そうした点において今後とも努力を続けてまいりたいと思います。
 また、今年度実施する県内の旅客需要調査の中で和歌山線の旅客需要を把握し、今後の和歌山線の利便性の向上施策を検討するとともに、JR西日本等、関係機関への働きかけを沿線市町村ともども続けてまいりたいと考えておるところでございます。
 次に、和泉葛城山系の国定公園編入計画とともに、そこへの青少年県民宿泊研修センターの建設についてでございます。
 葛城山系の森林資源を生かした森林レクリエーション施設としての青少年の県民研修施設の整備でございますけれども、国定公園内の適正な公園利用施設として位置づけることができると思います。
 ただ、青少年の宿泊研修センターにつきましては、近くに紀北青年の家があり、現在、この利用の拡大を図るとともに施設の整備充実に努めておりまして、葛城山系全体の利用計画の中で、スポーツ施設等、そうしたいろいろな施設について今後十分検討してまいりたいと思っております。
 他の問題は、部長から答弁いたします。
○議長(橋本 進君) 企画部長藤谷茂樹君。
 〔藤谷茂樹君、登壇〕
○企画部長(藤谷茂樹君) 佐田議員にお答え申し上げます。
 主要プロジェクト定住圏における那賀郡の役割でありますが、那賀郡は、昭和四十五年に設定された広域市町村圏制度のもとで、関係市町との協議を経て、和歌山市を中心都市とする和歌山周辺広域市町村圏として位置づけられ、圏域として一体的に整備が進められてまいりました。第四次長期総合計画の策定段階におきましても、住民の生活圏、経済圏、文化圏を総合的に勘案した結果、一つの圏域ととらえることが適当であると考え、地帯別計画を作成したところでございます。しかしながら、今日の那賀郡は、関西国際空港に近接し、また道路網の整備や住宅地の開発等により人口も増加しており、高い発展ポテンシャルを持った地域であると認識してございます。
 新たな第五次長期総合計画の圏域設定につきましては、その後の人口動態等に伴う都市化の状況、地域住民の生活圏、経済圏の動向、また道路交通網や情報通信網の整備の進展等により、さまざまな分野で交流が活発化し広域化しているといった、新たな視点からの検討を行う必要があると考えてございます。
 次に、那賀郡東部から大阪府南部への直結幹線道路の第五次長期総合計画への位置づけについてでございますが、第五次長期総合計画につきましては、現在、平成九年度に計画決定できるよう策定準備を行ってございます。個別具体的な事業に対する計画への位置づけについては今後の作業でございまして、本路線の位置づけについても、全体の道路網の中で、道路として整備を行う上での問題点や阪和間の道路構想等、種々勘案しながら検討、判断してまいりたいと存じます。
 次に、この道路を阪和開発連絡協議会で整備に向けて協議されている府県間道路に追加できないかという議員のご提言でございますが、これまでの同協議会の協議経過から、大阪府との間で解決せねばならない問題も多々残されており、当該道路の位置づけ、計画の熟度等を考えますと、協議事項に追加するということは現段階では難しいものがあると考えてございます。
 また、この道路を半島振興法により新たな道路として適用してはどうかというご質問でありますが、半島振興法の適用による道路整備につきましては、新たな路線としての整備は難しく、当面は採択された路線の整備に全力を傾注してまいりたいと考えてございます。
 次に、府県間道路の整備につきましては、紀の川利水に関する協定書等により、国道三百七十一号を初めとする六路線が対象となってございます。県といたしましては、対象六路線の整備について全力を傾注しているところでございまして、議員ご要望の、新規路線の新たな追加は難しいと考えてございます。
 次に、紀の川流域整備振興事業につきましては、紀の川流域関係十五市町を対象として、それぞれの市町が実施する地域振興に資する事業に対して県が補助しているものでございます。補助総額につきましても、関係市町との協議のもとに決定したものでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、JR和歌山線経由、奈良、京都、名古屋への乗り入れダイヤの復活につきましては、JR西日本によりますと、旅客需要の多様化等による利用旅客の減少により、現時点において実現が難しいとのことであります。しかしながら、和歌山線沿線の紀の川流域は、関西国際空港の臨空圏域としてこれからますます発展していく地域であると認識してございまして、県といたしましては、議員ご提言の乗り入れ問題も含めて、今後とも和歌山線の利便性の向上に向けて、地元の市町村とともに積極的に取り組んでまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。
○議長(橋本 進君) 土木部長山根一男君。
 〔山根一男君、登壇〕
○土木部長(山根一男君) 佐田議員にお答えいたします。
 まず、阪和間事業の促進方法としての有料道路についてでございます。
 一般的に有料道路として事業を行う場合、道路法の対象となる一般有料道路と、道路法の対象とならない一般自動車道としての有料道路がございます。これらの事業主体には、地方道路公社、バス会社、鉄道会社などがあります。その場合、有料道路としては採算性が前提となりますが、ご提言の那賀・粉河の那賀郡東部から大阪府南部の貝塚・岸和田へ直結する幹線道路の新設については、近くに県道泉佐野打田線と国道四百八十号などの計画もあるため、採算性等の面で、当該新設道路の解決すべき課題は大きいのではないかと考えております。
 次に、粉河から鞆淵・美里・花園に通ずる道路についてでございます。
 県道荒見粉河線の竜門橋につきましては、幅員が狭小でございますので、かけかえする必要があると考えているところでございまして、現在、周辺の道路網並びに架橋位置等の概略調査を行っております。
 粉河町から美里町の間につきましては、現在、県道、町村道等がなく、また地形的にも険しく、膨大な事業費も要しますので、現在のところ、将来の検討課題とさせていただきたいと考えております。
 美里町と花園村の間には町村道長谷花園線があり、それぞれの町村において補助事業として順次整備を進めているところでございますが、権原取得等の条件が整えば県道としての位置づけも検討したいと考えているところでございます。
 さらに、このうち地蔵峠付近につきましては、トンネルを含めたルート、整備手法及び事業主体について、地元町村とともに検討を進めているところでございます。
 次に、紀の川の井ぜき改修と周辺地域の環境整備についての三点についてでございます。
 紀の川の治水対策といたしましては、現在、大滝ダム、紀の川大堰等の建設事業が建設省によって鋭意実施されているところでございます。
 議員ご指摘の、小田・藤崎・岩出井堰の改築の技術的な可能性につきましては、上下流の治水バランスや緊急性を勘案しながら、さらには建設箇所における地質等の諸調査に基づき判断することとなりますが、せき本体の改築に限って考察いたしますと、紀の川大堰と同様の工法で、取水機能を残しながら可動ぜきへの改築は可能と思われます。
 井ぜき改修の責任者につきましては、ご質問の三井ぜきは農林水産省の所管となってございます。したがって、せきの改築に当たりましては、施設の老朽化等、所有者側の理由による場合は農林水産省の所管として行われることとなります。一方、治水上の理由による場合は、建設省と農林水産省が協議の上、事業主体が決定されるために、農林水産省、建設省の双方が関係してまいります。
 次に、水害予防対策に関するご質問についてでございますが、船岡山の開削工事におきましても、下流に対する影響等、治水バランスを考慮の上、掘削断面を検討し実施されたものであり、藤崎井堰上流の中州の撤去についても、下流における流下能力等、船岡山と同様の検討が必要と考えられます。
 いずれにいたしましても、建設省において進められている紀の川大堰等の事業進捗を勘案しながら検討を進める必要がございますが、県としては、議員のご趣旨を農林水産省、建設省の双方に伝えてまいります。
 以上でございます。
○議長(橋本 進君) 商工労働部長中山次郎君。
 〔中山次郎君、登壇〕
○商工労働部長(中山次郎君) 和泉葛城山系の国定公園編入計画についてお答え申し上げます。
 まず、葛城山系の国定公園編入の諸問題でございますが、議員お話しのとおり、和泉葛城山系の国定公園化につきましては、昭和四十五年二月に大阪府、和歌山県の両府県で厚生大臣あてに陳情してございます。その後、昭和四十七年三月に和歌山県案が決定されておりましたが、大阪府の地元調整が難航して国定公園化が中断してございました。昭和六十一年には県の長期総合計画においても国定公園への編入を位置づけるなど、取り組んできたところでございますが、大阪府側も国定公園化の検討を再開し、本県も既存の県立自然公園を中心に大阪府と一体となった指定に向けて、地元市町とともに、事務レベルの説明会等、作業を進めているところでございます。
 県の長期計画に位置づけた段階では、公園編入区域が粉河町、打田町、岩出町を含む四千ヘクタールで検討された経緯がございますが、種々の事情を勘案し、現在計画しているのは、既存のかつらぎ高野山系県立自然公園の和泉山脈沿いに位置する地域と紀仙郷県立自然公園の一部の葛城山地域で、市町で申しますと、橋本市、高野口町、かつらぎ町、那賀町で、面積は約二千七百ヘクタールでございます。
 次に、国定公園化に伴う規制とメリットについてでございますが、規制は現在も県立自然公園であり、国定公園化されても規制の内容は一切変わりなく、許認可等の権限は県知事でございます。
 また公園は、すぐれた自然環境の保護とともに、広く国民、県民の利用も大きな目的でございます。自然公園の適正な利用施設、例えばキャンプ場の整備や園地、展望施設、駐車場などの施設整備、あるいはブナ林の復元施設などの施設整備が国費の対象となります。魅力ある利便設備の整備をなお一層推進することができます。利用計画についても、地元の意見を聞きながら進めてまいりたいと存じます。さらに、国定公園化によって葛城山系の全国的なPR効果が期待できるとともに、本県の観光についてもプラスとなると考えてございます。
 また、促進協議会の設置でございますが、いずれにいたしましても、地元市町の意向なくして推進できるものではございません。公園区域の対象地域である一市三町の連携、協調を図ることからも、協議会を設置してまいりたいと考えてございます。
 今後の作業手順といたしましては、地元市町長に対する意見照会、国の関係機関との調整等の後、県自然環境保全審議会、県国土利用計画地方審議会のご意見をお聞きし、環境庁長官に国定公園化の申し出を行い、国の自然環境保全審議会を経て決定・告示されることとなります。
 なお、一昨年、環境基本法が制定されるなど、環境保全、自然保護など、環境問題に対する行政の積極的な姿勢が求められております。皆様のご理解を得ながら国定公園化についても努力してまいる所存でございますので、よろしくお願い申し上げたいと存じます。
 以上でございます。
○議長(橋本 進君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 12番佐田頴一君。
○佐田頴一君 一つ、定住圏問題ですけれども、先ほど、那賀郡を今度一人前に取り扱ってやると、こういうことでございます。
 医療圏については、飯田先生も申しましたとおり──例えばこんなことがあるんです。那賀郡に病院をつくるということになります。そうすると、和歌山市と一緒ですので病院ができない。ベッド数の制限がある。那賀郡だけでしたらできますが、和歌山市にたくさん病院があるから那賀郡でできない。こういうことでございます。医療圏から早く外してくださいというのは、もう何年か前に私が那賀病院の副管理者をやっていたときから言うております。だから、もう早く外してやってほしいなと思うんです。それが一点です。
 それから、府県間の道路、鉄道の問題ですが、もっとたくさんつくってほしいというのが私の希望でございます。
 ちなみに、私は和歌山県と奈良県をよく比較するのですが、ちょっと申しますと、生駒山の国道に幾つトンネルを掘っているかというと、六つ掘っているんです。調べてきたんですけれども、時間がありませんから。それで、和歌山県はどうか。これも、皆さんよく知っていますから言いません。鉄道も、近鉄だけでも四つのトンネルを掘っているんです。それがどうなってきているかと言いますと、和歌山県の昭和三十年の人口が百万六千八百十九人であります。奈良県が、わずかに七十七万六千八百六十一人でございます。それがことしの平成七年三月末現在ではどうなっているかと言いますと、和歌山県が百七万四千三百二十五人でございます。それに対して奈良県は百三十七万五千四百八十一人でございます。この差は、和歌山県が昭和三十年から現在まで増加したのは六万七千五百六人、奈良県が五十九万八千六百二十人でございますから、約十分の一しか和歌山県は人口がふえていない、こういうことでございます。この理由はやっぱり道と鉄道にあると思いますので、今いろいろお話をいただきましたけれども、もっともっとこれからも研究して頑張ってほしいなと思うわけでございます。
 それから、要望でございますので、もう一つだけお願いしたいのですが。
 今、国定公園のお話をしていただきましたが、私がこの話を聞いたのは、地元から聞いたわけでございます。どうなっているんかというお話でございましたが、私は全然聞いておりませんと、こういうことでございます。
 ちなみに、この三月九日に県は、まず私の那賀町へお話に行ってあるんです。まず町へ行って、町議会へ説明して、竜王共有団の組合へ説明して、そして私ですね。だから、四番せんじでございます。別の人は、二、三日前に教えてもらったので五番せんじに聞かせてもらったと。こういうことになりますと、県議会としての立場というのは大変苦しいんです。何にも知らんのじゃないかと、こういうふうに言われますので。
 これからは、町村長へいろんなことを教える場合には、済みませんけど──新宮のことを教えてくれとは言わないんですよ。地元のことだけぐらいは、やっぱり地元の県会議員さんにお教えいただきたい。でなかったら、今言いましたように説明がつかないんです。だから私は質問したんですけれども。
 そういうことで、何事もそうでございますが、市町村長さんに──私、町長の経験があるんです──説明するのであれば、やっぱり三番せんじや四番せんじで教えてくれないように、一番せんじで教えていただくように要望して、これで終わります。ありがとうございました。
○議長(橋本 進君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で佐田頴一君の質問が終了いたしました。

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