平成7年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


県議会の活動

議 事 日 程 第一号 平成七年六月十九日(月曜日)
     午前十時開会・開議
 第一 会議録署名議員の指名
 第二 会期決定の件
 第三 議案第八十五号から議案第百一号まで(知事説明)
会議に付した事件
 一 会議録署名議員の指名
 二 会期決定の件
 三 議案第八十五号から議案第百一号まで(知事説明)
 四 休会決定の件
出 席 議 員(四十三人)
 1 番 大 沢 広太郎
 2 番 木 下 善 之
 3 番 小 川   武
 4 番 吉 井 和 視
 5 番 下 川 俊 樹
 8 番 門   三佐博
 9 番 永 井 佑 治
 10 番 新 島   雄
 11 番 向 井 嘉久藏
 12 番 佐 田 頴 一
 13 番 和 田 正 一
 14 番 阪 部 菊 雄
 15 番 西 本 長 弘
 16 番 馬 頭 哲 弥
 17 番 長 坂 隆 司
 18 番 井 谷   勲
 19 番 高 瀬 勝 助
 21 番 堀 本 隆 男
 22 番 宇治田 栄 蔵
 23 番 宗   正 彦
 24 番 橋 本   進
 25 番 谷   洋 一
 26 番 玉 置 公 良
 27 番 東 山 昭 久
 28 番 尾 崎 要 二
 29 番 野見山   海
 30 番 木 下 秀 男
 31 番 町 田   亘
 32 番 中 山   豊
 33 番 山 下 直 也
 34 番 鶴 田 至 弘
 35 番 森   正 樹
 36 番 村 岡 キミ子
 37 番 新 田 和 弘
 38 番 平 越 孝 哉
 39 番 森 本 明 雄
 40 番 神 出 政 巳
 41 番 松 本 泰 造
 42 番 冨 安 民 浩
 43 番 飯 田 敬 文
 45 番 松 本 貞 次
 46 番 大 江 康 弘
 47 番 和 田 正 人
欠 席 議 員(四人)
 6 番 井 出 益 弘
 7 番 藁 科 義 清
 20 番 上 野 哲 弘
 44 番 中 村 裕 一
説明のため出席した者
 知 事 仮 谷 志 良
 副知事 梅 田 善 彦
 出納長 中 西 伸 雄
 知事公室長 野 見 典 展
 総務部長 木 村 良 樹
 企画部長 藤 谷 茂 樹
 民生部長 木 村 栄 行
 保健環境部長 江 口 弘 久
 商工労働部長 中 山 次 郎
 農林水産部長 日 根 紀 男
 土木部長 山 根 一 男
 企業局長 中 村 協 二
  以下各部次長・財政課長 
 教育委員会委員 上 野   寛
 教育長 西 川 時千代
  以下教育次長
 公安委員会委員長
    西 本 貫 一
 警察本部長 西 川 徹 矢
  以下各部長
 人事委員会委員長
    水 谷 舜 介
  人事委員会事務局長
 代表監査委員 天 谷 一 郎
  監査委員事務局長
 選挙管理委員会委員長
    谷 口 庄 一
  選挙管理委員会書記長
  地方労働委員会事務局長
職務のため出席した事務局職員
 事務局長 岩 垣   孝
 次 長 中 西 俊 二
 議事課長 松 田 捷 穂
 議事課副課長 佐 竹 欣 司
 議事班長 松 谷 秋 男
 議事課主査 山 本 保 誠
 議事課主事 長 尾 照 雄
 総務課長 岡 山 哲 夫
 調査課長 柏 木   衛
 (速記担当者)
 議事課主任 吉 川 欽 二
 議事課主査 鎌 田   繁
 議事課速記技師 中 尾 祐 一
 議事課速記技師 保 田 良 春
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 午前十時四分開会・開議
○議長(橋本 進君) ただいまから、平成七年六月定例会を開会いたします。
○議長(橋本 進君) これより本日の会議を開きます。
○議長(橋本 進君) この際、暫時休憩いたします。
 午前十時五分休憩
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 午前十時五十二分再開
○議長(橋本 進君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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 【日程第一 会議録署名議員の指名】
○議長(橋本 進君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、2番木下善之君、18番井谷勲君、33番山下直也君の三君を指名いたします。
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 【日程第二 会期決定の件】
○議長(橋本 進君) 次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から七月五日までの十七日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本 進君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から七月五日までの十七日間と決定いたしました。
○議長(橋本 進君) 次に、諸般の報告をいたします。
 お手元に配付のとおり、知事から、予算の繰り越しに関する報告、地方自治法第二百二十一条第三項に定める法人の経営状況を説明する書類の提出が、監査委員から、監査結果の報告及び現金出納検査結果の報告がありました。
 以上、報告いたします。
○議長(橋本 進君) 次に、今期定例会に提出されました議案は、お手元に配付のとおり、議案第八十五号から議案第百一号までの計十七件であります。
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      財第79号
      平成7年6月19日
 和歌山県議会議長 橋 本 進 殿
    和歌山県知事 仮 谷 志 良
 和歌山県議会平成7年6月定例会議案の提出について
 地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、次のとおり議案を提出します。
 議案第 85号 平成7年度和歌山県一般会計補正予算
 議案第 86号 平成7年度和歌山県立医科大学特別会計補正予算
 議案第 87号 和歌山県退職年金及び退職一時金に関する特別取扱条例等の一部を改正する条例
 議案第 88号 和歌山県税条例の一部を改正する条例
 議案第 89号 和歌山県半島振興対策実施地域における県税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例
 議案第 90号 和歌山県総合保養地域重点整備地区における県税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例
 議案第 91号 選挙長、選挙分会長、審査分会長、選挙立会人及び審査分会立会人の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例
 議案第 92号 投票管理者、開票管理者、投票立会人及び開票立会人の報酬及び費用弁償の額の基準を定める条例の一部を改正する条例
 議案第 93号 和歌山県議会議員及び和歌山県知事の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例
 議案第 94号 和歌山県子ども・障害者相談センター設置及び管理条例
 議案第 95号 精神保健指定医の費用弁償及び報酬支給条例等の一部を改正する条例
 議案第 96号 和歌山県立図書館協議会条例
 議案第 97号 平成7年度建設事業施行に伴う市町村負担金について
 議案第 98号 財産の取得について
 議案第 99号 財産の取得について
 議案第 100号 工事請負契約の締結について
議案第 101号 工事請負契約の締結について
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 【日程第三 議案第八十五号から議案第百一号まで】
○議長(橋本 進君) 日程第三、ただいま報告いたしました議案第八十五号から議案第百一号までを一括して議題といたします。
 まず、知事から提案理由の説明を求めます。
 知事仮谷志良君。
 〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) 平成七年度の補正予算案を初め諸議案についてご審議願うため六月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとお忙しいところご参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
 さて、ただいま上程されました諸議案について提案理由を説明するに先立ち、県政の最近の主な動きについてご説明申し上げます。
 「地方の時代」と言われて久しいものがありますが、地方の特色と魅力をより一層輝かせるためには地方独自の取り組みが不可欠であります。だれもが心の豊かさを求めている今こそ、深い魅力を持った地方の果たすべき役割が問われております。
 去る五月には、全国知事会でも強く要望してきた地方分権推進法が成立いたしました。これによって、旧態依然としていた国と地方の役割分担を見直し、個性豊かで活力に満ちた地方を実現させるための第一歩を踏み出したことに感慨深いものがございます。しかし、その具体的な内容についてはこれからであります。今後も注意深く、熱い期待を持って見守ってまいりたいと存じます。
 一方、私たちのふるさと和歌山県は、昨年を大きな契機として新たな飛躍の時代を歩み始めており、その成果も着々とあらわれております。
 まず、関西国際空港の全体構想につきましては、航空審議会の地元ヒアリングを前に事業主体の問題等が焦点となっておりましたが、関西国際空港全体構想推進協議会の場で種々協議した結果、諸課題の解決を条件に大阪府、大阪市を中心とする関係地方公共団体が用地造成の事業主体となるなど、全体構想を積極的に推進することで合意し、この地元の熱意を国にも伝えたところであります。これによって第七次空港整備五箇年計画に二期計画の着工が盛り込まれるものと期待し、引き続き要望活動を続けてまいりたいと存じます。
 また、和歌山マリーナシティでは和歌山マリーナがオープンいたしました。本県では世界リゾート博を初めさまざまな機会を通じて本県の海の魅力を打ち出してきておりますが、このマリーナでは、クルーザーやモーターボートの係留を初め、レンタルのヨットサービスなども行っており、民間の施設とあわせてまた一つ和歌山の海の魅力が高まったものと確信しております。
 一方、教育の分野でも大きな進歩がありました。那賀郡に平成五年四月、一学部三学科で開学された近畿大学生物理工学部にさらに機械工学科と遺伝子工学科を増設するとともに、新たに農学部水産学科と海洋資源学科を設置することを内容とする協定に先般調印いたしました。
 また、和歌山大学におきましても、本年十月にシステム工学部が創設され、来年四月から学生の受け入れが始まることになっております。このたびの近畿大学の学科増設とあわせて、本県の高等教育機関、特に理工系学部門の整備は大きく前進を見るわけであり、将来の本県活性化の大きな原動力となるものと確信しております。
 このように、和歌山県は新しい時代、誇りあるふるさとに向けて着実に歩みを進めているところであります。この歩みを緩めることなく、力強く県政を推し進めていかなければならないと、決意を新たにしております。今後も、議員各位を初め、県民の皆さんの温かいご支援をお願い申し上げる次第であります。
 それでは、今回の補正予算の概要をご説明申し上げます。
 我が国経済は、個人消費や生産活動の増加に加え企業収益の改善が見られるなど、緩やかながら回復基調をたどっているものの、最近の急激な為替レートの変動は景気の先行きに重大な悪影響を及ぼすおそれがあります。国においては、このような事態に対処するため、四月に決定された緊急円高・経済対策の一環として緊急防災対策事業等を盛り込んだ補正予算を編成し、先日その成立を見たところであります。
 県といたしましても、最近の急激な円高が県内の企業にも深刻な影響を与えているため、去る四月、県の緊急円高対策として、中小企業を対象とした各種融資利率の引き下げ、巡回指導、相談窓口の開設、新分野に進出する企業への助成制度の早期実施、雇用維持の支援、公共事業の積極的な施行促進等の対策を講じたところであります。
 さらに、今議会におきましては、地震災害等に対処するため緊急に対応すべき事業等、国の補正予算を踏まえた公共事業等の補正予算をお願いした次第であります。その内容といたしましては、緊急防災対策事業として、道路、河川、砂防、農業基盤、治山、交通安全施設整備等の各種の事業で七十三億九千六百余万円を計上しており、この結果、平成七年度一般会計補正後予算の総額は、歳入、歳出とも五千五百八億円余となっております。
 なお、本県の防災体制の確立につきましては、今回の阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、去る三月に県防災会議を開催し、地域防災計画の見直しについて緊急点検実施事項及び今後の点検事項等の方針を決定していただき、現在、関係部局において見直し作業を進めているところでございます。また、災害救助物資の備蓄、公共施設の耐震診断調査等、別途予算措置の必要な事業については引き続き的確に対応してまいりたいと考えております。
 次に、医師の育成、医学の研究機関であり、また県民医療の中核である県立医科大学の移転整備につきましては、平成十年度の完成を目指し事業を進めているところでございます。附属病院につきましては昨年度建設工事に着手しているところでありますが、今回、大学施設のうち基礎・臨床研究棟及び基礎実習棟、また施設全般へエネルギーを供給するエネルギーセンターの建設に着手する運びとなり、本議会におきまして本年度から平成十年度にわたる総額百五十一億円余の債務負担行為の補正予算をお願いいたしてございます。
 続きまして、条例案件についてご説明申し上げます。
 議案第八十七号は恩給法等の一部改正に伴う退職年金等の改正、議案第八十八号は地方税法の一部改正に伴うものであり、議案第八十九号は半島振興法施行令の一部改正に伴う関係規定の整備、議案第九十号は租税特別措置法の一部改正に伴う関係規定の整備であります。
 また、議案第九十一号及び九十二号は国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴う選挙長の報酬の額等を改正するものであり、議案第九十三号は公職選挙法施行令の一部改正に伴うものであります。
 議案第九十四号は中央児童相談所、身体障害者福祉センター等を統合するための規定の整備であり、議案第九十五号は精神保健法の一部改正に伴うものであり、議案第九十六号は県立図書館協議会を設置するためのものであります。
 さらに、その他の案件といたしまして、議案第九十七号は建設事業施行に伴う市町村負担金について議決をお願いするものであり、議案第九十八号及び九十九号は財産の取得を、議案第百号及び百一号は工事請負契約の締結を、それぞれ行うものであります。
 次に、諸報第三号及び四号は平成六年度予算の繰越使用報告であり、諸報第五号は平成六年度予算の事故繰越使用報告であります。
 このほか、法人の経営状況を説明する書類を別途提出いたしております。
 以上で、提出議案等に対する私の説明を終わります。何とぞ、ご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(橋本 進君) 以上で、知事の説明が終わりました。
○議長(橋本 進君) 次に、お諮りいたします。明六月二十日から六月二十三日までは議案調査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本 進君) ご異議なしと認めます。よって、明六月二十日から六月二十三日までは休会とすることに決定いたしました。
○議長(橋本 進君) 次会は六月二十六日再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
○議長(橋本 進君) 本日は、これをもって散会いたします。
 午前十一時四分散会

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