平成6年12月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


県議会の活動

議 事 日 程 第一号 平成六年十二月一日(木曜日)
 午前十時開会・開議
  第一 会議録署名議員の指名
  第二 会期決定の件
  第三 議案第百二十一号から議案第百四十二号まで(知事説明)会議に付した事件
 一 会議録署名議員の指名
 二 会期決定の件
 三 議案第百二十一号から議案第百四十二号まで(知事説明)
 四 休会決定の件
出 席 議 員(四十二人)
 1  番  小  川 武
 2  番  吉  井  和  視
 3  番  井  出  益  弘
 4  番  和  田  正  一
 5  番  町  田 亘
 6  番  尾  崎  吉  弘
 7  番  岡  本 保
 8  番  藁  科  義  清
 9  番  向  井 嘉久藏  
 10  番  佐  田  頴  一
 11  番  阪  部  菊  雄
 12  番  堀  本  隆  男
 13  番  平  越  孝  哉
 14  番  富  田 豊
 15  番  門  三佐博  
 16  番  西  本  長  弘
 17  番  高  瀬  勝  助
 18  番  上  野  哲  弘
 19  番 宇治田  栄  蔵
 20  番  尾  崎  要  二
 21  番  中  村  利  男
 23  番  山  本 一
 24  番  馬  頭  哲  弥
 25  番  鶴  田  至  弘
 26  番  飯  田  敬  文
 27  番  村  岡 キミ子  
 28  番  松  本  貞  次
 29  番  下  川  俊  樹
 31  番  宗 正  彦
 32  番  橋  本 進
 33  番  浜  田  真  輔
 34  番  冨  安  民  浩
 35  番 上野山  親  主
 36  番  中  村  裕  一
 37  番  和  田  正  人
 38  番  大  江  康  弘
 40  番  木  下  秀  男
 42  番  森 正  樹
 43  番 野見山   海
 44  番  新  田  和  弘
 45  番  浜  本 収
 46  番  森  本  明  雄
欠 席 議 員(一人)
 39  番  中  西  雄  幸
 〔備 考〕
 22  番  欠  員
 30  番  欠  員
 41  番  欠  員
 47  番  欠  員
説明のため出席した者
 知 事 仮  谷  志  良
 副知事 西  口 勇
 出納長 梅  田  善  彦
 知事公室長 中  西  伸  雄
 総務部長  木  村  良  樹
 企画部長  宮  市  武  彦
 民生部長  南  出  紀  男
 保健環境部長  江  口  弘  久
 商工労働部長  中  山  次  郎
 農林水産部長  野  見  典  展
 土木部長  山  根  一  男
 企業局次長 味  村 勝
  以下各部次長・財政課長 
 教育委員会委員長
   岩  崎  正  夫
 教育長 西  川 時千代  
  以下教育次長
 公安委員会委員長
   西  本  貫  一
 警察本部長 西  川  徹  矢
  以下各部長
 人事委員会委員長
   水  谷  舜  介
  人事委員会事務局長
 代表監査委員  天  谷  一  郎
  監査委員事務局長
 選挙管理委員会委員長
   鈴  木  俊  男
  地方労働委員会事務局長
職務のため出席した事務局職員
 事務局長  岩  垣 孝
 次  長  中  西  俊  二
 議事課長  松  田  捷  穂
 議事課副課長  佐  竹  欣  司
 議事班長  松  谷  秋  男
 議事課主事 長  尾  照  雄
 議事課主事 松  本  浩  典
 総務課長  岡  山  哲  夫
 調査課長  柏  木 衛
 (速記担当者)
 議事課主任 吉  川  欽  二
 議事課主査 鎌  田 繁
 議事課速記技師 保  田  良  春
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  午前十時三分開会・開議
○議長(平越孝哉君) ただいまから、平成六年十二月定例会を開会いたします。
○議長(平越孝哉君) これより本日の会議を開きます。
○議長(平越孝哉君) この際、暫時休憩いたします。
  午前十時四分休憩
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  午前十一時十三分再開
○議長(平越孝哉君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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○議長(平越孝哉君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、6番尾崎吉弘君、23番山本一君、38番大江康弘君の三君を指名いたします。
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○議長(平越孝哉君) 次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から十二月十六日までの十六日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平越孝哉君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から十二月十六日までの十六日間と決定いたしました。
○議長(平越孝哉君) この際、ご報告申し上げます。
 議員浜口矩一君には、過ぐる十一月二十五日逝去されました。まことに痛惜のきわみでございます。ここに、謹んでご報告申し上げ、衷心より哀悼の意を表します。
○議長(平越孝哉君) 次に、諸般の報告をいたします。
 お手元に配付のとおり、知事から地方自治法第百八十条の規定による専決処分の報告が、監査委員から監査の結果報告及び現金出納検査の結果報告が、また執行機関から去る九月定例会において採択した請願の処理の経過及び結果の報告がありました。
 なお、人事委員会から、去る十月十七日、職員の給与に関する報告及び勧告がありましたが、この写しは既に各議員に送付されておりますので、申し添えます。
 以上、報告いたします。
○議長(平越孝哉君) 次に、今期定例会に提出されました議案は、お手元に配付のとおり、議案第百二十一号から議案第百四十二号までの計二十二件であります。
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    財第170号 
     平成6年12月1日
 和歌山県議会議長  平 越 孝 哉 殿
  和歌山県知事  仮 谷 志 良
 和歌山県議会平成6年12月定例会議案の提出について
 地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、次のとおり議案を提出します。
 議案第121号  平成6年度和歌山県一般会計補正予算
 議案第122号  和歌山県立わかやま館設置及び管理条例
 議案第123号  職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
 議案第124号  和歌山県議会議員の定数及び各選挙区において選挙すべき議員の数を定める条例等の一部を改正する条例
 議案第125号  和歌山県立高等学校設置条例の一部を改正する条例
 議案第126号  警察署の名称、位置及び管轄区域に関する条例の一部を改正する条例
 議案第127号  和歌山県公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第128号  和歌山県使用料及び手数料条例の一部を改正する条例
 議案第129号  県道路線の廃止について
 議案第130号  県道路線の認定について
 議案第131号  財産の取得について
 議案第132号  財産の無償貸付について
 議案第133号  工事請負契約の締結について
 議案第134号  工事請負契約の締結について
 議案第135号  工事請負契約の締結について
 議案第136号  工事請負契約の締結について
 議案第137号  工事請負契約の締結について
 議案第138号  工事請負契約の締結について
 議案第139号  工事請負契約の締結について
 議案第140号  工事請負変更契約の締結について
 議案第141号  工事請負変更契約の締結について
 議案第142号  平成5年度和歌山県歳入歳出決算の認定について
  ──────────────────
○議長(平越孝哉君) 日程第三、ただいま報告いたしました議案第百二十一号から議案第百四十二号までを一括して議題といたします。 まず、知事から提案理由の説明を求めます。
 知事仮谷志良君。
  〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) 本日、十二月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には年末を控えて何かとお忙しい中をご参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
 まず、去る十一月二十五日、ご家族の方々の手厚い看護もむなしく逝去されました浜口矩一議員のみたまに謹んで哀悼の意を表します。
 浜口議員には、昭和五十四年以来四期十五年有余の間、県議会議員として県勢の発展にご尽力せられ、終始議会人として本県地方自治の進展に活躍されてまいりました。ここに、生前のご遺徳をしのび、謹んでご冥福をお祈りいたします。
 さて、ただいま上程されました諸議案について提案理由をご説明するに先立ち、県政をめぐる最近の主な動きについてご報告申し上げます。
 今国会では、歴代内閣の最大の課題であった政治改革関連法が長い間の論議を経て成立いたしました。政治改革が国民注視のもとに、今まさに出発点に立ったのであります。私も政治に携わる者の一人として、国際情勢を初め社会経済構造の急激な変化の中で、国民、県民の期待にこたえる真の政治の実現に努力していかねばならないときであると存ずる次第であります。
 それでは初めに、十一月三日から十日まで海外出張いたしましたことにつき、ご報告申し上げます。
 今回、平越議長初め三名の県議会議員の方々とともにブラジルを訪問し、在伯和歌山県人会連合会創立四十周年記念式典に出席させていただきました。現地では、九百人を超える県人の皆様に接し、直接その活躍の様子を聞かせていただきましたが、この上ない力強さを感じました。中でも、和歌山県海外技術研修員として来県され、本県で技術を習得された皆さんが母国で活躍されている姿を見せていただき、和歌山県の技術がブラジルの発展に大いに寄与していることに深い感銘を受けたところでございます。また、サンパウロ州議会、州知事、並びにサンパウロ市長を訪問し、本県出身者及び県人会活動への温かいご配慮に深く感謝を申し上げた次第であります。
 ブラジルからの帰途、平越議長と県幹部がメキシコ和歌山県人会、メキシコ合衆国シナロア州、アメリカ合衆国フロリダ州を訪問いたしました。シナロア州、フロリダ州につきましては以前より交流を進めておりますが、両州とも本県と同じく観光、農業、漁業が盛んな地域であり、今回の訪問でさらに友好が深まったと考えております。今後、両州との友好関係を発展させ、本県の国際交流の積極的な展開を図ってまいりたいと考えております。
 次に、広域的な交流をはぐくむ基盤となる高速道路の整備でございますが、このたび近畿自動車道松原すさみ線では、御坊市から南部町間の整備促進に向け、日本道路公団の田辺工事事務所が設置され、十一月八日には路線発表が行われました。これまでの間における議員各位を初め県民の皆様方の促進活動のたまものと、深く感謝申し上げる次第であります。今後は、現地での計画説明、測量調査、用地買収、建設工事へと進められますが、皆様方のご理解とご協力をいただきながら、一日も早い完成に向けて全力を挙げ取り組んでまいる所存でございます。
 さて、二十一世紀のリゾート体験をメーンテーマに開催された世界リゾート博の会場、和歌山マリーナシティは海洋リゾートエリアとして生まれ変わります。さきに再オープンしたポルトヨーロッパとともに、もう一方の恒久施設であるわかやま館につきましては、リゾート博の数々の思い出とともに、装いも新たに、来る一月二十一日再オープンいたします。県民皆様方の文化の交流と創造、またすばらしい本県の自然や歴史などに親しまれる場として、息長くご活用いただくことを願っております。
 それでは、ただいま上程されました諸案件について、その概要をご説明申し上げます。
 まず予算案件でございますが、県民の健康増進、触れ合い交流を目的とした仮称和歌山県多目的ホール棟の建設につきましては、健康ふれ愛和歌山計画の中核施設として、自治省のリーディングプロジェクトの指定を受け、推進計画、基本設計等を鋭意進めてまいりました。このほど実施設計を完了し、建設に着手する運びとなり、本議会において本年度より平成九年度にわたる総額百五億円余の債務負担行為の補正予算をお願いした次第であります。本ホールは、室内スポーツ競技を初め、集会、展示会、興行等の各種イベントが開催可能であるとともに、日本で初めてクジラの形態をイメージした外観、木の国和歌山を象徴する天然材の使用、フレキシブルな利用を図る移動つり物機構など最新鋭設備、また春の訪れを告げる全長千二百メートルの桜並木も配し、日本有数のホールとなってございます。
 なお、健康ふれ愛和歌山計画で建設する総合健康・福祉棟につきましては、諸条件の整理を行いながら設計作業を進め、建設に取りかかりたいと存じております。
 次に条例案件でございますが、議案第百二十二号はわかやま館の設置及び管理に伴うものであり、議案第百二十三号、議案第百二十四号は雇用保険法等及び公職選挙法の一部改正に伴うそれぞれ関係条例の規定の整備であり、議案第百二十五号は住居表示変更に伴う関係条例の一部改正であります。議案第百二十六号は岩出警察署の新築移転に伴うものであり、議案第百二十七号は和歌山県公営企業の組織の見直しを行ったものであり、議案第百二十八号は医科大学等の授業料を改定するとともに、県営住宅及び母子家庭向け住宅の使用料、並びにドームシアターを初めわかやま館内の施設の入場料を定めるものであります。
 その他案件といたしまして、議案第百二十九号、議案第百三十号はそれぞれ県道路線の廃止と認定について、議案第百三十一号、議案第百三十二号はそれぞれ財産の取得と無償貸付について、議案第百三十三号から議案第百四十一号までは工事請負契約と工事請負変更契約の締結についてそれぞれ議決をお願いするものであり、議案第百四十二号は平成五年度和歌山県歳入歳出決算の認定を求めるものであります。
 また、諸報第八号は地方自治法第百八十条第一項の規定による委任専決処分報告であります。
 以上で、提出議案等に対する私の説明を終わります。何とぞ、ご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平越孝哉君) 以上で、知事の説明が終わりました。
○議長(平越孝哉君) この際、十月十八日、教育委員会委員長に就任されました岩崎正夫君をご紹介申し上げます。
 教育委員会委員長岩崎正夫君。
  〔岩崎正夫君、登壇〕(拍手)
○教育委員会委員長(岩崎正夫君) 去る十月十七日の定例教育委員会において、引き続き教育委員長の任につきました岩崎正夫でございます。
 微力ではございますが、決意を新たにいたしまして、高校教育改革を初め、時代に対応した本県教育の発展向上のために一層の努力を重ねてまいりたいと思います。どうか、今後とも皆様方のご指導、ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。
 まことに簡単でございますが、就任のあいさつにかえさせていただきます。
○議長(平越孝哉君) 次に、十月七日、教育委員会委員に任命同意され、十月十五日、就任されました吉田裕君をご紹介申し上げます。
 教育委員会委員吉田 裕君。
  〔吉田 裕君、登壇〕(拍手)
○教育委員会委員(吉田 裕君) 去る九月県議会で皆様方のご賛同をいただき、十月十五日付をもちまして教育委員を拝命いたしました吉田裕でございます。
 もとより微力、非才の私でございますが、県教育の充実発展に努力してまいりたいと考えておるものでございます。先生方のご指導、ご鞭撻を切にお願いいたします。
 大変簡単ではございますが、着任のあいさつにさせていただきます。失礼しました。
○議長(平越孝哉君) 次に、事務局長から新任の職員を紹介させます。
○事務局長(岩垣 孝君) ご紹介申し上げます。
 公営企業管理者職務代理者企業局次長
   味 村 勝  君
  〔一礼〕(拍手)
 以上でございます。
○議長(平越孝哉君) 次に、お諮りいたします。明十二月二日、並びに十二月五日及び十二月六日を議案調査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平越孝哉君) ご異議なしと認めます。よって、十二月二日、並びに十二月五日及び十二月六日を休会とすることに決定いたしました。
○議長(平越孝哉君) 次会は十二月七日再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
○議長(平越孝哉君) 本日は、これをもって散会いたします。
  午前十一時二十九分散会

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