平成6年6月 和歌山県議会定例会会議録 第5号(全文)


県議会の活動

議 事 日 程 第六号 平成六年七月五日(火曜日)
  午前十時開議
  第一  議案第七十六号から議案第八十四号まで、及び報第二号から報第六号まで、並びに請願十六件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
  第二  各常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
  第三  議案第八十五号及び議案第八十六号(質疑・委員会付託省略・表決)
  第四  各特別委員会中間報告
  第五  各特別委員会閉会中継続審査の件
  第六  常任委員選任の件
  第七  常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
  第八  特別委員の辞任許可及び選任の件
  第九  議会運営委員選任の件
  第十  図書委員選任の件
  第十一 意見書・決議案
会議に付した事件
 一  議案第七十六号から議案第八十四号まで、及び報第二号から報第六号まで、並びに請願十六件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 二  各常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 三  議案第八十五号及び議案第八十六号(質疑・委員会付託省略・表決)
 四  各特別委員会中間報告
 五  各特別委員会閉会中継続審査の件
 六  議案第八十七号及び議案第八十八号(知事説明・質疑・委員会付託省略・表決)
 七  常任委員選任の件
 八  常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
 九  特別委員の辞任許可及び選任の件
 十  議長の選挙
 十一 副議長の選挙
 十二 議会運営委員選任の件
 十三 図書委員選任の件
 十四 意見書案
出 席 議 員(四十一人)
 1  番  小  川 武
 2  番  吉  井  和  視
 3  番  井  出  益  弘
 4  番  和  田  正  一
 5  番  町  田 亘
 6  番  尾  崎  吉  弘
 8  番  藁  科  義  清
 9  番  向  井 嘉久藏  
 10  番  佐  田  頴  一
 11  番  阪  部  菊  雄
 12  番  堀  本  隆  男
 13  番  平  越  孝  哉
 14  番  富  田 豊
 15  番  門  三佐博  
 16  番  西  本  長  弘
 17  番  高  瀬  勝  助
 18  番  上  野  哲  弘
 19  番 宇治田  栄  蔵
 20  番  尾  崎  要  二
 21  番  中  村  利  男
 23  番  山  本 一
 24  番  馬  頭  哲  弥
 25  番  鶴  田  至  弘
 26  番  飯  田  敬  文
 27  番  村  岡 キミ子  
 28  番  松  本  貞  次
 29  番  下  川  俊  樹
 31  番  宗 正  彦
 32  番  橋  本 進
 33  番  浜  田  真  輔
 34  番  冨  安  民  浩
 35  番 上野山  親  主
 36  番  中  村  裕  一
 37  番  和  田  正  人
 38  番  大  江  康  弘
 40  番  木  下  秀  男
 42  番  森 正  樹
 43  番 野見山   海
 44  番  新  田  和  弘
 45  番  浜  本 収
 46  番  森  本  明  雄
欠 席 議 員(三人)
 7  番  岡  本 保
 39  番  中  西  雄  幸
 47  番  浜  口  矩  一
 〔備 考〕
 22  番  欠  員
 30  番  欠  員
 41  番  欠  員
説明のため出席した者
 知 事 仮  谷  志  良
 副知事 西  口 勇
 出納長 梅  田  善  彦
 知事公室長 中  西  伸  雄
 総務部長  木  村  良  樹
 企画部長  宮  市  武  彦
 民生部長  南  出  紀  男
 保健環境部長  江  口  弘  久
 商工労働部長  中  山  次  郎
 農林水産部長  野  見  典  展
 土木部長  山  根  一  男
 企業局長  高  瀬  芳  彦
  以下各部次長・財政課長 
 教育委員会委員長
 岩  崎  正  夫
 教育長 西  川 時千代  
  以下教育次長
 公安委員会委員長
 西  本  貫  一
 警察本部長 西  川  徹  矢
  以下各部長
 人事委員会委員長
 水  谷  舜  介
  人事委員会事務局長
 代表監査委員  天  谷  一  郎
  監査委員事務局長
 選挙管理委員会委員長
 鈴  木  俊  男
  選挙管理委員会書記長
  地方労働委員会事務局長
職務のため出席した事務局職員
 事務局長  岩  垣 孝
 次  長  中  西  俊  二
 議事課長  松  田  捷  穂
 議事課副課長  佐  竹  欣  司
 議事班長  松  谷  秋  男
 議事課主事 長  尾  照  雄
 議事課主事 松  本  浩  典
 総務課長  岡  山  哲  夫
 総務課主査 田  尻  潤  嗣
 総務課主事 土  井  昌  紀
 調査課長  柏  木 衛
 調査課調査員  武  内  久  雄
 調査課調査員  平  松  康  良
 (速記担当者)
 議事課主任 吉  川  欽  二
 議事課主査 鎌  田 繁
 議事課速記技師 保  田  良  春
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  午前十時五分開議
○議長(宗 正彦君) これより本日の会議を開きます。
○議長(宗 正彦君) 議事の都合により休憩いたします。
  午前十時六分休憩
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  午後四時三十七分再開
○議長(宗 正彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
○議長(宗 正彦君) この際、本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
○議長(宗 正彦君) この際、暫時休憩いたします。
  午後四時三十八分休憩
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  午後七時二十四分再開
○議長(宗 正彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
  ──────────────────
○議長(宗 正彦君) 日程第一、議案第七十六号から議案第八十四号まで、知事専決処分報告報第二号から報第六号まで、並びに今期定例会の請願一件、継続審査中の請願十五件、計十六件をあわせ一括して議題とし、順次、各常任委員会委員長の報告を求めます。
 農林水産委員会委員長冨安民浩君。
  〔冨安民浩君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(冨安民浩君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、知事専決処分報告一件であります。
 当委員会は、六月三十日、第四委員会室で開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、審議に入りました。
 各委員の質疑、意見及び要望等の主なものは、次のとおりであります。
 まず、農業振興に関し農業後継者対策のための基金制度や優良農地づくりについてただしたのに対し、本県における平成六年の新規就農者数は五十八名で、平成五年から徐々に増加傾向にあり、農業後継者を確保するため、普及所が中心になり就農相談活動や研修教育等、各種支援対策を講じているところである、今後も生産基盤の整備や収益性の高い農業の実現、農村環境の整備、農業・農村のイメージアップなどの総合的な対策を推進しながら、後継者が残れる環境づくりに努めるとともに、基金制度について研究してまいりたいとの答弁がありました。
 また、これに関連して、後継者対策は計画的にプロジェクトチームを組んで対応してはどうかとただしたのに対し、担い手対策も含め、農林水産部内に既に研究会を設置し検討している、今後とも後継者のために総合的な対策を講じてまいりたいとの答弁がありました。
 同じく、農業後継者の育成確保を図るため、若い農業者に優良農地を整備し提供してはどうかとただしたのに対し、これまで農地の造成や圃場整備を県下各地で実施してきた、紀の川流域では、現在、九度山町、粉河町で水田、畑地の区画整理四十五ヘクタールを実施中のほか、橋本市など四市町で七十ヘクタールの整備を図ってきた、今後の計画としては貴志川町ほか四町で百二十ヘクタール余りの要望があるが、区画整理には地権者の同意が必要であるので、関係者の賛同を得ながら進めてまいりたいとの答弁がありました。
 次に臨空農業対策についてどうかとただしたのに対し、紀の川流域を対象に施設園芸団地として百二十ヘクタールの設置計画に対し、現在約八〇%の進捗率となっている、果樹ではハウスブドウ、桃、イチジク、カキ等、野菜ではトマト、イチゴ、ホウレンソウ等、花卉では菊、バラ等の産地化が図られている、露地栽培のタマネギやダイコン等の重量野菜は減少しているが、産地拡大のため省力・機械化の推進も図っている、また生産指導では農業試験場を中心に普及所、農協等でプロジェクトチームを編成し取り組んでいるとの答弁がありました。
 続いて施設園芸の現状についてただしたのに対し、県下全体の施設栽培は昭和六十三年の一千三ヘクタールをピークに現在は九百三十ヘクタールに減少しているものの、花卉と果樹は増加している、今後はホウレンソウなど栄養価の高い軟弱野菜等を推進するとともに、施設構造として台風等の気象条件に耐えられるハウスの建設を推進していくとの答弁がありました。
 さらに、関空対応の機内食供給についてどうかとただしたのに対し、機内食等への供給については、農協連と県内の青果卸売会社が連携し、食材会社であるAASケータリングや南陽食品、スカイフーズに対し野菜や果物百六十品目を納入する予定であるが、本県産物の供給割合は四〇ないし五〇%程度であり、それ以外に他府県産等で供給されるとの答弁がありました。
 また、県産青果物の消費拡大についてただしたのに対し、現在、県農協連において鉄道沿線等に看板の設置を検討中であり、これに対し県も早期に実現できるよう積極的に働きかけてまいりたいとの答弁がありました。
 次に、例えば青森県と和歌山県のように、お互いが持っている立地条件、農林水産物、観光地、半島性を活用した県間の友好提携は産業の発展等県益につながるため、農林水産部としても積極的な対応をされるようただしたのに対し、県間の友好提携についてはその趣旨を踏まえ、今後、農産物の消費拡大や人的交流を図るなど取り組んでまいりたいとの答弁がありました。
 続いて林業関係では、きのくにふるさと林道将軍川線の改良工事で工事期間や全体計画、自然環境に配慮した工法、また設計時において沿線地域住民の意見を十分に聞くようにただしたのに対し、本工事はふるさと林道緊急整備事業として延長六千九百二十メートル、幅員八メートルの二車線道路として平成六年から九年にかけて実施することとしている、その概略設計については現在コンサルタントへ調査委託中であり、今後、地元住民の意見も取り入れながら、線形の決定や切り取りと盛り土の均衡など、自然環境に配慮した工法を検討してまいりたいとの答弁がありました。
 また水産関係では、熊野川河口を利用した魚釣り施設等の有効利用についてただしたのに対し、この区域には熊野川漁業協同組合ほか五組合の漁業権が免許されているので、施設の設置場所によっては漁業者等に支障を来すおそれもあり、また当河口は建設省直轄の管理区域であり、いかだ等の設置については流水を阻害することから難色を示している、また漁協では、チヌを放流した場合、アユへの影響を危惧しており、こうした問題も含め検討しなければならないと考えている、しかしながら、恵まれた熊野川の自然環境を生かすことが最も重要であり、今後活用方策について積極的に論議をしてまいりたいとの答弁がありました。
 このほか、梅等の落葉果樹産地において、直接現地で栽培管理の指導ができる試験研究機関を田辺市に第三セクター方式で設置されたい旨の強い要望のほか、これに関連して、県の特産品ともなった梅の生育不良に対する緊急融資等についての要望、さらに、普及所の指導力を高めるためにも一環した適切な指導が行われるよう、あわせて要望がありました。
 また、将来に向かって豊かな農村づくりを進めていくためには農家の意識改革が必要であり、県としても積極的に取り組まれたい旨の要望のほか、過疎化の進みつつある中山間地域にもIターンの新規参入者が徐々にふえる傾向にあり、これらに対する農地確保等の受け皿づくりも進められたい、また、さきの水上栃谷線の完成により大幅な時間短縮となり、その効果ははかり知れないところである、今後さらに本県の基盤づくりを進めていくためには、これらふるさと林道等、各種事業を積極的に活用されたい旨の要望がありました。
 さらに、農林水産業、農山漁村の今後の対応の中で、後継者の減少や耕作放棄地の増加など第一次産業を取り巻く情勢も変化し、今、大きな転換期を迎えている、中でも若者定住のための後継者問題は第一次産業の振興を図る上からも、また農山漁村地域の活性化を図る上からも最も重要な課題であり、これに関連する少子化社会への対応も含め、県を初め市町村、関係団体、農林漁家が一体となった取り組みが必要である、これらは非常に難しい問題でもあるが、二十一世紀を魅力ある第一産業、心豊かな農山漁村とするため、原点に立ち返り、現場の声を聞きながら息の長い積極的な取り組みをされたい等、多くの要望がありました。
 以上のような審議の結果、当委員会に付託されました知事専決処分報告一件は、承認すべきものと決しました。
 以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(宗 正彦君) 経済警察委員会委員長小川 武君。
  〔小川 武君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(小川 武君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案二件、知事専決処分報告一件であります。
 当委員会は、六月三十日、第三委員会室で開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、審議に入りました。
 各委員の質疑、意見並びに要望等の主なものは、次のとおりであります。
 まず商工労働部関係では、現在の融資制度の利用状況についてただしたのに対し、本年四月の新規貸し付け利用状況は、中小企業振興資金の一般貸付で二百七十九件、二十六億八千六百九十五万円で、前年同期に比べると件数で約一・九倍、金額で約一・七倍となっている、また、緊急経営資金特別融資では十件、一億三千二百万円で、前年同期と比べると件数、金額とも約二〇%の利用状況となっている、なお、全融資制度の利用状況は三百四十九件、三十一億六千二百二十五万円で、前年同期と比べると件数で約一・二倍、金額で一・〇倍の横ばい状態となっているとの答弁がありました。
 次に、信用保証協会の経営方針並びに平成五年度の保証債務残高及び代位弁済の状況についてただしたのに対し、当該協会は保証業務に当たり、協会自身の経営状況並びに協会の体力を見ながら最大限の保証業務に取り組んでいる、昨年度の債務残高は二万五千百五十三件、一千八百四十二億一千二百万円で、対前年比、件数で一〇三・一%、金額で一〇七・八%となっており、代位弁済の状況は三百件、二十三億一千九百万円で、対前年比、件数で一二五・五%、金額で一三九・九%となっている、県としては協会に対し保証業務について弾力的な運用を指導しており、今後も引き続き行っていきたいとの答弁がありました。
 関連して委員からは、厳しい状況ではあるが、できる限りのところまで保証業務に取り組み、滞納についての指導を、差し迫ってからではなく、早くから種々の手だてを講じるよう要望がありました。
 次に、関西国際空港への県内企業の出店状況についてただしたのに対し、現在、一般枠で二企業、特別枠で三企業の出店が決定しており、また和歌山県コーナーへの出店もある、当コーナーの運営主体は県物産振興協会で、販売商品は本県の各地域から農産物、海産物、地場産品を土産品として販売し、カタログ販売等もあわせて行い、アンテナショップ的な役割も兼ね備えることとなるとの答弁がありました。
 関連して委員からは、出店時の契約条件について質疑がありました。
 次に、現下の景況判断と公共事業前倒し等の景気対策についてただしたのに対し、景気動向指数は本年二月で六一・六で、円高不況時の最低値五九・九に迫ろうとしているが、製造業の生産指数が本年二月から三カ月連続で対前月比でわずかながらプラスに転じており、景気が底打ちから回復に向かっているのではないかと期待を持って見ている、また本年五月に実施した企業経営者見通し調査を見ても、県内の景気に対する判断も回復の兆しが見えてきている状況である、しかし、最近の急激な円高による影響が心配なところである、公共投資の前倒し執行等については、景気・雇用対策本部を設置しており、前倒しの方向で対処したいと考えているとの答弁がありました。
 関連して委員からは、現在の景況は楽観視できる状況ではないと考えるので、積極的な対応により景気の刺激を図るよう要望がありました。
 次に、県内で円高・ドル安の影響を受ける企業はどのようなものがあるのか、またこの影響を受ける中小零細企業に対する対策についてただしたのに対し、輸出関連企業で特に機械金属、染料中間物製造のような業界では直接影響を受けると思われる、また、輸入が増加し国内市場への影響が心配される業種としてはニット、縫製等の業種がある一方、原材料や一部製品輸入を行っている和雑貨等の業界は当面プラスに作用するものと見られている、対策としては、市場の開拓支援や新製品、高付加価値製品の開発に取り組む企業を積極的に支援するとともに、工業技術センターを中心に企業の生産工程の合理化、省力化のための技術指導を実施しており、今後も円高の推移を十分注視しながら地場産業の育成に努力していきたいとの答弁がありました。
 次に、企業誘致対策に関連し、今までにない各種の奨励金等、新たな優遇措置を行わなければ企業誘致が実現されにくいのではないか、また、雇用対策、地場産業の育成などを含め、体系的に企業誘致のあり方を考えるべきではないかとただしたのに対し、現在、新たに優遇措置をつくることは考えておらず、企業に対し現行制度をより理解していただくよう努めたい、また本県の優良な労働者、よい環境があるということで本県に関心を持っている企業もあるので、そのような企業を訪問し、誘致を図っていきたいとの答弁がありました。
 関連して委員からは、優良企業としての基準並びに本県の地価は近隣と比べてどうかとの質疑がありました。
 次に、来年の就職戦線について、新聞等で募集を前年より減らす企業が四割でふやす企業が一割との報道があるが、県内における企業の新規採用者募集の動向、商工労働部で企業訪問をした企業数、並びに本年三月の卒業生の就職状況についてただしたのに対し、二十社の企業、十の業種団体、五つの経済団体に対して訪問を行い、県下八ハローワークでも同様の取り組みを行った、来年の採用状況は、県内主要企業二十社に対し来年度卒業予定者の採用状況のヒアリングを実施したところ、採用を減らしたいと考える企業が多かった、また本年三月の就職決定率は、高等学校については全国で九七・五%、本県は九六・八%、大学生については全国で抽出調査の結果、九六・八%、本県では九五・六%である、就職浪人も個別に学校に対して調査した結果では、各学校とも数人程度が決定していないということであり、おおむね深刻な状況ではないとのことであったとの答弁がありました。
 関連して委員からは、就職難ということについての現状認識に差はあるが、今後も関西国際空港及び関連企業に対し県内在住者の就職促進を求める等の方法により採用者の拡大並びに求人の確保に努めるよう要望がありました。
 このほか、企業の倒産の動向についての質疑、道路交通法の改正による輸送業者の過積載問題、並びにリゾート博後におけるマリーナシティでの従業員の雇用形態について要望がありました。
 公安委員会関係では、開催を直前に控えた世界リゾート博に関して、まず警備等についてただしたのに対し、世界リゾート博の警備は七月十四日から九月二十五日までの七十四日間実施し、七月十三日から警察本部に本部長を長とする和歌山県警察世界リゾート博総合対策本部を、和歌山東、和歌山西、海南警察署に署長を長とする警察署世界リゾート博対策本部を設置するほか、岩出、和歌山北、有田、湯浅、御坊の各警察署についても、突発事案の発生や交通渋滞に備え警備体制を強化することにしている、また期間中、警備部隊を延べ一万四千三百人、一日平均二百人を出動させることにしており、具体的には会場警備として最大時で約七十人、最小時で四十人の部隊員を、また交通対策として最大時約二百人、最小時約百二十人を出動させることにしている、さらに会場内に現地警備本部と三つの交番を設置するほか、周辺道路に交通情報板十数カ所、旅行時間計測装置五カ所等を設置し、交通の円滑化対策に万全を期したいと考えているとの答弁がありました。
 次に、世界リゾート博の期間中に夏休みや高校野球の開催等と重なることに伴う交通渋滞対策をただしたのに対し、交通対策の主なものとして、道路管理者と合同によるアクセス道路の整備・改善の推進を初め、交通総量削減対策としてバス優先通行帯の新設や時間延長のほか、バス専用道路の設置、信号機の広域制御による交通の円滑化と交通情報板による交通誘導の推進、及び会場周辺での違法駐車や故障車両、交通事故等に迅速的確に対処するため、白バイ、パトカーによる誘導整理班の編成等を行い対応するとの答弁がありました。
 関連して委員からは、県外から訪れる客に交通渋滞等で悪い印象を与えることのないよう、特に交通関係を重点に取り組むよう要望がありました。
 次に、県下におけるシートベルトの着用状況と向上対策についてただしたのに対し、シートベルト着用状況は、本年六月末六七・二%であるが、シートベルトの着用が安全運転意識のあらわれであるとの認識に立ってセーフティーベルト二十一を実施し、広報啓発活動等を展開する一方、毎月二十一日をシートベルト着用推進デー、毎月第四金曜日を着用実態調査日として、その着用実態を把握しながら着用率の向上に取り組んでいくとの答弁がありました。
 関連して委員からは、シートベルト着用率が六七・二%ということであるが、そのようにも思えないので、指導取り締まり等を強化し、着用率を高めるよう要望がありました。
 次に、道路交通法改正に伴い駐車違反の取り締まりを車輪どめ装置により行っているが、その取り締まり状況と効果をただしたのに対し、県下の車輪どめ装置取りつけ指定区間は六区間、四・五キロメートルであり、改正道路交通法施行後一カ月間の駐車違反の取り締まり状況は、検挙件数約四百七十件で、うち二十件に車輪どめ装置を取りつけている、その効果は、施行前と施行後の瞬間路上駐車台数を比較すると施行後約三〇%減少しており、その効果が出ているので、今後とも有効に活用していくとの答弁がありました。
 以上のとおり、慎重審査の後、採決の結果、当委員会に付託されました議案第七十九号及び八十二号は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決し、知事専決処分報告報第二号は原案のとおり承認すべきものと決しました。
 以上で、経済警察委員会の報告といたします。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(宗 正彦君) 文教委員会委員長高瀬勝助君。
  〔高瀬勝助君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(高瀬勝助君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案一件、請願継続審査分十二件であります。
 委員会は、六月三十日、第六委員会室において開催し、当局から付託案件等について詳細な説明を聴取した後、審議に入りました。
 委員会における各委員の質疑、意見及び要望等、主なものは次のとおりであります。
 まず初めに小・中・高等学校における教員構成の男女比率の現状と学校運営状況についてただされたのに対し、女性教員の比率は平成六年度では小学校で六四・一%、中学校で四一・六%、高等学校で二二・三%、特殊教育諸学校で五三・五%となっている、小学校で特に女性教員の比率が高い状況にあるが、小学校の教員採用試験では昨年から体育実技を加味しており、また学校運営上の配慮からも極端にアンバランスな配置にならないよう人事異動に関し指導をしていくとの答弁がありました。
 関連して委員から、教員の採用と配置についてただされたのに対し、紀南出身者の出願者が少ないということもあるが、採用後、原則として五年間は採用された地域での勤務を義務づけている、また採用検査に当たっては筆答検査のほか、面接、適性、実技等、各種の検査を実施し、多くのデータから判断することにより総合的に選考しているとの答弁がありました。
 次に、学校医等の活用とその報酬額についてただされたのに対し、学校医は各学校において定期健康診断、健康相談、定期検査を学期ごとに行う、また各学校行事等においてもその役割をお願いしている、学校医等の年間報酬額は、内科医で基礎額七万五千円に生徒の数掛ける百五十円を加算した額、学校歯科医は基礎額七万五千円に生徒の数掛ける百二十円を加算した額、学校薬剤師は定額七万五千円となっている、なお、市町村立学校の学校医等の報酬額についてはそれぞれの設置者が決定しているとの答弁がありました。
 委員からは、学校医等は奉仕の精神で取り組んでいると思うので、文部省の基準額に合致しているか実態を把握するよう意見がありました。
 次に、本県高等学校卒業生徒の就職問題について、平成五年度の状況はどうであったのか、一〇〇%の就職確保ができたのかとただされたのに対し、平成六年三月三十一日現在の就職決定率は九三・七%で、平成四年度の就職決定率は九六・四%、平成三年度の就職決定率は九五・一%であり、平成五年度の就職状況は非常に厳しい状況であったとの答弁がありました。
 委員からは、就職決定率が二・七ポイント減ったということは就職難を反映したものである、円が高騰し、企業は採用を手控えようとする雰囲気ではないかと心配している、職業安定所によると求人が三割程度減っているとのことで、ことしもその状況は厳しいものと思われるが、県教育委員会や各学校はどのような対応を考えているのかとただされたのに対し、七月一日から企業の学校訪問が始まるが、県教育委員会としては七月十一日に学校と企業との就職懇談会を、また七月二十五日には大阪において県外企業との懇談会を開催することになっており、企業側へ積極的な働きかけをしていくとともに、学校長会や進路指導部長会等で就職決定状況や求人動向等について報告しており、その対応に遺漏なきよう指導しているとの答弁がありました。
 委員からは、学校が積極的に企業に働きかけ求人確保に努力するよう学校を指導してもらいたいとの要望や、完全失業率が高い中でも自分の好みに合わねば就職しないという一面もあるが、子供ばかりでなく保護者、家庭をも含めた好ましい職業観の育成が必要であるとの意見が出されました。
 次に、三館構想に基づき昨年オープンしたきのくに志学館に引き続いて来る七月八日、県立近代美術館、博物館がオープンする運びとなるが、特に本県の文化や歴史を配置し、映像を中心とした博物館はすばらしいものである、最近、小学生を対象にした和歌山県の農業を紹介する冊子がテレビで放映されていたが、本県の文化や歴史を教育の一環として子供のころから教えていくことは大事なことであると思うが、そのために副教材を県レベルで作成してはどうかとただされたのに対し、県小学校教育研究会社会科部会編集発行の「ひらけゆく和歌山」や各市町村教育委員会等が編集した「わたしたちの○○市」等、さまざまな副教材が作成されている、国際化が進展する中でふるさと教育の推進を積極的に指導しているところである、自分の生まれた地域のことを知るとともに和歌山県の歴史を知らなければならないと思うので、県レベルでの教材の作成について研究していきたいとの答弁がありました。
 次に、中・高等学校においてクラブ活動が実施されているが、指導者が人事異動により異動したとき、その指導者のいるクラブが休部あるいは廃部の状況になる場合があると聞く、指導者不足を基本的に解決する方法や取り組み状況はどうかとただされたのに対し、中・高連携を図る上において指導者の充実を図る必要があると考えており、一つの方策として文部省が実施している運動部活動指導者派遣事業を積極的に取り入れ、指導の充実を図るとともに、本県の事業として一般の教員を対象とした運動部活動指導者研修事業を実施し、実技等の講習を行い、充実を図っているところであるとの答弁がありました。
 関連して委員からは、該当種目の専門的知識を有する一般県民の活用について意見がありました。
 次に、児童の権利に関する条約が批准され、文部省から八項目の留意事項が示されたところであるが、指摘の二番目にいじめの取り組みに努めるとされているが、最近の事例の裁判判決において学校側の過失責任が問われている、また新聞報道によると中学校におけるいじめが増加しているとのことであるが、今後いじめ等について県教育委員会としてどう対処するのか、文部省通達には一人一人の生徒に対する理解を深めるとあるが、どのような方法で生徒に対する理解を深めていくのかとただされたのに対し、いじめについては個人の尊厳に係るもので、県の「学校教育指導の方針と重点」において一人一人を大切にするという柱を立て指導に当たっている、学校全体に正義感が満ちあふれる学校づくり、生徒が悩みを打ち明けられるような教育相談の場や校内の指導体制づくり、また地域に開かれた学校づくりを目指し、家庭、地域、学校が一体となって協力していかねばならない、各学校においては個人面談や家庭訪問、また進路相談等を通して一人一人の生徒を理解するよう努めるとともに、生徒指導便り等を通じて学校のことを知ってもらうよう努めているところであり、今後も家庭、地域との連携を密にして、一人一人の生徒を大切にする教育を推進していきたいとの答弁がありました。
 委員からは、いじめ、暴力については学校だけの問題でないことは理解するが、生徒の行動について学校がもっと多くの情報を得るためにはどうすべきであるかとただされたのに対し、いじめは昔もあったが、異年齢の集団の遊びの中で解決する力を身につけてきた、また生命の大切さについても理解していた、近年、遊びの質が変わり、隣人にしかられることもなく、逆境に耐えることも少なくなる中で子供も弱くなっている、学校は子供の行動をしっかりと把握し認識する中で指導のあり方について考えていく必要がある、毎朝登校して来る子供の顔を見て子供の課題を見出さなければならない、子供の中に飛び込み、子供との触れ合いの中で、また家庭訪問を通して父母とともに子供を見詰め、子供全体の問題としてとらえることが大切であるとの答弁がありました。
 委員からは、子供がSOSを発信するのは相手を信頼している場合に限られる、子供に信号を発信してもらえる信頼関係の確立に向けて取り組んでほしいとの要望がありました。
 次に、田辺工業高等学校において地元消防士の協力を得て心肺蘇生についての取り組みをされたと聞く、県教育委員会は人命を守る意味からも救急的対応については授業で取り組まれていると思うが、現場ではどのような取り組みを行っているのかとただされたのに対し、県教育委員会としては、これからの夏休みを迎える中で、水による事故、交通事故等によりとうとい生命を失うことのないよう各学校に対し指導を行っているところであり、心肺蘇生の件については、平成三年度にダミー人形を購入、各高等学校に配置を行い、体験学習を通して応急処置についての充実を図っているところであるが、田辺工業高等学校のように地域とのつながりを進めていきたい、また中学校においては来年度から配置を行う予定であるとの答弁がありました。
 委員からは、教員全員がリーダーになれるよう取り組んでほしいとの要望がありました。
 このほか、高等学校教育費の状況について、教育委員会におけるリストラと投資的経費の増額研究について、質疑、意見、要望等がありました。
 以上が、当委員会における審査の概要であります。
 当委員会に付託されました知事専決処分報告報第二号は、全会一致をもって承認すべきものと決しました。また、請願十二件につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第三十四号から議請第四十三号まで、及び議請第四十六号はさらに継続審査すべきものと決し、議請第四十七号は請願者からの取下願を承認すべきものと決しました。
 以上をもって、文教委員会の報告といたします。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(宗 正彦君) 厚生委員会委員長村岡キミ子君。
  〔村岡キミ子君、登壇〕(拍手)
○厚生委員会委員長(村岡キミ子君) 厚生委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告を申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、知事専決処分報告一件、請願三件であります。
 委員会は、六月三十日、第二委員会室で開催し、保健環境部、民生部の順に当局から付託案件についての説明を聴取した後、審議を行いました。
 委員会における各委員の質疑、意見及び要望の主なものは、次のとおりであります。
 保健環境部関係では、まずソリブジン薬禍について、日本商事がとった措置が適切であったか、本県での被害者があったか、またもし副作用が出た場合はPL法は適用されるかとただしたのに対し、日本商事が厚生省に対し事故報告するとともに、使用に係る緊急安全性情報の提供及び回収措置がとられている、本県では被害者の報告はないと聞いている、またPL法の適用については、医薬品の場合その有効性と副作用に加えて医療従事者の関与があり、特にこの場合、PL法の適用については難しい問題で、最終は司法の判断を仰ぐことになるとの答弁がありました。
 次に、地域保健法等改正法に関し、具体的内容と県の実情から考えての課題及び対応についてただしたのに対し、改正の柱として基本理念と国、地方公共団体の責務が明確化され、特に基本理念では地域の特性や社会福祉等と有機的に連携しながら総合的に推進することになっている、保健所の機能強化については、新たにエイズ、難病への対応、調査研究、市町村への技術的支援、専門的・広域的機能の強化等を図ることが追加された、また市町村の保健サービスの実施体制については、母子保健等の業務が市町村に移譲され、市町村保健センターを核として保健サービスが行われることとなるとの答弁があり、関連して、保健福祉業務が増大すると思うが、改正法ではどんな人材が不足すると考えるか、人的・予算的な配慮についてただしたのに対し、保健婦の不足が考えられる、市町村に母子保健事業等が移行することに伴い厚生省では市町村保健婦を倍増する考えであり、そのための財源措置も行われることになっている、特に規模の小さな町村におけるマンパワーの確保が問題と考えられるが、県としても求めに応じ人材確保の支援計画を策定してまいりたいとの答弁がありました。
 さらに、保健所については全国八百カ所ある保健所を半減、地域によっては保健所は要らないとも言っているが、和歌山県はどうなるのかとただしたのに対し、保健所については現在十万人に一カ所となっているが、改正ではその規模を拡大し、医療圏や福祉圏の区域を参酌することとなっている、本県では地域保健医療計画の医療圏、福祉事務所の福祉圏との整合性が問題となるとの答弁がありました。
 次に、理学療法士等、看護婦以外の医療関係マンパワーの養成について、他府県の学校で養成された者を県内に就職させるというような対応の仕方でよいのか、県立医大で養成できないのかとただしたのに対し、理学療法士については県内関係の需給計画を持っているが、これら看護婦以外の医療関係マンパワーを県立医大で養成するについては今後の検討課題と考えているとの答弁があり、委員から、県立医大の所管が総務部で医療が保健環境部というような現状体制を一括して保健環境部が所管するというような体制に移行するよう要望がありました。
 次に、救急医療情報センターの情報の提供について、どのようにして行われるかとただしたのに対し、各病院、診療所で設置した端末機に、大阪のコンピューターセンターで集められたデータを各消防署と救急医療情報センターの二本立てで診療情報が引き出される、一般の県民は消防署または救急医療情報センターに問い合わせることで診療可能な病院、診療所の情報が得られるとの答弁がありました。
 次に、五稜病院に関して、五稜病院の今後のあり方についてはかなり以前から論議しているが、いまだに方向が定まっていないのはなぜかとただしたのに対し、県立の精神病院として県下の精神医療の指導的な役割、民間病院では対応困難な先駆的医療、高度医療を担っていかなければならない、今後の病院のあり方については、老人性痴呆疾患治療病棟の設置、応急の指定、作業療法及びデイ・ケアの実施など、県民ニーズに対応した機能を付加していきたいとの答弁があり、関連して、有田・湯浅地方のニーズに対応した五稜病院独自のあり方を考える必要があり、院長は企業経営者であるという感覚を持って今後のあり方を検討すべきである、また病院周辺の医療機関が充実してきている中で赤字につながるだけの内科、外科の必要性についてただしたのに対し、昨年、整備委員会を設置し、五稜病院運営検討委員会報告書の内容等について具体的な検討を進めているところである、外科、内科については入院患者に対する治療という面から設けているが、外来の外科、内科を含め、現在実施している経営分析の結果を待ちたいとの答弁があり、さらに、民間の精神病院と比較して何がすぐれているのか、精神医療で一番大事なのは社会復帰をどうさせるかであるが、リハビリを兼ねた社会復帰施設や地域の人々と一緒になったコミュニケーションを図っていく必要があるのではないかとただしたのに対し、看護体制については特一類を採用、民間病院に比べて看護スタッフは充実しており、開放処遇についても進んでいる、精神医療体系の中では病院から社会へ復帰するまでの中間施設やリハビリ施設等の充実が特に必要であり、これらは病院独自で設置するのは難しい面もあるとの答弁がありました。
 関連して、老人性痴呆疾患治療病棟についてはどう考えているのかとただしたのに対し、和歌山県の精神医療の課題については、社会復帰、老人性痴呆、応急指定の三つの柱があり、老人性痴呆の中でも精神症状の強いものは五稜病院で対応すべきであると考えている、昨年から人事課、財政課等を含んだ整備委員会組織を発足し具体的な検討をしている、付加する機能の中には老人性痴呆疾患治療病棟として五十床を確保する計画であるとの答弁がありました。
 以上のほか、平成五年度の人口動態統計に関して、また県内の水洗化率と他府県の普及率との比較についても質疑がありました。
 民生部関係では、まず地域保健法が制定され、広島県などで福祉事務所と保健所を統合する先取りの動きがあるが、本県はどうであるのか、また統合についての問題点は何であるのかとただしたのに対し、地域住民のニーズの多様化に十分対応していくためには、保健、医療、福祉が一体となって住民に最も身近な市町村において促進されることが望ましいと考えている、福祉事務所と保健所との統合については、保健と福祉の連携の重要性は十分認識しているが、福祉事務所は社会福祉事業法で、保健所は保健所法で設置が義務づけられ、それぞれ事業が実施されている上、保健所施行令では保健所長は医師である必要があり、社会福祉事業法では福祉事務所には専任の職員を配置しなければならないことになっている、現在広島県などで実施されているが、実態的には二枚看板といったようなところもあると聞いているので、統合の問題については今後地域保健法に基づく具体的な施行の中で問題点を整理しながら検討課題として協議してまいりたいとの答弁がありました。
 これに関連して、行政区画の問題もあるが、行政の効率的な運用を行っていくためにも積極的に取り組んでいただきたいとの要望もありました。
 次に、二十一世紀福祉ビジョンの発表について、このビジョンの特色と国の展開の仕方、また本県のかかわりについてそれぞれの問題点をただしたのに対し、二十一世紀福祉ビジョンは厚生大臣の私的諮問機関である高齢社会福祉ビジョン懇談会から本年三月二十八日に報告されたものであり、特色として第一点に介護や子育て等、福祉重視型の社会保障制度の再構築の必要性を明示していること、第二点として将来の社会保障給付のあり方に触れていること、第三点に雇用、住宅等、関連分野も含めた提言がされていることなどであり、国としても当面、介護対策についての新ゴールドプランの策定や子育て支援対策としての総合的な計画であるエンゼルプランの検討がなされている、県としても具体的な施策が示された時点で国の財政的な支援も含め検討してまいりたいとの答弁がありました。
 さらに、現在の給付構造は年金五、医療四、福祉一であるが、将来はどうであるのか、また老人福祉に大きくウエートを置いていくのかとただしたのに対し、将来は年金五、医療三、福祉二となり、福祉に重点を置いた給付構造を目指すことになっている、また老人福祉については、二〇一八年には四人に一人が高齢者となる高齢社会が現実となると言われているので、当面は高齢者対策に重点を置かざるを得ないと考えているとの答弁があり、これに関連して、市町村の老人保健施設の計画と県の計画との乖離や本県の老人福祉費の県予算全体に占める割合についての質疑がありました。
 続いて、子育てに関する意識調査について、最近の少子化の進行は女性の晩婚化が進んでいることも一因ではないか、また年齢によっても非婚、既婚、子供のあり・なし等で女性の考え方がどう変わるかという点の調査も大切なのではとただしたのに対し、女性のライフスタイルも変わり、世帯を持っているかどうかによっても考え方が変わってきている、最近は女性が子供を産む年齢が高くなるなど、歴史的にも変化があり、今後そうした点も含め検討してまいりたいとの答弁がありました。
 また、少子化は国全体の問題でもあるが、女性の考え方や男性の考え方など、いろいろとあると思うが、県としてもそういった点を考慮して取り組んでほしいとの要望がありました。
 次に健康保険法の改正について、老人の負担増、基準看護、付き添い看護及び看護婦の確保、診療報酬の問題をただしたのに対し、付き添い看護の解消に伴うマンパワーの確保を図るため、二月の厚生省の中医協の答申によると、現行の看護料体系の見直し、看護、看護補助の充実のため基本的な方向が示され、今後、必要なマンパワーの確保が図られるような診療報酬上の評価に努めていくことにしていると聞いているが、保険外負担の問題とあわせて付き添い看護料を廃止していく中で診療報酬上の評価がどうされるか、厚生省の今回の改正の内容について動向を見守っていきたいとの答弁がありました。
 さらに、申請に基づく付き添い看護料制度の県民への周知についての要望や、お年寄りが入院したときの保険外負担で費用がかさむので、保険外負担の中でどういうものが問題になっているか積極的に調査をしてほしいとただしたのに対し、保険外負担の調査の件については関係課とも協議をし検討してまいりたいとの答弁がありました。
 これに関連して、付き添い看護料の問題、看護サービスの問題についての質疑があり、基準看護でない病院での調査を行い、診療報酬の中へ生かしてほしい、診療報酬をもっと上げてもらう努力をしてほしいとただしたのに対し、診療報酬での評価については厚生省へ要望してまいりたいとの答弁がありました。
 以上が、厚生委員会における審査の概要であります。
 採決の結果、付託されました知事専決処分報告一件は全会一致をもって原案どおり承認すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、新規分議請第四十九号は採択と決し、継続審査分議請第四十四号、議請第四十八号はなお継続審査を要するものと決した次第であります。
 なお、当委員会から「骨髄移植医療体制の拡充と整備を求める意見書案」が提案される運びとなっていますので、よろしくお願いをいたします。
 以上をもちまして、厚生委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願いいたします。
○議長(宗 正彦君) 総務委員会委員長井出益弘君。
  〔井出益弘君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(井出益弘君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案二件、知事専決処分報告四件、請願継続審査分一件であります。
 当委員会は、六月三十日及び七月四日の二日間、第一委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、審議を行いました。
 各委員の質疑、意見及び要望等の主なものは、次のとおりであります。
 まず医科大学関係では、移転後の附属病院では予約制が導入されるということであるが、診察してほしいときに診てもらえないのではないかとただしたのに対し、再診患者については原則として予約制を導入することとなるが、予約制になると待ち時間が短縮される反面、患者数がある程度限定されてしまうことも考えられるため、運用に当たっては患者の動向を見て的確に対応してまいりたい、また新規患者には予約制を導入しない方針であるとの答弁がありました。
 これに関連して、予約制を導入することにより診察が先に延ばされることのないようとの要望がありました。
 続いて、医大の移転に向けて実施設計に入っているが、総務部とのすり合わせはできているのかとただしたのに対し、昨年、基本設計が終了し、ことし実施設計に入っているが、レイアウト等のヒアリングを通じて合意を得ているとの答弁がありました。
 このほか、医科大学において二十四時間体制で全県的に、特に過疎地での救急患者等に対して治療の指示が衛星通信を通じてできるような体制について検討できないかとただしたのに対し、今後の医療情報システムについては現在学内において検討しているとの答弁がありました。
 また、公平な医療が受けられるよう、救急車に乗った段階から指示を受けられるような体制をぜひともつくるようにとの要望がありました。
 選挙管理委員会関係では、先般の和歌山市長選挙における戸籍謄本の交付の経過及び休日の交付の可否についてただしたのに対し、和歌山市選挙管理委員会より聞いているところによると、和歌山市の市民課より法務局に休日における交付の可否について照会したところ、当初「交付できないのではないか」との回答があったが、再度確認したところ「交付できる」との回答があったため最終的に交付されたところであり、また、休日における戸籍謄本の交付は市町村の職員が勤務していれば交付することは問題がないとの答弁がありました。
 これに関連して、告示日が休日の場合、戸籍謄本が交付できるような体制にできないのかとただしたのに対し、これを機会に市町村選挙管理委員会に対し緊急事態に対応できるよう指導するとともに、研修会の開催を検討してまいりたいとの答弁がありました。
 知事公室関係では、世界リゾート博開催期間中の交通渋滞が心配されるが、その緩和策の一つとして県民一人一人がマイカー通勤を自粛したり乗り合わせを働きかけてはどうかとただしたのに対し、交通管理誘導システムを活用し、案内標識や道路交通情報板等により自家用車等を適切に誘導する準備をしている、また会社や官公庁に対しては文書でマイカー通勤の自粛の呼びかけをしており、県職員に対しても率先して自粛するよう働きかけているとの答弁がありました。
 また、国体のときには県外の人から「和歌山県の人は言葉遣いがきつい」という声も聞かれたこともあるため、今後、県外からの来場者をいかに温かくもてなすかを重要な課題として検討をするよう要望がありました。
 次に、博覧会直前にならないとわからないような問題や課題はないかとただしたのに対し、これからは管理運営面が中心となり、会場内で営業活動をする企業の物品搬入等が円滑に行われるよう、また一般来場者とトラブルが起こらないような対策を講じているところであるとの答弁がありました。
 このほか、宿泊料金について便乗値上げはないかとただしたのに対し、確認をしたがそのようなことはないとの答弁がありました。
 また、現時点で宿泊者の予約状況の把握はできているのかとただしたのに対し、毎日変化しており把握するのは難しいが、エージェント等の話によるとホテルから詰まってきており、一般旅館にはまだあきがあるとの答弁がありました。
 企画部関係では、まず西防波堤沖埋立地利用計画検討委員会について、検討期間、検討テーマの決め方、原案をつくるのはどこかをただしたのに対し、二カ月に一回委員会を開き、委員おのおのから意見を出していただき、一年半程度で取りまとめていただく、また原案については、各委員は各分野から委嘱されているため、それぞれの案を出されるのではないか、県の案は副知事が、和歌山市の案は助役が委員として出されるのではないかとの答弁がありました。
 続いて、県の案はできているのか、また県の案は公表されるのかとただしたのに対し、県の案は各部局から出た案を企画部で取りまとめ中であり、第二回の委員会までにはまとめる、また第一回委員会で会議資料等は公表しないと決定されているため公表はできないとの答弁がありました。
 これに対し、ある段階で検討内容を公表してもよいと言っているが、第二回の委員会の内容は公表するのかとただしたのに対し、許される範囲で了解を得て公表していくとの答弁がありました。
 次に、埋立地の転用の問題についての責任は基本的には住友金属にあると思うが、転用された結果については知事に責任があるのかとただしたのに対し、公有水面の埋め立てに関する許認可については知事の権限であるが、検討委員会の検討結果を踏まえて住友金属に示す県案は知事の政策的な判断を示すものであるとの答弁がありました。
 続いて、多目的ホール棟と総合健康福祉棟の真ん中にあるJR貨物和歌山コンテナセンターの移転の見込みについてただしたのに対し、鋭意交渉を重ね、代替地を用意すれば移転してもよいと内諾を得ており、現在、移転先となる代替地を探しているとの答弁がありました。
 これに関連して、多目的ホール棟は外観も敷地内緑化計画もよいが、背景にコンテナセンターがあればコントラストから見てもよいとは言えないので、移転を促進し、緑化を施し、よい空間づくりに努められるよう要望がありました。
 このほか、新聞に「フォレストシティ計画を県が推進の構え」という見出しで掲載されたことに関する質疑があり、県としては燦黒潮リゾート構想を推進するため加太・紀泉地区にリゾート拠点の整備が必要であるという立場は変わっていないが、具体化のためには個別法の許認可等の環境が整う必要があるものと認識しているとの答弁がありました。
 次に、JR紀勢本線の高速化について具体的にどのような取り組みを行っているのか、また田辺─白浜間の複線化についてはどうかとただしたのに対し、紀勢本線の高速化については運輸省の指導のもと平成五年度、六年度、運輸経済研究センターにおいてミニ新幹線の導入と紀勢本線の高速化について調査をしていただいている、この紀勢本線の高速化については県でも調査しており、線形改良、ポイント改良等、短期的に実施可能なものについて調査中であり、今後検討結果を踏まえ早期事業化を目指している、また田辺─白浜間の複線化については政府要望等、要望活動を行っており、田辺以南の複線化を今後も引き続き要望していくとの答弁がありました。
 また、和歌山線の時間短縮と複線化及び高速化についてその後の経過はどうなっているのかとただしたのに対し、待ち時間の改善や高速化についてJR西日本和歌山支社と検討中である、JR西日本では民営化後、通勤時間帯の待ち時間の短縮により若干の時間短縮を実施しており、橋本─和歌山間の利便性は向上しているが、今後も鋭意進めていただくようお願いしていくとの答弁がありました。
 次に、紀淡海峡関連の調査が進められているが、県では橋でいくのかトンネルでいくのかとただしたのに対し、建設省による調査と日本鉄道建設公団による調査が実施されており、道路は橋、鉄道はトンネルという面での調査が進められている、本県も参画している紀淡海峡ルート実現を進める紀淡海峡交流会議ではあくまでも鉄道、道路両面で推進しているとの答弁がありました。
 さらに、毎年一億円で実施している日本鉄道建設公団のトンネル調査について調査内容はどうかとただしたのに対し、現在も継続中の日本鉄道建設公団トンネル調査の早期完了を要望している、現在進められている調査内容は地質調査などであり、調査結果については新幹線の基本計画の関連もあり公表できないと聞いているとの答弁がありました。
 次に、関西国際空港は九月四日に開港するが、特に東京便について伊丹空港が中心のダイヤが組まれるおそれがある、伊丹空港は時刻制限があるため、伊丹空港から飛ばすことのできないような時間帯を関空でカバーするという考え方でダイヤが組まれているという情報もあるので、県として望ましい時間帯を要望していくようにとの意見がありました。
 これに対し、ダイヤの設定については七月の初めに航空三社による調整会議が行われ、調整がついてから運輸省に認可申請すると聞いている、先日、航空三社の本社を訪問し、午前中に東京へ行ける便やできるだけ遅い時間帯の帰りの便などを確保してほしいと要望してきたとの答弁がありました。
 続いてコスモパーク加太について、各議員はそれぞれの考え方を持って議会で発言しているが、それをどのように受けとめ検討しているのか、また、構想についても運動公園や国際的なものについての議論があるが、いつ結論が出るのかとただしたのに対し、当初は民間プロジェクトで進められ、しかも関空プロジェクトとしてこの計画を進めてきた、基本姿勢については今も変わっていないが、バブル崩壊という社会経済情勢の変化があり、それに対応するよう行政主導でやっていきたいという考え方で、公共的利用、公共事業導入等の検討をしている、ご提言をいただいたものについては幅広く検討を進めていく、関空プロジェクトとして大変厳しい経済環境で先の見通しも明確ではないが、早期に結論を出し具体的に事業を進めていくよう努力するとの答弁がありました。
 次に、議員は皆コスモパークに関心を持っており質問もしている、関空と近距離にありながら住宅や運動公園をつくるのはもったいない、国際貢献を図るようなものとか、世界じゅうの人が集まるようなものとか、国サイドで関空にまつわる魅力ある施設とか、また国から融資してもらい、例えば迎賓館や世界の人がサミットする場所、それに伴う公園等とすればどうかとただしたのに対し、運動公園も含め公共的利用について検討している、基本的には関空プロジェクトとしての国際交流型の複合的な地域開発としてもろもろの提案をいろんな角度から検討したいとの答弁がありました。
 これに関連して、各議員はコスモパーク加太についてはおのおのに意見があり心配している、このチャンスは二度とないと思うので、委員会、議会、協議会、懇談会等で話し合いの場を持ってもらいたいとの意見がありました。
 総務部関係では、救急救命士の県内の人数と全国の人数をただしたのに対し、県内では和歌山市四名、有田市、田辺市、古座川町がおのおの一名の計七名であり、全国では東京都が最も多く、平成六年四月現在で五百九十二名、大阪府が百八十一名、兵庫県が四十七名、滋賀、奈良、鳥取、島根県はおのおの四名であるとの答弁がありました。
 また、医療機関の少ない過疎地にこそ救急救命士は必要と思われるのに、なぜ東京都を初めとして都市部に多いのか、また救急救命士養成所の増設要望が必要ではないかとただしたのに対し、救急振興財団救急救命中央研究所での養成人員の枠が決められており、本県は年間六名であること、また養成所は来年から北九州に西日本校も開設されるので本県からは年間十二名が養成できるため、平成九年度には各消防本部に一名配置できるようになり、平成十年度末には約百名を養成したいとの答弁がありました。
 これに関連して、新設する医科大学附属病院では救急医療のハード面において後日支障を来すことのないよう十分整備を行うように要望がありました。
 次に和歌山市の財政状況について、特に起債制限比率の関係で県下市町村の状況や和歌山市が危険ラインにあるのか、あるとすれば県の指導はどうするのかとただしたのに対し、県下市町村の平均は一〇・九%、県下七市の平均は一三%であり、和歌山市は県下で二番目に高く、今後、大型の事業をすれば一五%を超える可能性はある、一般的に起債制限比率が二〇%を超えた団体にあっては起債の一部について制限があり、また一定のラインを超えた団体については毎年自治省の方でピックアップし指導することになっている、平成六年度においても一五%を超えた団体については公債費の負担適正化計画の作成等を通じて公債費負担の軽減を図るよう指導することになっているとの答弁がありました。
 次に、和歌山市の起債制限比率の上昇に関連して、県の財政課長から見て和歌山市の公債費の状況は財源の危機という状態であるのかとただしたのに対し、市町村と県財政を必ずしも同じような判断で行うことはできないので県財政について申し上げれば、本県の起債制限比率は平成四年度で八・〇%で全国で低い方から十四番目、五年度は幾分上って八・四%となっている、いろいろな統計指標がある中で起債制限比率も財政の健全性をはかる尺度であることから、本県としては公債費の増高にも十分留意しながら健全な財政運営に努めていると答弁がありました。
 このほか、県市協調ということもあり、今後和歌山市の財政の改善について助言が必要との要望がありました。
 以上のような審議の結果、採決に入りましたが、当委員会に付託されました議案のうち、議案第七十六号及び議案第七十七号については賛成全員をもって原案どおり可決すべきものと決し、知事専決処分報告報第二号、報第三号、報第五号及び報第六号については賛成全員をもって承認すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、継続審査分議請第四十五号は継続審査を要するものと決した次第であります。
 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(宗 正彦君) 建設委員会委員長吉井和視君。
  〔吉井和視君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(吉井和視君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案五件、知事専決処分報告二件であります。
 当委員会は、六月三十日、第五委員会室において企業局、土木部の順に開催し、当局から付託案件についての説明を聴取した後、審議に入りました。
 当委員会における各委員の質疑、意見及び要望の主なものは、次のとおりであります。
 企業局関係では、本県の進める地方公営企業の中で、土地造成事業等の実施に当たっては今後もより公正かつ適正に努められたいとの要望がありました。
 土木部関係では、国の行政改革推進本部が平成六年六月二十八日に「今後における規制緩和の推進等について」において公表した規制緩和事項二百七十九項目のうち住宅土地関係の土木部に関するものが非常に多い、景気が低迷している中で円高が進み、せっかくの経済政策が全く意味がなくなりかねないので速やかに規制緩和が望まれているが、国の決定を待つまでもなく、和歌山県独自の規制緩和はできないのか、また制度については施主が知らないという例が多いので積極的なPRをしてほしいとただしたのに対し、これは閣議決定されていないが、今後、国の状況及び他府県の先進事例を見ながら、主導となるべき総務部と連絡をとり積極的に取り組んでいきたい、具体的には建築関係で確認・許可手続等の迅速化、合理化、容積率の緩和、材料等に関する基準認証制度の緩和等が対象とされ、開発許可関係では、許認可手続の迅速化、市街化調整区域における住宅地開発の推進等が対象とされている、なお、建築関係では総合設計制度のように容積率を一部緩和し一定の優良な建築物整備を誘導する制度もあるので、活用に向けて積極的にPRに努めたい、また要件の緩和については和歌山市と具体的に協議中であり、早い時期に実施したいと考えている、推進本部の指摘事項には県で対応すべき事項もあるので、可能な部分から実施できるよう対応策を検討するとの答弁がありました。
 次に道路関係では、本年六月の政府予算要望書における近畿南北連携軸を五全総に位置づけするための手法についてただしたのに対し、六月十六日に国土審議会の総点検の最終報告がなされ、この中で地域連携軸の位置づけとして地域相互の多様で密度の高い交流・連携を推進することにより、住民がより高度の機能を享受でき、また地域の特色ある発展を図る国土政策上の戦略手段であると言っている、近畿圏において連携軸はどのような必要性があるかという整理とともに、国土庁においてもまだ固まっていないが、地域相互の連携を強化するための新しいコンセプトにしたいとのねらいに沿った行動が必要であると思われるので、土木部としては道路整備を進めていく上で企画部とともに考えていきたいとの答弁がありました。
 また、地域高規格道路の位置づけと五条─新宮間の指定に向けての本県の取り組み状況をただしたのに対し、五条─新宮間の指定については本県及び新宮広域市町村圏組合からも強く働きかけているとの答弁がありました。
 また、たかの金屋線隧道までの工事状況はどうかとの意見に対し、トンネルまでの工事用道路的な考えでできるだけ延長を伸ばせるよう御坊土木事務所で施工中との答弁がありました。
 次に、南部川村から龍神村への国道改修状況をただしたのに対し、四百二十四号南部川村で西本庄橋に着手しており、辺川から奥も改良工事がなされており、今後とも力を入れていきたいとの答弁がありました。
 また、有田管内の道路改良率が低く、特に美里龍神線の清水町遠井から美里町の区間が悪いとの意見に対し、美里龍神線については改良率は低い、しかし、清水から野上谷への道路が何本かあり、三田生石口停車場線は最も多く利用されている道路であり、生石高原という観光地もあるため、現在この路線の整備促進を図っており、美里龍神線については大規模バイパス等になると予測されるので、三田生石口停車場線の改良の後に考えるとの答弁がありました。
 また、県道の舗装の傷みが多く見られ、すぐ陥没するのは路盤に問題があるのではないかとただしたのに対し、舗装に当たっては地盤の支持力試験を測定し、路盤厚及び舗装厚を決定している、しかし、高盛り土や地下水の多いところ等、予測しがたい面もあり、今後は破損箇所について十分注意し維持管理に努めるとの答弁がありました。
 次に、湯浅御坊道路の御坊─広川間の供用予定をただしたのに対し、平成七年の早い時期にお願いしているとの答弁がありました。
 続いて河川関係では、土入川等、県下の重要な河川のしゅんせつ計画はどのようになっているかとの意見に対し、堆積状況、背後地の状況等に配慮し、緊急性の高い箇所より実施しており、土入川については報国橋から南海橋梁までの間は本年度河床の掘削にあわせ除去することにしている、河口部については一部港湾区域と重複するので、南海マリーナまでの間は港湾課で掘削は完了しており、その上流については河川課で平成七年度より着手するとの答弁がありました。
 また、土入川については護岸が整備されるにつれ多くなる不法係留の実態をただしたのに対し、一カ所十二隻の占用許可を含め百十九隻の遊漁船の係留があり、係留施設の設置については認めていないが、土入川の係留については河川のしゅんせつ計画にあわせ、秩序ある河川使用をさせるべく指導を行ってまいりたいとの答弁がありました。
 また、有田川の河川改修の主なものについてただしたのに対し、吉備町の長田工区、庄工区において老朽堤防の補強、支川天満川の改修、平成六年度に完了する有田市星尾工区のふるさとの川整備事業、新規事業として吉備町長田地区における防災ステーションの整備、さらに有田市星尾工区、吉備町庄工区の地方特定河川等整備事業による緑地、公園、運動場の設置に取り組んでいるとの答弁がありました。
 一方、有田川の土砂堆積による河床整備については、市町村とも連携し、実施について検討していくとの答弁がありました。
 また、切目川ダムの進捗状況についてただしたのに対し、一人の反対があるものの、七月中に調査に着手したいとの答弁がありました。
 次に港湾関係では、和歌山下津港北港地区の魚釣り公園の利用に回数券を導入してはどうかとの意見に対し、魚釣り公園は住友金属の西防埋め立てに関連して水際線の市民開放の視点から県が設置し、住友金属に管理運営を委託している、回数券については固定化している利用者にはサービス向上となり、一方、施設の利用促進につながるものと思われるので、今後管理運営者とも検討していくとの答弁がありました。
 次に住宅関係では、住宅供給公社が四月一日から県営住宅の管理を行うとのことについて理由をただしたのに対し、ほとんどの府県が公社等に委託している状況であり、委託のねらいは管理体制の強化にある、住宅課では使用料の滞納に対する法的措置の強化を図り、施設管理、改修を公社に委託することによって充実させたいとの答弁がありました。
 また、平成五年度国民生活白書によれば、物質的豊かさから心の豊かさに重きを置きたいとしているが、実際はまだまだ物質的に豊かであるとは言えず、特に住宅はその広さや高齢者との同居に配慮するなどの点から見て十分とは言えない、県では民間の住宅開発についてどのように計画されているのか、本県の住宅事情は持ち家率や最低居住水準未満世帯の割合等から考えて決してよいとは言えない、人口対策も考慮した官民あわせた総合的な住宅政策が必要でないかとただしたのに対し、住宅課では主に県営住宅の建設及び管理を行っているほか、公社を介した利子補給制度がある、また住宅需要実態調査などをもとに全国的な調査を取り入れて住宅建設五箇年計画を策定している、民間には供給を期待する数字として五箇年計画に戸数計上をしているが、地域的な戸数まで限定していない、公営住宅については五箇年計画において供給戸数を明確にしている、今後は民間に期待するだけでなく住宅供給公社の分譲住宅を活用するなど十分検討していきたいとの答弁がありました。
 また、御坊市の下富安団地については、富安地区の農業集落排水事業に参加しなかったが県はどのように対応するのか、滞納者の増加も含めて管理体制の充実強化の検討をただしたのに対し、独自の合併浄化槽を設置することで対応し予算化に努力する、また住宅使用料の滞納については土木事務所全体の問題としてとらえており、悪質滞納者には強制執行で厳しく対応するとともに、管理体制の強化については人事当局とも協議していきたいとの答弁がありました。
 次に、住宅地開発を進める上で総合的な計画に基づいて開発を誘導すべきではないかとただしたのに対し、行政改革推進本部決定においても市街化調整区域等における住宅地供給の推進の必要性が指摘されたところであり、開発制度の適切な運用を検討していきたいとの答弁がありました。
 また、良質な民間住宅の供給推進方策についてただしたところ、住宅金融公庫融資制度により誘導が図られているが、制度のPRと改善要望、また県独自の融資制度のPRに努めたいとの答弁がありました。
 次にリゾート博関係では、ライトアップは町を生き生きとした夜間景観を演出する、リゾート博開催を目前にし、博覧会会場内のみの華やかさではなく、会場外でもその余韻を楽しむべく市街地の建物等のライトアップ、樹木のイルミネーション等を考える必要があるのではないかとただしたのに対し、和歌山城、けやき大通り及び美術館、博物館、きのくに志学館、県民文化会館のモニュメント等のライトアップを行っている、ライトアップを進めるためには行政と民間が協力して行うこととあわせて、公共施設の管理、観光、商業振興を含めた対策が必要であり、今後の公共施設整備には景観向上のため照明による演出にも配慮していきたいとの答弁がありました。
 また、マリーナシティの会場内駐車場への渋滞の対策を考えてほしいとの意見に対し、道路管理者及び警察で設置している道路案内情報板を利用して、県立医大用地駐車場を初め市内四カ所の駐車場へ分散誘導するよう考えているとの答弁がありました。
 また、開催まであと二週間余りとなったリゾート博を成功させるためにも、土木部所管の工事を完全に仕上げてほしいとの要望がありました。
 また、片男波海水浴場については管理運営面で課題が見られる、若者の水上バイク、ボードセーリングによる海水浴客や地元住民とのトラブルに対する対応策や水上スポーツ施設の整備を検討してほしいとの要望がありました。
 次に、県立医大とJR紀三井寺駅間のアクセス道路の建設に当たっては、動く歩道の設置等、シンボル道路的なものにしてほしいとの要望がありました。
 以上、慎重審議の結果、採決に入りましたが、当委員会に付託されました議案五件はいずれも賛成全員をもって可決すべきものと決しました。
 また、知事専決処分報告の二件はいずれも賛成全員をもって承認すべきものと決しました。
 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切なご決定をお願い申し上げます。
○議長(宗 正彦君) 以上で、各常任委員会委員長の報告が終わりました。
○議長(宗 正彦君) これより、委員長の報告に対する質疑に入ります。──質疑なしと認めます。
○議長(宗 正彦君) 次に、ただいま議題となっております案件について討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行うことに決定いたしました。
○議長(宗 正彦君) これより採決に入ります。
 まず、議案第八十号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
 本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君はご起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(宗 正彦君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(宗 正彦君) 次に、議案第七十六号から議案第七十九号まで、議案第八十一号から議案第八十四号までを一括して採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
 本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君はご起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(宗 正彦君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
○議長(宗 正彦君) 次に、知事専決処分報告報第二号から報第六号までを一括して採決いたします。
 本件についての委員長の報告は、いずれも承認であります。
 本件を委員長の報告のとおり承認することに賛成の諸君はご起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(宗 正彦君) 起立全員であります。よって、本件はいずれもこれを承認することに決定いたしました。
○議長(宗 正彦君) 次に、請願について採決いたします。
 まず、議請第四十六号を採決いたします。
 本請願に対する委員長の報告は、継続審査であります。
 本件を委員長の報告のとおり継続審査とすることに賛成の諸君はご起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(宗 正彦君) 起立多数であります。よって、本件はこれを継続審査とすることに決定いたしました。
○議長(宗 正彦君) 次に、ただいま採決いたしました請願を除くその他の請願十五件を一括して採決いたします。
 本件は、いずれも委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、本件はいずれも委員長の報告のとおり決定いたしました。
  ──────────────────
○議長(宗 正彦君) 次に、日程第二に入ります。
 お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、各常任委員会及び議会運営委員会に対し、閉会中の継続審査として付議することにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、以上のとおり、各常任委員会及び議会運営委員会に対し、閉会中の継続審査として付議することに決定いたしました。
  ──────────────────
○議長(宗 正彦君) 次に日程第三、議案第八十五号及び議案第八十六号を一括して議題といたします。
 お諮りいたします。本案については、委員会付託等を省略し、これより採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託等を省略し、これより採決することに決定いたしました。
○議長(宗 正彦君) 本案について質疑はございませんか。──質疑なしと認めます。
○議長(宗 正彦君) これより採決に入ります。
 この際、申し上げます。
 人事委員会の委員に係る議案については無記名投票をもって採決を行い、その後、収用委員会の委員に係る議案を起立により採決を行うことといたします。
 まず、議案第八十五号和歌山県人事委員会の委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 この採決は、無記名投票をもって行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(宗 正彦君) ただいまの出席議員数は、議長を除き四十人であります。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(宗 正彦君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(宗 正彦君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県人事委員会の委員に松原敏美君を選任することについて同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(宗 正彦君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(宗 正彦君) お諮りいたします。立会人に、1番小川武君、9番向井嘉久藏君、35番上野山親主君、43番野見山海君の四君を指名いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
 なお、この際、白票を無効といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔投票点検〕
○議長(宗 正彦君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数 四十票
 うち有効投票 三十八票
 無効投票 二票
 有効投票中
 賛 成  三十八票
 以上のとおり、賛成多数であります。よって、議案第八十五号和歌山県人事委員会の委員に松原敏美君を選任するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(宗 正彦君) 次に、議案第八十六号を採決いたします。
 本県収用委員会の委員に吉村善雄君を任命するにつきこれに同意することに賛成の諸君はご起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(宗 正彦君) 起立多数であります。よって、議案第八十六号和歌山県収用委員会の委員に吉村善雄君を任命するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
  ──────────────────
○議長(宗 正彦君) 次に、日程第四に入ります。
 同和対策、関西国際空港対策、水資源対策及び半島振興過疎対策の各特別委員会から中間報告が文書をもってなされておりますが、これらはいずれもお手元に配付しておりますので、ご了承願います。
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 同和対策特別委員会中間報告
 委員長  馬 頭 哲 弥
 同和対策特別委員会の現在までの審議の経過並びに活動状況等について、その概要をご報告申し上げます。
 当委員会は、平成5年7月15日の本会議において委員の選任が行われ、同日招集された委員会で委員長に私が、副委員長に松本貞次委員がそれぞれ選任されました。
 以下、現在に至るまでの概況をご説明申し上げます。
 まず、平成5年10月14日に開催の委員会において、同和対策事業の現状と今後の課題について、当局より説明を聴取し、審議を行いました。
 この中で、県同和対策総合推進計画については、昭和44年の同和対策事業特別措置法の制定施行以来、その都度、計画を策定し、各種施策を実施してきたところであるが、平成4年3月31日に地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律が延長されたのに伴い、昭和62年に策定した県同和対策総合推進計画を一部改正した旨報告がありました。
 また、県としても、本計画に基づき、教育啓発、産業就労、環境整備などの残された課題の解決に積極的に取り組んでいく旨の説明がありました。
 次に、11月16日と17日の両日県内調査を実施しました。
 まず、16日に上富田町大谷総合センターで上富田町における同和行政の概要説明を受け意見交換を行った後、上富田町菓子加工大型共同作業場、公営住宅飛曽川団地建設事業の現地視察を行いました。
 次に、串本町陸上養殖施設・大型共同作業場施設設置予定地で設置計画の概要説明を受け意見交換を行い、町長並びに町議会議長より当計画への支援要請がありました。
 17日には、那智勝浦町役場で農林業地域改善対策共同畜舎運営状況の概要説明を受け意見交換を行った後、畜産団地の現地調査を行い、馬頭委員長より県として、厳しい状況に置かれている当該施設への今後の対策を考えるべきであるとの要請がありました。
 次に、平成6年2月23日から25日までの3日間にわたり県外調査を実施し、沖縄県議会において沖縄県の概要説明を受けるとともに、調査の主要テーマである地方改善事業、平和行政の概要等について説明を受け、意見交換を行いました。また、先の大戦により尊い命を失われた戦没者の御霊に哀悼の意を表し、「ひめゆりの塔」並びに「紀乃国之塔」を参拝し献花を行いました。
 さらに、3月23日に委員会を開催し、平成6年度同和対策予算等について当局より説明を聴取し、審議を行いました。
 ここでは、市町村実施の住宅新築資金の財政状況、県の同和関係予算の執行状況、同和運動史に関する概要版の作成等についての質疑が交わされました。
 以上をもって、当委員会の現在までの審議の経過と活動の状況についての概況報告といたします。
 何とぞ、よろしくご了承賜りますようお願い申し上げます。
(参考) 同和対策特別委員会の審議の状況
┌─────┬─────┬─────────────────┐
│実施年月日│区   分│     審議内容等       │
├─────┼─────┼─────────────────┤
│ 5. 7.15│委員会開催│正副委員長互選          │
│     │     │  委員長馬頭哲弥        │
│     │     │ 副委員長 松本貞次       │
│   10.14│委員会開催│ 「同和対策事業の現状と今後の課題│
│     │     │について」を審議         │
│   11.16│ 県内調査│ 上富田町 (2施設)      │
│   ~17│     │ 串本町  (1施設)      │
│     │     │ 那智勝浦町(1施設)      │
│ 6. 2.23│ 県外調査│ 沖縄県議会を訪問し、地方改善事業、│
│   ~25│     │平和行政の概要について説明を受け意│
│     │     │見交換した。           │
│     │     │ また、「ひめゆりの塔」並びに「紀│
│     │     │乃国之塔」を参拝し献花を行った。 │
│   3.23│委員会開催│ 「平成6年度同和対策予算等につい│
│     │     │て」を審議            │
└─────┴─────┴─────────────────┘
  ───────────────────
 関西国際空港対策特別委員会中間報告
    委員長  富 田 豊
関西国際空港対策特別委員会の審議の経過並びに活動状況について、その概要を御報告申し上げます。
当委員会は、昨年7月15日、6月定例会の本会議最終日、委員の選任が行われ、閉会後招集された委員会で正副委員長の互選が行われた結果、委員長に私が、副委員長に尾崎要二委員がそれぞれ選任されました。
以来、委員会の開催や県外調査を実施するなど、関西国際空港対策について積極的に取り組んでまいりました。
 以下、その概要について順を追って御報告申し上げます。
 まず、7月30日に正副委員長により、運輸省に対し、関西国際空港の1日も早い開港及び国内便の確保、とりわけ東京便の大幅確保について要望を行いました。
 次に、10月14日、委員会を開催しました。
 当局から、7プロジェクト3軸計画、すなわち紀の川テクノバレー計画、コスモパーク加太計画、南麓サイエンスパーク計画、和歌山臨空都市計画、地場産業都市計画、生鮮食料品供給基地計画、国際観光基地計画、及び国土軸、空港軸、地域軸に係るアクセス整備計画等、関西国際空港関連地域整備計画の進捗状況について説明を聴取し、質疑に入りました。
 各委員からは、全体構想についての本県の方針や空港整備特別会計のあり方についての質問があり、これに対し、オール関西で「関西国際空港全体構想推進協議会」を平成5年4月に設立したところであり、この協議会の場で二期計画の事業手法や事業主体も含め、議会とも相談しながら地元案をまとめ、国と協議していきたい。空港整備特別会計の問題については、公共投資のあり方を考え直す時期にきており、今後とも国に対し、働きかけていきたいとのことでありました。
 また、委員から、空港整備特別会計の見直しについて、国へ意見書の提出を検討してはどうかという意見がありました。
 このほか、本県から関西国際空港へのアクセス、景気情勢に伴う企業誘致の現状と見通し、コスモパーク加太計画、臨空農業等について質疑、意見、要望がありました。
 次に、11月4日から5日まで県外調査を実施し、運輸省に対し、「国内便確保(特に東京便)」「早期開港」「全体構想早期実現」「関西国際空港への鉄道アクセスの確保」について要望活動を行い、羽田空港新旅客ターミナルビルの視察調査を行いました。
 運輸省に対する要望活動の際の意見交換では、第1種空港である関西国際空港の位置づけはどうなっているのか、空港を整備する予算がこのような状況でいいのかとの意見に対して、関西国際空港は、国際空港と同時に国内の基幹空港であると思っている。二期計画をどうするかは、建設費、需要、採算等をこれからの調査で十分検討し、納得のいく姿で全体構想を進めていきたいとのことでありました。
 次に、12月10日、委員会を開催し、空港整備財源の拡充に関する意見書(案)について審議し、本会議に提出することを決定しました。
 なお、本意見書(案)は12月定例会最終日において可決され、12月20日、正副委員長により運輸省関係者に対し、本意見書で要望活動を行いました。
 次に、3月30日、正副委員長により、西日本旅客鉄道株式会社に対し、和歌山方面から関西国際空港間の利便性確保のため、特急「くろしお」号の日根野駅停車、通勤旅客を対象とした直通列車の運行、観光旅客を対象とした直通列車の運行について要望活動を行いました。
 以上、当委員会における審議の経過並びに活動状況の概要報告といたします。何とぞよろしくご了承賜りますようお願い申し上げます。(参考) 関西国際空港対策特別委員会の審議等の状況
┌─────┬─────┬─────────────────┐
│実施年月日│ 区  分│     審議内容        │
├─────┼─────┼─────────────────┤
│ 5. 7.15│委員会開催│委員長・副委員長の選任。     │
│     │     │ 委員長  富田  豊      │
│     │     │ 副委員長 尾崎 要二      │
│   7.30│正副委員長│運輸省に対し、          │
│     │要望活動 │・関西国際空港の開港期日について │
│     │     │・関西国際空港の国内便確保について│
│   10.14│委員会開催│関西国際空港関連事業の経過及び現況│
│     │     │報告。              │
│ 11. 4│調 査│運輸省に対し、          │
│ ~ 5│ │・国内便確保(特に東京便)について│
│ │ │・早期開港について        │
│     │     │・全体構想早期実現について    │
│     │     │・関西国際空港への鉄道アクセスの確│
│ │  │ 保について           │
│ │  │要望活動及び羽田空港新旅客ターミナ│
│     │     │ルビルの視察。          │
│   12.10│委員会開催│空港整備財源の拡充に関する意見書(│
│     │     │案)について審議。        │
│   12.20│正副委員長│運輸省に対し、          │
│     │要望活動 │空港整備財源の拡充に関する意見書で│
│     │     │要望。              │
│ 6.3.30│正副委員長│西日本旅客鉄道株式会社に対し、  │
│     │要望活動 │・特急「くろしお」号の日根野駅停車│
│     │     │ について            │
│     │     │・通勤旅客を対象とした直通列車の運│
│     │     │ 行について           │
│     │     │・観光旅客を対象とした直通列車の運│
│     │     │ 行について           │
└─────┴─────┴─────────────────┘
  ───────────────────
  水資源対策特別委員会
 委員長  平 越 孝 哉
 水資源対策特別委員会の現在までの審査の経過並びに活動状況について、ご報告申し上げます。
 当委員会は、平成5年7月15日の本会議において委員の選任が行われ、同日招集された委員会で、不肖私が委員長に、向井嘉久藏委員が副委員長にそれぞれ選任されました。
 以来、委員会の開催や県内外調査を実施するなど、紀の川水問題に取り組んでまいりました。以下、委員会での当局の説明及び答弁並びに県内外調査の概要をご報告申し上げます。
 まず、平成5年10月7日開催の委員会において、当局から、紀の川大堰については、昭和62年度から建設に着手し、平成4年度末までに大堰関連工事の低水護岸工事・工事用道路工事等を実施し、平成5年3月には大堰本体第1期工事に着手し、平成5年度には、引き続き大堰本体第1期工事及び低水護岸の促進を図り、今後とも国・県・市が協調し、地元関係者の理解と協力のもとに事業を進めていくとの説明があり、委員の組合等に対する紀の川大堰の補償状況についての質問に対し、現在、調整中であり、今後、細部にわたって把握するよう努めてまいるとの答弁がありました。
 また、関連して、JR阪和線の鉄橋の架け換えについての質問に対し、現在、建設省とJRで橋梁の調査について協定を締結し調査中であり、実施時期については把握していないが、大堰本体工事の完了後、2、3年の期間が必要であると聞いているとの答弁がありました。
 次に、紀伊丹生川ダムについては、建設省において、平成元年度から実施計画調査に着手し、ボーリング等の地質調査、及び測量・水理水文調査を実施しており、平成5年度は、調査費2億円で、水理水文調査を引き続き実施するとともに、ダムサイト及び原石山候補地において、ボーリング調査並びに河川縦横断測量や環境調査を実施する予定であり、また、関係地元住民に対しては、県としても地元市町と連携を図りながら、理解と協力が得られるよう努めているとの説明があり、委員の地元住民の協力状況についての質問に対し、計画については地元で14名の反対があるが、建設省の調査事業については、理解をいただき進めている状況にあるとの答弁がありました。
 次に、大滝ダム建設事業については、平成3年1月に転流を開始し、平成5年度は本体基礎掘削をさらに進捗させるとともに、左岸法面対策工事を実施し、早期のコンクリート打設を図る予定であり、一方、府県間道路については、「紀の川利水に関する協定書」に従い大阪府と協議しながら道路整備を図っており、まず、昭和63年に事業化された和歌山バイパス(第二阪和国道)は、昨年度に引き続き地元自治会との協議を進め、用地買収に努めると聞いているとの説明があり、委員からの大阪府との分水にかかる質問に対し、当局より分水の時期については、大阪府に申し入れて確認をしており、大滝ダム、紀の川大堰、紀伊丹生川ダムの完成を基本としているとの答弁がありました。
 府県間道路について、国道371号橋本バイパスは、平成元年度に事業化をし、用地買収の促進を図っているところであり、大阪府側においては平成4年度より府県境間で延長6.1km間が公共事業として採択され、事業の促進を図っているとの説明があり、委員から橋本市から高野町への改良計画の質問に対し、現国道371号の現道拡幅は無理であるため、本年度より建設省丹生川ダム事務所と打ち合わせをしながら、ルートを検討してまいりたいとの答弁がありました。
 国道480号(泉大津粉河線)については、ルート決定された府県間バイパスのトンネルに関する基礎調査を昨年度に引き続き進める等の説明が当局からあり、委員の新規事業化予定の県道那賀かつらぎ線の交差部及び国道24号までの計画についての質問に対し、新規事業化の予定は北川から府県境までであり、国道24号までの区間についてはルートを検討しているとの答弁がありました。
 また、県道について、泉佐野・岩出線の4車線化、県道粉河加太線及び泉佐野・打田線の整備状況、岬・加太港線についての説明が当局からありました。
 次に、財団法人紀の川水源地域対策基金交付金(分水協力金)に基づく地域整備事業については、昭和63年度から、主に治山、治水、府県間道路事業等を実施しているが、平成2年度からは、より一層きめ細かい地域整備を推進するため、紀の川流域の市町等が実施する事業を対象に助成制度を設け引き続き実施しているとの説明がありました。
 また、紀泉地域の総合的な整備については、「紀泉地域総合整備推進委員会」において平成3年度、4年度の両年度にわたり、紀泉地域の現況及び課題を集約整理するとともに、広域的な視点から本地域の発展方向を位置づけ、大阪府とともに共同プロジェクトの実現化にむけた調査検討をさらに進めてまいるとの説明があり、加太岬スカイライン構想についての説明も当局からありました。
 次に、紀の川の渇水についての報告に対し、委員から渇水対策としての猿谷ダムの緊急放流についての協議、紀の川への分水量の増加についての質問に対し、新宮川水系から紀の川への分水は規定の範囲内でダムの放流を行っているとの答弁がありました。
 最後に県内外調査でありますが、昨年11月16日、17日の両日は、京都府船井郡日吉町の水資源開発公団日吉ダム建設所を訪問し、建設所長より「地域に開かれたダム」としての詳細な説明を受け、紀の川の水に対する取り組みの参考とするとともに、「紀伊丹生川ダム」の推進に向けての指針が得られたところであります。
 また、本年2月16日には、紀の川大堰本体建設工事の進捗状況について現地調査を行いました。
 以上をもって、当委員会の現在までの審議の経過並びに活動状況の概要報告といたします。何とぞ、よろしくご了承のほどお願い申し上げます。
  ───────────────────
 半島振興過疎対策特別委員会
  委員長  中 村 利 男
 半島振興過疎対策特別委員会の現在までの審議の経過並びに活動状況について、ご報告申し上げます。
当委員会は、平成5年7月15日の本会議において委員の選任が行われ、同日招集された委員会で正副委員長の互選が行われた結果、委員長に不肖私が、副委員長に和田正一委員がそれぞれ選任されました。
 以来、委員会の開催や県内外調査を実施するなど、半島地域の振興及び過疎地域の基盤整備等の問題に取り組んでまいりました。
 以下、委員が改選され現在までの概要について、順を追ってご報告申し上げます。
 まず、10月7日に半島地域過疎対策の現状と今後の課題、また県内・県外調査についての意見交換のため、委員会を開催しました。
 委員会では、半島振興法の期限の延長や施策内容の充実について、医療の確保や水道施設の普及について、中小企業融資対策や企業誘致、地域産業の技術振興、観光対策について、道路網の整備を中心に産業振興、生活環境の整備について、道路整備や電気事業、土地造成事業等についての現状と今後の取り組み状況についての概況説明を聴取した後、質疑や意見交換を行いました。
 次に、11月16日から18日の3日間にわたり県内・県外調査を実施し、熊野川町、北山村、三重県議会を訪問しました。
 熊野川町において、熊野川町の概要説明、北山村観光センターにおいては、北山村の概要説明をそれぞれ受け、その後、国道169号線工事現場、北山村産品ジャバラ加工場を視察しました。
 三重県議会においては、三重県における「半島振興の状況」及び、「まつり博計画の概要」について説明を受け、意見交換をし、現地視察を行った。
 次に、12月8日に「半島振興対策の充実について」の審議のため、委員会を開催し、平成7年3月末に期限を迎える半島振興法の延長と事業内容の充実を強く要望していくため、また全国に向けて和歌山県がリーダーシップをとる意味からも、意見書の提出について審議した、そして県議会として、「半島振興法の延長及び充実に関しての意見書」を、関係大臣に提出した。
以上をもって、当委員会の現在までの審議の経過並びに活動状況の概況報告といたします。
 何とぞよろしくご了承のほどお願い申し上げます。
 ──────────────────
○議長(宗 正彦君) 次に、日程第五に入ります。
 お諮りいたします。同和対策、関西国際空港対策、水資源対策及び半島振興過疎対策の各特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
○議長(宗 正彦君) この際、報告いたします。
 知事から、議案の追加提出がありました。
  ───────────────────
  財第90号  
 平成6年7月5日
 和歌山県議会議長  宗 正 彦 殿
  和歌山県知事  仮 谷 志 良
 和歌山県議会平成6年6月定例会追加議案の提出について
 地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、次のとおり議案を提出します。
 記
 議案第87号  和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについて
 議案第88号  和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについて
  ───────────────────
○議長(宗 正彦君) お諮りいたします。ただいま報告いたしました議案第八十七号及び議案第八十八号を本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○議長(宗 正彦君) 議案はお手元に配付しておりますので、まず知事の説明を求めます。
 知事仮谷志良君。
  〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) ただいま上程されました議案第八十七号及び議案第八十八号は、県監査委員堀本隆男君、宇治田栄蔵君が七月五日、辞職いたしましたので、その後任として尾崎要二君、森本明雄君を同委員に選任いたしたいと存じ、同意をお願いするものであります。
 何とぞ、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(宗 正彦君) 以上で、知事の説明が終わりました。
 お諮りいたします。本案については、委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託等を省略し、これより直ちに採決することに決定いたしました。
○議長(宗 正彦君) 本案について質疑はございませんか。──質疑なしと認めます。
○議長(宗 正彦君) これより採決に入ります。
 まず、議案第八十七号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 本県監査委員に尾崎要二君を選任することについて同意することに賛成の諸君はご起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(宗 正彦君) 起立多数であります。よって、議案第八十七号和歌山県監査委員に尾崎要二君を選任するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(宗 正彦君) 次に、議案第八十八号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 本県監査委員に森本明雄君を選任することについて同意することに賛成の諸君はご起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(宗 正彦君) 起立多数であります。よって、議案第八十八号和歌山県監査委員に森本明雄君を選任するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
  ──────────────────
○議長(宗 正彦君) 次に日程第六、常任委員選任の件を議題といたします。
 お諮りいたします。現在の常任委員の任期は七月十四日まででありますが、この際、委員会条例第五条第二項の規定を適用し、本日あらかじめ選任を行うことにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○議長(宗 正彦君) これより、常任委員の選任を行います。
 常任委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定より、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
  〔職員朗読〕
 ────────────────────
  総 務 委 員 会 委 員
  佐 田 頴 一  君
  阪 部 菊 雄  君
  富 田 豊  君
  宇  治  田 栄 蔵  君
  中 村 利 男  君
  鶴 田 至 弘  君
  中 村 裕 一  君
  森 本 明 雄  君
  以 上 八 人
  厚 生 委 員 会 委 員
  井 出 益 弘  君
  平 越 孝 哉  君
  村 岡 キ  ミ  子  君
  宗 正 彦  君
  橋 本 進  君
  大 江 康 弘  君
  新 田 和 弘  君
  以 上 七 人
  経 済 警 察 委 員 会 委 員
  吉 井 和 視  君
  岡 本 保  君
  門 三  佐  博  君
  飯 田 敬 文  君
  浜 田 真 輔  君
  木 下 秀 男  君
  浜 本 収  君
  以 上 七 人
  農 林 水 産 委 員 会 委 員
  和 田 正 一  君
  西 本 長 弘  君
  馬 頭 哲 弥  君
  松 本 貞 次  君
  冨 安 民 浩  君
  中 西 雄 幸  君
  浜 口 矩 一  君
  以 上 七 人
  建 設 委 員 会 委 員
  小 川 武  君
  尾 崎 吉 弘  君
  藁 科 義 清  君
  向 井 嘉  久  藏  君
  上 野 哲 弘  君
  山 本 一  君
  和 田 正 人  君
  森 正 樹  君
  以 上 八 人
  文 教 委 員 会 委 員
  町 田 亘  君
  堀 本 隆 男  君
  高 瀬 勝 助  君
  尾 崎 要 二  君
  下 川 俊 樹  君
  上  野  山 親 主  君
  野  見  山 海  君
  以 上 七 人
  ───────────────────
○議長(宗 正彦君) ただいま朗読した諸君をそれぞれの常任委員として指名することにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君をそれぞれの常任委員に選任することに決定いたしました。
 なお、ただいま選任されました常任委員の任期は七月十五日に開始しますので、念のため申し添えます。
  ──────────────────
○議長(宗 正彦君) 次に、日程第七に入ります。
 常任委員の選任に伴う常任委員会の委員長及び副委員長選任の件を議題といたします。
 お諮りいたします。各常任委員会の委員長及び副委員長選任については、委員会条例第六条第二項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
  〔職員朗読〕
  ───────────────────
  総務委員会委員長  阪 部 菊 雄 君
  同 副委員長  中 村 裕 一 君
  厚生委員会委員長  新 田 和 弘 君
  同 副委員長  井 出 益 弘 君
  経済警察委員会委員長  浜 田 真 輔 君
  同 副委員長  吉 井 和 視 君
  農林水産委員会委員長  和 田 正 一 君
  同 副委員長  馬 頭 哲 弥 君
  建設委員会委員長  向 井 嘉 久 藏 君
  同 副委員長  小 川 武 君
  文教委員会委員長  堀 本 隆 男 君
  同 副委員長  野 見 山 海 君
 ────────────────────
○議長(宗 正彦君) ただいま朗読した諸君をそれぞれの常任委員会の委員長または副委員長として指名することに賛成の諸君はご起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(宗 正彦君) 起立全員であります。よって、ただいま指名いたしました諸君をそれぞれの常任委員会の委員長または副委員長に選任することに決定いたしました。
 なお、念のため申し上げます。ただいま選任された諸君は七月十五日から就任することになりますので、申し添えます。
  〔議長退席、副議長着席〕
  ──────────────────
○副議長(町田 亘君) 次に日程第八、特別委員の辞任許可及び選任の件を議題といたします。
 同和対策、関西国際空港対策、水資源対策及び半島振興過疎対策の各特別委員から、辞任の申し出があります。
 お諮りいたします。各特別委員の辞任については、これを許可することにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(町田 亘君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○副議長(町田 亘君) 次に、お諮りいたします。ただいま欠員となりました各特別委員会の委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
  〔職員朗読〕
 ────────────────────
  同和対策特別委員会委員
  町 田 亘  君
  藁 科 義 清  君
  富 田 豊  君
  山 本 一  君
  馬 頭 哲 弥  君
  松 本 貞 次  君
  宗 正 彦  君
  橋 本 進  君
  中 村 裕 一  君
  大 江 康 弘  君
  森 正  君
  以 上 十 一 人
  関西国際空港対策特別委員会委員
  小 川 武  君
  吉 井 和 視  君
  岡 本 保  君
  門 三  佐  博  君
  宇  治  田 栄 蔵  君
  村 岡 キ  ミ  子  君
  上  野  山 親 主  君
  和 田 正 人  君
  木 下 秀 男  君
  野  見  山 海  君
  新 田 和 弘  君
  以 上 十 一 人
  水資源対策特別委員会委員
  尾 崎 吉 弘  君
  向 井 嘉  久  藏  君
  佐 田 頴 一  君
  阪 部 菊 雄  君
  平 越 孝 哉  君
  高 瀬 勝 助  君
  飯 田 敬 文  君
  浜 田 真 輔  君
  中 西 雄 幸  君
  森 本 明 雄  君
  浜 口 矩 一  君
  以 上 十 一 人
  半島振興過疎対策特別委員会委員
  井 出 益 弘  君
  和 田 正 一  君
  堀 本 隆 男  君
  西 本 長 弘  君
  上 野 哲 弘  君
  尾 崎 要 二  君
  中 村 利 男  君
  鶴 田 至 弘  君
  下 川 俊 樹  君
  冨 安 民 浩  君
  浜 本 収  君
  以 上 十 一 人
 ────────────────────
○副議長(町田 亘君) ただいま朗読した諸君を各特別委員会の委員として指名することにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(町田 亘君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま朗読した諸君を各特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。
○副議長(町田 亘君) 次に、申し上げます。
 ただいま、議長宗正彦君から議長の辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。この際、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(町田 亘君) ご異議なしと認めます。よって、この際、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
  ──────────────────
○副議長(町田 亘君) 議長辞職の件を議題といたします。
 まず、その辞職願を朗読させます。
  〔職員朗読〕
  ───────────────────
 辞 職 願
  和歌山県議会議員  宗 正 彦
このたび都合により和歌山県議会議長の職を辞任いたしたくこの段お願い申し上げます
 平成六年七月五日
  和歌山県議会副議長  町 田 亘 殿
  ───────────────────
○副議長(町田 亘君) お諮りいたします。宗正彦君の議長の辞職を許可することに賛成の諸君はご起立願います。
  〔賛成者起立〕
○副議長(町田 亘君) 起立全員であります。よって、宗正彦君の議長の辞職を許可することに決定いたしました。
  〔宗 正彦君、発言の許可を求める〕
○副議長(町田 亘君) 宗正彦君から発言の許可を求められておりますので、この際、これを許可いたします。
 31番宗 正彦君。
  〔宗 正彦君、登壇〕(拍手)
○宗 正彦君 このたび、和歌山県議会議長の職を辞任するに際しまして、ご理解あるご高配、ご許可を賜りましたことにつきまして、まことにありがとうございました。
 不徳不敏な私ではございますが、仮谷知事を初めとする県ご当局並びに各種委員会の皆様方、さらには県議会の先輩・同僚の方々、また数多くの県民各位の格別のご指導、ご協力をいただきまして、ここに大過なくその任を終わらせていただきましたことは、無上の幸せでございます。本当にありがとうございました。
 リゾート博、関西国際空港の開港、太平洋国土軸の推進等々にいささかなりとも走り使いをさせていただきましたことにつきましては、この上もない喜びでございます。
 これからも、一議員として県勢の発展のために全力をささげさせていただく覚悟でございますので、よろしくご指導、ご鞭撻のほどを切にお願い申し上げる次第でございます。
 旬日を出ずして開幕されます世界リゾート博の成功、さらにまた高速道路の一日も早い紀南への延伸、関西国際空港の開港を起爆剤として我が和歌山県のますますの飛躍発展等、数々のプロジェクトの推進そしてその成功、さらには福祉の増進向上、すなわち仮谷県政の躍進と伸展を心から祈念申し上げさせていただきまして、一言辞任のあいさつとさせていただきます。
 本当に長い間お世話になりました。ありがとうございました。
○副議長(町田 亘君) ただいま、議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(町田 亘君) ご異議なしと認めます。よって、この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。
  ──────────────────
○副議長(町田 亘君) 議長の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(町田 亘君) ただいまの出席議員数は、四十一人であります。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○副議長(町田 亘君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○副議長(町田 亘君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼〕
  〔各員投票〕
○副議長(町田 亘君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○副議長(町田 亘君) お諮りいたします。立会人に、1番小川武君、9番向井嘉久藏君、35番上野山親主君、43番野見山海君の四君を指名いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(町田 亘君) ご異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
 これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔投票点検〕
○副議長(町田 亘君) 選挙の結果を報告いたします。
  投票総数 四十一票
 うち有効投票 四十一票
 無効投票 な  し
 有効投票中
 平越孝哉君  三十九票
 村岡キミ子君 二票
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は十一票であります。よって、平越孝哉君が議長に当選されました。(拍手)
 ただいま当選されました平越孝哉君が議場におられますので、本席から、議長に当選されましたことを告知いたします。
  〔平越孝哉君、発言の許可を求める〕
○副議長(町田 亘君) 13番平越孝哉君。
  〔平越孝哉君、登壇〕(拍手)
○平越孝哉君 ただいま、先輩・同僚議員皆様の格別のご配慮とご厚情によりまして、はえある和歌山県議会議長にご選任賜り、身に余る光栄と存じ、心より厚くお礼を申し上げます。
 もとより微力な私ではございますが、県議会の円満運営に努めるとともに、近く開催される世界リゾート博の成功、関西国際空港の開港をインパクトに、世界に開かれた和歌山の時代にふさわしい県勢の飛躍発展に懸命の努力を重ね、皆様方のご協力を得ながら大任を果たしてまいる所存でございます。
 どうか、皆様方にはさらに一層のご指導とご鞭撻を賜りますよう心よりお願いを申し上げまして、就任のごあいさつとさせていただきます。
 ありがとうございました。
  〔副議長退席、議長着席〕
○議長(平越孝哉君) ただいま、副議長町田亘君から副議長の辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。この際、副議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平越孝哉君) ご異議なしと認めます。よって、この際、副議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
  ──────────────────
○議長(平越孝哉君) 副議長辞職の件を議題といたします。
 まず、その辞職願を朗読させます。
  〔職員朗読〕
  ───────────────────
 辞 職 願
このたび都合により和歌山県議会副議長を辞職いたしたいので許可されるよう願い出ます
 平成六年七月五日
 和歌山県議会副議長  町 田 亘
  和歌山県議会議長 殿
  ───────────────────
○議長(平越孝哉君) お諮りいたします。町田亘君の副議長の辞職を許可することに賛成の諸君はご起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(平越孝哉君) 起立全員であります。よって、町田亘君の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。
  〔町田 亘君、発言の許可を求める〕
○議長(平越孝哉君) 町田亘君から発言の許可を求められておりますので、この際、これを許可いたします。
 5番町田 亘君。
  〔町田 亘君、登壇〕(拍手)
○町田 亘君 一言、お礼のごあいさつを申し上げさせていただきます。
 ただいま、議員皆さん方のご配慮により副議長を辞任させていただきました。顧みますと、昨年七月、議員各位のご配慮によりまして名誉ある副議長に選任いただきまして、以来、一カ年でありましたけれども、議員各位、そして仮谷知事初め県当局の皆さん方、県民の皆さん方の心温まるご配慮によりまして、大過なく職責を全うすることができました。ここに心からお礼を申し上げさせていただきます。
 今後は、一議員として県勢発展のために頑張ってまいりたいと思います。今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますように心からお願いをいたしまして、お礼のごあいさつにかえさせていただきます。
 本当にありがとうございました。
○議長(平越孝哉君) ただいま、副議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平越孝哉君) ご異議なしと認めます。よって、この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。
  ──────────────────
○議長(平越孝哉君) 副議長の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(平越孝哉君) ただいまの出席議員数は、四十一人であります。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(平越孝哉君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(平越孝哉君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼〕
  〔各員投票〕
○議長(平越孝哉君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(平越孝哉君) お諮りいたします。立会人に、1番小川武君、9番向井嘉久藏君、35番上野山親主君、43番野見山海君の四君を指名いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平越孝哉君) ご異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
 これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔投票点検〕
○議長(平越孝哉君) 選挙の結果を報告いたします。
  投票総数 四十一票
 うち有効投票 四十一票
 無効投票 な  し
 有効投票中
 富田 豊君  三十九票
 鶴田至弘君  二票
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は十一票であります。よって、富田豊君が副議長に当選されました。(拍手)
 ただいま当選されました富田豊君が議場におられますので、本席から、副議長に当選されましたことを告知いたします。
  〔富田 豊君、発言の許可を求める〕
○議長(平越孝哉君) 14番富田 豊君。
  〔富田 豊君、登壇〕(拍手)
○富田 豊君 一言、ごあいさつ申し上げます。
 ただいま、議員各位の温かいご推挙によりまして副議長に選ばれましたことは、この上なき光栄と存じますとともに、責任の重大さを痛感いたしているところであります。
 もとより浅学非才、微力ではありますが、誠心誠意努力を尽くしてまいりたいと存じます。議員各位の変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単蕪辞でございますが、就任のごあいさつとさせていただきます。
  ──────────────────
○議長(平越孝哉君) 次に日程第九、議会運営委員の選任の件を議題といたします。
 お諮りいたします。現在の議会運営委員の任期は七月十四日まででありますが、この際、委員会条例第五条第二項の規定を適用し、本日あらかじめ選任を行うことにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平越孝哉君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
 お諮りいたします。議会運営委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
  〔職員朗読〕
 ────────────────────
  議 会 運 営 委 員 会 委 員
  小 川 武  君
  井 出 益 弘  君
  和 田 正 一  君
  阪 部 菊 雄  君
  宇  治  田 栄 蔵  君
  中 村 利 男  君
  下 川 俊 樹  君
  上  野  山 親 主  君
  和 田 正 人  君
  浜 本 収  君
  森 本 明 雄  君
  以 上 十 一 人
 ────────────────────
○議長(平越孝哉君) ただいま朗読した諸君を議会運営委員会の委員として指名することにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平越孝哉君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君を議会運営委員会の委員に選任することに決定いたしました。
 なお、ただいま選任されました議会運営委員の任期は七月十五日に開始しますので、念のため申し添えます。
 ──────────────────
○議長(平越孝哉君) 次に日程第十、図書委員会委員選任の件を議題といたします。
 お諮りいたします。図書委員会の委員については、議会運営委員会委員の兼任とすることにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平越孝哉君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
  ──────────────────
○議長(平越孝哉君) 次に、日程第十一に入ります。
 和議第三十七号「骨髄移植医療体制の拡充と整備を求める意見書案」を議題といたします。
 案文はお手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明等を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平越孝哉君) ご異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。
 本案を原案のとおり決することにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平越孝哉君) ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(平越孝哉君) 以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議はすべて終了いたしました。
 議員各位には、暑さ厳しい中、連日ご精励をいただき、深く感謝申し上げます。
 気候不順の折、ご健康に十分ご留意の上、ますますのご活躍を祈念いたします。
○議長(平越孝哉君) これをもって、平成六年六月定例会を閉会いたします。
  午後九時五十分閉会

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