平成6年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


県議会の活動

議 事 日 程 第一号 平成六年六月二十日(月曜日)
  午前十時開会・開議
  第一 会議録署名議員の指名
  第二 会期決定の件
  第三 議案第七十六号から議案第八十四号まで、及び報第二号から報第六号まで(知事説明)
会議に付した事件
 一 会議録署名議員の指名
 二 会期決定の件
 三 議案第七十六号から議案第八十四号まで、及び報第二号から報第六号まで(知事説明)
 四 休会決定の件
出 席 議 員(四十二人)
 1  番  小  川 武
 2  番  吉  井  和  視
 3  番  井  出  益  弘
 4  番  和  田  正  一
 5  番  町  田 亘
 6  番  尾  崎  吉  弘
 7  番  岡  本 保
 8  番  藁  科  義  清
 9  番  向  井 嘉久藏  
 10  番  佐  田  頴  一
 11  番  阪  部  菊  雄
 12  番  堀  本  隆  男
 13  番  平  越  孝  哉
 14  番  富  田 豊
 15  番  門  三佐博  
 16  番  西  本  長  弘
 17  番  高  瀬  勝  助
 18  番  上  野  哲  弘
 19  番 宇治田  栄  蔵
 20  番  尾  崎  要  二
 21  番  中  村  利  男
 23  番  山  本 一
 24  番  馬  頭  哲  弥
 25  番  鶴  田  至  弘
 26  番  飯  田  敬  文
 27  番  村  岡 キミ子  
 28  番  松  本  貞  次
 29  番  下  川  俊  樹
 31  番  宗 正  彦
 32  番  橋  本 進
 33  番  浜  田  真  輔
 34  番  冨  安  民  浩
 35  番 上野山  親  主
 36  番  中  村  裕  一
 37  番  和  田  正  人
 38  番  大  江  康  弘
 40  番  木  下  秀  男
 42  番  森 正  樹
 43  番 野見山   海
 44  番  新  田  和  弘
 45  番  浜  本 収
 46  番  森  本  明  雄
欠 席 議 員(二人)
 39  番  中  西  雄  幸
 47  番  浜  口  矩  一
 〔備 考〕
 22  番  欠  員
 30  番  欠  員
 41  番  欠  員
説明のため出席した者
 知 事 仮  谷  志  良
 副知事 西  口 勇
 出納長 梅  田  善  彦
 知事公室長 中  西  伸  雄
 総務部長  木  村  良  樹
 企画部長  宮  市  武  彦
 民生部長  南  出  紀  男
 保健環境部長  江  口  弘  久
 商工労働部長  中  山  次  郎
 農林水産部長  野  見  典  展
 土木部長  山  根  一  男
 企業局長  高  瀬  芳  彦
  以下各部次長・財政課長 
 教育委員会委員長
 岩  崎  正  夫
 教育長 西  川 時千代  
  以下教育次長
 公安委員会委員長
 西  本  貫  一
 警察本部長 西  川  徹  矢
  以下各部長
 人事委員会委員長
 水  谷  舜  介
  人事委員会事務局長
 代表監査委員  天  谷  一  郎
  監査委員事務局長
 選挙管理委員会委員長
 鈴  木  俊  男
  選挙管理委員会書記長
  地方労働委員会事務局長
職務のため出席した事務局職員
 事務局長  岩  垣 孝
 次  長  中  西  俊  二
 議事課長  松  田  捷  穂
 議事課副課長  佐  竹  欣  司
 議事班長  松  谷  秋  男
 議事課主事 長  尾  照  雄
 議事課主事 松  本  浩  典
 総務課長  岡  山  哲  夫
 調査課長  柏  木 衛
 (速記担当者)
 議事課主任 吉  川  欽  二
 議事課主査 鎌  田 繁
 議事課速記技師 保  田  良  春
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  午前十時三分開会・開議
○議長(宗 正彦君) ただいまから、平成六年六月定例会を開会いたします。
○議長(宗 正彦君) これより本日の会議を開きます。
○議長(宗 正彦君) まず、この際、新任の議会事務局長岩垣孝君をご紹介申し上げます。
 岩垣 孝君。
  〔岩垣 孝君、登壇〕(拍手)
○事務局長(岩垣 孝君) 去る四月一日付で議会事務局長を拝命いたしました岩垣孝でございます。
 もとより微力ではございますが、一生懸命職務に専念いたします。どうか、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 ありがとうございました。
○議長(宗 正彦君) この際、暫時休憩いたします。
  午前十時四分休憩
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  午前十一時四分再開
○議長(宗 正彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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○議長(宗 正彦君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、4番和田正一君、20番尾崎要二君、36番中村裕一君の三君を指名いたします。
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○議長(宗 正彦君) 次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から七月五日までの十六日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日から七月五日までの十六日間と決定いたしました。
○議長(宗 正彦君) 次に、諸般の報告をいたします。
 お手元に配付のとおり、知事から予算の繰り越しに関する報告、弾力条項適用に関する報告、地方自治法第二百二十一条第三項に定める法人の経営状況を説明する書類の提出が、また監査委員から現金出納検査結果の報告がありました。
 以上、報告いたします。
○議長(宗 正彦君) 次に、今期定例会に提出されました議案等は、お手元に配付のとおり、議案第七十六号から議案第八十四号まで、並びに知事専決処分報告報第二号から報第六号までの計十四件であります。
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  財第78号  
 平成6年6月20日
 和歌山県議会議長  宗 正 彦 殿
  和歌山県知事  仮 谷 志 良
 和歌山県議会平成6年6月定例会議案の提出について
 地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、次のとおり議案を提出します。
 議案第76号  平成6年度和歌山県立医科大学特別会計補正予算
 議案第77号  和歌山県退職年金及び退職一時金に関する特別取扱条例等の一部を改正する条例
 議案第78号  和歌山県浜の宮ビーチ設置及び管理条例
 議案第79号  警察署の名称、位置及び管轄区域に関する条例の一部を改正する条例
 議案第80号  和歌山県使用料及び手数料条例の一部を改正する条例
 議案第81号  和歌山県道路公社が管理する有料道路事業の変更について
 議案第82号  財産の取得について
 議案第83号  工事請負契約の締結について
 議案第84号  工事請負契約の締結について
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  財第78号  
 平成6年6月20日
 和歌山県議会議長  宗 正 彦 殿
  和歌山県知事  仮 谷 志 良
 知事専決処分について報告
 平成5年度和歌山県一般会計補正予算等について、早急に措置する必要が生じたが、臨時県議会を招集する暇がなかったので、やむを得ず地方自治法第179条第1項の規定により専決処分した。
 よって、同法同条第3項の規定により、報第2号から報第6号をもってこれを報告し、その承認を求めます。
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○議長(宗 正彦君) 日程第三、ただいま報告いたしました議案第七十六号から議案第八十四号まで、並びに知事専決処分報告報第二号から報第六号までを一括して議題といたします。
 まず、知事から提案理由の説明を求めます。
 知事仮谷志良君。
  〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) 平成六年度の補正予算案を初め諸議案についてご審議を願うため六月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとお忙しいところご参集いただき、厚く御礼申し上げます。
 さて、ただいま上程されました諸議案について提案理由をご説明するに先立ち、県政の最近の主な動きについてご説明申し上げます。
 まず世界リゾート博につきましては、その開幕が刻一刻と近づいております。皆さん方にご協力いただきました前売り入場券の販売も順調に推移し、目標であります会期中百五十万人以上の参加は十分達成される見通しとなってございます。ここに改めてお礼を申し上げる次第でございます。
 現在、博覧会の会場では主要施設もほぼ完工し、世界リゾート博協会もマリーナシティに移転しました。会場は一段と活気づいて、開幕への緊張が高まりつつあります。開幕まであと二十六日、和歌山県が大舞台に立つ日が迫っております。
 開会式典の七月十五日には皇族の方のご出席を賜りたくお願い申し上げているところであり、現在検討をしていただいているところであります。
 さて、この博覧会は、和歌山の魅力を内外に定着を図る博覧会でございます。そして同時に、本県はもとより関西全体にインパクトを与え、経済浮揚への原動力とするものであります。
 県民総参加の博覧会として、国内外から来県される方々を会場内外で温かくお迎えし、本県のすばらしい自然、文化、県民性を理解していただくとともに、この機会に女優のブルック・シールズさんを迎え世界リゾートシンポジウムを開催するなど、本県のリゾート地としての適地性を広く周知し、県内各地域の個性豊かなリゾート整備を進める契機にもしてまいりたいと考えております。県民皆さん方の積極的な参加と温かい歓迎で、和歌山のあすの飛躍につなげてまいりたいと念願しております。
 さて、この博覧会期間中の九月四日には、本県はもとより関西の、そして日本の大きな期待と役割を担って、関西国際空港から一番機が飛び立ちます。議員各位を初め、県民の皆さん方の長年にわたるご支援に厚くお礼を申し上げる次第です。日本初の二十四時間空港となる関西国際空港は、アジアを初め世界の国々、そして国内の主要都市と本県を結びつけることになります。国内便についても、羽田便七便を含む六十三便が確保されました。開港を記念して博覧会においても祝賀行事を予定しておりますが、今後は、皆さんのご利用によって便数をふやす一方で、真のアジアのハブ空港とすべく全体構想の実現に向け力を尽くしてまいりたいと存じます。
 世界リゾート博と関西国際空港の開港、まさに和歌山県の大舞台を前に、阪和自動車道や阪神高速湾岸線など、県外高速アクセスも整備されてまいりました。県内のアクセスでは、湯浅御坊道路の広川インターまでを開通させるべく懸命の工事が進められています。先月には、国道四百二十四号美山金屋バイパスも竣工いたしました。
 道路交通網が心豊かな交流をはぐくむ基盤であるとすれば、交流を通じて生まれる文化をはぐくむ施設として、七月八日には新しい和歌山県立近代美術館、博物館が開館を迎えます。この施設は、本県が文化創造の核として、また二十一世紀の文化の殿堂にふさわしい施設として建設を進めてまいった施設であります。近代的な中にも日本の伝統を取り入れ、周辺には小川のせせらぎや根上がり松を配した公園など、和歌山城との調和を図っております。
 申すまでもなく、和歌山県は数多くの文化遺産を有する県でございます。また、近代美術の分野においても多くの逸材を輩出してまいりました。そうした私たちのふるさとの歴史に触れ、芸術に親しんでいただくことが、未来の文化創造の基礎であると考えます。皆さんの身近でふるさとの歴史と文化に親しむ場として、また豊かな自然に恵まれた憩いの場として、多くの方々に親しまれ、ご活用いただくことを願っております。
 それでは、ただいま上程されました諸案件について、その概要をご説明申し上げます。
 まず予算案件でございますが、県民医療の中核である県立医科大学の移転整備につきましては、昭和六十三年十二月議会において紀三井寺競馬場跡地を中心とした移転整備計画をご承認いただき、自来、基本計画、基本設計等を進めてまいりました。今回、附属病院部分について実施設計を完了し、建設に着手する運びとなり、本議会において本年度より平成十年度にわたる総額三百六十五億円余の債務負担行為の補正予算をお願いした次第であります。外来診療の迅速化、中央診療部門の充実、病棟部門の拡充、救急医療体制の整備充実等に配意して、将来の県民の医療ニーズにも対応する施設となってございます。
 なお、大学部分及び附属する諸施設につきましては、現在実施設計を行っており、平成七年度以降、順次建設に着手してまいる所存でございます。
 続きまして、条例案件についてご説明申し上げます。
 議案第七十七号は恩給法の一部改正に伴う退職年金等の改正、議案第七十八号は浜の宮ビーチの設置及び管理に伴うものであり、議案第七十九号は海南警察署の地番変更に伴うものであり、議案第八十号は浜の宮ビーチの駐車場等の使用料を定めるための改正であります。
 さらに、その他案件といたしまして、議案第八十一号は有料道路通行料金の障害者割引制度の拡充を図るものであり、議案第八十二号は財産の取得を、議案第八十三号及び議案第八十四号は工事請負契約を、それぞれ行うものであります。
 次に知事専決処分報告でありますが、報第二号は、平成五年度一般会計において地方交付税、県債の確定、県税の増収並びに退職手当の不用による減額等に伴う所要の補正措置を講じたものであり、報第三号及び報第四号は、平成五年度の自動車税等証紙特別会計及び用地取得事業特別会計においてそれぞれ所要の補正措置を講じたものであります。
 さらに、報第五号は地方税法の一部改正による県税条例の所要の改正であり、報第六号は厚生省告示の改正に伴う使用料及び手数料条例の規定の整備であります。
 これらは、いずれも急を要したため、地方自治法第百七十九条第一項の規定による専決処分を行い、これを報告し、承認を求めるものであります。
 次に、諸報第二号及び諸報第三号は平成五年度予算の繰越使用報告であり、諸報第四号及び諸報第五号は平成五年度予算の事故繰越使用報告であります。また、諸報第六号は物品調達特別会計において地方自治法第二百十八条第四項の弾力条項を適用したことについての報告であります。
 このほか、法人の経営状況を説明する書類を別途提出しております。
 以上で、提出議案に対する私の説明を終わります。何とぞ、ご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(宗 正彦君) 以上で、知事の説明が終わりました。
○議長(宗 正彦君) この際、四月一日就任いたしました職員をご紹介申し上げます。
 まず、企画部長に就任いたしました宮市武彦君をご紹介申し上げます。
 企画部長宮市武彦君。
  〔宮市武彦君、登壇〕(拍手)
○企画部長(宮市武彦君) ただいま紹介いただきました企画部長の宮市武彦でございます。
 もとより微力ではございますが、この職責を十分自覚し、誠心誠意取り組んでまいる覚悟でございます。議員先生方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
 簡単ではございますが、私のあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(宗 正彦君) 次に、商工労働部長に就任いたしました中山次郎君をご紹介申し上げます。
 商工労働部長中山次郎君。
  〔中山次郎君、登壇〕(拍手)
○商工労働部長(中山次郎君) 四月一日の人事異動によりまして商工労働部長を命ぜられました中山でございます。
 微力ではございますが、県経済の活性化、労働福祉の向上に努めてまいりますので、何とぞ、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 簡単ではございますが、ごあいさつにかえさせていただきまして、どうかよろしくお願いします。
○議長(宗 正彦君) 次に、土木部長に就任いたしました山根一男君をご紹介申し上げます。
 土木部長山根一男君。
  〔山根一男君、登壇〕
○土木部長(山根一男君) 四月一日付で土木部長を拝命いたしました山根でございます。
 和歌山県の土木行政の推進のため、微力ではございますが、精いっぱい頑張っていこうと思っております。先生方のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 簡単ではございますが、私のごあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございます。
○議長(宗 正彦君) 次に、事務局長から新任の職員を紹介させます。
○事務局長(岩垣 孝君) ご紹介申し上げます。
 まず知事部局
 審議監 峯 護  君
 企画部次長 西 浦 昭 人  君
 民生部次長 小 西 悟  君
 民生部長次長・青少年担当
 野 口 泰 通  君
 保健環境部次長 佐 野 萬 瑳 義  君
 商工労働部次長 上 山 義 彦  君
 商工労働部次長・労働担当
 尾 崎 武 久  君
 技監・土木部次長事務取扱
 船 戸 富  君
 土木部高速道路事務局長
 三 栖 理 一  君
 企業局次長 味 村 勝  君
 副出納長  大 畑 巌  君
 次に人事委員会事務局
 事務局長  中 谷 博 昭  君
 次に監査委員事務局
 事務局長  木 村 栄 行  君
 次に地方労働委員会事務局
 事務局長  明 石 一 義  君
 次に教育委員会
 教育次長  寺 村 金 次 郎  君
 教育次長  湯 川 力  君
 次に警察本部
 刑事部長  谷 口 博 美  君
 警備部長  廣 田 克 己  君
 最後に議会事務局
 事務局次長 中 西 俊 二  君
 総務課長  岡 山 哲 夫  君
 議事課長  松 田 捷 穂  君
 調査課長  柏 木 衛  君
  〔各員一礼〕(拍手)
 以上でございます。
○議長(宗 正彦君) 次に、お諮りいたします。明六月二十一日から六月二十四日までを議案調査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、六月二十一日から六月二十四日までを休会とすることに決定いたしました。
○議長(宗 正彦君) 次会は六月二十七日再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
○議長(宗 正彦君) 本日は、これをもって散会いたします。
  午前十一時二十五分散会

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