平成5年12月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


県議会の活動

議 事 日 程  第一号  平成五年十二月一日(水曜日)
 午前十時開会・開議
 第一 会議録署名議員の指名
 第二 会期決定の件
 第三 議案第百三十六号から議案第百四十六号まで(知事説明)
会議に付した事件
  一 会議録署名議員の指名
  二 会期決定の件
  三 議案第百三十六号から議案第百四十六号まで(知事説明)
  四 休会決定の件
出 席 議 員(四十五人)
 1 番 小 川  武
 2 番 吉 井 和 視
 3 番 井 出 益 弘
 4 番 和 田 正 一
 5 番 町 田  亘
 6 番 尾 崎 吉 弘
 8 番 藁 科 義 清
 9 番 向 井 嘉久藏 
 10 番 佐 田 頴 一
 11 番 阪 部 菊 雄
 12 番 堀 本 隆 男
 13 番 平 越 孝 哉
 14 番 富 田  豊
 15 番 門 三佐博 
 16 番 西 本 長 弘
 17 番 高 瀬 勝 助
 18 番 上 野 哲 弘
 19 番 宇治田  栄 蔵
 20 番 尾 崎 要 二
 21 番 中 村 利 男
 22 番 木 下 義 夫
 23 番 山 本  一
 24 番 馬 頭 哲 弥
 25 番 鶴 田 至 弘
 26 番 飯 田 敬 文
 27 番 村 岡 キミ子  
 28 番 松 本 貞 次
 29 番 下 川 俊 樹
 30 番 石 田 真 敏
 31 番 宗  正 彦
 32 番 橋 本  進
 33 番 浜 田 真 輔
 34 番 冨 安 民 浩
 35 番 上野山  親 主
 36 番 中 村 裕 一
 37 番 和 田 正 人
 38 番 大 江 康 弘
 39 番 中 西 雄 幸
 40 番 木 下 秀 男
 42 番 森  正 樹
 43 番 野見山  海
 44 番 新 田 和 弘
 45 番 浜 本  収
 46 番 森 本 明 雄
 47 番 浜 口 矩 一
欠 席 議 員(一人)
 7 番 岡 本  保
 〔備 考〕
 41 番 欠 員
説明のため出席した者
 知 事 仮 谷 志 良
 副知事 西 口  勇
 出納長 梅 田 善 彦
 知事公室長  中 西 伸 雄
 総務部長 木 村 良 樹
 企画部長 佐 武 廸 生
 民生部長 南 出 紀 男
 保健環境部長 江 口 弘 久
 商工労働部長 吉 井 清 純
 農林水産部長 野 見 典 展
 土木部長 山 田  功
 企業局長 高 瀬 芳 彦
 以下各部次長
 教育委員会委員長
 岩 崎 正 夫
 教育長 西 川 時千代 
 以下教育次長
 公安委員会委員長
 西 本 貫 一
 警察本部長  西 川 徹 矢
 以下各部長
 人事委員会委員長
 水 谷 舜 介
 人事委員会事務局長
 代表監査委員 天 谷 一 郎
 監査委員事務局長
 選挙管理委員会委員長
 鈴 木 俊 男
 選挙管理委員会書記長
 地方労働委員会事務局長
職務のため出席した事務局職員
 事務局長 梅 本 信 夫
 次 長 中 村  彰
 議事課長 中 西 俊 二
 議事課副課長 佐 竹 欣 司
 議事班長 松 谷 秋 男
 議事課主事  長 尾 照 雄
 議事課主事  松 本 浩 典
 総務課長 川 端 孝 治
 調査課長 岡 山 哲 夫
 (速記担当者)
 議事課主査  吉 川 欽 二
 議事課主査  鎌 田  繁
 議事課速記技師 中 尾 祐 一
 議事課速記技師 保 田 良 春
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 午前十時三分開会・開議
○議長(宗 正彦君) ただいまから、平成五年十二月定例会を開会いたします。
○議長(宗 正彦君) これより本日の会議を開きます。
○議長(宗 正彦君) この際、暫時休憩いたします。
 午前十時四分休憩
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 午前十一時十三分再開
○議長(宗 正彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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○議長(宗 正彦君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、2番吉井和視君、18番上野哲弘君、34番冨安民浩君の三君を指名いたします。
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○議長(宗 正彦君) 次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から十二月十七日までの十七日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から十二月十七日までの十七日間と決定いたしました。
○議長(宗 正彦君) 次に、諸般の報告をいたします。
 お手元に配付のとおり、知事から地方自治法第百八十条の規定による専決処分の報告が、監査委員から監査結果並びに臨時監査結果の報告及び現金出納検査の結果報告が、また執行機関から去る九月定例会において採択した請願の処理の経過及び結果の報告がありました。
 なお、人事委員会から、去る十月十八日、職員の給与に関する報告及び勧告がありましたが、この写しは既に各議員に送付されておりますので、申し添えます。
 以上、報告いたします。
○議長(宗 正彦君) 次に、今期定例会に提出されました議案は、お手元に配付のとおり、議案第百三十六号から議案第百四十六号までの十一件であります。
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  財第169号 
 平成5年12月1日
 和歌山県議会議長 宗  正 彦 殿
 和歌山県知事  仮 谷 志 良
  和歌山県議会平成5年12月定例会議案の提出について
 地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、次のとおり議案を提出します。
 議案第136号 平成5年度和歌山県一般会計補正予算
 議案第137号 平成5年度和歌山県用地取得事業特別会計補正予算
 議案第138号 和歌山県港湾施設管理条例の一部を改正する条例
 議案第139号 和歌山県使用料及び手数料条例の一部を改正する条例
 議案第140号 平成5年度建設事業施行に伴う市町村負担金について
 議案第141号 工事請負契約の締結について
 議案第142号 工事請負契約の締結について
 議案第143号 工事請負契約の締結について
 議案第144号 工事請負変更契約の締結について
 議案第145号 工事請負変更契約の締結について
 議案第146号 平成4年度和歌山県歳入歳出決算の認定について
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○議長(宗 正彦君) 日程第三、ただいま報告いたしました議案第百三十六号から議案第百四十六号までを一括して議題といたします。
 まず、知事から提案理由の説明を求めます。
 知事仮谷志良君。
 〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) 本日、十二月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には年末を控えて何かとお忙しい中をご参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
 ただいま上程されました諸議案について提案理由をご説明するに先立ち、県政の最近の主な動きについてご報告申し上げます。
 まず世界リゾート博につきましては、開催まであと七カ月余りとなり、諸準備が急ピッチで進められております。主会場の和歌山マリーナシティにおきましては、本県がホストパビリオンとして設置する和歌山館並びにテーマパーク・ポルトヨーロッパなどの恒久施設が既にその姿をあらわしております。さらに、来る十二月三日に世界リゾート博会場建設総合起工式がとり行われ、テーマ館や各種パビリオン等の建設がいよいよ本格的に開始されることになります。
 一方、公共・民間パビリオンの出展内容につきましても逐次明らかにされてきております。去る七月三日、県民文化会館においてオープニングセレモニーを開催して以来、県下各地で多彩なリレーイベントを実施し、世界リゾート博を広くPRするとともに、県民総参加の機運を盛り上げてきたところですが、いよいよ開催本番の年を迎えることとなり、県民の皆さんのご協力をお願い申し上げる次第であります。
 次に、近畿自動車道紀勢線のうち御坊市─南部町間二十一キロについて、この十一月十九日、建設大臣から日本道路公団総裁に対し施行命令が出されました。このことは、さきの阪和自動車道の全線開通に続く朗報であり、今日に至るまで積極的にご支援、ご協力をいただいた議員各位を初め、県内各界各層の皆さん方のご尽力のたまものであり、厚く御礼を申し上げます。今後は、実施計画の策定等、必要な作業が済み次第、用地買収、工事着手へと展開してまいりますが、早期完成に向けて、県としても関係市町村とともにできる限りの協力をしてまいりたいと考えております。
 また、現在、世界を挙げて人権問題が強調され、国民の人権意識が国際的にも注目されている中で、県議会に対し同和問題に対する請願が出されているところでもあります。本年は世界人権宣言四十五周年という記念すべき年であり、人権週間が展開されるこの時期に当たり、県民一人一人が一層人権に対する感度を高め、同和問題を初めとする人権問題への取り組みを積極的に推進していかなければならないと考えております。
 なお、先般、土木部において職員の不祥事が生じたことにつきましては、まことに申しわけなく存じ、議員各位初め県民の皆さんに深くおわび申し上げる次第でございます。今後かかる事態が生じないよう、全職場において内部点検を行い、執務体制の強化に努めるとともに、工事発注を初めとする諸事業について、支障のないよう厳正かつ円滑な執行に努めてまいりたいと存じます。
 それでは、今回の補正予算の概要についてご説明申し上げます。
 長期にわたり低迷する景気への対策として、県としても機会をとらえ的確な対応に努めてきたところです。今般、九月に発表されました政府の緊急経済対策を受け補正予算を編成したところであり、これまでの数次にわたる対策の浸透に加え、景気への好影響が期待されるものと考えております。
 本補正予算は、このような景気への配慮という観点から、土木・農林関係の公共事業を中心とし、加えて長雨、台風等による災害関連事業も盛り込み、一般会計で八十億円余の追加をいたしたところであります。さらに、年度間の切れ目のない事業執行により息の長い景気の下支えが図られるよう、ゼロ県債を含む債務負担行為として十三億円余を別途措置しております。
 なお、今回の補正予算の財源として、国庫支出金、県債等をもって充当することといたしております。
 次に条例案件でありますが、議案第百三十八号は和歌山下津港における木皮等の廃棄物焼却施設の使用料を定めるものであり、議案第百三十九号は新たに使用を開始する県営住宅の使用料を定めるものであります。
 その他案件といたしまして、議案第百四十号は建設事業施行に伴う市町村の負担金について議決をお願いするものであり、議案第百四十一号から議案第百四十三号までは工事請負契約の締結について、議案第百四十四号及び議案第百四十五号は工事請負変更契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものであり、議案第百四十六号は平成四年度和歌山県歳入歳出決算の認定を求めるものであります。
 また、諸報第八号は地方自治法第百八十条第一項の規定による委任専決処分報告であります。
 以上で、提出議案等に対する私の説明を終わります。何とぞ、ご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(宗 正彦君) 以上で、知事の説明が終わりました。
○議長(宗 正彦君) この際、永年在職議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達を行うため、このまま暫時休憩いたします。
 午前十一時二十三分休憩
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 表 彰 状 伝 達 式
○事務局長(梅本信夫君) ただいまから、永年在職議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状伝達式を行います。
 議員在職十五年以上で表彰を受けられました山本 一殿。
○議長(宗 正彦君) 
 表  彰  状
  山  本 一  殿
あなたは和歌山県議会議員として在職十五年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります ここに記念品を贈りその功労を表彰します
  平成五年十一月十七日
  全国都道府県議会議長会
 〔議長から山本一君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(梅本信夫君) 次に、議員在職十年以上で表彰を受けられました森本明雄殿。
○議長(宗 正彦君) 
 表  彰  状
  森  本  明  雄  殿
あなたは和歌山県議会議員として在職十年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります ここに記念品を贈りその功労を表彰します
  平成五年十一月十七日
  全国都道府県議会議長会
 〔議長から森本明雄君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(梅本信夫君) 同じく、和田正人殿。
○議長(宗 正彦君) 
 表  彰  状
  和  田  正  人  殿
  以下同文、同趣旨でございます。
 〔議長から和田正人君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(梅本信夫君) 同じく、木下義夫殿。
○議長(宗 正彦君) 
 表  彰  状
  木  下  義  夫  殿
  以下同文、同趣旨でございます。
 〔議長から木下義夫君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(梅本信夫君) 同じく、下川俊樹殿。
○議長(宗 正彦君) 
 表  彰  状
  下  川  俊  樹  殿
  以下同文、同趣旨でございます。
 〔議長から下川俊樹君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(梅本信夫君) 同じく、石田真敏殿。
○議長(宗 正彦君) 
 表  彰  状
  石  田  真  敏  殿
  以下同文、同趣旨でございます。
 〔議長から石田真敏君に表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(梅本信夫君) 以上で、表彰状の伝達が終わりました。
 それでは、次に知事のご祝辞をお願いいたします。
 〔仮谷志良君、登壇〕(拍手)
○知事(仮谷志良君) このたび永年勤続表彰の栄に輝かれました六名の議員の皆さんに、心からお祝いを申し上げます。
 十五年勤続の表彰を受けられました山本一議員には、長い間、地方自治わけても和歌山県勢発展のために多大の貢献をされました。また、十年勤続の表彰を受けられました森本明雄議員、和田正人議員、木下義夫議員、下川俊樹議員、石田真敏議員の皆さん、まことにおめでとう存じます。
 このたびの受賞は、長年にわたる議員活動の功績に対して贈られたものでございます。今日の和歌山県の発展の原動力となられた方々ばかりであり、県民を代表いたしまして心からお祝いを申し上げますとともに、皆さんをご支援してこられた方々のお喜びもさぞかしと存じ、心からお祝いを申し上げます。
 時代の移り変わりのテンポが激しい昨今、人々の価値観も常に変化しております。そうした中で住民の多様なニーズに十分にこたえながら議員活動を続けていただくことは、並み大抵のことではございません。しかも、政治家には四年に一度の厳しい試練がございます。そうした試練に打ちかって県政のためにご努力をいただくことは非常にすばらしいことであり、またこのことは、人格、識見、手腕、行動がいかにすぐれていらっしゃるかということの証左でもあると存ずるわけでございます。
 今、国政におきましては、政治改革や不況対策を初め、大きな問題を抱えておりますが、経済の発展とともに我が国の占める地位も非常に重要なものとなっている現今でございます。本県においても、関西国際空港の開港、そして世界リゾート博の開催という大きな転換期を目前に控えまして、我が国において、また世界において、大きな存在となり得る非常に重要な時期を迎えておるわけでございます。
 どうか皆さん方におかれましては、健康にご留意をいただき、和歌山県勢の今後の発展のために格段のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、お祝いの言葉にさせていただきます。
 どうもおめでとうございました。
○事務局長(梅本信夫君) 次に、被表彰議員を代表されまして山本一殿からごあいさつがございます。
 〔山本 一君、登壇〕(拍手)
○山本 一君 ただいまは、全国都道府県議会議長会の永年表彰をちょうだいいたしまして、議長から伝達を受けました。本当に議長さん、ありがとうございました。また、きょうは同僚一緒に表彰を受けましたが、代表して一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。
 ただいま、早速に知事の方から私たちに身に余るお褒めの言葉をいただきまして、感激、感謝いたしている一同でございます。私、今、この壇上で、まぶたの中にさっと走る一筋の線があります。この歳月に、一歩一歩歩んで前進できてきましたことに、喜びを感じています。
 おのれを律し、おのれの魂を揺さぶるところに煥然とした道が開けると申します。そして、政治は最高の道徳であり、無限に理想に挑戦する心であると思います。そこまで至りませんが、こういう心境の中で同僚議員皆様方と一緒に議員の務めを果たしてまいりたいと存じますので、ふつつかでありますが、これからも絶大なご指導を賜りますことを、高いところからではございますが──また知事さんには、後になりましたが、ご祝辞いただきまして本当にありがとうございました。皆さんのご支援を得て、また残った道を歩んでまいりたいと思います。
 受賞されました同僚の皆さん方も同じ心でございます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
○事務局長(梅本信夫君) これをもちまして、表彰状の伝達式を終わります。
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 午前十一時三十八分再開
○議長(宗 正彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
○議長(宗 正彦君) この際、新任者をご紹介申し上げます。
 十月十五日、教育委員会委員に任命され、同十八日、委員長に就任されました岩崎正夫君をご紹介申し上げます。
 教育委員会委員長岩崎正夫君。
 〔岩崎正夫君、登壇〕(拍手)
○教育委員会委員長(岩崎正夫君) 去る九月県議会においてご同意をいただき、十月十五日付をもちまして県教育委員に再任されました岩崎正夫でございます。また、十月十八日の定例教育委員会におきまして、再び委員長に就任することになりました。
 微力ではございますが、決意を新たにいたしまして、本県教育の発展、向上のため取り組んでまいりたいと存じます。皆様方のご指導、ご協力をお願い申し上げます。
 まことに簡単でございますが、ごあいさつにかえさせていただきます。
○議長(宗 正彦君) 次に、お諮りいたします。
 明十二月二日から三日まで、及び十二月六日から七日までを議案調査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(宗 正彦君) ご異議なしと認めます。よって、十二月二日から三日まで、及び十二月六日から七日までを休会とすることに決定いたしました。
○議長(宗 正彦君) 次会は十二月八日再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
○議長(宗 正彦君) 本日は、これをもって散会いたします。
 午前十一時四十分散会

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