平成4年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


県議会の活動

議 事 日 程 第一号 平成四年六月二十二日(月曜日)
   午前十時開会・開議
 第一 会議録署名議員の指名
 第二 会期決定の件
 第三 議案第八十六号から議案第百六号まで、及び報第一号から報第五号まで(知事説明)
会議に付した事件
 一 会議録署名議員の指名
 二 会期決定の件
 三 議案第八十六号から議案第百六号まで、及び報第一号から報第五号まで(知事説明)
 四 休会決定の件
出 席 議 員(四十六人)
 1 番 尾 崎 要 二
 2 番 中 村 裕 一
 3 番 下 川 俊 樹
 4 番 石 田 真 敏
 5 番 中 村 隆 行
 6 番 木 下 秀 男
 7 番 岡 本 保
 8 番 藁 科 義 清
 9 番 北 村 翼
 10 番 小 川 武
 11 番 上野山 親 主
 12 番 井 出 益 弘
 13 番 町 田 亘
 14 番 尾 崎 吉 弘
 15 番 門 三佐博 
 16 番 西 本 長 浩
 17 番 高 瀬 勝 助
 18 番 冨 安 民 浩
 19 番 和 田 正 一
 20 番 阪 部 菊 雄
 21 番 平 越 孝 哉
 22 番 大 江 康 弘
 23 番 岸 本 光 造
 24 番 山 本 一
 25 番 吉 井 和 視
 26 番 浜 田 真 輔
 27 番 堀 本 隆 男
 28 番 宇治田  栄 蔵
 29 番 富 田 豊
 30 番 中 村 利 男
 31 番 馬 頭 哲 弥
 32 番 宗 正 彦
 33 番 鶴 田 至 弘
 34 番 上 野 哲 弘
 35 番 村 岡 キミ子  
 36 番 松 本 貞 次
 37 番 木 下 義 夫
 38 番 和 田 正 人
 39 番 中 西 雄 幸
 40 番 橋 本 進
 41 番 野見山  海
 42 番 森 正 樹
 43 番 浜 本 収
 44 番 新 田 和 弘
 45 番 浜 口 矩 一
 46 番 森 本 明 雄
欠 席 議 員(なし)
 〔備 考〕
 47 番 欠 員
説明のため出席した者
 知 事 仮 谷 志 良
 副知事 西 口 勇
 出納長 梅 田 善 彦
 知事公室長 市 川 龍 雄
 総務部長 山 中 昭 栄
 企画部長 佐 武 廸 生
 民生部長 吉 井 清 純
 保健環境部長 遠 藤 明
 商工労働部長 中 西 伸 雄
 農林水産部長 中 村 昇
 土木部長 山 田 功
 企業局長 高 瀬 芳 彦
 以下各部次長・財政課長 
 教育委員会委員長
  岩 崎 正 夫
 教育長 西 川 時千代 
 以下教育次長
 公安委員会委員長
  玉 置 英 夫
 警察本部長 中 長 昌 一
 以下各部長
 人事委員会委員長
  水 谷 舜 介
 人事委員会事務局長
 代表監査委員 宮 本 政 昭
 監査委員事務局長
 選挙管理委員会委員長
  稲 住 義 之
 選挙管理委員会書記長
 地方労働委員会事務局長
職務のため出席した事務局職員
 事務局長 塩 崎 省 吉
 次 長 中 村 彰
 議事課長 中 西 俊 二
 議事課副課長 佐 竹 欣 司
 議事班長 松 谷 秋 男
 議事課主事 古 井 美 次
 議事課主事 松 本 浩 典
 総務課長 川 端 孝 治
 総務課主事 永 井 伸 和
 総務課主事 星 加 正 積
 調査課長 大 畑 巌
 調査課主幹 竹 内 潔
 調査課調査員 辻 和 良
 (速記担当者)
 議事課主査 吉 川 欽 二
 議事課主査 鎌 田 繁
 議事課速記技師 中 尾 祐 一
 議事課速記技師 保 田 良 春
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 午前十時三分開会・開議
○議長(山本 一君) ただいまから、平成四年六月定例会を開会いたします。
○議長(山本 一君) これより本日の会議を開きます。
○議長(山本 一君) まず、この際、新任の議会事務局長塩崎省吉君をご紹介申し上げます。
 塩崎省吉君。
 〔塩崎省吉君、登壇〕(拍手)
○事務局長(塩崎省吉君) 去る四月一日付をもちまして議会事務局長を拝命いたしました塩崎省吉でございます。
 もとより微力でございますが、職務の重要性を認識いたしますとともに、力いっぱい精進いたしてまいりたいと思いますので、何とぞ議員先生方の格別のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げ、あいさつといたします。
○議長(山本 一君) この際、暫時休憩いたします。
 午前十時五分休憩
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 午前十一時四分再開
○議長(山本 一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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○議長(山本 一君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、6番木下秀男君、25番吉井和視君、37番木下義夫君の三君を指名いたします。
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○議長(山本 一君) 次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から七月七日までの十六日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本 一君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から七月七日までの十六日間と決定いたしました。
○議長(山本 一君) この際、ご報告申し上げます。
 山崎幹雄君には、過ぐる六月十一日逝去されました。まことに痛惜のきわみであります。
 ついては、故山崎幹雄議員に対し弔意をあらわすため、岡本保君から発言を求められておりますので、この際、これを許可いたします。
 7番岡本 保君。
 〔岡本 保君、登壇〕
○岡本 保君 六月県議会の冒頭に当たり、議員各位のご同意を得まして、故山崎幹雄議員に謹んで哀悼の言葉をささげたいと存じます。 かねてから県立医大病院で入院加療中の山崎さんが、ご家族の手厚い看護のかいもなく、去る六月十一日、忽然としてこの世を去られたのであります。思えば、生者必滅、会者定離は世の常とは申せ、余りにも早い旅立ちは、まことに痛恨のきわみであります。
 顧みますれば、あなたは、昭和三十年四月に、多くの市民の信頼と期待を担って弱冠三十五歳で和歌山市議会議員に初当選せられ、自来、連続十六年の長きにわたり和歌山市勢発展に多大の貢献をされました。そして、昭和四十六年には、多くの支持者に推され県議会に転じ、見事に当選を果たされたのであります。
 県議会議員十七年余の間においては、公営企業決算審査特別委員会の副委員長、交通対策特別委員会、水資源対策特別委員会、厚生常任委員会の各委員長を歴任せられ、さらには所属会派の県民クラブの委員長として県勢発展にご尽力されるとともに、議会運営に卓越した手腕を発揮され、見事その重責を果たされたのであります。
 また、あなたは、若くして労働運動に身を投ぜられ、弱冠三十歳にして和歌山建設労働組合書記長に就任、自来、和歌山地方同盟、友愛会議、和歌山地方一般労働組合同盟、並びに民社党和歌山県連合会等の最高責任者としてすぐれた指導力を発揮され、その足跡はまことに輝かしいものがあります。そして、今日までの数々のご功績により、昭和六十年には藍綬褒章受章の栄に浴されたのであります。
 今日、県政は、来るべき二十一世紀に向かって数多くの大プロジェクトが進展しつつあり、飛躍発展を図らなくてはならない重要な時期だけに、あなたのようなかけがえのない人を失ったことは、ひとり県議会だけにとどまらず、県民にとりましてもまた大きな損失であり、まことに惜しみてもなお余りある痛恨事と言わざるを得ません。
 私たちは、もうあなたの説得力ある弁舌を聞くこともできず、まことに悲しい限りではございますが、あなたの愛してやまなかった郷土和歌山の発展のため、私たちは一層の努力を重ねてまいる所存でございます。
 名残は尽きませんが、あなたのありし日の面影をしのびつつ、生前の業績をたたえ、その人となりをしのびつつ、心からご冥福をお祈りいたし、奥様初めご家族、並びに和歌山県の前途に限りないご加護を賜りますことをご祈念申し上げて、追悼の言葉といたします。
 平成四年六月二十二日
 県議会議員 岡 本 保
○議長(山本 一君) 次に、諸般の報告をいたします。
 お手元に配付のとおり、知事から地方自治法第百八十条の規定による専決処分の報告、予算の繰り越しに関する報告、弾力条項適用に関する報告及び地方自治法第二百二十一条第三項に定める法人の経営状況を説明する書類の提出が、監査委員から監査結果の報告及び現金出納検査結果の報告がありました。
 以上、報告いたします。
○議長(山本 一君) 次に、今期定例会に提出されました議案等について報告いたします。
 職員に公文を朗読させます。
 〔職員朗読〕
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   財第102号 
   平成4年6月22日
 和歌山県議会議長 山 本 一 殿
 和歌山県知事 仮 谷 志 良
 和歌山県議会平成4年6月定例会議案の提出について
 地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、次のとおり議案を提出します。
 議案第 86号 和歌山県の休日を定める条例の一部を改正する条例
 議案第 87号 職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第 88号 職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
 議案第 89号 和歌山県退職年金及び退職一時金に関する特別取扱条例等の一部を改正する条例
 議案第 90号 和歌山県税条例の一部を改正する条例
 議案第 91号 選挙長、選挙分会長、審査分会長、選挙立会人及び審査分会立会人の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例
 議案第 92号 投票管理者、開票管理者、投票立会人及び開票立会人の報酬及び費用弁償の額の基準を定める条例の一部を改正する条例
 議案第 93号 和歌山県看護職員修学資金貸与条例の一部を改正する条例
 議案第 94号 和歌山県港湾施設管理条例の一部を改正する条例
 議案第 95号 和歌山海南都市計画事業御膳松土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例
 議案第 96号 教育職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第 97号 市町村立学校職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第 98号 和歌山県警察本部の部設置に関する条例の一部を改正する条例
 議案第 99号 警察職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第100号 財産の取得について
 議案第101号 財産の取得について
 議案第102号 工事請負契約の締結について
 議案第103号 工事請負契約の締結について
 議案第104号 工事請負契約の締結について
 議案第105号 工事請負契約の締結について
 議案第106号 工事請負変更契約の締結について
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   財第102号 
   平成4年6月22日
 和歌山県議会議長 山 本 一 殿
 和歌山県知事 仮 谷 志 良
 知事専決処分について報告
 平成3年度和歌山県一般会計補正予算等について、早急に措置する必要が生じたが、臨時県議会を招集する暇がなかったので、やむを得ず地方自治法第179条第1項の規定により専決処分した。
 よって、同法同条第3項の規定により、報第1号から報第5号をもってこれを報告し、その承認を求めます。
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○議長(山本 一君) 日程第三、ただいま報告いたしました議案第八十六号から議案第百六号まで、並びに知事専決処分報告報第一号から報第五号までを一括して議題といたします。
 議案等はお手元に配付しておりますので、まず知事の説明を求めます。
 知事仮谷志良君。
 〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) 本日、六月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとお忙しい中をご参集いただき、厚く御礼申し上げます。
 まず、去る六月十一日、ご家族の方々の手厚い看護もむなしく七十二年余の生涯を閉じられました山崎幹雄議員のみたまに、謹んで哀悼の意を表します。
 山崎議員には、昭和三十年以来、四期十六年間、和歌山市議会議員として、また昭和四十六年以来、五期十七年有余の間、県勢の発展にご尽力せられ、終始、議会人として本県地方自治の振興にご活躍されました。ここに、生前のご遺徳をしのび、謹んでご冥福をお祈りいたします。
 さて、ただいま上程されました諸議案について提案の理由をご説明するに先立ち、県政の最近の動きについてご説明申し上げます。
 まず、緊急経済対策に対する本県の対応であります。全国的に景気の減速感が広がる中、先般、国において緊急経済対策が決定され、公共事業の上半期契約率が七五%を上回ることを目途とすること等、財政、金融両面にわたる総合的な対策を講じ、その実施について地方公共団体に対しても協力依頼があったところであります。
 本県におきましても、こうした状況等を勘案し適切な対応を講じる必要があるところから、公共事業等の上半期における契約率が八○%を上回ることを目標とするとともに、金融面で融資枠の拡大等の措置を講じることといたしました。今後、県内の景気動向に十分注意を払いながら、公共事業等の実施に当たっては、その施行促進に積極的に取り組んでまいる所存であります。
 次に、県立医科大学の移転整備につきましては、昨年三月、移転整備の基本的な考え方を取りまとめ、基本構想を策定したところでありますが、今般、この基本構想をもとに、移転整備の全体像を明らかにするため基本計画を策定いたしました。この基本計画は、大学にあっては六年一貫教育、附属病院にあっては中央診療部門の強化やがんの集学的治療、研究等を特色とするものであります。また、看護職員の不足に対処するとともに、資質の高い看護職員を養成するための附属看護短期大学を設置することにいたしております。
 今後、この基本計画をもとに、基本設計、実施設計を経て本格的な建設に着手することといたしておりますが、県民医療の中核施設としての医科大学の移転整備はかねてからの県民の強い要望であり、一日も早い移転整備を図ってまいりたいと考えております。
 次に、南紀新空港の建設につきましては、皆様方のご協力により、去る四月二十三日に新空港本体工事の起工式を挙行することができました。
 懸案となっております用地買収の進捗でありますが、関係者の方々のご理解をいただき、現在、約九七%が解決済みとなっており、残り三%につきましても、早期にご協力をいただくべく鋭意努力しているところであります。今後とも、早期開港を目指して精いっぱい取り組んでまいる所存でありますので、一層のご支援をお願い申し上げます。
 それでは、ただいま上程されました諸案件について、その概要をご説明申し上げます。
 まず条例案件でありますが、議案第八十六号から八十八号、議案第九十六号及び九十七号、議案第九十九号は、それぞれ職員、教育職員、市町村立学校職員及び警察職員の完全週休二日制を九月一日より実施するための諸規定の改正であります。
 議案第八十九号は、恩給法の一部改正に伴う退職年金等の改正、議案第九十号は、地方税法の一部改正等に伴う規定の整備を行うものであり、議案第九十一号及び九十二号は、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴う選挙長の報酬の額等を改正するものであります。
 また議案第九十三号は、看護職員修学資金の返還免除要件を緩和するための改正であり、議案第九十四号は、港湾施設使用料のうち船舶給水施設使用料の改正であります。
 議案第九十五号は、御膳松土地区画整理事業の事務所の所在地を変更する等の規定の整備を行うものであり、議案第九十八号は、警察本部防犯部の事務分掌に地域警察に関することを特記するための改正であります。
 さらに、その他案件として、議案第百号及び百一号は財産の取得を、議案第百二号から百六号までは工事請負契約の締結及び工事請負変更契約の締結を、それぞれ行うものであります。
 次に知事専決処分報告でありますが、まず報第一号は、平成三年度一般会計における地方交付税、県債の確定及び県税の増収並びに退職手当の不用による減額等に伴い所要の補正措置を講じたものであります。
 同じく報第二号は、市町村振興資金特別会計における貸付金元利収入の確定等に伴う補正、報第三号は、自動車税等証紙特別会計における証紙収入の増加による補正、報第四号は、用地取得事業特別会計における代行取得資金貸付金の確定等に伴う補正、さらに報第五号は、地方税法の一部改正による県税条例の所要の改正であり、いずれも急を要したため地方自治法第百七十九条第一項の規定による専決処分を行い、これを報告し、承認を求めようとするものであります。
 次に諸報第二号は、地方自治法第百八十条第一項の規定に基づく委任専決処分報告、諸報第三号及び四号は、ともに平成三年度予算の繰越使用報告であり、諸報第五号は、平成三年度一般会計予算の事故繰越使用報告であります。また諸報第六号は、物品調達特別会計において地方自治法第二百十八条第四項の規定による弾力条項を適用したことについての報告であります。
 このほか、法人の経営状況を説明する書類を別途提出いたしております。
 以上で、提出議案等に対する私の説明を終わります。何とぞ、ご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(山本 一君) 以上で、知事の説明が終わりました。
 ご参考までに、ただいまの知事説明要旨を配付いたします。
 〔「知事説明要旨」配付〕
○議長(山本 一君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
○議長(山本 一君) 次に、さきの二月定例会において、尾崎吉弘議員の質問に対する保健環境部長の答弁が不適切であったので、弁明及び陳謝のため保健環境部長より発言の許可を求められておりますが、これを許可することにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本 一君) ご異議なしと認めます。よって、保健環境部長の発言を許可いたします。
 保健環境部長遠藤 明君。
 〔遠藤 明君、登壇〕
○保健環境部長(遠藤 明君) 本年二月の県議会におきまして、私の答弁が不十分でありましたために県議会の皆様方に大変ご迷惑をおかけいたしましたことを深く反省し、ここにおわび申し上げます。
 今後は、県議会のご指導、ご協力を得ながら誠心誠意努力いたす所存でございますので、より一層のご鞭撻をいただきますようお願い申し上げます。
 さて、尾崎吉弘議員のエイズに関するご質問中、「今のところ和歌山県では患者はゼロ、感染者もゼロということでありますから安心していいわけですけれども──この数字も間違いないかどうか、さらに確認をしたいと思いますが」とのご質問に対して、「現在のところ、県内ではエイズ患者や感染者の報告はございません」と答弁いたしました。
 この答弁の趣旨は、現在のところ、県内に住所を有するエイズ患者及び感染者の報告はございませんということでありましたが、十分な表現ではなく大変ご迷惑をおかけいたしました。
 なお、過去には二名の報告がございました。一名は、大阪府在住の男性の患者で、昭和六十一年三月、和歌山市内の病院に入院、翌日死亡いたしました。もう一名は、大阪市在住の女性の感染者で、平成元年十二月、和歌山市内の診療所で判明しましたが、すぐに東京都へ移りましたので二次感染のおそれもありませんでした。
 また、最近の状況を申し上げますと、このたび厚生省から公表されました本年三月、四月の二カ月間の報告によりますと、国内で新たに確認された患者、感染者数は八十四人でしたが、本県の同期間内での患者、感染者はありませんでした。
 今後は、国の公表に合わせて定期的に患者、感染者数を公表し、県民に的確な情報を伝えてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(山本 一君) ただいまの保健環境部長の弁明及び陳謝を了承することにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本 一君) ご異議なしと認めます。よって、了承されました。
 この際、議会の権威と行政の責任の上から、議長において一言申し上げます。
 当局の議場における発言は責任ある重要なものであり、答弁においては、明確かつ適切であるとともに、県民の理解が得られるものであるよう、その重要性を十分認識して発言されることを強く求めます。
○議長(山本 一君) 次に、この際、四月一日付で就任しました職員をご紹介申し上げます。
 まず、企画部長に就任しました佐武廸生君をご紹介申し上げます。 企画部長佐武廸生君。
 〔佐武廸生君、登壇〕(拍手)
○企画部長(佐武廸生君) このたび企画部長を拝命いたしました佐武廸生でございます。
 もとより微力ではございますが、職責を十分自覚し、懸命に努力をいたす所存でございます。議員先生方のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。
 簡単ではございますが、あいさつとさせていただきます。 どうもありがとうございました。
○議長(山本 一君) 次に、農林水産部長に就任しました中村昇君をご紹介申し上げます。
 農林水産部長中村 昇君。
 〔中村 昇君、登壇〕(拍手)
○農林水産部長(中村 昇君) このたび農林水産部長を拝命いたしました中村昇でございます。
 もとより微力ではございますが、職務の重要性を認識いたしまして、誠心誠意取り組んでまいりたいと思いますので、議員の皆さん方の格別のご支援とご協力をお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ごあいさつといたします。
 ありがとうございました。
○議長(山本 一君) 次に、事務局長から新任の職員を紹介させます。
○事務局長(塩崎省吉君) ご紹介申し上げます。
 まず知事部局
 審議監 雑 賀 驍 君
 審議監 藤 谷 茂 樹 君
 企画部次長 山 崎 清 作 君
 民生部次長 中 谷 博 昭 君
 保健環境部次長 宮 市 武 彦 君
 商工労働部次長 中 井 文 雄 君
 農林水産部次長 中 内 教 雄 君
 土木部次長 津 田 充 啓 君
 土木部次長 船 戸 富 君
 高速道路事務局長 下 松 彪 志 君
 所用のため、本日欠席いたしております。
 企業局次長 諸 木 良 介 君
 次に人事委員会
 人事委員会事務局長 苫 谷 周 一 君
 次に監査委員事務局
 監査委員事務局長 脇 村 礼 年 君
 次に地方労働委員会
 地方労働委員会事務局長
  下 村 弘 司 君
 次に教育委員会
 教育次長 嶋 本 優 君
 次に警察本部
 刑事部長 山 田 義 文 君
 防犯部長 山 本 信 行 君
 警備部長 川 上 幸 弘 君
 次に議会事務局
 総務課長 川 端 孝 治 君
 〔各員一礼〕(拍手)
 以上でございます。
○議長(山本 一君) 次に、お諮りいたします。明二十三日から二十六日までを議案調査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本 一君) ご異議なしと認めます。よって、六月二十三日から六月二十六日までを休会とすることに決定いたしました。
○議長(山本 一君) 次会は六月二十九日再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
○議長(山本 一君) 本日は、これをもって散会いたします。
 午前十一時三十三分散会

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