平成4年2月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


県議会の活動

議 事 日 程 第一号 平成四年二月二十八日(金曜日)
   午前十時開会・開議
 第一 会議録署名議員の指名
 第二 会期決定の件
 第三 議案第一号から議案第七十七号まで(知事説明)
会議に付した事件
 一 会議録署名議員の指名
 二 会期決定の件
 三 議案第一号から議案第七十七号まで(知事説明)
 四 休会決定の件
出 席 議 員(四十六人)
 1 番 尾 崎 要 二
 2 番 中 村 裕 一
 3 番 下 川 俊 樹
 4 番 石 田 真 敏
 5 番 中 村 隆 行
 6 番 木 下 秀 男
 7 番 岡 本  保
 8 番 藁 科 義 清
 9 番 北 村  翼
 10 番 小 川  武
 11 番 上野山 親 主
 12 番 井 出 益 弘
 13 番 町 田  亘
 14 番 尾 崎 吉 弘
 15 番 門  三佐博 
 16 番 西 本 長 浩
 17 番 高 瀬 勝 助
 18 番 冨 安 民 浩
 19 番 和 田 正 一
 20 番 阪 部 菊 雄
 21 番 平 越 孝 哉
 22 番 大 江 康 弘
 23 番 岸 本 光 造
 24 番 山 本  一
 25 番 吉 井 和 視
 26 番 浜 田 真 輔
 27 番 堀 本 隆 男
 28 番 宇治田  栄 蔵
 29 番 富 田  豊
 30 番 中 村 利 男
 31 番 馬 頭 哲 弥
 32 番 宗  正 彦
 33 番 鶴 田 至 弘
 34 番 上 野 哲 弘
 35 番 村 岡 キミ子  
 36 番 松 本 貞 次
 37 番 木 下 義 夫
 38 番 和 田 正 人
 39 番 中 西 雄 幸
 40 番 橋 本  進
 41 番 野見山   海
 42 番 森  正 樹
 43 番 浜 本  収
 44 番 新 田 和 弘
 45 番 浜 口 矩 一
 46 番 森 本 明 雄
欠 席 議 員(一人)
 47 番 山 崎 幹 雄
説明のため出席した者
 知 事 仮 谷 志 良
 副知事 西 口  勇
 出納長 梅 田 善 彦
 知事公室長 市 川 龍 雄
 総務部長 山 中 昭 栄
 企画部長 川 端 秀 和
 民生部長 吉 井 清 純
 保健環境部長 遠 藤  明
 商工労働部長 中 西 伸 雄
 農林水産部長 若 林 弘 澄
 土木部長 山 田  功
 企業局長 高 瀬 芳 彦
 以下各部次長・財政課長 
 教育委員会委員長
   岩 崎 正 夫
 教育長 西 川 時千代 
 以下教育次長
 公安委員会委員長
   玉 置 英 夫
 警察本部長 中 長 昌 一
 以下各部長
 人事委員会委員長
   水 谷 舜 介
 人事委員会事務局長
 代表監査委員 宮 本 政 昭
 監査委員事務局長
 選挙管理委員会委員長
   稲 住 義 之
 選挙管理委員会書記長
 地方労働委員会事務局長
職務のため出席した事務局職員
 事務局長 倉 本 辰 美
 次 長 中 村  彰
 議事課長 中 西 俊 二
 議事課副課長 松 田 捷 穂
 議事班長 松 谷 秋 男
 議事課主事 古 井 美 次
 議事課主事 松 本 浩 典
 総務課長 田 上 貞 夫
 総務課主事 永 井 伸 和
 総務課主事 星 加 正 積
 調査課長 大 畑  巌
 調査課主幹 梶 本 皓 造
 調査課調査員 大 前 忠 之
(速記担当者)
 議事課主査 吉 川 欽 二
 議事課速記技師 鎌 田  繁
 議事課速記技師 中 尾 祐 一
 議事課速記技師 保 田 良 春
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 午前十時三分開会・開議
○議長(山本 一君) ただいまから、平成四年二月定例会を開会いたします。
○議長(山本 一君) これより本日の会議を開きます。
○議長(山本 一君) この際、暫時休憩いたします。
 午前十時四分休憩
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 午前十一時四分再開
○議長(山本 一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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○議長(山本 一君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、5番中村隆行君、22番大江康弘君、38番和田正人君の三君を指名いたします。
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○議長(山本 一君) 次に日程第二、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から三月二十四日までの二十六日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本 一君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から三月二十四日までの二十六日間と決定いたしました。
○議長(山本 一君) 次に、諸般の報告をいたします。
 お手元に配付のとおり、知事から地方自治法第百八十条の規定による専決処分の報告及び地方自治法第二百二十一条第三項に定める法人の経営状況を説明する書類の提出が、監査委員から監査の結果報告及び現金出納検査結果の報告がありました。
 以上、報告いたします。
○議長(山本 一君) 次に、今期定例会に提出されました議案について報告いたします。
 職員に公文を朗読させます。
 〔職員朗読〕
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     財第292号 
    平成4年2月28日
 和歌山県議会議長 山 本 一 殿
   和歌山県知事 仮 谷 志 良
 和歌山県議会平成4年2月定例会議案の提出について
 地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、次のとおり議案を提出します。
 議案第 1号 平成4年度和歌山県一般会計予算
 議案第 2号 平成4年度和歌山県農業改良資金特別会計予算
 議案第 3号 平成4年度和歌山県林業改善資金特別会計予算
 議案第 4号 平成4年度和歌山県沿岸漁業改善資金特別会計予算
 議案第 5号 平成4年度和歌山県中小企業近代化資金特別会計予算
 議案第 6号 平成4年度和歌山県母子福祉資金特別会計予算
 議案第 7号 平成4年度和歌山県寡婦福祉資金特別会計予算
 議案第 8号 平成4年度和歌山県東京事務所宿舎特別会計予算
 議案第 9号 平成4年度和歌山県職員住宅特別会計予算
 議案第10号 平成4年度和歌山県物品調達特別会計予算
 議案第11号 平成4年度和歌山県立医科大学特別会計予算
 議案第12号 平成4年度和歌山県印刷事業特別会計予算
 議案第13号 平成4年度和歌山県営競輪事業特別会計予算
 議案第14号 平成4年度和歌山県営港湾施設管理特別会計予算
 議案第15号 平成4年度和歌山県市町村振興資金特別会計予算
 議案第16号 平成4年度和歌山県自動車税等証紙特別会計予算
 議案第17号 平成4年度和歌山県用地取得事業特別会計予算
 議案第18号 平成4年度和歌山県立五稜病院事業会計予算
 議案第19号 平成4年度和歌山県電気事業会計予算
 議案第20号 平成4年度和歌山県工業用水道事業会計予算
 議案第21号 平成4年度和歌山県土地造成事業会計予算
 議案第22号 平成4年度和歌山県有料道路事業会計予算
 議案第23号 平成3年度和歌山県一般会計補正予算
 議案第24号 平成3年度和歌山県農業改良資金特別会計補正予算
 議案第25号 平成3年度和歌山県林業改善資金特別会計補正予算
 議案第26号 平成3年度和歌山県沿岸漁業改善資金特別会計補正予算
 議案第27号 平成3年度和歌山県中小企業近代化資金特別会計補正予算
 議案第28号 平成3年度和歌山県東京事務所宿舎特別会計補正予算
 議案第29号 平成3年度和歌山県職員住宅特別会計補正予算
 議案第30号 平成3年度和歌山県物品調達特別会計補正予算
 議案第31号 平成3年度和歌山県立医科大学特別会計補正予算
 議案第32号 平成3年度和歌山県印刷事業特別会計補正予算
 議案第33号 平成3年度和歌山県営競輪事業特別会計補正予算
 議案第34号 平成3年度和歌山県営港湾施設管理特別会計補正予算
 議案第35号 平成3年度和歌山県市町村振興資金特別会計補正予算
 議案第36号 平成3年度和歌山県用地取得事業特別会計補正予算
 議案第37号 平成3年度和歌山県立五稜病院事業会計補正予算
 議案第38号 平成3年度和歌山県電気事業会計補正予算
 議案第39号 平成3年度和歌山県工業用水道事業会計補正予算
 議案第40号 平成3年度和歌山県土地造成事業会計補正予算
 議案第41号 平成3年度和歌山県有料道路事業会計補正予算
 議案第42号 罰金の額の引上げ等のための和歌山県統計調査条例等の一部を改正する条例
 議案第43号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第44号 知事、副知事及び出納長の給与その他の給付条例の一部を改正する条例
 議案第45号 委員会の委員等の給与等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第46号 附属機関の委員その他の構成員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例
 議案第47号 非常勤の調査員、嘱託員等の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例
 議案第48号 和歌山県職員定数条例の一部を改正する条例
 議案第49号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
 議案第50号 職員の育児休業等に関する条例
 議案第51号 和歌山県税条例の一部を改正する条例
 議案第52号 和歌山県立青少年海洋訓練所設置および管理条例の一部を改正する条例
 議案第53号 附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第54号 和歌山県自然環境保全条例の一部を改正する条例
 議案第55号 和歌山県立高等技能学校設置条例の一部を改正する条例
 議案第56号 改良普及員資格試験条例の一部を改正する条例
 議案第57号 和歌山県漁港管理条例の一部を改正する条例
 議案第58号 土地収用法第65条の規定による鑑定人又は参考人の手当及び旅費支給条例の一部を改正する条例
 議案第59号 南紀白浜空港条例の一部を改正する条例
 議案第60号 教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第61号 和歌山県立学校等職員定数条例の一部を改正する条例
 議案第62号 和歌山県地方警察職員定員条例の一部を改正する条例
 議案第63号 警察職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
 議案第64号 和歌山県警察本部の部設置に関する条例の一部を改正する条例
 議案第65号 拡声機による暴騒音の規制に関する条例
 議案第66号 企業局長の給与等に関する条例の一部を改正する条例
 議案第67号 企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例
 議案第68号 和歌山県使用料及び手数料条例の一部を改正する条例
 議案第69号 平成4年度建設事業施行に伴う市町村負担金について
 議案第70号 平成3年度建設事業施行に伴う市町村負担金について
 議案第71号 当せん金付証票の発売について
 議案第72号 全国自治宝くじ事務協議会への千葉市の加入及びこれに伴う全国自治宝くじ事務協議会規約の一部の変更について
 議案第73号 訴訟の提起について
 議案第74号 財産の取得について
 議案第75号 工事請負契約の締結について
 議案第76号 工事請負変更契約の締結について
 議案第77号 工事請負変更契約の締結について
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○議長(山本 一君) 日程第三、ただいま報告いたしました議案第一号から議案第七十七号までを一括して議題といたします。
 議案はお手元に配付しておりますので、まず知事の説明を求めます。
 知事仮谷志良君。
 〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) 平成四年度予算案を初め諸議案についてご審議をお願いするため二月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとお忙しい中をご参集いただき、厚く御礼申し上げます。
 ただいま上程されました諸議案について提案理由をご説明するのに先立ち、県政の運営について私の所信を申し述べたいと存じます。
 私は、四期県政におきまして「躍動の時代、豊かな和歌山の創造」を基本目標に掲げ、その実現に全力を注いでまいりました。その間、国家的プロジェクトである関西国際空港の建設を初め、南紀白浜空港のジェット化、近畿自動車道紀勢線の南伸等、国際軸、国土軸に直結する広域高速交通体系の確立、さらには国道等の県内陸部幹線交通網の充実等、半島性からの脱却に向けた総合交通体系の整備が着実に進んでまいりました。
 また、和歌山マリーナシティの建設を初めとした燦黒潮リゾート構想の具体化、頭脳立地構想を受けての和歌山リサーチラボの設立、新県立近代美術館、博物館、図書館の三館建設の着手等、来るべき二十一世紀を見据えて世界に開かれた豊かな和歌山を築くべく数々のプロジェクトが本格的に動き始めましたのも昭和から平成へと移り変わるこの時期だったわけでありまして、本県にとりましてまさに躍動の時代と位置づけられるものであります。
 しかしながら、未来への明るい展望が開けつつある一方で、国内外の情勢を見れば、急速に進行する高齢化、いわゆるバブル経済の破綻と産業構造の急激な転換等、本県にも直接かつ重大な影響をもたらす諸課題が喫緊の対応を迫っております。
 また、国際社会におきましても、第二次世界大戦後の米ソ両大国による冷戦構造が昨年末のソビエト連邦の崩壊という二十世紀史上最も劇的な事件をもって終結し、各国が新しい世界秩序のあり方を模索している状況にあります。さらに、地球環境の悪化、経済、貿易摩擦の先鋭化、民族紛争の顕在化等、新たな国際的課題も生まれてきております。
 このように不安定で不確かな時代を迎えた今こそ、私たちの心のよりどころとなって安らぎと繁栄の確かな手ごたえをもたらす「ふるさと和歌山」を築き上げなければなりません。
 このたび、私が第五期目の県政を担当させていただくに当たり、これまで県民の皆さんと一丸となって築いてまいりました成果を土台にさらなる飛躍を遂げるべく、「確かな実感、和歌山の時代─こころ豊かに、誇れるふるさとに─」を基本目標に据え、決断と実行の県政を積極的に推進してまいる所存であります。
 議員各位を初め県民の皆さんのなお一層のご支援、ご協力をお願い申し上げる次第であります。
 さて、私は、和歌山の新時代を切り開くために、これからの四年間の県政運営の柱として、次の五つの政策目標を掲げております。
 第一は、陸・海・空相互の有機的連携をとりつつ、全国に、そして世界に開かれた交通ネットワークを形成することにより県土の均衡ある発展を目指す「のびゆく県土づくり」であります。その目標達成に向けて、関西国際空港の全体構想の実現、南紀白浜空港ジェット化整備、近畿自動車道紀勢線の紀南延伸を三大核的プロジェクトと位置づけ、強力にその前進を図るとともに、第二国土軸構想の具体化、県内陸部振興のための第二県土軸の整備促進、和歌山下津港や日高港等の港湾機能の強化等を重点施策として推進してまいります。
 第二は、全国水準を上回る速さで本県の高齢化が進む中、県民の皆さんが豊かさを実感し、健康で安心して暮らすことのできる「すこやかな社会づくり」であります。そのために県立医科大学の移転整備を進め、人材の養成を含めて本県の医療水準の一層の向上を図るとともに、救急医療体制や地域医療拠点の整備充実を図ってまいります。また、県民の健康意識高揚のための啓発活動、検診体制の充実や福祉活動の拠点としての健康福祉センター(仮称)の建設を進めるとともに、明るく豊かな福祉社会を築くため、在宅福祉サービスの充実や就業機会の確保を図ることはもとより、世代間の交流等を通じて高齢者や障害者が安心と生きがいを持って暮らせる環境づくりを進めなければなりません。
 第三は、県民の皆さんが、住んでいてよかった、これからも住み続けていたいと思えるような「やさしい生活環境づくり」であります。安全で快適な生活空間を創出するため、地域の実情に応じた上水道や排水処理施設等、生活関連の社会資本の計画的整備を進めるとともに、豊かな自然環境を保全しつつ親水空間、緑の交流空間としての活用を図ることにより、人と自然が共生する潤いのある町づくりを進めてまいります。このため、新しく県民生活環境整備重点化枠を設け、緊急に対策を講ずる必要があるものについて整備を図ったところであります。
 第四は、政治、経済、社会、文化等、あらゆる分野において和歌山の永続的発展の源泉となる「こころ豊かな人づくり」であります。個性豊かで創造力に富んだ青少年をはぐくむ学校教育や時代の先端ニーズに対応し得る人材を養成する大学等の高等教育機関の充実、さらには人生八十年時代を迎え、生涯学習を推進するための拠点施設や情報提供システム等の整備を図るとともに、女性の積極的な社会活動への参加を促進するための条件整備を進めてまいります。また、スポーツイベントやコンベンションの開催・誘致による国内間、国際間の活発な交流の促進等に取り組んでまいりますとともに、その中核施設としての多目的ホールの建設を早期に実現してまいります。
 第五は、地域産業の育成強化はもちろんのこと、本県の恵まれた自然や文化遺産を活用したリゾート産業や先端産業を中心に企業誘致を進めることにより、牽引車となって和歌山の新時代を切り開く「たくましい産業づくり」を推進することであります。そのため、工業技術センターを初めとした研究開発拠点を整備し、先端技術の導入、経営の近代化、安定化を促進するとともに、農林道や漁港等、生産基盤の整備充実、職・住・学・遊一体となった魅力的な生産拠点づくり等に重点的に取り組んでまいります。
 また、平成六年夏の開催を目指して現在準備を進めております世界リゾート博は、本県が世界に向けて二十一世紀のリゾート体験のあり方を提言する一大メッセージであります。和歌山の時代の幕あけを告げるにふさわしい博覧会に育て上げるため、各界各層から英知と創意をおかしくださいますようお願い申し上げます。
 以下、予算の具体的な内容につきましてご説明申し上げます。
 まず歳入の概況といたしましては、国内経済の減速を反映し、法人関係税の落ち込みなどにより税収がマイナスとなり、地方交付税についても、平成元年度から三年度まで算入された財源対策債償還基金費が廃止されたことなどから、ほぼ横ばいの状態となっております。
 このように財源面で非常に厳しい中、平成四年度の予算編成に当たっては、引き続き財政の簡素・効率化と経費の節減合理化を推進し、限られた財源の重点的かつ効率的な配分に徹し、節度ある財政運営を行うことを基本といたしております。しかしながら、県民生活の質の向上を目指した種々の施策を休むことなく推進していくため、人件費等の義務的経費の抑制に努める一方、半島振興道路事業、ふるさとづくり特別対策事業、地方特定道路整備事業等の国の財源措置のある起債や各種基金を最大限活用し、投資重点型の積極的な予算編成を行ったところであります。
 以下、各分野における歳出予算の概要についてご説明申し上げます。
第一の柱は、「のびゆく県土づくり」であります。
 開かれたふるさとをつくり、県土の均衡ある発展を図るため、総合交通体系の整備が重要な課題であります。
 まず、陸の交通網の整備でありますが、近畿自動車道紀勢線の海南─大阪間が平成四年度末に全線開通の予定であり、本県側の湯浅御坊道路が平成六年度末に供用開始すべく建設が進んでおります。さらに、昨年十二月の国土開発幹線自動車道建設審議会において整備区間として決定された御坊─南部間の早期着手と京奈和自動車道橋本道路の事業促進を図ってまいります。
 なお、平成四年度末までに完成あるいは供用開始予定となっております主な路線といたしましては、国道二十四号和歌山バイパス暫定二車線、国道四十二号田辺バイパスの稲成─会津川間、日置川道路第一期工事のほか、林道水上栃谷線、広域基幹林道龍神本宮線などがあり、農道では広域農道紀の川右岸岩出─橋本間が全線開通予定など、今後、県内幹線道路の加速的な整備を進めてまいりたいと考えております。
 一方、陸の交通網の大きな担い手であります鉄道につきましても、将来の新しい交通システムの研究等、鉄道網の活性化方策の検討を進めてまいります。
 また、第二国土軸構想の推進につきましては、一昨年、促進協議会が結成され、建設省においても紀淡海峡連絡道路を含む大阪湾環状道路の調査に着手するなど、着実に前進しているところであり、今後とも関係十七府県二十五団体が協力してその推進に努めてまいります。
 なお、紀淡海峡ルートにつきまして、強力にその促進を図るため、徳島県など関係団体と連携し、紀淡海峡交流会議(仮称)を設置し、具体化に向けて一層努力することといたしております。
 さらに、新しく創設される地方特定道路整備事業や半島振興道路等を活用し、県単独道路事業の充実を図り、道路予算としては、公共事業、単独事業、国直轄事業負担金を合わせ六百二十三億六千百余万円、対前年度一四・八%増を計上いたしております。
 次に海の交通網につきましては、現在開発中の超高速貨物船テクノスーパーライナー(TSL)の活用を想定した物流システム、複合拠点整備の検討を含め、導入可能性調査を行うことといたしております。
 また、和歌山下津港の長期的なビジョンの検討等、改定港湾計画のための調査を行うとともに、県中部地域の物流拠点としての日高港の整備要請にこたえるため、港湾計画の一部変更を踏まえ、塩屋地区の埋め立ての事業化へ向けて地元と連携して取り組んでまいります。
 次に空の交通網でありますが、関西国際空港全体構想につきましては、平成四年度政府予算において、昨年までの机上調査に加え、音波探査による現地調査に着手することとなっております。今後ともなお一層全体構想の早期実現のため、本県はもとより関西の政・財・官界とともに全力を尽くしてまいります。
 また、南紀白浜空港につきましては、残りの用地買収に全力を挙げるとともに、平成三年度に引き続き、つけかえ道路、つけかえ河川及び本体工事等の空港建設工事を本格的に進めることといたしております。
 なお、市町村が独自の地域づくり、ふるさとづくりを推進していただけるよう、県営事業の市町村負担金について、道路事業を中心に抜本的な見直しを行い、土木、農林水産両事業合わせて総額十三億三千余万円の大幅な負担軽減を図ることといたしております。
 第二の柱は、「すこやかな社会づくり」であります。
 県民の皆さんの健康を支える看護職員の養成が、今、喫緊の課題となっております。そこで、看護職員の養成力の強化を目的とした専任教員養成講習会の実施、県内定着を図るための看護職員就学資金貸付金の大幅な増額を行うほか、潜在的な看護職員の就業促進を行っていたナースバンクをナースセンターとして整備し、その機能の充実と拡大を図ったところであります。また、紀南地方における看護婦養成所の早期設置に向けての調査を行うことといたしております。
 成人病対策といたしましては、県民一人一人が、自分の健康は自分で守るという県民意識を高め、疾病の予防と早期発見、早期治療の大切さを認識していただくため、「十二時間テレビ健康和歌山」の放映、くすりと健康フェアの開催等、啓発運動を積極的に展開するとともに、健康診断等各種検診を推進するため、検診車の充実を図ったところであります。
 また、県民の健康・福祉の増進を図るための中核的施設として、和歌山操車場駅跡地に建設を予定している健康福祉センター(仮称)について基本設計を策定するとともに、本県の医療拠点施設としての県立医科大学の移転整備につきましても基本設計の策定に入り、早期建設に取り組んでまいります。また、看護職員の確保対策の一つとして和歌川に新しい看護婦宿舎を建設することとし、その設計調査を行ってまいります。
 次に、長寿社会への対応であります。
 まず、これからの老人福祉施策の指針を定めるため、高齢者保健福祉推進十か年戦略等に沿った具体的な行政計画としての本県の老人保健福祉計画を全国に先駆けて策定いたします。また、ホームヘルパー、ショートステイ、デイ・サービスの在宅老人福祉サービスを大幅に拡充するとともに、特別養護老人ホーム等の老人福祉施設も引き続き整備することといたしております。
 さらに、長寿社会、高齢化問題についての正しい認識、理解を持っていただくための啓発キャンペーンの開催、民間団体の在宅福祉等の普及向上事業やボランティア活動に対する助成制度の創設、ホームヘルパーのイメージアップ対策や痴呆性老人対策など、豊かな長寿社会の創造に向けて多面的な施策を講じてまいります。
 次に障害者対策といたしましては、国連障害者の十年の最終年を記念し、地域福祉の拠点となる心身障害者援護の総合モデル施設や身体障害者福祉工場の建設に対し助成を行うとともに、県民フォーラムの開催、全国精神薄弱者スポーツ大会への参加などの記念事業を行うことといたしております。
 また、障害者が自立し、社会参加がより促進される条件を整えるため、新しく身体障害者福祉ホームの整備や社会参加促進事業の拡充、心身障害者小規模通所授産事業の充実等を図っております。
 次に同和問題についてでありますが、現行法期限後の法的措置について、私も国の地域改善対策協議会の委員の一人として参画し、一昨年来精力的な審議を重ね、同協議会は昨年十二月に政府に対して意見具申を行ったところであります。これを受けて政府では今後の地域改善対策に関する大綱が決定され、現在、五年間の地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部改正法案として国会で審議されているところであります。県といたしましても、この意見具申及び大綱に基づき、さらに本県の地域性及び実情を勘案して、同和問題の早期完全解決のため、教育啓発活動や産業就労対策の推進はもとより、残事業の実施にも積極的に取り組んでまいります。
 第三の柱は、「やさしい生活環境づくり」であります。
 国際リゾート都市として建設が順調に進んでおります和歌山マリーナシティについては、本年三月に第一工区、約三十ヘクタールが竣工し、ことしじゅうには県内初の大規模な斜張橋も完成することとなっており、第二工区についても、平成六年三月の竣工を目指し、埋立工事等を進めているところであります。また、その最前線、親水性防波堤の背後に、憩いの場として和歌山マリーナシティサンセットパークの整備を図ってまいります。
 一方、県土の調和ある発展と県民の生活環境の確保のため、大規模な開発事業等に際しては環境に及ぼす影響を事前に調査し、適切な保全対策が講じられるよう環境アセスメント制度を策定することといたしております。
 このほか、魅力ある商店街づくりのための補助制度の創設、公営住宅の建てかえ、道路標識の整備、自転車、歩行者道の段差切り下げ等、利用者の立場に立った利便性、快適性の向上に努めてまいります。
 次に生活基盤の充実についてでありますが、公共下水道の事業進捗を図るため、事業未着手の市町村に対し、基本計画の策定に必要な経費の一部を補助する制度を創設いたします。また、農業集落排水の整備を推進するほか、排水処理施設の周辺整備事業に対する補助制度を創設いたします。
 このほか、紀の川第二流域下水道(那賀処理区)の基本計画策定を行うとともに、生活雑排水による生活環境の悪化を防止するため、合併処理浄化槽設置補助を倍増し、整備、普及を図ることといたしております。さらに、衛生的な生活用水の安定供給を図るため簡易水道等の布設に対する補助を拡充し、未普及地域の解消を促進してまいります。
 次に、憩いの場としての公園等の整備であります。
 まず、和歌公園の整備を促進し、本年度はコミュニティー体育館、万葉館建設のための設計や片男波海水浴場の駐車場の拡張等を行うほか、紀の川大堰事業の進展に合わせ、河口から岩出橋までの十六キロメートルの区間にわたり水辺公園とする紀の川リバーサイドグリーンベルト構想の整備計画調査を実施することといたしております。
 また、海岸、河川、道路の環境整備として、海辺や河川を水と親しみやすい空間とするため、緩傾斜護岸や昇降路の設置、ホタル護岸への改築等を行うとともに、道路の沿線で風光明媚な場所に公園的な駐車スペースを設置し、ベンチ、観光案内標識等を整備してまいります。
 このほか、市町村の都市公園整備を促進するため、植栽、遊具等の基本的施設の整備に対する補助制度を創設いたしております。
 次に県民の暮らしの安全の確保でありますが、県民と一体となった暴力団排除活動を展開するため、民間からの出資も仰いで暴力団追放県民センター(仮称)を設立するほか、紀南地方の運転免許試験の拠点となっております第二試験場が老朽化していることから、新築整備することといたしております。
 また、救急現場及び搬送途上における傷病者の救命率向上のため救急隊員が行う応急処置の範囲が拡大されたことから、消防学校において新たな教育訓練を実施してまいります。
 第四の柱は、「こころ豊かな人づくり」であります。
 まず、学校教育の充実でありますが、教育水準の一層の向上を図るため、小・中学校の全学年において実施している四十人学級を大規模の高等学校八校において実施するとともに、県立高等学校の施設整備については、運動場の整備、産業教育施設の建設、体育施設の建設、教室棟の大規模改造等、教育環境の計画的整備を図ることといたしております。
 また、みはま養護学校に国立和歌山病院に入院している重症心身障害児を対象とした高等部を設置するほか、たちばな養護学校に体育館及び管理棟を、和歌山ろう学校に寄宿舎を、それぞれ建設いたします。
 さらに、私立学校の振興につきましては、教育内容の充実と保護者負担の軽減を図るため、幼稚園、小学校、中学校、高等学校に対する経常費補助単価を大幅に引き上げるほか、専修学校、各種学校の行う生涯学習展に対し補助を行うことといたしております。
 次に青少年の育成でありますが、次代を担う青少年が明るい環境の中で心豊かにたくましく成長することは県勢発展の礎であるという考え方のもと、和歌山県青少年プランを策定し、今後の青少年対策の指針を定めるとともに、世界リゾート博のプレイベントとして青年会議所が実施するふるさと地球運動に対し助成を行うことといたしております。
 また、女性を取り巻くさまざまな問題について意見交換を行うため、和歌山女性フェスティバルを開催いたします。
 スポーツの振興につきましては、第四十一回近畿中学校総合体育大会を初め各種大会を開催するほか、中学校、高等学校のスポーツクラブを中心に一層のレベルアップを図ってまいります。
 また、国際化への対応として、和歌山操車場駅跡地に健康福祉センター(仮称)とあわせて、国際的なイベント、集会、全国レベルのスポーツ大会の開催など、一万人が収容可能な多目的ホールを建設することとし、その基本設計を策定するほか、海外からの参加者も交えた国際連合地域開発センター主催の国際会議の開催、海外技術研修員の受け入れや語学指導教育のため外国青年の招致等、幅広い分野で国際交流を推進してまいります。
 次に文化の振興でありますが、本県の文化振興施策の長期的なビジョンを策定するための調査を行うとともに、新しい熊野文化を創造し、熊野地域を振興するため、熊野学研究センター(仮称)構想について研究していくことといたしております。
 また、本県の新たな文化の中核施設として、さらに生涯学習を推進する拠点として、和歌山大学教育学部跡地に建設中の新美術館及び新博物館につきましては、昨年十月、建設工事に着手し、平成六年三月完成を、和歌山大学経済学部跡地に建設中の新図書館等につきましては平成五年三月完成を目指して工事を進める一方、開館に向けて新図書館の蔵書をより一層充実するほか、併設する文化情報センターに視聴覚設備を整備することといたしております。
 さらに、高等学校における芸術文化活動の向上を図るため、第十二回近畿高等学校総合文化祭を本年十一月に開催いたします。
 第五の柱は、「たくましい産業づくり」であります。
 まず、中小企業対策でありますが、大型店の出店の激化が予想される中、融資制度の充実を図るとともに、既存の商店街の魅力を高め、活性化を図るため、アーチ、カラー舗装、ベンチ、空き店舗の改装など、商店街の組合等が実施する共同施設整備に対する補助制度を創設するほか、商店街振興組合が建設するアーケードに対し補助することといたしております。
 また、地場産業の振興を図るため、工業技術センターを地域産業技術の中核的支援施設として整備することとし、研究交流棟の建設を進めるとともに先端試験研究設備の整備充実を図り、地域に密着した研究開発に取り組んでまいります。
 次に企業誘致の促進でありますが、御坊工業団地、御坊第二工業団地の用地造成を進めるとともに、那賀地区、かつらぎ地区においても適地調査等を行っていく一方、今後の企業誘致の方向を研究するため、企業誘致の経済効果等の調査を実施することといたしております。
 また、地域振興整備公団による海南インテリジェントパークの造成工事が本年一月に始まったところでありますが、今後の事業推進及び和歌山リサーチラボが行う研究開発、人材育成、情報提供等の事業の促進に努めてまいります。
 次に、農林水産業の振興であります。
 品質や味を中心とした消費者ニーズの多様化や国際化に対応し、果樹産地の体質強化を図るため、樹園地の改良や流通施設の整備を図るとともに、農村婦人の能力開発や農業者技術研修を実施してまいります。さらに流通対策として、味一果実の糖度自動選別実験機の試作や青果物の容器デザインの統一、出荷方法の省力化等に取り組んでまいります。
 また、畜産業につきましては、県畜産試験場の隣地の草地開発に着手するほか、鶏卵処理施設の整備を図ることといたしております。
 林業の振興につきましては、紀州材のブランド化と木材需要の拡大を図るため杉材の表面処理技術の開発を推進するとともに、木炭の多用途利用を図るため、学者、実践者等を招いてシンポジウムを開催することといたしております。
 なお、山村振興につきまして、平成四年度より新山村振興農林漁業対策、山村都市交流環境総合整備モデル事業等がスタートいたします。
 また、水産業につきましても、つくり育てる漁業を促進するため、魚礁の設置や増養殖場の造成、漁港の整備を図るとともに漁村の環境整備に努めてまいります。
 次に、観光の振興であります。
 平成六年夏開催される世界リゾート博を二年後に控え、昨年には世界リゾート博協会を設立したところでありますが、より一層推進体制を強化し、博覧会の成功に向けて万全を期してまいります。また、プレイベントとして、本県のすぐれた自然を全国にアピールするため、ふれ愛紀州路ネイチャーランドキャンペーン等を実施することといたしております。
 以上の施策のほか、新しい県庁舎の建設に向け、他府県の状況や基礎データの収集を行うための調査費を計上いたしております。
 また、県民生活環境整備重点化枠として実施される事業の市町村負担に対し財政支援を行うため、市町村振興資金貸付金の増額を図ったところであります。
 以上が、予算案の主な内容であります。
 この結果、平成四年度一般会計の総額は四千七百六十五億三千六百余万円、対前年度五・六%増となったところであります。
 なお、あわせてご提案申し上げている特別会計予算は、総額八百六億六千百余万円、企業会計予算は総額二百八十四億八千四百余万円となっております。
 次に、平成三年度補正予算の主なものについてご説明申し上げます。
 まず、一般会計の補正総額は三十五億九千四百余万円の増額となりますが、その主な内容としては、美術品等の購入のための美術品取得基金への積み立てや県債管理基金への積み立て等であります。
 また、特別会計では五十二億六千八百余万円の増額となり、企業会計においては十五億五千九百余万円の減額となっております。
 続きまして、条例案件についてご説明申し上げます。
 本議会に提出いたしました条例案件は二十七件でありますが、以下、その主なものについてご説明申し上げます。
 まず議案第四十二号は、刑法等の一部を改正する法律により罰金の額が引き上げられたことに伴い、関係条例の改定を行うものであり、議案第四十三号から四十七号及び六十号、六十六号は、いずれも議員及び特別職等の報酬、給与の改定に伴う関係条例の改正をお願いしたものであります。
 議案第四十八号、六十一号及び六十二号は、それぞれ知事部局、教育委員会事務局、県立学校等の職員及び警察職員の定数、定員を定めるものであります。
 また、議案第四十九号及び六十三号は、保健指導業務手当等、職員の特殊勤務手当の額の改定等を行うものであり、議案第五十号及び六十七号は、地方公務員の育児休業等に関する法律の施行に伴い、必要な事項を定めるものであります。
 議案第五十一号は地方税法の一部改正に伴う規定の改正、議案第五十三号は歯科衛生士試験の実施事務が国に移管されたことに伴う規定の整備を行うものであり、議案第五十四号は、自然環境保全審議会において温泉法に基づく事項についても審議することとなったための改正であります。
 また、議案第五十五号は高等技能学校を高等技術専門校に名称変更するものであり、議案第五十七号は漁船以外のものの漁港施設使用料等を定めるものであります。
 議案第六十四号は、県警察本部の刑事部の所掌事務に「暴力団対策に関すること」を加えるための規定の整備、議案第六十五号は、県民の日常生活を脅かすような拡声機の使用について必要な規制を設けるものであり、議案第六十八号は、県立高等学校等の授業料の改定を平成四年度入学者から実施するものであります。
 次に、その他案件といたしましては九件でありますが、議案第六十九号及び七十号は、建設事業施行に伴う市町村負担金についてそれぞれ議決をお願いするものであります。
 また、議案第七十四号は財産の取得であり、議案第七十五号は工事請負契約、議案第七十六号及び七十七号は同変更契約の締結であります。
 このほか、諸報第一号は地方自治法第百八十条第一項の規定による知事専決処分報告であります。
 最後に、法人の経営状況を説明する書類を別途提出いたしております。
 以上で、提出議案に対する私の説明を終わります。何とぞ、ご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(山本 一君) 以上で、知事の説明が終わりました。
 ご参考までに、ただいまの知事説明要旨を配付いたします。
 〔「知事説明要旨」配付〕
○議長(山本 一君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
○議長(山本 一君) この際、一月三十一日、警察本部長に就任しました中長昌一君をご紹介申し上げます。
 警察本部長中長昌一君。
 〔中長昌一君、登壇〕(拍手)
○警察本部長(中長昌一君) 去る一月三十一日付で当県警察本部長を命ぜられました中長昌一でございます。
 県民生活の安全と平穏を確保するため全力を尽くす所存でございますので、よろしくご指導のほどお願い申し上げます。
○議長(山本 一君) 次に、お諮りいたします。明二月二十九日及び三月二日から三月七日までを議案調査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本 一君) ご異議なしと認めます。よって、明二月二十九日及び三月二日から三月七日までを休会とすることに決定いたしました。
○議長(山本 一君) 次会は三月九日再開し、質疑及び一般質問を日程といたします。
○議長(山本 一君) 本日は、これをもって散会いたします。
 午前十一時五十五分散会

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