平成3年12月 和歌山県議会定例会会議録 第4号(堀本隆男議員の質疑及び一般質問)


県議会の活動

○副議長(平越孝哉君) 質疑及び一般質問を続行いたします。
 27番堀本隆男君。
 〔堀本隆男君、登壇〕(拍手)
○堀本隆男君 当局におかれましては、連日の答弁、ご苦労さまです。
 十二月議会も私をもちまして最終でありますが、先輩議員、同僚議員のご配慮に感謝申し上げて質問に入りたいと思います。
 改めて、知事の五期県政のご就任、心からお喜び申し上げます。
 今議会冒頭における知事のごあいさつに、本県は今、関西国際空港の開港に照準を合わせて進めてきたプロジェクトが着実に進展し、県下に活力の波が大きなうねりとなってみなぎりつつあるということを実感されたとありましたが、私も同感であります。県職員在職当時と比べ、隔世の感がいたすこのごろであります。
 折しも、九一年度「国民生活白書」が閣議決定され、都道府県の豊かさ総合指数が発表されました。本県は二十位と真ん中よりも上にランクされ、我々県民にとってはまずうれしいことであります。居住環境、労働条件、レジャー機会の三分野に特定しているため、東京圏や関西圏の府県が低くなっているのはご存じのとおりであります。本県の二十位について、知事の感想をお伺いいたします。
 さて、第四次長期総合計画に関連してお伺いいたします。
 先日、国勢調査の第一次確定値が発表されました。東京一極集中はさらに進み、十八府県が人口減少県となりました。本県は一万二千八百八十一人減の百七万四千三百二十五人となりましたが、本県長計の計画人口と対比してどういう結果となっているか、一、地域別増減の傾向(紀北、紀中、紀南)、二、若年人口、生産年齢人口、高齢者人口の変化について、それぞれの結果とその理由についてお伺いします。
 次に、先日、工業統計調査の結果が出されております。工業出荷額について、長期総合計画の計画値に比較して達成率はいかがでありますか、全国対比では、伸び率、出荷額ベースは何位でありますか、また、出荷額、事業所数、従業員数の推移についてどうか、ご教示いただきたいのであります。さらに、製造業を、ア、資源消費型、イ、都市型、ウ、高度組み立て型の三つに分類して構造変化の兆しが出ているのか、お伺いいたします。
 長期総合計画の進行管理について、中期計画の達成度は順調に推移しているのかどうか、主なプロジェクトで進行のおくれているものがあれば、それらのおくれと原因についてお尋ねいたします。
 さて、建設委員会では、去る十一月五日から七日まで、新潟県に調査に行ってまいりました。新潟県といえば、すぐ田中角栄氏を思い浮かべます。新幹線、高速道路など、多くの公共工事を新潟に運んだ政治家として、いまだに多くの人々に記憶されておりますが、実際のところ、その後の新潟県はどのような姿であるのか、私には興味深いものがありました。
 県の概要を見ますと、「面積一万二千五百七十九平方キロメートルで本県の二倍半、人口約二百四十八万人、二十市五十六町三十六村で、信濃川、阿賀野川の流域に日本海沿岸随一の広大な新潟平野を有し、この広大な県土と多くの資源を活用し、着実な発展を遂げております」とあります。
 そして、新潟県の各種のデータで特に目につくのは、高速道路の延長が二百七十四キロメートルで日本一、国道二十四線、県道五百三十七線の延長は全国二位、公共工事、道路事業は極めて多く、平成元年度の公共工事件数は二万一千九百九十五件で本県の四千三百五十件の約五・一倍、ちなみに請負契約額四千百七十六億円で、本県の八百七十一億円の四・八倍であります。さらに、企業誘致は過去五年間で八百九十件、本県は百三十六件であります。同様に、企業用地面積六百七十三ヘクタール、本県は百七十三ヘクタールであります。交通体系の整備で企業立地が進んだのがよくわかるのであります。それにしても、田中角栄氏が引退して相当の年月がたつのに、いまだに新潟県の公共事業費が圧倒的に多いのには驚きでありました。
 大阪空港からジェット機で一時間の新潟空港は、目下、二千メートルから二千五百メートルへの工事中でありました。新潟県庁では、本年策定されました新潟21戦略プロジェクトの説明を受けました。新潟県が二十一世紀に向かって何を目指しているのか。内容は大いに野心的で、直截に県の将来方向を示し、大胆なプロジェクトの展開をてこに新しい新潟づくりを積極的に進めようと県民に提示したものであります。
 実際、新潟では、ソ連政変を受け、沿海州、中国東北地方、北朝鮮、韓国等との経済交流の好機到来で、環日本海経済圏が二十一世紀に大きく伸びると予測され、対岸諸国との航空ネットワークづくりが大きな世論となっておりました。
 新潟県知事は、「本県の整備された高速交通体系を活用し、県土のさらなる発展を図るため全力を尽くす。国際化の中、環日本海経済圏の構築を進め、その拠点、中核地となることが新潟県の進むべき道である。新日本海フロント新潟県を国の内外に売り出していく」と述べており、つまり、多極分散型国土形成の受け皿づくりとして、首都圏の北の玄関口・新潟の新しい町づくりを進める考えを示しております。今後の予算編成はこの方針に沿うとのことでありました。
 長々と新潟の紹介、お許しいただきたいと思います。
 そこで、知事にお尋ねいたします。
 今議会冒頭のごあいさつの中で、「二十一世紀を目前にした今、いま一度初心に立ち返り、本県のさらなる発展のビジョンを切り開いていくことが私に課せられた責務であり、先見性を持って県政を展開してまいらなければならない」と述べておられます。そこで、関西国際空港完成後の紀北地区一帯の地域イメージをどのように想定されておるのか、お伺いいたします。
 関空開港に照準を合わせた数々のプロジェクトが完成していきます。国際化の大きなうねりが当地域に押し寄せ、他の地域と比べて、産業や県民生活のあらゆる分野において高く深い影響を受けるのであります。関空開港はそれほど大きな事象として存在するということが、私の少ない海外の国際空港臨空調査の経験からも言えるのであります。
 そして、その次なる新しい県勢発展方向が問題になってきます。新たなビジョンをどのように描いておられるか、県勢発展の方向を地域発展のイメージとしてお伺いいたしたいのであります。
 私は、東海大学教授・唐津一氏が和歌山テクノ財団設立記念講演で語られたように、やはり物づくり、ハイテクランドを目指してほしいのであります。物づくりを怠ったアメリカの衰退は、ご存じのとおりであります。そのためには、何としましても、企業用地の造成を大きく進めていただきたい。新潟県は、新産都市で九百ヘクタール、テクノポリスで八十ヘクタールの工業用地を売却しました。今、新たに県内で三カ所、それぞれ百から百五十ヘクタールの造成を決定し、着手したとのことであります。
 本県では、関空効果で進出希望企業が多いのに手持ちの工業用地がほとんどない。紀北のみでなく、紀中、紀南にも開発計画を持ち、市町村ともども積極的に進められたいのでありますが、ご所見をお伺いいたします。
 さらに、こうした目的を達成するためには、国道、県道の密度を高め、公共事業予算を大幅に獲得していただきたい。先日、自治省が発表した行政投資実績も、本県は総額べースで四十二位と低いのであります。そして政府に強く迫ってほしいことは、建設省等における対前年度伸び率主義の予算配分を抜本的に改めていただきたい。むしろ、本県等の公共事業予算の低配分県に対して優先的に傾斜配分をする方向を創設していただきたいのであります。新潟県等の過去十年間の累積行政投資額を見ますとき、強い憤りさえ感じます。当局のご所見を承りたいのであります。
 次に、関空についてでございます。
 まず、関西国際空港の全体構想に関連いたしまして、二点質問いたします。
 第六次空港整備五箇年計画の航空審議会答申にも盛り込まれましたように、二十一世紀を展望した航空ネットワークの項で、関西国際空港につきましては、東京国際空港、成田と並んで国際ハブ空港としての方向づけがなされており、全方向で頻度の高いネットワークを形成し、アジア太平洋地域を中心とした国際交流の中継機能の確保を図ることとされております。しかしながら、現在のアジア地域の情勢を眺めた場合、必ずしも楽観的な情勢にはないことを指摘いたしたいと思います。
 まず、韓国につきましては、既に日本国内の十余りの空港と結ぶ定期路線を開設しており、現時点でも西日本の合理的な海外旅行者はソウル経由で世界各地へ飛び立っているのであります。この場合の「合理的」とは時間とお金についてであることは、申し上げるまでもございません。外国の航空会社の中には、当分新規の乗り入れや増便の望めない日本を見限り、韓国を東アジアの拠点にしようとする動きさえ出始めているとのことであります。
 さらに、今、韓国におきましては、仁川に一九九七年の開港を目指して四千メートル級の滑走路二本を備えた新空港建設計画が進行中であり、同様にアジア各国において、シンガポール、香港等、現空港の拡張計画並びに新空港建設計画がメジロ押しであり、いずれにしましても、関西国際空港が第一期計画の滑走路一本だけの計画では、幾ら日本初の二十四時間空港と胸を張っても、国際ハブ空港の座はおぼつきません。
 そこで全体構想の早期実現が急がれるわけでありますが、さきに申し上げましたアジア各国の空港整備計画を踏まえた上での当局の全体構想実現に向けての見通しについてお伺いいたします。
 また、これに関連して全体構想の滑走路の配置計画についてでありますが、世界の最新の大規模空港を見た場合、平行滑走路設置を優先しているところが多いようであります。関西国際空港の場合、いまだ決定されてはおりませんが、二本目の滑走路は横風用が有力とのことであり、世界の趨勢とは異なるのではないかと思います。当局の見解をお伺いします。
 次に、去る十一月十九日付の新聞によりますと、運輸省と関空会社は、関空開港時に羽田空港と結ぶ首都圏直行シャトル便を就航させる方針を固めたとあります。記事では、羽田空港で直接国際線の搭乗手続ができるようにし、当初は一日五、六便運航の予定で、首都圏から新空港経由で海外への直接乗り込みが可能になり、この種の専用便の運航は国内でも初めてで、これはIATA・国際航空運送協会から強い要請があり、関空会社にとっても利用者増が見込めるとしております。
 首都圏から関空経由で海外へ向かうのと成田空港を利用する場合と時間的にほぼ同じで、運賃もおおむね吸収できる、税関等の手続も確保できる、このシャトル便の運航で年間百万人以上の利用客が確保され、副次的効果として成田空港の需要緩和が期待でき、海外との今後の航空交渉で「首都圏と直結」が新空港の大きなセールスポイントになると見られるとあります。
 しかし、私は、狭い了見かもしれませんが、このニュースを読んで素直に喜べないのであります。なぜなら、関空への国内便の確保について知事は政治生命をかけると明言しておられますが、羽田空港の整備が完了しても大幅な便数の増加は見込めないと言われている中で、このシャトル便が増加することで関空─羽田の国内便に影響が出ないのか、心配なのであります。
 さらに、将来、羽田空港から他の国際空港、例えば福岡、名古屋、仙台その他にも同じようにシャトル便が出た場合、ますます羽田空港の国内便への影響が強く出ることは必至なのではないでしょうか。こういったシャトル便が関西国際空港の国内便へ及ぼす影響について、当局の見解をお伺いします。
 次に、紀南の浮揚についてお伺いいたします。
 知事は選挙期間中、紀南に来られた際、五期県政には全力を投入して紀南の浮揚にかけると各地で公約されました。多くの紀南の住民は、その力強い約束に大きな期待を抱きました。五期の任期中に南紀新空港が完成し、高速道路の紀南延長では御坊までが完成し、田辺まで着工され、そしてすさみまでのアセスメントが終了する見通しであります。そのことだけでも地元住民には、すごいこと、夢のようなことと受けとめられております。
 しかし、現実には、やはり南北格差はいろいろの形で存在してございます。一つは、県民所得の面から見た格差であります。製造品出荷額や県民所得統計や個人所得指標からも明確であります。二つは、中期計画に位置づけられたプロジェクト群が圧倒的に和歌山市周辺、紀北に多いのであります。関空の開港に照準を合わせたプロジェクトが着実に進展しているからであります。活力の波が大きなうねりとなってみなぎりつつある紀北に比べ、紀南は──もちろん、第二次中計においても地帯別事業計画や幾つかのプロジェクトが張りついてはございますが、その量、質、未来への影響度において迫力に欠けると感じるのであります。
 田辺市に本社を置く紀州新報は、県勢浮揚について特集を行っており、そのナンバー七「関西国際空港」の中で、「新空港の至近距離に位置する本県の窓口とも言うべき紀北の発展を紀南の発展につなげていきたい」と、仮谷知事は五選直後の記者の質問に関空の位置づけを述べられました。確かに、高速道路は北から南へ順次延伸され、それに応じて町づくり、団地づくり、企業誘致も順調に伸びております。しかし、記事にありましたように、水は高いところから低いところへ流れる、すなわち紀北の潤いの水が紀南へと順次回ってくるという考え方では、紀南の人たちは納得しません。私たちは、紀北と同時に潤いの水が欲しいのであります。
 紀北と紀南、この和歌山県が宿命的に背負っている地理的条件に対して、私は逆らうつもりはありません。関空のインパクト、高速道路の南伸がもたらす紀南への影響はかつてない大きなものと率直に受けとめ、そして紀南の発展にご尽力いただいている知事初め関係者に深く感謝するものであります。
 しかし、地理的社会条件が異なるこの二つの地域に、独自の地域特性を生かした発展方向もあるわけであります。県政の究極の願いは県土の均衡ある発展であります。紀南には紀北にないよさもあります。南紀白浜空港もあります。そうした地域ポテンシャルを生かした発展方向に導くすばらしいプロジェクトを、紀南のこの地で開花させていただきたいのであります。
 先日来、南北格差についての幾つかの質問に対して知事は、関西国際空港、高速道路の南伸、白浜空港のジェット化整備の三つの核的プロジェクトを最大限に生かした紀南の振興、燦黒潮リゾート構想や道路網のより一層の拡充による紀南の振興、そして県土の均衡ある発展、地域の特色ある発展が知事としての使命であるという力強いお答えをいただきましたので、私はここでは知事の答弁は求めませんが、紀北と紀南という二人の子供に対して平等にすくすく育てていただきたい、少し成長の遅い紀南に特に情熱を注いでいただきたいと要望する次第であります。と同時に、私ども紀南に住む者も、紀南の浮揚につながる夢のあるプロジェクトをみずからの知恵で創出する努力が求められていることも痛感するのであります。
 紀南の浮揚につきまして、若干の提言をいたしたいと思います。
 その第一は、南紀新空港についてであります。県当局におかれては全力を挙げて取り組んでいただいていること、心から感謝しているところであります。
 さて、新潟県が環日本海経済圏の構築に執念を燃やし、新潟市をその拠点都市にする大いなる構想を立て、その戦略の展開のため新潟と対岸諸国との交流の実績づくりに励み、特に新潟空港とロシア共和国、中国、韓国との航空路の開設を着々と進めていることは、冒頭ご案内のとおりであります。こうした動向と二十一世紀の航空情勢を検討するとき、南紀新空港の課題が多いのであります。
 先日、JASの重役に将来の航空情勢を伺ったのでありますが、「世界的な傾向として、航空需要は我々の想像を超えて増大のテンポを速めそうである。国際化のうねりがそれを助長してよりグローバル化しており、その視点を持たないと、早晩、利用価値の少ない空港となってしまうだろう」と。何を申したいかといいますと、私は素人で詳しくはわからないのでありますが、「新空港の滑走路千八百メートルが二千メートルになればエアバスが飛べる、飛距離が伸びる。そうなれば、白浜から国内では、北海道、新潟、仙台、福岡、鹿児島はもちろんのこと、国外も、台北、ソウル、ウラジオストク等へも十分飛べる。二十一世紀にはそうした航空情勢となっているだろう。リゾート基地・白浜へは、それらの各地から多くの客がやってくるようになるだろう。そして、アクセス乗り入れ航空会社も、今やダブル、トリプルの時代になった。航路を広げれば日本航空や全日空も南紀新空港に乗り入れてくれ、白浜がある種のハブ空港の役割も果たせるし、当社もダブル、トリプルを決して否定いたしません。二千メートルの延長が可能ならぜひ欲しいですね」と。
 ジェット化ということは、単にジェット機が飛べるようになるということではなく、全国各地あるいは近隣諸国との航空ネットワークに白浜を組み込ませるという重要な意味を持つわけであります。二千メートル化についていろいろとお聞きしましたところ、諸般の情勢から、今直ちに切りかえることは極めて難しいとのことであります。大変残念なことであります。
 そこで要望いたしたいことは、近い将来に延長することを前提に現工事及び用地確保等の準備行為を並行して進めていただきたいのであります。二十一世紀に利用価値のある二千メートルの滑走路の必要性は、先見性豊かな当局の方々や県民の皆さんに理解していただけると思います。と同時に、これから東京航路以外の国内航路の開拓に全力を挙げて取り組んでいただきたく、乗客の確保、乗客の増加、これこそが紀南活性化の唯一の道であり、コア空港化することが半島性脱却の道であるからであります。
 さらに、目下当局におかれては空港跡地活用プロジェクトを検討中とお聞きしましたが、紀南活性化の貴重な財産として早期に鋭意取り組んでいただくよう強く要望するものであります。
 さて、燦黒潮リゾート構想の推進についてお尋ねします。
 先日の知事の冒頭のあいさつにもありましたが、地域に似合った発展、地域の資源を生かす発展の方向を目指し、全県土において個性ある地域の発展を図ってまいる決意と披瀝されております。これまでも知事は、リゾート構想の展開に当たっては積極姿勢を示され、私どもも意を強くしているところでありますが、すさみ町からは指定事業の箇所の変更と追加を、そして日置川町からは新たに町全体を地域指定に加える新規事業の指定を、いずれも強く望んでおります。
 新潟県の当間リゾート構想は、国土庁に対して変更申請を提出し、関係省庁と協議に入ったとのことであります。このほか、兵庫県を初め全国で十カ所の変更申請の申し入れが国土庁になされ、同庁は事後点検調査に入るとのことであります。
 バブル経済の崩壊で計画縮小のところが多くある中、すさみ町、日置川町ではこれからの村おこしをこのリゾート事業にかけております。既に事業者も決定しており、具体化した建設計画に基づく変更であります。何分のご配慮を賜りたく、当局の今後の見通しをお伺いいたしたいのであります。
 ここで、先般、国道四十二号田辺市─新宮市間整備促進協議会では、近畿地建及び建設省道路局にその改良促進の要望を行ってまいりましたが、その際、当局の心強いご支援、ご配慮を賜りましたこと、この場をおかりして厚くお礼申し上げます。
 さて、去る十二月三日の国幹審におきまして、御坊から南部までが整備計画に、田辺市からすさみ町までが基本計画に格上げ決定されたことはまことに意義深く、私ども紀南に住む県民にとっては、高速道路の光がようやく当たってきた感じがひとしおで、喜びにたえません。関係町村長たちは「夢のようだ。うれしい」と語っております。紀南にとっては、関空の全体構想が六次空整に位置づけられたことよりはるかに大きな喜びとなっております。知事を初め県当局の皆さん、県選出国会議員の先生方を初め、お骨折りいただいた多くの関係者の方々に深く感謝する次第であります。
 ようやく二十一世紀初頭には近畿各地域や関西国際空港と太い一本のパイプラインでつながり、加えて南紀新空港のジェット化で、紀南は大きく伸びる展望が開けてまいりました。地域住民がやる気を起こし、活力がよみがえってまいりましょう。
 さて、高速道路の走る海岸部沿線は一気に開発が進んでまいると予測されます。問題は、高速道路に接続する国道や県道のない中山間地域や奥地であります。先般も、せっかく誘致した企業から、トラックが入れないとか、景色は抜群だが観光バスが入れないといった悩みが出されております。
 具体的に申し上げます。田辺市または白浜町から国道四十二号で上富田町に入り、生馬の谷から日置川町の中流部に入り、小川、城を抜け、すさみ町大附、佐本を通り、古座川町七川、三尾川を抜け国道三百七十一号を一雨、宇津木と下り、古座町田原に至る中山間地域ばかりを走るルートについてであります。
 地図で見ますと、ちょうど田辺市から真横に古座まで貫く形でありまして、これを仮に紀南縦貫道路と名づけます。この沿線には、全く脚光の浴びていない観光資源が多く眠ってございます。例えば、先日もアメリカ人が古座川峡を見まして、「ヨセミテ渓谷の小型で、すばらしい。なぜもっと宣伝しないのか」と言っております。また、この沿線には木材資源が豊富であり、さらに意外と耕作地が多く、臨空農業の展開が望めます。さらに、本年六月に国道四十二号の見老津地区で崩落があり、多くの車が迂回路を走りましたが、その一部の県道もこのルートであります。
 観光客が白浜空港をおりて国道四十二号をすさみ、串本、古座と海岸部を走り、古座川をさかのぼって七川から佐本、日置川上流、上富田、生馬を下り白浜に至ると、すばらしい周遊道路になるわけであります。この仮称・紀南縦貫道路を国道に昇格してほしいと、沿線の方々から熱望されております。来年早々とうわさされております国道昇格の指定に何とかしていただきたいと申しているのではありません。その次を目指して検討を行ってほしいのであります。
 新潟県の国道網を見て、その密度の高さに驚きます。本県は今まで遠慮し過ぎているように思います。何と申しましても、地域開発のかぎを握るのは国道であります。この紀南縦貫道路の国道昇格も紀南発展の大きなプロジェクトの一つであります。何分のご回答を賜りたいのであります。
 最後になりましたが、自民党県議団政調会を代表して、いわゆる市町村負担金についてお伺いいたします。
 今日の県並びに市町村を取り巻く状況を見ますと、一方においては三年後に迫った関西新国際空港の開港を契機として、県勢浮揚を図るべく、県並びに市町村はそれぞれ、さまざまな施策を強力に推進しているところであり、今後一層の推進によって、まさしく和歌山の時代を現実のものとしていかねばならない状況にあります。また他方においては、ふるさと振興、ふるさと創生の名のもとに、人口の高齢化、若者の流出など、現在の地域課題を抱えながらも独自性を発揮して魅力ある地域、魅力あるふるさとづくりを目指して積極的に施策を展開されているのであります。今後さらにこれを推進することによって、まさしく地方の時代を現実のものにしていかねばならない状況にあります。
 このような時代の流れを見るとき、今までに増して市町村の自主性が求められていると申して過言ではありません。このような認識のもと、より一層市町村の自主性を高めるための一つの方策として、県政上におけるいわゆる市町村負担金を軽減する必要があるのではないかとの論議が自民党県議団の中で起こってまいったのであります。
 そこで、政調会の中に宇治田議員を座長として十二名の議員で市町村負担金研究会を設置し、今日まで、土木部、農林水産部よりの事情聴取を初めとして研究を続けてまいりました。その結果、来年度の経済見通しはよくないことが予測され、先日の本会議における総務部長の答弁でも述べられましたように、県税収入において厳しい状況が予想されはいたしますが、市町村も同じ苦しみを味わうのであり、それよりも市町村の自主性を高め、この時代の流れ、すなわち和歌山の時代、そして地方の時代をそれぞれの市町村自身のものとするための自主財源を確保することが必要であるとの観点から、石川や愛媛など他府県に比して高負担である状況は改善されるべきであるとの結論に達しました。我々としては、いわゆる市町村負担金については、基本的に財政規模や人口あるいは財政力の類似した他県並みに改善されるべきであると考えますが、知事のお考えをお伺いいたしたいと思います。
 さらに、これを実施するに当たっては、よりきめ細かな配慮が必要であると思います。といいますのも、県下五十市町村の体力すなわち財政力はさまざまであり、地域の状況も違うのであります。受益負担の根拠から見ますと負担の平等でありましょうが、それでは財政力の弱小市町村とそうでないところとで大きな格差が生じることになります。能力に応じた負担は、県土の均衡ある発展からも考慮されるべきであると考えます。
 そこで、例えば、各市町村の財政力指数を考慮して、財政力の弱小市町村についてはより一層の軽減措置を講じるというような配慮も必要であろうかと思いますが、お考えをお聞かせいただきたいのであります。
 最後に、県と市町村がともに県勢の発展のために鋭意施策を展開する上でお互いの協力、協調は不可欠であり、それぞれが役割を分かち合い、それを果たす努力をしていかねばなりません。そこで、このような改善を機会として、日ごろより県として市町村に対して県政上の立場からぜひ推進してもらいたいと考えておられる事業や協力体制、例えば今後より一層その重要性を増すであろう地籍調査事業、あるいは地域に精通している地元市町村の積極的な協力なくしてはなし得ない用地取得事業についての協力などについて、思うところを述べられて市町村の理解を得ることは、県政上非常に意義あることと思います。ご所見をお伺いいたします。
 いずれにいたしましても、県並びに市町村は、お互いこの時代の流れ、飛躍のチャンスを的確にとらえ、最大限に生かしていかなければなりません。我々自民党県議団政調会は、五期県政の出発に当たっていよいよこれから予算編成に取り組まれる仮谷知事のご英断を心から期待申し上げて、質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。
○副議長(平越孝哉君) ただいまの堀本隆男君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 知事仮谷志良君。
 〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) 堀本議員にお答え申し上げます。
 第一点、「国民生活白書」の都道府県の豊かさで和歌山県は二十位である、その感想いかんということでございます。
 この指標の中で、総合的には二十位でございますけれども、「住む」というところでは十三位、「働く」ところでは三十四位、「自由時間」が十八位となってございまして、この結果を見ましても、本県は住宅条件や自然資源が豊富であることから、人々が住むには非常に恵まれた地域であると言えるわけでございます。その反面、働く分野においては、大都市圏に比べて通勤環境がよいものの、県民の方々が望む、自分に適した職場の確保という面から申せばまだ不十分と実感したところでございます。
 こうしたことから、県土づくりのためには、本県の持つすばらしい自然環境を生かしながら、定住圏構想に基づいて、働く場所の確保ということをなお一層積極的に進めていかなければならないのではないかと思っておるわけでございます。
 次に、県外を視察されて、関西国際空港完成後の本県の紀北一帯のイメージはどうかということでございます。
 当地方は、関西国際空港により、人、物、情報が国際的に集約される臨空地域となりますし、また大学や研究機関の立地とともに、高度の組み立て型の産業を初めとする先端産業がすぐれた自然と共生する地域になってくると思うわけでございます。
 また、かねてから論議されている国土軸並びに紀淡海峡ルートを行うことによって本地域は国土軸上に位置することになり、四国、九州、中部圏域との広域的な交通の結節点として、またさらには大阪湾ベイエリアの環状交通体系の結節点として、飛躍的な発展が望まれるのではないかと思っておるところでございます。
 次に、公共事業予算の大幅獲得に全力を注げということでございまして、これについては従来から皆さん方のご支援をいただいて積極的に努力しているわけでございます。
 お話ございましたように、予算の配分については前年度の実績ということもあることは事実でございますけれども、お互いが知恵を絞り、政治力を結集して努力してまいるし、また、本年度、高速道路のおくれている地域が道路網等の発展を図るために新国土形成研究会というのを都道府県でつくりまして、都会地ではなしに、こうした高速道路のおくれた地域が手を握り合って積極的に予算を獲得しようじゃないかということを進めておるわけでございます。
 また、公共事業以外として、交付税の対象となる起債を活用し、ふるさと道路、半島道路等を積極的に推進してまいる所存でございまして、公共事業の獲得につきましてはなお一層努力してまいりたいと存じておるところでございます。
 次に、市町村の負担金の軽減について、自民党の政調会で検討いただいたようでございます。
 市町村の協力のもとに、本県の公共事業の推進を進めてまいりました。そしてまた、市町村にも大変ご協力をいただきました。関西国際空港の開港も間近に迫っておるわけでございます。そして高速道路、白浜空港と、大規模プロジェクトが進捗しつつあります。
 そうした中で、これらに関連の公共事業も非常に多いということは事実でございまして、市町村と一丸となってこの事業の推進を図っていかなければならないわけでございます。
 しかし、その事業量の増大に伴う市町村の財政負担の問題がございます。こうした問題にどう対処していくかということもまた、真剣に考えなければならないときではないかと思ってございます。県も厳しいけれども、市町村も厳しい。そうした中での財政的負担について、ご意見ございました財政力の弱い市町村への配慮の問題、補助率の問題等、私も十分検討させていただく時期ではないかと思っておるわけでございます。
 ただ、また考えていただかなければならないのは、公共事業を推進する場合において、用地の獲得、公図の混乱の問題がございます。これらに協力いただかなければできないわけでございまして、こうした両面から市町村の協力を得なければならないと思っておるところでございます。
○副議長(平越孝哉君) 企画部長川端秀和君。
 〔川端秀和君、登壇〕
○企画部長(川端秀和君) まず、第四次長期総合計画に関連のご質問にお答え申し上げます。
 第一点は、国勢調査人口結果と長期総合計画人口との比較でございますが、今回の発表は市町村別年齢別人口の確定値でございますので、その観点からお答えをさせていただきます。
 まず地域別に見ますと、計画人口に比べて紀北は七千人、紀中は五千七百人、紀南は八千二百人の開きがございまして、県全体では二万人の乖離でございます。また年齢別に見れば、六十五歳以上の高齢者人口が紀北・紀南地域においては増加してございますが、紀中においては計画より減少してございます。
 こうした人口の減少、高齢化の要因は、昭和六十年に端を発した円高の影響から、本県の基幹産業の鉄、石油、化学等の基礎素材型産業を初めとした各企業の合理化による人員の削減によるもののほか、出生数の低下、死亡数の増加による自然増の低下、並びに依然続く社会減であります。ただ、こうした減少傾向は、積極的な先端企業の誘致、本格化する大規模な住宅開発並びにリゾート開発の進展とともに鈍化の方向にあります。
 次に、工業統計調査結果と長期総合計画の計画値との比較でありますが、平成二年の計画値は三兆二千七百十億円で、工業統計調査結果では二兆八千百三十億円となっており、その乖離は一四%でございます。一方、都道府県別の順位につきましては、出荷額ベースでは二十八位でございますが、その伸び率は十一位と、近畿では最も高い伸び率となっているところでございます。また、産業分類別による産業構造の変化についてでございますが、基礎素材型産業の占めるウエートが昭和六十年の七三%に対して今回の調査結果では六四・四%となり、加工組み立て型産業は六・七%から一〇・四%と、ウエートが高まっているところでございます。
 そうした中で、長期総合計画の進行管理状況についてでございますが、第一次中期実施計画に掲げた投資的事業費は歳出ベースで三千五百八十億円であり、現在、年度末の公表に向け作業中でございますが、計画期間中においては計画額を上回る達成状況となる見込みでございます。
 ただ、計画に盛り込んだ重点事業、主要プロジェクトは全体としてはほぼ順調に展開してございますが、中には用地買収や地元の同意が課題となっているものもございます。今後の数年は県勢のさらなる発展に重要な時期であり、懸命に取り組んでまいりたいと考えてございます。
 次に、関西国際空港に関連して、第一点は全体構想の推進についてでございます。
 議員ご指摘のとおり、東アジア諸国の空港整備にかける意気込みは非常に大きいものがございます。しかしながら、関西国際空港がこれら各国の動きにおくれることなく、今後増大する一方の航空需要を吸収し、真にスーパーハブ空港としての機能を果たすためには、早急に複数の滑走路を持つことが必要であり、一日も早く全体構想実現の第一歩となる第二期計画について本格的な調査に着手しなければならないと考えてございます。
 そのため、知事を先頭に県議会のご支援をいただきながら、調査費獲得のため宮沢総理ほか関係者への要望を行ってまいりました。また、本日、全体構想の必要性を国初め東京の経済界の方々に理解していただくための東京アピール''91を開催し、本県からも副知事が出席するなど、全体構想実現に向けてオール関西で積極的な活動を行っているところでございます。
 次に、横風用の滑走路についてでございます。
 関西国際空港については、平行する二本の滑走路と補助滑走路一本の合計三本の滑走路を備えた全体構想が計画当初から予定されてございまして、さきの航空審議会の答申においても、一期計画に引き続きその段階的な整備の方針が盛り込まれ、二期計画として二本目の滑走路を整備することとされてございます。
 今後、事業着手に向けて調査検討が進められることとなってございますが、いずれにしても着工順位等については、気象条件、投資効果等を総合的に判断して決定される予定となってございます。
 次に、羽田空港と結ぶシャトル便についてのご質問でございますが、議員ご指摘の内容については、問い合わせたところ、そういう事実はないとの回答をいただいてございます。
 いずれにしても、関西国際空港は国際ネットワークの基幹となる我が国及び東アジアのゲートウエーとしての国際ハブ空港と位置づけられており、アジアの結節点であると同時に国内主要都市との結節点でもございます。したがって、国内線の基幹空港としてその機能を十分に発揮するに足る路線、便数が確保されるべきものと考えており、今後とも関係機関等に対し働きかけてまいる所存でございます。
 最後に、燦黒潮リゾート構想の推進についてでございます。
 燦黒潮リゾート構想については、その実現に向け、関係市町とともに積極的に取り組んでいるところでございます。
 リゾート構想の変更についてでございますが、施設の追加や新たな重点整備地区の設定などの重大な変更については、当初の構想承認のときと同様に関係省庁との協議や事務手続が必要でございますので、相当期間を要するものと考えてございます。また、施設規模等の軽微な変更については、構想が実施段階になると必要になってくると考えてございますので、今後これらに対応してまいることとしてございます。
 以上でございます。
○副議長(平越孝哉君) 商工労働部長中西伸雄君。
 〔中西伸雄君、登壇〕
○商工労働部長(中西伸雄君) お答え申し上げます。
 企業誘致のための用地造成についてでございますが、産業構造の多角化と雇用の場を確保するため、県内各地域に工業団地を造成し、魅力ある企業の誘致を図っているところでございます。
 ただ、本県では、議員ご指摘のとおり、進出希望企業が多く、手持ちの工業団地が少なくなってきてございます。このため、御坊市に工業用地を計画しているほか、平成三年度で大規模工業団地候補地選定事業を行い、現在、適地調査を進めております。また市町村に対しても、工業用地の確保について強く要請を行っているところでございます。
 今後とも、経済情勢を勘案しながら、企業局、開発公社と連携し、紀中、紀南も含め、バランスのある用地の確保に積極的に努めてまいりたいと存じます。
 以上でございます。
○副議長(平越孝哉君) 土木部長山田 功君。
 〔山田 功君、登壇〕
○土木部長(山田 功君) お答え申し上げます。
 最初に南紀白浜空港についてですが、ただいまジェット化を目指し、県、地元が一体となって事業に取り組んでおりますけれども、本事業が地域の発展に対して大きな効果を生むことは議員ご指摘のとおりと考えます。
 現在の計画においては、東京、名古屋、福岡との路線を想定しておりますけれども、今後、新たな路線の開設も含めて利用拡大について検討するなど、航空ネットワークを活用した地域の発展について、地元関係者、関係部局ともども取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、仮称・紀南縦貫道路の件でございますが、過疎化が進む紀南地方内陸部の活性化は県政の大きな課題ともなっております。
 議員ご指摘の田辺市から古座川町に至るいわゆる紀南縦貫道路は、国道三百七十一号を初め、上富田すさみ線、すさみ七川古座線などの主要地方道で構成されるルートであります。県としては、現在これらの路線の整備について公共及び県単独事業にて改良工事を進めております。本ルートの国道昇格については要件等に難しい点がありますけれども、長期的な検討課題とさせていただきたいと存じます。
 なお、本県の国道網の密度は一平方キロメートル当たり〇・一七キロメートルとなっており、全国平均値の〇・一二キロメートルより高く、全国第十一位の順位ではありますが、道路整備に対する地域の要望も強く、今後とも整備に努力をしてまいります。
 以上でございます。
○副議長(平越孝哉君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 27番堀本隆男君。
○堀本隆男君 市町村負担金の軽減問題につきまして、来年度予算に向けて検討してまいるという知事の積極的なご回答をいただき、自民党議員団の皆さんにかわって厚くお礼申し上げます。
 特に過疎地域、辺地地域におきましては、軽減措置は明るい光となって大きな喜びとなると思います。ありがとうございました。
 以上で終わります。
○副議長(平越孝哉君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で堀本隆男君の質問が終了いたしました。
○副議長(平越孝哉君) お諮りいたします。質疑及び一般質問は、以上をもって終結することにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(平越孝哉君) ご異議なしと認めます。よって、質疑及び一般質問はこれをもって終結いたします。
○副議長(平越孝哉君) 次に、議題となった全案件のうち、議案第百五十一号平成二年度和歌山県歳入歳出決算の認定についてを除くその他の案件は、お手元に配付しております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会にこれを付託いたします。
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○副議長(平越孝哉君) 次に日程第四、請願の付託について申し上げます。
 今期定例会の請願については、お手元に配付しております請願文書表のとおり、それぞれ所管の常任委員会にこれを付託いたします。
○副議長(平越孝哉君) 次に、お諮りいたします。十二月十六日及び十七日は、各常任委員会審査のため休会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(平越孝哉君) ご異議なしと認めます。よって、十二月十六日及び十七日は休会とすることに決定いたしました。
○副議長(平越孝哉君) この際、各常任委員会の会場をお知らせいたします。
 職員からこれを申し上げます。
 〔職員朗読〕
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 総 務 委 員 会 第 一 委 員 会 室
 厚 生 委 員 会 第 二 委 員 会 室
 経済警察委員会   第 三 委 員 会 室
 農林水産委員会   第 四 委 員 会 室
 建 設 委 員 会 第 五 委 員 会 室
 文 教 委 員 会 第 六 委 員 会 室
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○副議長(平越孝哉君) 次会は、十二月十八日再開いたします。
○副議長(平越孝哉君) 本日は、これをもって散会いたします。
 午後二時五十七分散会

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