平成3年12月 和歌山県議会定例会会議録 第2号(町田 亘議員の質疑及び一般質問)


県議会の活動

 午前十時四分開議
○議長(山本 一君) これより本日の会議を開きます。
○議長(山本 一君) この際、報告いたします。
 監査委員から現金出納検査の追加提出がありましたので、報告いたします。
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○議長(山本 一君) 日程第一、議案第百四十二号から議案第百五十一号までを一括して議題とし、議案に対する質疑を行い、あわせて日程第二、一般質問を行います。
 13番町田 亘君。
 〔町田 亘君、登壇〕(拍手)
○町田 亘君 十二月定例議会の冒頭に発言の機会を与えていただき、先輩・同僚の議員に心から感謝を申し上げます。
 あと二十日で平成三年も終わろうとしています。この一年を振り返ってみますと、内外ともに激動の年でありました。湾岸戦争の勃発、東欧の自由化に端を発し、米ソの対決、冷戦構造に終止符を打ち、またソ連ではクーデターの失敗と民主化、経済改革の試みが進行する中、ソ連邦の崩壊の危機、今朝未明、ゴルバチョフ大統領の声明等、揺れ動くソ連、さらに中東和平交渉の一定の進展など、世界政治の分野で新たな枠組みを構築するさまざまな動きが見られました。我が国においても、いわゆるバブル経済の崩壊、政治改革、国際貢献の方策などの課題について活発な論議がなされ、十月には宮沢内閣が誕生したところであります。
 本県におきましては、春の私ども県議会議員選挙に始まり、市町村長、市町村議会議員の選挙、そして十月の知事選挙と、まさに政治決戦の年でもあり、二十一世紀に向けて和歌山県の進むべき方向を県民が選択し、創造した年でもあります。とりわけ十月の知事選挙におきましては、仮谷知事は圧倒的な勝利をおさめられ、引き続き第五期県政を担当されることになりました。心からお祝いを申し上げます。私どもにとっても心強い限りであります。初めから勝敗が見えていた選挙であったために投票率こそ低かったものの、大多数の県民が仮谷知事を支持し、その政治手腕、力量に期待を寄せ、心豊かに誇れるふるさと和歌山の創造に熱い思いをはせたことは、紛れもない事実であります。
 選挙期間中、知事は、精力的に県内各地をくまなく遊説され、聞くところによると二巡半回られたそうであります。その間、多くの県民にじかに接し、今県政に何を望んでいるかを肌で感じられたことと思います。力を抜いても勝利は間違いなかったにもかかわらず一生懸命に戦っている姿に、知事の誠実なお人柄と物事に取り組む真摯な姿勢を感じたのであります。各地区で街頭に立ち、マイクを握って「仮谷志良は本当に幸せな男であります。こんなに大勢の皆さんに出迎えていただいて激励していただき、目頭が熱くなる思いであります」と、よく言っておられました。大雨の日も風の強い日も、時には街宣車に乗ったまま素通りする知事、あなたに笑顔で手を振っている人々の姿を見たとき、私たち選挙する者にとっては大変うらやましく思いました。政治家仮谷志良さん、あなたはよい星の下に生まれ、幸せな人だと思います。そして知事自身、選挙が好きで好きでたまらないようにも見受けられました。
 さて、二月議会開会日において、知事は五期県政への抱負を力強く語られました。県政を進めていかれるに当たっての知事の政治理念と情熱に深い感銘を覚えるとともに、決断と実行の県政を文字どおり積極果敢に推し進められますように期待いたしております。どうか知事には、県民の大きな信任と期待を担っておられるわけでありますから、健康に十分留意され、県勢のさらなる飛躍のために奮闘されるようお願い申し上げます。私ども自由民主党県議団も知事を全面的に支援し、ともに地域社会の活性化と新たな和歌山県発展のために精いっぱい努力していく決意であります。
 そこで、知事の五期県政に挑む基本的な姿勢、県政の重要課題について質問をいたします。
 前の議会でも申し上げたことがありますが、知事は忙し過ぎるのであります。そして、役職を持ち過ぎているように思うのであります。例えば、善意銀行の会長、四十七都道府県中、知事が持っておられるのが四県、社会福祉事業団の理事長、四十七都道府県中十八県、食品衛生協会会長、四十七都道府県中一県、観光協会連盟会長、四十七都道府県中二十二県、統計協会会長、四十七都道府県中十二県、道路整備促進期成同盟会会長等々であります。この際、整理できるものは整理してはいかがですか。
 また、知事の机の上には決裁書類が山積みされているのであります。知事の職責がいかに重要で、その量も膨大なものであるということを感じるのでありますが、知事が最終的に決裁しなくてもよい事項がかなりあるのではないか。知事が県行政のすべてを掌握し、決定する必要はないと思うのであります。すなわち、通常業務に忙殺されてはいけないのであります。知事の了解さえとればいいということで、職員の資質向上の観点からも問題があるように思うのであります。私の本意は、通常の行政事務は副知事以下の職員に任せて、知事に、自己を見詰める時間、過ぎし日を反省する時間、あしたの県政を考える時間等、ゆとりを持った近畿圏のリーダーとしての役割を発揮していただきたいということであります。
 近畿は必ずしも一つではありません。各府県の利害は、時には対立することもあります。しかも本県は、近畿のおまけとまで自嘲ぎみに自己規定したこともあります。東京一極集中の是正と国土の均衡ある発展という内政の重要課題を克服していくためには、関西が、例えば大阪湾ベイエリア構想に位置づけられた各種プロジェクトを推進するなどして、産業、経済、文化の多方面に強力な吸引力を持つ必要があります。そして、近畿各府県の利害の調整を図り、政府に対して働きかけをしていくリーダーとしての役割を果たすには、全国の知事の中でナンバーツーの仮谷知事、あなたをおいてほかにはないのであります。今、ナンバーツーと申し上げましたが、石川県知事の中西さんが八期で、七期、六期はなく、五期は和歌山の仮谷知事、山形、茨城、埼玉、三重、岡山、神奈川の七県であります。そして、あなたは実績と力をお持ちであります。近畿をまとめ、同時に和歌山を発展させていく知事の決意のほどをお伺いしたいと思います。
 そうした外に向けての知事の活動の場が広がっていくことに対応し、先ほど述べた点にも関連しますが、副知事二人制を採用されるお考えはありませんか。
 参考までに、全国で二人以上の副知事を置かれている都道府県は、東京都が四人の副知事、三人は北海道、神奈川、二人が青森、岩手、宮城、埼玉、愛知、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山、福岡、沖縄で、現在二人以上の副知事を置いている県は全部で十五都道府県になります。もちろん、西口副知事は、そのお人柄、能力からして知事の名補佐役であることは疑わないところであります。しかし、西口副知事自身も大変多忙のようであります。効率的な県行政を執行していくという観点から一考に値すると思いますが、時期的にもいささか生臭い話でありますので、答弁は要りません。
 まず、関西国際新空港についてお尋ねいたします。
 先月末、第六次空港整備五箇年計画に関して閣議決定が行われたところでありますが、その中で関西国際空港については、その開港が成田の二期、羽田の沖合展開と並ぶ三大プロジェクトとして位置づけられております。本県は、これまで仮谷知事を先頭に、国会議員のご協力をいただきながら、大阪国際空港の存廃問題とも関連しながら積極的な行動を重ねてまいりました。本県議会といたしましても、関西国際空港特別委員会の皆様を中心に、運輸省初め関係機関に要望を重ねてまいったところであります。その開港を三年後の平成六年夏ごろに控えております。仮谷県政五期目は、この関西国際空港とともに全世界に向かって離陸するときであります。和歌山のためならずオール関西、ひいては日本国全体のためにも、一日も早く完全な日本の玄関口にふさわしい姿で、他の東アジア各国におくれをとることなく整備が図られるよう頑張っていただきたいと思います。
 先般、第六次空港整備五箇年計画で滑走路一本から三本にする閣議決定がされましたが、事業の健全な経営と円滑な実施を図るための措置に関し、関係者間で具体的方策を確立するとの内容は地元自治体に出資を求めるもので、厳しいものと受けとめなければならないのではないか。
 そこで、関西国際空港の全体構想に係る本県の取り組みと、先般の航空審議会で二十一世紀を展望した航空ネットワークの方向として示された、二大都市圏の大規模な航空輸送需要に対応するため同都市圏の複数空港化により基本ネットワークの充実を図る等、大阪国際空港の存続、将来、神戸空港やびわこ空港等を考えるとき新空港の国内便の確保と需要予測について、また新空港建設のメリットを本県にどのように生かしていくのかについて知事にお伺いいたします。
 次に、南北格差についてお尋ねします。
 関西国際空港が平成六年ごろに開港されるわけでありますが、それに伴うインパクトが紀北を中心に南に広がっているという実態であります。関西国際空港が国際軸へのアクセスとするならば、近畿自動車道紀勢線は、まさに国土軸へのアクセスと申せましょう。この近畿自動車道紀勢線が平成四年末には国土軸である名神高速道路に直結し、さらに関西国際空港開港時には御坊まで南伸するでありましょう。
 去る三日、第二十九回国土開発幹線自動車道建設審議会で、海南市から御坊までが基本計画、御坊市─南部町間が整備計画、また田辺市─すさみ町間が基本計画区間に決定され、「『南の悲願』走り出す」と新聞に出ていましたが、喜びにたえないところであります。
 新しい土木部長にお尋ねいたしますが、順調に進んだとして、大体どのくらいの年月をかければ南の夢が実現するのか、お示し願いたいと思います。
 このように、本県の大動脈である近畿自動車道が順調に南に伸び、また南からも進んでいくことは、私たち紀南の者にとっては熱い願いでもあります。しかし、今のところ北からばかりであります。
 次に、関空開港に関連したプロジェクトの展開であります。
 年内に土取りを終えるコスモパーク加太計画、平成五年末に竣工予定で進めている和歌山マリーナシティの建設、また和歌山マリーナシティを主会場に平成六年夏に開催される世界リゾート博、関西国際空港の立地のインパクトを最も強く受ける地域として昭和六十二年に建設省から指定された南麓サイエンスパーク計画等々、数えれば切りがないほどビッグプロジェクトが進展しております。これらのプロジェクトの進展に並行して、地域産業の高度化、国際化、情報化を図るために数々の事業が進められているのであります。例えば、昨年三月、国の承認を受け、頭脳立地構想に基づいて海南市で進められている海南インテリジェントパークの造成、最先端の設備を備えた、開かれた試験研究機関へと生まれ変わるべく進められている工業技術センター等があります。まさに知事の五期県政の基本目標である「確かな実感 和歌山の時代」は、私もそのとおりだと思います。ただ、惜しむらくは、これら県勢を左右するプロジェクトは、すべてとは申しませんが、その大部分が紀北を中心に展開されているということであります。長期総合計画では「均衡ある発展を目指し」と位置づけられているのでありますが、人口、産業等の重心が北に偏っていることは否めない事実であります。地勢的要因が介在していることは理解しつつも、各種プロジェクトへの取り組みなどを見ますと、北高南低と言わざるを得ないのであります。
 そこで、知事にお伺いいたします。第五期県政のスタートに当たり、二十一世紀に向けた紀南地方の活性化についてご所見を賜りたいと思います。そして企画部長に、紀南地方の町づくりの観点から取り組んでいる各定住圏における具体的な展開をお聞きしたいと思います。
 次に、財政問題について知事並びに総務部長にお尋ねいたします。
 平成四年度の予算編成作業に既に入っていると思いますが、来年度は五期県政のスタートの年でもあります。さきの知事選は争点なき選挙として大きな盛り上がりもなかったと言われましたが、その中でも基金や民生費が一つの争点になりました。特に基金については、県民にとってはもうひとつわかりにくいのであります。基金が多いことは、それなりに財政のゆとりとして、今後、美術館、図書館等の建設、医大の移転等々、多くの財政需要にこたえていくために必要なことでしょうが、ため込み過ぎて県民要求にこたえていないと共産党の言うことをうのみにするつもりは全くありませんけれども、基金の額だけを見ますと、一千億円強ですから、そうかなあと思う人もいるかもしれません。どう理解したらよいか、まず伺っておきたいと思います。
 次に、予算編成の問題について質問します。
 まず、歳入の重要な柱である県税収入の見通しについてであります。昭和六十三年以来続いた大型景気も、いわゆるバブル経済の終息とともに陰りを見せ、国では法人税を初めとして大幅に落ち込み、税収は当初予算を二兆七千億円ほど下回る見込みになっているということであります。このような事態に対応して、今後、財政運営をどのようにしていくのか。当面の問題として、三年度予算で見込んでいる一千三十一億円という税収を確保することができるのか。厳しい見方をしなければならないように思われます。この点についての見通しをお伺いしたいと思います。
 次に平成四年度の税収の見通しについてでありますが、本年七月から九月の実質経済成長率は年率マイナス一・五%となったと報道されており、十月から十二月までの成長率も低い伸びにとどまると予想されています。このような経済情勢の中で、国税においては、主力の法人税が景気の後退による企業収益の低迷で、当分回復は期待できないとされています。本県の法人二税についても同様の事情にあると考えられ、また他の税についても経済活動が低迷するようなことになれば非常に厳しい予想を立てなければならないのではないか。このような状況を踏まえ、平成四年度の税収についてどのように考えているのか、お聞かせ願いたいと思います。
 地方交付税についても、しかりであります。県税収入の水準の低さを補うべきところの地方交付税が確保されないような事態になれば、大きな影響が出るのではないかと危惧しているところであります。四年度の見通しを含めてどのように考え、どう対応されるのか、あわせてお伺いいたします。
 次に歳出面でありますが、昭和六十三年度から毎年、投資的経費は拡大され、南紀白浜空港のジェット化、マリーナシティの建設、ふるさとづくり半島振興道路等の基盤整備を初め、美術館・博物館等、投資重点型の積極的な予算化を行っておられることを評価するのでありますが、医大整備やリゾート博の開催等、今後本格化するビッグプロジェクトも多く、さきに申し上げたように歳入面で不透明な要素が増す中、引き続き積極的な財政運営が可能なのかどうか。人件費、公債費等の義務的経費も増加することが予想される中で、中長期的な視野に立った財政展望についてどのようにお考えになっているのか、お示しを願いたいと思います。
 次に、教育長に学校五日制についてお尋ねいたします。
 今日、時代の進展とともに社会において週休二日制が普及する中で、学校五日制に対する国民の関心は極めて高く、マスコミ等においても取り上げられている状況にあります。こうした中で、自民党文教部会の小委員会において、来年度、月一回程度の段階的導入を提言しており、全国的に学校五日制を実施する勢いにあると感じております。本県における教育関係者や児童生徒の保護者を含め、県民の多くの人々がこの問題について強い関心を持っております。
 そこで、県教育委員会に次の点をお尋ねしたいと思います。
 県教育委員会としては、学校五日制の実施について今後どのように対応していくつもりなのか、また実施する上でどのような課題があるのか、当局の答弁をお願いいたします。
 最後に、ことし三月、ある小学校の卒業式に出席しました。教頭先生の司会で式が始まりました。「ただいまより平成二年度の卒業式を挙行いたします。全員起立」と言うと、全校生徒六百人、保護者約百人、先生三十一人が起立いたしました。「国歌斉唱」と言うと、三十一人いる先生のほとんどが座るではありませんか。ピアノを弾くでもなく、味気ないカセットデッキからは「君が代」のメロディーだけが流れ、口を動かす人は一人もおりません。そして、六百人の小学校の生徒たちは先生の方を見て、立ってよいのやら座ってよいのやら、後楽園等の野球場の観覧席で見られる、今はやりのウエーブのようにきょろきょろしながら立ったり座ったり、パニック状態でした。子供たちにとっては、「君が代」の意味も、イデオロギーもわかりません。卒業式という六年生にとっては、そして卒業生を持つ親にとっては一生に一度のおめでたい儀式であり、セレモニーであります。そのときの異様な雰囲気を想像していただきたいと思います。来賓として祝辞を述べる機会を与えられましたので、私は卒業生とご家族の皆さんに心からなるお祝いを申し上げました。そして先生たちに、「この学び舎を巣立っていく子供たちに、また一生に一度しかない厳粛な儀式に、そして六年間はぐくみ育てた子供たちを送り出す儀式に、先生たちのこの態度は何ですか。これでよいのか。子供たちは親の背中を見て育ち、尊敬する先生の教えによって成長していくのであります。教頭先生が『全員起立』と言うのに、先生方はほとんど座る。子供たちの前で見せる態度ですか。これで子供たちに、先生の言うことを聞きなさい、『はい』と言いなさいと教育できるのですか」と、注文をつけてあいさつをさせていただきました。あるクラスでは、式の前日、予行練習をしているときに担任の先生が、あしたの式で国歌斉唱のとき、私は立ちたくないが、ご家族が来られているので、あしただけは立ちますと言っていたそうであります。その先生が、当日、座ってしまいました。子供たちは、先生にだまされたと言って泣いたと聞いております。式終了後、保護者から大変な抗議があり、翌日の地方新聞にも載りました。
 教育長は、この卒業式の風景を想像して、どのように感じられますか。これでよいと思われますか。仕方のないことだと思われますか。ご答弁を願います。
 国旗・国歌について文部省から県教育委員会にどのような指導があるのか、また、それによって県下の各学校へどのような指導をしているのか、さらに、この学校だけではなく他の学校でも先ほど申し上げたようなことがあったのか、お聞かせ願いたいと思います。
 また、ある中学校で、卒業式の前日、一人の先生が「中学校の生徒のみなさんへ」と、全校生徒四百人に別紙のようなコピーを配りました。その先生は、当日、式典には出席せず休んだそうでありますが、その文章の主な部分を読んでみます。「生徒のみなさん、期末テストの勉強に励んでいますか。毎日忙しい日々を過ごしているみなさんは、それでも時にはラジオ・テレビのニュース、新聞の記事等に接していることと思います─中略─四十六年前の悲惨な戦争体験をふまえてつくられた日本国憲法、その三つの柱の一つである平和主義がつぶされようとしました。いろいろな法律の一番もとになっている憲法の、その中でも最も大切な考えの一つが政治家の都合のいい言い訳でないがしろにされることほど恐しいことはありません。もう一つのことは明日の卒業式でいままでなかった『君が代』が式の中に入ってくることです。(中略)この曲を学校のいろいろな行事で演奏したり歌ったりすることについては賛否両論があります。みなさんは賛成・反対のどちらですか。そして、それはどうしてそうなのですか。ここで大切なのは、この曲の持つ意味、歌詞の内容、歴史的な背景や、なぜ今歌わなければいけないのかよく考えることだと思います。(中略)第二次世界大戦前の社会のように一人の人間がいつのまにか神と同じ扱いを受け、それに反対すること、批判することが罰の対象になったり、あるいは命を奪われることになったりする恐れがあるからです」、あと略します。
 教育委員会にも同じコピーをお渡ししていますが、教師としてこのような行為はよいことなのですか。この文章のとおりですか。文章の表現で間違ったところはありませんか。お教え願います。
 このように、先生の自分の考えだけで全校生徒に配るような好き勝手なことをさせてよいのですか。教育長はこのことについて把握しているのですか。どのように指導したか、お示し願います。
 和歌山県条例第十九号、職員の服務の宣誓に関する条例で、「新たに職員となつた者は、任命権者に対し、別記様式による宣誓書により宣誓をしなければならない」とあるが、今でもその宣誓書は生かされているのか、まずお伺いします。
 生かされているとするならば、その宣誓書には「宣誓書 私は、ここに、日本国憲法を尊重し、擁護することを誓います。 私は、地方自治及び教育の本旨を体するとともに、教育公務員としての責務を深く自覚し、全体の奉仕者として誠実公正に職務を執行することを誓います」、年月日を入れて、氏名を書いて判を押すようになっています。この宣誓書には「全体の奉仕者として誠実公正に職務を執行することを誓います」とあるが、先ほど申し上げましたように、ある小学校の卒業式、また中学校の先生の配布した文章等々、このような行為は宣誓書に反していないのか、お聞かせいただきたいと思います。今後もこのような行為があっても見て見ぬふりをしていくのか、どのように指導していくのか、お示し願いたいと思います。
 以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(山本 一君) ただいまの町田亘君の質問に対する当局の答弁を求めます。
 知事仮谷志良君。
 〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) 町田議員にお答え申し上げます。
 知事に五期当選させていただき、過分なお言葉をいただいたわけでございますけれども、心から感謝申し上げますとともに、開会日に当たって私も五選知事としての決意を表明させていただき、身の引き締まる感じをいたしております。
 また、ただいまご指摘ございました身辺整理の問題等につきまして、仕事の問題等についても十分配慮していかなければならないと思っております。
 それから、近畿の中で最古参知事になったではないか、もっとリーダーとして頑張れということでございまして、その意を体し、近畿には今、関西空港、ベイエリア、国土軸等、諸問題がございますが、お話のように責務を感じつつ努力してまいりたいと思っておる次第でございます。
 次に、関西国際空港でございます。
 これにつきましては、全体構想実現のために議会の皆さんと一緒になって取り組んでおりまして、このたびの六次空整においては「その推進を図るために調査検討を進める」と国の計画において正式に決定されたわけで、意義深いものであるとともに、またご指摘の点も含めて幾つかの課題が残されておりますけれども、関係団体とともに、県議会の皆さんのご支援を得て努力していきたいと思っております。
 次に、空港建設のメリットを生かす問題でございますけれども、特に府県間道路の推進はもちろんのこと、近畿自動車道や紀淡海峡ルート等、本県に関連する広域交通体系の整備を加速度的に進めてまいりたいし、またマリーナシティ等のプロジェクトの推進、さらには企業立地等、関西国際空港の持つ大きな波及効果を生かしてまいりたいと思っております。
 特に、県民の利便性の向上、産業振興、国際交流促進の観点から、関西国際空港立地に伴う波及効果を県勢の活性化のために積極的に活用するように作成している関西国際空港関連地域整備計画を今後とも着実に進めてまいる所存でございます。
 それから、南北格差の問題でございます。
 所見を申し上げる前に、ご理解いただいているところでございますけれども、本県は我が国の中でも一番広大な半島地域でございます。この半島地域のハンディキャップを克服するために、皆さんとともに施策の推進に最大限の努力を講じてきたところでございます。そうした努力が半島振興法の制定によって大きくクローズアップされたわけでございます。また、それとともに六十一年度に長期総合計画においてテクノ&リゾート計画を策定しておりますが、これを積極的に推進してまいります。
 また一方、懸命に取り組んでいる関西国際空港の開港により、和歌山県を取り巻く社会経済情勢はかつてない大きな飛躍への絶好の機会を迎えていると思います。
 こうした時期を的確にとらえて和歌山の時代とするためには、何といっても半島性という立地条件から三つの大きなプロジェクトを推進していかなければならないと思っております。一つ目は関西空港、二つ目は近畿自動車道の南伸、三つ目は南紀白浜空港のジェット化整備でございまして、これら高速交通機関の早期実現がキーポイントになると思っております。この核的なプロジェクトを最大限に活用した産業の振興、地域の特性を生かしたふるさとづくりを進めることによって、県民一人一人が真に豊かさを実感できる各種施策の推進を図っていかなければならないと思っております。
 特に紀南につきましては、先ほど申しました白浜空港の問題、近畿自動車道の南伸を最高度に生かさなければならないわけでございまして、過日決定した高速道路の整備計画、基本計画を推進するのは、一にかかって政治であり、国に対する要望と地元の熱意だと思います。用地確保の問題が最大の課題でございますので、そうした点において、地元の皆さんの格段のご協力をいただかなければなりません。そしてまた、交通網の整備によって燦黒潮リゾート構想の推進を図り、我々のすばらしいふるさとを全国に知らさなければなりません。さらに交通網の整備につきましては、道路だけではなしに空と海、道路においても高速道路だけではなしに農免道路、林道といったあらゆる道路網の整備も図ってまいりたいと存じております。そうした面について、私もなお積極的に取り組んでまいりたいと思っております。
 財政問題は、総務部長から答弁いたします。
○議長(山本 一君) 企画部長川端秀和君。
 〔川端秀和君、登壇〕
○企画部長(川端秀和君) 南北格差問題についてお答えを申し上げます。
 本年三月に策定・公表した第二次中期実施計画におきましては、県土の均衡ある、そして各地域の特色ある発展を図る観点から、新たに定住圏別の基本方向、整備方向を示しました。紀南地方のさらなる発展のために、関西国際空港の開港、南紀白浜空港のジェット化整備、近畿自動車道の南伸という核的プロジェクトのインパクトを最大限活用した諸施策を全庁挙げて、従来にも増して積極的に取り組んでいるところでございます。
 まず御坊定住圏におきましては、関西国際空港と南紀白浜空港の中間に位置し、かつ近畿自動車道の整備が加速的に展開・進展していることから、まさに両空港の臨空都市圏となるわけでございます。こうしたインパクトを最大限生かすため、重要港湾日高港の整備を促進するとともに、県下第二の日高平野を有するという特性を生かした都市近郊型農業としての生産供給体制づくりやJR御坊駅周辺の新市街地の整備などを図り、農業、工業が融合する地域づくりを進めているところでございます。
 次に田辺定住圏についてでございますが、紀南における空の玄関口である南紀白浜空港のジェット化整備や、それにリンクして進展する近畿自動車道の南伸は、まさに紀南の中核圏域としてその役割が高まってきたところでございます。これらのインパクトを最大限生かした施策を盛り込んだ南紀JET計画が昨年四月に国において承認されたところでございます。この計画は、リゾート、観光基地の整備の推進にあわせ、従来の観光空港としての役割とともに、貨物の航空輸送、さらに全国高速航空ネットワークの活用にも重点を置き、研究開発型先端産業の誘致の推進や高付加価値品目の産地づくりなど、紀南臨空都市圏の形成を目指しているところでございます。
 最後に新宮定住圏につきましては、中京圏域をも視野に入れる中で、三重、奈良との有機的な結合の強化と、熊野の貴重な自然と熊野古道などの歴史文化遺産、良質な温泉などの地域資源の十分な活用による地域おこしや若者を初めとした定住のための企業誘致、並びに農林水産業、さらには地域産業の振興などを図り、地域の特性を生かしたふるさとづくりの形成に向けて、中期実施計画においても新宮新都市基盤の整備、熊野自然歴史文化回廊の整備を本県の主要プロジェクトとして位置づけて取り組んでいるところでございます。
 以上でございます。
○議長(山本 一君) 土木部長山田 功君。
 〔山田 功君、登壇〕
○土木部長(山田 功君) お答えいたします。
 近畿自動車道紀勢線の今回計画が出た区間の見通しというお尋ねでございます。
 議員ご発言のとおり、この第二十九回国幹審において、それぞれ基本計画あるいは整備計画が追加をされたところでございます。これも、ひとえに県議会議員の皆様並びに関係市町村のご支援のたまものであります。心から感謝を申し上げます。
 さて、供用までの期間についてでございます。
 まず、基本計画から整備計画へという段階がございますが、これには環境アセスメント等を行った上で国幹審の議を経る必要がありますので、今のところ、次の審議会がいつ開催されるかというようなことは不明でございますけれども、例えば御坊─南部間が整備計画に格上げされるまで三年弱を要しております。
 次に、整備計画が決定いたしますと、国から道路公団に対して調査命令が出されます。そして公団が詳細な調査を行い、その結果、公団に対して施工命令が発せられ、事業化となるわけでございますが、この間、通常二年程度を要しておるのが実態でございます。
 次に、事業化されてから用地、工事と進み、供用という段階を迎えるわけですが、全国をざっと平均的に見ると約十年程度というのが実態でございます。この期間というのは、用地買収あるいは文化財調査、さらには予算等の諸条件により大幅に異なっておりますが、要は用地をどれだけ早く取得できるかということでございまして、まさに地元の協力が非常に重要となる段階でございます。県といたしましても、地元地域の協力のもと、さらに地元自治体と協力して、できるだけ早く供用を実現すべく全力を挙げてまいりたいと思います。
 一方、国においても、高速道路の早期整備というのは非常に重要な課題だと考えておりまして、二十一世紀初頭までに、この近畿自動車道紀勢線等も含め、全国の高規格幹線道路一万四千キロの全線完成を図りたいとしております。
 さらに、本年八月の来年度の建設省から大蔵省への予算要求の中では、新宮市から那智勝浦町間が国道四十二号の自動車専用道路のバイパスとして新規要望をされたと聞いております。もしこれが認められれば、実質的には県民の長年の悲願であった高速道路の県内両端着工ということが実現することとなり、全体の早期整備に弾みがつくものと期待をいたしております。
 いずれにいたしましても、今後とも県内の高速道路の早期整備に全力を挙げて取り組んでまいりたいと思います。
 以上でございます。
○議長(山本 一君) 総務部長山中昭栄君。
 〔山中昭栄君、登壇〕
○総務部長(山中昭栄君) 財政問題数点についてお答えを申し上げます。
 まず、基金の問題でございます。
 基金につきましては、本県のように税収構造が経済の好不況に影響されやすい不安定な状況のもとで財源の年度間調整を行う必要がある、また県債残高がここ数年増大をしており、今後も大きなプロジェクトの本格化に伴って多額の起債の発行を余儀なくされているという状況の中で、福祉、教育といった政策的経費の調達に支障を生じないように、より弾力的な財政運営を行っていくために必要なものでございます。
 県が保有している基金の残高は、平成二年度末で一千百五十三億円となっております。このうち、主なものとしては、県債管理基金が五百五十一億円──この中には、過去に発行した財源対策債の償還に備えて地方交付税の前倒しで交付をされる分、三百十七億円が含まれております。また、土地開発基金、文化施設等整備基金、あるいは医科大学整備基金等の特定目的基金が四百五十六億円ございます。
 今後、県が進めていくこれらの基金に関連をする主要な事業を見ましても、例えば図書館で約九十五億円、美術館・博物館で約百七十億円、医大の移転整備には、現段階の数字でございますが、約五百五十億円という財源が必要となるものと見込まれております。さらに、県債残高が平成二年度末で二千六百八十四億円あり、その償還に毎年約三百億円要している状況にございます。
 こういった財政事情から見ましても、基金をため込み過ぎているといった批判は当たらないと私どもは考えております。
 いずれにいたしましても、これらの基金は、本県が今後遂行していかなければいけない各般の施策を財政負担の平準化を図りながら計画的に実施していけるように積み立ててきたものであり、今後とも、こういった基金を有効に活用しながら諸施策の積極的な展開を図ってまいりたいと考えております。
 次に、平成三年度の県税収入の見通しについてでございます。
 当初予算額一千三十一億円の四〇・七%を占めている法人二税で、不透明な景気の先行きを考慮して、予算編成段階で前年度の当初予算額を三・七%下回る額を計上いたしましたが、業種別に見ますと、鉄鋼関連法人が前年実績に対して大幅に落ち込んでおります。また、小売卸、証券、不動産、サービスといった業種でも、前年実績を割り込んでおります。一方、石油関連法人とか建設業、食料品等製造業、化学工業、運輸通信業等は順調な伸びを示しております。法人二税全体といたしましては、十月末で当初見込み額をやや下回る厳しい状況となっております。
 また、県民税利子割につきましては、十月末の実績で当初予算で見込んでいた程度の伸びを示しておりますが、最近の預金残高の伸び率の鈍化、金利の引き下げの影響等を懸念いたしております。
 一方、個人県民税でございますが、平成二年中の個人所得の伸びを反映して好調な実績を示しております。さらに、特別地方消費税、自動車税、軽油引取税といった税目でも順調に推移をしております。
 こういった状況の中で、県税全体といたしましては、現計予算は何とか確保できるものと考えておりますが、経済情勢が先行き不透明な中で、特に法人二税、県民税利子割の税収動向から予断を許さない厳しい状況にございます。
 来年度の県税収入でございますが、現在、関係企業に対しては業績見通し等の照会を行うなどして見積もり作業を行っているところでございます。具体的な数字でお答えをするのは困難でございますが、ただいま申し上げたような今年度の県税収入の動向とか経済状況から判断いたしますと、来年度の県税収入は非常に厳しい状況に置かれ、ほとんど伸びが期待できないのではないかと考えております。
 さらに、地方交付税の問題でございます。
 国の地方財政対策の概要が明らかにされていない現段階で確かなところをお示しすることは困難でございますが、最近の国税収入の動向を見る限りでは、地方交付税の対象税目である法人税や所得税に陰りが見え始めておりますし、地方交付税率引き下げ等の動きもあり、来年度の地方交付税を取り巻く環境は極めて厳しいものになっております。
 本県にとりましても、地方交付税の動向が来年度予算編成を行う上での極めて重要な要素となるわけでございまして、国の動向を引き続き注視するとともに、その総額の確保についても、今後とも機会あるごとに国に対して強く要請をしてまいりたいと考えております。
 最後に、中長期的な展望に立った財政運営についてのご指摘でございます。
 南紀新空港、あるいはマリーナシティ、図書館・美術館・博物館等の建設が本格化してきております。さらに医科大学の移転整備、和歌山操駅跡地に予定している福祉保健施設の建設等、本格事業化を控えた施策も多く、今後、これらのプロジェクトが完成するまでの間、毎年度多額の財源を要することから、ご指摘のございました中期的展望に立った財政運営が大切であると考えております。
 平成四年度予算におきましても、これまでお答え申し上げましたように、県税、地方交付税を中心に、特に歳入面で今までにない不透明な要素がある中で、第二次中期実施計画の着実な推進を図りながら県勢進展のために主要事業に係る事業費の的確な把握を行い、基金の有効活用による年度間の財源調整等、できるだけ計画的な財政運営が可能になるように努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(山本 一君) 教育長西川時千代君。
 〔西川時千代君、登壇〕
○教育長(西川時千代君) 学校週五日制と国旗・国歌の指導についてお答えいたします。
 学校週五日制の問題につきましては、県教育委員会としては、子供が自由な時間を使ってゆとりと生きがいを持って学習するとともに、遊びや自然との触れ合い、奉仕活動等の体験を通じて豊かな人間性や社会性、自立心を身につけ、二十一世紀の我が国を担うたくましい人間を育成するという観点に立った子供中心の新しい教育のあり方としてとらえてございます。
 こうしたことから、学校教育はもとより、家庭教育や社会教育等にもかかわる重要な課題として受けとめてございます。
 現在、教育委員会内に学校週五日制検討委員会を設置し、この問題については、土曜日を単に休業日にするということではなく、月曜日から金曜日までの学校教育をいかに充実させるか、また地域社会及び家庭における青少年教育はどうあるべきかといった観点から、さまざまな課題について検討を進めているところでございます。
 具体的には、授業日数の減少による学力低下の問題、あるいは子供の塾通いや非行化に対する不安、学校外における子供の活動の場の確保、障害を持った子供たちの地域活動への参加の促進などの課題がございます。そのため、学校週五日制の実施時期、週時間割り等の工夫による授業日数及び時間数の確保、特別活動の充実、また地域社会における奉仕活動への参加や保護者の就労状態への配慮等について検討するとともに、父母、県民の声を聞き、理解を得られるよう努めてまいりたいと考えてございます。
 次に、国旗・国歌の指導につきましては、学習指導要領において、国際化の進展等を考慮し、国を愛する心を育てるとともに、国際社会において信頼される日本人を育成する観点からその指導が義務づけられ、児童生徒の発達段階に即して音楽等の教科や特別活動において学習しております。
 県教育委員会といたしましては、県下各地での伝達講習会などを通じて、国旗・国歌の実施が円滑に行われるよう指導してきたところであります。しかし、一部の小中学校にあっては、実施に対する取り組みについて不十分さが見受けられるのは事実でございます。こうした学校に対しては、地方教育事務所や市町村教育委員会と連携しながら完全実施に向けて指導しているところでございます。
 教育は人格の形成を目指すものであり、卒業式は児童生徒の人生における大きな節目であると考えてございます。ご指摘の小学校の卒業式については、その直後、町教育委員会が学校を指導し、その後の入学式においては厳粛に実施されたとの報告を受けております。また、中学校において一教員が配布したチラシにつきましては、国旗・国歌の指導に反対する一方的な考えで貫かれていると受けとめられます。
 教職員は、宣誓書の趣旨はもとより、教育公務員としての責務を深く自覚し、全体の奉仕者として職務を遂行することが当然であり、その姿勢を正すよう指導いたしているところでございます。
 さらに各学校で研修を重ね、国旗・国歌の意義を児童生徒に十分に理解させるための論議を尽くすとともに、個人の思想信条と公教育の場での指導は別であることを明確にし、実施内容の面でも充実を図る必要があると考えてございます。
 今後とも、教職員が豊かな知見とすぐれた指導力を発揮し、父母、県民の期待にこたえられるよう一層指導を強化してまいる所存であります。
 以上でございます。
○議長(山本 一君) 答弁漏れはありませんか。──再質問を許します。
 13番町田 亘君。
○町田 亘君 総務部長に要望申し上げたいと思いますが、先ほど基金についてのご説明をいただきました。我々ここで議会におる者は理解できるのですけれども、この前の知事選挙のときに共産党が、福祉を切り捨てて不正にため込んでいるというような意味のことをずっとマイクで叫び、県下くまなく回っておりました。県民にとっては、先ほど申し上げたように理解しにくいという点もあります。
 ですから、「県民の友」にでも載せて、基金というのはこういうものなんだ、こういう大切なものだということぐらい県民に知らせてほしいということをお願いしまして、終わらせていただきます。
○議長(山本 一君) ただいまの発言は要望でありますので、以上で町田亘君の質問が終了いたしました。

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