平成2年6月 和歌山県議会定例会会議録 第7号(全文)


県議会の活動

 平成二年 和歌山県議会六月定例会会議録 第 七 号
 
 七月 十一日 (水曜日) 午前 十時 三分 開議
  午後 九時 四十分 閉会
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議 事 日 程 第七号
  平成二年七月十一日(水曜日)
  午前十時開議
 第一 議案第七十一号から議案第八十一号まで及び報第五号から報第七号まで並びに請願二十二件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第二 各常任委員会閉会中継続審査の件
 第三 議案第八十二号から議案第九十号まで(質疑・委員会付託省略・表決)
 第四 各特別委員会中間報告
 第五 各特別委員会閉会中継続審査の件
 第六 常任委員選任の件
 第七 常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
 第八 特別委員の辞任許可及び選任の件
 第九 議会運営委員の辞任許可及び選任の件
 第十 図書委員選任の件
 第十一 意見書・決議案
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本日の会議に付した事件
 第一 議案第七十一号から議案第八十一号まで及び報第五号から報第七号まで並びに請願二十二件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第二 各常任委員会閉会中継続審査の件
 第三 議案第八十二号から議案第九十号まで(質疑・委員会付託省略・表決)
 第四 各特別委員会中間報告
 第五 各特別委員会閉会中継続審査の件
 第六 議案第九十一号及び議案第九十二号(質疑・委員会付託省略・表決)
 第七 常任委員選任の件
 第八 常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
 第九 特別委員の辞任許可及び選任の件
 第十 議長の選挙
 第十一 副議長の選挙
 第十二 議会運営委員の辞任許可及び選任の件
 第十三 図書委員選任の件
 第十四 意見書・決議案
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出 席 議 員(四十五名)
 1 番 井 出 益 弘 君
 2 番 和 田 正 一 君
 3 番 町 田 亘 君
 4 番 中 村 利 男 君
 5 番 山 本 一 君
 6 番 宗 正 彦 君
 7 番 岡 本 保 君
 8  番 鈴 木 俊 男 君
 9 番 阪 部 菊 雄 君
 10 番 中 村 裕 一 君
 11 番 平 越 孝 哉 君
 12 番 大 江 康 弘 君
 13 番 中 西 雄 幸 君
 14 番 橋 本 進 君
 15 番 古 田 新 蔵 君
 16 番 浦 武 雄 君
 17 番  堀 本 隆 男 君
 18 番 宇治田   栄 蔵 君
 19 番 下 川 俊 樹 君
 20 番 石 田 真 敏 君
 21 番 木 下 秀 男 君
 22 番 中 村 隆 行 君
 23 番 藁 科 義 清 君
 24 番 門 三佐博 君
 25 番 尾 崎 要 二 君
 26 番  那 須 秀 雄 君
 27 番 木 下 義 夫 君
 28 番 上野山 親 主 君
 30 番 尾 崎 吉 弘 君
 31 番 西 本 長 浩 君
 32 番 岸 本 光 造 君
 33 番 松 本 貞 次 君
 34 番  浜 本  収 君
 35 番 和 田 正 人 君
 36 番 浜 口 矩 一 君
 37 番 山 崎 幹 雄 君
 39 番 田 中  実三郎   君
 40 番 森 利 一 君
 41 番 村 岡  キミ子   君
 42 番 森 本 明 雄 君
 43 番 中 村 博 君
 44 番 中 村 千 晴 君
 45 番 小 林 史 郎 君
 46 番 渡 辺 勲 君
 47 番 藤 沢 弘太郎 君
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欠 席 議 員(一名)
 29 番 平 木 繁 実 君
〔備 考〕
 38 番 欠 員
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説明のため出席した者
 知 事 仮 谷 志 良 君
 副知事 西 口 勇 君
 出納長 梅 田 善 彦 君
 知事公室長 市 川 龍 雄 君
 総務部長 斉 藤 恒 孝 君
 企画部長 川 端 秀 和 君
 民生部長 高 瀬 芳 彦 君
 保健環境部長 尾 嵜 新 平 君
 商工労働部長 天 谷 一 郎 君
 農林水産部長 安 田 重 行 君
 土木部長 磯 村 幹 夫 君
 企業局長 吉 井 清 純 君
 以下各部次長・財政課長 
 教育委員会委員長
 上 野 寛 君
 教育長 高 垣 修 三 君
 以下教育次長
 公安委員会委員長
 西 本 貫 一 君
 警察本部長 井 野 忠 彦 君
 以下各部長
 人事委員会委員長
 寒 川 定 男 君
 人事委員会事務局長
 代表監査委員 宮 本 政 昭 君
 監査委員事務局長
 選挙管理委員会委員長
 稲 住 義 之 君
 選挙管理委員会書記長
 地方労働委員会事務局長
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長 山 本 恒 男
 次 長 倉 本 辰 美
 議事課長 中 西 俊 二
 議事課副課長 松 田 捷 穂
 議事班長 高 瀬 武 治
 議事課主任 松 谷 秋 男
 議事課主事 松 本 浩 典
 総務課長 田 上 貞 夫
 総務課主事 平 田 裕 昭
 総務課主事 永 井 伸 和
 調査課長 阪 上 明 男
 調査課主幹 上 野 良 信
 調査課主幹 坪 井 英 穂
 (速記担当者)
 議事課主査 吉 川 欽 二
 議事課速記技師 鎌 田 繁
 議事課速記技師 中 尾 祐 一
 議事課速記技師 保 田 良 春
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 午前十時三分開議
○議長(門 三佐博君) これより本日の会議を開きます。
○議長(門 三佐博君) 議事の都合により休憩いたします。
 午前十時四分休憩
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 午後四時四十分再開
○議長(門 三佐博君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
○議長(門 三佐博君) この際、本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
○議長(門 三佐博君) この際、暫時休憩いたします。
 午後四時四十一分休憩
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 午後七時三十一分再開
○議長(門 三佐博君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
○議長(門 三佐博君) 日程第一、議案第七十一号から議案第八十一号まで、知事専決処分報告報第五号から報第七号まで、並びに今期定例会の請願五件、継続審査中の請願十七件、計二十二件をあわせ一括して議題とし、順次、各常任委員会委員長の報告を求めます。
 文教委員会委員長大江康弘君。
 〔大江康弘君、登壇〕
○文教委員会委員長(大江康弘君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案は知事専決処分報告一件、請願は前会からの継続分二件であります。
 委員会は、七月六日、第三委員会室において開催し、当局から付託案件等について詳細な説明を聴取した後、審議に入りました。
 委員会における各委員の質疑、意見及び要望等、主なものは、次のとおりであります。
 まず初めに、本年十月十三日から開催されるスポーツ・レクリエーション祭の開催準備に係る進捗状況についてただされたのに対し、現在、十四班の事務局体制で準備を進めているが、課題は輸送計画にあり、総合開会式当日は約二百六十台のバス確保が必要であり、県バス協会と具体的な内容について折衝を進めている、会場地市町から開会式の行われる紀三井寺公園まではバス輸送を原則として考えており、一部紀南地方からの参加者に対してはバスとJR利用の両案で検討しているところである、宿泊については各種目別会場地市町村及びその周辺においてほぼ確保している、特別接伴に係る県外招待者等については来会調査を行っており、現在、県内招待者について名簿を作成中である、また、式典やシンポジウムについては現在協議中であり、総合案内等については、全国からの参加者から「和歌山に来てよかった」「参加してよかった」と言ってもらえるように、観光も含めて総合的に対応していきたい、さらに、一般観覧者約二万五千人に対しては、バス等公共機関の利用をPRするが、二千五百台から三千台程度のマイカー利用が予想されるため、約二キロ離れた旧紀三井寺競馬場跡地を一般観覧者用の駐車場とし、会場までバス輸送または徒歩で対処するか検討中である、なお、参加者の約二百六十台のバスについては、和歌山バス紀三井寺営業所駐車場を利用し乗降させ、和歌山港・通称万トンバースを待機場に充てることを検討しているとの答弁がありました。
 次に、退職された先生方を非常勤講師として採用するティーチャーズバンクについて、採用の人数と評価及び今後の制度拡充についてただされたのに対し、この制度は、退職された先生方の中で熱意を持って指導していただける方々に対して、ティーチャーズバンクに登録をお願いし、非常勤講師等として勤務していただき学校教育の充実を図る制度で、本年度は九十三名の登録をいただき、八十六名を任用したところである、この先生方は経験も豊かで指導力もあり、教科の指導だけでなくさまざまな面でよい影響を与えていただいており、今後もこの制度の拡充を図っていきたいと考えているとの答弁がありました。
 次に、総合教育研修センター基本構想について、本年度中に策定されると聞いているがどうかとただされたのに対し、現在、プロジェクトチームをつくり、どのような機能を持つものにするか、場所の問題をも含めて基本的な考え方を検討しており、年度内にまとめてまいりたい旨答弁があり、委員からは、教員の研修を充実させるためにも急いで進める必要があるのではないかとただされたのに対し、できるだけ早く実現できるようにしたいとの答弁がありました。
 次に、農業関係高校の農産物の売り払い代金はどのような扱いになっているのかとただされたのに対し、売り払い代金は各学校で県の歳入に入れ、歳出予算の需用費等の財源として各学校に還元しているとの答弁があり、委員からは、生徒が卒業後、農業経営していく上でどれほどの収支があったか把握させることが大事であるとの意見がありました。
 次に、本会議においても質問があった片男波地区の新不老橋名称募集問題について、教育は何を重点に発達段階にある子供たちを教育するのかと、改めて教育委員会の考え方をただされたのに対し、教育委員会としては、本会議においても答弁したように、子供が自分たちの郷土に関心を持ち、郷土を愛していくという考え方を教育の中に位置づけていきたいと考えている、今回、児童生徒に郷土について考えさせることは教育的にふさわしいものであると考えたとの答弁がありました。
 委員からは、郷土に関心を持つことは大事であり進めていくべきだ、そういう上に立って、教育の場に十万円を出すこと、そういう問題を学校教育の中に流していくことが問題だ、十万円の賞金を出すことが郷土を愛することにならないのではないか、十万円は射幸心をあおるという問題もある、子供の心の教育に反するのではないかとただされたのに対し、教育委員会としては、自分の頭脳で、資料を集めて、自分の努力によって作品にすることは射幸心をあおるものではない、表彰式には家庭、学校、当局も含め出席し、その人のすばらしさを表彰し、賞金はその子の教育の資金として考えられるものであって、そういうことにおいて教育に対して何も問題がないのではないかと考えているとの答弁があり、委員からは、教育委員会と見解が分かれ遺憾である、教育委員会の中でぜひ議論してほしいとの意見がありました。
 次に、きのかわ養護学校の通学バスに関する車内設備等の改善についてただされたのに対し、開校時において児童生徒の障害の程度に応じたバスの改造を行ってきたところであるが、オプション構造の中身であるので、今後、新規購入時には障害に応じて改造を考えていかなければならないとの答弁がありました。
 このほか、障害児の卒業後の実態について、二十一世紀をつくる人づくり推進協議会主催の講演会について、及び文部省において実施状況を調査した国旗・国歌についても質疑及び意見、要望等がありました。
 以上が、当委員会における審査の概要であります。
 当委員会に付託された議案、知事専決処分報告報第五号は、全会一致をもって承認すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第九号及び議請第六十三号についてはさらに継続審査を要するものと決した次第であります。
 以上をもって、文教委員会の報告といたします。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。
○議長(門 三佐博君) 建設委員会委員長中村隆行君。
 〔中村隆行君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(中村隆行君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案二件、知事専決処分報告一件、請願審査新規分一件であります。
 当委員会は、七月六日、第二委員会室において開催し、土木部、企業局の順に、当局から付託案件についての説明を聴取した後、審議を行いました。
 委員会における各委員の質疑、意見及び要望の主なものは、次のとおりであります。
 土木部関係では、まず四月一日付の土木部機構改革について、当初予算案にも関連することでもあり、当委員会に事前に説明すべきでなかったかとの意見がありました。
 次に、御坊管内の談合問題に関連して、その処分内容並びに業界の指導についてただしたのに対し、本県として初めて談合罪による三カ月の指名停止処分を行った、また、独占禁止法の遵守を改めて徹底するよう関係団体に対し指導していくとの答弁があり、委員からは、今後、毅然として業界の指導を行うようとの要望がありました。
 次に、建設業界の労働者不足に関連して、建設雇用改善計画に対する県の取り組みについてただしたのに対し、関係部局とも連携を図りながら努力していく旨の答弁がありました。
 続いて、繰り越し問題及び今後の公共事業の推進の観点から、用地取得について、次のとおり委員から要望がありました。用地担当職員の増員、用地取得のための特別な制度づくり、代替地の確保方策への取り組み、以上であります。
 次に道路関係についてでありますが、まず近畿自動車道紀南延伸に関連して、委員から、田辺バイパスのアクセスの調査とあわせて田辺市の都市計画道路の見直しをし、それと連結できるような対応をすべきとの意見がありました。
 続いて、国道四百二十四号並びに近畿自動車道の両白馬トンネルについての現況と今後の取り組みについてただしたのに対し、国道四百二十四号については平成二年度からトンネル工事に着手する予定であり、早期完成に努力している、また、近畿自動車道については、広川町内の本線用地は地権者の買収了解は得られており、トンネル工事に係る地元との調整事項はあるが、本体工事には支障ないものと考えている旨の答弁がありました。
 また、近畿自動車道に関連して御坊市内の見通しについてただしたのに対し、作業工程から見て、建設省に対し測量を初め事務作業の短縮をお願いし、早期に用地取得を完了したい旨の発言がありました。
 また委員から、道路関係について次のとおり要望がありました。近畿自動車道御坊─田辺間に係る用地先行取得の方策等についての検討、湯浅御坊道路に係るアクセス道路の早期整備、県道たかの金屋線のうち中津村─印南町間の交通不能区間の改修、国道四百二十四号のうち龍神村小家谷口─福井までの早期改修、以上であります。
 次に、道路関係の管理に関して、串本町潮岬地内における一連の不法行為について、その経過状況等を聴取した後、関係書類の提出を求めるとともに、行政側が業者に対し暗黙の内諾を与えていたのではないかとただしたのに対し、決してそういうことはないが、現地の対応として反省すべき点もある、現在、業者に対し指名を回避中であるが、今後とも厳しく指導していくとの答弁があり、それを受けて委員から、モラルに反するものは戒めのくいを打つ意味で行政上の処分をされたいとの意見がありました。
 次に、紀の川大堰建設事業についてでありますが、井戸がれ問題等について地元住民に十分な説明がなされていないのではとただしたのに対し、現在、建設省でその対策として工法等について検討を行っていると聞いている、今後は、地域住民へのきめ細かな周知をも含め十分な説明を行うよう建設省に要望していく旨の答弁がありました。
 続いて、紀伊丹生川ダムの関連で、建設省が未協議で実施したボーリング調査に対する県の対応並びに地元の状況等についてただしたのに対し、商工労働部において文書による指導を行っている、また地元の状況については、九度山町、特に水没地区の皆さんには賛同が得られていない、完成目標は平成十二年度と聞いているとの答弁があり、それを受けて委員から、反対の方々に対し誠意を持って対応されるようとの強い要望がありました。
 次に南紀白浜空港建設についてでありますが、まず建設によるテレビの難視聴対策についてただしたのに対し、その対策について目下調査検討中であり、対策が定まった時点で、影響を受ける関係者の御理解を得たい、また、田辺リゾート計画の高層建築物との関連については関係機関とも連携を図りながら調整をしていく旨の答弁がありました。
 続いて、用地取得に関連して、その進捗状況並びにその協力体制づくりについてただしたのに対し、用地取得はおくれているが、技術的に検討し、平成六年四月に開港すべく取り組んでいる、また協力体制についても、新白浜町長は最重点課題としてとらえており、広域的な面においても建設促進協議会を通じ支援体制はできている旨の答弁がありました。
 次に都市公園関係についてでありますが、和歌公園に高さが二十四メートルの体育館が建設されると聞くが、その真偽についてただすとともに、風致景観上問題があるのではという意見に対し、複数案の一つとしてあるが決定されたものではない、今後は風致にふさわしいものになるよう計画を詰めていく旨の答弁がありました。
 次に、下水道整備についての今後の取り組み等についてただしたのに対し、整備を計画的かつ効率的に進めるための指針となる下水道整備エリアマップを策定し、これに基づき市町村を指導している、今後、整備手法のあり方を初め、支援体制の充実等を国に対して求めていくとの答弁がありました。
 また、住宅供給公社関係として、県立医科大学の用地買収業務の受託についてただしたのに対し、現在、地権者と話し合いを行っている段階であり、条件提示等には至っていない状況にある旨の答弁がありました。
 次に建築関係として、違反建築物の実態とその対応、並びに建築工事における労働災害に係る対応についてただしたのに対し、違法建築に対しては関係者に工事の施工停止等を命じ、速やかに改善是正を行うよう指導監督している、また労働災害については、建築士等に対し関係法令の周知等の啓発のほか、関係機関とも連携を図っていく旨の答弁がありました。
 このほか、浸水対策等についても活発な論議が交わされたところであります。
 次に企業局関係でありますが、マリーナシティ建設事業に論議が集中したところであります。まず、道路、橋梁等の設計委託繰り越し理由についてただしたのに対し、上下水道等について地元との調整等に不測の日時を要したとの答弁がありました。また、上下水道の開発に伴う協力金等、並びにガス等の考え方についてただしたのに対し、協力金等についてはまだ決定に至っていないが、県としても積極的に指導・調整の労をとりたい、また、ガスについては基本的に都市ガスを予定している旨の答弁がありました。
 続いて、漁業交渉は解決したのかとただしたのに対し、プレジャーボートの増加に伴う漁業操業との問題が生じており、水産行政とも大きくかかわりのあることから、水産課とも協議しながら一部漁協と話し合いを進めているとの答弁がありました。
 次に、埋立土砂の単価及び土量についてただしたのに対し、下津リゾート開発株式会社との間で立米九百八十円、四百二十万立米で妥結した、なお、下津町から六百二十万立米の要望があった旨の答弁がありました。
 また、マリーナシティ建設事業以外として、雑賀崎の埋め立てについて進捗をただしたのに対し、十二月に埋立免許を得て、平成三年一月に事業着手する予定である旨の答弁がありました。
 以上のような審議経過を経て、採決に入りました。
 当委員会に付託されました議案第七十七号及び議案第七十八号、並びに知事専決処分報告報第五号については、全会一致をもって可決、承認すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第八十号は継続審査を要するものと決した次第であります。
 以上をもって、建設委員会の報告といたします。何とぞ、適当な御決定をお願い申し上げます。
○議長(門 三佐博君) 農林水産委員会委員長中村利男君。
 〔中村利男君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(中村利男君) 農林水産委員会における審議の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案二件、知事専決処分報告一件であります。
 当委員会は、七月六日、第一委員会室で開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、審議に入りました。
 各委員の質疑、意見及び要望等の主なものは、次のとおりであります。
 まず農業関係では、南紀用水の日置川分水について急に中止するということであるが、二十年間もいろいろ議論してきた中で、今後日置川町に対しどう対応するのかとの質問に対し、農業情勢の変化から規模縮小せざるを得なくなったもので、この縮小案については、現在、国とともに関係市町村と協議を図っている段階であり、日置川町並びに町議会に対し説明に参りたいと考えているとの答弁がありました。
 また、紀の川用水事業及び畑総荒見地区の負担金対策についてでありますが、紀の川用水については二億円を貸し付けてもらい受益者軽減が図られているが、畑総とあわせて抜本的な解決策が考えられないかとただされたのに対し、紀の川用水については負担金平準化事業に乗れるかどうか国と協議中であり、具体的内容がはっきりした時点で抜本的な対策を考えてまいりたい、また、荒見地区については非常に難しい状況にあるが、制度に採択されるよう努力したいとの答弁がありました。
 このほか、紀の川左岸河南農道について、伊都地方から那賀地方に至る全体構想を推進し、国道四百二十四号まで接続してほしいとの要望がありました。
 次に、かんきつ園地再編対策の実績で廃園が三一・九%と高いが、廃園後の有効利用と管理指導はどうなっているのかとの質問に対し、本対策は農家の自主的な申請に基づき実施しているものであり、廃園面積は八百五十・六ヘクタールとなっている、この廃園地は標高の高い園や急傾斜地園等、管理困難な園地が主なものであり、廃園地の利用については、制度上八年間農地利用ができないこととなっており大変難しい問題である、管理指導については、隣接園地へ影響を及ぼさないよう、病害虫や雑草防除等、園主に対し善良な管理を行うよう市町村、農協に対し指導徹底の通達を出しているところであるとの答弁がありました。
 次に、ミカン再編対策の実施による生産量の減少が加工場の周年操業に影響は出ないかとの質問に対し、本県のピーク時の生産量は昭和四十七年が約三十七万トンであったが、現在では二十四万トン程度となっている、生産量の十数%が規格外品となるため必要量は十分確保できるとの答弁がありました。
 このほか、ジュース原料柑及び製品開発の状況についても質問がありました。
 また、紀北地域中心に落葉果樹への転換が多く、技術指導の拠点としての果樹園芸試験場紀北分場の役割が大きくなっているが、この建物及び附帯施設の老朽化が進んでいる、この改築の考えはあるかとの質問に対し、紀北分場の老朽化は認識しており、今後は積極的に検討してまいりたいとの答弁がありました。
 次にゴルフ場での農薬使用について、立入検査の内容はどうか、また、ゴルフ場を選定し重点的に対策を講じてはどうかとの質問に対し、農薬使用の指導は農薬取締法を適用し、昭和六十三年以降、部長通達をもって指導を行っている、個別指導の内容は、病害虫等の発生状況と農薬の使用状況等を調査したが、これらは聞き取り調査で詳細な内容は記録されてなく、さきの農林水産部長、保健環境部長連名通達で記録とその保存を行うよう指導した、検査対象については代表的なゴルフ場を選定し濃密指導を実施したいとの答弁がありました。
 次に、本県産農産物のブランド化及び物産展等、全国的なPR活動についての質問に対し、ブランド化に当たっては、品質向上と技術の向上に力を入れ、生産者団体、行政が一体となって紀州のブランドづくりに努力する必要がある、またPR活動については東京ドーム等、全国物産展の機会をとらえるなど積極的に行ってまいるとの答弁がありました。
 このほか、自然農法への取り組み実態、熊野牛産地化推進事業の成果及び国産肉用牛価格の今後の見通しについて質問がありました。
 次に、山村地域等における農業後継者対策や村づくりについてただされたのに対し、県では「育てる」「励ます」「自立する」三つの環境づくりを基本に後継者対策を進める中で農村青年交流事業を五十七年度から実施し、六十一組のカップルが誕生しており、さらに本年度は新規にふれ愛ファーマーズ交流促進事業で農家ホームステイを計画するなど、花嫁対策を推進しているところである、村づくりについては市町村が推進しているものであるが、普及事業推進の各種会議を通じて普及所も指導や研修を行う一方、国の村づくり塾百人委員会での方向づけも注目しながら、助言、協力していくとの答弁がありました。
 このほか、農山村の著しい過疎化と高齢化は大変な事態であり、今後の対応をどうするのか、桃山町農協が取り組んでいるアメリカ向けミカン輸出の状況、西宇和農協が米国でミカンを生産する点について意見、質疑等がありました。
 次に、御坊における談合問題に関連して、防止策はないのかとの質問に対し、談合防止については、県としては機会あるごとに適正入札のために強く指導を行ってきたところであるが、基本的には業者の自覚がなければ完全に防止することは大変難しい問題であるので、今後とも一層の指導強化を行っていくとの答弁がありました。
 次に、長峰山系に桜山脈をつくるようさきに提唱したが、その後の経過と自然や緑を守りはぐくむ県民運動についてただしたのに対し、昭和六十三年度より有田県事務所、関係市町村が長峰さくらラインを設定すべく三回にわたり協議してきたが、用地問題の詰めが残っているので今後も継続して検討してまいりたい、なお、元年度、清水町、金屋町に一千本の桜を植栽した、また、みどりの日の設定に伴い緑の大切さを大いに啓発しており、ふるさと運動等、関係部局とも十分協議してまいりたいとの答弁がありました。
 次に水産関係では、昭和六十三年度で実施した白浜町細野漁港のその後の整備推進についての質問に対し、平成三年度において工事を実施できるよう努力したいとの答弁がありました。
 また、漁業経営は厳しい状況にあって、漁協の経営についても厳しくなるが、今後どのように指導していくのかとの質問に対し、沿岸五十五漁協では昭和六十三年度で黒字三十四、赤字二十一となっており、昭和六十二年は赤字が多かったが六十三年の全体では黒字であり、今後、信用部門が弱いのでこれの強化が必要と考えているとの答弁がありました。
 次に、将来、リゾート関係や釣り堀以外のレジャーへの取り組みをしている組合はあるのか、また、漁港でヨット等の係留施設づくりができないのかとの質問に対し、海洋リゾートの急速な推進もあり避けて通れない問題である、マリノベーション構想を樹立し、この事業化を要望しており、漁業サイドでも取り組んでいかなければならないと考えている、レジャーへの取り組みについては、ある地域において企業との話もあると聞いている、またヨット等の係留については、県として漁港利用調整事業で取り組んでまいりたいとの答弁がありました。
 このほか、漁業実態の推移等についての質問がありました。
 以上のような審査の結果、当委員会に付託されました議案等は、いずれも賛成全員をもって可決、承認すべきものと決しました。
 以上をもって、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。
○議長(門 三佐博君) 経済警察委員会委員長尾崎吉弘君。
 〔尾崎吉弘君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(尾崎吉弘君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表並びに請願文書表に記載のとおり、知事専決処分報告一件、請願新規分一件であります。
 当委員会は、七月六日、第六委員会室において開催し、当局から付託案件についての説明を聴取した後、審議に入りました。
 各委員の質疑、意見及び要望等の主なものは、次のとおりであります。
 商工労働部、地方労働委員会関係では、まず紀伊丹生川ダムに関連して、建設省が自然公園法に定められた県との協議をせずボーリング調査を実施したことについてその間の事情をただしたのに対し、県は建設省和歌山工事事務所並びに紀伊丹生川ダム調査事務所に対し説明を求めたところ、ボーリング調査は軽微な行為で協議の必要はないと判断をし実施したとのことであった、これに対し県としては、ダム建設を前提として行う地質調査のためのボーリングは自然公園法に基づく協議が必要である旨申し入れ、紀伊丹生川ダム調査事務所から、今後の行為については協議をしていくとの回答を得ているとの説明がありました。
 委員からは、紀伊丹生川ダムは県としても重要な事業であるだけに、たとえ軽微な問題であっても特に慎重に対応するようにとの意見が出されました。
 次に、大規模小売店舗法の運用緩和に関連して、大型店の出店による影響とその対策についてただしたのに対し、大店法が緩和された場合、一般的には大型店にとっては競争の激化、中小小売店にとっては客の減少などによる売り上げ減のデメリットが予想される、また消費者にとっては、店や商品の選択の機会がふえるなどのメリットが考えられる、地元中小小売店に対する対策としては、中小商業活性化基金を活用して、ビジョン作成やイベント事業の実施などのソフト面の事業に対する助成を実施するとともに、ハード面に対する助成等についても国に対し要望しているとの答弁がありました。
 次に、ゴルフ場は地域の活性化、振興につながると聞いているが、県内での実態はどうかとただしたのに対し、県内二十カ所のゴルフ場の平均面積は八十一ヘクタール、平均従業員数七十三人、平均年間利用客四万九千五百人で、一ゴルフ場当たり年間約五億五千万円の収入がある、このほか建設時の雇用や税収などで波及効果は大きい、また、ゴルフ場は観光リゾート地等におけるアメニティー施設としての効果も大きいと考えられ、地域の活性化、振興につながると思われるとの答弁がありました。
 これに対して委員からは、建設に際してはあくまでも地元の意見が尊重されるべきであり、そのためには地元の判断材料となる各種資料を県が提示すべきであるとの意見がありました。
 次に、企業誘致を積極的に行っているが、そのことがかえって県内企業を圧迫することにならないかとただしたのに対し、企業誘致については、本県の産業構造が素材型産業に特化しており、このことが県民所得の低下の要因になっているため、付加価値が高い加工組み立て型産業に転換するため積極的に取り組んできたところであり、今後も県内企業に配慮しつつ、地域バランスや労働力確保の問題等を解決する中で魅力ある企業を誘致していく必要があると考えているとの答弁がありました。
 このほか、育児休業法の制定促進に関する請願については、世界的な労働時間の短縮傾向などを考えると育児休業法は制定されるべきであるが、中小零細企業の比率が高い本県の現況を考えれば慎重な対応が必要であるとの意見や、外国人労働者の受け入れについて商工会議所を初め各経済団体が検討を始めているが、県としては単に人手不足対策の問題としてだけではなく、業界の実情や国の動向を見守りながら対処されるようにとの要望がありました。
 公安委員会関係では、まず県下の交通事故発生状況とともに交通安全施設、とりわけ交通信号機の設置状況についてただしたのに対し、現在、約百八十基の設置要望がある、これに対し一年間に新設できるのは二十基程度である、一方、昭和五十一年度からの第二次五箇年計画で設置した交通信号機二百七十九基が耐用年数を迎えつつあり、新設分と改良分とを合わせると相当の予算が必要になることから、来年度から始まる第五次五箇年計画での予算枠の拡大がぜひとも必要であり、委員の皆様の御理解と御協力をお願いしたいとの答弁がありました。
 これに対し、本委員会は、関西国際空港の開港や県内での各種プロジェクトを控え、交通需要はますます増大するものと予想されることから、第五次五箇年計画の特定事業枠の拡大を国に対し要望することに決し、後刻、「交通安全施設等整備事業の規模拡大についての要望決議案」を提出の運びとなっておりますので、御賛同のほどよろしくお願いを申し上げます。
 次に、路上駐車の実態とその取り締まり対策についてただしたのに対し、県内の自動車保有台数は昭和五十四年の三十八万台から平成元年の五十五万台へと大幅に増加していること、和歌山市内における瞬間駐車台数は約三千台であること、昨年中の駐車違反検挙数は約二万件であることなどの実態を踏まえ、青空駐車を含めた危険性、迷惑性の高い違法駐車や取り締まり要望の強い地域を重点地域に指定し、コンピューターを活用した集中的かつ恒常的な指導取り締まりの強化に今後とも努めていくとの答弁がありました。
 次に、昭和六十三年六月発生の和歌山市における新聞配達女子高校生殺人事件、及び平成元年七月発生の湯浅町における信用金庫本店長強盗殺人事件の捜査状況と見通しについてただしたのに対し、前者については不審者、変質者の捜査等、後者については被害者の身辺調査、不審者の追跡調査等を重点に全力を挙げ、真相の究明と犯人逮捕のため努力をしているとの答弁がありました。
 次に、六月二十八日、三十日に大阪市内で発生した山口組と波谷組との対立抗争事件の本県への波及性、また暴力団の資金源の現状についてただしたのに対し、引き続き山口組傘下団体に対する動向視察を強化し、抗争事件の未然防止に努めるとともに、民事介入暴力や企業暴力事案の積極的な事件化に努めるとの答弁がありました。
 次に、警察と海上保安庁との権限及び管轄についてただしたのに対し、海上においては権限が競合するので、両者間の協定に基づき捜査を実施しているとの答弁がありました。
 このほか、将来、県が改正車庫法の適用地域に指定された場合に備え、今からその対応策を考えるよう要望がありました。
 以上のとおり、慎重審査の後、採決の結果、当委員会に付託されました知事専決処分報告報第五号は全会一致をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第八十一号は継続審査すべきものと決しました。
 以上をもって、経済警察委員会の報告といたします。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。
○議長(門 三佐博君) 総務委員会委員長平越孝哉君。
 〔平越孝哉君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(平越孝哉君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案六件、知事専決処分報告三件、請願、前会からの継続審査分十三件であります。
 当委員会は、七月九日、第四委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、審議を行いました。
 各委員の質疑等の主なものは、次のとおりであります。
 まず医科大学関係については、国民的な関心を高めている生体肝移植についての考え方や本県の状況をただしたのに対し、肝移植についてはどの大学でも技術的に対応できると思うが、組織の適合性や術後の免疫的問題など残された問題があるので、早急な解決が必要である、医師として健康な人から肝臓を部分摘出することには抵抗があるが、医学の発展途上の現段階ではやむを得ないと考えている、本学では技術的に可能であると思うが、現在では倫理委員会に肝移植の申請が出ていないとの答弁がありました。
 また、医師国家試験の合格率が低い原因とその向上策についてただしたのに対し、まず、ことしの卒業者は六十五名で合格者は五十七名、合格率は八八%で平均的合格率であるが良好とは言えない、また特に既卒業者の合格率が低いので、この対策として大学を開放して卒業後も聴講させるなどの方法を考えているとの答弁がありました。これに関連し、合格率にこだわらず、本来の医学教育に努力されるよう要望がありました。
 このほか、高度集中治療センターの設置効果等についても質問がありました。
 次に企画部では、まず、大阪空港の存廃決定へのスケジュール及び運輸省の最終判断の根拠はどこに求めているのか、それに対する和歌山県の意見はどうか、また関西国際空港全体構想の本県への協力要請はあったのか、県としての考えはどうかとただしたのに対し、大阪空港の存廃スケジュールは、運輸省からの総合評価の取りまとめ結果が四月二十七日に地元に開示され、七月中に回答を聞き、八月に取りまとめ、十一月ごろに最終決定すると聞いている、存廃の最終判断は基本的には騒音問題、環境問題であり、公害等調整委員会で調停がなされており、第一義的には地元の意見、さらには将来の航空需要の問題であると考える、本県は大阪国際空港存廃の直接的な地元ではないが、大阪国際空港と関西国際空港は密接な関連があり、関西国際空港の関係府県として、全体構想の早期実現と国内便確保に支障を来さないようこれまでも強く申し入れを行っている、原点は何としても昭和四十九年の航空審の答申並びに計画案等三点セットでなければならない、決定の段階には単なる十一市協等地元だけではなく本県に相談すべきであると強く主張しており、議会の意を十分体して今後とも強く主張していきたい、また、全体構想についての国からの正式な協力要請はないが、基本的には県益にもつながることであり、でき得る限り協力していかなければと考えているとの答弁がありました。
 さらに、関空地域整備計画の中で、各種プロジェクトの推進のため、公共用地取得対策として土取り跡地を代替地としてはどうかとただしたのに対し、公共用地の円滑な確保のため、公共用地取得促進対策委員会を設け検討を進めているが、一つの提案として受けとめたいとの答弁がありました。
 また、高齢化対策の第二次中期実施計画での対応をただしたのに対し、高齢化問題は県民だれでも直面する県民生活に密着した問題であり、第二次中期実施計画の策定に際しては、関係部局と連携を図りながら、老人福祉サービスのネットワーク化をテーマの一つにとらえ取り組んでまいりたいとの答弁がありました。
 また、最近の人口動向をどう受けとめているのか、第四次長計の人口目標は低いのではないかとただしたのに対し、本県人口の社会的減少にも急速に歯どめがかかってきており、今後は上昇傾向に転じるものと受けとめている、長計の目標を見直すかどうかについてはいましばらく動向を見守り、的確に対応してまいりたいとの答弁がありました。
 また、七月十六日実施の土地取引価格監視区域拡大の基本的な考え方、地価は鎮静化しているのか、国土利用計画法による届け出の審査期間は短縮できないのかとただしたのに対し、今後も地価の上昇のおそれがあり、このままでは県民生活や公共事業に影響を及ぼすことが考えられるので、このたび見直しをして、既に指定している区域では届け出面積の引き下げをし、またリゾート開発等で今後上昇するおそれのある区域についても新たに指定することを決定した、土地取引の届け出の審査については、今までも速やかな処理に努めてきたが、今後ともできるだけ早く処理するよう努力していきたいとの答弁がありました。
 また、紀淡海峡大橋は技術的に可能か、大橋を強力に推進してはどうかとただしたのに対し、技術的に可能であると言われており、視野に入れて取り組んでまいりたいとの答弁がありました。
 また、世界リゾート博で入場者の予約制等によりスムーズに快適に楽しめるよう検討したらどうかとの提言に対し、実施計画、実施設計等を策定する中で研究してまいりたいとの答弁がありました。
 このほか、和歌山操車場跡地利用計画に当たっては、和歌山市内に残された貴重な土地であり、将来を見越した利用計画とするようとの要望がありました。
 次に土地開発公社の関係では、まず公共用地の先行取得事業の内容と未解決となっている土地の取得についてただしたのに対し、平成元年度は和歌山バイパスや県道井ノ口秋月線の用地取得を行い、今年度も十億円を予算化している、未解決の土地の取得については行政側から要請があれば柔軟に対応していきたいとの答弁がありました。
 また、加太開発事業の用地費の総額や二期工事を含めた工事費についてただしたのに対し、用地の買収に要した費用は約百億円で約二百ヘクタールを買収している、工事費については、現在、契約済み工事費は約五百七十億円で支払い済みは約四百六十五億円であり、二期の土砂採取工事費、事務費、金利等を含め一千億円強と試算しているとの答弁がありました。
 これに関連し、土砂単価交渉を早期に決着し、その詳細を早く議会に報告されたいとの要望に対し、公社の経理面を考えた場合早期に決着する方がよいと考えており、現在交渉を行っている、二百七十ヘクタールに及ぶ大規模な開発であり、不安定な要素もあるが、できるだけ早く報告できるようにしたいとの答弁がありました。
 このほか、新宮蜂伏団地の分譲の状況、長山団地や紀泉台団地などの未処分区画やコスモパーク加太調査事業における立てかえ金についても質問がありました。
 最後に総務部関係では、まず当局より医科大学の移転整備についておおむね十カ年をめどに整備をする、附属病院の病床数は八百床程度とし、看護短大など看護婦養成施設の充実を図る、概算事業費は周辺用地費を除いて約五百五十億円を試算している等々の報告がありました。
 これに対し、現附属病院の施設の現状から見て十年も待てないので整備期間を短縮できないか、また周辺用地はどの程度の面積を確保するのかとただしたのに対し、十カ年の整備計画については、財政的な面でなく基本的な事項のすり合わせや建設に要する期間等を検討したものである、用地については現在確保のめどのついている約十万平方メートルの何割かを確保できるよう努力しているとの答弁がありました。またそれに関連して、移転用地についてさらに必要面積の確保について努力されるよう要望がありました。
 以上のような審議の結果、採決に入りましたが、当委員会に付託されました議案のうち、議案第七十一号については賛成多数をもって、議案第七十二号、第七十三号、第七十四号、第七十五号及び第七十六号は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決しました。
 次に、知事専決処分報告報第五号、第六号及び第七号は、全会一致をもって原案どおり承認すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、すべて継続審査を要するものと決した次第であります。
 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。
○議長(門 三佐博君) 厚生委員会委員長和田正人君。
 〔和田正人君、登壇〕(拍手)
○厚生委員会委員長(和田正人君) 厚生委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案一件、知事専決処分報告二件、請願五件であります。
 委員会は、七月九日、第五委員会室で開催し、保健環境部、民生部の順に、当局から付託案件についての説明を聴取した後、審議を行いました。
 委員会における各委員の質疑、意見及び要望の主なものは、次のとおりであります。
 保健環境部関係では、まず全国水準に比べ本県の出生率が低く、また乳児、新生児の死亡率が高いが、これをどう考え対応していくのかとただしたのに対し、新生児、周産期の医療対策として妊婦健診や保健指導の充実強化を図るとともに、NICU等の周産期医療機器の整備充実に努めているところであり、今後、NICUの全県的な配置等、対策の充実に努めたい、一方、出生率の低下については、国では安心して子供を生み育てることができる環境づくりとして、児童手当の充実、育児休業制度の定着等を考えていると聞くが、県として、将来、父親、母親となる子供たちへの健康教育の一環として、現在、古座保健所などで高校生を対象とした乳児健診の体験学習を実施するなど、今後とも次代を担う子供を生み育てやすい環境づくりの整備を図っていく旨の答弁がありました。
 これに関して、保健所における保健婦の役割はより重要となってきており、増員を検討するよう要望がありました。
 次に、法定外のカイロプラクティック等、医業類似行為業者が広告する場合に規制の対象とならないのに、あんま、マッサージ、指圧、はり、きゅう等の法定医業類似行為業者の場合に法的な規制があるため職域が圧迫されるなど影響を強く受けており、これについて県の対応をただしたのに対し、憲法で保障されている職業の選択の自由等、行政として及ばないところもあるが、あんま、マッサージ等の有資格者が不利益をこうむることのないよう、広告についての指導を行うとともに、資格、広告の規制等の整理を行うよう国に要望していきたい旨の答弁がありました。
 次に、無医地区に対する対策と医療機関の設置についてただしたのに対し、県内には十六町村において三十七地区の無医地区があり、僻地の無医地区等に対しては巡回診療を実施し、このアフターケアとして保健婦の訪問指導を行うとともに、自治医科大学卒業生や医科大学との連携を図りながら僻地の医師の確保に努めていく、また、医療機関の設置については県地域保健医療計画に基づいて適正配置を目指していくとの答弁がありました。
 このほか、廃棄物としての魚の残滓について実態把握するよう要望がありました。
 民生部関係では、まず女性の生活と意識調査について質疑があり、この調査結果から、県としてどのような方向を目指し、男女平等の実現を図るためどう対応していくのかとただしたのに対し、調査は職業、社会参加、家庭生活、男女平等意識の項目に視点を当て女性の社会進出、就労への参加期待を持って実施した、その結果は、就労を含め女性の社会参加への意向が強く、就労意向は約七割と高く、再就労が五十五年に比べ一六ポイントも増加しているが、家事の役割分担については八割以上妻の役割となっており、この原因として、男性の就労時間の長さや男性の家事労働に対する意識の低さが挙げられた、特に男性の意識改革については、まず家庭そして職場において率先して実施すべきものと考えており、この調査を行政に反映していくための婦人アドバイザーによる啓発も積極的に実施しており、働く婦人の流産の実態調査についても関係部と相談しながら進めたい旨の答弁がありました。
 次に、特別養護老人ホームに関して、今後の整備見通し、建設資金の補助形態、入所待機者の地域格差等についてただしたのに対し、建設予定については、長寿社会総合対策指針にもあるように、今後十年間で千床としており、毎年百床は整備する必要があり、補助金としては自転車振興会などの民間資金と国庫補助金がある、また入所待機者数には地域格差があり、和歌山市、田辺、西牟婁郡等の順となっている旨の答弁がありました。
 これに関しては、地域医療とのかかわりが問題であり、今後、保健環境部と連携を密にして取り組んでほしい旨の要望がありました。
 続いて、五月に実施した在宅福祉サービスの三点セットの総合利用券に関して質問があり、すべての地域で利用できるよう取り組んでほしいが、現在の利用状況、さらに西牟婁郡内でのデイ・サービスの実施可能な町村についてただしたのに対し、県内各市町村においては約二万二千世帯を訪問し約二千の交付申請があったと把握しており、一部未訪問の市町村もあるかと思われる、デイ・サービスは白浜町、大塔村、串本町で実施しており、今年度にすさみ町が実施の予定である旨、答弁がありました。
 また、中央児童相談所は建物自体老朽化している上に狭隘となっているため環境改善の要望があり、これに対して、老朽化している県立施設については順次整備をしていかなければならないと考えているが、この建物は築後二十三年を経過しており、相談に来所する保護者や子供たちに対しよりよい環境づくりをどうするか検討を進めている旨の答弁がありました。
 続いて、グリーンピア南紀は地域の活性化に果たす役割は大きいが、その未利用地整備の進捗状況はどうかとただしたのに対し、現在、既存施設の増設については本年度より二カ年で整備することになり、その内容については年金福祉事業団と協議中である、未利用地整備については、事業団としても全国十三カ所の整備を検討中であると聞いており、本県としても紀南地域のリゾート構想の拠点としての整備について、企画部が中心となり民間資金の活用等も考え研究会を設置し検討中であるとの答弁があり、これに対し、民間資金に過度に依存することなく整備を図っていくべきであるとの意見がありました。
 次に、田辺市内においてカラオケボックス内で発生した未成年の飲酒の事案についての質疑が交わされ、夏休みに入ればこの種の事件が多発するおそれがあると考えられるので、警察とタイアップして夜間の巡回を強化し、事件を未然に防止するよう要望がありました。
 このほか、女性問題を専門に取り扱う部門の設置や、民生部所管の施設に県職員を退職して責任者として就任している方の待遇改善等についての意見がありました。
 以上が、厚生委員会の審査の概要であります。
 採決の結果、付託されました議案第八十一号は、全会一致をもって可決すべきものと、知事専決処分報告報第五号、報第六号は全会一致で承認すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおりであります。
 なお、議請第七十九号の採決に伴い、後刻、「精神薄弱者(児)に対する旅客運賃等の割引制度適用に関する意見書」が提案される運びとなっておりますので、よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
 以上をもちまして、厚生委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。
○議長(門 三佐博君) 以上で、各常任委員会委員長の報告が終わりました。
○議長(門 三佐博君) これより、委員長の報告に対する質疑に入ります。──質疑なしと認めます。
○議長(門 三佐博君) 次に、ただいま議題となっております案件について討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行うことに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) まず、議案第七十一号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
 本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(門 三佐博君) 次に、議案第七十二号から議案第八十一号までを一括して採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
 本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
○議長(門 三佐博君) 次に、地方自治法第百七十九条の規定による知事専決処分報告報第五号から報第七号までを一括して採決いたします。
 本件についての委員長の報告は、いずれも承認であります。
 本件を委員長の報告のとおり承認することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立全員であります。よって、本件はいずれもこれを承認することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に、請願二十二件を一括して採決いたします。
 本件は、いずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、本件はいずれも委員長の報告のとおり決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に、日程第二に入ります。
 お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」のとおり、各常任委員会に対し閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり、各常任委員会に対し閉会中の継続審査として付議することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に日程第三、議案第八十二号から議案第九十号までを一括して議題といたします。
 お諮りいたします。本案については、委員会付託等を省略し、これより採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託等を省略し、これより採決することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 本案について質疑はございませんか。──質疑なしと認めます。
○議長(門 三佐博君) これより採決に入ります。
 この際、申し上げます。人事委員会の委員及び公安委員会の委員に係る議案については順次無記名投票をもって採決を行い、その後、収用委員会の委員及び同予備委員に係る議案を順次起立により採決を行うことといたします。
 まず、議案第八十二号和歌山県人事委員会の委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 この採決は、無記名投票をもって行います。
 議場を閉鎖いたします。
 〔議場閉鎖〕
○議長(門 三佐博君) ただいまの出席議員数は、議長を除き四十四人であります。
 投票用紙を配付いたします。
 〔投票用紙配付〕
○議長(門 三佐博君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
 〔投票箱点検〕
○議長(門 三佐博君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県人事委員会の委員に榎本駿一郎君を選任することについて同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 点呼いたします。
 〔氏名点呼〕
 〔各員投票〕
○議長(門 三佐博君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
 〔議場開鎖〕
○議長(門 三佐博君) お諮りいたします。立会人に、7番岡本保君、17番堀本隆男君、34番浜本収君、45番小林史郎君の四君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
 なお、この際、白票を無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
 〔投票点検〕
○議長(門 三佐博君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数 四十四票
 うち有効投票 四十四票
 無効投票 な し
 有効投票中
 賛 成 四十四票
 以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第八十二号和歌山県人事委員会の委員に榎本駿一郎君を選任するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に、議案第八十三号和歌山県公安委員会の委員の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。
 この採決も、無記名投票をもって行います。
 議場を閉鎖いたします。
 〔議場閉鎖〕
○議長(門 三佐博君) ただいまの出席議員数は、議長を除き四十四人であります。
 投票用紙を配付いたします。
 〔投票用紙配付〕
○議長(門 三佐博君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
 〔投票箱点検〕
○議長(門 三佐博君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県公安委員会の委員に山階清弘君を任命することについて同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 点呼いたします。
 〔氏名点呼〕
 〔各員投票〕
○議長(門 三佐博君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
 〔議場開鎖〕
○議長(門 三佐博君) お諮りいたします。立会人に、7番岡本保君、17番堀本隆男君、34番浜本収君、45番小林史郎君の四君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
 なお、この際、白票を無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
 〔投票点検〕
○議長(門 三佐博君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数 四十四票
 うち有効投票 四十四票
 無効投票 な し
 有効投票中
 賛 成 四十票
 反 対 四票
 以上のとおり、賛成多数であります。よって、議案第八十三号和歌山県公安委員会の委員に山階清弘君を任命するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に、議案第八十四号を採決いたします。
 本県収用委員会の委員に谷口しょう二君を任命するにつき、これに同意することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立全員であります。よって、議案第八十四号和歌山県収用委員会の委員に谷口しょう二君を任命するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に、議案第八十五号を採決いたします。
 本県収用委員会の委員に藤原儀一君を任命するにつき、これに同意することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立全員であります。よって、議案第八十五号和歌山県収用委員会の委員に藤原儀一君を任命するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に、議案第八十六号を採決いたします。
 本県収用委員会の委員に宮本義男君を任命するにつき、これに同意することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立全員であります。よって、議案第八十六号和歌山県収用委員会の委員に宮本義男君を任命するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に、議案第八十七号を採決いたします。
 本県収用委員会の委員に東野信義君を任命するにつき、これに同意することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立全員であります。よって、議案第八十七号和歌山県収用委員会の委員に東野信義君を任命するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に、議案第八十八号を採決いたします。
 本県収用委員会の委員に橋本敏君を任命するにつき、これに同意することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立全員であります。よって、議案第八十八号和歌山県収用委員会の委員に橋本敏君を任命するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に、議案第八十九号を採決いたします。
 本県収用委員会の予備委員に松本光昌君を任命するにつき、これに同意することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立全員であります。よって、議案第八十九号和歌山県収用委員会の予備委員に松本光昌君を任命するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に、議案第九十号を採決いたします。
 本県収用委員会の予備委員に森薫満君を任命するにつき、これに同意することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立全員であります。よって、議案第九十号和歌山県収用委員会の予備委員に森薫満君を任命するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に日程第四、同和対策、関西国際空港対策、水資源対策、半島振興過疎対策の各特別委員会から中間報告が文書をもってなされておりますが、これらはいずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
 ──────────────────────────
 同和対策特別委員会中間報告
 委員長 岸 本 光 造
 同和対策特別委員会の現在までの審議の経過並びに活動状況等について、その概要を御報告申し上げます。
 当委員会は、平成元年7月4日の本会議において委員の改選が行われ、同日招集された委員会で委員長に不肖私が、副委員長に小林史郎委員がそれぞれ選任されました。
 以下、現在に至るまでの概況を順を追って御説明申し上げます。
 まず、平成元年8月3日には、都道府県会館で開催された「和歌山県同和対策特別措置強化促進政府陳情集会」に参加し、政府各省代表及び県選出国会議員出席のもとに、新法地対財特法第4年度に当たる平成2年度同和対策予算特別措置と地方公共団体の財政負担の軽減等について要望いたしました。
 次に、平成元年11月13日から11月15日にかけて、県内調査を実施いたしました。
 まず、11月13日は和歌山市、桃山町及び高野口町で実施いたしましたが、和歌山市では善明寺文化会館で小集落地区改良事業について説明を受けた後、縫製作業場視察、桃山町では桃山会館で石材加工大型共同作業場及び環境整備事業について説明を受けた後、現地を視察。高野口町では名古曽会館で住環境整備等説明を受けた後、現地を視察いたしました。14日は串本町、及び古座町で実施いたしましたが、串本町では同和対策の概要及び水産業基盤整備について説明を受けた後、現地視察。古座町では就労対策等について説明を受けた後、現地を視察いたしました。また、15日は那智勝浦町で実施いたしましたが、那智勝浦町では勝浦町民センターで環境整備等について説明を受けた後、現地を視察いたしました。
 平成2年3月15日に委員会を開催し、平成2年度同和関係予算を含め取り組みの状況について、警察本部を含め各部局から説明を聴取し、審議いたしました。
 また、平成2年7月5日に委員会を開催し民生部から最近発生している市町村議会議員の差別事件並びに平成2年度の差別事件等について報告を受け審議いたしました。
 以上をもって、当委員会の現在までの審議の経過と活動の状況について概況報告とします。
 何とぞ、よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。
(参考)
 同和対策特別委員会の審議の状況

実施年月日 区分 審議内容等
元.7.4 委員会開催 正副委員長互選
 委員長 岸本光造
 副委員長 小林史郎
8.3 和歌山県同和対策特別措置強化促進政府陳情集会 東京都千代田区の都道府県会館において、政府各省代表及び県選出国会議員出席のもとに平成2年度同和対策関係予算の確保と地方公共団体の財政負担の軽減について要望。
11.13~15 県内調査 和歌山市、桃山町、高野口町、串本町、古座町及び那智勝浦町において視察調査を実施。和歌山市については小集落地区改良事業を重点に、桃山町、高野口町及び那智勝浦町については環境整備等重点に、また串本町については水産業基盤整備等を重点に、古座町については就労対策等を重点に実施。
2.3.15 委員会開催 平成2年度同和対策に係る各部局の予算並びに啓発等の取組み状況について審議。
3.22 議員同和研修 全議員を対象に本会議場で実施。龍谷大学教授中垣昌美氏の「同和問題の現状と課題」の講演を聴く。
7.5 委員会開催 最近発生している市町村議会議員等の差別事件についての報告と審議。
 ──────────────────────────
 関西国際空港対策特別委員会中間報告
 委員長 木 下 秀 男
 関西国際空港対策特別委員会の審議と活動状況について、その概要をご報告申し上げます。
 当委員会は、昨年7月4日の本会議において委員の改選が行われ、同日招集された委員会で正・副委員長の互選が行われた結果、委員長に私が、副委員長に井出益弘委員がそれぞれ選任されました。
 関西国際空港の建設は、和歌山県のみならず近畿全体の将来の発展のため極めて重要なプロジェクトであり、当委員会としてはこうした総合的な見地から
 ・関西国際空港全体構想の早期実現
 ・関西国際空港の国内便確保
 ・大阪国際空港の存廃問題
について、積極的な取り組みを行ってきたところであります。
 以下、その概要について順を追ってご報告申し上げます。
 まず、10月5日、委員会協議会を開催し、当局から経過及び現況報告を受けました。
 企画部から、関西国際空港の建設を推進するとともに、空港の波及効果による県政の発展を図るため、昭和59年度から関西国際空港株式会社に対し、15億円の出資を行っており、引き続いて、本年度から4年間にわたり22億5千万円の追加出資を行う予定であるが、この出資は当初、無利子融資となっていたものを、出資による方法へ振り替えることになったものであるとの説明がありました。また、大阪国際空港の存廃問題については、昨年までの個別調査に引き続き、現在総合評価調査が行われているところであるとの説明がありました。また、本県にとって最も重要な関西国際空港の全体構想の早期実現と国内便の確保について強く要望してゆくとの説明がありました。
 土地開発公社からは平成元年5月8日の土砂搬出開始後の搬出量、搬出能力の現状報告がありました。さらに今後搬出量の増加に伴う作業時間の延長問題について、空港会社と大阪府漁連とが同意に至ったことで、本県からの搬出計画に明るい見通しがついたことなどの報告を受け、これらについて活発な意見交換が行われました。
 次に、11月13日及び14日の2日間、県外調査(東京陳情)を行いました。
 運輸大臣をはじめ政務次官、事務次官及び運輸省航空局幹部、さらに、県選出国会議員及び衆・参運輸委員会理事に対して、関西国際空港の国内便確保、全体構想早期実現及び大阪国際空港の存廃問題について強く要望したところであります。
 次に、12月19日に加太開発工事事務所において、委員会協議会を開催しました。
 企画部から、12月14日に「関西国際空港全体構想早期実現期成会・東京アピール’89」が、国会議員、東京財界の代表、在日外国大使、内外の航空会社の関係者などが出席して開催され、この際、あらためて関西国際空港の全体構想の早期実現が国の内外からも強く期待されているとの印象を受けたとの報告がありました。また、土地開発公社からは、加太開発事業の現況等について報告を受け、意見交換を行いました。
 次に、3月22日委員会を開催しました。
 最近の関西国際空港を取り巻く諸情勢について、当局から、空港島工事、連絡橋工事の現況、旅客ターミナル工事の基本計画、平成2年度政府予算概要、並びに土砂単価の交渉状況等の報告を受け、意見交換を行いました。さらに、当委員会において「関西国際空港全体構想早期実現に関する意見書」(案)について審議し、本会議に提出することを決定した次第であります。
 以上、当委員会における審議の経過並びに活動状況の概要報告といたします。何とぞ、よろしく御了承のほどお願い申し上げます。
(参考)
 関西国際空港対策特別委員会の審議等の状況
実施年月日 区分 審議内容等
1.7.4 委員会開催 委員長、副委員長の選任
 委員長 木下秀男
 副委員長 井出益弘
1.10.5 委員会協議会開催 関西国際空港関連事業の経過及び現況報告
1.11.13~14 県外調査 東京陳情
1.12.19 委員会協議会開催 関西国際空港関連事業の経過及び現況報告
2.3.22 委員会開催 平成2年度における関西国際空港関連事業の概要報告
関西国際空港全体構想早期実現に関する意見書(案)について審議
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 水資源対策特別委員会中間報告
 委員長 浦 武 雄
 水資源対策特別委員会の現在までの審査の経過並びに活動状況について御報告申し上げます。
 当委員会は、昨年7月4日の本会議において委員の改選が行われ、同日招集された委員会で不肖私が委員長に選任され、和田正一委員が副委員長に選任されました。
 以来委員会2回、県内外調査2回を実施するなど、紀の川水問題に取り組んで参りました。
 以下、当局の説明及び答弁の概要を報告します。
 初めに紀の川大堰につきましては、早期着工に向けて、建設省が主体となり、県、和歌山市とともに地元関係者の理解、協力を得るべく、鋭意努力しているところであり、昭和62年度から「建設」事業として堰本体の設計、水利調査等の諸調査を行っている。
 現在、内水面漁業等の協議と周辺自治会に説明を行っているところであり、関係者の理解と協力を得ながら2年度は、事業費22億円で低水護岸・右岸堰本体に着手することとなっている。
 次に、紀伊丹生川ダムについてでございますが、建設省では、昭和61年度から、昭和63年度まで、ボーリング、物理探査、空中写真の図化及びダム事業計画検討等の「予備調査」を実施してきた。
 また、平成元年度には、橋本市に「紀伊丹生川ダム調査事務所」が開設され、「実施計画調査」に着手し、調査内容は、測量地質調査、水利水文調査、概略設計等を実施し、平成2年度の調査内容は、2億円でダムサイト及び原石山候補地においてボーリング物理探査、高低水流量観測・雨量観測及び、生活再建関係等の調査を実施していく。
 本年4月奈良県吉野の大滝ダム本体着工式典が挙行されたところであるが、和歌山県としては、今後とも、関係地元公共団体等と密接な連携を図りながら、早期完成のため積極的に対応していく。
 次に、紀の川水源地域整備事業でございますが、現在流域関係市町等が実施する事業を対象にすべく関係市町等と協議しつつ、実施要綱の策定作業に取り組んでいるところである。
 続いて、利水協定に基づく府県間の一体的整備の状況についてでありますが、府県間道路の整備につきましては、府県間の土木部で協議され、漸次進捗を見ているところである。
 また、紀泉地域の総合的な整備を図る新しい組織づくりに関しては、現在大阪府と検討会を設け、鋭意協議中であり、加太岬スカイライン構想の具体化については、大阪府と共同で調査に着手しているところである。
 との当局からの説明及び答弁がありました。
 最後に、県内外調査についてでありますが、昨年11月14日、15日の両日は、淀川総合開発の促進の一環として建設中の奈良県「布目ダム」と、三重県名張市にある「青蓮寺ダム」を視察調査を行いました。
 それぞれ、建設省、水資源開発公団の担当官から微々にわたり説明を受け、今後推進して行かなければならない紀の川大堰の建設並びに紀伊丹生川ダムの建設に向けて大きな指針が得られたところであります。
 また、本年2月26日には、「紀伊丹生川ダム」の現地をつぶさに調査を行うとともに、関連の府県間道路も調査を行いました。
 以上をもって、当委員会の現在までの審議の経過並びに活動状況の概要報告といたします。
 何とぞ、よろしく御了承のほどお願い申し上げます。
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 半島振興過疎対策特別委員会中間報告
 委員長 浜 本 収
 半島振興過疎対策特別委員会の現在までの審議の経過並びに活動状況について、御報告申し上げます。
 当委員会は、平成元年7月4日の本会議において委員の改選が行われ、同日招集された委員会で正副委員長の互選が行われた結果、委員長に不肖私が、副委員長に上野山親主委員がそれぞれ選任されました。
 以来、委員会の開催や県内外調査を実施するなど、半島地域の振興及び過疎地域の基盤整備等の問題に取り組んで参りました。
 以下、委員が改選され現在までの概要について、順を追って御報告申し上げます。
 まず、10月3日に半島地域や過疎地域の現状とその取り組み状況について審議するため、委員会を開催しました。委員会では、これからの半島振興対策の取り組みや過疎対策における活力山村づくり推進事業補助金問題、平成2年3月に期限切れになる過疎地域振興措置法に変わる新しい過疎法の制定についてなど、活発な質疑や意見交換を行いました。
 次に、11月27日と28日の両日にわたり県内調査を実施し、有田市、清水町並びに美山村を訪問しました。
 有田市においては、有田県事務所長から管内の概況と過疎対策の推進等の、有田市助役からは管内の概況と地域振興推進等の説明を聴取したのち、質疑応答を交え、活発な意見交換を行い、その後平成元年10月に完成した「有田市文化福祉センター」の視察調査を行いました。
 清水町では、清水町民会館において清水町助役から管内の現況と過疎地域の取組状況についての説明を受けた後、活発な質疑応答、意見交換を行いました。「温泉健康館」などの「山村体験センター」の現地視察を行いました。
 美山村においては、美山村助役から美山村の現況と過疎対策の推進などについて説明を聴取し、「道路整備」や「新過疎法の制定」問題等に質疑応答を交え、活発な意見交換を行い、現地調査として、「リフレッシュエリアみやまの里」の視察を行いました。
 次に、本年3月27日から29日の3日間にわたり県外調査を実施のため、「三重県議会」と「合歓の郷」を訪問いたしました。
 三重県議会においては、三重県における「半島地域の現況と課題」「山村振興、過疎対策事業の現況と課題」「リゾート構想(三重サンベルトゾーン構想)の概況」等について同県当局より説明を受けたのち、特に紀伊半島における高速道路網の建設促進やヘリポートの建設、海上交通などの交通網の整備の問題を中心に質疑応答を交え、活発な意見交換を行いました。
 また、「合歓の郷」の訪問においては、まず、ヤマハレクリエーション株式会社の営業課長より合歓の郷の全体的な概要について説明を受けたあと、当施設内の視察を行いました。
 以上をもって、当委員会の現在までの審議の経過並びに活動状況の概要報告といたします。
 何とぞ、よろしく御了承のほどお願い申し上げます。
 ──────────────────────────
○議長(門 三佐博君) 次に、日程第五に入ります。
 お諮りいたします。同和対策、関西国際空港対策、水資源対策及び半島振興過疎対策の各特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) この際、報告いたします。
 知事から、議案の追加提出がありました。
 職員に公文を朗読させます。
 〔職員朗読〕
 ──────────────────────────
   財第57号
   平成2年7月11日
 和歌山県議会議長 門 三佐博 殿
  和歌山県知事 仮 谷 志 良
 和歌山県議会平成2年6月定例会追加議案の提出について
 地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、次のとおり議案を提出します。
  記
 議案第91号 和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについて
 議案第92号 和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについて
 ──────────────────────────
○議長(門 三佐博君) お諮りいたします。ただいま報告いたしました議案第九十一号及び議案第九十二号を本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○議長(門 三佐博君) 議案第九十一号及び議案第九十二号を一括して議題といたします。
 議案はお手元に配付しておりますので、まず知事の説明を求めます。
 知事仮谷志良君。
 〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) ただいま上程されました議案第九十一号及び議案第九十二号は、県監査委員下川俊樹君、石田真敏君が七月十一日、辞職いたしましたので、その後任として町田亘君、渡辺勲君を同委員に選任いたしたいと存じ、同意をお願いするものであります。
 何とぞ、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(門 三佐博君) 以上で、知事の説明が終わりました。
 お諮りいたします。本案については、委員会付託等を省略し、これより採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託等を省略し、これより直ちに採決することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 本案について質疑はございませんか。──質疑なしと認めます。
○議長(門 三佐博君) これより採決に入ります。
 まず、議案第九十一号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 本県監査委員に町田亘君を選任することについて同意することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立多数であります。よって、議案第九十一号和歌山県監査委員に町田亘君を選任するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に、議案第九十二号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 本県監査委員に渡辺勲君を選任することについて同意することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立多数であります。よって、議案第九十二号和歌山県監査委員に渡辺勲君を選任するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に日程第六、常任委員改選の件を議題といたします。
 お諮りいたします。現任の常任委員の任期は七月十四日まででありますが、この際、委員会条例第五条第二項の規定を適用し、本日あらかじめ改選を行うことにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○議長(門 三佐博君) これより常任委員の改選を行います。
 常任委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
 〔職員朗読〕
 ──────────────────────────
 総 務 委 員 会 委 員
 山 本 一 君
 大 江 康 弘 君
 浦 武 雄 君
 下 川 俊 樹 君
 岸 本 光 造 君
 和 田 正 人 君
 中 村 博 君
 渡 辺 勲 君
   以 上 八 人
 厚 生 委 員 会 委 員
 宗 正 彦 君
 橋 本 進 君
 堀 本 隆 男 君
 木 下 秀 男 君
 門 三 佐 博 君
 森 利 一 君
 藤 沢 弘 太 郎 君
   以 上 七 人
 経 済 警 察 委 員 会 委 員
 井 出 益 弘 君
 中 村 利 男 君
 岡 本 保 君
 阪 部 菊 雄 君
 宇 治 田 栄 蔵 君
 石 田 真 敏 君
 山 崎 幹 雄 君
 森 本 明 雄 君
   以 上 八 人
 農 林 水 産 委 員 会 委 員
 和 田 正 一 君
 中 村 隆 行 君
 尾 崎 要 二 君
 那 須 秀 雄 君
 木 下 義 夫 君
 西 本 長 浩 君
 松 本 貞 次 君
 浜 口 矩 一 君
   以 上 八 人
 建 設 委 員 会 委 員
 町 田 亘 君
 古 田 新 蔵 君
 藁 科 義 清 君
 上 野 山 親 主 君
 尾 崎 吉 弘 君
 田 中 実 三 郎 君
 村 岡 キ ミ 子 君
 中 村 千 晴 君
   以 上 八 人
 文 教 委 員 会 委 員
 鈴 木 俊 男 君
 中 村 裕 一 君
 平 越 孝 哉 君
 中 西 雄 幸 君
 平 木 繁 実 君
 浜 本 収 君
 小 林 史 郎 君
   以 上 七 人
 ──────────────────────────
○議長(門 三佐博君) ただいま朗読した諸君をそれぞれの常任委員として指名することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君をそれぞれの常任委員に選任することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に日程第七、常任委員の改選に伴う常任委員会の委員長及び副委員長選任の件を議題といたします。
 お諮りいたします。各常任委員会の委員長及び副委員長選任については、委員会条例第六条第二項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
 〔職員朗読〕
 ──────────────────────────
 総務委員会委員長 大 江 康 弘 君
 同 副委員長 下 川 俊 樹 君
 厚生委員会委員長 藤 沢 弘 太 郎 君
 同 副委員長 堀 本 隆 男 君
 経済警察委員会委員長 阪 部 菊 雄 君
 同 副委員長 森 本 明 雄 君
 農林水産委員会委員長 和 田 正 一 君
 同 副委員長 尾 崎 要 二 君
 建設委員会委員長 尾 崎 吉 弘 君
 同 副委員長 上 野 山 親 主 君
 文教委員会委員長 中 西 雄 幸 君
 同 副委員長 浜 本 収 君
 ──────────────────────────
○議長(門 三佐博君) ただいま朗読した諸君をそれぞれの常任委員会の委員長または副委員長として指名することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立全員であります。よって、ただいま指名いたしました諸君をそれぞれの常任委員会の委員長または副委員長に選任することに決定いたしました。
 なお、念のため申し上げます。ただいま選任せられた諸君は七月十五日から就任することになりますので、申し添えます。
 〔議長退席、副議長着席〕
○副議長(宗 正彦君) 次に日程第八、特別委員の辞任許可及び選任の件を議題といたします。
 同和対策、関西国際空港対策、水資源対策及び半島振興過疎対策の各特別委員から、辞任の申し出があります。
 お諮りいたします。各特別委員の辞任については、これを許可することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(宗 正彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○副議長(宗 正彦君) 次に、お諮りいたします。ただいま欠員となりました各特別委員会の委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
 〔職員朗読〕
 ──────────────────────────
 同和対策特別委員会委員
 山 本 一 君
 宗 正 彦 君
 阪 部 菊 雄 君
 橋 本 進 君
 門 三 佐 博 君
 那 須 秀 雄 君
 岸 本 光 造 君
 松 本 貞 次 君
 森 利 一 君
 中 村 千 晴 君
 小 林 史 郎 君
   以 上 十 一 人
 関西国際空港対策特別委員会委員
 井 出 益 弘 君
 岡 本 保 君
 鈴 木 俊 男 君
 堀 本 隆 男 君
 石 田 真 敏 君
 木 下 秀 男 君
 中 村 隆 行 君
 尾 崎 要 二 君
 和 田 正 人 君
 田 中 実 三 郎 君
 中 村 博 君
 渡 辺 勲 君
   以 上 十 二 人
 水資源対策特別委員会委員
 平 越 孝 哉 君
 中 西 雄 幸 君
 浦 武 雄 君
 宇 治 田 栄 蔵 君
 木 下 義 夫 君
 上 野 山 親 主 君
 平 木 繁 実 君
 尾 崎 吉 弘 君
 浜 口 矩 一 君
 山 崎 幹 雄 君
 村 岡 キ ミ 子 君
 森 本 明 雄 君
   以 上 十 二 人
 半島振興過疎対策特別委員会委員
 和 田 正 一 君
 町 田 亘 君
 中 村 利 男 君
 中 村 裕 一 君
 大 江 康 弘 君
 古 田 新 蔵 君
 下 川 俊 樹 君
 藁 科 義 清 君
 西 本 長 浩 君
 浜 本 収 君
 藤 沢 弘 太 郎 君
   以 上 十 一 人
 ──────────────────────────
○副議長(宗 正彦君) ただいま朗読した諸君を各特別委員会の委員として指名することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(宗 正彦君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま朗読した諸君を各特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。
○副議長(宗 正彦君) 次に、申し上げます。
 ただいま、議長門三佐博君から議長の辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。この際、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(宗 正彦君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
○副議長(宗 正彦君) 議長辞職の件を議題といたします。
 まず、その辞職願を朗読させます。
 〔職員朗読〕
 ──────────────────────────
 辞 職 願
   私儀
今般一身上の都合により議長を辞職いたしたく御許可下さいますようお願い致します
 平成二年七月十一日
 和歌山県議会議長 門 三佐博
 和歌山県議会副議長 宗 正 彦 殿
 ──────────────────────────
○副議長(宗 正彦君) お諮りいたします。門三佐博君の議長の辞職を許可することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○副議長(宗 正彦君) 起立全員であります。よって、門三佐博君の議長の辞職を許可することに決定いたしました。
 〔門 三佐博君、発言の許可を求む〕
○副議長(宗 正彦君) 門三佐博君から発言の許可を求められておりますので、この際、これを許可いたします。
 24番門 三佐博君。
 〔門 三佐博君、登壇〕(拍手)
○門 三佐博君 お許しをいただき、一言ごあいさつ申し上げます。
 このたび、私、一身上の都合によりまして議長の職を辞任させていただきたいと願い出ましたところ、御許可いただきましてありがとうございました。
 顧みまして、昨年七月四日でありましたが、議員の皆様方の御推挙を得ましてはえある県議会議長の職につかせていただき、感謝と感激いっぱいでごあいさつをさせていただいたのが、ついきのうのように思う次第でございます。
 そして、議長としての第一日目が、消費税論議を焦点に行われました参議院議員選挙の火ぶたを切った日でもありました。また、この二月には衆議院総選挙があり、我が国の政治も新たな情勢が展開されております。また、東欧諸国、ソ連の変貌など、内外ともに歴史的とも言える激しい政治の変動を目の当たりにした一年であったと存じます。
 そうした中で、本県は関西国際空港開設に伴って各種のビッグプロジェクトが本格的に実施に移され、仮谷知事が提唱されております「和歌山の時代」に向けての新たな離陸へのエンジン全開のときであります。
 このような重要な年に県議会議長を務めさせていただいたことは、私にとりましてこの上ない喜びでございました。この上は、私も一議員として、県勢浮揚と県民福祉のため、いささかでも貢献できるように努力いたす覚悟であります。
 終わりに、この一年大過なく議長の職を務めさせていただきましたのは、ひとえに先輩・同僚議員各位、また仮谷県知事初め執行機関の方々や報道機関の方々、さらには県民各位の御理解、御協力のおかげと存じております。
 ここに衷心より厚くお礼を申し上げまして、簡単ではございますが、議長辞任に当たってのごあいさつといたします。
 どうもありがとうございました。
○副議長(宗 正彦君) ただいま、議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(宗 正彦君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。
 議長の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
 〔議場閉鎖〕
○副議長(宗 正彦君) ただいまの出席議員数は、四十五人であります。
 投票用紙を配付いたします。
 〔投票用紙配付〕
○副議長(宗 正彦君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
 〔投票箱点検〕
○副議長(宗 正彦君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 点呼いたします。
 〔氏名点呼〕
 〔各員投票〕
○副議長(宗 正彦君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
 〔議場開鎖〕
○副議長(宗 正彦君) お諮りいたします。立会人に、7番岡本保君、17番堀本隆男君、34番浜本収君、45番小林史郎君の四君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(宗 正彦君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
 これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
 〔投票点検〕
○副議長(宗 正彦君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数 四十五票
 うち有効投票 四十五票
 無効投票 な し
 有効投票中
 岸本光造君 四十一票
 小林史郎君 四票
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は十二票であります。よって、岸本光造君が議長に当選されました。(拍手)
 ただいま当選されました岸本光造君が議場におられますので、本席から、議長に当選されましたことを告知いたします。
 〔岸本光造君、発言の許可を求む〕
○副議長(宗 正彦君) 岸本光造君。
 〔岸本光造君、登壇〕(拍手)
○岸本光造君 ただいま、皆様方の温かい御支援で伝統と歴史のある和歌山県議会議長に選任をいただきまして、感激をいたしております。大変ありがとうございました。
 私は、微力ではございますけれども、先輩・同僚議員の皆様の御指導をいただきながら、円満な県議会の運営と県議会の権威の高揚のために努力を積み重ねたいと存じますし、仮谷知事並びに県当局の皆さん、県民の皆さんの御協力を得て、議会の立場から和歌山県勢浮上のために努力を続けてまいる所存でございますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
 大変簡単ではございますけれども、心からのお礼と就任のごあいさつにさせていただきます。
 皆さん、本当にありがとうございました。
 〔副議長退席、議長着席〕
○議長(岸本光造君) ただいま、副議長宗正彦君から副議長の辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。この際、副議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本光造君) 御異議なしと認めます。よって、この際、副議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
○議長(岸本光造君) 副議長辞職の件を議題といたします。
 まず、その辞職願を朗読させます。
 〔職員朗読〕
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 辞 職 願
この度都合により和歌山県議会副議長の職を辞職致し度くお願い申し上げます    平成二年七月十一日
 和歌山県議会副議長 宗 正 彦
 和歌山県議会議長 殿
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○議長(岸本光造君) お諮りいたします。宗正彦君の副議長の辞職を許可することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(岸本光造君) 起立全員であります。よって、宗正彦君の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。
 〔宗 正彦君、発言の許可を求む〕
○議長(岸本光造君) 宗正彦君から発言の許可を求められておりますので、この際、これを許可いたします。
 6番宗 正彦君。
 〔宗 正彦君、登壇〕(拍手)
○宗 正彦君 このたび、和歌山県議会副議長の職を、お許しをいただきまして辞任させていただくことになりました。
 在任中、不徳・不敏な私でございますが、先輩・同僚の議員の方々、さらにまた仮谷県知事初め県御当局の方々、県民各位の皆様方の格別の御指導と御協力を賜りまして、大過なしに今日を迎えることができました。
 この際、心からありがたく、厚く御礼申し上げますとともに、今後ともさらに何とぞよろしく御指導と御鞭撻のほどをわけてお願い申し上げまして、退任のあいさつとさせていただきます。
 ありがとうございました。
○議長(岸本光造君) ただいま、副議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本光造君) 御異議なしと認めます。よって、この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。
 副議長の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
 〔議場閉鎖〕
○議長(岸本光造君) ただいまの出席議員数は、四十五人であります。
 投票用紙を配付いたします。
 〔投票用紙配付〕
○議長(岸本光造君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
 〔投票箱点検〕
○議長(岸本光造君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 点呼いたします。
 〔氏名点呼〕
 〔各員投票〕
○議長(岸本光造君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
 〔議場開鎖〕
○議長(岸本光造君) お諮りいたします。立会人に、7番岡本保君、17番堀本隆男君、34番浜本収君、45番小林史郎君の四君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本光造君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
 これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
 〔投票点検〕
○議長(岸本光造君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数 四十五票
 うち有効投票 四十五票
 無効投票 な し
 有効投票中
 橋本 進君 四十一票
 村岡キミ子君 四票
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は十二票であります。よって、橋本進君が副議長に当選されました。(拍手)
 ただいま当選されました橋本進君が議場におられますので、本席から、副議長に当選されましたことを告知いたします。
 〔橋本 進君、発言の許可を求む〕
○議長(岸本光造君) 橋本 進君。
 〔橋本 進君、登壇〕(拍手)
○橋本 進君 ただいまは歴史と伝統のある本和歌山県議会の副議長として御選任を賜りまして、感謝と感激でいっぱいであります。ありがとうございました。
 不肖私は、和歌山県議会議員として今日まで務めてまいりました。本当に感慨無量なものがございます。もとより微力でございます。円満な議会運営をなすために、先輩・同僚の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げて、就任のあいさつ、さらにはお礼のごあいさつにいたしたいと思います。
 本当にありがとうございました。
○議長(岸本光造君) 次に日程第九、議会運営委員の辞任許可及び選任の件を議題といたします。
 議会運営委員会各委員から辞任の申し出があります。
 お諮りいたします。議会運営委員の辞任については、これを許可することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本光造君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○議長(岸本光造君) 次に、お諮りいたします。ただいま欠員となりました議会運営委員会の委員の選任については、次のとおりこれを指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
 〔職員朗読〕
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 議 会 運 営 委 員 会 委 員
 町 田 亘 君
 平 越 孝 哉 君
 大 江 康 弘 君
 下 川 俊 樹 君
 木 下 秀 男 君
 中 村 隆 行 君
 尾 崎 要 二 君
 尾 崎 吉 弘 君
 浜 本 収 君
 和 田 正 人 君
 中 村 博 君
 渡 辺 勲 君
   以 上 十 二 人
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○議長(岸本光造君) ただいま朗読した諸君を議会運営委員会の委員として指名することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本光造君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君を議会運営委員会の委員に選任することに決定いたしました。
○議長(岸本光造君) 次に日程第十、図書委員会委員選任の件を議題といたします。
 お諮りいたします。図書委員会の委員については、議会運営委員会委員の兼任とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本光造君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
○議長(岸本光造君) 次に、日程第十一に入ります。
 和議第三十七号「精神薄弱者(児)に対する旅客運賃等の割引制度適用に関する意見書案」及び和議第三十八号「交通安全施設等整備事業の規模拡大についての要望決議案」を一括して議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明等を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本光造君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。
 本案をいずれも原案のとおり決することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本光造君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
○議長(岸本光造君) 以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議はすべて終了いたしました。
 議員各位には、連日御精励をいただき、深く感謝申し上げます。
 気候不順の折、御健康に十分御留意の上、御活躍されますよう祈念いたします。
○議長(岸本光造君) これをもって、平成二年六月定例会を閉会いたします。
 午後九時四十分閉会

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