平成元年6月 和歌山県議会定例会会議録 第7号(全文)


県議会の活動

 平成元年 和歌山県議会六月定例会会議録 第 七 号
 
 七月 四日 (火曜日) 午前 十時 六分 開議
  午後 七時 十五分 閉会
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議 事 日 程 第七号
  平成元年七月四日(火曜日)
  午前十時開議
 第一 議案第八十六号から議案第九十九号まで及び報第三号から報第九号まで並びに請願十七件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第二 各常任委員会閉会中継続審査の件
 第三 議案第百号(質疑・委員会付託省略・表決)
 第四 議員提出議案第一号
 第五 各特別委員会中間報告
 第六 各特別委員会閉会中継続審査の件
 第七 常任委員選任の件
 第八 常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
 第九 特別委員の辞任許可及び選任の件
 第十 議会運営委員の辞任許可及び選任の件
 第十一 図書委員選任の件
 第十二 意見書・決議案
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本日の会議に付した事件
 第一 議案第八十六号から議案第九十九号まで及び報第三号から報第九号まで並びに請願十七件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第二 各常任委員会閉会中継続審査の件
 第三 議案第百号(質疑・委員会付託省略・表決)
 第四 議員提出議案第一号
 第五 各特別委員会中間報告
 第六 各特別委員会閉会中継続審査の件
 第七 議案第百一号及び議案第百二号(質疑・委員会付託省略・表決)
 第八 常任委員選任の件
 第九 常任委員会の委員長及び副委員長選任の件
 第十 特別委員の辞任許可及び選任の件
 第十一 議長の選挙
 第十二 副議長の選挙
 第十三 議会運営委員の辞任許可及び選任の件
 第十四 図書委員選任の件
 第十五 意見書・決議案
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出 席 議 員(四十五名)
 1 番 井 出 益 弘 君
 2 番 和 田 正 一 君
 3 番 町 田 亘 君
 4 番 中 村 利 男 君
 5 番 山 本 一 君
 6 番 宗 正 彦 君
 7 番 岡 本 保 君
 8  番 鈴 木 俊 男 君
 9 番 阪 部 菊 雄 君
 10 番 部 矢 忠 雄 君
 11 番 平 越 孝 哉 君
 12 番 大 江 康 弘 君
 13 番 中 西 雄 幸 君
 14 番 橋 本 進 君
 15 番 古 田 新 蔵 君
 16 番 浦 武 雄 君
 17 番  堀 本 隆 男 君
 18 番 宇治田   栄 蔵 君
 19 番 下 川 俊 樹 君
 20 番 石 田 真 敏 君
 21 番 木 下 秀 男 君
 22 番 中 村 隆 行 君
 23 番 藁 科 義 清 君
 24 番 門 三佐博 君
 25 番 尾 崎 要 二 君
 26 番  那 須 秀 雄 君
 27 番 木 下 義 夫 君
 28 番 上野山 親 主 君
 30 番 尾 崎 吉 弘 君
 31 番 西 本 長 浩 君
 32 番 岸 本 光 造 君
 33 番 松 本 貞 次 君
 34 番  浜 本  収 君
 35 番 和 田 正 人 君
 36 番 浜 口 矩 一 君
 37 番 山 崎 幹 雄 君
 38 番 貴 志 八 郎 君
 40 番 森 利 一 君
 41 番 村 岡  キミ子   君
 42 番 森 本 明 雄 君
 43 番 中 村 博 君
 44 番 中 村 千 晴 君
 45 番 小 林 史 郎 君
 46 番 渡 辺 勲 君
 47 番 藤 沢 弘太郎 君
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欠 席 議 員(二名)
 29 番 平 木 繁 実 君
 39 番 田 中  実三郎   君
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説明のため出席した者
 知 事 仮 谷 志 良 君
 副知事 西 口 勇 君
 出納長 梅 田 善 彦 君
 知事公室長 市 川 龍 雄 君
 総務部長 斉 藤 恒 孝 君
 企画部長 川 端 秀 和 君
 民生部長 高 瀬 芳 彦 君
 保健環境部長 尾 嵜 新 平 君
 商工労働部長 天 谷 一 郎 君
 農林水産部長 安 田 重 行 君
 土木部長 松 永 安 生 君
 企業局長 吉 井 清 純 君

 以下各部次長・財政課長 
 教育委員会委員長
 上 野 寛 君
 以下教育次長
 公安委員会委員長
 築 野 政 次 君
 警察本部長 井 野 忠 彦 君
 以下各部長
 人事委員会委員長
 寒 川 定 男 君
 人事委員会事務局長
 代表監査委員 宮 本 政 昭 君
 監査委員事務局長
 選挙管理委員会委員長
 稲 住 義 之 君
 選挙管理委員会書記長
 地方労働委員会事務局長
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長 山 本 恒 男
 次 長 倉 本 辰 美
 議事課長 栗 本  貞 信
 議事課副課長 中 西 俊 二
 議事班長 高 瀬 武 治
 議事課主任 松 谷 秋 男
 議事課主事 石 井 卓
 総務課長 神 谷 雅 巳
 総務課主事 山 下 正 彦
 総務課主事 平 田 裕 昭
 調査課長 阪 上 明 男
 調査課主幹 中 西 豊 治
 調査課主幹 門 谷 良 三
 (速記担当者)
 議事課主査 吉 川 欽 二
 議事課速記技師 鎌 田 繁
 議事課速記技師 中 尾 祐 一
 議事課速記技師 保 田 良 春
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 午前十時六分開議
○議長(西本長浩君) これより本日の会議を開きます。
○議長(西本長浩君) この際、報告いたします。
 お手元に配付のとおり、監査委員から監査結果の報告がありましたので、報告いたします。
○議長(西本長浩君) 議事の都合により、休憩いたします。
 午前十時七分休憩
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 午後四時五十五分再開
○議長(西本長浩君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
○議長(西本長浩君) この際、本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
○議長(西本長浩君) 日程第一、議案第八十六号から議案第九十九号まで、知事専決処分報告報第三号から報第九号まで、並びに今期定例会の請願九件、継続審査中の請願八件、計十七件を一括して議題とし、順次、各常任委員会委員長の報告を求めます。
 経済警察委員会委員長下川俊樹君。
 〔下川俊樹君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(下川俊樹君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案一件、請願新規分一件であります。
 当委員会は、六月三十日、第二委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、審議に入りました。
 各委員の質疑、意見及び要望等の主なものは次のとおりであります。
 公安委員会関係では、まず暴走族取り締まりに関連して、運輸省令の改正に伴う警察の取り組み姿勢についてただしたのに対し、道路運送車両の保安基準が一部改正され、本年七月一日から施行されることとなっているが、従来同様、騒音測定が必要である、今後、暴走族の取り締まりに当たっては徹底した取り締まりを行う一方、現行の空吹かし、急発進の点数告知等について積極的に実施し、暴走族による騒音運転の一掃に努めてまいりたいとの答弁がありました。
 次に、道路建設と交通安全のかかわりの観点から、分離帯のあり方について、特に事故防止の立場から、道路行政に対する警察の考え方や発言は事前に十分勘案されているかとただしたのに対し、道路の安全施設については、道路管理者において道路の新設・改良を行う場合、事前協議の段階で事故防止の観点から要望や意見を申し上げているところであり、今後とも交通事故の未然防止に十分配意してまいりたい、また、指摘の分離帯についてはクッションドラムの設置等、道路管理者と協議を行っているとの答弁がありました。
 次に、信号機の設置計画と要望件数、また新設道路については信号機の設置を別枠にしてはどうか、土木、財政、警察の三者で効果的な予算執行を検討できないかとただしたのに対し、本年度、二十一基の設置を計画しているが、要望は百九十三基あり、住民の要望にこたえるのは困難であるので、指摘のとおり、新設道路については別枠の予算となるよう関係部局と協議してまいりたいとの答弁がありました。
 このほか、暴走族の現状、警察職員の余暇利用、看板設置に当たっては誤解を招く当て字など使用しないよう等について説明を求めました。
 商工労働部、地方労働委員会関係では、まず、打田町への松下電池工業の誘致に際して、県は進出業種を松下電器産業の事業部業種に絞っていたのか、あるいは松下グループ内の関連業種も含めた考え方であったのか、また進出に際して県が期待していた効果は何だったのかとただしたのに対し、特に業種は絞らず、松下グループとして幅広い業種を設定していた、また、昨今の電池は乾電池だけでなく蓄電式となり用途も広く、電気かみそり、コードレスマイク、自動車電話等、多岐にわたっており、従来の地味なイメージでなくなっている、また、誘致の効果については、雇用の拡大、県民所得の向上による地域の活性化と同時に、本県のイメージアップや下請関連企業の進出による地場産業への波及効果など、大変大きいものがあるとの答弁がありました。
 効果の具体的数字として、工場建設に伴う投資額百億円、第一期工事完成時の生産額二百四十億円、雇用の拡大については従業員二百五十人のうち二百人の地元採用が見込まれているとの答弁がありました。
 なお、この問題の最後に、今回の工場進出を契機に、関連企業の本県進出機運を高めるため、一層積極的な施策の展開に取り組むよう要望がありました。
 次に観光問題について、特急くろしおの新大阪、京都乗り入れに伴い、京都方面からの観光客の誘致に積極的に取り組むべきだとただしたのに対し、近畿からの入り込み客は全体の五五%と多いが、京都からはそのうちの七%と非常に少ない現状である、今回の紀勢本線直結を現代版熊野古道と位置づけ、京都方面からの観光客誘致に努力してまいりたいとの答弁がありました。
 次に、県行政全体の中で観光行政の位置づけをさらに高める必要があるとただしたのに対し、観光は県政の重要な柱の一つであり、今後も十分認識して対処してまいりたいとの答弁がありました。
 次に、人手不足と外国人労働者の問題に関連して、まず、関西経済同友会がまとめた「外国人労働者への提言」をどのように受けとめているかとただしたのに対し、この提言の内容は、派遣センターを設立し、同センターが外国人労働者を独占的に雇用し、国内の各企業に派遣することなどにより我が国の労働市場の門戸を広げることを提言しているが、受け入れる職種や基準のほか、労働条件、不法残留の防止策などが不明という問題点もあり、県としては、当面、入国管理法の改正案の国会での審議状況を見守ってまいりたいとの答弁がありました。
 次に、全国で十万人と言われる外国人の不法就労者の県内の状況をただしたのに対し、法務省入国管理局調べでは、昭和六十三年度においては近畿地方で一千九百人の不法就労事犯者があり、このうち県内では百十九人となっている旨の答弁がありました。
 次に、最近の本県における有効求人倍率の現状をどう把握しているかとただしたのに対し、求人(新規)が対前年比、昭和六十二年度二五・一%増、六十三年度二九・三%増と、二年連続して大幅増加したのに対し、求職はこの二年間ほぼ横ばい状態であり、平成元年五月の有効求人倍率は〇・九三となっているとの答弁がありました。
 次に、建設業界の労働力不足への対応についてただしたのに対し、建設業従事者の高齢化、若年労働力不足による業界の労働需給の逼迫については全国的な傾向であり、本県の場合も同様であると認識しているので、若者が展望の持てるような建設業界の雇用の改善のため、各種処遇の改善を図ってまいりたいとの答弁がありました。
 このほか、人手不足に関連して、高齢者の雇用促進、求職者に対する職業指導、求人求職情報の提供、若者の職業に対する意識や風潮、ブラジル日系二世、三世に対する本県での就労機会の提供、大都市における企業の青田刈りが県内企業に与える影響の予測等について説明を求めました。
 以上のとおり慎重審査の後、採決の結果、当委員会に付託されました議案第九十四号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第五十一号は採択すべきものと決しました。これに伴い、後刻、「労働時間短縮を求める和歌山県ゆとり宣言に関する決議案」が提案される運びとなっておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 このほか、暴走族の追放について議員提案があり、これについても後刻、「暴走族追放に関する決議案」が提案される運びとなっておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 以上で、経済警察委員会の御報告を終わります。何とぞ、よろしく御決定のほどをお願い申し上げます。
○議長(西本長浩君) 農林水産委員会委員長上野山親主君。
 〔上野山親主君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(上野山親主君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、知事専決処分報告一件であります。
 当委員会は、六月三十日、第一委員会室で開催し、当局から説明を聴取した後、審議に入りました。
 各委員の質疑、意見及び要望等の主なものは、次のとおりであります。
 まずミカン対策についてでありますが、今年度の本県のミカン生産量は前年対比一〇二%の二十五万五千トンとなっているが、廃園、転換等を行っているのに昨年よりも多いということはどういうことかとの質疑に対し、本年産は表年に当たることから、開花時点の作柄は前年対比一一〇%と見込まれる一方、昭和六十三年度ミカン園の再編対策により、面積で約一割減の一千二百ヘクタール廃園、転換を実施したところであり、本年産ミカンの生産量は前年の二十四万九千七百トンの一〇二%に当たる二十五万五千トンが見込まれるとの答弁がありました。
 また、農政審報告に米の生産調整は生産者団体が主体的に取り組むと報告されているが、これはガット協議の場で自由化阻止ができなくなるのではないか、ガット条件はどうかとただされたのに対し、報告は米が国民の主食としての重要性を強調しており、基本食糧として政府が管理することに変わりなく、自由化は阻止ができるものと考えている、ガット条件については早急に調査するとの答弁がありました。
 次に、消費税の転嫁状況はどうかとの質疑に対し、卸売市場取引での消費税の転嫁については、卸売市場内で行われる競り取引で価格決定後に三%を転嫁し卸売価格とするよう、外税方式の導入について二月二十三日に県内七十五市場関係者を対象に説明会を開催し、転嫁を適切に実施するよう周知徹底に努めてきたところであり、実施の状況は七十五市場のうち六十八市場で実施率九〇・七%となっており、不当な競り値抑制やトラブルなどはなく、円滑に実施されているとの答弁がありました。
 また畜産関係では、田辺市に家畜市場があるが、ここでは競り価格の外枠で一律三%を上乗せしている、木材関係については、本年一月に全国木材組合連合会において外税方式と決定され、県下においても競り売り後に消費税分三%を上乗せする外税方式をとっており、特に問題はないとの答弁がありました。
 次に、関空設置に伴う緑化樹等の需要が予想される中で、その対応の状況はどうかとただされたのに対し、産地体制づくりに取り組んでいるところであり、空港会社へも本県からの供給を強く申し入れているとの答弁がありました。
 次に、紀の川用水の負担金について、受益者負担金は十数億にもなっており、農業不振の中、このままでは紀の川筋の農家の崩壊となる大きな社会問題であり、政治不信に通じることにもなる、その後どのように進められているのかとの質疑に対し、紀の川用水の負担金問題は大きな問題であり、現在、農家負担は市町村等の協力を得て五%となっているが、決定したことは受益者に負担を願うという冷たい考えのみでなく、六月に農林水産省の担当局長に対して農家負担軽減について強く要望をしてきたところであり、全国的にも同様の事態が生じていることから、国もリリーフ資金等、必要な施策を講じてきており、今後も年末政府要望を中心に継続し、負担軽減を強く働きかけてまいりたいとの答弁がありました。
 次に、第二期活力ある山村づくり推進事業について、従来三億円程度の予算額であったが現在の予算額はどの程度かとの質疑に対し、平成元年度予算額は一億六千万円であるとの答弁があり、減額の理由は何か、また早期に事業着手できるよう早い時期に内示できないかとただしたのに対し、シーリングにより年々減少したものであり、内示の時期については検討いたしたいとの答弁がありました。
 次に林業関係では、林道水上栃谷線について、現在の進捗状況はどうか、また工事は県内業者で対応するのかとの質疑に対し、現在、地質調査、測量設計に着手しており、平成四年度の完成を目指している、現在実施中の測量設計については、本県における実績などに基づき県外の大手業者に委託したところであり、今後の工事に対する指名関係については十分検討していきたいとの答弁がありました。
 また、林業の将来については過疎問題や公益的問題等、多面的な立場で考えていく必要があるが、特に林業労働者は高齢化が進んでいる、このような状況の中で、将来、労働力を主とした林業の展望はどうかとただしたのに対し、林業労働者数は昭和三十五年の一万三千三百六十三人をピークとして昭和六十年には三千十九人と減少している、また、五十歳以上の労働者の占める割合が六九%と高齢化しており、今後、労働力を中心とした林業への対策は、現在国においても積極的に検討されているように大型機械の導入、基盤整備等で、特に林道については、現在一ヘクタール当たり三・三メートルの林道密度であるが、平成十五年度には一ヘクタール当たり七・三メートルに高めて機械化と一体的に進めてまいりたいとの答弁があり、これに関連して、振動病対策について関係方面と協議しながら積極的な対応をされたいとの要望がありました。
 次に、観光資源として、黒島の松くい虫防除対策に関連して、農林水産部も積極的に対応してほしいとの質疑に対し、松の保存ということで、所管課からの要望があれば積極的に考えていきたいとの答弁がありました。
 次にカモシカ対策関係についてでありますが、カモシカの被害が多いがどの付近に特に多いのか、またカモシカの対策はどこが行うのかとの質疑に対し、カモシカの生息は、北は東北、南は紀伊山地等、本県では果無山系を中心に約八百頭が生息しているものと推定している、その被害は局所的に出ている状況であり、カモシカは特別天然記念物に指定されているので教育委員会の所管となっているとの答弁があり、林業の立場からもカモシカの被害対策を講じることはできないかとの意見がありました。
 次に水産関係について、水産試験場の移転問題と用地はどうなっているのかとただされたのに対し、一万五千平方メートルの用地を確保しているが、現在は漁港用地となっており、水産試験場の整備については、検討委員会を設置して、五十年先を見越し、後顧の憂いのないものをつくりたい、現在の用地も候補地の一つとして検討していくとの答弁がありました。
 また、田辺のまき網業者の水揚げ高の減少について県はどのように考えているのか、不漁が漁協の運営にも影響を及ぼしているので、その原因について調査していただきたい、その対策についてどう考えているのかとの質疑があり、これに対し、まき網業者についてはかなり格差があると把握しており、対策については養殖業への転換等による複合経営を図るほか、制度資金による救済策が考えられるため、今後ともまき網漁業者の経営改善について積極的に指導してまいりたいとの答弁があり、さらに、不漁対策として漁業共済制度があるが、この掛金補助金が昭和六十三年度からカットされている、この周知徹底について共済組合、県漁連等の指導についてただされ、今後とも関係機関を十分指導していくとの答弁がありました。
 本県の海岸部においてリゾート開発構想が計画されているが、構想に対して漁港課はどのように考えているのかとの質疑に対し、地域の活性化に資するリゾート開発については漁港サイドとしても前向きに取り組んでまいる所存であるが、本来の目的である漁船の漁港利用に支障を来すことのないよう調整を図りつつ対処してまいりたいとの答弁がありました。
 これに関連して、海洋リゾート開発については県内の関係部局との調整も十分に行い、地域の活性化に努めてほしいとの要望がありました。
 また、水産業は二百海里問題で厳しい状況に置かれている、漁場の造成、管理漁業の導入が重要であり、必要なとき必要量とれるという漁業を目指されたいとの要望があり、これに対し、必要な魚を必要な時期に必要量だけとることは究極の目標であり、先行きの見通しが持てるようやっていきたいとの答弁がありました。
 なお、このほか、水産まつりについては農林業まつりと一体化し開催されるよう、また、廃ビニール処理対策については早急に組織化を進め具体化を図るよう、強い要望がありました。
 最後に、「かんきつ園地再編対策助成金に係る税制上の特例措置に関する意見書案」が提案される運びとなっておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 以上のような審議経過を経て採決に入りました。当委員会に付託されました案件、知事専決処分報告報第三号は、賛成全員をもって承認すべきものと決しました。
 以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、よろしく御決定をお願い申し上げます。
○議長(西本長浩君) 文教委員会委員長尾崎吉弘君。
 〔尾崎吉弘君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(尾崎吉弘君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案一件、知事専決処分報告一件、請願継続分一件であります。
 委員会は、六月三十日、第四委員会室において開催し、当局から付託案件等についての詳細な説明を聴取した後、審議に入りました。
 委員会における各委員の質疑、意見及び要望等、主なものは次のとおりであります。
 まず初めに、明許繰越事業に係る南部高校龍神分校及び紀北農芸高校の二件について、当初から予測できていたのではないか、また途中で繰り越ししなければならない事態が生じたのかどうかとただしたのに対し、工事を実施している段階において用地等で困難な問題が発生したためであるとの答弁があり、委員から、事業をスムーズに進捗させ、できるだけ繰り越しのないようにとの意見がありました。
 次に、本会議における一般質問に関連して、新学習指導要領には作成に係る教育調査会のメンバーの中に検察庁が地位利用と判断し起訴した人物が入っており、この新学習指導要領を今後の道徳教育等で推し進めていくのには問題があると思うがどうかとただされたのに対し、教育委員会としては、この事実は大変厳しく受けとめている、生徒からの質問があった場合には事実は事実として正確に教えたいとの答弁があり、委員からは、重大な問題だという考えだけではなく教育委員会の考え方はどうかと再度ただされたのに対し、教育委員会としては、道義上の問題として十分胸に含んで厳しく受けとめて教育行政を進めていかねばならないと思っているとの答弁がありました。
 また、委員からは、本県の教育行政は文部省に対し優等生過ぎるのではないか、こういう問題が起きたとき、批判は批判、協力は協力という明確な線を持ってやってもらいたいとの意見がありました。
 関連して、新学習指導要領の教育課程の編成主体はどこにあるのか、教育課程伝達講習会はどのように行われるのかとただされたのに対し、編成主体は学校であり、伝達講習会は、文部省の講習会で受けた内容を学校現場でことしの夏休みを利用して行う、この伝達講習会は教育委員会が責任を持って行い、中身の伝達も含め、スムーズな運営に努めていきたいとの答弁がありました。
 次に、全国中学校長会調査部発行の昭和六十二年度「中学校教育に関する調査」の資料に基づいて、県内中学校の免許外教科担当教員が九百人にも上り、近畿二府四県では兵庫県の一千五十七人に次いで二番目となっている、真に行き届いた教育を進めていく中で早急に改善するようただされたのに対し、県内には僻地校など小規模校が多いため一人の教員が複数の教科を担当しなければならない状況にあり、週当たりの授業時間が少ない技術、保健体育、家庭、美術等の技術系教科を中心に県教育委員会の許可を受けて他の教科を指導しているが、昭和六十三年度では小学校、中学校、高等学校合わせて九百七十八件と年々減少してきており、さらに努力を続けていきたいとの答弁がありました。
 委員からは、改善していきたいという方向で努力はされていると思うが、免許を持った教員が専門の教科を教えるべきであり、高校入試を控え、将来を考える生徒や父母に十分対応できるのか、また、新学習指導要領の問題で考えると専門教科を担当することが一層重要になってくる、教員の定数をふやさざるを得ないのではないかとただされたのに対し、現在、国においても定数の改善を年々続けているところであり、国の動向も見きわめながら教育委員会としても改善を続けているところであり、その中で教員の配置を工夫する等、努力していきたいとの答弁がありました。
 委員からは、一人当たりの担当教科数及び免許外教科担当状況について、改めて調査をするよう要望がありました。
 次に、中途退学者の対策に関して、退学した生徒は学校教育に関係がないということでは済まされないと思うが、進路指導部としてその実態把握に努めるべきであるがどうかとただされたのに対し、高校での対応策は二つあり、一つは退学者を出さない教育を進めることで、安易に退学をさせないこと、単位認定を含めたシステムの見直しをすること、個々に応じた教育をすること、周りで支えていく指導をするということであり、もう一つは追跡調査を実施することで、進路変更をした者についてはアフターケアをする必要があること、また、新学習指導要領では、こういった観点のもとに現行の学年制に一部単位制を取り入れた考え方が導入されているとの答弁がありました。
 委員から、中学校の進路指導では生徒本人よりも父母の希望が前面に出ているのが現状であろうかと思われるが、中学校は高校進学率の数字にこだわらず真の進路指導をするよう、県教育委員会は市町村教育委員会に助言すべきであるとの意見がありました。
 次に、本県における理工系学部・学科の増設についてただされ、本県が経済的に立ちおくれ、また伸び悩んでいる理由の一因として、工業における先端産業分野が全くと言っていいほど育っていない、このことは本県の大学に研究機関がないからであると思うが、和歌山大学の学部増設に係る要望について文部省の感触はどうであったのかとただされたのに対し、文部省は本県の熱意は理解しているが、教員の問題等、文部省と大学側とで詰めなければならない点も多々あり、また平成二年度の予算も厳しい編成になる見込みで、和歌山大学の学部増設に係る予算も難しいのではないかということが文部省側の対応から感じとれた旨の答弁がありました。
 次に、第三回全国スポーツ・レクリエーション祭について、実施種目等について決定したのかとただされたのに対し、現在、文部省を初めとする連絡協議会に諮って検討中であるが、近々ある程度の内容が決定されると聞いている、また、第三回祭典までは大幅に変動はしないとのことであるが、本県としての希望も提出して検討してもらっているところであるとの答弁があり、委員からは、具体的に決まれば県体育協会等とも十分相談するよう要望がありました。
 また、県立体育施設の現状について、他府県と比較して建設後かなりの年数を経過し老朽化してきているところもあるので、全国規模の大会や近畿地区大会を開催する場合等、恥ずかしい思いをしないで済むよう施設・設備の充実に努め、できるところから改善をするとともに、学校施設以外の社会体育施設にも今後目を向けていくよう意見がありました。
 このほか、日本経済新聞に掲載された京都大学Y教授のエッセイ、総合教育センターに係る他部局の施設活用、土曜閉庁に係る学校の対応及び六星寮の経過について意見、要望等がありました。
 以上が、当委員会における審査の概要であります。
 当委員会に付託されました議案第九十三号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決し、知事専決処分報告報第三号についても賛成全員をもって承認すべきものと決しました。
 また請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第九号は継続審査を要するものと決した次第であります。
 以上をもって、文教委員会の報告といたします。何とぞ、適当な御決定をお願い申し上げます。
○議長(西本長浩君) 建設委員会委員長木下秀男君。
 〔木下秀男君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(木下秀男君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案一件、知事専決処分報告三件、請願一件であります。
 当委員会は、六月三十日、第三委員会室において、企業局、土木部の順に開催いたしました。
 当局から付託案件について説明を聴取した後、質疑に入りました。
 各委員の質疑、意見、要望の主なものは、次のとおりであります。
 まず企業局関係でありますが、御坊テクノ構想にかかわる企業誘致に向けての土地造成を積極的に進めてほしい旨の意見がありましたが、これに対し、採算性を考慮し、地元の積極的な協力を得ながら検討してまいりたい旨の答弁がありました。
 次に白浜有料道路について、例えば地元の催す花火大会等、特定の日に一定の時間を無料開放してはどうかとの意見があり、検討する旨の答弁がありました。
 次に、和歌山マリーナシティの建設に関し、第三セクターが発足したが、埋め立て完成後の処分計画の変更があるのかとただしたのに対し、埋立地の一部を第三セクターで行うことになるので埋立権の譲渡が行われることになり、この際、処分計画が変更されるとの答弁がありました。
 また、漁業補償の状況等についてただしたのに対し、まず建設予定地に面した和歌浦湾の地先に漁業権を有する十一漁協と交渉し、うち十漁協については契約済みないし合意済みであり、残り一漁協と現在最終段階の交渉中である、また操業権を有する船引き、底びき漁業の連合会等とも並行的に交渉を進めているとの答弁がありました。
 次に、紀の川大堰の設置に伴う工業用水の代替施設についてただしたのに対し、建設省から三月末に対策設計の提示があり、取水施設及び取水方法の検討をしている旨の答弁がありました。
 また、費用の転嫁の交渉状況について質問があり、紀の川水源地対策基金を利用できないかとの意見に対し、機能回復を条件としてユーザーに迷惑をかけないよう交渉しているが、基金については性格が異なるので困難であるとの答弁がありました。
 次に、和歌山市雑賀崎土地造成の進捗状況及び造成面積について質問がありましたが、これに対し、昨年末、環境アセスメント調査を委託し、現在調査中であるが、一年を通じての調査が必要であり、今秋にまとめる予定である、造成面積としては企業局が行うものとして約二十七・五ヘクタールを予定しており、このほか公共用地で約十一ヘクタール、合計三十八・五ヘクタールであるとの答弁がありました。
 また、利用計画についての質問に対し、機械金属業種の都市再開発用地として港湾計画で位置づけている旨の答弁がありました。
 続いて土木部関係でありますが、道路整備については、県道有田市千田から美浜町煙樹ケ浜の区間のシーサイドロードについての質問があり、国道に限らず、県道や農免道路等の整備手法を進めてはどうかとの意見があり、これに対し、地形等の関係で早期全線改良は困難であるが、そうした整備を検討し、促進を図っていく旨の答弁がありました。
 また、近畿自動車道紀勢線に関連し、湯浅御坊道路の供用開始予定は平成六年度である、さらに御坊─田辺間については基本計画に組み入れられたことにより一歩前進したが、今後、整備計画に向け、強力に運動を展開していかなければならない、本年度の高速道路促進大会には市町村を通じて多くの地権者の参加をお願いする等、県民の機運を盛り上げるよう促進されたい旨の要望がありました。
 次に港湾整備についてでありますが、日高港湾に対する方策等についての質問に対し、事業を進行させる上で地元の明確なコンセンサスが必要であるとの答弁がありました。
 次に、道路利用者に対する景観等への配慮について意見があり、道路標識の設置については、ドライバーにも見えやすく、また周囲の景観を考慮する必要がある、また街路灯についても、モデル地区を指定し、ソーラーシステムを利用する等の方法に取り組んでみてはどうかとの意見もありました。
 また、白浜の電線地中化についての質問に対し、当初の計画は和歌山市内だけであるが、観光地については関係者と調整を図っていく旨の答弁がありました。
 次に、白浜海岸環境整備に関し、特に離岸堤の安全対策について強い指摘がありましたが、これに対し、地元の意見等を十分把握し、検討する旨の答弁がありました。
 次に、七月にオープンの和歌浦片男波海水浴場ビーチハウスについては、管理を十分行うとともに、今後なお予定されている人工海浜の早期完成を目指して遺憾のないよう対処されたい旨の要望がありました。
 次に、大島架橋建設についての調査に当たり、フェリー、巡航船業者に対する補償について十分配慮するよう要望がありました。
 続いて、和歌山マリーナシティに係る第三セクターについて論議が集中しましたが、特に第三セクター設立については事前に議会と協議する時間的余裕がなかったのかとただしたのに対し、本年度、第三セクターによる事業実施を予定しており、それまでに埋立地の権利譲渡等の手続を行う必要があり、五月末までに設立準備の手続を済ませておく必要があったとの答弁がありましたが、本県のプロジェクト事業がつまずくことのないよう今後十分配慮されたい旨の強い指摘がありました。
 また、第三セクターの施工範囲についての質問に対し、島の北東部の幹線道路に挟まれた三角地のレクリエーション施設用地七・一四ヘクタールであるとの答弁がありました。
 また、第三セクター設立の目的についての質問に対し、民間活力を積極的に活用し、NTT無利子貸付金を親水性護岸に導入するためであるとの答弁がありました。
 また、埋立免許料の算定等についての質問があり、免許料については地域整備に充当されたい旨の要望がありました。
 次に、和歌山市布引地区が下水道計画の中に取り入れられていない理由をただしたのに対し、当地は市街化調整区域であり、原則的には下水道事業が実施できない、しかしマリーナシティの建設に伴う下水道処理も必要なことから、和歌山市と協議してまいりたいとの答弁がありました。
 次に、マリーナシティが完成した段階で国道四十二号紀三井寺交差点、毛見トンネル、津屋交差点、毛見、布引方面への関連道路等を初め、和歌山市、海南市等、内陸部の交通渋滞対策に向けて道路整備が遅滞することのないように積極的に取り組まれたい旨の要望がありました。
 次に、和歌浦廻線の未決定区間についての都市計画決定についてただしたのに対し、未決定区間については地元自治会と話し合いになっているが、協力を得て今年度中に決定を行いたい、従来どおり和歌浦トンネルにつなぐルートを考えているとの答弁がありました。
 次に新不老橋について、県が建設する目的、主張などの声が聞こえてこないがどうかとの質問に対し、和歌浦地区全体の整備計画について協議を重ねる中で調査を進め、これを県民に積極的に周知してまいりたい旨の答弁がありました。
 次に、アスベスト建材を使用した建物で県所有の建物についての質問があり、アスベストからの心配がないよう対処されたいとの意見がありました。
 以上が、当委員会の質疑、意見、要望の概要であります。
 当委員会に付託されました議案及び知事専決処分報告について採決に入りましたが、議案第九十七号は賛成全員をもって可決すべきものと決し、報第三号、報第六号、報第九号は賛成全員をもって承認すべきものと決しました。
 引き続き、当委員会に付託されました議請第五十三号「紀伊丹生川ダムの設置反対について」の請願審査に入りました。
 請願の紀伊丹生川ダム設置反対は、本県の決定している方向と違い、採択することは難しいが、請願の理由の一つに、「関係地域住民は何らの恩恵をも受けることはありません」と記載されており、全面的にダム建設反対とも言えないと考えられる、請願については、請願者の多いことも考慮し、慎重に取り扱う必要があると思われるので継続審査にしてはどうかとの意見が出されました。
 これに対し、紀伊丹生川ダムの予備調査も終わっており、建設に向けての実施計画調査が実施されようとしている段階であり、県として地元住民の意向は十分に聞き入れることとして、請願の扱いについては不採択としてはどうかとの意見が出されました。
 また、請願を先送りすることは、国との連携で事業を進めていく上で極めて考慮すべきところであり、不採択とすべきであるが、今後とも住民の意見、要望は十分聞き入れるべきであるとの意見も出されました。
 以上、慎重審議の結果、採決に入りましたが、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第五十三号は不採択とすべきものと決した次第であります。
 なお、議請第五十三号については不採択となりましたが、ダム建設にかかわる地元の方々と十分連絡を密にすることはもちろん、その水没にかかわる方々の要望なり、いろいろの実情を十分聞き、建設省との接点をとりながら取り組むように強い要望がありましたことを申し添えておきます。
 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、よろしく御決定をお願い申し上げます。
○議長(西本長浩君) 厚生委員会委員長森 利一君。
 〔森 利一君、登壇〕(拍手)
○厚生委員会委員長(森 利一君) 厚生委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案二件、請願三件であります。
 委員会は、六月三十日、第六委員会室で開催し、保健環境部、民生部の順に当局から付託案件についての説明を聴取した後、審査を行いました。
 委員会における各委員の質疑、意見及び要望の主なものは、次のとおりであります。
 保健環境部関係では、まず初めに、昨年七月一日に和歌山県地域保健医療計画が公示され、病院の病床数の適正配置の推進を図るため必要病床数が示されたが、公示以後の病床数の推移はどうかとただしたのに対し、平成元年六月一日現在では、和歌山医療圏で三老人保健施設で計二百十八床の増床となっており、その二分の一が病床数として加算されることになっている、また御坊医療圏では三十三床の増となっている旨の答弁がありました。
 また、疾病の早期発見、早期治療が重要であることにかんがみ、他府県でもこのための施設の充実が図られているが、本県では不十分であると考える、医大の整備計画にこの点が盛り込まれているのかとただしたのに対し、医大整備の内容については、現在、予防医学面の役割をも含めての議論が進められている、また、この問題とは別に県民総合健診センターの充実強化を図りたい旨、答弁がありました。
 続いて、公立病院の経営は非常に厳しいものと聞いているが、その経営状況はどうか、串本病院と古座川病院について、本会議においても合併問題についての提言もあったが、地域医療の観点からどう考え、どう指導していくのかとの質問に対し、自治体病院の昭和六十三年度決算見込みでは五病院が赤字となっており、この中には国保串本病院と国保古座川病院が含まれているが、この二病院に関しては、経営の問題のほか、病床数、病床利用率等の問題も見られ、地元の意向も踏まえて、地域医療と経営の面から総務部と連携をとりながら協力してまいりたい旨の答弁がありました。
 また、これに関連して、公立病院の累積赤字の状況と一般会計からの繰り出しについての質問に対し、昭和六十二年度の経営分析に関する各種比率は、不良債務比率、他会計繰入金の比率とも高いところも多く、串本病院、古座川病院は非常に厳しい状況になっている旨の答弁がありました。
 次に、串本の発泡スチロール工場建設に関して、ポリスチレンに付着したスチレンの発がん性が高く、その工場排水が古座川の上流で合流し、排水から生じる公害に住民は不安を持っていることに関し、今日までの経過等についてただしたのに対し、この件について関係町、関係課等から説明を受け、協議を進めている、スチレンについては、現在、水道あるいは河川への環境基準は定められていないが、国際的にはWHO(世界保健機構)等でいろいろ議論されている、今後、住民の間で不安がないような形で町当局等々と協議を進めてまいりたい、なおポリスチレンは、現在、食品容器等に使用されており、全国約二百五十カ所の工場で生産されているが、排水中のスチレンで問題となったところは聞いていない、現在、県事務所、保健所、関係課、関係町と調整を行っているが、適切な時期が来れば水質検査等の住民対応を考えていくとの答弁がありました。
 次に、向陽病院での輸入未承認の医療機器使用についての質疑があり、まず治験段階での医療機器を届け出外の医療機関で使用して治療できるのか、また未承認の機器使用は好ましいものとは言えないのではないかとただしたのに対し、臨床治験を行うには厚生大臣への届け出が必要であり、治験に当たっては安全性の確保と患者の同意を得て行われるもので、それ自体、問題とは考えていない、なお未承認機器の使用については医師の専門的判断により行われるが、患者に対して了解を得ないで使用した場合は適正とは言えない旨の答弁がありました。
 このほか、治験終了後、同じ日に県立医大よりこの医療機器が移転された状況について事実確認の調査を行ったのかどうか等の質問があり、県としても治験段階での機器の移動は問題があるとの認識の上で調査を行った、また国においては業者に強く指導をしたと聞いている旨の答弁がありました。
 続いて、老人保健施設の現況と指導についてただしたのに対し、昭和六十三年十二月に一カ所が開設されて以来、今日まで四カ所開設されており、入所定員は二百六十八床である、目下、具体的な設置計画のあるものが六カ所あり、七百床程度確保できる見通しにある、今後の老齢人口の増加等を勘案して県内で三千床程度までを考えており、地域的な偏在のない形で設置を推進したい旨の答弁がありました。
 また、地域保健医療計画について、各地域でどのような医療要求があり、それをどのような形で施策に打ち出すかが二次医療圏における任意的記載事項であると考えるが、市町村においては十分理解されていない状況にある、これに対する県の指導についてただしたのに対し、地域保健医療計画についての理解度が不足しているのであれば十分説明を行っていく旨の答弁がありました。
 さらに、地域の医療や保健の要求について時間をかけてもよいからアンケートをとるなどして全体の意見をくみ上げ、また計画策定についても保健所を中心にしていくべきものと考えるがどうかとただしたのに対し、任意的記載事項については保健所が中心となっている推進組織で検討しており、計画の具体的な実施についてもこの組織により進めていくことにしているとの答弁があり、保健所の統廃合の計画の有無についての質問に対して、保健所の活性化について検討を行っているが、現時点では統廃合についての計画はない旨の答弁がありました。
 続いて、看護婦確保の問題について質疑、要望があり、紀南地方の病院の基準看護の問題もあり、進学コースなりレギュラーの養成が課題である、具体的には新宮市医師会や県立医大紀北分院の准看護学院を進学コースに変更できないかどうかとただしたのに対し、看護婦数は不足しており、現在の養成数では十分でないと認識している、紀南地方に看護婦学校を建てる具体的計画は今のところないが、県全体の問題として検討を進めている旨の答弁がありました。
 また、准看護婦養成が先行するような行政指導はやめるべきであるとの要望がありました。
 民生部関係では、海南市の民生委員協議会総務委員会の席上、委員の一人から特定政党の比例代表制立候補予定者への後援会加入について要請があったと聞くが、これは民生委員の政治活動を禁止した民生委員法第十六条に違反していないのか、またその事実を知っているのかとただしたのに対し、そうした話は聞いていないとの答弁があり、これに対して、今議会開会中に事実関係を調査の上報告されたい旨の要請がありました。
 引き続き、地元住民から公害不安を取り除いてほしい旨の要望のある串本町の共同作業場建設についての経過をただしたのに対し、串本町の長期計画により、産業就労対策として古座川上流に発泡スチロールの共同作業場を建設する計画に対して、下流の一部住民より、工場からの排水に有害物質が含まれるのではないかとの不安を訴える声があり、町としても住民への説明を行っているものの、まだ住民の不安を払拭するに至っていないとの答弁があり、さらに町が同和対策事業の完全消化を図るために無理をして事業実施を行うことについては多少の懸念もあるので、町を指導助言する必要があるとの意見に対し、事業の必要性は認められるが、最も重要なのは住民の合意であり、今後とも関係機関と連携をとりながら適切な指導に努める旨の答弁がありました。
 続いて保育問題についての質疑に入り、まず本年度の新規事業として長時間保育事業を行うことになっているが、予算の不足を生じないのか、さらに県は補助金を出すだけなのか、ほかにどのような指導を考えているのかとただしたのに対し、長時間保育促進事業の対象施設は、県内で一時間延長は二十一施設、二時間延長は一施設と把握している、補助金は一日単価五千十円をもとに一人一時間六百六十円と試算しているが、不足する場合は補正で検討したい、なお県としては補助金を交付するとともに保母の資質の向上を図り、保育内容の充実に努める旨の答弁がありました。
 さらに、本年度から長時間保育事業の導入で多少の前進を見たものの、認可保育所に入れない児童を無認可保育所で受け入れている、これら無認可保育所に対しなぜ助成しないのか、児童福祉の趣旨からも、基準にこだわらずに速やかに実態を把握して助成すべきであるとただしたのに対し、無認可保育所の児童の措置については、出生数の減少の中で現在の認可保育所で対応できるものと考えており、引き続き市町村を指導してまいりたい、なお無認可保育所の件については今後の課題と受けとめていくとの答弁がありました。
 次に介護福祉士の国家試験について、試験前に合格のため何か手だてを行ったのか、受験者はどのような人が多いのか、また合格率は低かったが、このままでは有資格者が少なくなるのではないかとの質問に対し、これは国家試験であり、試験実施の通知等の連絡を行った、また試験前には全国社会福祉協議会がブロックごとに講習会を開催した、受験者の大半は現在施設で介護等の業務に従事されている方であると承知している、またできるだけ資格取得者がふえていくことが望ましいと考えており、全社協のブロック研修会等を活用することについて検討してまいりたい旨の答弁がありました。
 次に、離婚の増加等により母子・父子家族が増加し、学童保育が必要となっているが、現在、制度が確立されていない、県内には民営施設として五カ所設置されているが十分ではないとの質問に対して、共働き家庭が増加し、留守家族児童が多くなっている、現在、厚生省の都市児童健全育成事業制度があり、その活用について今後も指導していきたい、三万人未満の町村については現在実態調査中であり、調査後、対応を考えるとともに、学童保育については、児童館、教育集会所等との関係もあり、検討していきたい旨の答弁がありました。
 さらに、和歌山市においては母子家庭が対象で共働き家庭が除外されているが、入所できるよう指導されたいとの意見に対しては、今後指導していきたい、また現在計画中の女性の意識調査にも学童に関する一項目を検討してもらいたいとの要望に対しては、現在検討している素案にはこれらの問題について挿入すべく検討している旨の答弁がありました。
 以上が、当委員会における審査の概要であります。
 当委員会に付託されました議案第九十一号及び議案第九十五号については、全会一致をもって可決すべきものと決しました。
 また請願につきましては、継続審査中の議請第四十九号及び議請第五十号はさらに継続審査を要するものと、また新規受理分の議請第五十二号は採択と決した次第であります。
 以上をもって、厚生委員会の報告を終わります。何とぞ、よろしく御決定をお願い申し上げます。
○議長(西本長浩君) 総務委員会委員長中村利男君。
 〔中村利男君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(中村利男君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案九件、知事専決処分報告五件、請願審査新規分六件、継続分五件であります。
 当委員会は、六月三十日及び七月三日、第五委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、審査を行いました。
 まず企画部関係については、紀伊丹生川ダムに関して、窓口はどこか、地域整備計画の内容はどうか、実施調査がどれくらいかかるかとただしたのに対し、主体は建設省が担当し、県の窓口は河川課、地域整備計画については地域振興課が担当している、実施調査は今年度から始まるが、一般的に二年ないし三年かかる、これにあわせて県では基本構想を策定し、その後、地域整備計画に入るとの答弁がありました。
 次に、ダム建設に伴い、水没戸数の状況、及び地元から反対請願も出ている中で住民の反対についての意見の聴取の状況はどうか、また県として、国とともに現地に入り、地域整備計画に住民の意見を反映させてはどうかとただしたのに対し、水没戸数は建設省が行う実施調査の結果により判明する、反対請願の出ている北又地区集落の戸数は十六戸である、また反対請願については認識している、反対する理由については、町当局を通じてどこまで水没するのか、補償はどう行われるのか、地域整備計画についてもわからない等の話を聞いている、今後とも、地方自治の本旨から言っても地元住民の対応を地元の市町が取りまとめてくれるものと考えるが、地元の皆さんの御理解、御協力をいただくよう努力し、建設省、地元市町と協議しながら地元住民の意向を反映できる地域整備計画を策定していきたいとの答弁がありました。
 次に、何年をめどにどのくらいの量を分水するのか、紀伊丹生川ダムの開発量はどの程度か、紀伊丹生川ダムで県内分の水需要にどの程度使えるのか、また建設費の本県負担についてただしたのに対し、紀の川分水開始は平成十二年をめどに、最大限、毎秒四立方メートルで、当面、約毎秒三立方メートルの分水を予定している、紀伊丹生川ダムの開発量については実施調査の結果を見ないとわからないが、県内の水需要については、水需給の動向を見て判断をしたい、またダム建設の負担のうち利水分については利水者が負担することになっているとの答弁がありました。
 なお、地域整備計画に住民の意見を反映し、ダム建設に当たっては県の財政負担を軽減できるように努めるよう、特に要望がありました。
 次に、県の観光振興の面からも、広川町に紀勢本線の駅の設置についてただしたのに対し、駅の新設については利用状況等から困難な点もあるが、町当局とともに地元の駅を含めた開発計画等をまとめて広川新駅の設置について今後とも要望を続けていきたいとの答弁がありました。
 次に燦黒潮リゾート構想について、山岳地域が構想の中に入っているのかとただしたのに対し、民間企業進出の熟度等を勘案して今回の燦黒潮リゾート基本構想では海洋を優先したが、さきに策定した県リゾート基本構想の中では、海洋、山岳、都市近郊型と三つのゾーンに分けているとの答弁がありました。
 次にコスモパーク加太について、県、市、公社ばかりで仕上げるという細切れな計画ではいけない、民間のノーハウをできるだけ生かすべきであるとただしたのに対し、事業主体は県、市、公社、民間で構成するものと考えており、事業は民間活力を活用する方向で検討しているとの答弁がありました。
 次に、去る六月二十七日、関西国際空港全体構想早期実現期成会で副知事が知事代理として中央陳情をされたので、そのときの全体構想、それに関連する大阪空港の問題について副知事に報告を求めたのに対し、大方の意見は全体構想を進めなければならないという考え方を示されたが、それは昭和四十九年の航空審議会答申に基づいて進めるべきという考え方がかなりあるように感じた、宇野総理大臣は、全体構想が大事なことであるから検討しなければならない、運輸大臣は、第六次空港整備五カ年計画に入れる必要はあると思うが現大阪空港の存廃をどうするかが課題であるとのことであった、また建設大臣は、重要なプロジェクトであるので立派な空港を目指すべきであるということであった、大蔵大臣の意見は、まず大阪空港の存廃問題が解決してから考えるべきであり、また一期工事も当初予定を上回る経費となっているため、当面、一期工事をなし遂げることの方が大事だという意見であった、また大阪空港存廃問題については、原田関空促進議員連盟会長は、一方で現大阪空港の存続を議論しつつ全体構想を推進しようということのようであった、したがって本県としては、本県独自の戦略もあろうが、また関西全体と協調しての戦略もあり、その辺は難しい面もあるとの副知事の報告でありました。
 次に出納室関係では、四月末現金出納検査計数では、一般会計の収支差し引き額は六十五億三千四百二十一万余円となっているが、五月三十一日の出納閉鎖日までに歳入歳出でまだ増減があると思うが、五月中の数字の動き及び昭和六十三年度決算の見通しについて質問があり、これに対し、現在計数を整理しているところであるが、決算見込みについては実質収支額で二十億円近い数字になるとの説明がありました。
 次に知事公室関係では、ふるさと誕生日を定め、県民が郷土についての理解を深め、ふるさとを愛する心をはぐくみ、自信と誇りを持ってより豊かな郷土を築き上げることを期する日とするとともに、それにふさわしい行事を実施するとの当局の説明がありました。
 これに対し、ふるさと誕生日は休日とならないかとの質問があり、各県の状況を調査したところ、学校を休みとしたところもあるが、この場合、企業等が休みとならないため子供だけが家にいるなどの問題もあり、休日については定めていないとの答弁がありました。
 次に総務部関係では、まず医科大学の統合移転について、昨年十二月に紀三井寺に決定したが、その後の移転整備事業の進捗状況はどうか、また競馬場跡地について和歌山市との価格交渉はまだ煮詰まっていないと思うが、用地取得の時期はいつかとの質問に対し、統合移転整備事業については本年一月に県立医科大学移転整備協議会を設置し、現在、基本構想、基本計画策定の条件等について検討・調整を進めている、また紀三井寺競馬場跡地のボーリング調査を実施した結果、地下五十メートルぐらいのところには相当かたい地層があるので建設については特に問題がない、そのほか、現在、紀三井寺地区において環境影響調査を実施しているところである、また用地取得については、和歌山市が現在実施している境界明示、測量、厩舎等の問題及びスタンドの撤去工事等の解決の状況を見ながら、できるだけ早く市と協議をしていきたいとの答弁がありました。
 なお、移転整備事業は、用地決定のいきさつもあり、和歌山市の協力を得て精力的に実施するよう、特に要望がありました。
 次に自動車税の徴収事務について、徴収人員は何人か、車検時に納税証明が必要であるから大部分は納付されており、四万円程度の金額で夜にも徴収に行く人件費等の経費を考えると効率のよい行政ではない、システムとして車検を受けるときに支払ってもらったらどうかとの質問があり、これに対し、自動車税が大部分を占めている、全税目で四十四名で徴収を行っているが、車検切れでの廃車や転売のケース、また自動車や納税者の所在不明のケース等が多く、徴収効果を上げるために車検の近いものは後回しにする等の方法をとっている、車検時における徴収システムについては、費用負担が多くなる等の理由で自治省としては積極的ではないが、県としては行政改革的視野に立って検討するとの答弁がありました。
 次に県青年会館について、青年団体連絡協議会は県へ買い取ってほしいとの強い意向であるので、これを買い取り、議会が新しい議事堂を建てるまでの間、一部庁舎として使用し、北別館の議会のスペースを広くしてはどうかとの質問に対し、財政的な面もあるので検討していきたいとの答弁がありました。
 以上の結果、採決に入りましたが、当委員会に付託されました議案及び知事専決処分報告について、すべて全会一致をもって可決すべきものと決しました。
 なお、請願につきましても、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、すべて継続審査を要するものと決した次第であります。
 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、よろしく御決定をお願い申し上げます。
○議長(西本長浩君) 以上をもって、各常任委員会委員長の報告が終わりました。
○議長(西本長浩君) これより、委員長の報告に対する質疑に入ります。──質疑なしと認めます。
○議長(西本長浩君) 次に、ただいま議題となっております案件について討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決を行うことに決定いたしました。
○議長(西本長浩君) まず、議案第八十六号から議案第九十九号までを一括して採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
 本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(西本長浩君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
○議長(西本長浩君) 次に、地方自治法第百七十九条の規定による知事専決処分報告報第三号から報第九号までを一括して採決いたします。
 本件についての委員長の報告は、いずれも承認であります。
 本件を委員長の報告のとおり承認することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(西本長浩君) 起立全員であります。よって、本件はいずれもこれを承認することに決定いたしました。
○議長(西本長浩君) 次に、請願について採決いたします。
 まず、議請第五十三号を採決いたします。
 本請願に対する委員長の報告は、不採択であります。
 本件を委員長の報告のとおり不採択とすることに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(西本長浩君) 起立多数であります。よって、本件は不採択とすることに決定いたしました。
○議長(西本長浩君) 次に、ただいま採決いたしました請願を除くその他の請願十六件を一括して採決いたします。
 本件は、いずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、本件はいずれも委員長の報告のとおり決定いたしました。
○議長(西本長浩君) 次に、日程第二に入ります。
 お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」のとおり、各常任委員会に対し閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり、各常任委員会に対し閉会中の継続審査として付議することに決定いたしました。
○議長(西本長浩君) 次に日程第三、議案第百号を議題といたします。
 お諮りいたします。本案については、委員会付託等を省略し、これより採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託等を省略し、これより採決することに決定いたしました。
○議長(西本長浩君) 本案について質疑はございませんか。──質疑なしと認めます。
○議長(西本長浩君) これより採決に入ります。
 議案第百号和歌山県人事委員会の委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 この採決は、無記名投票をもって行います。
 議場を閉鎖いたします。
 〔議場閉鎖〕
○議長(西本長浩君) ただいまの出席議員数は、議長を除き四十四人であります。
 投票用紙を配付いたします。
 〔投票用紙配付〕
○議長(西本長浩君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
 〔投票箱点検〕
○議長(西本長浩君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県人事委員会の委員に宮崎静治君を選任することについて同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 点呼いたします。
 〔氏名点呼〕
 〔各員投票〕
○議長(西本長浩君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
 〔議場開鎖〕
○議長(西本長浩君) お諮りいたします。立会人に、14番橋本進君、23番藁科義清君、36番浜口矩一君、43番中村博君の四君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
 なお、この際、白票を無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
 〔投票点検〕
○議長(西本長浩君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数 四十四票
 うち有効投票 四十票
 無効投票 四票
 有効投票中
 賛 成 四十票
 反 対 な し
 以上のとおり、賛成多数であります。よって、議案第百号和歌山県人事委員会の委員に宮崎静治君を選任するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(西本長浩君) 次に日程第四、平越孝哉君外十一人から提出されました議員提出議案第一号和歌山県議会会議規則の一部を改正する規則を議題といたします。
 議案は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明等を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○議長(西本長浩君) 本案について質疑はございませんか。──質疑なしと認めます。
○議長(西本長浩君) 議員提出議案第一号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(西本長浩君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(西本長浩君) 次に日程第五、同和対策、関西国際空港対策、水資源対策、半島振興過疎対策の各特別委員会から中間報告が文書をもってなされておりますが、これらはいずれもお手元に配付しておりますので御了承願います。
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 同和対策特別委員会中間報告
  委員長 橋 本 進
 同和対策特別委員会の現在までの審議の経過並びに活動状況等について、その概要を御報告申し上げます。
 当委員会は、昭和63年7月15日の本会議において委員の改選が行われ、同日招集された委員会で委員長に不肖私が、副委員長に松本貞次委員がそれぞれ選任されました。
 以下、現在に至るまでの概況を順を追って御説明申し上げます。
 まず、昭和63年7月27日には、東京都日本海運クラブで開催された「和歌山県同和対策特別措置強化促進政府陳情集会」に参加し、政府各省代表及び県選出国会議員出席のもとに、新法地対財特法第3年度に当たる昭和64年度同和対策予算特別措置と地方公共団体の財政負担の軽減等について要望いたしました。
 次に、昭和63年9月6日から9月8日にかけて県外調査を実施いたしました。今回の調査は、「ウタリ問題の現状と対策について」ということで、北海道議会を訪問し、説明を聴取しました。その後、白老郡白老町にある「白老民族資料館」を視察しましたが、その概要を御報告いたします。
 まず「ウタリ」とは、「地域社会の通念で、アイヌ系の血をひいていると思われる方、また婚姻、養子縁組等によりそれらの方と同一の生計を営んでいる方」であります。
 ウタリの人たちの社会的、経済的地位の向上を図るため、これまで第1次、第2次の「北海道ウタリ福祉対策」を策定し、国、市町村並びに関係団体の協力を得ながら、生活と職業の安定、産業の振興、生活環境等の整備、教育、文化の振興などの諸施策を積極的に推進してきている。
 また、昭和61年6月に第3回目の「北海道ウタリ生活実態調査」を実施している。この調査結果では、ウタリの人たちの社会・経済状態、生活環境、子弟教育などの水準は着実に向上しつつあるものの、一般の水準に比べると生活の各般にわたってまだなお格差があることが明らかとなっている。ウタリの人たちは、道内の70市町村に居住し、人口は2万4,381人、7,168世帯となっている。昭和54年の第2回目調査に比べ、8市町村221人、454世帯が増加している。これらの生活状況を見ると、54年に比べ住民税の所得割課税世帯が増加し、年間所得の平均額も増加している。また、高等学校への進学率や持ち家住宅の比率が高まるなど、ウタリ世帯の生活福祉の水準は着実に向上してきている。その反面、住民税の非課税世帯はわずかながら増加し、生活保護の受給率もいまだに高い比率を示しており、一般と比べると生活水準に格差のあることがうかがわれる。
 このため、これまで実施してきた事業の継続実施はもとより、教育水準の向上によって就労条件を高め、生活の向上を図るとともに、貴重な言語、文化遺産の継承、保存への体系的な取り組みを急ぐなど、真に必要な施策を積極的かつ総合的に推進している。
 また、平成元年3月15日に委員会を開催し、平成元年度同和関係予算並びに啓発等の取り組み状況について、各部局(教育委員会、警察本部を含む)から説明を聴取し、審議いたしました。
 併せて、同和地区実態調査がおおむねまとまったのを機会に、その概要について説明を受けました。
 概略は以上のとおりでありますが、同和問題を解決する上で、今日なお多くの課題が残されており、新法期限内に解決するためには、なお一層の努力を必要としていると存ずる次第であります。
 以上をもって、当委員会の現在までの審議の経過と活動状況について概況報告といたします。
 何とぞ、よろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。
(参考)
 同和対策特別委員会の審議の状況

実施年月日 区分 審議内容等
63. 7. 15 委員会開催 正副委員長互選
 委員長 橋本 進
 副委員長 松本貞次
7. 27 和歌山県同和対策特別措置強化促進政府陳情集会 東京都日本海運クラブにおいて、政府各省代表及び県選出国会議員出席のもとに、昭和64年度同和対策予算特別措置と地方公共団体の財政負担軽減等ついて要望
9.6~8 県外調査 「ウタリ問題の現状と対策ついて」調査のため北海道議会を訪問し、説明を聴取した。また、「白老民族資料館」を併せ視察した。
元.3. 15 委員会開催 平成元年度同和対策に係る各部局(教育委員会、警察本部を含む)の予算並びに啓発等の取り組み状況について審議。併せて「同和地区実態調査」の概要ついて報告を受ける。
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 関西国際空港対策特別委員会中間報告
  委員長 岡 本 保
 関西国際空港対策特別委員会の審議の経過並びに活動状況について、その概要を御報告申し上げます。
 当委員会は、昨年7月15日の本会議において委員の改選が行われ、同日招集された委員会で正副委員長の互選が行われた結果、委員長に不肖私が、副委員長に中西雄幸委員がそれぞれ選任されました。
 関西国際空港の建設は和歌山県の将来にとって極めて重要なプロジェクトであり、当委員会としても県勢発展の総合的な見地からこれに積極的に取り組んできたところであります。
 以下、その概要について順を追って御報告申し上げます。
 まず8月31日、和歌山県土地開発公社が事業主体として進めている加太地区における土砂採取現場の視察調査を実施しました。工事事務所において当局から、関西国際空港建設に係る進捗状況について、また滑走路3本を備えた全体計画については現在運輸省において関西国際空港全体構想検討基礎調査が実施されている等の報告があり、続いて土地開発公社から土砂採取事業の用地取得の進捗状況及び準備工事の進捗状況について説明を聴取し、審議を行い、その後その状況を視察いたしました。
 次に10月24日、委員協議会を開催しました。まず、当局から関西国際空港アクセスに関する取り組みの経過等について説明を聴取した後、南海電気鉄道株式会社に対する要望事項について審議が行われ、関西国際空港の波及効果を最大限に導入するためには空港アクセスの利便性の確保が是非とも必要であるとの見地から、鉄道アクセス、バスアクセス、海上アクセス、新駅の設置等について、同日、同社を訪問し、強く要望を行ったところであります。
 次に3月23日、委員会を開催しました。まず当局から、関西国際空港建設に係る進捗状況に関し、空港島護岸については、船舶進入用の開口部を除きすべて完成し、昨年12月6日に護岸概成式が執り行われたこと、平成元年度政府予算案に関西国際空港の全体構想の検討基礎調査費が昨年に引き続き計上されたこと、土地開発公社の懸命の努力により4月8日に土砂搬出記念式が執り行われる予定である等の報告がありました。
 また「関西国際空港全体構想の早期実現に関する要望決議」案について審議し、翌日の本会議において議決され関係機関に送付したところであります。
 次に4月19日、関西国際空港株式会社を訪問しました。4月8日に予定されていた土砂搬出開始が空港会社と大阪府漁連との間で土砂運搬船の航路問題が解決できず延期されたことに対し、強く抗議をいたしました。各委員の「土砂搬出は遅れても、約束の6,500万m3は引き取ってもらえるのか」「いつごろ土砂搬出が可能なのか」の質問に対して、会社側は明確な回答を避けた。
 また、これに先立ち和歌山市大川の積み出し現場や加太の土砂採取地を視察し、工事事務所長から工事概要の説明を受けた。この後、工事事務所において副知事から延期に至った経過やその後の会社と漁連で行われた交渉内容の報告を受けた。委員からは会社の対応のまずさを指摘する意見が相次ぎ、当初予定していた早期搬出の要望書の提出を取りやめ、抗議を行うこととした。
 5月8日には、関西国際空港株式会社から一方的に通知された「搬出開始延期」で、4月8日の予定より遅れることちょうど1カ月、待望久しかった土砂搬出が開始された。土砂の単価交渉、跡地利用など課題はまだ山積しているが、大きな節目をようやく乗り越えた。
 次に5月19日、関西国際空港建設工事の進捗状況調査を実施しました。現地事務所で工事の進捗状況等についての説明を聴取後、空港建設工事の概要ビデオを視聴し、船上及び海上基地からその状況をつぶさに視察いたしました。
 6月5日には「和歌山県関西国際空港全体計画促進協議会」が設立され、関西国際空港が世界第一級の空港機能を十二分に発揮するため、また本県の一層の飛躍を図るためにも、当委員会としても全体計画の早期決定と早期着工について強力に働きかけていくところであります。
 以上、当委員会における審議の経過並びに活動状況の概要報告といたします。
 何とぞ、よろしく御了承のほどお願い申し上げます。
(参考)
 関西国際空港対策特別委員会の審議等の状況
実施年月日 区分 審議内容等
63. 7. 15 委員会開催 委員長、副委員長の選任
 委員長 岡本 保
 副委員長 中西雄幸
63. 8. 31 調査 和歌山市加太土砂採取現場視察調査
63.10. 24 委員協議会開催 南海電気鉄道株式会社への要望事項検討及び同社訪問
元. 3. 23 委員会開催 関西国際空港関連の経過及び現況報告並びに要望決議案の審議等について
元.4. 19 調査 和歌山市加太土砂採取現場視察調査及び関西国際空港株式会社訪問
元. 5. 19 調査 関西国際空港建設現場視察
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 水資源対策特別委員会中間報告
  委員長 町 田 亘
 水資源対策特別委員会の現在までの審査の経過並びに活動状況について、御報告申し上げます。
 当委員会は、昨年7月15日の本会議において委員の選任が行われ、同日招集された委員会で不肖私が委員長に選任され、部矢忠雄委員が副委員長に再任されました。
 以来、委員会2回、県内外調査1回を実施するなど、紀の川水問題に取り組んでまいりました。
 以下、当局の説明及び答弁の概要を報告します。
 まず、大滝ダム水源地域整備事業に係る奈良県との負担区分についてでありますが、総事業費120億円のうち、奈良県との共同負担額40億円について本県負担額は12億円で、昭和63年度から3年分割で奈良県に納入することとなった。
 次に、紀伊丹生川ダムについてでありますが、建設省では、昭和61年度からボーリング、物理探査及びダム事業計画検討等の予備調査を実施してきたが、平成元年度から次の段階となる「実施計画調査」に着手することとし、1億円でもって測量、地質調査等を実施されることとなっている。
 県では、4月1日から専任の参事を配置して、建設省、関係地元公共団体等と密接な連携を図りながら対応していく、また水源地域の整備振興を図る立場から、ダム周辺地域整備の基本構想を策定していくこととしており、今後は地元市町と十分協議し、周辺整備が地域活性化につながるよう積極的に取り組んでいくとの当局の説明に対し、紀の川分水を締結したとき約束した平成12年の完成について、その履行が懸念される声も聞かれることから、関係部局の連携をなお一層密にして取り組んでほしいとの要望がありました。
 次に、紀の川大堰の建設事業についてでありますが、建設省において、昭和62年度から堰本体の設計と諸調査を行っており、現在、内水面漁業協同組合等との協議のほか、有功、四箇郷、河西、河南、河北地域の連合自治会を対象に説明を行っている。平成元年度では、関係者の理解と協力を得ながら、右岸堰本体、工事用道路及び低水護岸の一部に着手することとしている。
 それから、紀の川水源地域対策基金についてでありますが、昨年11月設立許可を得て、その後、国土庁、建設省、自治省及び大阪府と事業種目等について協議、検討を重ねてきたところで、63年度の事業決定が本年3月末日になり、63年度分の地域整備協力費は専決処分のやむなきに至った。今後は、関係市町、団体と協議し、早期に流域整備計画を策定し、流域の一体的な整備を推進していくこととしている。
 次に、紀の川分水協定に基づく府県間の一体的整備の状況についてでありますが、まず府県間道路の整備については、両府県の土木部間で協議され、それぞれの進捗が図られている、また紀泉地域の総合的な整備を図る新しい組織づくりに関しては、平成2年設立を目指して、現在、大阪府との間で検討会を設け鋭意協議している、それから加太・岬スカイライン構想の具体化についても、平成元年度から大阪府と共同で調査に着手することとしているとの当局からの説明及び答弁がありました。
 最後に、県内外調査についてでありますが、昨年10月31日、県民文化会館で紀の川大堰建設計画の説明を受けた後、現地調査を行いました。
 11月1日、2日の両日は、岡山県の吉井川治水計画の一環として建設された吉井川坂根堰と徳島県の吉野川総合開発の一環として建設された多目的の池田ダムの視察調査を行いました。それぞれ、建設省、水資源開発公団の担当官から微々にわたり説明を受け、今後進展する紀の川大堰の建設並びに紀伊丹生川ダムの建設に向けての方向づけに大きな指針が得られたところであります。
 以上をもって、当委員会の現在までの審議の経過並びに活動状況の概要報告といたします。
 何とぞ、よろしく御了承のほどお願い申し上げます。
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 半島振興過疎対策特別委員会中間報告
  委員長 小 林 史 郎
 半島振興過疎対策特別委員会の現在までの審議の経過並びに活動状況について、御報告申し上げます。
 当委員会は、昭和63年7月15日、委員改選により同日招集された委員会で、委員長に不肖私が、副委員長に堀本隆男委員がそれぞれ選任されました。
 委員が改選されてから現在までの概況を順を追って御報告申し上げます。
1.過疎地域振興特別措置法に関すること、及び昭和63年度第2期活力ある山村づくり推進事業の事情聴取。(10月6日)
 農林水産部長及び山村対策課長から、過疎地域振興特別措置法並びに第2期活力ある山村づくりの第2次配分について説明を受け、質疑、意見交換を行いました。
2.県内調査の実施(11月18日~19日)
 1日目は、まず大塔村長より集落再編モデル事業である集落移転の現地での説明を受けた後、大塔村コミュニティセンターにおいて、西牟婁県事務所長から管内概況について、大塔村長から、ふるさと振興、高齢者生きがいパイロット事業等、村の概要について説明を受けるとともに、質疑応答を交え活発な意見交換を行った。
 また中辺路町では、集成材工場を視察し、場長より説明を受けた後、中辺路町コミュニティセンターにおいて、町長から村の過疎対策の現況等、町の概況説明を受け、質疑応答を交え意見交換を行った。
 2日目は、本宮町渡瀬緑地広場(若者広場)を視察した後、本宮町山村開発センターにおいて、東牟婁県事務所長から東牟婁地方の概況について、新宮土木事務所長から管内道路等の概要、本宮町長から町の事業概要等について説明を受け、質疑応答を交え活発な意見交換を行った。
3.県外調査の実施(熊本県内2月14日~16日)
 1日目は、熊本県テクノポリスセンターの視察を行い、館長より説明を受けましたが、当センターは、21世紀に向けての新しい飛躍の礎となる中核的拠点施設であって、最新の設備と高度なシステムを駆使し、地域の人材育成センター、情報センターとしての役割を果たしている。
 当テクノポリスの中核は、情報の発信基地として、そして交流サロン、一般研修会、県民への普及啓発等、先端技術産業を核とした産・学・住の機能がバランスよく整備された潤いのある(まち)づくり、そして豊かな伝統と美しい自然、環境、先進企業群の集積など優れた諸条件を基礎に、国際競争に耐え得る活発な産業活動やそれを支える先端技術の研究開発が行われ、人々が伸びやかさと都市的、文化的魅力に満ちあふれる環境のもとに生活できる(まち)づくりを進めることとしている。
 その後、熊本県議会において、宇土天草地域半島振興計画の概要、そして過疎地域の現況について執行部スタッフから説明を受けました。
 まず宇土天草地域半島については、道路交通網を初めとして、公共施設、生活環境、産業基盤等の整備が立ち遅れていることから、人口の減少、高齢化の進行等、多大の課題を抱えているが、地域の特性を生かした漁業及び海洋レクリエーション等の海洋資源の多角的利用、交通体系を中心とした立地条件の改善、農林業を主体とした地域産業の高度化等の施策を重点的に行っていくとしている。
 また過疎地域の現況については、過疎地域市町村の数は県下98市町村の55%に当たる54市町村で、面積は全県の64%を占めており、過疎地域の大きな課題としては、現在も人口の減少、
 若年層の流出による高齢化が進み、単に福祉、医療対策の充実だけでなく、例えば人づくり、産品づくり、その他、地域との交流等、高齢者が知識や経験、技術、その能力を生かして社会参加できるような施策が必要であり、過疎地域に残された課題の解決には、引き続き法に基づく財政、税制、法制上の支援措置が必要であるとされている。
 また、熊本県が目指しているものは「田園文化圏の創造」で、熊本県が持つ豊かな自然と伝統文化を地域づくりの新たなばねとして活用する「日本一づくり運動」を県下各地域の市町村で繰り広げられており、21世紀を先取りした熊本の新しい時代をつくるとして進められている。単に数や大きさの日本一を目的とすることではなく、全国のモデルとなる取り組み、例えば中央町では、西の高野山とも言われている釈迦院の参道を、3,333段の日本一の石段の建設を行った。こういった新しい観光産業を興すことによって、視察者や観光客の増加、経済浮揚等、地域の活性化が図られており、そのため人口も増加し、今では過疎に歯止めが かかりつつあると町当局は評価している。
 2日目は、熊本市内より100キロ近い山村地域の森林と観光による地域おこしで、余りにも有名な熊本県球磨郡球磨村の目玉である森林組合経営の球泉洞と森林館は、林業の担い手であると同時に、山村振興の担い手であることを常に目指してきた森林組合自慢の施設を、組合長から経営に至った経過及びその後の状況について説明を受けた後、現地を視察いたしました。
 この地域は、平地も少なく交通の便も悪い、そのため自らの資源と知恵、そして人材を生かす以外には道はなかったことから、各種の補助金を有効に活用し、昭和48年に鍾乳洞の発見から球磨川下りと併せて観光事業に着手、森林館の設立と女性の雇用を図って、青年が村に住みつくことを目指してきた。
 こうした施設等の建設、取り組みによって、現在、森林組合では、森林観光事業、販売事業等(球泉洞、森林館、山菜工場、竹箸工場、休憩施設、製材工場等)の多角経営により一応の成果を上げ、男子はもちろん、女子の雇用の場を山村につくり出すことができたとして、今後さらに成果を積み上げていく強力なリーダーシップを持った若い後継者の登場が期待されている。
 以上、当委員会における審議の経過並びに活動状況の概要報告といたします。
 何とぞ、よろしく御了承のほどお願い申し上げます。
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○議長(西本長浩君) 次に、日程第六に入ります。
 お諮りいたします。同和対策、関西国際空港対策、水資源対策及び半島振興過疎対策の各特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
○議長(西本長浩君) この際、報告いたします。
 知事から、議案の追加提出がありました。
 職員に公文を朗読させます。
 〔職員朗読〕
 ────────────────────
   財 第 55 号
   平成元年7月4日
 和歌山県議会議長 西 本 長 浩 殿
  和歌山県知事 仮 谷 志 良
 和歌山県議会平成元年6月定例会追加議案の提出について
 地方自治法第96条の規定に基づく議決事件について、次のとおり議案を提出します。
  記
 議案第 101号 和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるに ついて
 議案第 102号 和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるに ついて
 ────────────────────
○議長(西本長浩君) お諮りいたします。ただいま報告いたしました議案第百一号及び議案第百二号を本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○議長(西本長浩君) 議案第百一号及び議案第百二号を一括して議題といたします。
 議案はお手元に配付しておりますので、まず知事の説明を求めます。
 知事仮谷志良君。
 〔仮谷志良君、登壇〕
○知事(仮谷志良君) ただいま上程されました議案第百一号及び議案第百二号は、県監査委員大江康弘君、木下義夫君が七月四日、辞職いたしましたので、その後任として下川俊樹君、石田真敏君を同委員に選任いたしたいと存じ、同意をお願いするものであります。
 何とぞ、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(西本長浩君) 以上で、知事の説明が終わりました。
 お諮りいたします。本案については、委員会付託等を省略し、これより採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託等を省略し、これより直ちに採決することに決定いたしました。
○議長(西本長浩君) 本案について質疑はございませんか。──質疑なしと認めます。
○議長(西本長浩君) これより採決に入ります。
 まず、議案第百一号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 本県監査委員に下川俊樹君を選任することについて同意することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(西本長浩君) 起立多数であります。よって、議案第百一号和歌山県監査委員に下川俊樹君を選任するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(西本長浩君) 次に、議案第百二号和歌山県監査委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 本県監査委員に石田真敏君を選任することについて同意することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(西本長浩君) 起立多数であります。よって、議案第百二号和歌山県監査委員に石田真敏君を選任するにつき同意を求めるの件は、これに同意することに決定いたしました。
○議長(西本長浩君) 次に日程第七、常任委員改選の件を議題といたします。
 お諮りいたします。現任の常任委員の任期は七月十四日までありますが、この際、委員会条例第五条第二項の規定を適用し、本日あらかじめ改選を行うことにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
 これより常任委員の改選を行います。
 常任委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
 〔職員朗読〕
 ────────────────────
 総 務 委 員 会 委 員
 部 矢 忠 雄 君
 平 越 孝 哉 君
 浦 武 雄 君
 石 田 真 敏 君
 門 三 佐 博 君
 那 須 秀 雄 君
 中 村 博 君
 渡 辺 勲 君
   以 上 八 人
 厚 生 委 員 会 委 員
 町 田 亘 君
 宗 正 彦 君
 木 下 義 夫 君
 上 野 山 親 主 君
 和 田 正 人 君
 浜 口 矩 一 君
 村 岡 キ ミ 子 君
   以 上 七 人
 経 済 警 察 委 員 会 委 員
 井 出 益 弘 君
 岡 本 保 君
 宇 治 田 栄 蔵 君
 尾 崎 要 二 君
 尾 崎 吉 弘 君
 松 本 貞 次 君
 貴 志 八 郎 君
 森 本 明 雄 君
   以 上 八 人
 農 林 水 産 委 員 会 委 員
 中 村 利 男 君
 山 本 一 君
 堀 本 隆 男 君
 下 川 俊 樹 君
 西 本 長 浩 君
 岸 本 光 造 君
 浜 本 収 君
 小 林 史 郎 君
   以 上 八 人
 建 設 委 員 会 委 員
 中 西 雄 幸 君
 橋 本 進 君
 古 田 新 蔵 君
 木 下 秀 男 君
 中 村 隆 行 君
 山 崎 幹 雄 君
 田 中 実 三 郎 君
 中 村 千 晴 君
   以 上 八 人
 文 教 委 員 会 委 員
 和 田 正 一 君
 鈴 木 俊 男 君
 阪 部 菊 雄 君
 大 江 康 弘 君
 藁 科 義 清 君
 平 木 繁 実 君
 森 利 一 君
 藤 沢 弘 太 郎 君
   以 上 八 人
 ────────────────────
○議長(西本長浩君) ただいま朗読した諸君をそれぞれの常任委員として指名することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西本長浩君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君をそれぞれの常任委員に選任することに決定いたしました。
○議長(西本長浩君) 次に日程第八、常任委員の改選に伴う常任委員会の委員長及び副委員長選任の件を議題といたします。
 お諮りいたします。各常任委員会の委員長及び副委員長選任については、委員会条例第六条第二項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
 〔職員朗読〕
 ────────────────────
 総務委員会委員長 平 越 孝 哉 君
 同 副委員長 那 須 秀 雄 君
 厚生委員会委員長 和 田 正 人 君
 同 副委員長 木 下 義 夫 君
 経済警察委員会委員長 尾 崎 吉 弘 君
 同 副委員長 松 本 貞 次 君
 農林水産委員会委員長 中 村 利 男 君
 同 副委員長 堀 本 隆 男 君
 建設委員会委員長 中 村 隆 行 君
 同 副委員長 橋 本 進 君
 文教委員会委員長 大 江 康 弘 君
 同 副委員長 藤 沢 弘 太 郎 君
 ────────────────────
○議長(西本長浩君) ただいま朗読した諸君をそれぞれの常任委員会の委員長または副委員長として指名することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(西本長浩君) 起立全員であります。よって、ただいま指名いたしました諸君をそれぞれの常任委員会の委員長または副委員長に選任することに決定いたしました。
 なお、念のため申し上げます。ただいま選任せられた諸君は七月十五日から就任することになりますので、申し添えます。
 〔議長退席、副議長着席〕
○副議長(山本 一君) 次に日程第九、特別委員の辞任許可及び選任の件を議題といたします。
 同和対策、関西国際空港対策、水資源対策及び半島振興過疎対策の各特別委員から、辞任の申し出があります。
 お諮りいたします。各特別委員の辞任については、これを許可することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(山本 一君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○副議長(山本 一君) 次に、お諮りいたします。ただいま欠員になりました各特別委員会の委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
 〔職員朗読〕
 ────────────────────
 同和対策特別委員会委員
 宗 正 彦 君
 阪 部 菊 雄 君
 橋 本 進 君
 門 三 佐 博 君
 尾 崎 要 二 君
 那 須 秀 雄 君
 岸 本 光 造 君
 松 本 貞 次 君
 森 利 一 君
 小 林 史 郎 君
 渡 辺 勲 君
   以 上 十 一 人
 関西国際空港対策特別委員会委員
 井 出 益 弘 君
 岡 本 保 君
 鈴 木 俊 男 君
 中 西 雄 幸 君
 宇 治 田 栄 蔵 君
 石 田 真 敏 君
 木 下 秀 男 君
 中 村 隆 行 君
 和 田 正 人 君
 貴 志 八 郎 君
 中 村 博 君
 中 村 千 晴 君
   以 上 十 二 人
 水資源対策特別委員会委員
 和 田 正 一 君
 町 田 亘 君
 山 本 一 君
 平 越 孝 哉 君
 浦 武 雄 君
 平 木 繁 実 君
 尾 崎 吉 弘 君
 西 本 長 浩 君
 山 崎 幹 雄 君
 田 中 実 三 郎 君
 村 岡 キ ミ 子 君
 森 本 明 雄 君
   以 上 十 二 人
 半島振興過疎対策特別委員会委員
 中 村 利 男 君
 部 矢 忠 雄 君
 大 江 康 弘 君
 古 田 新 蔵 君
 堀 本 隆 男 君
 下 川 俊 樹 君
 藁 科 義 清 君
 木 下 義 夫 君
 上 野 山 親 主 君
 浜 本 収 君
 浜 口 矩 一 君
 藤 沢 弘 太 郎 君
   以 上 十 二 人
 ────────────────────
○副議長(山本 一君) ただいま朗読した諸君を各特別委員会の委員として指名することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(山本 一君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した諸君を各特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。
○副議長(山本 一君) 次に、申し上げます。
 ただいま、議長西本長浩君から議長の辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。この際、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(山本 一君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
○副議長(山本 一君) 議長辞職の件を議題といたします。
 まず、その辞職願を朗読させます。
 〔職員朗読〕
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 辞 職 願
   私儀
一身上の都合により議長の職を辞任いたしたく許可願います。
 平成元年七月四日
 和歌山県議会議長 西 本 長 浩
 和歌山県議会副議長 殿
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○副議長(山本 一君) お諮りいたします。西本長浩君の議長の辞職を許可することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○副議長(山本 一君) 起立全員であります。よって、西本長浩君の議長の辞職を許可することに決定いたしました。
 〔西本長浩君、発言の許可を求む〕
○副議長(山本 一君) 西本長浩君から発言の許可を求められておりますので、この際、これを許可いたします。
 31番西本長浩君。
 〔西本長浩君、登壇〕(拍手)
○西本長浩君 謹んで、御礼のごあいさつを申し上げます。
 ただいまは議長辞職願を許可していただき、ありがとうございました。
 この一年間、大過なくその職責を全うでき得ましたことは、先輩・同僚議員は申すに及ばず、知事初め当局の方々、関係の方々の温かい御指導のたまものでございまして、心より深く感謝申し上げる次第であります。
 この間、昭和天皇が崩御され、あのみぞれ降る大喪の礼に知事御夫妻とともに私どもも参列いたしました。世界の百六十四カ国の代表の方々の姿に接し、陛下のお人柄もさることながら、我が国の高い国際的地位を改めて痛感いたし、同時に私は、名実ともに、激動した「昭和」の終えんを見たのであります。
 また、政界のみならず、我が国全体を揺るがしたリクルート事件によって国民の政治不信が高まり、「平成」の幕あけは政治に対する関心が極めて大きく、また厳しいものがあります。
 しかし、我が県議会は全会一致で積極的に政治改革等についての決議がなされましたし、また本県も、知事を先頭に、二十一世紀に向けての躍動和歌山の実現に着々と邁進しております。
 私も、これを契機に初心に返って、一議員として県民福祉の向上、県勢浮上、半島振興に一層情熱を持って頑張る決意であります。
 どうか、旧に倍する御指導をお願い申し上げ、本県並びに本県議会のいよいよの発展を祈念しつつ、ごあいさつといたします。
 ありがとうございました。
○副議長(山本 一君) ただいま、議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(山本 一君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。
 議長の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
 〔議場閉鎖〕
○副議長(山本 一君) ただいまの出席議員数は四十五人であります。
 投票用紙を配付いたします。
 〔投票用紙配付〕
○副議長(山本 一君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
 〔投票箱点検〕
○副議長(山本 一君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 点呼いたします。
 〔氏名点呼〕
 〔各員投票〕
○副議長(山本 一君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
 〔議場開鎖〕
○副議長(山本 一君) お諮りいたします。立会人に、14番橋本進君、23番藁科義清君、36番浜口矩一君、43番中村博君の四君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(山本 一君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
 これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
 〔投票点検〕
○副議長(山本 一君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数 四十五票
 うち有効投票 四十五票
 無効投票 な し
 有効投票中
 門 三佐博君 四十一票
 藤沢弘太郎君 四票
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は十二票であります。よって、門三佐博君が議長に当選されました。(拍手)
 ただいま当選されました門三佐博君が議場におられますので、本席から、議長に当選されましたことを告知いたします。
 〔門 三佐博君、発言の許可を求む〕
○副議長(山本 一君) 門 三佐博君。
 〔門 三佐博君、登壇〕(拍手)
○門 三佐博君 ただいま、長い歴史と伝統に輝く我が和歌山県議会の議長に御選任賜りまして、感謝・感激いっぱいでございます。どうもありがとうございます。
 これひとえに、先輩・同僚議員各位の深い御理解と御高配のたまものと、心より厚く御礼申し上げます。
 この上は、職責の重要さを再認識いたし、県議会の権威の向上、議会運営の円満化、県勢伸展に、微力ではございますが、全力を傾ける決意でございます。
 もとより浅学非才な身ではございますが、議員各位の皆様方、仮谷県知事を初め県関係当局の皆さん、報道関係、県民の皆様方の温かい御指導と御支援を心よりお願い申し上げまして、まことに簡単でございますが、お礼と就任のごあいさつにいたします。
 ありがとうございました。
 〔副議長退席、議長着席〕
○議長(門 三佐博君) ただいま、副議長山本一君から副議長の辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。この際、副議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、この際、副議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 副議長辞職の件を議題といたします。
 まず、その辞職願を朗読させます。
 〔職員朗読〕
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 辞 職 願
今般一身上の都合により副議長を辞職いたしたいのでお届けいたします。
 平成元年七月四日
 和歌山県議会副議長 山 本 一
 和歌山県議会議長 殿
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○議長(門 三佐博君) お諮りいたします。山本一君の副議長の辞職を許可することに賛成の諸君は御起立願います。
 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立全員であります。よって、山本一君の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。
 〔山本 一君、発言の許可を求む〕
○議長(門 三佐博君) 山本一君から発言の許可を求められておりますので、この際、これを許可いたします。
 5番山本 一君。
 〔山本 一君、登壇〕(拍手)
○山本 一君 一言ごあいさつ申し上げます。
 県議会の皆様方の温かい御指導、御理解をちょうだいいたしまして、副議長の職責を大過なく過ごすことができました。心から感謝いたしますとともに、御礼を申し上げる次第でございます。
 これからも先輩諸氏の御指導を賜ることをお願い申し上げまして、副議長辞職のごあいさつといたします。
 ありがとうございました。
○議長(門 三佐博君) ただいま、副議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。
 副議長の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
 〔議場閉鎖〕
○議長(門 三佐博君) ただいまの出席議員数は、四十五人であります。
 投票用紙を配付いたします。
 〔投票用紙配付〕
○議長(門 三佐博君) 配付漏れはありませんか。──配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
 〔投票箱点検〕
○議長(門 三佐博君) 異状なしと認めます。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。
 点呼いたします。
 〔氏名点呼〕
 〔各員投票〕
○議長(門 三佐博君) 投票漏れはありませんか。──投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
 〔議場開鎖〕
○議長(門 三佐博君) お諮りいたします。立会人に、14番橋本進君、23番藁科義清君、36番浜口矩一君、43番中村博君の四君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の四君を指名いたします。
 これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
 〔投票点検〕
○議長(門 三佐博君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数 四十五票
 うち有効投票 四十五票
 無効投票 な し
 有効投票中
 宗 正彦君 三十一票
 貴志八郎君 十票
 中村 博君 四票
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は十二票であります。よって、宗正彦君が副議長に当選されました。(拍手)
 ただいま当選されました宗正彦君が議場におられますので、本席から、副議長に当選されましたことを告知いたします。
 〔宗 正彦君、発言の許可を求む〕
○議長(門 三佐博君) 宗 正彦君。
 〔宗 正彦君、登壇〕(拍手)
○宗 正彦君 ただいま、光輝ある歴史と伝統に輝く和歌山県議会の副議長に選任を賜りまして、身の引き締まる思いでございます。
 不徳不敏な私でございますが、県議会の権威を高めるために、さらには円満なる議会の運営のために、その職責・任務遂行のために全力を傾注して邁進する所存でございます。
 何とぞ、よろしく御指導、御鞭撻、御協力のほどを心からお願い申し上げまして、粗辞簡略でございますけれども、一言あいさつにかえさせていただきます。
 ありがとうございました。
○議長(門 三佐博君) 次に日程第十、議会運営委員の辞任許可及び選任の件を議題といたします。
 議会運営委員会各委員から辞任の申し出があります。
 お諮りいたします。議会運営委員の辞任については、これを許可することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。
○議長(門 三佐博君) 次に、お諮りいたします。ただいま欠員となりました議会運営委員会の委員の選任については、次のとおりこれを指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
 〔職員朗読〕
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 議 会 運 営 委 員 会 委 員
 町 田 亘 君
 平 越 孝 哉 君
 大 江 康 弘 君
 橋 本 進 君
 下 川 俊 樹 君
 木 下 秀 男 君
 中 村 隆 行 君
 尾 崎 吉 弘 君
 和 田 正 人 君
 貴 志 八 郎 君
 中 村 博 君
 渡 辺 勲 君
   以 上 十 二 人
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○議長(門 三佐博君) ただいま朗読した諸君を議会運営委員会の委員として指名することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君を議会運営委員会の委員に選任することに決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に日程第十一、図書委員会委員選任の件を議題といたします。
 お諮りいたします。図書委員会の委員については、議会運営委員会委員の兼任とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
○議長(門 三佐博君) 次に、日程第十二に入ります。
 まず、和議第二十二号「かんきつ園地再編対策助成金に係る税制上の特例措置に関する意見書案」、和議第二十三号「労働時間短縮を求める和歌山県ゆとり宣言に関する決議案」及び和議第二十四号「中国政府の武力行使に関する決議案」、和議第二十五号「大阪国際空港廃止に関する要望決議案」を一括して議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明等を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。
 本案をいずれも原案のとおり決することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
○議長(門 三佐博君) 次に、和議第二十六号「暴走族追放に関する決議案」を議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、提出者の説明等を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(門 三佐博君) 御異議なしと認めます。よって、直ちに採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は御起立願います。 〔賛成者起立〕
○議長(門 三佐博君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(門 三佐博君) 以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議はすべて終了いたしました。
 議員各位には、連日御精励をいただき、深く感謝申し上げます。
 気候不順の折、御健康に十分御留意の上、御活躍されますよう祈念いたします。
○議長(門 三佐博君) これをもって、平成元年六月定例会を閉会いたします。(拍手)
 午後七時十五分閉会

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