平成31年2月 和歌山県議会定例会会議録 第1号


平成31年2月 和歌山県議会定例会会議録

第1号(全文)


◆ 汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているため、人名等、会議録正本とは一部表記の異なるものがあります。人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。

平成31年2月
和歌山県議会定例会会議録
第1号
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議事日程 第1号
 平成31年2月13日(水曜日)
 午前10時開会・開議
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 議案第1号から議案第104号まで
(当局説明)
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会議に付した事件
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 議案第1号から議案第104号まで
(当局説明)
 第4 休会決定の件
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出席議員(40人)
 1番 中西峰雄
 2番 秋月史成
 3番 立谷誠一
 5番 前芝雅嗣
 6番 花田健吉
 7番 井出益弘
 8番 宇治田栄蔵
 9番 川畑哲哉
 10番 玉木久登
 11番 濱口太史
 12番 鈴木太雄
 13番 尾﨑太郎
 14番 藤山将材
 15番 尾崎要二
 16番 中村裕一
 17番 岩田弘彦
 18番 中本浩精
 19番 山本茂博
 20番 岸本 健
 21番 冨安民浩
 22番 吉井和視
 23番 堀 龍雄
 24番 中 拓哉
 25番 森 礼子
 26番 服部 一
 27番 谷 洋一
 28番 新島 雄
 29番 岩井弘次
 30番 多田純一
 31番 片桐章浩
 32番 藤本眞利子
 33番 浦口高典
 34番 山下直也
 35番 山田正彦
 36番 菅原博之
 37番 谷口和樹
 38番 奥村規子
 39番 雑賀光夫
 41番 坂本 登
 42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
〔備考〕
 4番 欠員
 40番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       宮﨑 泉
 危機管理監      藤川 崇
 総務部長       田村一郎
 企画部長       田嶋久嗣
 環境生活部長     山田成紀
 福祉保健部長     山本等士
 商工観光労働部長   山西毅治
 農林水産部長     原 康雄
 県土整備部長     髙松 諭
 会計管理者      中西 淳
 教育長        宮下和己
 公安委員会委員長   溝端莊悟
 警察本部長      檜垣重臣
 人事委員会委員長   平田健正
 代表監査委員     保田栄一
 選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       田村公一
 次長         糸川 徹
 議事課長       松山 博
 議事課副課長     山田修平
 議事課議事班長    岸裏真延
 議事課主任      保田良春
 議事課主査      伊賀顕正
 議事課主事      大森圭悟
 総務課長       田中健司
 政策調査課長     中平 博
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  午前10時0分開会・開議
○議長(藤山将材君) ただいまから、平成31年2月定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、1番中西峰雄君、17番岩田弘彦君、42番長坂隆司君の3君を指名いたします。
 次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月6日までの22日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤山将材君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から3月6日までの22日間と決定いたしました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時0分休憩
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  午前11時0分再開
○議長(藤山将材君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、諸般の報告をいたします。
 知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
 次に、今期定例会に提出された議案は、お手元に配付のとおり、議案第1号から議案第104号までの計104件であります。
 日程第3、議案第1号から議案第104号までを一括して議題といたします。
 まず、当局の説明を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 平成31年2月定例会に御参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
 まず、天皇陛下におかせられましては、このたび御即位30年をお迎えになりました。和歌山県民を代表し、心からお祝い申し上げます。
 陛下は、常に国民に心を寄せてくださり、国民の安寧と世界の平和を祈り続けてこられました。そのお姿に、私たち県民は励まされ、勇気をいただいてまいりました。ここに深く感謝を申し上げますとともに、これからもお健やかにお過ごしくださいますことをお祈り申し上げます。
 また、先日、熊野古道とサンティアゴ巡礼道の姉妹道提携20周年を記念してスペインを訪問いたしました。現地では、熊野古道を初めとする和歌山県の魅力を発信してまいりました。
 それでは、ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、平成31年度新政策及び当初予算の基本的な考え方等について御説明申し上げます。
 昨年は、念願であった串本太地道路の事業化が決定し、紀伊半島一周高速道路の実現に近づいたほか、東京医療保健大学和歌山看護学部が開設され、さらに宝塚医療大学と設置協定を締結するなど、県内への大学誘致も進んでまいりました。
 また、世界的な宿泊サイトAirbnbで和歌山県が「2019年に訪れるべき19の地域」に日本で唯一選ばれたことや、ミカンの産出額が3年連続、果実産出額が15年ぶりに日本一になったことは、官民一体となって重ねてきた努力が実を結んだものと考えております。
 このように和歌山県が発展できる条件が整ってまいりましたが、人口の流出や少子高齢化、たび重なる自然災害など、課題はなおも山積しております。新年度におきましては、こうした課題の解決に加えて、新しい分野にも挑戦し、現状に満足せず、さらに前進するための施策を編成したところでございます。
 まず、未来を担う子供への投資は何よりも充実しなければならないと考え、全国に先駆け、ICT教育を全ての学校で実施するほか、不登校児童生徒の学校復帰と進路選択の基盤となる学力が身につくよう、ICTを活用した学習支援や定期的な家庭訪問を実施してまいります。また、幼児教育無償化については、国が制度の対象を拡大しますが、県が従来から実施してきた多子世帯への保育料無償化において、国の制度の対象とならない部分については引き続き支援していくとともに、在宅育児世帯への支援についても同様に実施してまいります。
 さらに、ねんりんピック紀の国わかやま2019の開催が、いよいよ11月に迫ってまいりました。和歌山に来てよかったと思っていただける大会となるように、円滑な大会運営に向け全力で取り組んでまいります。
 また、ワールドマスターズゲームズ2021関西や紀の国わかやま文化祭2021などの開催に向けても着実に準備を進めてまいります。
 次に、時代の潮流を捉えた、地域を発展させる新しい要素として、成長分野であるICT企業や小型ロケット射場の誘致を推進するとともに、IR(統合型リゾート)の誘致について、国への区域認定申請に向け着実に取り組んでまいります。
 また、世界的にも本県への注目度が高まっている今、さらに和歌山を売り出す好機と捉えまして、世界遺産登録15周年を迎える高野・熊野を強くアピールするほか、インバウンド観光のさらなる拡大のため、有望市場へのプロモーションの強化や医療観光の推進等にも取り組むとともに、県内全域でキャッシュレス化を推し進めてまいります。
 さらに、農業の収益向上のため、果樹の戦略品種の早期産地化を進めるとともに、オランダ農業をモデルとして施設園芸用ハウスへのICT技術の導入を進めるほか、林業の担い手確保や人材育成のため、最先端林業を学べる環境を整備してまいります。
 次に、これまで河川整備、津波対策などの防災対策を着実に実施してきたところですが、昨年の相次ぐ台風の被害に鑑み、対策を加速化することの必要性を改めて実感したところであります。国においても、「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」が臨時・特別の措置として講じられますので、こうした国の施策、予算を最大限活用して、洪水対策や土砂災害対策のほか、地震・津波対策など、本県の国土強靱化を一層推進してまいります。
 次に、高齢化が進展し、介護ニーズが高まる中、業務の負担軽減につながる介護ロボット導入による定着促進や新規就労支援など、介護サービスの担い手確保の取り組みを引き続き進めてまいります。
 また、問題が顕在化し、対策が急がれるギャンブルやパチンコ、スマホなどさまざまな依存症について、児童生徒に対する予防教育を推進するとともに、相談・治療体制及び関係機関の連携協力体制の整備にも取り組んでまいります。
 次に、残された課題である紀伊半島一周高速道路の早期完成や県内幹線道路網の整備など、交通ネットワークの充実を引き続き推進してまいります。なお、西日本高速道路株式会社と連携して進めてまいりました和歌山南スマートインターチェンジ及びそのアクセス道路が3月10日に開通することになり、高速道路利用者の利便性向上はもとより、地域の活性化や防災機能の強化などに寄与するものと期待しております。
 また、本年4月から南紀白浜空港では民間事業者による空港運営を開始しますが、その効果を最大限に生かすため、国際線ターミナルビルの整備も進めてまいります。
 次に、和歌山の美しい自然を後世に受け継いでいくため、7月に完成する南紀熊野ジオパークセンターを拠点に、情報発信や調査研究の取り組みを強化してまいります。
 また、国内外の県人会の方々が一堂に会し、県民との相互交流を図ることで、ふるさとを離れた方々の郷土への誇りを高め、移民の歴史への理解を深めるため、和歌山県人会世界大会を開催いたします。
 これらの新政策を盛り込んだ平成31年度の当初予算は、一般会計で5530億円余としており、公債費の抑制や事務事業の見直し等に努めることで、収支不足額を補うための財政調整基金の取り崩し額を昨年度より縮減するとともに、財政調整基金及び県債管理基金の残高についても中期行財政経営プランの想定を上回る額を確保するなど、健全な財政運営に十分に配慮しております。
 また、補正予算につきましては、国の補正予算を最大限活用するなど、一般会計で239億円余を計上しております。
 続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
 議案第34号は、国の特別職に準じて知事等の期末手当の支給割合を改定するもの、議案第35号は、知事及び副知事の給料月額等の減額措置を延長するもの、議案第36号から第38号、第77号及び第82号は、職員、教育職員及び警察官等について、県人事委員会勧告等に基づき期末手当等の支給割合を改定するもの、議案第43号、第44号、第51号、第56号、第57号、第59号から第66号、第68号から第76号、第78号から第80号、第83号、第86号、第87号及び第100号は、消費税及び地方消費税の税率引き上げに伴う所要の改正を行うものです。
 次に、議案第45号は、外来生物による生態系等への被害防止のための条例を制定するもの、議案第46号は、騒音または振動に係る特定施設を設置しようとする者の届け出に係る事項等を改めるとともに、排出基準に適合しない特定工場等の設置者に対する勧告の手続を定めるなど、所要の改正を行うもの、議案第48号は、犯罪被害者等支援に関し、生活資金の貸し付け等の支援施策を総合的に推進するための条例を制定するもの、議案第49号は、飲酒運転の根絶に関する施策を総合的に推進するための条例を制定するもの、議案第50号は、自転車の安全利用を促進するための条例を制定するもの、議案第58号は、県森林環境譲与税活用基金を新たに設けるもの、議案第67号は、準都市計画区域内における敷地、構造等に関する制限を付加するとともに、建築基準法の改正に伴う所要の改正を行うものです。
 次に、議案第84号及び第85号は建設事業の施行に伴う市町村負担金について、議案第89号は平成29年台風第21号により発生した広域農道を含む斜面崩落に伴う損害賠償の額について、議案第90号から第93号は公の施設に係る指定管理者の指定について、議案第95号から第98号は権利の放棄について、議案第101号から第104号は工事請負契約等の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
 最後に、諸報第1号から第5号は、地方自治法第180条第1項の規定による委任専決処分報告です。
 何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(藤山将材君) 以上で、当局の説明が終わりました。
 お諮りいたします。2月14日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤山将材君) 御異議なしと認めます。よって、2月14日は休会とすることに決定いたしました。
 次会は2月15日定刻より会議を開き、補正予算等議案議案第18号から議案第33号まで、議案第85号及び議案第89号を日程といたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午前11時15分散会

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