平成29年12月 和歌山県議会定例会会議録 第5号(川畑哲哉議員の質疑及び一般質問)


平成29年12月 和歌山県議会定例会会議録

第5号(川畑哲哉議員の質疑及び一般質問)


汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているため、会議録正本とは一部表記の異なるものがあります。

正しい表記は「人名等の正しい表記」をご覧ください。


 質疑及び一般質問を続行いたします。
 9番川畑哲哉君。
  〔川畑哲哉君、登壇〕(拍手)
○川畑哲哉君 皆さん、おはようございます。議長よりお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
 まずは、ブラジル・アルゼンチン県人会訪問の御報告からさせていただきます。
 ことし10月27日より11月3日まで、尾﨑太郎議長を筆頭に、和歌山県議会南北アメリカ諸国友好議員連盟会長代理の泉正徳議員、藤本眞利子議員、堀龍雄議員、中西峰雄議員、岩井弘次議員、秋月史成議員、玉木久登議員、そして私の議員9名は、仁坂吉伸知事とともに、ブラジル及びアルゼンチンを訪問してまいりました。
 まずは、10月29日午前9時より、サンパウロ州議会議事堂内にあるフランコ・モントロ講堂にて営まれました和歌山県人開拓先没者追悼法要に参列いたしました。
 そして、午前10時30分より、同じくサンパウロ州議会議事堂内にあるジュセリーノ・クビチェック大講堂にて、盛大かつ格調高く開催されました和歌山県人ブラジル移住100周年記念式典に出席いたしました。
 県出身者など約500名が出席した式典では、日本・ブラジル両国歌斉唱や来賓祝辞などの後、知事及び議長から100歳長寿者などに対する表彰を行うとともに、ブラジル和歌山県人会に対する激励金の贈呈や記念品の交換を行いました。また、ブラジル連邦議会からは、知事及び議長に対して功労賞が贈られました。さらに、出席者全員で和歌山県民歌を合唱し、畑美琴峰先生たちによる大正琴の祝賀演奏を経て、式典は閉会しました。
 本式典の発議者であり、県出身者を母に持つ羽藤ジョージ・サンパウロ州議会副議長の御子息、羽藤ジェオルジェ・サンパウロ市議会議員が、祝辞の際にタブレットを読み上げられている姿も印象的でございました。
 式典に引き続き開催されました祝賀会では、ケーキカットや鏡開き、大正琴の演奏が行われ、記念式典とは打って変わって非常に和やかな雰囲気の中、県出身者との交流が会場の至るところで行われ、両国友好のきずなを一層深めることができました。そして、祝辞や会話の中で、この100年の間に、郷土の先人たちがブラジル社会の中でいかに過酷な環境や熾烈な社会変動の中で歯を食いしばって御奮闘され、今日のブラジル発展に御尽力をされているか、また結果、いかにブラジル社会において信頼をされているかということが語られました。改めて、偉大なる先人の方々の御労苦と御努力に敬意を表し、思いをはせる意義深い機会となりました。
 祝賀会の後は、サンパウロ州議会議事堂近くのイビラプエラ公園内にある開拓先没者慰霊碑を参拝いたしました。この慰霊碑は、ブラジル各地で志半ばに亡くなられた日本人移民の霊を祭るために建立されたもので、過去には天皇皇后両陛下や要人が参拝されるなど、日本からの公式訪問の際には欠かせない場所になっています。先没者とは先に没した者と書かれ、この呼称については県人会で御配慮されたとのことです。日本移民の心のよりどころとも言うべき慰霊碑を参拝し、開拓先没者に哀悼の意をささげました。
 その日の夕刻は、外務省がことし5月に設置したジャパン・ハウスを訪問いたしました。こちらでは、日本に関するさまざまな情報がまとめて入手できるワンストップサービスを提供しています。入場は無料で、カフェ・レストランやショップなども設置され、オープン後わずか33日で予想年間来館者数の10万人を突破し、約3カ月で26万人が来館したモンスター施設です。ギレルモ・ムロ事務局次長に御案内いただき、和歌山県産品などが展示されている館内を視察いたしました。
 ショップでは、日本酒がよく売れると話されているスタッフさんの笑顔が印象的でした。特に、アルコール類の輸入税は高いので、日本で購入するより3倍くらい高い値段にもなるようです。ジャパン・ハウスへの来場者は80%が非日系人とのことからも、ブラジル国内における日本への関心度の高さがうかがえます。
 夜は、知事及び議長主催で、ブラジル和歌山県人会役員約30名との夕食会を開催しました。和やかな雰囲気の中、日本とブラジルの経済、文化や生活習慣の違いを語らいながら交流を図り、親睦を深めました。
 次の日は、午前7時30分にホテルを出発し、一路サントス市へ向かいました。モンテセハーの丘の頂上から日本人移民を乗せた笠戸丸が初めて入港した港や旧市街地など、サントス湾を一望した後、サントス日本人会館を訪問し、橋本マリーゼ会長、大橋会長補佐の御案内で館内を視察いたしました。
 サントス市では、第二次大戦時の1943年7月には、政治警察より24時間以内の強制立ち退きを命じられ、約4000人もの日本人がほとんど着のみ着のままの状態で、サンパウロの移民収容所に収容されました。その際、このサントス日本人会館は敵性資産として政府に接収され、終戦後、日本人会を中心に代議士を輩出したりしながら、長年にわたる必死の返還運動を経て、ようやく2006年に使用権がサントス日本人会に認められた歴史を持つ、日系社会にとってえにしの深い、ゆかりの深い建物です。日本のODAにより改修され、2008年6月の皇太子殿下御来伯時に落成し、2016年に全面返還されたとのことです。
 そして、日本人ブラジル移民(日本移民)上陸記念碑を訪問しました。1908年の笠戸丸による最初の日本人移住を記念し、1998年のブラジル日本移民90周年記念式典の記念事業として落成された石碑です。
 この日のお昼は、本県からの初代移住者・中井繁次郎氏の孫でサントス市議会議員の中井サダオ氏主催昼食会に出席いたしました。アディウソン・サントス市議会議長にも御列席いただきました。会場は、サントス市でも著名な中井氏がオーナーの老舗クラブとのことです。
 夕刻、サンパウロ市へ戻り、野口泰・在サンパウロ日本国総領事と面談いたしました。「欧米人は真っ先に教会をつくるが、日本人はまず学校をつくる。どんなに貧しくても日本人は教育を忘れない」という言葉に感銘を受けました。
 夜は、ブラジル和歌山県人会主催歓送会に出席いたしました。地球の裏側で同じ郷土を持つきずなに何とも言えない懐かしみと親しみを感じ、県人会との交流は大切にしなければいけないとの思いが一層強くなりました。
 また、現地の治安状況から、滞在中は現地警察の皆様に、移動の際には最大15台の白バイと先導車及び最大3台の後続車に警護誘導をしていただきましたことにも厚く御礼を申し上げます。
 日本を出発してから5日目の10月31日は、午前6時30分にホテルを出発し、グアルーリョス国際空港よりアルゼンチン・エセイサ国際空港へ到着いたしました。時差はマイナス12時間です。
 空港より倉庫跡が改装された新市街へ向かい、知事及び議長主催アルゼンチン県人会との意見交換会に出席いたしました。
 夜は、在アルゼンチン和歌山県人会主催の夕食会にお招きいただきました。会場では、知事及び議長より激励金の贈呈や80歳以上の方々に対する高齢者表彰、記念品の贈呈を行いました。
 出席した各議員はテーブルごとに分かれ、それぞれが同席した県人会の皆様と交流し、アルゼンチン料理と日本料理の違いや、それぞれのまちや国の変化についてなどを語り合い、親睦を深めました。また、仕事や将来の夢とか、アルゼンチンでも若者を中心にインスタグラムがはやっているとか、午後10時くらいになると電車が走らなくなるのでバスを多用するとか、車で友人同士が食事に行く際には代行運転というなりわいがないので、それぞれ交代でハンドルキーパーを務めるとか、興味深いお話を聞かせていただきました。一方で、県人会の運営が、今後2世、3世が中心となっていくことへの不安などをお伺いすることもございました。
 次の日は、昨年に続き、在亜日本人会附属日本語教習所として発足し、ことしで創立90周年を迎えられますブエノスアイレス日亜学院を視察いたしました。
 訪問早々、小学生たちの心温まる歓迎のスピーチと、歌「やさしさに包まれたなら」、「鉄腕アトム」でおもてなし精神あふれる出迎えを受けました。
 日亜学院は、日本語、スペイン語、英語による教育を行い、アルゼンチンの文化にはない給食や掃除当番を実施するなど、日本語教育を通じて日本文化が学べる環境となっていて、生徒の70%は非日系人だそうです。2017年度生徒在籍数は、幼稚園175名、小学部335名、中高等部134名と昨年度より増加しています。
 その後、三井デリア教育学院長に御案内いただき、学校内や幼・小・中・高等学校の授業風景を視察いたしました。視察中も、生徒たちから積極的に話しかけられたり、一緒に写真を撮ったりと楽しく交流することができ、日ごろ、いかに生徒たちが学校生活を生き生きと元気に過ごしているかをうかがい知ることができました。
 その後は、ブエノスアイレス市民憩いの場であるブエノスアイレス日本庭園を視察いたしました。ブエノスアイレス日本庭園は、南米において日系団体が管理する日本庭園の中では最大であり、敷地内の文化会館では、生け花などの展覧会や折り紙など、さまざまな催しが開かれていました。庭内のフリーマーケットで松などの盆栽が結構な値段で売られていましたことは、盆栽が趣味の父を持つ私にとりましても有益な情報でございました。また、アルゼンチンにおける日本人会の8割は沖縄県人らしく、日本庭園にもふんだんに沖縄色が見られました。
 そして、最後の日程として、福嶌教輝・在アルゼンチン日本国大使を訪問し、このたびのブラジル・アルゼンチン訪問を終えました。
 ブラジルの面積は日本の22.5倍、851万平方キロメートルで世界第5位、アルゼンチンの面積は日本の7.5倍、278万平方キロメートルで世界第8位、人口は、ブラジルが約2億610万人で世界第5位、アルゼンチンは約4360万人で世界第31位、GDPは、ブラジルが世界第9位で、アルゼンチンは世界第21位、両国のGDPを足すと、世界第7位のインドを超え、フランスに迫ります。両国はG20のメンバーでもあり、中南米ではブラジル、メキシコ、アルゼンチンのみでございます。
 昨年も御報告させていただきましたが、日本の進出企業の数は、ブラジルで700社、メキシコで1000社を超え、アルゼンチンでも増加しています。現地では、日系人が税理士や弁護士として社会的信用を得ていることや所得水準が高いことなどから、今後ますます日本企業が進出していくと考えられます。
 世界の経済としましても、この中南米地域が安定して発展していくことが極めて重要であるということでございます。また、これらの地域では、メイド・イン・ジャパンに高い信頼が寄せられ、日本文化や日本食への関心も高まっています。私は、日本式のコーヒーショップだけではなく、日本式のカレーショップ出店へも確かなニーズの高まりを感じました。
 このたびのブラジル・アルゼンチン訪問の全日程を終え、振り返って思いますことは、ふるさとから遠く離れた異国の地で幾多の困難を乗り越えてこられた方々、またその子弟の方々と大いに交流することができ、移民されたこれまでの御努力、並びに現在、皆様が各界、各分野で御活躍され、各社会になくてはならない地位を確立しておられることに対し、尊敬の念を抱くとともに、不屈の精神と紀州人魂を感じました。
 そして、これまでの県人会訪問はそんな方々への敬意を表す意義が大きかったと認識しておりますが、今後は、県勢発展のためにも非常に意義のある取り組みになってくると感じました。
 ブラジルやアルゼンチンには、壮大な将来性がございます。全国的にはもちろん、本県からも、今後、数多くの事業者や企業がブラジルやアルゼンチンへの進出を目指すことが考えられます。また、働き手不足の著しい我が国において、法務省は、日系4世の若者が日本で就労できる新たな在留制度を導入する方針を固めたとのことですが、導入されれば、本県内でどうしても働き手が見つからない企業にとりましては、雇用獲得への道が開けやすくなることも考えられます。それらの際には、同じ郷土を持ち、現地の社会で高い信頼を得ている方々が多い和歌山県人会がとてつもなく心強い存在となってくるでしょう。それぞれが一生懸命に努力をし、それぞれの職責を果たしていくその積み重ねが、県勢発展に向けて幾つもの道を開くと確信をしております。
 いずれにしましても、脈々と続いてまいりました両県人会とのつながりをより深める工夫や努力をしていくことが重要です。
 既に本県では県人会の子弟を受け入れる取り組みを行っていますが、まだまだ十分とは言えません。限られた予算ではございますが、子弟を受け入れたり、本県の青年を派遣したりして、相互交流を一層促進させる必要があると私は考えております。
 同時に、本県とのつながりを感じにくくなってきている3世や4世の県人に対しては、本県や本県関係者と触れ合う機会をふやし、本県とのつながりが意識されるような県人会員であることの明確なメリットを構築するということも検討していく必要があるでしょう。そして今後は、現地での本県対応のエージェント的な存在も育成し、確保していかなくてはいけないと強く感じました。
 ともかく、谷口ジョゼ眞一郎ブラジル和歌山県人会会長と里信ビビアン在アルゼンチン和歌山県人会会長には、全行程にわたり御一緒していただき、大変お世話になりました。この場をおかりしまして厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
 また、両県人会役員の皆様にも、各地で温かく御案内やおもてなしをいただき、視察に御協力いただきましたことに心から感謝申し上げます。
 ブラジルでお会いしましたメキシコやペルーの県人会の皆様も含め、全ての県人会の今後ますますの御発展と皆様方の御健康、御多幸を祈念いたしますとともに、今後とも、ふるさと和歌山県との友好に引き続き御尽力賜りますようお願い申し上げます。
 私自身、2年連続でアルゼンチンを訪問させていただきました。この御縁と先輩・同僚議員の御配慮に厚く御礼を申し上げます。
 そして、何より、事前の交渉や調査など、大変な御労苦を重ねながら、このたびの訪問の御段取りをいただきました職員の皆様にも心から敬意を表し、感謝を申し上げます。
 この日程の中で、議員同士も党派を超えて交流を深め、大いに施策について議論する機会に恵まれました。私たちは、遠く離れていてもふるさと和歌山を思う県人会の方々のお気持ちに応えるべく、県勢のさらなる発展に尽くしていかなければならないと決意を新たにいたしました。
 以上をもちまして、ブラジル・アルゼンチン県人会訪問の御報告とさせていただきます。
 それでは、次の項目に入らせていただきます。
 皆様、デートカーという言葉を御存じでしょうか。ファッション誌がつくり出した言葉で、デートにふさわしい車という意味だそうです。具体的には、ホンダのプレリュードや日産自動車のシルビアなどでございます。
 このデートカーをツードアクーペで価格が500万円以下の車種と定義しますと、日経BP社の調査では、90年には業界全体で28車種を生産し、国内自動車販売の一角を占めていたものの、2017年には5車種まで減り、昨年の販売台数も約2万6000台まで減少しているとのことです。
 デートカーは、休日などの日中にもドライブデートの際には使われてきたでしょうが、公共交通機関が動かなくなる夜こそ本領を発揮して活躍をしてきました。そのデートカーが衰退著しいということは、夜のドライブデートが行われなくなってきているということだと考えられます。
 今の若者にとって車は、デートのツールでもなければステータスのあかしでもなく、単なる移動手段の1つにすぎないわけでございまして、加えて、夜のデートも行われなくなってきたがために車市場が低迷し、とりわけデートカーの衰退が起こってきたものと推察をしております。
 ただし、デートだけではなく、仕事であれ遊びであれ、純粋に人々が夜、出歩かなくなってきているのではないでしょうか。実際、本県が誇る一大歓楽街でございました新内かいわいに人出が少なくなったと嘆かれるようになって久しく時がたっています。夜の経済は、飲食業や遊技業を中心として、非常に裾野の広い産業で支えられています。しかし、これらは全て出歩く人が少なくなれば、直ちにマイナスの影響を受ける産業でもあります。
 とはいえ、2008年の1億2800万人をピークに、我が国は人口減少社会へと突入しました。藻谷浩介氏は、そのベストセラー著作「デフレの正体」の中で「人口減に連動し内需は減退する」と警鐘を鳴らしてらっしゃいましたが、本県では国より10年以上早い1996年より減少に転じ、以降22年連続で人口減少を続けています。つまり、理論上は人口が減少し高齢化した分だけ消費行動も減少するわけでございますから、夜出歩く人数も人口減少分は当然減少し、それに伴って各産業の売り上げも人口減少分は当然減少することになります。
 それでは、本県の人口減少とはどれくらいでしょうか。
 国勢調査の結果によりますと、2005年は103万5969人でしたが、10年後の2015年には96万3579人と、およそ7%の人口減少ということになります。また、15歳から64歳までの生産年齢人口は、2005年の64万2428人から2015年には54万6279人と、高齢人口が18.7%の増加に対して15%の減少となっています。
 続いて、県内の地価の変動を調査してみましたところ、和歌山市の商業地の価格が2年連続で上昇したとか、昨年より下落率が縮小しているとか明るいデータもあるものの、2005年から2015年までの人口が7%、また、生産年齢人口が15%減少した10年の間に、和歌山市新内の商業地の価格は22%下落しています。
 つまり、特に夜、主たる経済活動を行っている事業は、総体的に人口減少以上の売り上げや来客減少傾向にあると言えます。
 大手ファミリーレストランのロイヤルホストにも大きな変化が見られます。美園町の店舗は閉鎖をし、北汀丁の店舗は24時間営業を見直して、午前9時から24時までの営業となりました。来客数は12時から14時が最も多く、次に19時から21時ごろとなっています。ちなみに、ロイヤルホストでは、2011年より全国的に24時間営業を見直し、ことし2月をもって、24時間営業店舗をゼロにしたそうです。その主たる要因は、1980年代から90年代には24時以降の深夜時間帯の売り上げが25%を占めていたものの、近年では6~8%にまで落ち込んできたからとのことです。
 冒頭申し上げました日経BP社の調査によりますと、国内新車販売台数は、1990年度の780万台から2016年度は507万台とおよそ35%の減少、某ネオン看板製作会社のネオン看板製作や修理に必要な技能を持つ特種電気工事資格取得者は、ピーク時の90人から14人までおよそ85%の減少、カラオケハード製品の売上高も1995年の1697億円から2016年の248億円とおよそ85%の減少、カラオケソフト市場も同時期546億円から388億円とおよそ30%の減少となっています。
 このように、夜の経済や夜出歩く人数に影響を受ける産業は、本県だけではなく、全国的にも人口減少や高齢化による影響以上に低迷しているわけでございますが、これらは裾野の広い産業ゆえに、活性化させることは、地域経済を守り、地方創生をなしていく上で非常に重要な施策ではないでしょうか。
 また、人が出歩き顔を合わせることで、たとえ雑談からでも、新しい発想や有意義な構想が生まれたり、グループやチームの風通しがよくなって活力が生まれたりします。夜出歩くことを強制することはできませんが、県民の皆様や観光客の皆様が出歩きたくなるような地域づくりや商店街、歓楽街づくりを支援し、夜の経済を活性化させることは、県勢発展につながる1つの道であると私は考えております。
 しかし、夜の経済活性化を進めていくに際しまして強く懸念されますことは、夜出歩く人がふえることによって、交通事故やトラブルの発生が増加するのではないかということであろうと思います。
 夜にも人のにぎわいを創出しようとした結果、交通事故やトラブルの発生が増加したので、かえって人出が減少したということになっては元も子もございません。
 そこで、まずは警察本部長に、県内の交通事故の現状と今後の取り組みについてお尋ねいたします。
○議長(尾﨑太郎君) ただいまの川畑哲哉君の質問に対する答弁を求めます。
 警察本部長宮沢忠孝君。
  〔宮沢忠孝君、登壇〕
○警察本部長(宮沢忠孝君) 県下の交通事故の発生件数は、平成14年以降15年連続で減少しており、本年も11月末現在、発生件数は2389件、前年同期比マイナス266件、死者数は32人、前年同期比マイナス2人と、いずれも減少傾向で推移しております。
 本年の交通死亡事故の特徴としましては、全死者の46.9%に当たる15人が高齢者であること、全死亡事故のうち18件、56.3%が夜間に発生していること、飲酒運転による死亡事故が5件発生していることなどが挙げられます。
 現在、県警察では、こうした交通事故の発生実態を踏まえ、交通事故のさらなる減少を目指し、高齢者を中心とした交通事故防止対策や飲酒運転の根絶に向けた諸対策を推進しているところであります。
 議員御指摘のとおり、夜の経済が活性化されますと、人や車の増加等に伴って交通事故等の増加も懸念されますが、県警察としましては、交通情勢を見きわめながら、道路管理者や関係機関・団体等と緊密に連携し、交通事故等の未然防止対策を講じてまいりたいと考えております。
○議長(尾﨑太郎君) 川畑哲哉君。
  〔川畑哲哉君、登壇〕
○川畑哲哉君 次に、少年への補導についてお尋ねいたします。
 夜の経済活性化に向けた取り組みに触発され、少年の非行行為も増加するのではないかということも懸念されますが、一方で、大人による健全なる歓楽街構築や健全なる消費活動が行われることで、夜間における透視感も高まり、良識的な地域人のネットワークが構成されて見守り力が高まることも期待されます。
 そのような理由から、私は夜の経済活性化は少年の非行行為の増加にはつながらないと考えていますが、警察本部長のお考えはいかがでしょうか。少年補導の現状と、この点を踏まえた今後の取り組みについてお答えください。
○議長(尾﨑太郎君) 警察本部長。
  〔宮沢忠孝君、登壇〕
○警察本部長(宮沢忠孝君) 過去10年間の少年補導数は、平成19年の4979人からピークの平成23年の1万1567人まで増加し、以後は減少に転じ、平成28年は7526人と推移しております。しかしながら、本年は、暫定値ですが11月末現在でほぼ昨年並みの数値となり、若干ながら増加に転じております。一番多い行為形態は深夜徘回であり、次いで喫煙となっております。この2つの形態で全体の9割以上を占め、この傾向は過去10年変わっておりません。
 夜の経済活動が地域に密着した健全なものであれば、地域の大人たちによる少年を見守る機会もふえることになりますので、地域を挙げた少年健全育成の機運が醸成されることも期待できると考えます。反面、一般的に少年らの深夜の蝟集、徘回等がふえることが予想され、特に歓楽街の営業活動には、少年の福祉を害する犯罪の発生も懸念されます。
 警察としましては、いかなる場合でも、少年の健全育成のため、地域の方々の御理解も得ながら、関係機関、団体と連携し、しっかりと少年の非行防止に取り組んでまいります。
○議長(尾﨑太郎君) 川畑哲哉君。
  〔川畑哲哉君、登壇〕
○川畑哲哉君 警察本部長より力強い御答弁をいただきましたので、夜の経済活性化についての御提案を続けさせていただきます。
 夜経済の主たる産業は、やはり飲食業でございます。本県には、海の幸、山の幸、川の幸と珠玉の食材がきら星のごとくございます。一方で、2004年から2006年の総務省の家計調査で、和歌山市の牛肉消費量・購入量がともに全国都道府県県庁所在市別で堂々の1位に輝いたという牛肉好きな県民性でもございます。その際の調査では、1年間に1世帯当たりが消費する牛肉の量は、全国平均の約7キログラムに対し、和歌山市民は約11キログラムと大幅に上回っていたそうです。2016年の家計調査では京都、奈良に次いで全国3位の牛肉消費量となっていますが、それでも全国平均の6.567キロに対して9.942キロと偏差値65.68を誇ります。
 そんな本県には、熊野牛という高級和牛がございます。2004年12月より熊野牛認定委員会による熊野牛認定制度が始まり、熊野牛の基準は、和歌山県内または委員会が指定する牧場で14カ月以上飼育され、かつ出荷月齢が26カ月以上の黒毛和種から生産された枝肉で、社団法人日本食肉格付協会による枝肉格付がA3、B3以上のもの、もしくは委員会が委嘱した調査員により肉質などが確認され、委員会において適当と認められたものと規定されています。
 食材になると熊野牛(ぎゅう)、生きている牛は熊野牛(うし)と呼び分けるようですが、牛肉好きな本県内の農場で育まれた熊野牛を、もちろんモーニングやランチで食していただいても結構ですが、より高い客単価が見込めるディナーでより多くの皆様に楽しんでいただくことで、本県の畜産業や飲食業の振興につながり、県民や観光客の皆様による夜のにぎわい創出につながるものと私は期待しております。
 ところが、その熊野牛の昨年1年間の出荷頭数は何と何と515頭、認定頭数は371頭とのことです。夜の経済活性化、ひいては本県の県勢発展のために、ぜひとも熊野牛の販売数をふやしていくべきだと考えており、そのためには熊野牛認定条件を持つ熊野牛の増頭に取り組む必要があると私は考えておりますが、当局の考えはいかがでしょうか。熊野牛の増頭に向けた取り組みについて、農林水産部長の御答弁をお願いいたします。
○議長(尾﨑太郎君) 農林水産部長原 康雄君。
  〔原 康雄君、登壇〕
○農林水産部長(原 康雄君) 熊野牛につきましては、県内で約2400頭飼育され、5年前に比べますと約400頭減少しております。原因としては、農家の高齢化等による全国的な子牛生産が減少しているためかと思われます。
 このため、県では、繁殖雌牛の増頭支援や受精卵移植技術の活用により、子牛の増頭に向けた取り組みを行っているところであります。
 また、ブランド力を高めるため、親牛の能力をデータ化し、農家が活用することによる肉質向上に向けた取り組みを行っております。こうしたことで、熊野牛に対する評価が高まってきており、本年5月には、白浜温泉旅館協同組合からの要請を受け、17のホテルや旅館との取引が行われております。
 さらに、本年9月に宮城県で開催された全国和牛能力共進会に出品し、若雌の部では、初出場ながら1等8席の好成績をおさめ、熊野牛の増頭や品質向上に対する農家の機運が高まっております。
 今後も、肥育牛農家の粗収益が生産コストを下回った場合に差額が補填される肉用牛肥育経営安定特別対策事業など各種補助事業や試験研究の実施に加え、品質向上の取り組みにより、熊野牛の増頭を支援してまいりたいと考えております。
○議長(尾﨑太郎君) 川畑哲哉君。
  〔川畑哲哉君、登壇〕
○川畑哲哉君 続いて、夜の観光振興に向けた取り組みについてお尋ねいたします。
 人口減少や高齢化による影響以上に夜経済が縮小してきた要因は、企業の接待交際費の減少や残業代のカット、ネット環境やSNSなどの発達、エアコン設置や1人部屋確保など住環境の充実、流通網の変化、健康志向の高まり、1人活動の増加や第4次産業革命の進展など、さまざま考えられます。複合的にこれらの要因が重なり、夜出歩く人が減少してきたのではないでしょうか。
 それと、恋愛する若い男女の減少も要因の1つと考えられます。国立社会保障・人口問題研究所が2015年6月に18歳から34歳の独身者5276人に実施した調査によりますと、交際相手がいない人の割合は、男性で約7割、女性では約6割まで上昇したとのことです。
 政治と恋愛は、夜、動くものでございます。つまり、恋愛の文化レベルを高めることと夜の経済活性化には密接な関係がございます。本県でも、婚活事業など出会い創出支援に取り組まれています。
 ことしの2月定例会における予算委員会で私も指摘させていただきましたが、出会いを創出するには、極めて上質なおせっかいが必要な時代に入ってきていると思います。第三者が積極的に当該男女の背中を押していくべきだと私は考えておりますが、本県の婚活事業支援につきましては、午後から御登壇される前芝雅嗣先輩議員が御質問されますので、この場で私は触れません。ただ、出会いが起こった後、恋愛が成就して結婚に至るまでもおせっかいは必要です。
 東京のホイチョイ・プロダクションによりますと、恋愛を科学的に進展させる主なシチュエーションは、1、雰囲気のよいレストランでの食事、2、個体距離75センチ以内への接近、3、美しい夜景、4、スリルの共有、5、打ち明け話の5つだそうです。つまり、これら5つのシチュエーションを同時に成立させる有力なプランこそ、デートカーによる夜のドライブデートだったわけでございます。
 また、本県では、効果的なプロモーション活動により観光客が急増しています。先日、中本浩精先輩議員も御指摘されましたが、世界的旅行ガイドブック「ロンリープラネット」が最も旬な旅行先を紹介するベスト・イン・トラベル2018において、日本で唯一、紀伊半島が訪れるべき世界10地域のベスト5に選出されたこともあり、国内外から一層の観光客増が期待されます。その際、国際的に認められたと言っても過言ではない本県の世界遺産や自然、食や歴史・文化を楽しんでいただくことはもちろんでございますが、夕食以降の夜の消費行動にもいざなう必要があると私は考えております。
 例えば、私が過去に訪れた海外の国で、この世の桃源郷かと思い、今でも訪れたいと焦がれているウズベキスタンでは、日中は世界遺産内の施設や建物をくまなくめぐり、夜はその地その地のまち歩きを楽しんだものでした。特に、首都タシケントの新市街では、夜は歩行者天国となっていたのですが、そこで隻腕の画家と痛烈な出会いをし、彼に描いていただいた肖像画は今も自宅の自室に飾っています。次に訪れた際にも、ぜひ彼に肖像画を描いていただきたいと願っています。
 また、先日、尾崎要二会長を初めとする日華親善議員連盟で訪れました台湾には、士林を初めとする著名な夜市がたくさんございますが、そこでは観光客だけではなく、若いアベックや家族連れも含めた多くの地元の人が食事やゲームを楽しんでにぎわっています。
 さらに、一般財団法人地域活性化センターの佐藤啓太郎事務局長は、「北陸新幹線が通ったことに相まって、金沢市にはしっかりした歓楽街があることで、単身赴任を希望する社員がふえ、支店を出したり、北陸地方の営業所を金沢市へ集約したりする動きが出てきている」と、確たる歓楽街の存在が人口流入や企業誘致効果の側面を持つ可能性があることを御指摘されています。
 いずれにしましても、県勢発展のために、夜の経済活性化に向けて、人が集おうとする意欲を刺激することが重要であり、観光客や地元の人が出歩きたくなるような、そしてアベックがデートで行きたくなるような歓楽街やナイトスポットの創出を支援し、発信していくことが必要であると私は考えております。
 夜の観光振興に向けた取り組みについて、商工観光労働部長の御答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(尾﨑太郎君) 商工観光労働部長山西毅治君。
  〔山西毅治君、登壇〕
○商工観光労働部長(山西毅治君) 議員御指摘のとおり、地域の特性を考える必要はありますが、夜に町並みを散策していただき、イベント、体験アクティビティー、和歌山ならではの料理等を堪能してもらえば、お客様にさらに大きな満足を味わっていただくことができ、経済効果も大いに期待されるところです。
 県では、これまで夜の地域周遊を促進するため、夕食のない1泊朝食つきの宿泊プランを旅館組合等へ提案するとともに、那智勝浦町と協働で、お客様向けの生まぐろ食べ歩きマップを作成したり、白浜においては、具体的な周遊コースを提案する冊子として「おとなの白浜さんぽ」を作成するなど、地域での消費拡大を促進してまいりました。
 さらに、夜でしか味わえないイベント等も効果的と考えており、例えば、幻想的な高野山を体験できる高野山奥之院ナイトツアー、アドベンチャーワールドのナイトアドベンチャー、満天の星空のもとで入る川湯温泉の仙人風呂などの体験や、ことし初開催の和歌山マリーナシティにおけるイルミネーション「フェスタ・ルーチェ」など、各地域で特色のある取り組みも実施されてきています。
 こういったイベントとグルメ、温泉などを組み合わせれば、さらに夜の楽しみ方も充実するものと考えます。
 県では、今後とも、こういった取り組みを積極的に行っている地域や事業者と連携しながら、夜の楽しみ方の提案や情報発信を積極的に行うことにより、和歌山を満喫していただき、さらにリピーターとして来訪いただけるよう取り組んでまいります。
○議長(尾﨑太郎君) 川畑哲哉君。
  〔川畑哲哉君、登壇〕
○川畑哲哉君 ぜひ引き続き取り組んでいただきますようお願い申し上げます。
 個人的な見解でございますが、歓楽街やナイトスポットをつくるということは、まず民間の事業者の皆様に頑張っていただかなくてはいけませんが、そんな事業者同士がチームをつくられて、例えば、おもてなしアドバイザーの派遣を要請されて、おもてなし力を皆様で向上させるということも効果的かと考えています。まずはコミュニケーションから、和歌山でのすばらしい思い出づくりのリズムをつくっていただき、客のニーズにかなう対応を重ねていただくことでリピーターもふえると思います。
 頑張っている人が頑張っていると評価される社会であることはもちろん重要ですが、一事業者や一店舗だけではなくて、みんなで頑張りましょうと機運を盛り上げ、そのエリアの客を取り合うのではなく、みんなでこのエリア全体の客数をふやそうという意識を醸成していくことも重要かと思います。県行政として、どのような取り組みができるか、引き続き御検討いただきますよう強く要望を申し上げます。
 それでは、最後の項目に入らせていただきます。
 2018年の県民手帳付録の資料によりますと、和歌山県の10歳から19歳の人口1000人当たりの学習塾数は全国1位、また、1世帯当たりの1カ月の飲酒など外食代は全国ワースト1位でございます。
 そして、スターチスの出荷量5980万本は全国1位で、全国シェア48.7%を誇ります。
 そのスターチスの花言葉は、「変わらぬ心」、「途絶えぬ記憶」でございますが、紫のスターチスは「上品」、ピンクのスターチスは「永久不変」、黄色のスターチスは「誠実」など、色別の花言葉も持っています。
 スターチスだけではなく、花には花言葉がございます。赤いカーネーションは「母への愛」、ピンクのカーネーションは「女性の愛」、白いカーネーションは「純粋な愛」です。赤いバラは「情熱」、青いバラは品種を生み出すことが無理だと思われていたことから「不可能」でしたが、サントリー社が開発に成功してからは「奇跡」、「可能」となりました。
 また、バラは本数でも花言葉が違い、1本のバラは「一目ぼれ」、2本のバラは「この世界は2人だけ」、3本のバラは「愛しています」、4本のバラは「死ぬまで愛の気持ちは変わらない」、5本のバラは「あなたに出会えて本当によかった」となっています。
 花には、その色や形、香りや飾り方など、さまざまな楽しみ方や活用法がございます。また、花言葉やその花にまつわるストーリーを語ることで、恋愛シーンにおいてだけではなく、ビジネスシーンや地域コミュニティーにおいても有効に活用することができると私は考えております。
 そこで、農林水産部長にお尋ねいたします。
 本県の花卉生産はどのような現状でしょうか。また、花卉の生産振興に向けてどのような取り組みをされているでしょうか。御答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(尾﨑太郎君) 農林水産部長。
  〔原 康雄君、登壇〕
○農林水産部長(原 康雄君) 本県では、温暖な気象条件を生かし、日本一の出荷量を誇るスターチスを初め、ガーベラ、スプレー菊や宿根カスミソウなど、多種多様な花卉が栽培されております。
 県では、花卉産地の拡大を図るため、耐風性を高めたパイプハウスの整備や遮熱ネット、循環送風機などの導入に加え、花の需要拡大を図るための母の日参りプロジェクトに支援しているところであります。また、JAグループと連携し、バレンタインデーや「いい夫婦の日」には大阪などでイベントを開催し、花を贈る習慣の定着に向けた取り組みを行っております。さらに、試験研究では、スターチスやスプレー菊などのオリジナル品種の育成や安定生産技術の開発により、種苗費の低減や生産性の向上に取り組んでいるところでございます。
 今後も、生産対策や試験研究などにより花卉産地を拡大するとともに、花の需要拡大に積極的に取り組んでまいります。
○議長(尾﨑太郎君) 川畑哲哉君。
  〔川畑哲哉君、登壇〕
○川畑哲哉君 先日より、一般社団法人日本花き生産協会の御協力をいただきながら、地元の地域活性化を考える有志のチームで、私たちは花の日プロジェクトという事業をスタートさせました。
 このプロジェクトは、「毎月7日にはお花を贈りましょう。そして、毎年8月7日(花の日)には大切な人にお花を贈りましょう」というコンセプトのもと、今よりもっとカジュアルに花を贈り贈られる文化を根づかせようという試みでございます。
 先ほど申し上げましたように、花にはたくさんの意味があり、それらを知識として習得することは豊かな教養につながります。そして、冬にはバレンタインデーがあるように、夏にはフラワーズデーがあり、例えば、その日は男性がお花を持ってアクションを起こすという1日になれば、各地でまた多くのドラマが生まれるきっかけになると考えています。
 ビジネスシーンでも、花を贈り贈られることで、人間関係をより近づける効果があると思います。大げさな手土産がふさわしくない場面でも、ちょっとした花束であればスマートに手渡せることがあるかもしれません。また、オフィスやロビーに、たとえ1輪でも花が生けられていれば、そこにいる人や訪れる人を大いに和ませることでしょう。
 そして、このプロジェクトが広がっていけば、当然、花卉生産への需要増につながり、花卉産業の振興にも寄与するものと考えています。
 まずは那賀地域でこの花の日プロジェクトを進めてまいりますので、当局の皆様には、どうぞ御理解と御指導のほどお願いを申し上げます。そして、幾ばくかの実績が出てまいりましたら、またこの場で御報告を申し上げ、県下全域へとプロジェクトを広げて、県民の皆様全体の意識向上に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますので、その際には、何とぞ御理解、御協力を賜りますよう要望を申し上げまして、私の人生5度目の一般質問を終了させていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) 以上で、川畑哲哉君の質問が終了いたしました。
 これで、午前中の質疑及び一般質問を終わります。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前11時15分休憩
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