平成29年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


平成29年6月 和歌山県議会定例会会議録

第1号(全文)


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正しい表記は「人名等の正しい表記」をご覧ください。

平成29年6月
和歌山県議会定例会会議録
第1号
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議事日程 第1号
 平成29年6月13日(火曜日)
 午前10時開会・開議
 第1 議席変更の件
 第2 会議録署名議員の指名
 第3 会期決定の件
 第4 補欠選挙当選議員に係る議席の指定
 第5 議長の選挙
 第6 議案第128号から議案第141号まで並びに報第1号から報第5号まで(当局説明)
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会議に付した事件
 第1 議席変更の件
 第2 会議録署名議員の指名
 第3 会期決定の件
 第4 補欠選挙当選議員に係る議席の指定
 第5 議長の選挙
 第6 副議長辞職の件
 第7 副議長の選挙
 第8 議案第128号から議案第141号まで並びに報第1号から報第5号まで(当局説明)
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出席議員(41人)
 1番 中西峰雄
 2番 秋月史成
 3番 立谷誠一
 4番 泉 正徳
 5番 前芝雅嗣
 6番 花田健吉
 7番 井出益弘
 8番 宇治田栄蔵
 9番 川畑哲哉
 10番 玉木久登
 11番 濱口太史
 12番 鈴木太雄
 13番 尾﨑太郎
 14番 藤山将材
 15番 尾崎要二
 16番 中村裕一
 17番 岩田弘彦
 18番 中本浩精
 19番 服部 一
 20番 山本茂博
 21番 冨安民浩
 22番 吉井和視
 23番 堀 龍雄
 24番 中 拓哉
 25番 岸本 健
 26番 森 礼子
 27番 谷 洋一
 28番 新島 雄
 29番 岩井弘次
 30番 多田純一
 31番 片桐章浩
 32番 藤本眞利子
 33番 浦口高典
 34番 山下直也
 35番 山田正彦
 36番 菅原博之
 37番 谷口和樹
 38番 奥村規子
 39番 雑賀光夫
 41番 坂本 登
 42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
〔備考〕
 40番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       宮﨑 泉
 危機管理監      藤川 崇
 総務部長       浦上哲朗
 企画部長       髙瀨一郎
 環境生活部長     山田成紀
 福祉保健部長     山本等士
 商工観光労働部長   山西毅治
 農林水産部長     原 康雄
 県土整備部長     森戸義貴
 会計管理者      野田孝雄
 教育長        宮下和己
 公安委員会委員長   大桑いく嗣
 警察本部長      宮沢忠孝
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     江川和明
 選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       田村公一
 次長         西原龍也
 議事課長       松山 博
 議事課副課長     武田 稔
 議事課議事班長    岩谷隆哉
 議事課主任      保田良春
 議事課主任      岸裏真延
 議事課主事      大森圭悟
 総務課長       糸川 徹
 総務課主事      回り道杏奈
 政策調査課長     中平 博
 政策調査課副課長   尾﨑 保
 政策調査課主任    髙瀨真由美
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  午前10時0分開会・開議
○副議長(服部 一君) ただいまから、平成29年6月定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
 日程第1、議席変更の件を議題といたします。
 議席の一部を次のように変更いたしたいと思います。
 その議席番号及び氏名を職員に朗読させます。
○議事課副課長(武田 稔君) 1番堀龍雄君を23番に、2番中西峰雄君を1番に、3番森礼子君を26番に、4番立谷誠一君を3番に、9番秋月史成君を2番に、10番川畑哲哉君を9番に、11番泉正徳君を4番に、12番濱口太史君を11番に、13番花田健吉君を6番に、14番尾﨑太郎君を13番に、17番鈴木太雄君を12番に、18番岩田弘彦君を17番に、19番藤山将材君を14番に、20番服部一君を19番に、23番中本浩精君を18番に、25番山本茂博君を20番に、26番岸本健君を25番に、それぞれ変更。
○副議長(服部 一君) お諮りいたします。ただいま朗読したとおり議席を変更することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(服部 一君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま朗読したとおり議席を変更することに決定いたしました。
 次に日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、11番濱口太史君、28番新島雄君、39番雑賀光夫君の3君を指名いたします。
 次に日程第3、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月30日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(服部 一君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から6月30日までの18日間と決定いたしました。
 この際、御報告申し上げます。
 去る3月23日、浅井修一郎議長が逝去されました。まことに痛惜のきわみでございます。
 ここに、謹んで御報告申し上げ、衷心より哀悼の意を表します。
 議場におられる皆様方とともに黙祷をささげたいと思います。
 御起立願います。
 黙祷。
  〔起立・黙祷〕
○副議長(服部 一君) 黙祷、終わります。
 御着席ください。
 故浅井修一郎議長に弔意を表し、藤山将材君から発言を求められておりますので、許可いたします。
 14番藤山将材君。
  〔藤山将材君、登壇〕
○藤山将材君 議員諸兄の御同意と発言のお許しをいただきましたので、故浅井修一郎和歌山県議会議長に謹んで哀悼の言葉をささげます。
 きょう、こうしてあなたのいない本会議場に立ちますと、言葉では言いあらわせない寂しい気持ちでいっぱいであります。
 病気のことは以前から伺っておりましたが、1月下旬から体調が目に見えて悪くなったころ、御一緒した視察先のホテルで余命幾ばくもないことを打ち明けられました。
 2月21日に開会した2月定例会は、言うまでもなく、県議会の定例会の中でも、次年度予算の審議など、最も重要かつ長期日程に加え、過密な議会であります。しかし、あなたは、体調がすぐれず、安静が必要であるにもかかわらず、最終日まで議長席から議会の運営に当たられ、審議の進行を見守り、議長としての重責を全うされました。
 そして、閉会の1週間後、3月23日に、御家族の手厚い看護のかいもなく、永遠の眠りにつかれました。その気力、精神力、そして議長としての矜持に深い尊敬の念を抱いた次第であります。
 告別式の日、喪主である御子息の宏吉さんは、挨拶の中で「県議会議長としての職務を最後まで全うした父を誇りに思います」と話されていました。あなたとともに病気と闘い、あなたの思いを理解し、あなたを最期まで支えられた御家族の皆様には、心より感謝を申し上げる次第でございます。
 浅井議長は、有田市議会議員を経て、平成15年4月に和歌山県議会議員として初当選、以来、4期連続当選をされました。県議会では数々の要職を経て、平成24年6月から翌年6月まで副議長、そして平成28年6月からは県議会議長に就任をされました。
 あなたには、ただ同期というだけでなく、自分の父親と同い年ということもあってか、とても親近感を抱いておりましたし、あなたもうちの家族にも気にかけてくれて、まるで息子のように接してくれました。いろんなところへ視察に行きましたし、よく一緒に遊んで、お酒も一緒によく飲みましたね。取っつきの悪いいかつい顔をしていましたが、にこっと笑ったときのあなたの笑顔がたまらなく好きでした。
 今、振り返ると、あっという間の14年間だったように思います。できることなら、もう一度一緒に飲みたかったです。
 亡くなる前日、病室で秘書を通じ、仁坂知事に対して次のようなメッセージを残されたそうです。「自分の体のことはよくわかり、もうすぐ亡くなってしまうことも覚悟している。知事部局と議会は車の両輪とよく言われるが、片方の車輪が欠けてしまうことで知事には迷惑をかけることになる。本当に申しわけない気持ちでいっぱいだが、許していただきたい。また、後のことをくれぐれもよろしくお願いしたい」と。自分の命がまさに燃え尽きようとしているそういう状況にあっても、議長として、議会のこと、和歌山県のことを心から心配されていました。本当に頭が下がります。
 浅井議長、私たちは、あなたの意思をしっかりと継承し、あなたがこよなく慈しんだ郷土のために、これからも尽力することをここにお誓い申し上げます。
 長い間、お疲れさまでした。どうか、ゆっくりとお休みください。
 結びに、浅井修一郎議長の御遺徳をしのび、心から御冥福をお祈り申し上げまして、お別れの言葉といたします。修やん、さようなら。
 平成29年6月13日、和歌山県議会議員藤山将材。
○副議長(服部 一君) この際、故浅井修一郎議長に対する叙位及び死亡叙勲の伝達式を行うため、このまま暫時休憩いたします。
  午前10時10分休憩
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  午前10時15分再開
○副議長(服部 一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、報告いたします。
 5月14日執行された有田市選挙区の議員補欠選挙において、玉木久登君が当選されました。
 次に日程第4、補欠選挙当選議員に係る議席の指定を行います。
 その議席番号を職員に朗読させます。
○議事課副課長(武田 稔君) 玉木久登君10番。
○副議長(服部 一君) ただいま朗読したとおり、議席を指定いたします。
 この際、補欠選挙当選議員を御紹介申し上げます。
 10番玉木久登君。
  〔玉木久登君、登壇〕
○玉木久登君 おはようございます。
 ただいま御紹介賜りました玉木久登でございます。
 このたび、有田市選挙区県議会議員補欠選挙におきまして、皆様の御支援によりこの場に立たせていただくことができました。改めて、身の引き締まる思いでございます。
 これからは、浅井議長の強さ、優しさを胸に、新たな気持ちを持って県民の皆様の思いをしっかりとつないでまいりたいと存じます。
 先輩議員を初め全ての皆様、今後とも御指導、御鞭撻賜りますことをよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○副議長(服部 一君) この際、報告いたします。
 補欠選挙当選議員に係る常任委員及び特別委員の選任については、委員会条例第5条第1項ただし書きの規定により、5月17日付で次のとおり指名いたしました。
 職員にその氏名を朗読させます。
○議事課副課長(武田 稔君) 総務委員会委員、玉木久登君。
 半島振興・地方創生対策特別委員会委員、玉木久登君。
○副議長(服部 一君) この際、暫時休憩いたします。
  午前10時18分休憩
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  午前11時14分再開
○副議長(服部 一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、新任の議会事務局長田村公一君を御紹介申し上げます。
 事務局長田村公一君。
  〔田村公一君、登壇〕
○事務局長(田村公一君) このたび、4月1日付で議会事務局長を拝命いたしました田村公一でございます。
 もとより微力ではございますが、全力で職責を果たしてまいる所存でございますので、御指導、御鞭撻のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○副議長(服部 一君) 次に日程第5、議長選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○副議長(服部 一君) ただいまの出席議員数は、41人であります。
 お諮りいたします。立会人に、2番秋月史成君、21番冨安民浩君、31番片桐章浩君、38番奥村規子君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(服部 一君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたします。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○副議長(服部 一君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(服部 一君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○副議長(服部 一君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○副議長(服部 一君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(服部 一君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○副議長(服部 一君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○副議長(服部 一君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数41票、うち有効投票36票、無効投票5票。有効投票中、尾﨑太郎君36票。
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は9票であります。よって、尾﨑太郎君が議長に当選されました。
 尾﨑太郎君が議場におられますので、議長に当選されたことを告知いたします。
 13番尾﨑太郎君。
  〔尾﨑太郎君、登壇〕(拍手)
○尾﨑太郎君 ただいま、先輩・同僚議員の御推挙を賜りまして、議長に就任をいたしました尾﨑太郎でございます。
 人格、見識ともに大変すぐれた浅井議長の後任でございます。浅学非才の身でございますから甚だ皆様方には御迷惑をおかけすることと存じますが、一生懸命公平・公正な議会運営を心がけ、務めてまいりますので、どうぞ御指導、御鞭撻、よろしくお願いを申し上げます。ありがとうございます。(拍手)
○副議長(服部 一君) 議長と交代します。
  〔副議長退席、議長着席〕
  〔退場する者あり〕
○議長(尾﨑太郎君) この際、報告いたします。
 ただいま、副議長服部一君から副議長辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。副議長辞職の件を本日の日程に追加し、これより直ちに議題とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾﨑太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 副議長辞職の件を議題といたします。
 まず、辞職願を職員に朗読させます。
○議事課副課長(武田 稔君) 辞職願 私こと この度、都合により和歌山県議会副議長を辞職いたしたいので許可されるよう願い出ます。 平成29年6月13日 和歌山県議会副議長服部一 和歌山県議会議長様
○議長(尾﨑太郎君) 服部一君の副議長辞職を許可することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(尾﨑太郎君) 起立全員であります。よって、服部一君の副議長辞職を許可することに決定いたしました。
  〔入場する者あり〕
○議長(尾﨑太郎君) 服部一君から発言の許可を求められておりますので、許可いたします。
 19番服部一君。
  〔服部 一君、登壇〕
○服部 一君 副議長退任に当たって、一言御挨拶申し上げたいと思います。
 まずは、1年間御協力いただき、ありがとうございました。
 1年前に、浅井議長とともに就任させていただきました。しかしながら、後半、浅井議長は病気と闘いながら、残念ながら亡くなってしまいました。以来、議長の代理として、大変皆さん方にお世話になりました。特に常任委員長の皆さん方には、代理を務めていただきましたことに心からお礼を申し上げたいと思います。
 今後は、議員の活動とともに、議会運営にも邁進してまいりたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) ただいま副議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。副議長の選挙を本日の日程に追加し、これより直ちに選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾﨑太郎君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 副議長の選挙を行います。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(尾﨑太郎君) ただいまの出席議員数は、41人であります。
 お諮りいたします。立会人に、2番秋月史成君、21番冨安民浩君、31番片桐章浩君、38番奥村規子君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾﨑太郎君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたします。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(尾﨑太郎君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾﨑太郎君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(尾﨑太郎君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(尾﨑太郎君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾﨑太郎君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(尾﨑太郎君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(尾﨑太郎君) 選挙の結果を報告いたします。
 投票総数41票、うち有効投票37票、無効投票4票。有効投票中、山本茂博君37票。
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は10票であります。よって、山本茂博君が副議長に当選されました。
 山本茂博君が議場におられますので、副議長に当選されましたことを告知いたします。
 20番山本茂博君。
  〔山本茂博君、登壇〕(拍手)
○山本茂博君 ただいま、先輩・同僚議員の皆さんの御推挙をいただき、この歴史と伝統ある和歌山県議会第93代副議長に選任いただきましたことは、まことに光栄のきわみであります。本当にありがとうございます。
 尾﨑議長のもと、県勢のさらなる発展、そして、議長を補佐し、皆さんとともに円滑な公正な議会運営にしっかりと頑張ってまいりたいと決意を新たにしております。今後とも、皆さんの御指導、御鞭撻、どうぞよろしくお願い申し上げ、御挨拶にかえさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) 次に、諸般の報告をいたします。
 知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告、予算の繰越使用報告書、法人の経営状況報告書の提出が、教育長から教育委員会事務の点検及び評価報告書の提出が、監査委員から現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付いたしておりますので、御了承願います。
 なお、知事から和歌山県観光立県推進条例、和歌山県がん対策推進条例及び和歌山県中小企業振興条例に基づく報告がありましたが、これらの写しは既に各議員に送付されておりますので、申し添えます。
 次に、今期定例会に提出された議案等は、お手元に配付のとおり、議案第128号から議案第141号まで、並びに地方自治法第179条第1項の規定による知事専決処分報告報第1号から報第5号までの計19件であります。
 日程第6、議案第128号から議案第141号まで、並びに知事専決処分報告報第1号から報第5号までを一括して議題といたします。
 まず、当局の説明を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 平成29年6月定例会に御参集いただき、厚く御礼申し上げます。
 去る3月23日、浅井修一郎前県議会議長がお亡くなりになりました。浅井前議長は、平成15年の初当選以来、和歌山県の発展のため、農林水産業の振興やインフラ整備、医療、スポーツ振興など、幅広い分野に全力で取り組んでこられました。さらに、昨年6月からは議長として卓越した指導力を発揮され、さきの2月定例会でも、御病気と闘いながらその職責を最後まで見事に果たされました。今後も御活躍され、県政をリードしていただきたかっただけに、このたびの御逝去は痛恨のきわみであります。
 ここに御遺徳をしのび、謹んで御冥福をお祈り申し上げます。
 それでは、ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、県政の最近の動きについて御説明申し上げます。
 まず、さきの2月定例会において本会議を開催いたしました旧和歌山県会議事堂でございますが、このたび、国の重要文化財に指定されることになりました。この指定を機に、本県の近現代史を象徴する本議事堂の歴史的価値が再認識され、県内のみならず、国内外の多くの方々にも注目されることを期待しております。
 次に、新長期総合計画の初年度としての取り組みについてでございます。
 目指す将来像の実現に向け、その道筋をつけるための新政策を実施していく中で、80歳現役社会の実現や女性の活躍促進、出産・子育て環境、教育、健康長寿の向上等については、企業や団体、地域コミュニティーも含めた県民の力を結集し、社会全体で推進していくことが重要であり、そうした社会へ変えていくための仕掛けづくりに取り組んでいるところであります。
 次に、国際交流の推進についてでございます。
 去る6月7日から9日にかけまして、県議会や関係の皆様とともに台湾を訪問し、本県へのさらなる観光客誘致や県産品の販路拡大に向けたPR活動を行ってまいりました。今後も台湾とは、県内経済の活性化等を目的にさまざまな分野での交流を進めてまいります。
 続きまして、観光客誘致についてでございます。
 昨年の観光入り込み客総数は3487万人を数え、外国人宿泊者数も50万人を突破するなど、ともに過去最高を記録いたしました。本年度も県内周遊の促進を目的とした「水の国、わかやま。」キャンペーンや「わかやま歴史物語」、先日認定された2つの日本遺産等を活用した取り組みを展開するとともに、海外からの誘客についても、新たにドイツ、イスラエルといった新規市場の開拓を進めてまいります。
 また、3月に開催いたしましたわかやまサイクリングフェスタ2017では、国内外の参加者から本県のサイクリング環境に対して大変高い評価をいただきましたが、さらに安全性と快適性の向上を図りつつ、「サイクリング王国わかやま」として国内外に向け広くPRしてまいります。
 次に、産業の振興についてでございます。
 京奈和自動車道の県内全線開通や府県間道路の第二阪和国道等の開通により、京阪神や中部圏へのアクセスが格段に向上いたしました。こうしたチャンスを生かしながら、より有利な販路の開拓等、県産品の販売促進に取り組んでまいります。
 統合型リゾート施設の誘致についてでございます。
 これまでずっとコスモパーク加太や旧南紀白浜空港跡地も候補地として誘致に取り組んでまいりましたが、交渉しているIR事業者が全て和歌山マリーナシティのみを評価したことから、候補地を和歌山マリーナシティに絞ることとし、去る5月に東京都で開催されましたIR事業者等が一堂に会するフォーラム、「ジャパン・ゲーミング・コングレス」において、和歌山マリーナシティの適地性とその周辺を取り巻くすぐれた観光資源のPRを行ってまいりました。
 引き続き、和歌山市とともにIRの誘致に取り組むとともに、国に対し、地方創生の観点から地域の特性を生かしたIRを実現できるような仕組みとするよう要望してまいります。
 次に、ねんりんピック紀の国わかやま2019についてでございます。
 去る6月6日に実行委員会を設立し、大会準備が本格始動しました。今後は、同実行委員会を中心に、ねんりんピックに対する機運の醸成を図ってまいります。
 また、ワールドマスターズゲームズ2021関西大会についてでございますが、去る4月にニュージーランドを訪問し、本県で開催する競技を中心にオークランド大会の運営状況等を調査してまいりました。今回の訪問で得たノウハウを生かし、万全の体制で準備を進めてまいります。
 続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
 初めに、補正予算につきましては、議案第128号において、中小企業に有益なプロフェッショナル人材の確保等を支援するための経費などで2800万円余を計上するとともに、指定管理者制度を導入している公の施設について、平成30年度以降の指定管理者を公募するため、その管理経費等について債務負担行為の設定をお願い申しております。
 続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
 議案第130号は、知事の附属機関として和歌山県利用計画公募型普通財産売却等事業者選定委員会を設置するもの、議案第133号は、地方税法の一部改正に伴いエコカー減税の期限の延長等を行うため、県税条例の一部を改正するもの、議案第135号は、35歳未満である者が技能検定試験の実技試験を受けようとする場合の受検手数料の額を定めるものであります。
 次に、議案第136号は建設事業の施行に伴う市町村負担金について、議案第137号は県営住宅の明け渡し等に係る訴訟の提起について、議案第138号は財産の取得について、議案第139号から第141号は工事請負変更契約等の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
 次に、知事専決処分報告でございますが、報第1号及び第2号は、自動車取得税収入の増加等に伴う平成28年度一般会計補正予算及び自動車税等証紙特別会計補正予算であり、報第3号は、県議会議員有田市選挙区補欠選挙に伴う所要の補正、報第4号は、地方税法の一部改正に伴い県税条例の一部を改正するもの、報第5号は、地方税の特別措置に関する省令等の一部改正に伴い和歌山県半島振興対策実施地域における県税の特別措置に関する条例等の一部を改正するもので、急を要したため地方自治法第179条第1項の規定による専決処分を行い、その承認をお願いするものであります。
 最後に、諸報第7号から第9号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告であり、諸報第10号から第12号は、平成28年度予算の繰越使用報告及び事故繰越使用報告であります。
 このほか、法人の経営状況を説明する書類を別途提出しております。
 何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(尾﨑太郎君) 以上で、当局の説明が終わりました。
 この際、3月16日選挙されました選挙管理委員を御紹介申し上げます。
 まず、4月3日の選挙管理委員会において委員長に選挙されました小濱孝夫君を御紹介申し上げます。
 選挙管理委員会委員長小濱孝夫君。
  〔小濱孝夫君、登壇〕
○選挙管理委員会委員長(小濱孝夫君) ただいま御紹介いただきました小濱孝夫でございます。
 去る2月の定例会におきまして選挙管理委員に選任していただき、ありがとうございました。厚く御礼申し上げます。また、4月3日に開催されました選挙管理委員会で、委員長に互選されました。もとより微力でございますが、重責を十分認識し、全力を尽くしたいと思っております。
 皆様方の御指導と御鞭撻をよろしくお願いいたしまして、御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) 次に、委員長職務代理者に指定されました下川俊樹君を御紹介申し上げます。
 選挙管理委員下川俊樹君。
  〔下川俊樹君、登壇〕(拍手)
○選挙管理委員(下川俊樹君) ただいま御紹介をいただきました下川俊樹でございます。
 去る2月県議会本会議場におきまして、選挙管理委員に再び御選任をいただきました。選考に当たりましては、県議会議員の皆さん方の特段の御配慮とお力添えを賜りましたこと、深く心から感謝を申し上げる次第であります。
 今、考えますに、再び仁坂県政の一員として県政に参画できる喜びを心に感じているところであります。経験を生かして職務を全うし、県民の皆さんに少しでも選挙に関心を持っていただき、進んで県政に参画をしていただけるように一生懸命努力をしてまいります。
 今後とも、皆様方の御指導、御鞭撻を心からお願いを申し上げて、お礼の御挨拶にかえます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) 次に、森正樹君を御紹介申し上げます。
 選挙管理委員森 正樹君。
  〔森 正樹君、登壇〕(拍手)
○選挙管理委員(森 正樹君) 去る3月16日に行われました和歌山県議会2月定例会本会議におきまして、県議会議員諸兄の温かい御配慮によりまして選挙管理委員会委員に選任いただきました森正樹でございます。
 職責の重さに鑑み、今後一層職務に精励してまいる所存でございますので、議員の皆様のさらなる御指導をお願い申し上げまして、御挨拶といたします。ありがとうございました。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) 次に、廣谷行敏君を御紹介申し上げます。
 選挙管理委員廣谷行敏君。
  〔廣谷行敏君、登壇〕(拍手)
○選挙管理委員(廣谷行敏君) ただいま御紹介いただきました廣谷行敏でございます。
 このたびは選挙管理委員に御選任をいただき、まことにありがとうございます。職責の重大性を十分認識いたしまして、職務を全うするため一生懸命努力してまいります。皆様方の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) 次に、4月1日に就任いたしました新任者を御紹介申し上げます。
 まず、危機管理監に就任しました藤川崇君を御紹介申し上げます。
 危機管理監藤川 崇君。
  〔藤川 崇君、登壇〕
○危機管理監(藤川 崇君) 危機管理監を拝命いたしました藤川崇でございます。
 安全・安心でとうとい命を守る和歌山の実現に向け、一生懸命取り組んでまいりますので、議員各位におかれましては、格別の御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) 次に、環境生活部長に就任しました山田成紀君を御紹介申し上げます。
 環境生活部長山田成紀君。
  〔山田成紀君、登壇〕
○環境生活部長(山田成紀君) 4月1日付で環境生活部長を拝命いたしました山田成紀と申します。
 環境行政、県民生活の安全・安心の確保のため、微力ではございますが、全力で取り組んでまいりますので、皆様方の御指導、御鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) 次に、福祉保健部長に就任しました山本等士君を御紹介申し上げます。
 福祉保健部長山本等士君。
  〔山本等士君、登壇〕
○福祉保健部長(山本等士君) このたび、福祉保健部長を拝命いたしました山本でございます。
 もとより微力ではございますが、県民の福祉、保健、医療の充実向上のため全力で取り組んでまいりますので、議員各位の皆様の御指導、御鞭撻のほど、どうかよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) 次に、商工観光労働部長に就任しました山西毅治君を御紹介申し上げます。
 商工観光労働部長山西毅治君。
  〔山西毅治君、登壇〕
○商工観光労働部長(山西毅治君) 商工観光労働部長の山西でございます。
 微力ではございますが、県経済の発展のために全力を尽くしてまいります。議員の皆様方には、引き続き御指導、御鞭撻をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) 次に、農林水産部長に就任しました原康雄君を御紹介申し上げます。
 農林水産部長原 康雄君。
  〔原 康雄君、登壇〕
○農林水産部長(原 康雄君) このたび、農林水産部長を拝命いたしました原康雄でございます。
 もとより微力ではございますけれども、農林水産業の振興、農山村漁村の活性化に全力で取り組んでまいりたいと思いますので、議員皆様の御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) 次に、会計管理者に就任しました野田孝雄君を御紹介申し上げます。
 会計管理者野田孝雄君。
  〔野田孝雄君、登壇〕
○会計管理者(野田孝雄君) このたび、会計管理者を拝命いたしました野田孝雄でございます。
 もとより微力ではございますが、会計事務の適正な執行に全力を尽くしてまいりますので、議員の皆様方には引き続き御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(尾﨑太郎君) 次に、事務局長から新任者を紹介させます。
○事務局長(田村公一君) 御紹介申し上げます。
 まず、知事部局。総務部。総務管理局長中西淳君、危機管理局長西山進君。
 企画部。企画政策局長田嶋久嗣君、地域振興局長原田武男君、人権局長宮地良治君。
 環境生活部。県民局長田中一寿君。
 福祉保健部。福祉保健政策局長宮本浩之君。
 商工観光労働部。商工労働政策局長稲葉信君、観光局長中島寛和君。
 農林水産部。農林水産政策局長鈴木孝志君、農業生産局長角谷博史君、水産局長三浦源吾君。
 県土整備部。技監伏山充彦君、県土整備政策局長嶋本昇君、道路局長庄司勝君、河川・下水道局長永田和之君、都市住宅局長森田康友君、港湾空港局長浅見尚史君。
 会計局。会計局長太田恭弘君。
 次に、教育委員会。教育総務局長中川敦之君、生涯学習局長木皮享君、学校教育局長小滝正孝君。
 次に、公安委員会。生活安全部長寺園勝人君、刑事部長中道芳正君、交通部長坂部義人君、警備部長保富速人君。
 次に、人事委員会事務局。事務局長福田良輔君。
 次に、監査委員事務局。事務局長日吉康文君。
 次に、労働委員会事務局。事務局長谷巌君。
 最後に、議会事務局。議事課長松山博君、政策調査課長中平博君。
 以上でございます。
○議長(尾﨑太郎君) 明日も定刻より会議を開きます。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午前12時5分散会

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