平成28年9月 和歌山県議会定例会会議録 第5号(吉井和視議員の質疑及び一般質問)


平成28年9月 和歌山県議会定例会会議録

第5号(吉井和視議員の質疑及び一般質問)


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 質疑及び一般質問を続行いたします。
 22番吉井和視君。
  〔吉井和視君、登壇〕(拍手)
○吉井和視君 皆さん、こんにちは。議長のお許しをいただいて、一般質問、最後の質問をさせていただきます。
 最近、世界的に異常気象──これは日本もそうなんですけども、異常気象ということで、世の中、地球温暖化対策をしなきゃいけないということで盛んにテレビと新聞でも論じられております。その中で一昨日の「産経新聞」、この中に石原慎太郎氏が第1面で、これはコラムというか世の中を警世する、そういう「日本よ」という記事を載せてあるんですけども、石原慎太郎氏、何回も、ことしになってもう3回ぐらいこの話を新聞で発表しております。というのはこういう話なんです。
 イギリスの宇宙物理学者ホーキング博士の話なんですね。石原慎太郎さんが、40年ほど前に東京でこの方の講演を受けたと。その中で、最後に質疑応答があって質問が出たと。どういう質問かといいますと、いわゆる宇宙全体に地球のような環境の星がどのぐらいありますかということで質問されたと。博士は言下に300万あると。そしたらまた質問があって、そんなに300万も宇宙に地球と同じような星があるんだったら、地球人、我々がどうして宇宙人と遭遇しないのかと。そしてまた、宇宙船、UFOと遭遇しないのかというそういう質問で、その答えとして、地球ほどに文明が発達した星は、いろんな循環が狂ってしまって瞬時に消滅するという話であるわけなんです。瞬時に。
 瞬時というのはどれぐらいかということを石原慎太郎氏が質問したと。すると、まあ100年かなと、こういう話であるわけなんです。そういう話の中で、石原慎太郎氏は、もうこれ何回も言うわけなんですけども、もう放っておくわけにはいかないと。何とかこの問題に正面から取り組まないと地球は消滅するんじゃないかと。地球消滅、または生物消滅ですね。
 地球誕生から30数億年たつわけなんですけども、人類ができたのは1年で例えれば12月の大みそかの日で、もう10時回った時間帯ぐらいにできたんだろうということなんですけども、それぐらい──まあ100万年ぐらいですね、長く見積もっても。石器時代ということになれば10万年ぐらいで、そういう短い間なんですけども、それよりも瞬時に100年で消滅するという、こういう話なんです。地球的時間ではどれぐらいかということを石原さんが聞いたらしいですね。そうすると100年だと、そういうことなんです。
 それで、この間もパリ協定ということで、世界の2大排出国、公害大国、中国とアメリカがパリ協定を批准したわけなんですけども、とにかく今、その問題が持ち切りでされておるわけなんです。地球温暖化対策ということで。
 それで、きょう私は、この地球温暖化対策の中で、そういうことを観点に森林の問題と観光の問題を尋ねさせていただくわけなんですけども、山の日というのが8月11日にことしからありました。この山の日の制定というのは、山岳連盟とか登山家の人たちが、海の日があるんだから山に登る日もあってもいいだろうということで提唱してできたこともあるわけなんですけども、基本的には、我々にとって山の日という意味は、山に親しんで、そして山の持っている恩恵に感謝するという日であるということであります。
 そういうことで、和歌山県は全国第7位の森林県。これは本当に、76.8%、約77%が森林に覆われた県土の県であるわけであります。その山を守るために我々和歌山県はどうするかということを考える1つの大きな日にしていきたいということであります。
 今、その和歌山県には企業の森というのがたくさんできております。企業の森。大学の森もできておるらしいですね、桃山学院大学。この間、御坊へ行ったら、「日高新報」で見たんですけども、大学の森で学生が何十人か来て体験をしたり民宿に泊まったりしていろんなことをしておるということ、勉強をしておるということを聞いたんですけども、そういう大学の森というのもあるわけなんです。
 そしてまた、「じみんの森」というのも中辺路町にあるわけですね。これ、3年ほど前に自民党が、とにかくいろんな団体が企業の森をつくるんだったら我々も「じみんの森」という、いわゆる政党の森をつくって国民運動をしようじゃないかということでつくったわけなんですけども、まあまあ3年になって木も大分生えてきて、中辺路通ったら安倍晋太郎総裁の「じみんの森」という看板がかかっておるので、また一遍見に行っていただきたいなと、そんなに思います。
 そういうことで、こういう山の日の行事を集中的に行うことによって、県民みんなが森に山に感謝して、そしてまた、どうしたらみんなが山を守れるんだろうかということを考える、そういう日にしたいなということで、こういう事業を、イベントを県で一遍やってほしいなと、そんなに思うわけであります。
 やり方はいろいろあると思うんですね。企業の森の人をみんな呼んで一斉に何かをやろうじゃないかと、そういういわゆるイベントの日にしていただいて、ひいてはそれがまた観光の資源になるんではないかと、私はそのように思うんで、この点についてひとつこれは知事にお伺いしたいなと、そんなに思います。
 それから、森林の問題でありますけれども、これは森林のPR事業はやっぱりなぜ山を守らなきゃいけないかということをやらなきゃいけないなと、そんなふうに思います。
 平成13年に森林・林業基本法が改正されました。これは、改正されたというのはどういうことを改正されたかというと、今まで林業基本法ということで林業生産にかかわることについての法律であったわけなんですけども、この平成13年からは森林の持つ多面的機能──これは鈴木議員もこの間質問してましたけども、多面的機能がたくさんあると。これは、もう我々が随分前からみんなで叫んでこの林業基本法が改正されたわけなんですけれども、そういう精神を生かすために紀の国森づくり税ができたわけなんです。
 この条例については、和歌山の議会始まって以来の議員提案の県条例でありました。とにかく議会改革をしなけりゃいけないという思いで、自民党を中心に、採決のときには自民党単独でこれせなあかんのかなと思っておったんですけども、皆さん反対されて、最終的に我が有田の松本貞次さんが「やるんだったら、やっぱり賛成しようじゃないか」ということで、これが採決されてできました。
 それ、既に37県がこの間できたと初めて聞いたんですけども、37県といえば──大体、森林面積がいわゆる県土の50%以上ということの県だろうと思うんです──そういう県でできたということは、もう全国的にこれが認知されて当然の税になったなということなんですけども。
 そういうことで、我々は県民に本当に税について語りかけて、やっぱりこの税が必要であるということを語りかけて、森林シンポジウムとかそんなんをやって、議員提案をしてこの条例をつくったわけなんですけども、それがようやく全国に広がって、この間も聞いたんですけども、与党の中で自民党と公明党、与党の中で税制大綱の中で森林環境税ができる方向性が出てきたというのを聞いて非常に喜んでるんですけども、やっぱりこれができて国民みんなが、東京都民の人たちも森林のための環境税を払ってもらうという、そういう法律ができれば大変うれしく、いいなと思います。
 そういうことで、山のこの危機的な状況をなぜ救わなきゃいけないかということを、もっともっと県がPRする必要があると思うわけなんです。そういう意味で、紀の国森づくり税の財源を使ってPRをしていただきたいなと、そんなに思います。
 山林というのは、もう非常に山村地域が過疎化しておって、人口は減り、お年寄りばっかり、高齢化率が非常に高いということで、本当に消滅する一歩手前のような状況になってきておるんではないかと思います。そういうことで、このPR事業がいかに大事かということを認識していただいて、それに取り組んでいただきたいなと、そのように思います。
 次に、森林を大事にするためにはどうしたらいいかということに進んでいくわけなんですけども、それはやっぱり森林と、そしてこの林業を活性化させるということであります。森林の木を切って、そのなりわいをうまく安定していけるようにすることが、山を守る出口の第1番の方法ではないかと思うわけであります。
 従来の林業は大分低迷しておって、もう林業自体があかんから間伐材も出せない、間伐もできないという山林があっちこっちで放置されておるわけなんです。立ち枯れはするわ、日が当たらないから雨が降れば大量に水が出ていくわということで、大変な状況になってきておるわけであります。
 そういう中で私が提案をしたいのは、新しい林業ということであります。新しい林業ということで起こそうと思えば、やっぱり新しい木を使う産業を起こさなきゃいけないなということであります。新しい木材を利用する産業、そしてまた新しい木材を利用する工法を和歌山県が考えなきゃいけないなというふうに思うわけであります。
 私は、和歌山県はこの面については非常に後進県だなと、そんなに思っております。というのは、この間、私は和歌山県木材県産品フェアというのに行ってきたんです。そこへ行ってきたら、木製ガードレールのコーナーがありました。そこへ行って聞くと、長野県産だと言うんです。長野県産。なぜ和歌山の県産品になるんですかということを聞いたら、和歌山の木を使うからということらしいですけども、それはやっぱりどっかに問題があるなと私は思ったわけですね。
 それで、長野県産のガードレールはどんなにできてるんかなということでちょっと調べたんですけども、それは田中康夫知事、これは我々余り評価はしてなかったんですけども、その知事が在任中にこの木製ガードレールを本当に推進して、長野県中を何十キロも整備したというのを聞きました。
 そして、そのガードレールをつくるのにも、これ大体衝撃テストというのが2000万ぐらいかかるらしいです。2000万円。だから、これ考えて、2000万かかるんですから、なかなか和歌山県でも手を出す人はおらんわけなんです。2000万、元をかけて、使ってくれるかどうかもわからんその木製ガードレールをつくるわけにはいかんということなんですけども、それを長野県は提案しなさいと。そしたら、10の企業が提案したらしいですね。そして、3つの企業に合格点を与えて衝撃テストのお金も出してやったと、こういう事例があるわけなんです。
 そういうことで、和歌山県でも有田でクスベ産業さんの楠部さんが、この間、試作品をつくって実用新案をとったというのを聞いております。だから、私はこの木製ガードレール、和歌山県はちょっとしかないですね。ちょっと見たことがあります。本宮あたりへ行ったらちょっとありますね。ちょっとしかない。やっぱり観光地とかそんなところへ、こういう木製ガードレールをしたらいいと思うんで、せっかく実用新案をとっておる、そういうものに対して県が何とか支援をできないのかと、そのように思いますので、取り組んでほしいなと、そんなに思います。
 それで、またきょうも大西さんも来ていただいてるんですね。株式会社オオニシさん、和歌山市の方なんですけども、木材の間伐材を使って木枠の特許をとっておると。ところが、この特許をとっておりますけども、県の木材利用マニュアルに載せてくれないから余り使ってくれないということを言っております。やっぱり特許をとって、こういう一般の会社の方が、和歌山県のとにかく山を守るために林業を盛んにしなきゃいけないということで取り組んでおる方であるので、やっぱり県は大きな支援をやっていただきたいなと、私はそんなに思います。
 そういうことで、和歌山県の林産業の活性化についてどのように考えているかということについて答弁を願いたいなと思います。
 それから、この木材利用についての公共事業における木材利用の推進についてということでありますけれども、これは知事に聞くわけなんですけども、私どもも、木材を使って公共事業をやってくださいというような、これは国も言っておりますし、県もそういう通知をつくってみんなに通知をして推進をしているわけなんですけども、やっぱりこれも私はスピードが遅いと思うんです。なぜスピードが遅いということを断言できるかといいますと、この木材の使用量が断然低い。やっぱりよその森林県──森林県といったら大体10番目ぐらいまでが森林県だと思うんですけども、10番目ぐらいまでは70%以上の森林県だと思うんですけども、やっぱりよそのそういう県と比べれば低いと思うわけなんです。
 だから、これあえて知事に聞くのは、いろいろコストの問題もあると思うんです。そら、高いです。例えば木製ガードレールを使えば2倍くらいにつくと。そして、また木で河川の工事あるいは治山の工事、そんなんをすればやっぱり何割か高くつくんです。高くつきます、それは。そして、耐久年数もやっぱり弱いと、そのように思います。
 しかし、コストというのは、今まで申し上げたように、いかに森林を守らなきゃいけないか──森林の多面的機能ですね。いわゆる防災機能もあります。そしてまた、水資源涵養の機能もあります。いろんな機能があるわけなんです。それを守るだけのコストを考えれば、高いか安いかの判断は、私は政治家である知事が判断しなきゃ、最終的に覚悟と決断を持って判断をしなきゃいけないなと、そんなに思うわけであります。
 そういう意味で、知事にどういうふうな取り組みを今後、今までのことはともかくとして今後するのかという、その意気込みをお聞きしたいなと、そんなに思います。
 それから、その次にはこの木材利用の数値目標の設定。木材の数値について、使用量について少し話をさしていただきましたけれども、やっぱり県全体でどれぐらいの木材をことしは使うんだという、その数値目標を立てなけりゃいけないと思うんです。これをやらないと、なかなか県の職員もそれに向かってスタートしないし取り組みもしないということであろうと思うんです。
 そういうことで、この木材利用マニュアルに数値目標ですね。ことしは何立米を使うんだと。よその県は1000立米、2000立米使ってるんですね。だから、これぐらいの立米を使うんだということを明記してほしいと、そう思うわけであります。
 それで、この対応については農林水産部、県土整備部、それからいろんな部にまたがっておるわけなんですけれども、それを全庁的に、今、木の国プロジェクト推進会議というのを庁内につくっているようです。これはつくっているわけなんですけども、その議長が下副知事であります。だから、副知事、下さんに、これはやっぱり充て職でなってる役やと思わんと、本気になって紀州の木材を使うんだという、そういう意気込みで今後どうするのかということをお尋ねしたいと、そのように思います。
 次に、県産品の使用。先ほども言いましたけども、この県産品を使うということは、やっぱり県内に新しい産業を興すということであります。新しい産業を興すということは、やっぱり雇用の拡大とか、これはまさに我々が訴えておるところの地方創生に結びつくもんだと思うわけであります。ですから、この県産品として十分取り組んでほしいなと、そういうふうに思うわけであります。
 それで、きょうお願いしておきたいのは、先ほども言いましたように、例えばガードレールの話をしましたけども、県産品というのは、やっぱり和歌山の材料を使って、和歌山の人がそれを発明した工法をもって県産品というんじゃないかなと、そんなに思います。だから、これ入札のときにも、県産品ということで加点をするんであれば工法についても今まで以上に大きな加点をしてやってほしいなと、そんなに思います。
 そして最後に、これは私は一番大事なことだと思うんですけれども、設計する段階で、きょうも冨安議員に言われたんですけども、一番やっぱり木材の利用で大事なことは設計の段階やと。設計の段階で県産品の木材を使用するというようなことを上げてもらって、そしてそれを施工業者に十分通るように、これを県が主体的になってやらなきゃいけないということであると思うんです。
 だから、木材利用と県産品の使用について、思いっ切りやっていただきたいなと思います。これは地球温暖化対策にとって小さいことかもしれませんけども、やっぱりこういうことをやらないと、幾ら和歌山県のいろんな行政を立派にしようといったって、地球が消滅したら何もできないですからね。そういうことをお願いしたいなと思います。
 それから、次に観光の問題について質問をさせていただきたいと思います。
 観光振興の問題ですけども、「観光立県」という言葉は、最近どこの県でも使っておると思うんです。これは、やっぱり観光収入によって県民が豊かになって、みんなが幸せになろうというのが観光立県の目標であると思うんですけども、なかなか観光立県をしようと思ったって、和歌山県、まだまだ途中であろうかと、そんなに思うわけであります。観光の話、きょうも議会の中で、きのうもそうですけど、観光の話出てきましたけれども、なかなか観光立県ということで、この観光収入でできるだけ大多数の人が生活、収入を上げようというふうなことについては、難しい問題があろうかと思うわけであります。
 そういう中で、いろんな角度から観光についてはどうするんとかいうことを言い合って、その中からオリンピックまで和歌山県の観光を本当に観光立県にふさわしいような観光客数を呼び込むような、そういう展開をしていかなきゃいけないなと、そんなに思います。
 それで、和歌山大学に観光学部というのができておりますね。その中で、名前は大浦由美教授かな。きょうはちょっと和歌山県の土地利用審査会の審議委員に推薦されておりましたけども、その方が森林観光ということで講義をしているようです。
 私もこの方から有田川町で講演を聞いたことがあるんですけども、とにかく和歌山県の自然、そしてまた気候とか、それから文化、それからまた食事──食ですね──これやっぱり、よその県に負けないものを持っておると。特にこの山林、山村地域というものを考えればこれは1つの大きな観光資源になるんではないかと、そういう考え方をされておって、森林観光というのを講義しておるようであります。
 そういうことで、私も豊かな自然、豊かな森林、これはやっぱり重要な観光産業の1つであると思うんで、山村地域における新しい観光産業の育成というものを県で取り組んでもらいたいなと思うわけであります。
 和歌山は、最近、水の観光ということで水をテーマにした観光を訴えておるようでありますけれども、やっぱり水の音は美しい豊かな森林のたまものであると思うので、森林を守る作業をしていく中での過程で、こういう新しい観光というものを考えてもらいたい、森林観光を考えてもらいたいと思うので、この点について商工観光労働部長にお願いをいたします。
 それから、その次は観光立県における県の施策ということで、これも観光についてもやっぱり全庁的にあらゆる分野の協力で取り組まなきゃいけない問題であると思うんです。
 例えば、農林水産部であれば、観光農園とか、それからさっき言いました森林観光とか、それから漁業、魚の祭りとか、そんないろんな産物の特性を生かしたそういう事業があると思うんですけども、そういった観光をどうするのかという視点でお答えをしていただきたい。
 そして、また県土整備部であれば、やっぱり先ほど言いましたように、木製ガードレールを使った観光に優しい、観光に来た人が和歌山県の道はやっぱり観光を考えてくれてるような道であるなという、そういう気持ちに持っていけるような道づくり、そして河川整備のつくり方、治山事業のやり方、そういったものを、やっぱり観光立県ですから観光というものの視点から考えていただきたいなと思います。
 ですから、これ全部の部長から答弁をもらおうと思うとったんですけども、きょうは商工観光労働部長と、それと農林水産部長、それから県土整備部長、3つの部長さんから和歌山県の観光についての答弁をいただきたいと、そんなに思います。
 それから、3番目にこれは連結観光ということで、なかなか和歌山で観光、例えば白浜へ来てもらっても、アドベンチャーワールドを見てローソンで弁当を買って日帰りで帰るというのが非常に多いというのは聞いております。和歌山県の観光で和歌山県にお金を落としていってもらおうと思えば、やっぱり1つの観光が連続して連結した観光を目指さんことには、宿泊もしてくれないし、広がりがないかなと思うわけであります。
 そこで、連結観光をさそうと思えば、やっぱり観光の新しいスポットですね、整備をしていかなきゃいけないなと、そんなに思います。
 例えば、京阪神から白浜へ来るお客さんを一旦有田でおろして、有田の観光を楽しんでもらうと。有田の観光といったら、なかなか紀中の観光、ないですね。だから、これをPRしてもらうと同時に、観光づくりをやって取り組んでもらわなきゃいけないなと、そんなに思うわけです。
 例えば、広川町に稲むらの火の館というのがあるんですけども、最近みんな観光に来てもらってます。いろんな国の大使も来ております。来ておるんですけども、なかなか観光スポットになり得ないなと思うんですね。道も狭いし、バスのとめるとこもないし、古い住宅もそのまま空き家が放置されておるし、これは観光スポットにならんなと思うんですけども、しかし、ちょっと工夫して手を加えれば、海辺に近いですから大きな観光地になると思うんです。
 そんなことは地元で考えよと知事はおっしゃるかわかりませんけども、そやけども、県もやっぱり観光立県という大きなことを掲げておるんであれば、支援の手だてを考えていただきたいなと、そんなに思うわけであります。県がいろんな観光パッケージを考えて、紀中地方にも白浜の途中でおろすような観光資源をつくっていこかと、そういう手だてを考えていただきたいなと、そんなに思います。
 それから、最後に外国に向けた観光PRについて聞きたいなと思います。
 広川町に稲むらの火の館というのがあって、ことしに入ってインドネシア、デンマーク、ベトナム、ブルネイ、メキシコ大使が来ております。そして、その館の周辺で植樹をしておるんです。これ「大使の森」というらしいですけども、植樹をしてます。ことしになってその5カ国が来ておるんです。それ以前にも中国大使とかブータンの大使とかいろんな、5カ国以上の大使が来てると聞いております。一度、有田川町のかっぽうで大使5人の人と食事をしたことがあるんですけども、とにかく和歌山県は食事がうまいと、そういうことを言っておりました。
 ですから、今、私は観光振興議員連盟の会長を今期から預かってやってるんですけども、観光振興議員連盟で一度、アジアを中心にできるだけの数の大使を招いて大使の観光サミットを開いたらどうかということで、議連のほうで了解をいただいております。その時期については知事にも相談して早く決定したいなと思っておるんですけども、この問題についても予算を伴うことなんで、知事に答弁いただいて、できるだけ議連の予算と県の予算とその他の予算を膨らまして、訪れる大使が「本当にいい接待をしてくれたな」と、そういうふうなことでこの事業を成功させたいなと思うので、また皆さん方にもよろしくお願いしたいなと思います。
 以上で私の1回目の質問は終わらしていただきますので、どうか誠意のある御答弁をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
○議長(浅井修一郎君) ただいまの吉井和視君の質問に対する答弁を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 私に3問ございましたんで、順に申し上げたいと思います。
 まず、森林・林業についてのうちの山の日のイベント事業についてでございます。
 本県では、森林の恵みとそれを支えてきた山村に対する理解と関心を深め、感謝の心を育み、豊かな森林、山村づくりの意識の高揚を図るため、平成23年度まで毎年11月7日を紀州・山の日と定めて各種啓発行事などを行ってまいりました。
 その後、全国植樹祭の開催を契機といたしまして、紀州・山の日の豊かな森林づくり等の精神を受け継ぎ、森林及び樹木がもたらすさまざまな恩恵を再認識し、県民総参加で木の国和歌山の森林及び樹木を守り育てていくために、和歌山の森林及び樹木を守り育てる条例を制定していただきました。その中で、植樹祭が開催された5月22日をわかやま森林と樹木の日と定めたことにより、この年からこの日に合わせて記念行事を実施し、県民の皆さんの森林に対する理解がさらに深まるよう、緑化功労表彰や自然観察などの体験学習も行っているところであります。
 国が日本全体として8月11日と定めました山の日は、山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する日であるとされておりまして、森林や樹木のみならず、観光や山岳スポーツ、環境、歴史、文化など、山がもたらすさまざまな恩恵に感謝するという意義が含まれているというふうに理解しております。
 県といたしましては、水源の涵養、国土の保全、生物多様性の保全など、多くの恵みをもたらす森林の重要性、また、森林を守り育て適正に活用するため日々取り組んでいる林業の役割について、広く県民の皆さんに理解していただけるよう、山の日の趣旨を踏まえた事業の検討を進めてまいりたいと思います。
 次に、公共事業における木材利用でございます。
 議員御指摘のとおり、本県は森林率全国7位の森林県であります。この恵まれた森林は、二酸化炭素を吸収して大気を浄化し、水を蓄え、山崩れを防止し、林産物を供給するなど、私たちの生活にとって欠かせない大切な役割を担っております。
 こうした森林を適切に保全していくことは大変重要なことでございますけれども、同時に、公的な補助制度によって整備された人工林については、社会のために有効に活用することも重視しなければならないと思います。
 そのためには、間伐等の森林整備はもとより、適切な時期に伐採し、そして伐採跡地は植林などによって確実に森林に再生する、いわゆる森林資源の適切な循環利用を進めることが必要であります。
 また、本県林業の振興のためには木材の需要拡大が重要であり、その一環として公共事業での紀州材の積極的な使用が必要であります。
 国は、平成22年10月に公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律を施行いたしました。これを受けて、平成24年2月に公共建築物における木材利用促進の基本方針等を定めた和歌山県木材利用方針を、平成26年6月には公共土木工事における木材利用推進指針を策定するとともに、有効かつ積極的な木材利用を図るため、木製構造物の設計や施工に関する事項を定めた公共土木工事木材利用マニュアルを策定し、公共事業での木材の優先利用に努めているところでございます。
 これまでに、秋葉山公園県民水泳場、和歌山ビッグウエーブ、和歌山県土砂災害啓発センターなどにおいて紀州材を構造材やあるいは内外装材として積極的に利用したところであります。
 これからは、この中でも内装材は大分そうなっておりますけれども、それだけじゃなくて、外装材とか構造材としてどう使っていくかを積極的に検討しなければいけない、そういう時期だなあというふうに思います。
 公共事業における紀州材の利用拡大も、そういう方向で一層積極的に推進していくとともに、県内市町村に対しても働きかけていきたいと思います。
 次に、観光、特に外国に向けての観光PRでございます。
 海外への観光プロモーションについては、関西国際空港からのアクセスといったロケーションを生かしつつ、豊富な観光資源を対象市場の嗜好を踏まえて戦略的に実施しております。
 アジア市場向けには、四季の自然や温泉、食などの魅力を発信する一方、日本の歴史や精神文化に強い関心を持つ欧米豪市場向けには、「ロンリープラネット」や「ミシュラン・グリーンガイド」といった世界的な旅行ガイドブックで高評価を得ている高野山と熊野の魅力を発信しております。
 個人旅行者(FIT)への対策といたしましては、メディアでの情報発信に特に力を入れておりまして、ことし3月にはCNNやBBCといった世界的ニュースサイトにおいてプロモーションビデオの配信等を実施いたしました。また、デービッド・アトキンソンさんの監修によりまして、美しい写真、映像を多用した多言語観光ウエブサイト「Visit Wakayama」を5月にリニューアルオープンいたしました。
 職員も海外旅行博への参加や海外からのメディア取材やエージェントの下見支援(ファムトリップ)などに、観光プロモーターと連携しながら積極的に取り組んでいるところでございます。私も含めて、今後も積極的なプロモーションにより、さらなる誘客に取り組んでいく所存であります。
 そういう中で、このたび県議会観光振興議員連盟みずからが白浜での大使観光サミットに取り組まれていることは、大変有意義なことであります。議員諸兄がみずから有力な大使に御自身で積極的に観光PRをしてもらいたいというふうに思います。といっても、こういういい話は最大限の御協力をせねばいかんというふうに思っております。私も、大使などを呼んでくるときのテクニックとかそういうノウハウも多少ありますので、最大限の協力をいたしたいと思いますし、また、県庁職員も国際的に十分通用する職員が大分育ってきておりますので、全員で協力して、また県としても有意義なプログラムをどんどん提供していきたいと思います。
 当該サミットを契機として、さらなる外国人観光客の誘客につながるよう、今後とも県議会の皆さんと一丸となって積極的なプロモーションに取り組んでいく所存でございます。
○議長(浅井修一郎君) 副知事下 宏君。
  〔下 宏君、登壇〕
○副知事(下 宏君) 公共事業における木材利用の数値目標についてお答えをいたします。
 公共事業のうち低層の公共建築物につきましては、和歌山県木材利用方針に基づきまして原則木造化を図るとともに、中高層であっても、県民の皆さんの目に触れる機会が多いと考えられる部分を中心に内装等の木質化を推進してまいります。
 また、公共土木工事につきましては、公共土木工事における木材利用推進指針において、木材の利用を重点的に推進する工種、工法ごとに木材の利用目標を定めてございまして、山腹工などの柵工や丸太筋工などは木材利用率を100%とするとともに、自然公園等の景観に配慮が必要な箇所につきましては、転落防止柵工や沈床工など、木材を利用することといたしてございます。
 議員御提言の数値目標の設定につきましては、公共施設の整備の有無、公共土木工事の事業量が年度ごとに増減がございますし、適用可能な工事量も一定していないこと、そして、コストの課題等もございますので、数値目標の設定は簡単ではございませんが、どのような目標設定が可能かを検討してまいりたいと思います。
 木の国プロジェクト推進会議では、木材利用の進捗管理を通じまして新たな木材利用の推進施策を検討するとともに、木材利用マニュアルの周知徹底や公共施設の木造木質化支援などを通じ、市町村の公共事業に対しても木材利用の推進を働きかけていきたいと考えてございます。
 木の国プロジェクト推進会議の議長は私でございますが、充て職という意識ではなくて、担当の部課長も含めまして真剣に取り組んでまいりますので、御協力方よろしくお願い申し上げます。
○議長(浅井修一郎君) 商工観光労働部長岡本圭剛君。
  〔岡本圭剛君、登壇〕
○商工観光労働部長(岡本圭剛君) 3点、御質問をいただきました。
 最初に、山村地域の観光振興についてでございますが、和歌山県は「木の国」と言われ、その豊かな森が美しい水を育むというすばらしい自然を有しているふるさとです。こういった自然を観光資源として活用することは、誘客につながる重要なものと認識しております。
 議員御承知のとおり、現在展開中の「水の国、わかやま。」キャンペーンでは、今まで取り上げる機会の少なかった棚田、渓谷など山村地域の観光資源を取り上げるとともに、山村周辺のカフェ、温泉なども紹介することで地域の消費拡大につながるよう情報発信を行っているところでございます。
 今後も、山村地域の魅力をより広く知っていただくことで、これまで訪れる機会の少なかった観光客に山村地域へ周遊していただけるよう取り組んでまいります。
 続きまして、観光立県における県の施策、取り組みについてでございますが、県では、平成25年から3カ年をゴールデンイヤーとして位置づけ、集中したメディア露出や年ごとの大きな催事に合わせた数々の事業を継続的に行った結果、平成27年には約3340万人と、昭和34年の調査開始以降、史上最高の入り込み客数を記録するに至りました。
 県としては、定着してきたこの和歌山ブランドをより広く浸透させるため、和歌山の魅力を継続して発信するとともに、観光客の視点に立った基盤整備を進めることにより持続可能な観光地づくりを推進してまいります。
 さらに、主要な観光地だけでなく、まだ知られていない魅力ある地域の観光資源と組み合わせることで、県内周遊を促進し、滞在時間をふやし、地域の消費拡大を図ってまいります。
 今後も、平成22年に制定されました和歌山県観光立県推進条例のもと、県民総参加による観光振興に取り組むため、他部局とも連携しながら取り組んでまいります。
 最後に、連結観光についてでございます。
 県としては、先ほど申し上げましたとおり、昨年、史上最高の入り込み客数を記録しましたが、議員御指摘のとおり、持続可能な観光地づくりを目指すためには、今後も県内で連泊するお客様をふやし地域消費をふやしていくということは大きな課題であると認識しております。
 中紀地方では、これまで紀南地域から湯浅町の重要伝統的建造物群保存地区、手づくりしょうゆ店や周辺食事どころに立ち寄るランチコースの設定、サンショウとあらぎ島の棚田を組み合わせた物販の促進、紀南地域への年金旅行や修学旅行の際に稲むらの火の館をコースに入れていただくなど、具体的な周遊ルートを提案してまいりました。
 今後とも、展開中の「水の国、わかやま。」キャンペーンとともに、中紀地方の豊富な歴史文化を生かした新しい旅のモデルを提案し、周遊、滞在していただけるよう、さらに取り組んでまいります。
○議長(浅井修一郎君) 農林水産部長鎌塚拓夫君。
  〔鎌塚拓夫君、登壇〕
○農林水産部長(鎌塚拓夫君) 3点、御質問をいただきました。
 まず、森林のPR事業についてでございますが、県では小さいころからの啓発が重要と考え、平成5年度から全国に先駆けて林業関係者が小学校に出向いて直接授業を行う森林・林業教室に取り組んできており、現在、その内容を拡充し、紀の国森づくり基金を活用して緑育推進事業を実施しているところでございます。これまで、この両事業を合わせて延べ約8万2000人の児童や生徒に体験学習等を通じた普及啓発を行ってまいりました。
 また、紀の国森づくり基金のパンフレットを作成し、森林の公益的機能や森林の現状、森林保全活動の意義等について啓発するとともに、基金活用事業の公募事業募集の際には、新聞やラジオ、チラシ等を活用して、森林を守る活動や森林への理解が深まる活動への参加を広く県民の皆さんに呼びかけてきております。
 ほかにも、市町村が行う産業まつり等において木工教室を実施したり、「わかやまの山村」絵画コンクールやキノピー教室などを行うなど、子供から大人まで幅広く森林の重要性について普及啓発に努めてきております。
 こうした取り組みは、広く、また継続して行うことが重要かつ必要と考えるため、今後ともあらゆる機会を捉えて森林の重要性等についての普及啓発を一層進めてまいります。
 続きまして、林業の活性化についてでございます。
 林業の活性化を推進していくためには、本県の充実した森林資源の循環利用を進め、伐採された木材を有効に活用することが必要です。そのことにより山村地域に雇用が生まれ、地域の活性化につながるものと考えます。
 議員からお話のありました木製ガードレールにつきましては、現在、和歌山県木材協同組合連合会において木製ガードレール等検討委員会を組織し、紀州材の新たな土木資材としての活用の可能性を検討しているところでございます。この検討委員会での結果を踏まえ、熊野古道沿線など景観に配慮する箇所において導入を検討してまいりたいと考えています。
 また、木製ガードレールを初めとした紀州材を利用した土木資材開発などの新たな林産業の育成につきましても、関係機関等と連携を図り、支援してまいります。
 続きまして、観光振興における県の施策について、農林水産業分野についてお答えいたします。
 農山漁村が持つ多様な魅力を生かし、誘客を進めるためには、人々が生き生きと暮らし働く豊かな農山漁村づくりが基本と考えております。
 農林水産部では、これまで所得の向上と地域の活性化につながる農家民泊や農産物直売所、加工体験施設などの都市農村交流施設整備への支援を通じて誘客を進めてきましたが、施設が点在、分散しており、一度に多くの受け入れができないことや、一体となった情報発信も十分でないなどの課題がありました。
 このため、市町村が事業主体となってグリーンツーリズムやブルーツーリズムを推進する今年度の新政策により、農林漁家民泊の拡大や交流拠点施設、観光農園などの整備に加え、地域による情報発信活動などを総合的に支援し、団体旅行客等の受け入れが可能な特色ある受け入れエリアづくりを進めているところでございます。
 中でも、過疎化が進んでいる山村の活性化は急務と考えます。山村地域を活性化するためには、より多くの人に訪れていただくことが必要であり、例えば、森林をフィールドとした企業の森では、森林保全活動とあわせて自然観察体験や熊野古道散策、農業体験などのメニューを用意し、多くの方々に参加いただいております。
 こうしたノウハウを活用して山村地域のさまざまな資源を有機的に連携させていくことが、山村への新たな誘客を促すものと考えております。今後とも、生き生きとした農山漁村づくりを進め、観光振興につなげてまいりたいと考えております。
○議長(浅井修一郎君) 県土整備部長森戸義貴君。
  〔森戸義貴君、登壇〕
○県土整備部長(森戸義貴君) 私には2点の御質問をいただきました。
 まず、県産品の使用の推進に関する御質問でございます。
 県産品使用の推進につきましては、ホームページで県産品登録製品の公表を行うとともに、県発注の全ての工事や業務において資材調達での優先使用や積極使用するための検討を設計計画時に行うことを受注者に求めることで、県産品が積極的に使用されるよう努めてございます。
 また、総合評価方式での入札においては、県産品等の積極使用の提案等について加点評価するとともに、工事完成後の工事成績評定においても、県産品・県産新工法等の使用に対して加点をしてございます。このような取り組みにより、県産品資材の使用実績は向上していると考えてございます。
 さらに、県内事業者による新技術の開発については、事業者の相談に応じて技術的なアドバイスを行うとともに、フィールド提供などの支援制度を用意しているところであり、特に木材を使った新たな工法や製品については公共工事木材利用マニュアルに随時追加を検討するなど、紀州材が建設資材として採用される機会が拡大するよう一層努めてまいりたいと考えてございます。
 次に、県土整備の分野での観光振興への取り組みについて御質問をいただきました。
 県内各地には多くの観光拠点があり、これら観光拠点への交通アクセスの向上や、議員から御提案のあった景観に配慮した道路などの社会資本整備に取り組むことは、観光産業発展のためにも重要な課題であると認識しています。
 交通アクセスの整備効果の事例といたしましては、昨年開通した紀勢自動車道と那智勝浦新宮道路により紀南地域へのアクセスが向上し、串本経由で紀南地方を周遊する新たなツアーが設定されるなど、観光産業の生産性向上につながっていると考えてございます。
 さらに、紀伊半島一周高速道路の実現や幹線道路の整備を推進するとともに、近年増加しているインバウンドに対応するため、和歌山下津港及び新宮港における大型クルーズ船の受け入れ環境の改善や南紀白浜空港の国際化に向けても取り組んでございます。
 また、景観に配慮した整備事例といたしましては、高野山内において木製ガードレールを整備するなどの取り組みを行ってきたところでございます。このような取り組みがさらに他の観光拠点などにも広げられないか、今後検討してまいります。
 今後も、社会資本の整備を通して、観光立県和歌山につなげてまいりたいと考えてございます。
○議長(浅井修一郎君) 答弁漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井修一郎君) 再質問を許します。
 吉井和視君。
  〔吉井和視君、登壇〕
○吉井和視君 時間がないので、1点だけお願いします。
 知事の前向きな答弁をいただいて、ありがとうございます。
 そこで、部長さん方に申し上げます。知事が覚悟のある決意を持った答弁をしていただいたので、この木材利用については本当に積極的に知事の意を体してやっていただくことをお願いして、質問を終わります。
 以上です。(拍手)
○議長(浅井修一郎君) 以上で、吉井和視君の質問が終了いたしました。
 お諮りいたします。質疑及び一般質問を終結することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井修一郎君) 御異議なしと認めます。よって、質疑及び一般質問を終結いたします。
 次に日程第3、議案の付託について申し上げます。
 お手元に配付しております議案付託表のとおり、議案第192号から議案第211号まで及び議案第214号から議案第216号までは所管の常任委員会に付託いたします。
 お諮りいたします。9月23日及び26日は、常任委員会審査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井修一郎君) 御異議なしと認めます。よって、9月23日及び26日は休会とすることに決定いたしました。
 次会は、9月27日定刻より会議を開きます。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午後2時41分散会

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