平成28年9月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


平成28年9月 和歌山県議会定例会会議録

第1号(全文)


汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているため、会議録正本とは一部表記の異なるものがあります。

正しい表記は「人名等の正しい表記」をご覧ください。

平成28年9月
和歌山県議会定例会会議録
第1号
────────────────────
議事日程 第1号
 平成28年9月8日(木曜日)
 午前10時開会・開議
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 議案第192号から議案第213号(当局説明)
────────────────────
会議に付した事件
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 議案第192号から議案第213号(当局説明)
 第4 休会決定の件
────────────────────
出席議員(42人)
 1番 堀 龍雄
 2番 中西峰雄
 3番 森 礼子
 4番 立谷誠一
 5番 前芝雅嗣
 6番 浅井修一郎
 7番 井出益弘
 8番 宇治田栄蔵
 9番 秋月史成
 10番 川畑哲哉
 11番 泉 正徳
 12番 濱口太史
 13番 花田健吉
 14番 尾﨑太郎
 15番 尾崎要二
 16番 中村裕一
 17番 鈴木太雄
 18番 岩田弘彦
 19番 藤山将材
 20番 服部 一
 21番 冨安民浩
 22番 吉井和視
 23番 中本浩精
 24番 中 拓哉
 25番 山本茂博
 26番 岸本 健
 27番 谷 洋一
 28番 新島 雄
 29番 岩井弘次
 30番 多田純一
 31番 片桐章浩
 32番 藤本眞利子
 33番 浦口高典
 34番 山下直也
 35番 山田正彦
 36番 菅原博之
 37番 谷口和樹
 38番 奥村規子
 39番 雑賀光夫
 40番 松坂英樹
 41番 坂本 登
 42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
────────────────────
説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       宮﨑 泉
 危機管理監      和歌哲也
 総務部長       浦上哲朗
 企画部長       髙瀨一郎
 環境生活部長     日吉康文
 福祉保健部長     幸前裕之
 商工観光労働部長   岡本圭剛
 農林水産部長     鎌塚拓夫
 県土整備部長     森戸義貴
 会計管理者      岩橋良晃
 教育長        宮下和己
 公安委員会委員長   大桑いく嗣
 警察本部長      直江利克
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     江川和明
 選挙管理委員会委員長 上山義彦
────────────────────
職務のため出席した事務局職員
 事務局長       上坊 晃
 議事課長       中谷政紀
 議事課副課長     浜野幸男
 議事課課長補佐兼議事班長
            長谷哲生
 議事課主任      保田良春
 議事課主任      岸裏真延
 議事課主査      浅田晃秀
 総務課長       糸川 徹
 政策調査課長     中口 匠
────────────────────


  午前9時58分
○議長(浅井修一郎君) 開会に先立ちまして、申し上げます。
 去る8月30日から31日にかけ、北日本に接近、上陸をした台風10号は、岩手県、北海道を中心に大きな被害をもたらしました。ここに、災害により亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された地域の一日も早い復旧復興を願うものであります。
 一方、本県においては、平成23年9月に発生し、大きな被害をもたらしました紀伊半島大水害から丸5年が経過いたしました。改めて、この災害の犠牲となられた方々に心より哀悼の意を表します。
 また、いまだ心の傷が癒えない中、懸命に復興に取り組んでこられた被災者の皆様に対し敬意を表しますとともに、これまで復興に御尽力賜りました関係の方々に心から感謝申し上げます。
 私たち和歌山県議会といたしましても、この紀伊半島大水害を教訓とし、今後発生が懸念される巨大地震や風水害に対しても被害を最小限に食いとめるべく、引き続き災害に強いまちづくりを目指し、たゆまぬ努力を行ってまいりたいと思います。
────────────────────
  午前10時0分開会・開議
○議長(浅井修一郎君) ただいまから、平成28年9月定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、8番宇治田栄蔵君、19番藤山将材君、36番菅原博之君の3君を指名いたします。
 次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月28日までの21日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井修一郎君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から9月28日までの21日間と決定いたしました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時2分休憩
────────────────────
  午前11時0分再開
○議長(浅井修一郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、諸般の報告をいたします。
 知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告、公立大学法人和歌山県立医科大学平成27事業年度の業務実績に関する評価結果、環境白書、法人の経営状況報告書、健全化判断比率及び資金不足比率報告書の提出が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
 次に、今期定例会に提出された議案は、お手元に配付のとおり、議案第192号から議案第213号までの計22件であります。
 日程第3、議案第192号から議案第213号までを一括して議題といたします。
 まず、当局の説明を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 平成28年9月定例会に御参集いただきまして、厚く御礼申し上げます。
 ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、県民を代表して一言お祝いを申し上げたいと思います。
 先月閉幕したリオデジャネイロオリンピックにおいて、紀の国わかやま国体で本県代表選手として出場した田中佑典選手が体操男子団体競技で金メダルを、また山部佳苗選手が柔道競技女子78キログラム超級で銅メダルを見事獲得いたしました。オリンピックという最高の舞台での活躍は、県民の誇りであり、大変うれしく思います。本当におめでとうございます。
 また、パラリンピック水泳競技男子100メーター平泳ぎに出場される中村智太郎選手も、晴れの舞台で活躍されることを大いに期待しております。
 では、最近の県政の動きから御説明申し上げます。
 我が国の景気は、雇用・所得環境が改善する一方で、個人消費や民間投資は力強さを欠いた状況にあります。また、新興国経済に陰りが見え、英国国民投票におけるEU離脱の選択等、世界経済の需要の低迷や成長の減速のリスクが懸念されております。
 そのような状況のもと、国は、当面の需要喚起にとどまらず、民需主導の持続的な経済成長や一億総活躍社会の着実な実現につながる施策を中心とする「未来への投資を実現する経済対策」と、平成28年度第2次補正予算案を決定いたしました。県といたしましては、このような動きの中で、これらが和歌山県の発展のためになるよう最大限努力してまいりたいと思います。
 もとより、県は、和歌山県まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げた5つの基本目標の実現に向け、現在、子育て環境の充実などさまざまな施策を展開しているところでございますが、今後も、県内の景気動向や雇用情勢を注視しつつ、国の動向等を踏まえながら、引き続き積極的に必要な施策を講じてまいりたいと考えております。
 次に、政府関係機関の地方移転についてでございます。
 まち・ひと・しごと創生本部は、このたび、総務省統計局及び独立行政法人統計センターの業務のうち、統計ミクロデータ提供等の業務を平成30年度から本県で実施することを決定いたしました。これは、実証実験に万全の体制で協力するなど、移転実現に向けた本県の取り組みが実を結んだものであり、本県にとって大変有意義なことであると考えております。今後は、移転に向けた諸準備に協力していくとともに、データ利活用を一層推進し、産学官のさらなるレベルアップを図り、本県の発展に役立ててまいりたいと存じます。
 次に、観光の振興につきましては、大河ドラマ「真田丸」の放送にあやかった「戦国わかやま誘客キャンペーン」に加えて、7月から「水の国、わかやま。」キャンペーンを実施しております。水をテーマに、まだ知られていない本県の魅力を広く発信することにより、さらなる観光客の誘致拡大につなげてまいりたいと考えております。
 また、急増する外国人観光客の利便性や満足度を高めるため、8月から多言語電話通訳・簡易翻訳サービスを開始しております。今後も、Wi─Fi環境やおもてなしトイレの整備等、外国人観光客の受け入れ体制の整備を進めるとともに、海外向けの情報発信やプロモーション活動を積極的に展開してまいります。
 一方、産業の振興につきましては、これからの県経済を牽引する新たな担い手を育成するため、スタートアップ創出支援チームと創業者や第二創業者とのマッチングイベントを開催いたしました。今後も、引き続き新産業創出に力を入れ、県内企業の成長力強化に取り組んでまいります。
 農林分野におきましては、経営感覚にすぐれた農業者や林業者の育成を目的として、来春、農林大学校を開校するに先立ち、8月にオープンキャンパスを開催したほか、学校訪問等を通じて、その魅力を広く県内の高校生などにPRしているところです。
 また、世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」を活用した魅力ある地域づくりにつきましては、6月に策定した「世界農業遺産(GIAHS)『みなべ・田辺の梅システム』活用による地域振興アクションプラン2016」に基づき、梅の販売促進や誘客のための情報発信など、地域と一体となった取り組みを展開してまいります。
 次に、少子化対策につきましては、結婚支援や第3子以降の幼児教育・保育の完全無料化など、結婚や子育ての希望をかなえ、誰もが安心して子供を産み育てることのできる環境づくりを進めております。
 また、福祉の充実につきましては、障害のある人に必要な手助けや配慮を実践する「あいサポート運動」など、誰もが住みやすい社会の実現を目指し、鋭意取り組んでいるところであります。
 次に、医療の発展と人口流出の抑制やまちのにぎわい創出などを目指した県立医科大学の薬学部設置についてでございますが、8月に学部・学科の概要や開学時期などを定めた基本計画を発表いたしました。今後は、関係機関の協力を得ながら、平成33年度の開学に向けて諸準備を進めてまいる所存です。
 大規模自然災害への備えにつきましては、津波災害対応実践訓練において、内閣府が整備を進めている準天頂衛星システムを活用した衛星安否確認サービスの実証実験を全国で初めて行うなど、地震・津波や風水害などあらゆる自然災害から県民の命を守るための対策を着実に進めているところでございます。
 続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
 初めに、議案第192号において、一般会計で総額22億8600万円余の補正予算を計上しております。その概要は、平成23年2月に発生した高病原性鳥インフルエンザ埋却物の最終処分に要する経費や、和歌山下津港における大型クルーズ客船の入出港シミュレーションを行う経費のほか、地域高規格道路へのアクセス道路の整備など公共工事の追加に係る経費を計上しております。
 続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
 議案第193号、第199号及び第200号は、災害復旧等で被災地に派遣される職員、教育職員及び市町村立学校職員の住居手当について支給対象の追加等を行うものであり、議案第195号及び第196号は、指定居宅サービス等事業及び指定介護予防サービス等事業に係る指定特定施設等の介護居室の定員について、地域の実情を踏まえ4人以下とすることができるようにするなど、所要の改正を行うものです。
 また、議案第201号は、建築基準法の一部改正に伴い、建築物の容積率等の特例の許可申請に係る審査手数料の設定等を行うものです。
 次に、議案第202号は建設事業施行に伴う市町村負担金について、議案第203号は訴訟の提起について、議案第204号は財産の取得について、議案第205号から第211号は工事請負契約等の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
 議案第212号及び第213号は、平成27年度の歳入歳出決算及び公営企業決算について認定を求めるものです。
 次に、諸報第12号から第14号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告です。
 このほか、法人の経営状況報告書や、公立大学法人和歌山県立医科大学の業務実績に関する評価結果報告書等を別途提出しております。
 何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(浅井修一郎君) 以上で、当局の説明が終わりました。
 この際、新任者を御紹介申し上げます。
 まず、7月20日、総務部長に就任いたしました浦上哲朗君を御紹介申し上げます。
 総務部長浦上哲朗君。
  〔浦上哲朗君、登壇〕
○総務部長(浦上哲朗君) 本年7月20日付で総務部長を拝命いたしました浦上哲朗と申します。
 もとより微力でございますが、和歌山県勢発展のため精いっぱい努力してまいりたいと考えております。
 何とぞ、御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(浅井修一郎君) 次に、7月14日、公安委員会委員長に就任されました大桑いく嗣君を御紹介申し上げます。
 公安委員会委員長大桑いく嗣君。
  〔大桑いく嗣君、登壇〕
○公安委員会委員長(大桑いく嗣君) 去る7月14日付で和歌山県公安委員会委員長に選任されました大桑いく嗣でございます。
 治安情勢の依然厳しい中、微力ではございますが、決意を新たにし、公安委員長としての職務に邁進する所存でございます。
 県議会の皆様方には、これまでにも増して公安委員会に対する温かい御指導、御支援を賜りますようお願い申し上げます。
 まことに簡単ではございますが、就任に当たっての御挨拶とさせていただきます。(拍手)
○議長(浅井修一郎君) 次に、6月21日、監査委員に選任同意され、7月21日、代表監査委員に就任されました江川和明君を御紹介申し上げます。
 代表監査委員江川和明君。
  〔江川和明君、登壇〕
○代表監査委員(江川和明君) 代表監査委員の江川和明でございます。
 6月の議会におきましては、監査委員に選任同意を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
 もとより微力ではございますが、職責の重要性を肝に銘じ、全力で取り組んでまいる所存でございます。
 何とぞ、議員の皆様方の御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げまして、簡単ではございますが、私の挨拶とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。(拍手)
○議長(浅井修一郎君) お諮りいたします。9月9日及び12日から14日までは議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅井修一郎君) 御異議なしと認めます。よって、9月9日及び12日から14日までは休会とすることに決定いたしました。
 次会は9月15日定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を日程といたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午前11時16分散会

このページの先頭へ