平成27年9月 和歌山県議会定例会会議録 第7号(全文)


平成27年9月 和歌山県議会定例会会議録

第7号(全文)


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正しい表記は「人名等の正しい表記」をご覧ください。

平成27年9月
和歌山県議会定例会会議録
第7号
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議事日程 第7号
 平成27年9月3日(木曜日)
 午前10時開議
 第1 議案第119号から議案第145号まで並びに請願1件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議案第146号及び議案第147号(特別委員会設置・付託・閉会中継続審査・委員選任)
 第3 議案第148号から議案第151号まで(委員会付託等省略、表決)
 第4 意見書・決議案
 第5 議員派遣の件
 第6 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第7 特別委員会閉会中継続審査の件
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会議に付した事件
 第1 議案第119号から議案第145号まで並びに請願1件(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議案第146号及び議案第147号(特別委員会設置・付託・閉会中継続審査・委員選任)
 第3 議案第148号から議案第151号まで(委員会付託等省略、表決)
 第4 意見書案
 第5 議員派遣の件
 第6 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第7 特別委員会閉会中継続審査の件
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出席議員(42人)
 1番 堀 龍雄
 2番 中西峰雄
 3番 森 礼子
 4番 立谷誠一
 5番 前芝雅嗣
 6番 浅井修一郎
 7番 井出益弘
 8番 宇治田栄蔵
 9番 秋月史成
 10番 川畑哲哉
 11番 泉 正徳
 12番 濱口太史
 13番 花田健吉
 14番 尾﨑太郎
 15番 尾崎要二
 16番 中村裕一
 17番 鈴木太雄
 18番 岩田弘彦
 19番 藤山将材
 20番 服部 一
 21番 冨安民浩
 22番 吉井和視
 23番 中本浩精
 24番 中 拓哉
 25番 山本茂博
 26番 岸本 健
 27番 谷 洋一
 28番 新島 雄
 29番 岩井弘次
 30番 多田純一
 31番 片桐章浩
 32番 藤本眞利子
 33番 浦口高典
 34番 山下直也
 35番 山田正彦
 36番 菅原博之
 37番 谷口和樹
 38番 奥村規子
 39番 雑賀光夫
 40番 松坂英樹
 41番 坂本 登
 42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       宮﨑 泉
 国体推進監      若宮茂樹
 危機管理監      和歌哲也
 総務部長       市川靖之
 企画部長       高瀬一郎
 環境生活部長     栗山隆博
 福祉保健部長     幸前裕之
 商工観光労働部長   藤本陽司
 農林水産部長     鎌塚拓夫
 県土整備部長     野尻邦彦
 会計管理者      岩橋良晃
 教育長        宮下和己
 公安委員会委員長   片山博臣
 警察本部長      直江利克
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     保田栄一
 選挙管理委員会委員長 上山義彦
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       江川和明
 次長         上坊 晃
 議事課長       糸川 徹
 議事課副課長     中谷政紀
 議事課課長補佐兼議事班長
            尾﨑善亮
 議事課主任      保田良春
 議事課主任      岸裏真延
 議事課副主査     中尾祐一
 総務課長       西原龍也
 総務課主事      蒲原大介
 政策調査課長     中口 匠
 政策調査課課長補佐兼政策班長
            神川充夫
 政策調査課主査    吉村知佐子
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○議長(前芝雅嗣君) 開議に先立ち、申し上げます。
 本日は、開催が間近に迫りました紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会の機運を盛り上げるため、全議員がきいちゃんポロシャツ等を着用して出席しております。県民一丸となって両大会を成功させましょう。
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  午前10時0分開議
○議長(前芝雅嗣君) これより本日の会議を開きます。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時1分休憩
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  午後1時29分再開
○議長(前芝雅嗣君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1、議案第119号から議案第145号まで並びに今期定例会の請願1件、計28件を一括して議題とし、順次、常任委員会委員長及び行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長の報告を求めます。
 福祉環境委員会委員長多田純一君。
  〔多田純一君、登壇〕(拍手)
○福祉環境委員会委員長(多田純一君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案2件であります。
 委員会は、8月31日、第2委員会室において開催し、福祉保健部、環境生活部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第119号及び議案第130号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、福祉保健部関係では、厚生労働省が主催する「健康寿命をのばそう!アワード」への参加について、がん対策推進条例に基づくセカンドオピニオンや治療方法等を詳しく説明する体制の充足について、県立医科大学附属病院紀北分院での役務の入札の状況と県立医科大学における今後の入札に対する工夫について、がん登録の推進と今後の見込みについて、環境生活部関係では、こどもエコチャレンジ事業の取り組みについて、医療機関から一般廃棄物として排出される使用済み紙おむつの収集・運搬についてであります。
 以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(前芝雅嗣君) 経済警察委員会委員長泉 正徳君。
  〔泉 正徳君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(泉 正徳君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件であります。
 委員会は、8月31日、第3委員会室において開催し、公安委員会、商工観光労働部・労働委員会の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第119号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、公安委員会関係では、道路の新設に伴う信号機の設置について、事故の多い交差点での事故防止の工夫について、紀の国わかやま国体・大会の開催期間に対する認識について、一部の所属に多大な負担がかからないような取り組みについて、視覚障害者用の音の出る信号機の整備について、未解決の重要事件について、検挙率の計算方法について、太地町における反捕鯨団体の活動への対応について、暴力団山口組分裂への対応について、道路におけるセンターラインの整備について、商工観光労働部・労働委員会関係では、職員の不祥事と各種補助金申請事務等の支援のあり方について、南紀白浜空港における欠航時の対応について、印南町に建設予定の風力発電所についてであります。
 以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(前芝雅嗣君) 農林水産委員会委員長濱口太史君。
  〔濱口太史君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(濱口太史君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件であります。
 委員会は、8月31日、第4委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、第119号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、委員会審査における各委員の主な質問項目等を申し上げますと、いそ焼け対策について、耕作放棄地対策について、補正予算の内容について、柿の加工品づくりに対する支援について、柿の販売・輸出対策について、木材の加工施設に対する支援について、鳥獣害対策について、熊野牛の肉質改良対策について、カツオ漁の動向について、カシノナガキクイムシの被害と対策について、サンゴ漁の収益確保対策についてであります。
 以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(前芝雅嗣君) 建設委員会委員長鈴木太雄君。
  〔鈴木太雄君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(鈴木太雄君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託された案件は、議案付託表に記載のとおり、議案15件であります。
 委員会は、8月31日、第5委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第133号については賛成多数をもって、議案第119号、議案第131号、議案第132号及び議案第135号から議案第145号までについては全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 なお、当委員会から意見書案を提出することになっておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 次に、委員会審査における主な質問項目を申し上げますと、議案第139号工事委託契約の内容について、広川の井関地区における堆積土砂対策について、江上川における災害復旧事業について、国道等の除草と清掃について、新たな道路ができたときの旧道処理等について、サイクリングロードの整備についてであります。
 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(前芝雅嗣君) 文教委員会委員長立谷誠一君。
  〔立谷誠一君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(立谷誠一君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告を申し上げます。
 委員会は、8月31日、第6委員会室において開催し、当局から現況等について説明を聴取した後、所管事務に係る事項について各委員から質問がなされました。
 委員会における主な質問項目等を申し上げますと、和歌山県文化財センターの決算報告について、教職員の懲戒処分等について、教職員の懲戒免職処分に対する処分修正事案について、図書館が不登校生徒の居場所になっているとの報道について、不登校対策としてスクールソーシャルワーカーを県職員として採用することについて、不登校生徒の学力状況と進学・中途退学について、教育の現状を社会全体で考えることについて、教科書採択における教育委員の果たす役割について、岩手県のいじめ自殺事件を受けて文部科学省から出されたいじめと自殺対策の通知について、教育企画監の着任後における県の取り組みに対する感想について、新しい高等学校再編整備計画について、教育広報紙の名称変更について、県立近代美術館・博物館の設備についてであります。
 以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(前芝雅嗣君) 総務委員会委員長森 礼子さん。
  〔森 礼子君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(森 礼子君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表及び請願文書表に記載のとおり、議案11件、請願新規受理分1件であります。
 委員会は、8月31日、9月2日の2日間、第1委員会室において開催し、会計局、人事委員会事務局、監査委員事務局、選挙管理委員会、知事室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第120号及び議案第125号から議案第129号は賛成多数、議案第119号及び議案第121号から議案第124号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。また、請願につきましては、お手元に配付の請願審査結果表のとおり、議請第3号は不採択すべきものと決しました。
 次に、委員会審査における主な質問項目を申し上げますと、人事委員会関係では、教育委員会の処分を人事委員会が修正したことについて、監査委員事務局関係では、監査委員の報告で一部に留意・検討を要する事項について、知事室関係では、県の行政報告会について、国体関連では、終了後のきいちゃんの活用について、終了後のスポーツ医・科学サポートの取り組みについて、本番で力を発揮するためのメンタル面の支援について、企画部関係では、移住・定住事業の推進について、地方公共団体情報システム機構への事務移管に係る県民への不利益等について、平成28年度新政策について、紀伊半島地域振興対策事業について、政府提案の特定複合観光施設区域への地方の選定について、総務部関係では、マイナンバー制度導入について県として懸念している点について、情報公開制度について、消防の広域化の進捗状況について、津波避難困難地域の災害時要援護者対策について、安全保障関連法案についてであります。
 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(前芝雅嗣君) 行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長井出益弘君。
  〔井出益弘君、登壇〕(拍手)
○行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長(井出益弘君) 行政改革・基本計画等に関する特別委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件であります。
 委員会は、8月28日、予算・決算特別委員会室において開催し、当局から付託案件である関西広域連合規約の一部の変更について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第134号は全会一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上をもちまして、行政改革・基本計画等に関する特別委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(前芝雅嗣君) 以上で、常任委員会委員長及び行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長の報告が終わりました。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 質疑なしと認めます。
 次に、討論に入ります。
 奥村規子さんから反対討論の通告がありますので、許可いたします。
 38番奥村規子さん。
  〔奥村規子君、登壇〕(拍手)
○奥村規子君 日本共産党県議団を代表して、議案第120号、125号から129号、133号、134号に対する反対討論、議請第3号を不採択とする委員長報告に対する反対討論を行います。
 議案第120号、125号、126号、128号は条例の一部を改正するもので、議案第127号、129号は条例を廃止するものであり、いずれも国のマイナンバー制度導入に伴う条例案です。
 マイナンバー制度は、国民全てに番号をつけ、税や社会保障などの個人情報を国が一元管理する共通番号、マイナンバー制度です。このようなことになれば、個人情報を容易に照合できる仕組みとなり、プライバシー情報が簡単に集積され、プライバシー侵害などが常態化する懸念があります。国は、初期投資に3000億円も投入しながら、具体的なメリットや費用対効果も示さないまま実施しようとしています。マイナンバー制度が開始され、拡大されていけば、徴税強化や社会保障給付削減の手段とされかねません。個人のプライバシーが無関係の第三者によって集積され、人格まで丸裸にされ、情報の売買や不正利用されるような社会になるのではないか、心配されます。
 憲法が保障する基本的人権の侵害にも直結しかねない重大な問題が含まれるため、マイナンバー制の実施中止を求める立場から反対です。
 議案第133号は、建設事業施行に伴う市町村負担金の議案であり、災害対策の事業においては市町村負担のさらなる軽減を求める立場から賛成できません。
 議案第134号は、関西広域連合規約の一部を変更する議案であり、関西広域連合の拡大には反対です。
 次に、議請第3号は、「安全保障関連法案」は今国会での採決をせずに引き続き慎重な審議を求める請願であります。
 安倍政権は、安全保障関連法案の衆議院可決を数の力で強行し、現在、参議院で審議を行っています。この法案は、これまでの国会審議の中でも、集団的自衛権の違憲性や、後方支援の名による兵たん活動で自衛隊が戦闘に巻き込まれる危険性、非人道的兵器運搬の可能性、国会にも出されていない重要事案が自衛隊で先走りしていることが防衛省内部から暴露されるなど、数々の問題が明らかになりました。
 また、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の呼びかけで、8月30日、国会の包囲行動を初め全国1000カ所、県内でも8月29日と30日に30カ所以上、2000人規模で抗議行動が行われ、強行採決反対の巨大な意思が示されました。こういった国民の声を無視して戦争法案を強行するべきではありません。よって、本請願は採択すべきであります。
 以上で、反対討論を終わります。(拍手)
○議長(前芝雅嗣君) 以上で、討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第120号、議案第125号から議案第129号まで、議案第133号及び議案第134号を一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(前芝雅嗣君) 起立多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第119号、議案第121号から議案第124号まで、議案第130号から議案第132号まで及び議案第135号から議案第145号までを一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(前芝雅嗣君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議請第3号を採決いたします。
 本請願に対する委員長報告は、不採択であります。
 本請願を委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(前芝雅嗣君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり決定いたしました。
 次に日程第2、議案第146号平成26年度和歌山県歳入歳出決算の認定について及び議案第147号平成26年度和歌山県公営企業決算の認定についてを一括して議題といたします。
 お諮りいたします。本案については、13人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続審査とすることにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に、ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、次のとおり指名いたしたいと思います。
 職員にその氏名を朗読させます。
○議事課副課長(中谷政紀君) 決算特別委員会委員、浅井修一郎君、井出益弘君、宇治田栄蔵君、濱口太史君、尾﨑太郎君、鈴木太雄君、岩田弘彦君、冨安民浩君、新島雄君、山田正彦君、浦口高典君、奥村規子君、多田純一君、以上13人。
○議長(前芝雅嗣君) お諮りいたします。ただいま朗読した諸君を決算特別委員として指名することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名した諸君を決算特別委員に選任することに決定いたしました。
 次に日程第3、議案第148号から議案第151号までを一括して議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 本案について質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。本案については、いずれも委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 この際、申し上げます。
 教育委員会及び公安委員会の委員に係る議案については順次無記名投票をもって採決を行い、その後、収用委員会の委員及び同予備委員に係る議案については起立により採決を行うことといたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第148号和歌山県教育委員会の委員の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(前芝雅嗣君) ただいまの出席議員数は、議長を除き41人であります。
 お諮りいたします。立会人に、11番泉正徳君、25番山本茂博君、32番藤本眞利子さん、39番雑賀光夫君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県教育委員会の委員に桑原義登君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(前芝雅嗣君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(前芝雅嗣君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(前芝雅嗣君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(前芝雅嗣君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(前芝雅嗣君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数41票、うち有効投票41票、無効投票なし。有効投票中、賛成41票、反対なし。
 以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第148号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第149号和歌山県公安委員会の委員の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(前芝雅嗣君) ただいまの出席議員数は、議長を除き41人であります。
 お諮りいたします。立会人に、11番泉正徳君、25番山本茂博君、32番藤本眞利子さん、39番雑賀光夫君の4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県公安委員会の委員に竹田純久君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(前芝雅嗣君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(前芝雅嗣君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(前芝雅嗣君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(前芝雅嗣君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(前芝雅嗣君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数41票、うち有効投票41票、無効投票なし。有効投票中、賛成41票、反対なし。
 以上のとおり、賛成全員であります。よって、議案第149号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第150号和歌山県収用委員会の委員の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。
 本県収用委員会の委員に名手孝和君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(前芝雅嗣君) 起立全員であります。よって、議案第150号は同意することに決定いたしました。
 次に、議案第151号和歌山県収用委員会の予備委員の任命につき同意を求めるについてを採決いたします。
 本県収用委員会の予備委員に藍畑幾子君を任命するにつき同意することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(前芝雅嗣君) 起立全員であります。よって、議案第151号は同意することに決定いたしました。
 次に、日程第4に入ります。
 まず、和議第9号「『企業・団体等による部落差別撤廃のための法律』の早期制定を求める意見書(案)」、和議第10号「和歌山県の社会資本整備に必要な予算の確保等を求める意見書(案)」を一括して議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、いずれも提出者の説明及び質疑を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に、和議第11号「地方創生に係る新型交付金等の財源確保を求める意見書(案)」、和議第12号「ICT利活用による地域活性化とふるさとテレワークの推進を求める意見書(案)」を一括して議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、いずれも提出者の説明、質疑、委員会付託及び討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に、討論に入ります。
 奥村規子さんから反対討論の通告がありますので、許可いたします。
 38番奥村規子さん。
  〔奥村規子君、登壇〕(拍手)
○奥村規子君 和議第9号「『企業・団体等による部落差別撤廃のための法律』の早期制定を求める意見書(案)」について、反対討論を行います。
 日本国憲法は、その第14条で「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」と明記しています。それにもかかわらず、今日の日本には、さまざまな差別があることは事実であり、憲法の理念を真に実現することは重要な課題です。
 人種、信条、性別などは、その存在を認めながら、お互いに尊重し、差別をなくしていくべきものですが、このたび特化して取り上げると提案されている部落差別、すなわち旧身分による差別というものは、国民が融合して、その区別そのものがなくなることこそが必要です。その解決については、1960年代から同対審答申、同和対策特別措置法によって大きく状況が変化しました。しかし、同和対策事業の後期においては、過度に旧身分を強調し、ゆがんだ同和行政を進めることが国民融合を妨げるという事態も生み出しています。このゆがみは、いまだに解消されたとは言えません。
 こうした中で、部落問題に特化した立法を図ることは、部落問題の最終解決、国民融合をさらにおくらせることになりかねません。
 法律で部落差別だけを取り上げるのではなく、日本国憲法の立場に立った基本的人権の尊重の広がり、国民世論の高まりの中でこそ、部落問題の最終解決は図られるべきと考え、意見書案には反対です。
 最後に、委員会提出の意見書については全会派の合意に基づき進められるよう申し添えて、反対討論を終わります。(拍手)
○議長(前芝雅嗣君) 以上で、討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、和議第9号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(前芝雅嗣君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、和議第10号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、和議第11号及び和議第12号を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案をいずれも原案のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に日程第5、議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。本件については、会議規則第121条の規定により、お手元に配付しております文書のとおり議員を派遣したいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に日程第6、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に日程第7、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。防災・国土強靱化対策特別委員会、人権・少子高齢化問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会、半島振興・地方創生対策特別委員会及び予算特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前芝雅嗣君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議は全て終了いたしました。
 議員各位の連日の御精励を深く感謝申し上げます。
 なお、あす9月4日は、平成23年の紀伊半島大水害から4年目に当たります。改めて、亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、復興に懸命に取り組んでこられた被災者の皆様に敬意を表し、御支援いただいた多くの皆様に心から感謝いたします。
 そして、いよいよ紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会が開催され、各地で熱戦が繰り広げられます。両大会の盛会を祈念いたしますとともに、本県選手団が日ごろ鍛えた力とわざを存分に発揮され、活躍されますことを期待いたします。
 これをもって、平成27年9月定例会を閉会いたします。
  午後2時20分閉会

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