平成27年2月 和歌山県議会定例会会議録 第7号(門 三佐博議員の質疑及び一般質問)


平成27年2月 和歌山県議会定例会会議録

第7号(門 三佐博議員の質疑及び一般質問)


汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているため、会議録正本とは一部表記の異なるものがあります。

正しい表記は「人名等の正しい表記」をご覧ください。

 質疑及び一般質問を続行いたします。
 7番門 三佐博君。
  〔門 三佐博君、登壇〕(拍手)
○門 三佐博君 ただいま議長のお許しをいただきましたので、今議会本会議での一般質問の最終発言者として、また、議員在職40年の最終となります一般質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 まず初めに、今期をもって退任する私にこのような機会を与えていただきまして、坂本議長初め同僚の皆様方に心からお礼申し上げます。
 また、仁坂知事におかれましては、昨年の11月の知事選挙におきまして、多くの県民の信託を受け、見事3選を果たされました。改めて心からお祝い申し上げます。
 「またまた仕事だ」の言葉とともに既に3期目の県政運営に着手されております仁坂知事は、官製談合事件による前知事の辞職を受けて、平成19年12月に知事に初当選されました。県民の信頼を一刻も早く取り戻すために、就任されて一番最初に取り組まれたのは入札制度のシステム化であります。全ての公共調達で指名競争入札を廃止し、一般競争入札を実施するなど、官製談合が起こる余地のない公共調達制度改革を行いました。
 一度失った県民の信頼を取り戻すことは、容易なことではありません。しかしながら、知事は、入札制度改革はもちろんでありますが、長年続く厳しい財政状況の中、1期目、2期目を通じ、財政再建、行政改革にも熱心に取り組まれ、医療・福祉の充実、防災対策など、県民の安全・安心を守る施策を次々と打ち出すとともに、百数十社にも及ぶ企業誘致にも成功するなど、着実に成果を上げてこられました。
 また、平成23年9月に発生しました、多くのとうとい犠牲を出しました紀伊半島大水害に対しましては、知事は確固たるリーダーシップを発揮されまして、信じがたいほどの早さで復旧を果たすことができました。
 さらには、いよいよ本年の9月に開催されます紀の国わかやま国体・わかやま大会に向けましても、開会式の会場となります紀三井寺公園陸上競技場の改修、秋葉山県民水泳場やビッグウエーブの建設などの会場となる施設の整備はもとより、近畿自動車道紀勢線田辺─すさみ間も国体開催までの開通が決定されるなど、44年ぶり2回目の国体開催に向け、着々と準備を進めておられます。
 このように、挙げれば切りがないほど、これまでの2期8年間で多くのすばらしい実績を残してこられました仁坂知事に対しまして、改めて敬意を表す次第でございます。
 しかしながら、和歌山県には、まだまだたくさんの課題が山積しております。県内各地で開催される行政報告会や、今回の選挙期間中に県内をくまなく回られました際に、県民の切実な声をじかに聞かれたことと思います。
 昨年の12月議会において、知事は、観光振興や地震・津波等の防災対策、高速道路や川筋ネットワーク道路等のインフラ整備など、7つの政策に懸命に取り組み、あたたかい県政を推進していくと所信を述べられました。県民の切なる声に応えるべく掲げられた政策を述べる知事のその力強い言葉に大いに感銘を受けるとともに、我々県議会といたしましても、使い古された言葉でございますが、県当局と県議会は車の両輪として一体となって県勢発展のために力を尽くしてまいりますことを改めて決意した次第でございます。
 これからの4年間、さらなる県勢浮揚のために大いに御活躍されますよう御期待申し上げまして、1つ目の質問に入りたいと思います。
 去る2月20日以来、5日間にわたりまして、各議員の方々から発言されました。それぞれの方からは、県政について熱心に取り組まれ、県勢向上のために貴重な提案をなされ、本当に感銘を受けた次第でございます。私も、4月29日の任期をもちまして県議会を退任するものでございますが、40年間の任期を振り返り、仁坂知事さんの考え方について、通告に従いまして一般質問を行います。
 まず、紀の国わかやま国体終了後の県政の進め方であります。
 先ほど述べさせていただきました知事の2期8年の実績の中にもございましたが、9月の紀の国わかやま国体・わかやま大会開催に向け、紀三井寺公園陸上競技場等の整備、近畿自動車道紀勢線田辺─すさみ間の高速道路などの開通、また宿泊施設の充実などのインフラ整備だけではなく、各市町村では、プレ競技大会や花いっぱい運動など、多くの関連イベントが開催されております。
 9月の本番において、天皇皇后両陛下をお迎えする華々しい開会式や、一流アスリートの各都道府県代表としての誇りをかけた熱戦に一喜一憂し、大いに盛り上がることであることは想像にかたくありません。
 前回の黒潮国体は昭和46年に開催されましたが、当時、私は35歳でありました。まだ県議会にお世話になる前でありまして、自民党県連事務所のほうに勤務しながら政治の勉強について励んでおりました。当時、県連の事務所は県庁近くの水産会館内にありました。黒潮国体開催と同じ昭和46年に、卜半町にあります現在の自民党会館が建設され、オープンいたしました。
 県連事務所職員として、県連会館の建設について東奔西走していた時期と、和歌山県初の国体開催に向けて県を挙げて取り組み、大いに盛り上がっていた時期とが重なり、大変思い出深い懐かしい時代でありました。
 その黒潮国体開催の際にできたのが、メーン会場となった紀三井寺公園や市民スポーツ広場などであり、その紀三井寺公園と和歌山駅を結ぶ県道135号和歌山海南線、通称・国体道路であります。この国体道路の開通を初めとするインフラの整備と県民挙げての盛り上がりが黒潮国体の成功に大きく寄与したことはもちろん、国体開催後の和歌山県の発展につきましても大いに果たしたことだと思います。
 その後も、世界リゾート博・和歌山マリーナシティの開発やアクセス道路の整備による観光客の誘致、また、主に紀南地方で開催されました南紀熊野体験博においては、国道311号の全線改修と、博覧会の会場にもなりました熊野古道や熊野三山などの知名度が非常にアップされました。また、国道311号の全線改修により田辺─本宮間の往来が格段に便利になったことなど、県内外のみならず、外国からも多くの観光客や参詣者でにぎわいました。昨年10周年を迎えました「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録の大きな原動力となったことは間違いなく、この点を考えましても大変意義のある事業であったのではないかと思います。
 このように、県政にとって大きな事業は、成功させることはもちろんでありますが、その事業が終わった後がむしろ大事であると思います。
 紀の国わかやま国体の開催基本方針においては、「単に一過性ではなく、活力に満ちたふるさとづくりや心豊かでたくましい人づくりなどの地域おこしを推進する」とうたっています。
 そこで、知事にお尋ねいたします。
 まだまだ十分でないものの、京奈和自動車道の県内全線開通や近畿自動車道紀勢線の延伸などのハード、そして、全国からの来訪者をもてなす心、いわゆるソフトの両面が充実し、国体開催に向けて盛り上がりを見せている今こそ、国体が終了した後も、この勢いを持続させるための県政運営について考えておく必要があると考えますが、このことにつきまして知事の御所見をお伺いいたします。
 次に、紀淡海峡ルートの早期実現についてお尋ねいたします
 平成25年9月定例会でも、この件について私が質問をさせていただきました。
 紀淡海峡ルートは、大地震等の大災害発生時、基幹交通が被災した場合に備えた代替道路としてだけではなく、京奈和自動車道、近畿自動車道と連結されれば、淡路島、四国に高速道路をつなぐことができ、東西の新たな人・物の流れを生み出すことができると思います、単なる交通手段としてだけでなく、風光明媚な紀淡海峡をまたぐ紀淡海峡大橋は、観光資源としてより一層の交流人口の増大につながると考えます、国土強靱化の機運が高まっている今こそ紀淡海峡ルートの早期実現に向けて強力に取り組むべきであると、私は質問いたしました。
 それに対しまして知事は、紀淡海峡ルートの国土軸としてのリダンダンシーの確保や大災害発生時の基幹道路の代替機能、観光資源としての位置づけなどについて十分認識しており、これまで、わかやま国体や紀伊半島一周高速道路や4車線化等の大きなプロジェクトもあるために少し抑えてきたが、これらのプロジェクトにめどがついてきたので、関係府県の知事も説得しながら頑張っていきたいと答弁をいただきました。
 それから1年半ほど経過いたしました。国体の準備も順調に進み、近畿自動車道紀勢線田辺─すさみ間の国体開催までの開通も確実となり、また、京奈和自動車の県内全線開通も間近となった今、現在の紀淡海峡ルートの構想の進捗状況と今後の取り組みについて、知事の御所見をお伺いいたします。
 私は今期をもって議員を退任いたしますが、私が安心して退任できますように、知事におかれては、夢のある前向きの御答弁をもって私を送り出していただきますならば、本当にありがたいことでございます。
 これで、第1回目の質問とさせていただきます。
○議長(坂本 登君) ただいまの門三佐博君の質問に対する答弁を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) まず、紀の国わかやま国体終了後の県政の進め方でございます。
 議員御指摘のように、紀の国わかやま国体は大変なビッグイベントでございますけども、その終了後も国体の勢いを持続させるようにしないといけないということで、次のように取り組んでまいりたいと思っております。
 まず、チャンスの道として、道路等の急速な整備や国の経済対策による景気の回復の動きは、産業振興において将来に向けた投資を盛んにする絶好の機会になってるわけでございます。そこで、企業活動を盛んにし、雇用の創出を図るため、従来からの技術開発支援や販路開拓、創業から成長、安定に有効な融資や国の施策なども総動員し、企業の投資活動が促進されるように支援をしてまいりたいと思います。
 農業面でも、ネットワークのチャンス拡大は有効であります。この機を捉えて、果樹の生産・流通対策の拡充や野菜、花卉などの施設園芸の振興とともに農地の集積や新規参入を進めていくなど、農業の強化にも努めてまいりたいと思います。
 さらに有効なのは観光であると思います。時間距離が短くなるということは、和歌山にとりまして数十年ぶりのチャンスであるというふうに思います。この機会をつかまえて、観光振興について、おもてなしの向上によって、国体で訪れられた方々に和歌山に対する好印象を持ってもらってリピーターをふやしていく、そういうことを初め、おもてなしの県和歌山を発信していきたいと思っております。
 さらに、国体以降もチャンスは続きます。エルトゥールル号の映画公開や来年の大河ドラマ「真田丸」の放映に合わせて、メディアを活用した誘客活動を進めていきたいと思います。
 また、スポーツの面では、国体でせっかく施設ができました。そこで、スポーツ合宿や国内外のナショナルチームのキャンプ誘致等がかなり有利にできるようになりました。また、高速道路網も整備されてまいりますので、そういう点でも有利でございます。そこで、こういうことをいろいろやりまして、スポーツを核としたまちづくりにも取り組んでまいりたいと考えております。
 また、県民が1つにまとまり、県外の人が和歌山に興味を持ち、参加してくれるような、国体が終わっても国体にかわるようなイベントや大会を少しずつの間隔でつくっていくということも大事なことでございます。
 このため、平成29年度に全日本マスターズ陸上選手権大会、平成31年度にはねんりんピック、平成33年度には関西ワールドマスターズゲームズ2021の一部、これが開催される予定にしております。
 さらに、文化を通じて地域の活性化を図る国民文化祭の開催も、折を選んで開催に向けて取り組んでまいりたいと思っております。
 一方、国体までの完成を目標に、高速道路や府県間道路、都市計画道路などの整備を促進してまいりまして、道路ネットワークがかなり充実いたしましたが、まだ十分ではないのは皆さんよく御存じのとおりでございます。紀伊半島一周高速道路の実現など、国体までに完成しなかったインフラ整備を進め、道路ネットワークのさらなる強化に取り組まないといけないと思います。
 同時に、人々の安全・安心をもっと高めることも大事でございます。津波による犠牲者ゼロを目指して「津波から『逃げ切る!』支援対策プログラム」に着手いたしましたが、堤防強化などの対策を着実に実施し、また内陸面の対策も行って、命をなくす方がゼロになるようにしないといけません。
 また、国全体で曲がり角に来ております福祉、特に医療と介護の持続的な、かつ十分な提供体制をつくり上げることも大事な使命でございます。このため、在宅医療提供体制の構築などにより、安心できる地域包括ケアシステムの実現を目指していかないといけないと思います。
 こうした取り組みを全面的に進めることで、紀の国わかやま国体で盛り上がった勢いを一過性のものとすることなく、その成功を次なる県勢の発展につなげていきたいと考えております。
 次に、紀淡海峡ルートの実現についてでございます。
 これが実現されますと、第1に、第2国土軸として国全体のリダンダンシーの確保がされる、第2に、西日本の大動脈の代替機能を有する四国新幹線の実現が同時にできるということになる、第3に、関西国際空港の機能強化につながる関空と大阪都心を結ぶ超高速鉄道の早期整備が図られることになる、第4に、関西大環状道路の実現に資するという、実はそういう一石四鳥の意義があるんでございます。
 そこで、和歌山県のみならず、関西の発展、西日本の発展、ひいては日本の将来の発展のかなめとなるプロジェクトと私は考えております。
 これらのプロジェクトをそれぞれが個々に取り組むのではなくて、1つのプロジェクトとして統合して取り組むほうがより実現に近づけることができるものと考えまして、詳細はそれぞれ省略いたしますが、関係する9府県の知事に私が直接、それぞれの理由をもって働きかけを行いまして、平成25年9月に、関空・紀淡・四国高速交通インフラ期成協議会を設立いたしました。その後、東京、大阪、昨年6月には徳島のシンポジウムにおきまして、国、経済団体を初めとした多くの参加者に対し、このプロジェクトに対する理解と支援が得られるよう、積極的に機運醸成の取り組みを進めているところでございます。
 また、関西広域連合においても、この紀淡連絡道路を関西広域連合の共通のインフラマップに盛り込んでおりまして、関西全体で共通認識を持って、その実現に向け取り組んでいるところでございます。
 議員御指摘のように、このプロジェクトは、国土軸というものの持つ重要性からかねてより私も注目しておりましたけれども、公共事業への逆風とか、あるいは時の政権がそういうことにあんまり熱心でなく、和歌山自身は早急に達成しなければならないプロジェクトがいっぱいある中で、余りに間口を広げ過ぎるとちょっと不利かなというふうに思いまして、しばらく我慢をしておりました。その後、政権も変わり、そういう懸念も少なくなりました。また、新しく衆議院議員に選ばれた門博文衆議院議員も、独自にこれを提唱されるようになりました。そういうこともありまして、前述のように動き始めたわけでございます。
 将来の和歌山県の発展にとって、この紀淡海峡ルートの実現というプロジェクトは、今から国を初めとした日本全体に向けて広く情報発信し、提唱し続けることが非常に大事であると考えております。国において国土強靱化の機運が高まるこの時期がまさにチャンスの機会と考えておりまして、これからも関係府県知事と一緒になって、引き続きその実現に取り組んでまいる所存でございます。
 門議員は、今期で引退されますが、長年、青少年の健全育成に御尽力されてこられました。門議員がかかわってこられました地元かつらぎ町のリレー式による青少年健全育成のシステムは、県内市町村にモデルとして今勧めさしていただいてるところでございます。
 門議員におかれましては、健康に留意され、今後とも引き続き県政全般について御指導くださいますようにお願い申し上げます。
○議長(坂本 登君) 答弁漏れはありませんか。
  〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂本 登君) 再質問を許します。
 門 三佐博君。
  〔門 三佐博君、登壇〕
○門 三佐博君 ただいま、知事から御丁重な御答弁、本当にありがとうございました。また、激励もいただきまして、ありがとうございました。
 私の政治活動の原点は、高校時代、苦労した通学の体験にあります。自宅のありました現在の伊都郡かつらぎ町志賀の山里から笠田高等学校まで、現在のように道路は整備されておらず、自転車で山道を通うには片道2時間もかかることから、自宅からの通学を断念いたしまして、やむなく学校の近くに下宿いたしました。土曜日には実家に帰り、米や野菜を母に用意してもらい、それを日曜日に下宿に持っていく、こんな日々でありました。道路が整備されていたら実家から通うこともできる、この山里に立派な道をつけ里人の暮らしを便利にしたい、その思いが私を政治の世界に駆り立てました。
 県土全般にわたって均衡のある発展を図るためには、交通体系の果たす役割は欠くことのできない課題であります。地域の発展がおくれているのは、交通輸送体系の不備が大きな原因であります。
 私は、議員在職40年のうち、同僚の御理解を得まして、過半の22年間、建設委員会に所属し、道路、鉄道、空港、港湾などの整備が県勢浮揚の大きな起爆剤になると当議会においても幾度となく主張してまいりました。
 幸い、40年前と比べますと、県内の生活道路や大阪との府県間道路も格別の整備が図られました。また、JR和歌山線の電化や紀の川右岸・左岸の広域農道、和歌山バイパスも実現し、京奈和自動車道も近い将来、県内全線が開通する見込みとなりました。
 私の主張しておりました阪和間の直結の道路、国道480号線の鍋谷トンネルに、かつらぎ町平から大阪府和泉市の父鬼というところでございますが、3.7キロのトンネルを掘っていただきたいと要望しておりましたが、既に着工いただきまして、本来でありましたら平成27年度中に完成の予定でございましたが、大阪府の用地買収の予定がおくれましたので少しおくれまして、28年度中に完成するという報告を受けております。現在、和歌山側から2.3キロメーターも掘削されております。あと、大阪府側から来年度の早々に着工されるようになったという報告をいただきました。早く貫通していただきたいものでございます。
 さて、冒頭でも申し上げましたが、私は今期をもって県議会議員を退任いたします。昭和50年4月、伊都郡選挙区において、定数3名のところ7名が立候補する中、幸いにも当選させていただき、念願の県政に参加させていただくことになりました。
 県議会で同期でありました、現自由民主党総務会長の二階俊博先生のリーダーシップによりまして、新人が10名で清新自民党県議団という会派をつくりまして、県議会の改革や県勢進展のために全力で取り組んできましたことも、きのうのことのように思い出されます。
 また、その年の6月定例議会におきまして、初質問に立ちました。そのときには、議席から演壇までは勢いよく上がっていきましたけども、この演壇に立ちまして議員席や傍聴席を見ましたところ、さすがに足が震えまして、声が上ずったことを覚えております。
 以来、今日まで10期40年にわたって、県議会議員として、道路の問題を初め農業、教育、福祉、医療などさまざまな問題について懸命に取り組んできたつもりでございます。幸い、健康にも恵まれまして、40年間、県議会で頑張ってこれましたのも、選挙区の数多い後援会員の皆様方や歴代県知事を初め県行政機関の各委員さん、また県職員の方々や先輩・同僚議員の御支援の上、そして家内や家族の支えのおかげであり、大勢の方々に心から感謝申し上げます。
 私は今議会をもって議場から去る身でございますが、私が抱いておりますふるさと和歌山県にかける熱い思いが永遠に議場に引き継がれますことを切に祈念するものでございます。
 知事初め職員の皆様、また同僚議員におかれましては、今後とも県勢発展のために一層の御尽力をお願い申し上げます。私は、今後は一県民として、これまで培ってきました経験を生かし、ふるさと和歌山県の発展のために頑張ってまいるつもりでございますので、皆様方、変わらぬ御指導のほどお願い申し上げます。
 これで、最後の一般質問を終わらせていただきます。40年間、大変ありがとうございました。(拍手)
○議長(坂本 登君) 以上で、門三佐博君の質問が終了いたしました。
 お諮りいたします。質疑及び一般質問を終結することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂本 登君) 御異議なしと認めます。よって、質疑及び一般質問を終結いたします。
 次に日程第3、議案の付託について申し上げます。
 お諮りいたします。お手元に配付しております議案付託表のとおり、議案第1号から議案第16号までは予算特別委員会に、また、議案第76号は行政改革・基本計画等に関する特別委員会に付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂本 登君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に、お手元に配付しております議案付託表のとおり、議案第33号から議案第73号まで、議案第75号及び議案第77号から議案第92号までは所管の常任委員会に付託いたします。
 この際、報告いたします。
 議案の追加提出がありました。
 お諮りいたします。議案第93号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂本 登君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議案第93号を議題といたします。
 議案は、お手元に配付しております。
 まず、当局の説明を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) ただいま上程されました議案第93号は、教育長西下博通君が本年3月31日をもって任期満了となりますので、その後任として宮下和己君を任命いたしたく、同意をお願いするものでございます。
 何とぞ、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(坂本 登君) 以上で、当局の説明が終わりました。
 この際、申し上げます。
 参考人招致の件を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂本 登君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 参考人招致の件を議題といたします。
 お諮りいたします。議案第93号の審査のため、3月5日、宮下和己君を参考人として出席を求め、所信を聴取いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂本 登君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 お諮りいたします。2月27日及び3月2日から4日までは、常任委員会審査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂本 登君) 御異議なしと認めます。よって、2月27日及び3月2日から4日までは休会とすることに決定いたしました。
 次会は、3月5日定刻より会議を開きます。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午後2時7分散会

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