平成27年2月 和歌山県議会定例会会議録 第4号(全文)


平成27年2月 和歌山県議会定例会会議録

第4号(全文)


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平成27年2月
和歌山県議会定例会会議録
第4号
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議事日程 第4号
 平成27年2月23日(月曜日)
 午前10時開議
 第1 議案第1号から議案第16号まで、議案第33号から議案第73号まで及び議案第75号から議案第92号まで(質疑)
 第2 一般質問
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会議に付した事件
 第1 議案第1号から議案第16号まで、議案第33号から議案第73号まで及び議案第75号から議案第92号まで(質疑)
 第2 一般質問
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出席議員(40人)
 1番 濱口太史
 2番 鈴木太雄
 3番 尾﨑太郎
 4番 藤山将材
 5番 新島 雄
 6番 山下直也
 7番 門 三佐博
 8番 井出益弘
 9番 中本浩精
 10番 上田良治
 11番 服部 一
 12番 山本茂博
 13番 山田正彦
 14番 坂本 登
 15番 宇治田栄蔵
 16番 尾崎要二
 17番 岸本 健
 18番 森 礼子
 19番 前芝雅嗣
 20番 浅井修一郎
 21番 中村裕一
 22番 冨安民浩
 23番 立谷誠一
 24番 中 拓哉
 25番 花田健吉
 26番 角田秀樹
 27番 吉井和視
 28番 向井嘉久藏
 29番 谷口和樹
 30番 多田純一
 31番 片桐章浩
 32番 藤本眞利子
 33番 浦口高典
 34番 大沢広太郎
 35番 谷 洋一
 37番 高田由一
 38番 奥村規子
 40番 松坂英樹
 41番 長坂隆司
 42番 雑賀光夫
欠席議員(なし)
〔備考〕
 36番 欠員
 39番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       和歌哲也
 危機管理監      木村雅人
 総務部長       市川靖之
 企画部長       野田寛芳
 環境生活部長     栗山隆博
 福祉保健部長     中川伸児
 商工観光労働部長   藤本陽司
 農林水産部長     増谷行紀
 県土整備部長     石原康弘
 会計管理者      岩橋良晃
 教育委員会委員長   山本 哲
 教育長        西下博通
 公安委員会委員    大桑いく嗣
 警察本部長      下田隆文
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     保田栄一
 選挙管理委員会委員  下川俊樹
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       江川和明
 次長         上坊 晃
 議事課長       糸川 徹
 議事課副課長     中谷政紀
 議事課課長補佐兼議事班長
            尾﨑善亮
 議事課主任      中尾祐一
 議事課主任      保田良春
 議事課主任      岸裏真延
 総務課長       谷 巌
 政策調査課長     西原龍也
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  午前10時0分開議
○副議長(尾﨑太郎君) これより本日の会議を開きます。
 日程第1、議案第1号から議案第16号まで、議案第33号から議案第73号まで及び議案第75号から議案第92号までを一括して議題とし、議案に対する質疑を行い、あわせて日程第2、一般質問を行います。
 5番新島 雄君。
  〔新島 雄君、登壇〕(拍手)
○新島 雄君 皆さん、おはようございます。
 雨で、きのう、きょうと、本当に春を思わせるような暖かい日でありますが、実は、私の母校に53年ぶりに春がやってきました。大変なことでありまして、その春も、3月の21日が開会式なんですが、ひょっとしたら早く終わってしまうのかなあ、そんなことを思いながら、今、寄附金を集めてます。
 皆さん、御浄財をいただければ、若者たちが元気よく甲子園でプレーをいたしますので、どうか御協力をいただきたい、そのように思います。
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 最近の新聞紙上、また、テレビ、ラジオのニュース、大変驚くような事件が、ましてや世界的にもテロという考えられないような集団がいる。これは、世界はどういうふうに動いてるのかということを大変不安になってきますし、私たちのこの日本にも、そして和歌山でも悲しい事件が起こっています。世界的にも治安のよさはナンバーワンであると自負をいたしておりましたが、それが少しずつ少しずつ崩壊をしているのかな。大変心配をいたしております。
 そこで、きょうは安全・安心のまちづくりという観点より、まず最初に県警本部長にお尋ねをさせていただきたいと思います。
 もう随分前であります。平成11年のころであったかと思います。私が経済警察の常任委員会の委員長をさせていただいてたころ、アロチやJR和歌山駅周辺の環境浄化、それに取り組もうという話がありました。
 和歌山駅・アロチ周辺の環境浄化を考える会というのがありまして、参加をさせていただいておりました。この地域は県下最大の歓楽街であり、けんか、口論、また電話ボックスのピンクビラ、そして荒れた事件が多々あったように聞いていました。暴力団事務所がアロチ地区を取り囲み、そして威圧的に闊歩する人たちもいたように思い出しています。
 この地区の治安環境が社会問題化していたようにも記憶しています。その対策として、我々も市民の人たちを巻き込み、警察と一緒に環境浄化に取り組みをいたしました。
 最近は随分よくなったと聞いていますが、現在のアロチ地区の治安情勢と治安対策についてどのように取り組むのかをまず第1問として、県警本部長に質問をいたします。
○副議長(尾﨑太郎君) 新島雄君の質問に対する答弁を求めます。
 警察本部長下田隆文君。
  〔下田隆文君、登壇〕
○警察本部長(下田隆文君) 平成11年当時の県下の治安情勢については、刑法犯認知件数が2万件を超え、増加の一途をたどっていた時期であり、議員から御質問のございました県下最大の歓楽街である和歌山市のアロチ地区につきましても、暴行、傷害等の多発、違法風俗店や悪質な客引き、暴力団問題、違法駐車の蔓延など、治安上のさまざまな問題が複合し、治安悪化を招いている状況にございました。
 県警察といたしましては、アロチ地区における治安の改善について重点的な対策を講じるため、平成11年10月、警察本部内に和歌山駅・アロチ周辺環境浄化総合対策本部を設置するとともに、同年12月からは和歌山駅・アロチ周辺の環境浄化を考える会を発足し、官民一体となった防犯パトロールや少年補導、暴力団排除活動等、総合的な対策を推進してまいりました。
 また、風俗環境浄化対策として、平成15年及び平成24年にいわゆる迷惑防止条例を改正し、ピンクビラの配布規制や客引きの規制強化などを行ったほか、犯罪抑止対策として、アロチ地区における街頭防犯カメラの設置拡充を行ってまいりました。
 この結果、アロチ地区の刑法犯認知件数につきましては、アロチ地区に限定した統計が残っている平成17年以降は、平成17年に102件であったのが、平成26年には55件と46%の減少となっております。また、暴力団事務所については、平成11年当時、アロチ地区及びその周辺に13組織の組事務所が存在していましたが、現在は1組事務所のみとなっております。
 歓楽街については、犯罪抑止対策及び違反取り締まりの手を緩めると風俗環境が悪化し地域の治安悪化につながることから、今後も引き続き違法風俗店や客引き等の取り締まりを推進するとともに、関係機関・団体と連携を図りながら、官民一体となって同地区における環境浄化対策を推進してまいります。
○副議長(尾﨑太郎君) 新島 雄君。
  〔新島 雄君、登壇〕
○新島 雄君 今、お答えをいただきました。
 しかし、まだ暴力団事務所はある、そして事件も起こっているということですから、手を緩めることなく今後も頑張っていただきたい、そのように思います。
 引き続き、安全・安心の観点から質問を続けます。
 続いては、交通死亡事故についてのお尋ねであります。
 交通事故は年々減少しているということは、新聞、テレビ、ラジオの発表でも大きく取り上げられ、皆さんが知っているところでありますが、ただ、私が気になるのは、高齢者、交通弱者と言われる方の事故の問題が大変気になります。
 和歌山県の統計史上、初めて30人台になったということも聞いています。最も多かった昭和40年代、これと比較いたしますと、まあ県警察の努力が実っているということが言えるのかなあ。大幅に減少していることは大変うれしいことであります。しかし、これも、いまだに年間、昨年も40名近い方がとうとい命を落とされています。で、それ以上に多くの方がけがをされています。死者数の中身では、先ほども申し上げましたように高齢者の割合が高いと聞いています。我が県にとっては、高齢化率が高いわけですから、これは極めて大きな問題として捉えるべきではないか、そのように考えています。
 県民として願うのは、交通事故のない安全・安心な和歌山であると考え、もっともっと事故を減らし、死者を減らす必要があります。
 本年は、国体の開催年であります。道が新しくなったり、改良されたり、交通環境が大きく変化をいたしています。これに伴って交通事故を防ぐ必要もありであります。
 私は、常々思います。この道は事故が起こるよねって思う道がある。この道は事故が起こりにくいなあ、ああ運転しやすいなあと思う道があります。その辺のことも含めまして、和歌山県警察として、交通事故をなくすために、交通死亡事故をゼロにするために、今後どのような取り組みをしていくのかをお尋ねいたします。
○副議長(尾﨑太郎君) 警察本部長。
  〔下田隆文君、登壇〕
○警察本部長(下田隆文君) 昨年中の人身交通事故の発生件数は4115件。平成14年から13年連続して減少し、死者数は39人で、県警察が統計をとり始めた昭和29年以降最も少なく、初めて30人台となりました。しかしながら、1年で40人近い方がお亡くなりになられ、5000人を超える方が負傷されていることも事実であり、さらに事故抑止に向けた取り組みが必要であると考えております。
 また、昨年の交通事故者数の半数以上の20人が高齢者であること、当県の高齢化率が今後さらに上昇すると推計されていることから、当県の交通事故総量、死亡事故抑止を図っていくためには高齢者安全対策が何より重要であると考えているところであります。
 今後も、警察といたしましては、飲酒運転、速度違反などの交通事故に直結する悪質性、危険性の高い違反の取り締まり、被害軽減に最も効果のあるシートベルト全席着用に向けた取り締まりや広報啓発活動のほか、高齢者に対する交通安全教育の充実、街頭指導の徹底等の交通事故抑止対策を継続強化し、安全・安心な交通社会の実現を目指してまいります。
 また、紀の国わかやま国体開催に向けての道路新設、改良工事により利便性の向上が期待される一方、速度上昇による重大事故等の発生も懸念されるところであります。新設道路等につきましては、計画段階から道路管理者と協議を行うなど連携を図りながら、信号機の設置、交通規制等の安全対策を進めておりますが、供用開始後も交通の実態把握に努め、都度、情勢に応じた対策を講じ、より安全で円滑な交通環境の整備に努めてまいりたいと考えております。
○副議長(尾﨑太郎君) 新島 雄君。
  〔新島 雄君、登壇〕
○新島 雄君 2点、お答えをいただきました。
 私たちは、毎日平和に暮らしたい、そのように思っています。多様な事案が発生する中、警察の責任はますます重く、大きくなります。そして、領域が広くなってくる。そのように私は考えています。さらなる御活躍をお願いするとともに、県民の安全・安心を守ってほしい、そうお願いいたします。
 大きな2問目に入らせていただきます。
 仮称「国際観光サミット」の開催ということを書かしていただきました。こんなことができるかなという思いで質問をさせていただきます。
 先日、「プロフェッショナル」というテレビ番組を見ていました。ここでは、あるホテルのコンシェルジュのことを取り上げていました。大変おもしろく、楽しく見ました。
 そこで、この番組を見終わった後、コンシェルジュ、この職種は観光そのものだな、そのように感じたのを今思い出しています。1つの職種なんですが、こんな本当のおもてなし、あるんだなあ、そんな姿を見せていただきました。国体でのおもてなし、難しいなあ、そんなに感じるきょうこのごろであります。
 まず、観光立県としての和歌山の現状を質問いたします。
 知事は、就任当時より「観光立県を目指す」と声高らかに言ってこられました。そして、そのように行動もしてこられました。その上で、商工労働部を商工観光労働部へ名称変更し、また、観光課を観光局に改組しました。
 それは、どういうことなのかなというふうに考えてみました。和歌山県の資質の中には、他府県には負けない資源が豊富にあり、気候もよい、温泉もある、食べ物もおいしい、人もよいなどなど、取り上げる条件は多いと思いますし、知事もそう考えたのだろうと推察いたします。
 しかし、いろんな意味で、小手先だけではなかなか観光立県になるには難しいなあということを私は今でも考えています。一遍に観光客がふえるわけではありません。私も、和歌山県の観光を売り物にしたいと考えている1人であります。しかし、他府県との競争が大変厳しいように感じます。
 今、和歌山はチャンスに恵まれている、そう思います。国体から高野山、そして真田丸へと続いてるときに、次の何かを、次の手を打たなくてはならないと思います。
 そこで、知事にお尋ねをいたします。
 現在、観光立県を標榜する都道府県はどの程度あるのでしょうか。私は、ほとんどの都道府県が標榜しているのかな、そのようにも思います。教えていただけたらありがたいと思います。
 また、他府県に比べて和歌山県の劣っている点、ここらが弱いよなと思える点があったら何と考えているか、そして、それを克服するにはどうするかということをお示しいただけたら、そのように思います。
 そして、その上で、和歌山県にしかないもの、他府県に負けないもの、それは何かとお尋ねをしたいと思います。それを前面に押し出すことが必要と考えます。
 第1問として、3点、お答えをいただきたいと思います。
○副議長(尾﨑太郎君) 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 第1点でございますが、観光立県を目指し、観光振興を主たる目的とする条例を制定している都道府県は、観光庁の調べによると、本県を含めて23ございます。県議会で観光立県推進条例をつくっていただいたということは、少なくとも時代におくれていないということではないかというふうに思って感謝しております。
 2番目は、劣っている点でございます。
 私は、世の中ではどこが劣ってるなんとか、あんまり言いたくはないんですけれども、議会の御質問でございますので、正直に考えてるところを申し上げます。
 1つ目は、主要マーケットであるところの大都市圏から本県観光地、特に観光資源が多い紀南地域までの時間距離が大変長い。これについては、これじゃいかんということで、京奈和自動車道とか近畿自動車道紀勢線とか府県間道路とか、県内幹線道路の整備に注力してまいりました。そういう意味でだんだんと整備されてきましたので、克服されつつあるんじゃないかなというふうに思っております。
 2つ目は、情報発信において、全国と直接つながっているテレビとか雑誌とか新聞などの県内に拠点を置くメディアが少ないと思います。例えばテレビ局に関しては、全国に発信できるキー局系列、これのローカル局がありません。そのため、職員が──私もそうですが──むしろ外側に出かけていってPRをせないかんということで、各都市に出向き情報発信に努めております。
 3つ目は、全国に向けた独自の情報発信や誘客の展開を行っている民間事業者が少ないんじゃないかなあと。何といっても、やっぱりビジネスですから、御自身でどんどんPRをしたり発信したりしていただいたら一番効くわけでございますけども、テレビなんかで、よその県の旅館とかあるいはお店とか、そんなん、がんがんやっておりますが、そういうのがやや少ないかなあというような感じがいたします。県も、そこは補って、地域とか民間業者と協働したPR作戦を展開しているところでございます。
 4つ目は、これ、観光業者に関してでございます。これは、評価が大変分かれます。一般には、人懐っこく親切な和歌山県だから感じよかったという人が圧倒的に多いんですが、中には、まあ悪いほうの人がわあわあ言ってきますんで、サービスが悪いとか、むやみに高いとか、愛想がないとか、サービス内容が昔と同じで少しは考えろとか、そんな話がたくさん参ります。
 そういう意味で、克服すべきところはあるわけですから、例えばタクシーなどなどですね。例えば、こういうふうに接客したらいいんじゃないですかというような研修、そういうものをやったり、いろんなセミナーをしたりして、業者の方々にいろいろ考えてくださる材料を提供していきたいと思っております。
 次に、他府県に負けないものでございますけども、まずやっぱり聖地高野山と熊野古道という世界遺産があります。これは世界でも珍しい立派な世界遺産でありますので、これが世界に認められて、参詣道、道も含めて世界遺産に登録されたというのは大変な資産だと思います。で、それらの中心である熊野とか高野とかは、ミシュランの「グリーンガイド・ジャポン」でも3つ星に──ジャポンと別につける必要はないんですが、ミシュランの「グリーンガイド」でも3つ星に選定されております。
 次に、半島であるがゆえの長いリアス式海岸、また温暖な気候、それから太陽、そういうものがもたらす緑豊かな山々や、そこから流れ出る清流が、都会の人々が憧れる大自然の姿として残っております。瀞八丁とか和歌の浦、円月島、橋杭岩、那智大滝とか、挙げるに、枚挙にいとまがございません。ジオと、それから景色と、それから生物的な意味での自然というのに大変恵まれているというふうに思っております。
 また、奈良や京都といった古都の文化圏に接しておりましたんで、近畿圏にあるがゆえのメリットもあります。で、歴史が古い。それで、高野山とか熊野三山を初め、あるいは根来寺とか粉河寺とか道成寺とか、全国的に名が通った歴史・文化に関する観光資源が豊富であります。その証拠に、国宝では全国6位の指定数を誇っております。
 次に、海とか山とか川とかバラエティーに富んだ温泉がいっぱいありまして、白浜温泉は日本三古湯だそうですが、龍神温泉は日本三美人湯だそうでございまして、大変有名であります。世界でも珍しい入浴できる世界遺産の温泉「つぼ湯」──これは湯の峰温泉ですが──もありますね。そこには特色のある食材もいっぱいで、山の幸、海の幸にも恵まれております。
 また、中国を除いて、世界で最多の7頭の飼育数でございますアドベンチャーワールドのパンダとか──パンダでございますが、昨年12月には双子の赤ちゃん、桜浜、桃浜というかわいらしい名前がつきましたが、元気に育っております。それから、海外でも大人気でございますが、団体ツアーがどんどんやってきている和歌山電鐵のウルトラ駅長・たま駅長──これは、和歌山県の勲功爵、貴族になっていただきましたが──パンダファミリーとたま駅長がそうでございますが、そういうものもあります。
 最後になりましたが、何といっても県民の大変温かいおもてなしの気持ち、これが、本県での田舎暮らし体験とか、ほんまもん体験などを通じて、あるいは一般的な観光客の感じを通じて和歌山ファンやリピーターをふやすことにつながっていると信じておりますので、これにぜひ磨きをかけていくべきだというふうに思います。
 それからさらに、例えば真田丸とかエルトゥールル号とか漫画とか、いろいろチャンスがすうっと通り過ぎるわけでございまして、そういうときには、そのチャンスを積極的につかまえて、それで観光誘客につながるように頑張ってまいりたいと思っております。
○副議長(尾﨑太郎君) 新島 雄君。
  〔新島 雄君、登壇〕
○新島 雄君 随分と時間を使っていただいて、長い答弁をいただきました。それぐらい知事は観光というものに対して熱い思いを持っているんだということの一例なのかな、そのように思います。
 私は、この第1問の中に劣っていることを質問したことを、大変、自分自身はどうかなと思いながら質問しました。あえて質問をしたという思いであります。それに対して、よく本当に答えていただけたなと思ってます。ここにもおもてなしのよしあしというものは随分と出てくるんだなという思いであります。ここで、観光業の売り上げに直結してる部分だと思いますんで、その辺、これからブラッシュアップをしていかないかんかなと、そのように思います。
 それでは続きまして、今、知事がおっしゃっていただいた、いろんな歴史やとか温泉とか空気や景色、そんなもの、ここにもう1つ、私はいつも思います。物語をつけるということが必要であろうと思っています。何事にも、滝1つについても、道1つについても、ここに物語をつくることによってこれがずっとつながっていくんだ、そのように思っていますので、できればそんな点も配慮していただけたらありがたいなと思います。
 次は、私の提案であります。和歌山県の観光の魅力を全国に知らしめるために、先駆けて国際観光サミット──これはもう単に私がつくった名称でありますんで、名称は変わろうといいんですが──そんなのを開いたらどうだろうか、開催していったらどうだろうかということであります。
 私にも、いろんなチャンネルがあります。海外から専門の教授にもお願いをする。日本の方で、海外でこの観光というものを深く勉強された方もたくさんいらっしゃいます。そんな人たちと和歌山大学、または県立医科大学、そして和歌山にある私学も巻き込んで観光立県和歌山に向けた大きなうねりをつくる必要があるのかな、そのように思います。
 例えば切り口は、観光と宗教であるとか、観光学をきわめるとか、観光と医学・健康、観光と世界遺産、経済学と観光学、観光学と経営学等々、もっともっといろんな切り口が考えられます。
 その上で、和歌山大学の観光学部の学生には、4年のうちに必ず最低でも半年は留学をして学んでくる、そんなシステムをつくる必要があるんではないだろうか、そのようにも思います。
 この国際観光サミットというものを開くとならば、多少の予算が必要になってこようかと思います。今すぐに答えをということはなかなか難しいことかもわかりませんが、全国へ向けて和歌山が1つの道筋を立てる、方向性を示す、そんな意味では大きなアピールになるんではないか、そのように思います。
 27年度補正予算を組んでいただけるのであればありがたいし、それがだめなら28年度の新年度の予算にという検討する価値ありと思いますが、知事の考えをお尋ねいたします。
○副議長(尾﨑太郎君) 知事。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 議員御指摘の国際観光サミットについては、それ自体としての理論的なメリットが当然その中身なのであると思うんですけれども、いい意味で目立つもの、アピールできるものは何でもプラスなんで、そういう意味では評価をしていきたいと思っております。
 例えば、実は昨年9月に高野山で、ちょっと違いますけども、全国世界遺産観光地サミットというのが開催されたんです。それで、これ、見ておりますと、やっぱり有識者とか実務者が活発な意見交換をされて、交流もされて地域における課題を解決するというきっかけになっているんじゃないかと思うし、また、高野山でそれをやってもらったんで本県の魅力を広く発信することができたと思います。
 また、ちょっと味をしめまして、ことしの秋には、世界遺産地域のさらなる連携と魅力発信をテーマに世界遺産サミット、これの開催を予定しております。このサミットは、観光庁を初め日本観光振興協会等と取り組む全国レベルの大規模な催しでございます。そういう学術・教育関係者、さまざまな立場の参加者が本県に集いまして意見交換と交流を行い、世界遺産の魅力を広く国の内外に発信して次世代にその価値を継承するためのさまざまな提案をこの際やっていきたいなというふうに思っております。
 そういう意味でございますので、これに限らず、いろいろなチャンスをうかがって、いいのがあると飛びつくということにしていきたい、そんなふうに思っております。
○副議長(尾﨑太郎君) 新島 雄君。
  〔新島 雄君、登壇〕
○新島 雄君 続いて、特定複合観光施設のことについてちょっとお尋ねをいたします。
 観光産業は大変裾野の広い産業であると、私は思っています。1つのことで経済波及効果が大きく見込まれる産業でもあると考えています。
 ただ、今の状態のままでは単なる観光産業であるんですが、まだまだ異業種を巻き込むところまでは力になっていないなあ、そのようにも感じます。その理由は何なんだろうと考えたんですが、1つは、クラスター効果といいますか、はじけ飛んでいろんなところへ影響を及ぼす、それができていないなというような感じもしないではないです。それを、クラスター効果が得られるとなれば、もっともっと大きな力になっていくなあ、そのようにも思っています。
 その1つの方法は、先ほど申し上げた特定複合観光施設の法律だと考えています。現状を見ると、その中のある部分だけがひとり歩きをしているようで、新観光産業である法律の中身を適切かつ有益に、そしてオープンに議論し、多くの人たちに理解をしていただくことが必要であるように感じています。
 この件に関しては、和歌山県は手を挙げております。ですから、国際観光サミットとリンクをする状況の中で和歌山県の考えを全国に知らしめる、そのように思っていますし、これを大都市に設置するということになると、地方創生の観点からも、これは大いに問題ありだなあというようなことも感じてしまいます。
 地方の活性化のために必要な事業であるということをアピールしていかなくてはならない、そのように考えています。そうすれば、和歌山県が真摯に取り組んでいる姿勢が見えて、多くの県民が理解を深めていただける。地域から、地方から盛り上がらなければ力にはならないように思っています。これに関しての知事の考えをお聞きいたします。
○副議長(尾﨑太郎君) 知事。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 特定複合観光施設──これは、まだ法律ができておりませんで、カジノを含む概念であるとともに、言葉を捉えますと一般的な複合観光施設なんですね。いわゆる統合型リゾートについては、誘客効果とか雇用創出効果が期待され、県の活性化の手段として有効であるから、できれば導入したいなあというふうに考えております。
 この要素としてカジノも入っているということになると、この中身のバラエティーが広がりますから、さらにいいんではないかなというふうに思っております。
 一方、このカジノが入っておりますと、ギャンブル依存症などの懸念される面もあるわけです。それから、子供さんへの影響をどうするかとか、さまざまな問題を考えて、悪影響を除去しないといけないと思います。それについては、規制を十分厳しくすることによって県民生活を壊さないようにできると私は思っておりまして、管理と隔離の方法なども含め、議員御指摘のように、広くオープンに議論を行っていけばいいというふうに考えております。
 本県では、平成19年に複数の県内市町と経済団体を構成団体とする和歌山県カジノ・エンターテイメント研究会をつくりました。それから、平成22年には、神奈川県、沖縄県とともに──熱心3県だったんですけど、このときは──3県カジノ・エンターテイメント研究会を設立して、統合型リゾートの導入に関する共同研究を行ってまいりました。
 昨年には、議員御指摘のように、実は大都市だけじゃなくて、地方には地方のやり方があるんだから、自然の景観や既存の観光資源を活用した地方型の統合型リゾートに関する提案を行ってまいりました。それで、どんな型のものであろうとも、企業者のほうで企画があればお聞きするのにやぶさかではないと考えております。
 今後とも、さまざまな機会を捉え、県の統合型リゾートに関する考え方や取り組みについて効果的な発信に努めてまいるとともに、本県にふさわしいあり方について検討する所存でございます。
○副議長(尾﨑太郎君) 新島 雄君。
  〔新島 雄君、登壇〕
○新島 雄君 御答弁をいただきました。
 私は、常々、和大に観光学部ができた当初から、この若者たちが日本の各地、また世界で活躍する姿を夢見ています。それも、リーダーとして頑張っているんだというのが。「あんた、どこから来たんよ」、「私は和歌山大学で学びました」という人がたくさん世界にあればいいな、そんなに思っています。
 和歌山で育った若者が世界へ羽ばたいていくこと、それを想像すると、何とも楽しいことではないでしょうか。そんな日を願っていますし、我々も観光というものに真摯に取り組んでまいりたい、そのように考えています。
 最後に、1点だけ、この質問には関係のない要望をさせていただきます。
 先日、ある女性から私に電話がありました。「実は、私は高齢者です。秋葉山のプールの料金の中にシルバー料金がないんです。私たちは、3時間も4時間も5時間も、そんなに長いことプールで遊ぶ体力もないんや。ほん1時間でも2時間でも気楽にそこへ行けたらええんや。何かそんな料金設定できやんかの」と言うてきたんで、「23日に一般質問します。その場で最後に要望だけ言うときます」と言いつつ、「御意」と申し上げたのを今思い出しました。
 どうか、これはどこの担当になるのかはともかくとして善処いただけたらありがたいな、そんな思いを持って一般質問を終わらせていただきます。
 御清聴、ありがとうございました。(拍手)
○副議長(尾﨑太郎君) 以上で、新島雄君の質問が終了いたしました。
 質疑及び一般質問を続行いたします。
 37番高田由一君。
  〔高田由一君、登壇〕(拍手)
○高田由一君 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。
 まず、農協改革について伺います。
 安倍政権の進める農協改革です。この問題は、昨年の6月議会でも少し議論をいたしましたが、そのとき、農林水産部長の答弁は、次のようにお答えをいただきました。「地域の農協の自主的な活動を制約している全国中央会等を弱くすれば農協が活性化するという発想があるように感じますが、仮にそうであるとするならば、必ずしも実態に即した現状認識と言いがたいところがあります。県としましては、農協改革は、組織を変えることが目的ではなく、農協が農業の発展、営農者の幸福実現にいかに寄与できるかという観点から議論が行われるべきものと考えており、当面は改革議論の推移を見守ってまいりたいと考えております」、このように部長から答弁をいただきました。
 その後、安倍政権の動きはどうでしょうか。政府は、農協の自由を拡大し、強い農協をつくり、農家の所得をふやすと言って、このたび全国農業協同組合中央会、全中の単協に対する指導・監査権限を取り上げ、組織そのものを一般社団法人化することを決めようとしています。
 しかし、1月29日付の「日本農業新聞」のアンケートを見ますと、95%の農協組合長が「中央会が単協の自由を奪っているとは思わない」と答えておられます。中央会廃止論は、現場の意見とは正反対です。
 昨年までは、政府・自民党と全中は、農協のいわゆる自己改革案をもとに議論を進めていくことになっていたと思います。ところが、年末の総選挙の後、急に全中の指導・監査権限をなくし、一般社団法人化すると言い出したのです。
 当初は自主的な改革をと言っておきながら、この間の政府と全中のやりとりを見ておりますと、農協にとってとてものめないほかの改革案は先延ばしにしてやるから全中の組織的な解体をのめという、そんな強引なやり方ではなかったかと私は感じております。
 そこで、知事に伺います。
 この間の農協改革をめぐる動きや議論について、知事はどのように受けとめられているでしょうか。御答弁をお願いいたします。
○副議長(尾﨑太郎君) 高田由一君の質問に対する答弁を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 農協改革については、昨年5月の記者会見で質問がありまして、聞かれましたので、次のようにお答えをしております。
 第1に、全国農業協同組合中央会については、確かに法的な権限はなくてもよいけれども、農協も一種の業界団体なんで、業界団体が業界団体の上部組織をつくって何が悪いのかという気がするから、別に中央会がいかんと言う必要はないのではないかと、そういうふうに第1に申し上げました。
 第2に、改革は農協自体を弱体化することを目的とする必要はないので、したがって、例えば、地域で法的に独占を認められていないような、つまり競争的にやっているような、例えば信用事業とか共済事業とか、そういうものを無理に切り離す必要はないのではないかと。
 また、これまた当時言われてましたが、全農を株式会社に必ずしなきゃいけないという必要もないのではないかと、それぞれに任しておけばいいというふうに申し上げまして、その後、一貫して同じような考え方を折に触れて誰にでも言ってまいりました。
 今回の農協改革については、5月以降、いろんな議論があったようでございますけれども、結論を拝見いたしますと、おおむね私が言ったような結論になったのではないかなあというふうに思っております。
 私は、本県の農協はよく頑張っていると思いますけれども、他県を調べますと、実は全県的に一丸となってもっと頑張ってるところもあるという気もいたします。したがって、今まで以上に営農指導とか、あるいは一致一丸となった販売促進とか、農協自身による農業経営とか、そういうものに力を入れて和歌山県の農業の発展に寄与していただくように期待しております。
○副議長(尾﨑太郎君) 高田由一君。
  〔高田由一君、登壇〕
○高田由一君 私は、この間の農協改革の議論を見て、自主的な改革とは到底言いがたいというふうに感じております。また、全中の指導・監査権限を取り上げて弱めることが、どうして農家の所得をふやすことにつながるのかわかりません。農林水産部長は、どうお考えでしょうか。御答弁をお願いします。
○副議長(尾﨑太郎君) 農林水産部長増谷行紀君。
  〔増谷行紀君、登壇〕
○農林水産部長(増谷行紀君) 現行の全国農業協同組合中央会、いわゆる全中による監査は、単位農協の事業継続性を担保するため、会計業務や財務諸表等が適正であるかどうかを監査する会計監査と、会計以外の各種事業活動や組織・制度を監査する業務監査を一体的に行ってきたという特徴があります。
 今回の農協改革案では、全中の監査権限を廃止し、その監査部門を新たな監査法人として独立させるとともに、単位農協に対しては、これまで義務づけてきた全中による監査にかわって公認会計士による会計監査を受けることを義務づけ、また、この会計監査は、全中から独立する新たな監査法人を含めて一般の監査法人から受ければよいとなっております。
 改革によって単位農協の選択の幅は広がりますが、それが農家所得の向上に具体的にどう結びつくかについては、現段階では見えづらい部分がございます。
○副議長(尾﨑太郎君) 高田由一君。
  〔高田由一君、登壇〕
○高田由一君 私も見えづらいと思っております。
 それで、こうした政府の動きに対し、各地の農協組合長らが反対の声を上げております。コピーがございますが、2月15日付の私どもの「赤旗新聞」の日曜版には、5名の県の農協中央会会長が登場されました。本当に私も驚いたんですが、この皆さんが反対の声を述べられております。
 県内の農協でも、県中央会の中家会長さんは全中の副会長でもありますが、広報紙上で次のように述べられております。「建前は、農家の所得を高めて農村ににぎわいを取り戻すということで、本音は、アメリカへの金融市場の開放や企業の参入、またTPPに抵抗するJA、特に全中の解体ということです。その本音の目的に対する手段を建前のほうに適用しようとしているから矛盾が生じているのではないかと思います。例えば中央会の監査機能をなくすと、どうして農家の所得が上がるのかということです」、このように述べられて手厳しく批判をされております。
 地元のJA紀南の組合長は、これも広報等で、「政府の農業改革は農協潰しと捉えている。農協が成り立たないと地域が崩壊する危機感がある」とコメント。JAありだの組合長さんも、「これまでJAが築いてきた協同組合を全く否定した内容だ」と述べられております。
 私は、今回の政府の方針に各農協は到底納得していない状況だということを申し上げておきたいと思います。
 次に、今回は先送りになったそのほかの改革案について伺います。こちらも、まさに農協そのものを解体するような内容になっています。
 1つは、単協から信用・共済事業を分離し、農林中金などに移管するというものです。この方針は、まさに農村の金融市場を狙う銀行・保険業界が執拗に要求し、TPP交渉でアメリカの保険・金融業界も再三求めてきたことであります。
 さきに紹介した「赤旗」の日曜版に登場されたJA島根中央会の会長さんは、「島根の農協全体で、農業関係の経済事業は今でも17億円の赤字。営農指導を自腹でやっているからです。それを信用事業などの利益で補填をしている。信用・共済事業の分離、准組合員の利用制限などは総合農協の解体です。これは、農協に死ねと言うようなものです」とコメントをされています。
 准組合員の農協事業利用制限も、農協が担ってきた分野への営利企業の進出を狙う財界などが一貫して要望してきたことです。過疎の進む私の地元、西牟婁などの農村地域では、農協の金融事業や購買事業は半ば公的な性格を持っております。ほかの金融機関やお店、また、以前も取り上げましたが、ガソリンスタンドがない地域で准組合員の利用を制限すれば、農協の事業基盤を狭めるというだけではなくて、地域住民の暮らしを脅かすことにもなります。
 そこで、農林水産部長に伺います。
 こうした農協改革が実施された場合の影響について、どのようにお考えでしょうか。御答弁をお願いします。
○副議長(尾﨑太郎君) 農林水産部長。
  〔増谷行紀君、登壇〕
○農林水産部長(増谷行紀君) 今回の信用・共済事業に関する改革の趣旨は、農協の人的資源を経済事業にシフトできるように、事務負担や経営リスクを極力軽減しようとするものです。
 共済事業においては、全国共済農業協同組合連合会に単位農協の事務負担を軽減する取り組みを行うように求めています。また、信用事業においては、現行法に規定する単位農協から農林中金、信用農業協同組合への全部譲渡に加え、一部譲渡の場合も業務代理を行うことができるようにするもので、どのように扱うかは単位農協の選択に委ねられており、余り大きな影響はないと考えます。
 次に、准組合員の事業利用制限については、5年間を目途に正組合員及び准組合員の利用実態、農協改革の実行状況を踏まえて慎重に決定するとなっています。
 農協の経営は、営農指導など経済事業の赤字を金融事業と共済事業で補っているのが実情であります。農村地域では、ガソリンスタンドやATM(現金自動預け払い機)等、農協がある種の社会インフラとしての機能を担っている部分があり、准組合員の事業利用制限のあり方いかんによっては地域社会に多大の影響を及ぼすおそれがありますので、今後の農協改革の議論を注視してまいります。
○副議長(尾﨑太郎君) 高田由一君。
  〔高田由一君、登壇〕
○高田由一君 今、御答弁にもありましたように、地域社会に大きな影響を及ぼすおそれがある農協改革の内容があります。今の国会では、日本共産党は、こうした農協改革に関連する法案に断固反対で頑張るということを言われております。このことを紹介して、この質問を終わりたいと思います。
 次に、新年度から実施をされます指定管理鳥獣捕獲という事業について伺います。
 昨年、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律、いわゆる鳥獣保護法が改正され、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」と名称が変わりました。鳥獣の管理という新しい考え方が法律に盛り込まれました。通称で「改正鳥獣法」と呼ばれているこの法律の施行は、ことしの5月であります。これにより、これまでは禁止されていた夜間の銃猟が知事に認定された事業者では可能となり、和歌山県では、鹿を対象に、夜間銃猟をするための認定鳥獣捕獲等事業が新年度予算で実施される予定です。
 そのためには、知事は、第二種特定鳥獣管理計画という、この計画を作成し、その中に夜間の銃猟の計画を盛り込まなければならないことになっております。今でも鹿の管理捕獲、これは平成23年から始まりまして、4月から5月にかけて実施されてきたものですが、これまでの4年間で5948頭の鹿を捕獲してまいりました。
 私が心配するのは、やはり夜間の銃猟は非常に危険だということで、これまで禁止をされてきたわけです。猟師の中からも心配の声が上がっていると言います。それを解禁してまで鹿をこれまで以上にどんどん捕獲しなければならない事態なのかどうか、科学的な根拠が必要だと思います。
 そこで、農林水産部長に伺います。
 なぜ新年度で夜間の銃猟を含めて鹿の捕獲をしていく必要があるのか、その根拠をお答え願いたいと思います。
○副議長(尾﨑太郎君) 農林水産部長。
  〔増谷行紀君、登壇〕
○農林水産部長(増谷行紀君) 鹿による農作物被害額は年間4500万円前後で推移し、林業被害を含め、依然として深刻な状況が続いています。
 これまで、県では、平成20年から2期7年にわたり鹿の特定鳥獣保護管理計画を策定し、被害が少なかった平成6年当時の推定生息数8700頭に近づけるため、管理捕獲、有害捕獲、狩猟期の捕獲を合わせ年間9000頭以上を捕獲目標として、個体数調整による被害軽減に努めてまいりました。しかし、平成25年度に行った県と環境省による新たな手法による生息数調査結果では、県内で約5万3000頭の生息数が見込まれたことから、さらに捕獲の拡大が必要となっています。
 こうした状況から、今回策定を計画している改正後の鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律に基づく鹿の第二種特定鳥獣管理計画案には、捕獲が効果的に実施できる夜間銃猟に取り組む内容を盛り込んでいるところです。
○副議長(尾﨑太郎君) 高田由一君。
  〔高田由一君、登壇〕
○高田由一君 今、狩猟と、それから有害と管理捕獲で大体年間9000頭を行政としてもバックアップして必死になってとっているという状況だと思います。
 今度は、調べてみたら5万3000頭おったと。聞きますと、これ、年間1万6000頭はとらないと現状維持すらできないというふうな数字です。それだけの数をとろうとすれば、また夜間も含めてとろうとすれば、危険が今までより増大するのは見えています。この事業は全国でも先例はないわけで、くれぐれも慎重に慎重を重ねて事を進めていっていただきたいというふうに思います。
 次に、夜間銃猟は認定鳥獣捕獲等事業者という知事が認定した事業者だけが実施をできることになっておりますが、これはどのような団体を認定されようとしているでしょうか。また、県の猟友会などとの関係はどのようになるのでしょうか。答弁をお願いしたいと思います。
○副議長(尾﨑太郎君) 農林水産部長。
  〔増谷行紀君、登壇〕
○農林水産部長(増谷行紀君) 認定鳥獣捕獲等事業者は、法人として過去3年以内に捕獲等の実績があること、緊急連絡体制等の安全管理規程が整備されていること、従事者が狩猟免許を取得していること、また、装薬銃を使用する捕獲従事者を10人以上有することなどの基準を満たすことが法施行規則で定められています。こういう要件を満たす申請があれば、安全性を重視した上で、認定の可否を判断していきたいと考えています。
 県猟友会につきましては、法人として捕獲実績や銃所持者数を相当数有しており、規則に定めるほかの要件も満たせば認定鳥獣捕獲等事業者となり得ると考えております。
○副議長(尾﨑太郎君) 高田由一君。
  〔高田由一君、登壇〕
○高田由一君 次に、専門的な知見を有する職員のことで伺います。
 この改正鳥獣法に関する昨年の国会での議論でも、これまでの管理捕獲の根拠となってきた、それぞれの都道府県で立てられております特定鳥獣保護管理計画というのがありますが、これが余り科学的ではなかったというか、数字が合わなかったという状態だったと思うんです。
 だから、先ほど部長も言われましたが、詳しく調べてみると、今までは全県全体で3万1000頭ぐらいというふうに言われていた鹿の数が、ふたをあけたら5万3000おったということになったわけであります。これまで、雌の捕獲など、どんどん規制緩和もして数もとってきたのですが、それは結果的に見れば少な過ぎたということだと思います。
 私は、鹿の生息数など、保護管理計画が適正だったかどうかをきちっと毎年検証できるような専門的な知見を有する職員が配置されてこなかったということが今日の事態を招いているというふうに思います。
 そこで伺いたいのは、和歌山県ではこれまで専門的知見を有する職員の配置はどうなっていたのか、また、そういう職員を配置するための国の財政支援はあるのか、このあたりを答弁願いたいと思います。
○副議長(尾﨑太郎君) 農林水産部長。
  〔増谷行紀君、登壇〕
○農林水産部長(増谷行紀君) 鳥獣害対策に係る職員については、各振興局に担当職員を置き、捕獲、防護などの対策に当たるとともに、捕獲技術等の研究開発のため、果樹試験場にも4名を配置しております。
 現在、鳥獣害対策の専門知識を有した人材の登録制度として、農林水産省の農作物野生鳥獣被害対策アドバイザーや環境省の鳥獣保護管理プランナーなどの制度ございます。本県には登録している職員はいませんが、登録されている方々を鳥獣害対策研修会等の講師としてお招きし、アドバイスや指導、助言を賜っております。
 なお、専門職員に対する国の財政支援につきましては、地方交付税における鳥獣保護法に係る鳥獣行政費として費用算定基礎に含まれておらず、現時点で国の財政支援はございません。
○副議長(尾﨑太郎君) 高田由一君。
  〔高田由一君、登壇〕
○高田由一君 担当者の職員や研究をされてる職員さんはいらっしゃるという御答弁でしたが、私は、やはり動物の生態に詳しい専門的な知見を持った職員が、これからますますその必要性が高まってくるというふうに思います。専門的な職員を配置できるよう、国に財政的な面も含めてしっかり要望していただきたいと思います。
 この間の鳥獣行政の改善の中で、有害の捕獲ですとか、今度も行われるこの事業で、そういう銃猟をする方については狩猟税が半分になったり、今度の制度では免除になったりというふうに聞いております。狩猟税といえば、貴重な、少ないですけれども、県税です。その県税は、国の制度の中で半分や免除やということになってきてるんですけれども、そうしたことを国がするというのは私はわかるんですけれども、やはりそれならば、国のほうでもっと大きなバックアップをしていただきたいという意味で、専門的な職員の配置ができるよう、重ねて要望をお願いしたいというふうに思います。
 次の質問に移ります。
 昨年、中国の密漁船が小笠原諸島などに出没して話題になった宝石サンゴ漁について伺います。
 宝石サンゴは、御承知のように、今、中国国内で値段が高騰しており、取引が活発になっています。これまで、国内では、知事許可漁業として、高知県、東京都、鹿児島県、長崎県、沖縄県で認められていたようですが、国内のほとんどの実績は高知県と言っても言い過ぎではありません。高知県では、実は江戸時代から採取が始まっており、途中、盛衰はあったものの、大正時代にも脚光を浴びたり、また、近年では昭和50年の沖縄海洋博覧会で注目をされ、今日に至っているようです。
 先日、高知県の方に伺いますと、現在、サンゴ漁の許可条件はかなり厳しくなっているようで、漁船数は県全体で371隻まで、採取量も生で──生と枯れというのがあるんですが──年間750キロまで、漁の禁止期間を4カ月きちっと設ける、操業時間の短縮、小さいものは放流する、許可の更新は1年ごとと、さまざまな規制をかけているようです。
 この宝石サンゴ、野生動物の保護を図るワシントン条約で、国際的な取引を規制するかどうか、これまでも議論をされております。今のところは大丈夫なようですが、来年の国際会議でも再び議題になるようで、そのこともあって、今、中国などでは駆け込み需要のような状態になっているとも聞きます。
 そんな中、和歌山県では、従来は、宝石サンゴをとるサンゴ網漁については、自由漁業として漁業者であれば誰でも自由に営むことができました。しかし、最近の価格高騰を背景に新規参入の希望が多くなり、既存の漁業とのトラブルが懸念されることから、県では、漁業者の要望も受け、昨年10月21日からことしの1月31日までの間、県内の漁船50隻に限定をして試験的に宝石サンゴの採捕を認めることになりました。
 そこでまず、この試験的な操業の結果について、農林水産部長に伺いたいと思います。
○副議長(尾﨑太郎君) 農林水産部長。
  〔増谷行紀君、登壇〕
○農林水産部長(増谷行紀君) 御質問の宝石サンゴの採捕につきましては、漁業者が和歌山海区漁業調整委員会の承認を受けて試験的に行ったものでございます。
 採捕の結果といたしましては、現在までに約180キログラムの宝石サンゴの採捕実績が報告されており、その大半が、最も珍重され、価格の高いアカサンゴとなっております。現在、採捕実績を取りまとめているところで、後日開催される和歌山海区漁業調整委員会に報告する運びとなっております。
○副議長(尾﨑太郎君) 高田由一君。
  〔高田由一君、登壇〕
○高田由一君 次に、今後もこのサンゴ漁を続けるなら科学的な資源量調査が絶対必要だというふうに思いますが、そのあたりどのようにお考えでしょうか、御答弁をお願いします。
○副議長(尾﨑太郎君) 農林水産部長。
  〔増谷行紀君、登壇〕
○農林水産部長(増谷行紀君) 今後の資源量調査につきましては、調査の精度を高めるため、平成27年度においても26年度と同規模の試験採捕を行い、引き続き宝石サンゴの資源状況を確認する必要があると考えております。
○副議長(尾﨑太郎君) 高田由一君。
  〔高田由一君、登壇〕
○高田由一君 県では、ことしのような試験的な採捕を来年度も継続されるということですが、漁業者の皆さんから伺いますと、地域的な不公平とか、また枠を広げてほしいという要望も出ております。
 ただ、成長が非常に遅い宝石サンゴは、先ほども申し上げましたが、ワシントン条約の会議でも議論されている貴重な資源であり、人類共有の財産でもあると思います。値段の高騰につられて乱獲されるということがあってはならないと思います。
 そこで、今後の県の取り組みの方向について、部長の答弁をお願いしたいと思います。
○副議長(尾﨑太郎君) 農林水産部長。
  〔増谷行紀君、登壇〕
○農林水産部長(増谷行紀君) 今回の調査で、既存漁業との漁場競合や数多い新規参入希望者の調整など、解決すべき課題が明らかとなりました。
 また、議員御指摘のとおり、宝石サンゴは人類共有の財産でもあるため、これらの課題の解決とともに、持続的な利用を可能とする繁殖保護が必要です。
 今後、26、27年度の調査結果を踏まえて、こうした状況を考慮した上で、海区漁業調整委員会の承認による試験的採捕から県知事許可漁業に移行すべく、国や関係者と協議を進めてまいります。
○副議長(尾﨑太郎君) 高田由一君。
  〔高田由一君、登壇〕
○高田由一君 それでは、最後の質問です。
 河川の維持管理と防災について伺います。
 私の地元の上富田町からも県議会建設委員会に陳情が提出されておりますが、富田川の堆積土砂のしゅんせつについては、現在も県が実施をしてくれており、大分改善をしてまいりました。ありがとうございます。
 ただ、その本川に流入する生馬川や馬川、岡川、根皆田川、汗川など支川については、各地から堆積土砂のしゅんせつや草刈りの要望が出されております。
 当局に伺いますと、こうした河川の維持管理に係る費用は河川修繕費として予算計上されておりますが、年々予算的には増額をしていただいてるようです。しかし、現実には、大水害の後、修繕が必要な箇所はたくさん出てきており、地元からの要望は切実であります。県は、緊急性の高いところから実施していくということで、それはそれで妥当な理由だと思うんですが、地元のほうからすれば、いつになったらうちの川に順番が回ってくるんやろという、こういう御意見もいただきます。
 そこで、私は、この際、河川の修繕費をさらに充実していただきたいとともに、堆積土砂の撤去や草刈りなど、支川の維持管理については定期化もして住民の期待に応えていくことも必要ではないかと思いますが、県土整備部長の御答弁をお願いしたいと思います。
○副議長(尾﨑太郎君) 県土整備部長石原康弘君。
  〔石原康弘君、登壇〕
○県土整備部長(石原康弘君) 河川修繕費は、護岸等の修繕、河道内の堆積土砂の撤去、除草等を実施するための経費であり、平成27年度予算では、対前年比1.1倍の約11.8億円を計上しております。このうち、河道内の堆積土砂の撤去や除草については、洪水時の流下能力や沿川の土地利用状況、河川パトロールや住民からの要望等を踏まえて、緊急性の高いところから順次実施しております。
 議員御指摘の富田川流域においても、今年度、本川では河口付近及び十九渕地内の堆積土砂の撤去を行う予定であり、支川では、生馬川の生馬地内で堆積土砂の撤去、馬川の朝来地内で除草を既に実施したところです。加えて、市町が河川管理者の代行として行う土砂撤去工事、民間事業者による砂利採取、河川愛護団体230団体、スマイルリバー事業参加団体15団体による除草作業など、皆様の御協力をいただきながら河川の適切な維持管理に努めているところです。
 県内の河川には、いまだに整備が必要な区間も多く、また、今後、河川管理施設の老朽化対策も必要となってくることから、維持管理に関しては、さまざまな工夫や住民の方々の御協力をいただきながら、緊急性の高いところから順次実施することが現実的な対応であると考えております。
○副議長(尾﨑太郎君) 高田由一君。
  〔高田由一君、登壇〕
○高田由一君 御答弁いただきましたが、私の伺ってる、要望されてる地域の方、本当に皆さん、献身的にといいますか、協力して、土手焼きや草刈りをやっていただいてる地域の方々ばかりです。ぜひ要望に応えられるだけの取り組みをお願いしたいと思います。
 最後に、洪水ハザードマップの見直しについて伺います。
 このことについては、一昨年の12月県議会の一般質問でも取り上げました。例えば日置川では、河川の整備方針が40年に1度の洪水に対応できるように河川整備をするということになっています。だから、洪水のハザードマップも40年に1度の規模の洪水が起こったときにどんなに浸水するかというふうなことを示しているんですが、これは、富田川でいえば60年に1度の洪水という対応になっています。
 ただ、この考え方は、あのときも申し上げましたが、紀伊半島大水害や東日本の震災後は通用しなくなっているというふうに思います。南海トラフ地震への対処も同じですが、予想される最大規模の災害が起きたときにどうなるのかを想定していくべきだと考えます。
 最近、国土交通省では、「新たなステージに対応した防災・減災のあり方」という政策を発表し、洪水等でも最悪の事態を想定した取り組みをすることを求めています。聞くところでは、今国会でこの方針に基づいた法改正が行われるようです。
 そこで、県土整備部長に伺います。
 前の私の議会質問で、県土整備部長から次のように答弁をいただきました。「現在、県としましては、紀伊半島大水害を受けて、計画規模を超える洪水に対する浸水想定区域の洪水レベルの考え方やその活用の方策などについて検討を行っているところであり、大規模な洪水に対しても早目に安全な避難が行えるように取り組んでまいります」、このように御答弁をいただきました。
 その後の検討の状況はどのようになっておられるでしょうか。御答弁をお願いしたいと思います。
○副議長(尾﨑太郎君) 県土整備部長。
  〔石原康弘君、登壇〕
○県土整備部長(石原康弘君) 洪水ハザードマップについては、浸水想定地域などを示すことにより住民の円滑かつ迅速な避難を確保するために水防法に基づき市町村が作成するもので、県内では25市町、22河川で作成されていますが、逆に、それ以外の地域では安全であるとの誤解を招くおそれもあります。
 命を守るためには、避難勧告等が発令されたら、想定にとらわれず逃げることが一番大切です。
 計画規模を超える洪水ハザードマップの作成については、単に住民の不安をあおるだけとなることは本意ではなく、対象洪水をどのように設定するのか、ハード整備だけでなく、ソフト対策も含めていかに住民に提示していくかなどの課題に対してこれまでも検討してきたところであり、既にこの一環として、河川情報の充実を図るため、洪水予報河川及び水位周知河川の指定について拡充いたしました。
 今般、1月に国土交通省から「新たなステージに対応した防災・減災のあり方」が公表され、最悪の事態を視野に入れた洪水対策等の基本的な枠組みとして、「『比較的発生頻度の高い降雨等』に対しては、施設によって防御することを基本とする」が、それを超える降雨等に対しては、「ある程度の被害が発生しても、『少なくとも命を守り、社会経済に対して壊滅的な被害を発生しない』ことを目標」とし、危機感を共有して社会全体で対応することが必要であるとの方向性が示されました。
 また、これを受けて、国土交通省では、想定し得る最大規模の洪水、内水、高潮へ対応するため、水防法の改正や最大規模の洪水をいかに設定するかについて、具体的な手法の検討が始められたところです。
 今後、これらの国の動向を注視しつつ、少なくとも命を守り、社会経済に壊滅的な被害を発生しない対策について取り組んでまいります。
  〔「終わります」と呼ぶ者あり〕
○副議長(尾﨑太郎君) 以上で、高田由一君の質問が終了いたしました。
 これで、午前中の質疑及び一般質問を終わります。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前11時29分休憩
────────────────────
  午後4時55分再開
○議長(坂本 登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、本日の会議時間は、都合により、あらかじめ延長いたします。
 この際、申し上げます。
 新島雄君から発言を求められておりますので、許可いたします。
 5番新島 雄君。
  〔新島 雄君、登壇〕
○新島 雄君 本日の一般質問における私の発言中、母校を支援したいという気持ちから、まことに不適切な発言がございました。議会の品位を保持、秩序を守るべき議員の職責を省みて、まことに申しわけなく存じております。ここに心よりおわびを申し上げます。その上、発言を取り消していただきますようお願いいたします。
  〔新島 雄君、退場〕
○議長(坂本 登君) この際、申し上げます。
 新島雄君から、午前中の会議における同君の発言について、一部を取り消したい旨の申し出がありました。
 この申し出を許可することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(坂本 登君) 起立多数であります。よって、同君の申し出を許可することに決定いたしました。
  〔新島 雄君、入場〕
○議長(坂本 登君) この際、議長から申し上げます。
 本議場は、議会の権威を発露する場として、県民の注目する中で会議を行う重要な場所であり、したがって議員は、議会の品位を重んじるよう規定した会議規則の趣旨を理解され、議会の品位保持と議会の権威向上に努めていただきますよう要請いたします。
 それでは、質疑及び一般質問を続行いたします。
 28番向井嘉久藏君。
  〔向井嘉久藏君、登壇〕(拍手)
○向井嘉久藏君 待ちチョロせんようにせな。もう長いこと待っていただきました。
 私、議会に送っていただいたのが、県会では平成5年でございました。自来、22年たちました。また、橋本市政では市議会で昭和55年に当選させていただいて、都合36年、この道で自分なりに頑張らしていただいたのでございます。
 当初から御支援いただきました支持者の方々、また私を陰から支えていただいた方々、また私にいろんなお教えをいただいた先輩諸氏、それから県にあっては、仮谷知事のときからでございました。以来、4人の知事と一緒に過ごさしていただいた。本当に思い起こせば感慨無量のことがございます。
 議員って一体何やろかと考えたときに、当局が出されたいろんな課題について、賛成、反対という意思表示をしとってええんやろうか、議員という仕事はただそれだけでいいんやろうかというふうにも思えて、自分なりにも個人的にいろんなことをさしていただいております。
 初めて市議会に当選さしてもらった昭和55年、そのときの同僚でございました県議会の先輩・塙坂さんが市長選に出るんやというお話でございました。若かったんでしょう。やろうかと言うて振り返ったら、市会議員が私1人でございました。しかし、そんな中で、自分なりに一生懸命応援さしていただいた。
 そして、塙坂さん、見事当選しました。そのときに、「塙坂さん、あなたを応援さしていただくんやけど、橋本には野球するとこがないんよ。何とかこれをつくってもらえれへんか。そしたら一生懸命やりますよ」というふうなことで、紀の川の中の河川敷を国交省から──前の建設省ですが──お借りして、面積が12万平方メートルありましたが、そこをお借りして、今、南馬場河川敷の運動公園として、橋本の野球、それからサッカーの競技に使っておりますが、ここが、ことし秋に開かれます国体のソフトボールの会場になるというふうなことでございます。
 また、私、平成5年に県議会へ初めて当選さしていただいて──中途半端なときでしたが、補欠選挙でございましたんで、そのときに当選さしていただいて、そしたらすぐにその夏に全国都道府県の議員野球がございまして、徳島で大会がありまして、そのときに図らずもバッテリーを組んだのが、今、国会議員しております石田真敏君でございました。そのときに、きょう選管の委員としてそこに座っておられます下川さんもメンバーでございまして、強力なメンバーで──私が入ったからというんじゃないですが──優勝さしていただいた。そのときに知事が、ようやってくれたということで、議員会館で祝勝会をやってくれたんです。それで、そのときに知事が、「向井さん、何ぞ最高殊勲選手賞をやらなあかんな」と、こう言うてくれたんで、「悪いけど、橋本に体育館をくれへんか」と言うたのが始まりでございました。
 そして、平成12年9月に県立橋本体育館が竣工いたしました。今、この体育館が橋本・伊都地方の文化とスポーツの発信基地になっております。この体育館が、またこの国体でバレーの会場となるわけでございます。夢を持って何事も当たれば夢は実現するんやなあということを初めて知りました。自来、私は、しっかりと夢を見ながらこの県政に携わってきたつもりでございます。
 平成8年でございました。今、もうベテランの議員の方しか記憶にないと思うんですが、橋本で産業廃棄物の大変なダイオキシン問題の絡んだ問題が起こりました。私は、この議場で、毎回──8年間、質問を続けました。
 当初、私は、和歌山県の施政に物すごく不満を持っておりました。担当の部長は、「貴重な血税を使って、こういうことの解決に向けて金を使うつもりはありませんよ」、ここまで発言されたんです。しかし、8年間、地元の皆さん方と一緒に、毎月1回、顧問弁護士の勉強会にも出席し、頑張らしていただいたつもりでございます。
 廃掃法という法律がございました。私は、1回目の質問のときに当局から答弁されるんですが、言葉の意味がようわからなんだ。そんな中で、勉強会に出席して勉強さしていただいた中で、ベテランの議員から、「実は、向井さん、俺とこの近所で、今度、産廃場をするっていうんやけども、おまえ、講師に来てちょっと話してくれへんか」と言われたことがございまして、行ってきました。そして、いろいろお話をさしていただいた。
 そんな中で、だんだんだんだん当局の皆さん方の御協力を得て、平成16年、解決を見たのでございますが、その場所は依然として迷惑な施設としてあるわけです。毎年、県も水質検査をずっと行っていただいております。そこが、今、ソーラーの発電システムの場所として太陽光発電の設備ができてるというのを思えば、年月というのは早いもんやなあというふうにも思うわけでございます。
 しかし、いずれにしましても、議員ていうのは本当に夢を持って頑張らないかんなという思いでございます。私、近く、今任期をもって引退さしていただくんですが、本当に大勢の皆さんに御迷惑をかけながら、また御指導いただきながら、22年間、県議会の議員の一員としてこられたことを厚く御礼申し上げたいと存じます。
 このお話をするに当たって、私、いろいろ、どんなことを申し上げてええんかなというふうなことを思っておりました。しかし、私の22年間、また市議会を入れると36年の思いを聞いていただいて、「そうや、向井も頑張ったんやから俺らも頑張ったらいけるよ」、「あいつがやれたんやからやれるよ」という思いをもう1つ持っていただけたら幸いかというふうに思うのでございます。
 私、当初申し上げましたように、議員というのは賛成したり反対したりしとったらええんかなという思いで、何かまちのお役に立ちたいというふうに思っておりました。私、議員になった当初から、私のキャッチフレーズというんですか、それは「ふるさとの元気が一番」ということでございまして、これは何事にも通じるもんやないかなというふうに思っております。
 もう10数年前でございましたが、橋本は何にも名所のないとこやと、そやから名所をつくったらええん違うかという思いで、橋本桜一万本の会というNPO法人を立ち上げさしていただいた。去年で4500本の桜の植栽が終わりました。
 もう1つは、もっとまちの中にホタルが飛んだらええなあというふうなことで、まちの、橋本の中を流れる橋本川にホタルを飛ばそうということで、同志相寄ってホタルの養殖から始めました。今、まだホタルが乱舞するというとこまではいきませんが、来ていただいたら、ホタル飛んどるなあというとこまでこぎつけました。ホタルの餌でありますカワニナ、これも育てて毎年放流しております。そういうことが自分自身の気持ちで橋本市の役に立っとん違うんかいな、立たしていただいてるん違うかなと、こういう思いでございました。
 もう1つ、最近やったのはFMラジオでございました。これとても自分のためじゃない。私を支援していただくいろんな方、また東京へ出ている方々にお話しさしていただいたら、「これは、向井さん、絶対やらなあかんで。地元の発展にきっとつながるもんやから、しんどても一生懸命やりよ。応援するで」、こういう温かい言葉をいただいて、一昨年開局して、FMはしもと、816で電波を流さしていただきました。おかげさまで何とか2年、もうじき経過するわけでございますが、潰れやんと済むぐらいになってきました。枝葉が伸びて、根がしっかり張ってきたんかなというふうに思っております。しっかりと地元の情報、ニュースを伝え、また1つ、大変な災害が起こったときには、本当に地元の皆さんに適切な情報をしっかりと伝えていきたい、そういう思いで立ち上げたものですから、和歌山県と防災協定をさしていただいた、またNHKと防災協定をさしていただいた、それから地元の自治体、橋本、かつらぎ、九度山と防災協定をさしていただいた。それで、防災協定したからには、一朝事あるときにはスムーズに情報を届けたいということで訓練もさしていただいてる。「備えあれば憂いなし」でございます。そういうことで、しっかりしたものにしていきたいと思います。
 私は、きょう、和歌山県の県の施策についてというふうに、知事に1問だけ申し上げております。本来なら、各関係の部長さん、また教育長さんにお伺いするわけでございますが、余りに長くなってはいけませんので、知事にお伺いしたいと思っております。
 今、NHKの大河ドラマで「花燃ゆ」という、吉田松陰の妹さんの文さんの話でございますが、この中で、吉田松陰の言葉──名言、格言、いろいろございますが、その中で、私、一番好きな言葉を皆さんに御披露さしていただきたいと思うんです。こういうことを吉田松陰は言っております。「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。ゆえに、夢なき者に成功なし」、こういう言葉を吉田松陰が言っております。
 私は、和歌山県に、夢を持って県民に夢を見せる、そういう施策をしっかりとやっていただきたい、こういうふうに思うんです。国が決めたから、和歌山県としてその決めたものを新しい施策としてやる、これも大事でしょう。しかし、どこも考えてないけども、国を動かしてでも和歌山県独自のものをつくるんやということをぜひやっていただきたいというふうに思うのでございます。
 新しく事業を起こすというのは、国の予算づけがない事業というのは非常に苦しいもんでございますが、しかし、和歌山県独自の、和歌山へ行ったらこんな勉強できるやないか、こういう施策をぜひお願いしたいと思うのでございます。特段、これをやってもらいたい、あれをやってもらいたい、今、私にはもう思いつきませんが、ぜひそういう意味の新しい施策を打ち出していただきたいというふうに思います。
 朝、少し話が出たんですが、この間、2月の20日の金曜日、NHKのテレビを見ておりますと、「プロフェッショナル」という番組がございます。私は、もうこれが好きで、録画してずうっと見てるんですが、その中で特に印象に残ったのが、この20日に「もてなしの心、どこまでも」ということで放送されておりました。
 これ、阿部佳さんという超一流の東京のホテルのコンシェルジュ──これ、どこの言葉か知りませんが、フランス語かいなと思うんやけど──まあ言うたら1人のホテルの受付におるいろいろ案内する人ですね。このテレビの放送内容を見ますと、ほとんどが外国人相手ですね。ごらんになった方も大勢おられると思うんですが、中に、富士山へ登りたいとか、それから、お風呂にバラいっぱいを浮かべてその中につかりたい、そういうお風呂に入りたいというふうないろんな、1日に300件ほどの話があるらしいです。
 普通、富士山に登りたいと言ったら、ああ、富士山へ行くにはこうです、ここまでだと思うんですが、その方は、時間を見て、富士山へ行くのは日程的に無理やから富士山をよく見れる箱根へどうですか、そしたら箱根のここのホテルへどうですか、車の用意はこういうふうに整えさしていただきます、こういうことをやってるらしいです。このコンシェルジュは、この阿部さんは、世界的に認定された日本に1人しかいない方だそうでございます。
 この方の言うてくれとるのは、「ようこそ日本へ、よう来てくれました」と。だから心からのもてなしをします。しかし、普通、どこでも心からのもてなしはしとるわけでございます。それ以上の、相手の心を読む、先々読んで、こういうことをさしていただいたら喜んでいただけるんじゃないかという、相手の身になった提案をされるらしいです。それと攻めのおもてなし。次に森礼子さんがおもてなしについて質問されるようでございますが、攻めのおもてなし。ただもてなしたんじゃなくして、その方に本当に喜んでもらえるもてなしをする、こういうことが大事ですよというふうにおっしゃってます。
 私は、県政を預かる者、また施政を預かる者の本当の職員としてのあり方というのは、県民、市民、町民、村民の心を先にわしづかみにしてしっかりと応対する、人と人とのつながりをしっかり持つ、それが一番大事であって、要望があっても、できてもできなくても一生懸命取り組んでいただける姿を見せることによって住民は十分満足していただけるんではないか、こういう部分もあるんではないかというふうに思ってございます。
 そういう意味で、知事に、県民にしっかりと夢を持ってもらえるような新しい施策をどんどん打っていただきたい。もう1つは、もてなしの心、これは行政にも言えることです。相手の心にもう1つ踏み込んで対応していただく、これこそが県民と一体になった行政ではなかろうかというふうに思うわけでございます。
 私、こういうことを言うておこがましいんでありますが、最後に去る者の言葉やというてお許しいただきたいというふうに思うのでございます。
 最後になりますが、本当に私の36年間の政治生活をお支えいただきました皆さん方、また関係の各位に心からなる御礼を申し上げます。
 また、議場におられる同士の皆さん方に1つだけお願い申し上げておきます。
 和歌山県は野球王国です。その野球王国、どうぞ、議会から、もう野球をやめとこうやということを言わんといてほしい。負けてもいいじゃないですか。弱てもええやないの。しっかりと全国大会に出て、やっぱり和歌山県は野球王国やなあ、出てくるやん、頑張っとるやん、こういう姿を見せていただきたい。これを最後にお願い申し上げときたい。これ、私の遺言みたいになりますけども、どうぞかなえていただきますようにお願い申し上げます。
 長いこと、皆さん方にいろいろとお世話になりました。本当にありがとうございます。いろいろ御迷惑かけたこともあろうと思いますが、どうぞ去り行く者のたわ言ということでお許しいただきたい、このように思います。まことに辛抱して聞いていただきましてありがとうございます。どうぞ今後とも皆さんの御活躍、心からお祈り申し上げまして、私の一般質問とさしていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(坂本 登君) ただいまの向井嘉久藏君の質問に対する答弁を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 全国のモデルとなるような和歌山独自の施策を考えて、夢を語って取り組んでほしいとの御質問でございました。私の考えるところを申し上げさしていただきたいと思います。
 私は、和歌山が必要としてることはやったらよいので、それほど、独自でなければいけないとか、あるいは一番先にやらなきゃいけないとか、そういう野心を持ってるわけではありません。しかし、国が言うからそうしようだけの県政では余りにも情けないというふうに思います。国とは役割の異なる県政を県民に託されているのでありますから、自分で夢を見て、そして自分で考えて、そして県政をやりたいと、そういうふうに思っております。
 和歌山県は、とりわけ少子高齢化、過疎化、都市の再生など、多くの課題を抱えておりまして、これらは多少とも日本共通の課題ですけれども、しかし、一番先鋭化された形であらわれているというのが和歌山県ではないかというふうに思います。
 そういう意味で、私は、例えば紀伊半島大水害からの迅速な復興など、危機に見舞われたときに発揮された強靱な県民の精神力、また進取の気風に富む県民性などを生かし、何よりも現場で問題に直面されている方々とともに問題解決の方向性を全国に先駆けて見出していこうと考えております。
 例えば過疎地域の活性化につきましては、地元住民の方々が寄合会で話し合って、主体性を持ってみずから決めた活性化の取り組みを県や市町村が支援をする過疎集落支援総合対策事業を県単独で始めましたが、今ではその成果が評価され、総務省の支援事業として全国展開されるようになりました。
 また、県民の安全につきまして、現在、大きな社会問題となっている危険ドラッグの規制を県で先鞭をつけた危険ドラッグ対策条例は、他府県の条例の見本となっただけではなくて、今回の薬事法改正による規制強化につながったものと考えております。
 防災面では、県独自の避難勧告などの発令基準や津波の際のリスク別の避難場所指定基準が国の全国的な基準に取り入れられました。
 このほか、廃屋の撤去条例など、和歌山発の全国モデルと呼ばれるようなものがふえてきております。
 また、これはこれからでございますけども、都市の再生というのが立派にできますれば、これはまた新しい和歌山モデルになっていくんじゃないか、そういうふうにも思っております。
 今後も、このような県独自の政策を進めていくとともに、国の施策等はもちろん使えるものは活用して、県の財政の節約に努めて、これらと組み合わせていくことで課題解決に向けて頑張りたい、県民の代表たる県議会の皆様方と一緒になって和歌山をさらに元気にするために取り組んでまいりたいと思います。
 向井議員は、今期で引退の御意向でありますけれども、私の知事就任以前から、そして就任をしてからは、特に温かい心で御指導いただきました。私が就任さしていただいたときに議長を務めておられたというふうに思います。本当に感謝しております。長い間の県政への御尽力、まことにありがとうございました。
 県政の改革は、これからも続きます。向井議員におかれましては、健康に留意され、今後とも県政の御意見番として、どうぞ引き続き御指導くださいますようにお願い申し上げます。
○議長(坂本 登君) 以上で、向井嘉久藏君の質問が終了いたしました。
 質疑及び一般質問を続行いたします。
 18番森 礼子さん。
  〔森 礼子君、登壇〕(拍手)
○森 礼子君 こんにちは、森礼子です。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。
 花のおもてなしについて。
 いよいよ、この秋に紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会が開催されます。私は、そのときに、選手団へ花を使った和歌山らしいおもてなしができないかと考えています。
 花は、眺めて、ただきれいというだけでなく、香りや手ざわりが優しく、人の心を和ませてくれます。好きな花を買ってきて生活空間に飾る、それだけでも花は生活に潤いを与え、心を優しく癒してくれます。特に女性にとって、花を贈られるということは本当にうれしいものです。
 医学的にも、花が交感神経活動を静めることでストレスを抑え、副交感神経活動を活発にしてリラックスする効果のあることが証明されています。また、50万年から30万年前のネアンデルタール人は、死者に花を手向けたと言われており、花をめでるということは人間らしさの象徴でもあります。
 和歌山県は、温暖な気候に恵まれ、古くから花卉栽培が盛んです。特に切り花の出荷額は、近畿地方では1番です。
 私は、平成25年2月定例会で、日高のJA紀州青年部が取り組む母の日の墓参り運動を紹介し、知事の支援をお願いさせていただきました。
 県でも、花の消費拡大のため、昨年11月22日に、県やJAなどで構成する和歌山県花き振興協議会が東京・有楽町で、スターチス、スプレー菊を初めとする県産花卉のPRと、花を使ったパフォーマンスを全国で披露している花男子による新たな花文化の発信を行っていると聞いております。
 一方、国では、生産や流通・販売、新品種の開発など花卉に関係する産業の振興と生け花やフラワーアレンジメントなど、花を使った文化の振興を図ることで国民の生活や心の豊かさを実現しようと、平成25年から自由民主党のフラワー産業議員連盟・河村建夫会長が中心になって立法化を進めた結果、昨年6月に花きの振興に関する法律が国会で可決・成立し、12月1日から施行されました。
 この法律の第16条第2項には、「国及び地方公共団体は、児童、生徒等に対する花きを活用した教育及び地域における花きを活用した取組の推進を図るため必要な施策を講ずるよう努めるものとする。」とうたわれており、花や緑に親しみ育てる機会を通して優しさや美しさを感じる気持ちを育む、いわゆる花育が規定されています。
 早速、今年度から、農林水産省や全国の花育活動推進協議会などが連携し、小中学校などにおいて花育の取り組みがなされています。
 また、本県においても、昨年11月に和歌山市内の小学校4校で、花の花壇づくりの花育推進活動として、児童が先生と一緒にパンジー、ビオラ、ナデシコなどを校庭に植栽しました。春になり、卒業式や入学式にきれいな花で学校が飾られることを子供たちは楽しみにしています。
 さて、紀の国わかやま国体開会まで数カ月となりました。開会式のセレモニーの準備など、全国から和歌山を訪れる選手の方々へのおもてなしの具体的な段取りも最終の詰めが行われていると思いますが、知事も、炬火のトーチなどは和歌山らしい演出をしていきたいと述べられていました。
 そこで、1つ提案があります。
 オリンピックの表彰式では、勝者にメダルとともにビクトリーブーケが贈られます。多くの勝者は、メダルとともにブーケを掲げ、応援してくれた観客に感謝の気持ちをあらわしているシーンが見られます。前回のロンドン大会では、このビクトリーブーケがバラでつくられていましたが、2020年に開催される東京大会ではどんな花を使ってこのビクトリーブーケをつくるのか、花卉産業に携わる方の間では今から話題になっているようです。
 一方、国体では、オリンピックのように表彰式にビクトリーブーケを用いる習慣はないようですが、昨年開催された長崎国体では、閉会式で地元長崎選手団がブーケを手に持って行進し、後に他府県選手団にプレゼントしたという前例があります。そのブーケの数は1000束で、小学生が長崎県産の花を使い、花屋さんの指導でつくったそうです。これこそがまさに花育ではないでしょうか。
 昭和46年の黒潮国体の開会式では当時の小学校6年生の児童が鼓笛隊やマスゲームを演奏し舞演したことを、40年以上たった今でも鮮明に覚えているとの話を伺いました。このように子供が国体の開会式や閉会式に直接かかわることは、最高の教育の場を与えると同時に一生の思い出にもなると思います。
 今さら私が申し上げるべきでもありませんが、本県は、御坊市から印南町を中心に栽培されていますスターチスやカスミソウ、ガーベラ、さらには紀の川市や有田川町でも栽培されているスプレー菊などは、日本有数の花卉産地です。
 紀の国わかやま国体でも、和歌山の特産品の花卉を活用し、長崎国体に倣い、和歌山の未来を担う子供たちに一生の思い出を残すとともに、情操教育の一環として閉会式等でお花のブーケを活用した取り組みを展開されてはどうでしょうか。知事の御所見をお伺いいたします。
○議長(坂本 登君) ただいまの森礼子さんの質問に対する答弁を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 本年の秋に開催される紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会に向けて、全国から来県される方々を心のこもったおもてなしでお迎えするために、「県民総参加」を合い言葉に県民運動を展開してるところでございます。
 特に、花いっぱい運動の花のリレーでは、既に多くの幼稚園や学校等に参加いただいておりまして、子供たちが心を込めて育てた花で競技会場や道路などを飾り、花いっぱいの和歌山で気持ちよくお迎えしたいと思っております。
 議員御提言のとおり、子供たちが花のブーケづくりに携わることは、花に親しむことによる美しさや優しさを実感する心を育むと同時に、そのブーケが全国の選手たちにプレゼントされることになれば、子供たちの一生の思い出になるものと考えます。
 こうしたことから、国体の閉会式等における花を使ったブーケの活用について、関係団体等の御協力をいただきながら、ぜひ積極的に取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(坂本 登君) 森 礼子さん。
  〔森 礼子君、登壇〕
○森 礼子君 次に、和歌山市内の渋滞箇所、危険箇所対策について質問いたします。
 議員に当選させていただいて4年半、おかげさまで、以前では気づかなかったことがだんだん見えてまいりました。その1つが、道路の渋滞や危険箇所です。今回の質問では、そのうち特徴的な箇所を取り上げます。
 まず、危険箇所対策について質問します。
 1番目は、有功小学校付近交差点です。
 県道粉河加太線が拡幅整備され、人口14万人が住む紀の川右岸地区にもようやく幹線道路が整備されつつあります。どうか、一刻も早い全線開通を期待いたします。
 しかしながら、粉河加太線は、法線が完全なバイパスではなく、新道の敷地に旧道を取り込んだところは問題がないのですが、旧道が新道に平行に残った箇所が何カ所もあります。その旧道と新道の交差点は、新道の線形を優先した余り、逆に危険な交差点になっています。
 当交差点は、その典型例です。旧道の両端の交差点は信号がなく、上り車線にしか進入できないので、大方の交通は中間にある信号つきの交差点に集中しますが、新道と旧道の間隔はおよそ15メートルしかないため、信号待ちの車両が2台も停車すると、3台目以降は旧道や北の天理教教会方面からの市道に停車しなければなりません。それが理由で渋滞するばかりか、優先順位がはっきりしないので、既に2件の交通事故が発生しています。御近所の人は、バイパスが完成してかえって不便になったと言っております。付近には小学校もあり、通学道路として大変危険な状態です。何とか工夫ができないものでしょうか。
 2番目は、国道42号の高松交差点では、北進する場合、旧道への右折車があると左の1車線しか通行できず、さらに線形が悪いので、私自身も大変窮屈です。同所は、鋼管を運搬するトレーラーの通行も多く、一歩間違えば、狭い道路を通行する歩行者を巻き込んでしまう危険性があります。対策として、線形の改良と歩道の拡幅が必要と考えますが、対策についてお尋ねします。
 次に、渋滞箇所について質問します。
 まず、紀の川大橋について。
 国道26号は、西汀丁交差点から孝子峠の手前まで4車線に拡幅されていますが、西汀丁から大阪方面に向けて紀の川大橋の南側は片側1車線で、渋滞の原因であるばかりか、大変危険です。この影響により、西汀丁交差点を越える渋滞が発生しています。
 この交差点の大阪方面直進車線に入るためには、公園前交差点付近から右車線を通行しなければならず、ドライバーのストレスの原因となっています。加えて、西汀丁交差点が近くなると、いきなり左レーンから直進レーンへの進路変更をする危険な割り込みも見かけられます。
 以上のことから、西汀丁交差点から紀の川大橋までの渋滞対策として、車線をふやすなど、抜本的な対策が必要だと考えます。
 2カ所目は、宮街道花山交差点です。
 宮街道の渋滞の原因は、インター、花山、田中町の交差点の3つの信号待ちであることは明白ですが、インター交差点は立体交差のせっかくのチャンスを逃してしまい、田中町は物理的に困難であり、残る花山交差点については、何とか右折車線の立体交差化により渋滞が緩和されるのではないかと思います。
 一部国道もありますが、県民の安全を守る立場から、以上の質問に対する県土整備部長の見解をお伺いいたします。
○議長(坂本 登君) 県土整備部長石原康弘君。
  〔石原康弘君、登壇〕
○県土整備部長(石原康弘君) 和歌山市内における御指摘の県道粉河加太線の有功小学校付近の交差点につきましては、新しくできたバイパスの交差点と旧道の交差点との間隔が15メートル程度と非常に近接した状態となっており、日ごろは車が円滑に流れていますが、通勤時間帯は南向きの交通が多く、交差点から北側に車が連なる状態となっております。この交差点の安全対策としましては、旧道の交差点部にカラー舗装を設置することで優先方向を明示することや、信号待ち車両がある場合の進入の防止などについて、公安委員会とも協議しながら検討してまいりたいと考えております。
 次に、国道42号の高松交差点につきましては、平成22年から25年の間に、特に交差点内での右折車と直進車の接触事故が8件も発生するなど、県内40カ所の事故危険箇所の1つとなっております。このため、当該区間の安全対策としては、右折車両を滞留させ直進車を安全に通行させるような対策や歩行者の安全確保について、国土交通省に対して要望してまいりたいと考えております。
 続きまして、渋滞対策については、平成24年度に県内の道路管理者や県警本部等から成る和歌山県道路交通渋滞対策協議会において、県内で18区間、和歌山市内では11区間が主要渋滞区間となっており、御指摘の2カ所も含まれております。このうち紀の川大橋付近の渋滞対策としては、第二阪和国道和歌山岬道路の整備を進めることにより、和歌山市中心部と大阪方面を結ぶ交通が分散され、紀の川大橋付近の渋滞緩和が図られるものと考えております。また、割り込み防止等のための安全対策として、既に通行区分標識や行き先別の地名を表示する路面標示が設置されておりますが、さらに必要な対策等について国土交通省とともに検討してまいります。
 次に、花山交差点の渋滞対策につきましては、現在、都市計画道路市駅小倉線の整備を県市連携して進めており、このうち国道24号から東側の県施工区間は、平成25年3月に供用しました。残る西側の市施工区間につきましては、市が早期供用に向け、整備を推進しているところです。市駅小倉線が完成すれば、現在、宮街道に集中している市内中心部から市東部方面へ向かう交通が分散されるとともに、花山交差点を右折し、県道井ノ口秋月線等を経由して市東部方面に向かっている交通も市駅小倉線に転換されるものと考えております。
○議長(坂本 登君) 森 礼子さん。
  〔森 礼子君、登壇〕
○森 礼子君 おいしい病院食について。
 残念なことですが、病院食は余り食が進まなく、寂しい気持ちになるとの声を耳にします。一日中病院で過ごす入院患者にとって、特に1人でいただく3度の食事は至福の時間であります。お食事は、目で楽しみ、味わい、幸せをいただき、心から元気になる源です。
 病院給食は、入院患者一人一人への対応の必要性から、かつては管理栄養士の指導により病院内で調理されていましたが、調理法の改善やコストの点から、外部のセントラルキッチンへの移行や外部委託が進んでいます。厚生労働省の調査では、病院給食の外部委託率は、現在、約60%と言われています。
 さらに、平成19年12月、総務省は公立病院改革ガイドラインを打ち出し、公立病院の経営改革を促しました。そもそも、公立病院については、人件費比率の高さや高額での医薬品購入など、放漫経営が問題視され、必要とされる地域医療に十分応えられていないという実態があったので、ガイドライン自体は時宜を得た施策であったと思います。
 しかし、その結果、全国の公立病院では、経営効率化の最も容易な方法として、病院給食の外部委託が進展しました。しかも、入札の結果、ほとんどの公立病院の委託業務は、全国大手給食会社が受注しています。落札の決め手は価格であり、その食材は、中国初め全国の工場で生産された冷凍加工食品が多く使われています。また、大手の中には、利益を追求する余り、過去には事故米や汚染食品問題を起こしたこともありました。今回の改革ガイドラインは、大手食品会社のための支援かと思ってしまいます。本当に安ければいいのでしょうか。
 私は、これまで食育について取り組んでまいりましたが、食事は、単にカロリーを補給するだけでなく、生活そのものです。しかも、入院患者の中には、緩和ケアなど余命幾ばくもない人も多くいて、食事という大きな楽しみを失っています。効率、採算が追求される余り、行き過ぎではないでしょうか。そのことについて、実態と対策について伺います。
 病院給食の外部委託と県内受注について。
 病院改革ガイドラインの実施以降、県内公立病院でも大手給食会社が受注していると聞きますが、県立病院及び県立医科大学病院について、外部委託や県内業者の受注状況を福祉保健部長に伺います。
○議長(坂本 登君) 福祉保健部長中川伸児君。
  〔中川伸児君、登壇〕
○福祉保健部長(中川伸児君) 現在、本県における県立病院はこころの医療センターのみですが、同センターにおける給食については、調理員の人員等の状況を見ながら、一部業務を外部に委託しております。
 平成26年度の業者選定においては、県内業者を優先する本県の一般競争入札制度に基づき、治療の一環としての給食を安定的に提供するため、直近5カ年において同種同規模の契約実績があることなどの要件を適用したところ、支店等を県内に有する準県内業者を入れてもなお要件を満たす業者が5者未満となることから、競争性を確保するため、県外業者も参加させたところです。結果として、県内1社、県外1社の計2社による入札となり、県外業者が落札いたしました。
 また、公立大学法人の和歌山県立医科大学附属病院の給食業務の外部委託についても、県に準じた取り扱いの結果、県外業者と契約しております。
○議長(坂本 登君) 森 礼子さん。
  〔森 礼子君、登壇〕
○森 礼子君 地産地消について質問します。
 昨今、県内各地でも地産地消の取り組みが行われていますが、病院給食ではどうなっているのでしょうか。また、外国の食材や冷凍食品の使用状況はいかがでしょうか。福祉保健部長に伺います。
○議長(坂本 登君) 福祉保健部長。
  〔中川伸児君、登壇〕
○福祉保健部長(中川伸児君) 県立こころの医療センターにおける給食についてですが、業者選定における仕様書で原則として国産を使用することを明記し、公募しており、材料購入においては、地元業者から購入することの配慮や地産地消等に努めることも記載しております。
 なお、冷凍加工品については、使用することもありますが、厚生労働省による微生物規格基準及び通達等の基準をクリアしているものとすることとしております。
 次に、県立医科大学附属病院の給食業務にあっても、食材の調達について、受託者に対し、可能な限り食品の原料や出荷後の流通経路等が明確な給食材料を使用し、食の安全に取り組み、地産地消に心がけるよう求めているとのことです。
○議長(坂本 登君) 森 礼子さん。
  〔森 礼子君、登壇〕
○森 礼子君 おいしい病院給食の取り組みについてお伺いします。
 最近、病院によっては、おいしい病院給食に取り組むところも出てきました。
 福岡市の伊都の丘病院では、おいしい給食により食事をとる喜びを感じてもらうことで体の健康を図り、さらに心の健康を維持するという考えで、旬の素材を使用した献立や行事食の提供、個人の嗜好に合わせたメニューや温冷配膳車を導入し、患者に喜んでもらっているそうです。
 また、長野県の小諸厚生総合病院では、「病院給食だから…なんて言わせない」をキャッチフレーズに、安全でおいしい家庭の味を患者さんに提供し、満足してもらっているそうです。
 具体的には、毎日の選択メニュー、月に2回以上のお楽しみメニューなど、たくさんのサービスを行うほか、地産地消に25年前から取り組んで、平成元年には厚生大臣賞を受賞しました。地元の旬の食材は患者の治癒力を高めるので、できるだけ地元の化学肥料や農薬を使わない食材を使用し、生産者とも援農という形で、毎年、ジャガイモ掘り、タマネギ植え、キビ・白菜の収穫などをお手伝いをしながら信頼関係を築き、食材の品質や安全性を確保しているそうです。
 他県に先駆けて高齢化が進む本県の優しく丁寧な医療を提供する意味において、また農業県として学ぶべきことが多いと思いますが、おいしい病院給食の提供に対して、県の取り組みを福祉保健部長に伺います。
○議長(坂本 登君) 福祉保健部長。
  〔中川伸児君、登壇〕
○福祉保健部長(中川伸児君) 県立こころの医療センターにおける病院給食については、管理栄養士の指示による献立を作成しますが、ただ食事をするだけでなく、季節感を感じられるように、仕様書において委託業者に四季別メニューの提供を工夫することと明記しております。また、残食や嗜好の調査を行うとともに、温冷配膳車を導入した適時適温での食事の提供や好きなものをとれるバイキング形式など、患者さんがおいしく給食をいただけるように心がけております。
 次に、県立医科大学附属病院でも、温冷配膳車を使用した給食提供の実施や行事食の提供、週3日の夕食における2種類から選択できるメニューの用意などを行うほか、県立こころの医療センターと同様にアンケートによる嗜好調査も実施し、食事量や温度、彩りや盛りつけ等について意見を伺い、改善に向け取り組んでいると聞いております。
○議長(坂本 登君) 森 礼子さん。
  〔森 礼子君、登壇〕
○森 礼子君 病院給食外部委託の地元発注について伺います。
 県発注の公共工事では、件数、金額ともに90%以上を県内業者に発注して、県内の雇用、地域経済の活性化を図っています。医療費のほとんどの支払いは公的保険組合が行っている現状から、今や第2の公共事業とも言われる医療においても公共事業同様に県内業者が受注できるよう配慮すべきであると考えますが、知事の御見解をお伺いいたします。
○議長(坂本 登君) 知事。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 御指摘のとおりであります。問題は、その御指摘のとおりにするためにどういうテクニックでやるかということなんでございます。
 和歌山県では、病院給食などの役務の提供等の契約に係る一般競争入札に参加できる者は、原則として県内に本店を有する者としているわけです。そもそも、そういう意味では県内業者を優先する制度になっております。さらに、業務の種目に応じて、登録要件とか、人材要件とか、実績要件を適用することにしておりまして、病院給食については、取り返しがつかないことになるとまずいので、治療の一環として安心・安全な食事を安定的に提供しなきゃいけない。したがって、直近5カ年において同種同規模の契約実績があることなどを要件としているわけでございます。
 県内業者だけでこれらの要件を満たす入札参加業者がいればいいんですけども、それが余りにも少ないと競争性がなくなってしまいますので、そういうときは、まずは県内に支店等を有する準県内業者を入札に参加させまして、それでもまだ足りないと県外業者を参加させることができるようにしております。これは、数は5者ということになってるわけでございます。
 県立医科大学附属病院の給食業務の外部委託も、初めは、県と一緒だと言って、全然違うことをしてたんですが、その後、強力に指導いたしまして、実は、現在は県に準じた取り扱いとなっております。
 部長がお答えしたように、こころの医療センター及び県立医科大学附属病院における給食業務の委託業者が結果的に県外業者となったのは、先ほど申し上げました要件を満たす県内業者が5者に満たなかったためにそうなってしまったわけでございます。考え方としては、今でも議員御指摘のとおりだと思っておりますので、ちょっと別のテクニックがないかなあということも含めて、さらに検討していきたいと思っております。
○議長(坂本 登君) 森 礼子さん。
  〔森 礼子君、登壇〕
○森 礼子君 丁寧に御答弁をいただいたので、要望を用意してたんですが、やめときます。
 では、これで終わります。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(坂本 登君) 以上で、森礼子さんの質問が終了いたしました。
 これで、本日の質疑及び一般質問を終わります。
 明日も定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を続行いたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午後5時57分散会

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