平成26年12月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)


平成26年12月 和歌山県議会定例会会議録

第1号(全文)


汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているため、会議録正本とは一部表記の異なるものがあります。

人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。

平成26年12月
和歌山県議会定例会会議録
第1号
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議事日程 第1号
 平成26年12月3日(水曜日)
 午前10時開会・開議
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 議案第150号から議案第178号まで並びに報第3号(当局説明)
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会議に付した事件
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期決定の件
 第3 議案第150号から議案第178号まで並びに報第3号(当局説明)
 第4 休会決定の件
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出席議員(40人)
 1番 濱口太史
 2番 鈴木太雄
 3番 尾崎太郎
 4番 藤山将材
 5番 新島 雄
 6番 山下直也
 7番 門 三佐博
 8番 井出益弘
 9番 中本浩精
 10番 上田良治
 11番 服部 一
 12番 山本茂博
 13番 山田正彦
 14番 坂本 登
 15番 宇治田栄蔵
 16番 尾崎要二
 17番 岸本 健
 18番 森 礼子
 19番 前芝雅嗣
 20番 浅井修一郎
 21番 中村裕一
 22番 冨安民浩
 23番 立谷誠一
 24番 中 拓哉
 25番 花田健吉
 26番 角田秀樹
 27番 吉井和視
 28番 向井嘉久藏
 29番 谷口和樹
 30番 多田純一
 31番 片桐章浩
 32番 藤本眞利子
 33番 浦口高典
 34番 大沢広太郎
 35番 谷 洋一
 37番 高田由一
 38番 奥村規子
 40番 松坂英樹
 41番 長坂隆司
 42番 雑賀光夫
欠席議員(なし)
〔備考〕
 36番 欠員
 39番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       和歌哲也
 国体推進監      若宮茂樹
 危機管理監      木村雅人
 総務部長       市川靖之
 企画部長       野田寛芳
 環境生活部長     栗山隆博
 福祉保健部長     中川伸児
 商工観光労働部長   藤本陽司
 農林水産部長     増谷行紀
 県土整備部長     石原康弘
 会計管理者      岩橋良晃
 教育委員会委員長   山本 哲
 教育長        西下博通
 公安委員会委員    溝端莊悟
 警察本部長      下田隆文
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     保田栄一
 選挙管理委員会委員長 上山義彦
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       江川和明
 次長         上坊 晃
 議事課長       糸川 徹
 議事課副課長     中谷政紀
 議事課課長補佐兼議事班長
            尾崎善亮
 議事課主任      中尾祐一
 議事課主任      保田良春
 議事課主任      岸裏真延
 総務課長       谷 巌
 政策調査課長     西原龍也
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  午前10時0分開会・開議
○議長(坂本 登君) ただいまから、平成26年12月定例会を開会いたします。
 これより本日の会議を開きます。
 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 今期定例会の会議録署名議員は、5番新島雄君、20番浅井修一郎君、31番片桐章浩君の3君を指名いたします。
 次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から12月18日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂本 登君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から12月18日までの16日間と決定いたしました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時1分休憩
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  午前11時0分再開
○議長(坂本 登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、知事から発言を求められておりますので、許可いたします。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 平成26年12月定例会に御参集いただき、厚くお礼申し上げます。
 御審議に先立ちまして、議長のお許しをいただきましたので、3期目を迎えるに当たっての御挨拶と今後の県政運営の基本的な考え方を申し上げたいと思います。
 私は、さきの知事選挙におきまして県民の皆様方から多くの御支持をいただき、引き続き県政を担当さしていただくことになりました。まことにありがとうございました。
 今回の選挙では、和歌山県の抱えるさまざまな課題をこれまで数多く解決してきた延長線上で、まだまだ残された課題を全力で早期に解決することをぜひ御支持をいただきたいということを訴えてまいりました。
 県内をくまなく回りました。都市部の商店街、山間の過疎地域、農業、林業、漁業、工場など、県民の皆様が働いておられる現場などで多くの方々とお会いし、励ましのお言葉をかけていただくと同時に、景気や雇用といった県民生活に深くかかわる切実な声を数多くいただきました。構造的な不利な条件の中でも、お仕事に、日々の生活に懸命に頑張っておられる県民の皆様のお姿に私は心を打たれ、自分も頑張らなければならないと大いに勇気をいただいたところであります。
 県民の皆様から信任をいただきました今、県民の皆様の熱き期待に応えるため、全身全霊をもって県政を推進していく所存であります。
 3期目の県政は、これまでの積み重ねを踏まえ、より一層の改革のため、県政をさらに新たに切り開く覚悟で進めてまいりたいと考えております。
 今、和歌山県の現状は、決して安心できるものではありません。高速道路など基盤整備はまだ途上にあり、経済も脆弱性を払拭したとは言えない状況であります。都市や地域の停滞をとめ、活性化させるまでには至っておりません。防災・減災対策の充実、特に地震・津波と本格的に闘わなければなりません。また、治山・治水に力を入れなければなりません。少子化が進み、人口減少に歯どめがかからず、高齢者対策など県政の課題はまだまだ山積しております。そして、来年のわかやま国体・わかやま大会をぜひとも成功させ、県民皆様が誇りと自信を持てるよう、全国に和歌山の名をとどろかせていきたいと考えております。もっともっと県民の皆様が住んでよかったと実感できる和歌山にしたいというふうな思いが強くなるばかりでございます。
 このような課題山積の現状に対し、私は逃げることなく果敢に挑戦し、和歌山を元気にするため、公約の7つの政策について一生懸命取り組み、「あたたかい改革」を推進してまいります。
 第1に、産業活動を盛んにし、観光を振興し、働く場をさらにふやしてまいります。
 中小企業の成長を促すため、新分野への進出、新技術・新商品開発、販路開拓などを支援するとともに、支援情報のきめ細かな提供により企業のチャレンジする意欲を喚起するよう応援をしてまいります。同時に、知事就任前の25年間を上回る130件を超える実績を上げた企業誘致を一層推進してまいります。
 また、農林水産業については、農地の集積・流動化により農業の規模拡大と新規参入を促進し、高品質果実の生産・流通体制の拡充による競争力の強化に力を注ぐとともに、今後、成長が期待される施設園芸を一層推進してまいります。林業は、作業道の整備などによる低コスト林業と紀州材需要拡大を、水産業は、漁獲量の減少対策として資源管理漁業の仕組みの導入、種苗生産・放流によるいそ根漁場の再生に取り組んでまいります。
 観光振興につきましては、高野山開創1200年、NHK大河ドラマ「真田丸」などに合わせて観光キャンペーンを実施し、世界遺産や温泉などの観光資源をテーマごとに分類して売り出すとともに、一層のおもてなしの向上に努めてまいります。また、案内表示や消費税免税店の拡充などによる外国人観光客の受け入れ環境の整備により、誘客を推進してまいります。
 第2に、地震、津波、風水害など、あらゆる災害から県民の命を守るための対策に取り組んでまいります。
 これまで、「津波から命だけは絶対に助ける」を目標に、全国トップレベルの防災対策に取り組んでまいりました。特に、東海・東南海・南海3連動地震時の津波避難困難地域を抽出し、避難経路の詳細な設定、堤防の強化など、おおむね10年で取り組む対策をまとめた「津波から『逃げ切る!』支援対策プログラム」について着実に実施してまいります。それとともに、南海トラフ巨大地震の津波避難困難地域については、高台移転等の地域改造を含めた対策について、今後、関係市町と協議し、万全の対策を目指してまいります。同時に、現在進行中の中小河川の改修、ため池対策など、風水害対策も急ぎたいと思います。
 第3に、県民の生活を支えるとともに発展のチャンスをふやしていく高速道路、川筋ネットワーク道路などのインフラの充実を実現してまいります。
 京奈和自動車道県内全線と近畿自動車道の田辺─すさみ間については和歌山国体までの完成に向け、また、すさみ以南の早期実現並びに有田─田辺間の4車線化に向け、国や関係機関に対して強く訴えて県民の悲願の実現に努めてまいります。
 また、高速道路の整備効果を県内全域に波及させるため、主要河川沿いの幹線道路・川筋ネットワーク道路について、平成29年度までの概成を目標に取り組んでまいります。
 府県間道路や懸案の都市計画道路の改良を急ぎ、日常生活に欠かせない生活道路についても、防災や交通安全などに配慮して着実に整備を進めてまいります。
 第4に、町のにぎわいを取り戻し、都市の再生を図るとともに、過疎地域等における人々の暮らしを守ってまいります。
 都市部では、外縁部の拡大につながるような郊外の開発をこの辺で抑制し、空洞化した市街地の再開発を進めることが必要と考えます。コンパクトシティーの実現に向け、公共交通ネットワークの再構築を含めた今後のまちづくり計画の策定について、県と市町が協力して進めていく所存であります。
 一方、過疎地域においては、過疎集落支援総合対策を引き続き進めるとともに、都市住民の移住、2地域居住を促進し、地域の活性化、集落機能の維持を図るため、空き家を改修して賃貸借を仲介するための組織をつくりたいと考えております。
 さらに、人口が減少しても市町村の業務が行政サービス水準の低下を招かずに持続的、効率的に遂行できるよう、県による事務の補完などについて検討を行ってまいります。
 第5に、医療や高齢者・障害者福祉の充実、子育てへの支援、危険ドラッグなど反社会的行為の撲滅、治安の向上など、県民の安心・安全を守ってまいります。
 高齢者が地域で安心した生活を送るため、見守り、健康、安心、産業化を4本の柱とした「わかやまの老後に安心を届ける政策」を総合的に推進し、介護を要する高齢者がその状況に応じて過ごせるよう、施設整備と介護サービスの充実、在宅介護サービスの整備を進めてまいります。また、結婚、妊娠、出産、子育てまで切れ目のない少子化対策に一層取り組んでまいります。
 第6に、子供たちが元気で、いい人に育っていくよう、学力の向上、道徳教育の充実など、教育に力を入れてまいります。
 学習につまずきが見られる生徒への個別指導など、補充学習を徹底していきます。全教員に教え方の研修を実施するとともに、すぐれた教育実践力を持つ退職教員を派遣することで教員の教える力を強化します。これらの取り組みが全ての教室に浸透するように各学校の実態を教室単位まで徹底して把握し、指導してまいります。
 第7に、紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会を成功させるとともに、女性も男性も年寄りも、全ての県民の皆様が、仕事も、スポーツや文化活動も、さまざまな市民活動を楽しんで行えるような豊かで元気のある県を目指します。特に、国体が県民総参加で夢と感動を共有できる大会となり、また、来訪者に県内で気持ちよく過ごしていただくためのおもてなし運動にも一層取り組んでまいります。国体での男女総合優勝をかち取ることを目指して頑張ります。
 私は、県民の幸福を第一に考え、県民の皆様が和歌山に生まれ、暮らして本当によかったと思える故郷和歌山を創造するため、これまで取り組んできたことをさらにグレードアップして続けていきたいと思っております。
 以上が3期目の県政に当たっての私の所信でございますが、議員各位におかれましても、県政を県当局と県議会が車の両輪となって一体で進めていけるように、これまで以上の御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げ、御挨拶とさしていただきます。
 最後に、このような県政を一生懸命やっていくに当たって、1つのプレゼントがありました。和歌山のパンダが、また2匹子供が生まれたそうであります。これを吉兆として今後頑張っていくようにいたしますので、皆様、どうぞ御指導のほどよろしくお願い申し上げます。
 ありがとうございました。(拍手)
○議長(坂本 登君) この際、諸般の報告をいたします。
 知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
 なお、人事委員会から職員の給与等に関する報告及び勧告がありましたが、この写しは既に各議員に送付されておりますので、申し添えます。
 次に、今期定例会に提出された議案等は、お手元に配付のとおり、議案第150号から議案第178号まで、並びに地方自治法第179条第1項の規定による知事専決処分報告報第3号の計30件であります。
 日程第3、議案第150号から議案第178号まで、並びに知事専決処分報告報第3号を一括して議題といたします。
 まず、当局の説明を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
 初めに、議案第150号において、一般会計で総額23億6200万円余の補正予算を計上しております。主なものとして、地域における医療・介護サービスの提供体制を改革するための基金の新たな造成と、同基金を活用して地域の実情に応じた在宅医療を推進する経費であります。また、災害関係として、台風11号等により被災した道路や河川堤防等の機能回復を図るための復旧工事等に係る経費を計上しております。
 なお、報第3号における衆議院議員総選挙に係る経費については、急を要したため、地方自治法第179条第1項の規定による専決処分を行い、その承認をお願いするものであります。
 続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
 議案第153号は、予算の執行に関する知事の調査等の対象となる法人を定めるものであり、議案第155号は、訪問購入に係る不当な取引行為を禁止するために所要の改正を行うものです。
 議案第157号は、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定めるものであり、議案第158号は、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進することを目的として基金を設置するものです。
 また、議案第159号は、国営土地改良事業に負担金の徴収が必要となる事業を追加するものであり、議案第160号は、工業技術センターの機器の更新に伴い、手数料の額を改定するものです。
 次に、議案第161号は建設事業の施行に伴う市町村負担金について、議案第162号は当せん金付証票の発売総額について、議案第163号は訴訟の提起について、議案第164号から第176号は公の施設に係る指定管理者の指定について、議案第177号は権利の放棄について、議案第178号は工事請負変更契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
 最後に、諸報第21号から第24号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告です。
 何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(坂本 登君) 以上で、当局の説明が終わりました。
 この際、永年勤続功労議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達を行うため、このまま暫時休憩いたします。
  午前11時18分休憩
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○事務局長(江川和明君) ただいまから、永年勤続功労議員に対する全国都道府県議会議長会からの表彰状の伝達式を行います。
 まず、議員在職40年以上で表彰を受けられました門 三佐博殿。
○議長(坂本 登君) 表彰状 門 三佐博殿 あなたは和歌山県議会議員として在職40年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成26年10月28日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(江川和明君) 次に、議員在職25年以上で表彰を受けられました中村裕一殿。
○議長(坂本 登君) 表彰状 中村裕一殿 あなたは和歌山県議会議員として在職25年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成26年10月28日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(江川和明君) 次に、議員在職20年以上で表彰を受けられました大沢広太郎殿。
○議長(坂本 登君) 表彰状 大沢広太郎殿 あなたは和歌山県議会議員として在職20年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成26年10月28日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(江川和明君) 同じく、谷 洋一殿。
○議長(坂本 登君) 表彰状 谷洋一殿 あなたは和歌山県議会議員として在職20年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成26年10月28日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(江川和明君) 同じく、新島 雄殿。
○議長(坂本 登君) 表彰状 新島雄殿 あなたは和歌山県議会議員として在職20年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成26年10月28日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(江川和明君) 同じく、山下直也殿。
○議長(坂本 登君) 表彰状 山下直也殿 あなたは和歌山県議会議員として在職20年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成26年10月28日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(江川和明君) 次に、議員在職15年以上で表彰を受けられました山田正彦殿。
○議長(坂本 登君) 表彰状 山田正彦殿 あなたは和歌山県議会議員として在職15年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成26年10月28日 全国都道府県議会議長会
  〔議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(江川和明君) 次に、同じく議員在職15年以上で表彰を受けられました坂本登議長に対しましては、尾﨑副議長から表彰状の伝達をしていただきます。
 坂本 登殿。
○副議長(尾崎太郎君) 表彰状 坂本登殿 あなたは和歌山県議会議員として在職15年以上に及び地方自治の発展に努力された功績はまことに顕著であります よってここにその功労をたたえ表彰します 平成26年10月28日 全国都道府県議会議長会
  〔副議長から表彰状を伝達〕(拍手)
○事務局長(江川和明君) 以上で、表彰状の伝達が終わりました。
 ここで、仁坂知事より御祝辞がございます。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) このたび、40年以上の永年在職議員表彰を受けられました門三佐博議員、25年以上の永年在職議員表彰を受けられました中村裕一議員、20年以上の永年在職議員表彰を受けられました大沢広太郎議員、谷洋一議員、新島雄議員、山下直也議員、そして15年以上の永年在職議員表彰を受けられました山田正彦議員、坂本登議長に、心からお祝いを申し上げます。
 これまでの長きにわたる議員生活を振り返られ、感慨もひとしおのことと存じます。今日に至るまで、皆様方は、県民の期待と信頼を一身に集める中、さまざまな分野においてすぐれた手腕を発揮され、ふるさと和歌山県発展のために御尽力を賜ってまいりました。長年の御功労に対し感謝を申し上げますとともに、深く敬意を表する次第でございます。
 和歌山県では、少子高齢化による人口減少や甚大な被害が危惧されている大地震など、さまざまな課題に直面しています。一方で、紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会や高野山開創1200年を来年に控え、本県の魅力を全国に発信する絶好の機会を迎えております。課題の解決に全力を尽くすことはもとより、こうした大きなチャンスを生かすことで、誰もが将来に希望を持ち、安心して暮らすことのできる社会づくりに引き続き着実に取り組んでいく必要があります。
 豊富な御経験と卓越した御見識をお持ちの皆様方には、健康に十分御留意され、今後ともさらなる県勢発展のため、一層お力添えを賜りますようお願い申し上げ、お祝いの言葉といたします。
 まことにおめでとうございました。
 平成26年12月3日 和歌山県知事仁坂吉伸(拍手)
○事務局長(江川和明君) 引き続きまして、被表彰議員を代表されまして門三佐博議員より御挨拶がございます。
  〔門 三佐博君、登壇〕
○門 三佐博君 皆さん、こんにちは。
 このたび、全国議長会から県議会議員在職40年以上の表彰をいただき、先ほどは坂本登議長から御伝達賜りましたので、皆様方のお許しを得まして、謹んでお礼の御挨拶をさせていただきたいと思います。
 なお、全国議長会からは、在職25年以上の表彰を受けられました中村裕一議員、在職20年以上の大沢広太郎議員、谷洋一議員、新島雄議員、山下直也議員、そして在職15年以上の山田正彦議員、坂本登議長の分も含めて、僭越でございますが、私から代表してお礼の御挨拶を申し上げますので、御了承いただきますようにお願い申し上げます。
 ただいま、議場内の皆様方から温かい祝福を受けまして、また、仁坂知事さんからは身に余るお祝いのお言葉をいただきまして、心から厚くお礼申し上げます。
 仁坂知事様には、8カ年の実績と清潔な人柄や多くの公約が評価されまして、有権者の負託を受けまして見事3選を果たされましたこと、心からお喜び申し上げます。さらなる御活躍をお祈りいたします。
 表彰いただきました私ども8名は、地域や地元や和歌山県の発展に尽くしたいという力強い意気込みを持って、それぞれの選挙区におきまして出馬させていただき、地域の代表として県議会に送り出していただきました。以来、今日まで15年から40年にわたりまして県議会議員として務めさせていただきましたことは、長年にわたる御支援、御指導を賜りました支援者の皆様方を初め、多くの方々のお力添えによるものでありまして、この場をかりまして厚く、深く感謝申し上げ、お礼申し上げます。
 また、この間、議場において、時には激しい議論を闘わせて、切磋琢磨しながらも、ともに本県の発展を目指して御尽力いただきました歴代の知事を初め県庁職員の皆様方には、心より厚くお礼申し上げます。
 私ごとでございますが、顧みますと昭和50年4月、伊都郡選挙区におきまして、定数3名の中で7名が立候補するという県下一激戦区の中で、幸いにも当選させていただき、初陣を飾らせていただきました。心よりお礼申し上げます。
 以来、今日まで10期にわたりまして、県議会議員として、農業の問題や道路の問題を初め、教育、福祉、医療など、さまざまな問題について懸命に取り組んでまいりました。特に道路建設・拡充は、地域の発展につながるとの信念のもとに取り組んできましたが、おかげさまで皆様方の御尽力を得まして、道路を初めとしたインフラの整備は着々と進んでおりまして、喜んでおります。
 この間、後援会の皆様方や、歴代知事を初め県職員の方々や、同僚の御支援と、幸いにも妻や家族の支えもありまして、政治活動に打ち込むことができました。大勢の方々に心から深く感謝申し上げます。
 本日の感激を胸に、県民の声が県政に反映されるべく、初心忘れずの気持ちを持ち続け、健康にも留意し、頑張ってまいりたいと考えております。どうか、皆様方の温かい御指導と御支援のほどお願い申し上げます。
 意を尽くせませんが、簡単にお礼の挨拶とさせていただきました。本当に皆さん、ありがとうございました。(拍手)
○事務局長(江川和明君) これをもちまして、表彰状の伝達式を終わります。
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  午前11時37分再開
○議長(坂本 登君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 この際、新任者を御紹介申し上げます。
 まず、10月20日、教育委員会の委員長に就任されました山本哲君を御紹介申し上げます。
 教育委員会委員長山本 哲君。
  〔山本 哲君、登壇〕
○教育委員会委員長(山本 哲君) 去る10月20日付をもちまして教育委員会委員長に再任されました山本哲でございます。
 微力ではございますが、改めてその職責の重さを心に刻み込んで、本県の教育の振興のために誠心誠意職務に精励する覚悟でございます。
 今後とも、一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、御挨拶といたします。(拍手)
○議長(坂本 登君) 次に、9月26日、教育委員会の委員に任命同意され、10月15日就任されました佐藤律子さんを御紹介申し上げます。
 教育委員佐藤律子さん。
  〔佐藤律子君、登壇〕
○教育委員(佐藤律子君) 去る9月の県議会におきまして皆様の御同意をいただき、10月15日付で再任いたしました佐藤律子でございます。
 もとより微力ではございますが、和歌山県教育の発展のために職務を果たしてまいりたいと存じております。
 どうぞ、これからも皆様の御指導、御鞭撻をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(坂本 登君) 次に、事務局長から新任者を紹介させます。
○事務局長(江川和明君) 御紹介申し上げます。
 まず、人事委員会事務局長堂代和孝君。(拍手)
 次に、商工観光労働部長・労働委員会事務局長兼職藤本陽司君。(拍手)
 以上でございます。
○議長(坂本 登君) お諮りいたします。12月4日、5日及び8日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(坂本 登君) 御異議なしと認めます。よって、12月4日、5日及び8日は休会とすることに決定いたしました。
 次会は12月9日定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を日程といたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午前11時41分散会

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