平成25年6月 和歌山県議会定例会会議録 第8号(全文)


平成25年6月 和歌山県議会定例会会議録

第8号(全文)


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平成25年6月
和歌山県議会定例会会議録
第8号
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議事日程 第8号
 平成25年6月28日(金曜日)
 午前10時開議
 第1 議案第75号から議案第86号まで、議案第89号から議案第95号まで並びに報第1号から報第4号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議案第96号(委員会付託等省略、表決)
 第3 意見書・決議案
 第4 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第5 特別委員会閉会中継続審査の件
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会議に付した事件
 第1 議案第75号から議案第86号まで、議案第89号から議案第95号まで並びに報第1号から報第4号まで(委員長報告・同質疑・討論・表決)
 第2 議案第96号(委員会付託等省略、表決)
 第3 議員提出議案第2号(委員会付託等省略、表決)
 第4 意見書案
 第5 議員派遣の件
 第6 常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件
 第7 特別委員会閉会中継続審査の件
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出席議員(40人)
 1番 立谷誠一
 2番 濱口太史
 3番 尾崎太郎
 4番 藤山将材
 5番 新島 雄
 6番 山下直也
 7番 門 三佐博
 8番 井出益弘
 9番 鈴木太雄
 10番 岩田弘彦
 11番 服部 一
 12番 山本茂博
 13番 山田正彦
 14番 坂本 登
 15番 宇治田栄蔵
 16番 尾崎要二
 17番 平木哲朗
 18番 岸本 健
 19番 前芝雅嗣
 20番 浅井修一郎
 21番 中村裕一
 22番 冨安民浩
 23番 森 礼子
 24番 中 拓哉
 25番 花田健吉
 26番 角田秀樹
 27番 吉井和視
 28番 向井嘉久藏
 29番 谷口和樹
 30番 多田純一
 31番 片桐章浩
 32番 藤本眞利子
 33番 浦口高典
 34番 大沢広太郎
 35番 谷 洋一
 37番 高田由一
 38番 奥村規子
 40番 松坂英樹
 41番 長坂隆司
 42番 雑賀光夫
欠席議員(なし)
〔備考〕
 36番 欠員
 39番 欠員
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説明のため出席した者
 知事         仁坂吉伸
 副知事        下 宏
 知事室長       和歌哲也
 国体推進監      若宮茂樹
 危機管理監      木村雅人
 総務部長       米澤朋通
 環境生活部長     塩崎 望
 福祉保健部長     中川伸児
 商工観光労働部長   藤本陽司
 農林水産部長     増谷行紀
 県土整備部長     尾花正啓
 会計管理者      植山 均
 教育委員会委員長   山下郁夫
 教育長        西下博通
 公安委員会委員長   片山博臣
 警察本部長      植田秀人
 人事委員会委員長   守屋駿二
 代表監査委員     保田栄一
 選挙管理委員会委員長 上山義彦
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職務のため出席した事務局職員
 事務局長       宮端 宏
 次長         上坊 晃
 議事課長       堀 達也
 議事課副課長     中谷政紀
 議事課主任      中尾祐一
 議事課主査      保田良春
 議事課主査      岸裏真延
 総務課長       谷 巌
 総務課主事      鶴野尚樹
 政策調査課長     谷村守彦
 政策調査課副課長   松山 博
 政策調査課課長補佐兼政策班長
            塩塚 仁
 政策調査課調査員   岩城 望
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  午前10時0分開議
○議長(山田正彦君) これより本日の会議を開きます。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時0分休憩
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  午後2時59分再開
○議長(山田正彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第1、議案第75号から議案第86号まで、議案第89号から議案第95号まで並びに知事専決処分報告報第1号から報第4号までを一括して議題とし、順次、常任委員会委員長及び行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長の報告を求めます。
 経済警察委員会委員長浅井修一郎君。
  〔浅井修一郎君、登壇〕(拍手)
○経済警察委員会委員長(浅井修一郎君) 経済警察委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案5件であります。
 委員会は、6月25日、第3委員会室において開催し、商工観光労働部・労働委員会、公安委員会の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第75号、議案第89号、議案第90号、議案第93号、議案第94号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、商工観光労働部・労働委員会関係では、職員に対する適正な超過勤務手当支給の徹底について、プレミア和歌山の成果と今後の戦略について、わかやま塾の概要について、ICカードが利用できる駅の増加に対する観光面からの取り組みについて、海外プロモーションの戦略について、和歌山インター等での「和歌山に来たことを感じられる」ような看板の設置について、公安委員会関係では、きのくにスクールサポート事業の概要と効果について、太地町における反捕鯨団体の活動状況と対応について、職員に対する適正な超過勤務手当の支給について、防犯カメラ設置に向けた取り組みについて、速度違反取り締まりに関する国家公安委員長の発言を受けた今後の取り締まりへの考え方についてであります。
 以上をもちまして、経済警察委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(山田正彦君) 農林水産委員会委員長山本茂博君。
  〔山本茂博君、登壇〕(拍手)
○農林水産委員会委員長(山本茂博君) 農林水産委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案2件であります。
 委員会は、6月25日、第4委員会室において開催し、農林水産部から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査した結果、議案第75号、第89号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、委員会審査における主な質問項目を申し上げますと、浮漁礁の設置及び効果について、鳥獣害対策について、農業の担い手対策について、銃猟免許所持者の減少・高齢化について、射撃場の整備・運営方法について、紀の国森づくり基金活用事業について、まき網漁の不漁対策について、20度を超える急傾斜農地の災害復旧事業についてであります。
 以上をもちまして、農林水産委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願いいたします。(拍手)
○議長(山田正彦君) 建設委員会委員長森礼子さん。
  〔森 礼子君、登壇〕(拍手)
○建設委員会委員長(森 礼子君) 建設委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案9件、知事専決処分報告1件であります。
 委員会は、6月25日、第5委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第89号及び議案第91号については賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第75号及び議案第80号、議案第82号から議案第86号までについては全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。また、知事専決処分報告報第4号については全会一致をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、来年度政府予算における公共事業について、河川愛護団体に対する助成について、京奈和自動車道かつらぎパーキングエリア・インターチェンジと県道那賀かつらぎ線の接続について、国道480号の矢立─大門間の改修と高野山環状道路の整備について、紀の川左岸農道の建設促進について、紀の川流域下水道事業の現状と終末処理場の周辺整備について、近畿自動車道紀勢線有田─南紀田辺間4車線化事業の推進について、大浦街道の歩道等の整備について、県道白浜空港フラワーライン線の整備について、都市計画道路西脇山口線の整備について、都市計画道路北島湊線の整備の現状について、通学路緊急合同点検による要対策箇所の整備状況について、県道田辺白浜線の改修状況について、県道すさみ古座線の改修状況について、津波からの円滑な避難に係る避難路沿いの建築物等の制限に関する条例の運用状況について、建築物の耐震改修促進法の改正についてであります。
 以上をもちまして、建設委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(山田正彦君) 文教委員会委員長服部一君。
  〔服部 一君、登壇〕(拍手)
○文教委員会委員長(服部 一君) 文教委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件であります。
 委員会は、6月25日、第6委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第89号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、学校給食の除去食について、定数内講師の配置と教員採用検査の募集状況について、議案第89号の教職員給与カットについて、ミドルエージの健康管理について──ミドルエージは40歳から60歳代の中年層を指すそうです──わかやま食育推進プランの教育委員会所管分における取り組みについて、学校給食での地産地消について、学校への警察官OBの配置について、県高等学校野球連盟の体罰に関する調査結果について、インクルーシブ教育システムについて──インクルーシブというのは児童生徒が就学する学校を主体的に選んでいくことを意味するらしいです──教育現場で「障害」という言葉を使わないことについて、多過ぎる教職員の処分について、教育委員の責務についてであります。
 以上をもちまして、文教委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(山田正彦君) 総務委員会委員長尾崎太郎君。
  〔尾崎太郎君、登壇〕(拍手)
○総務委員会委員長(尾崎太郎君) 総務委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案5件、知事専決処分報告3件であります。
 委員会は、6月25日、第1委員会室において開催し、会計局、人事委員会、監査委員、選挙管理委員会、県議会事務局、知事室、企画部、総務部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第76号、議案第89号及び議案第95号は賛成多数、議案第75号及び議案第77号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。また、知事専決処分報告報第1号から報第3号は全会一致をもって原案のとおり承認すべきものと決しました。
 次に、所管に係る各委員の主な質問項目を申し上げますと、選挙管理委員会関係では、選挙運動用ポスターについて、人事委員会関係では、地方公務員の給与削減について、知事室関係では、障害者スポーツ大会の名称について、国体の入賞者への賞状等の授与について、企画部関係では、地籍調査事業の進捗について、ラジオの難聴取世帯の解消について、紀勢本線の乗り心地の改善について、いじめ問題への人権部局としての対応について、コミュニティーバス等の運営について、JRの駅トイレの改修について、南紀白浜空港利用の航空機運賃について、総務部関係では、職員の懲戒処分の基準について、今後の市町村合併について、ふるさと納税の現状についてであります。
 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願いいたします。(拍手)
○議長(山田正彦君) 福祉環境委員会委員長中拓哉君。
  〔中 拓哉君、登壇〕(拍手)
○福祉環境委員会委員長(中 拓哉君) 福祉環境委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案5件であります。
 委員会は、6月25日、第2委員会室において開催し、環境生活部、福祉保健部の順に当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第75号、議案第78号及び議案第79号は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第89号及び議案第92号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、委員会審査における主な質問項目等を申し上げますと、環境生活部関係では、電気自動車の普及促進のための取り組みについて、微小粒子状物質PM2.5の環境基準値と暫定指針値との関係について、御坊市の産業廃棄物最終処分施設の許可申請に係る審査手続と住民への説明について、管理型最終処分場の遮水シートの安全性及び耐久性について、市町村の消費生活相談体制の充実強化の取り組みについて、女性のための電話相談員養成講座の企画内容について、和歌山県動物の愛護及び管理に関する条例の一部改正の目的と内容について、また福祉保健部関係では、民間の福祉施設への耐震改修に係る補助制度について、高齢者の見守り活動の締結状況と活動成果について、妊娠・出産時の医療保険の適用について、子ども・子育て支援法の成立と待機児童の状況について、認可保育所への株式会社の参入に対する県の考え方について、子ども・子育て会議の構成メンバーの選定について、引きこもっている高齢者に対する見守り体制の取り組みについて、精神障害者の病院からの地域移行に係る取り組みと基盤整備の状況について、結核医療に係る病院閉鎖の影響と医療連携について、国民健康保険の広域化と保険料の問題についてであります。
 以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(山田正彦君) 行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長山下直也君。
  〔山下直也君、登壇〕(拍手)
○行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長(山下直也君) 行政改革・基本計画等に関する特別委員会における審査の経過並びに結果について、御報告を申し上げます。
 当委員会に付託されました案件は、議案付託表に記載のとおり、議案1件であります。
 委員会は、6月24日、予算・決算特別委員会室において開催し、当局から付託案件について説明を聴取した後、慎重に審査いたしました結果、議案第81号は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上をもちまして、行政改革・基本計画等に関する特別委員会の報告を終わります。何とぞ、適切な御決定をお願い申し上げます。(拍手)
○議長(山田正彦君) 以上で、常任委員会委員長及び行政改革・基本計画等に関する特別委員会委員長の報告が終わりました。
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 質疑なしと認めます。
 次に、討論に入ります。
 雑賀光夫君から反対討論の通告がありますので、許可いたします。
 42番雑賀光夫君。
  〔雑賀光夫君、登壇〕(拍手)
○雑賀光夫君 日本共産党県議団を代表して、議案第76号、81号、89号、90号、91号、92号、93号、94号及び95号に反対する立場から意見を申し上げます。
 議案第76号和歌山県税の一部を改正する条例は地方税法の一部改正に伴う条例改正ですが、地方税制の一部改正には、上場株式等に係る配当取得、譲渡取得課税の特例をさらに拡大することを含んでいるものです。それは、富裕層の税負担を著しく引き下げ、格差拡大を促進することになるため反対です。
 議案第81号関西広域連合規約の一部変更は、広域連合代議員数を現行29人から36人に増員するものです。
 日本共産党県議団は、関西広域連合が道州制につながることには反対し、また、広域連携でできることまで広域連合という組織をつくっていくことは、かえって無駄をふやすおそれがあることを指摘し、地方分権改革が国の責任を放棄して地方に仕事を押しつけることには反対してきました。現行の関西広域連合が防災やドクターヘリ運航など効果的に活動することには賛成ですが、これ以上組織を重くして国の出先機関の移管を促進することには反対です。
 議案第89号から議案第95号までは、職員給料の臨時引き下げ措置のための予算・条例提案であります。
 この減額措置については、配付された人事委員会の意見でも、職員の給与は地方公務員法に定める給与決定の原則により措置されるべきものだと指摘されています。このたびの措置は、公務員のスト権を与えないかわりに置かれた人事院制度、人事委員会制度さえ踏みにじるものです。さらに、地方交付税削減で地方自治体を兵糧攻めにする、だからやむを得ないというのは、無理が通れば道理引っ込むということになり、認めるわけにはまいりません。
 日本共産党は、日本経済を立て直すには国民の懐を温かくして内需を喚起しなければならない、そのために260兆円とも言われる大企業の内部留保を取り崩して国民の暮らしに回すことが必要だと主張し、そのことは安倍首相も麻生財務大臣も同意されました。復興財源が必要なら、その立場に立つべきです。
 以上の理由から、道理に合わない給与引き下げには反対です。
 以上で、反対討論を終わります。(拍手)
○議長(山田正彦君) 以上で、討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 まず、議案第76号、議案第81号及び議案第89号から議案第95号までを一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(山田正彦君) 起立多数であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第75号、議案第77号から議案第80号まで及び議案第82号から議案第86号までを一括して採決いたします。
 本案に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。
 本案をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(山田正彦君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、知事専決処分報告報第1号から報第4号までを一括して採決いたします。
 本件に対する委員長報告は、いずれも承認であります。
 本件をいずれも委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(山田正彦君) 起立全員であります。よって、本案はいずれも承認することに決定いたしました。
 次に日程第2、議案第96号を議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 本案について質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。本案については、委員会付託等を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 議案第96号和歌山県人事委員会の委員の選任につき同意を求めるについてを採決いたします。
 議場を閉鎖いたします。
  〔議場閉鎖〕
○議長(山田正彦君) ただいまの出席議員数は、議長を除き39名であります。
 お諮りいたします。立会人に、1番立谷誠一君、12番山本茂博君、24番中拓哉君、38番奥村規子さんの4君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、立会人に以上の4君を指名いたします。
 念のため申し上げます。投票は無記名であります。投票用紙に、本県人事委員会の委員に守屋駿二君を選任することにつき同意することに賛成の諸君は「賛成」と、反対の諸君は「反対」と記載願います。
 なお、この際、白票は無効といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、白票は無効とすることに決定いたしました。
 投票用紙を配付いたします。
  〔投票用紙配付〕
○議長(山田正彦君) 配付漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めます。
  〔投票箱点検〕
○議長(山田正彦君) 異状なしと認めます。
 点呼に応じて順次投票願います。
 点呼いたします。
  〔氏名点呼・投票〕
○議長(山田正彦君) 投票漏れはありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 議場の閉鎖を解きます。
  〔議場開鎖〕
○議長(山田正彦君) これより開票を行います。
 立会人の立ち会いをお願いいたします。
  〔開票〕
○議長(山田正彦君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数39票、うち有効投票39票。有効投票中、賛成38票、反対1票。
 以上のとおり、賛成多数であります。よって、議案第96号は同意することに決定いたしました。
 この際、報告いたします。
 議員提出議案の提出がありました。
 お諮りいたします。議員提出議案第2号を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議員提出議案第2号議会の議員の議員報酬の臨時特例に関する条例を議題といたします。
 議案は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本件については、提出者の説明、質疑、委員会付託及び討論を省略し、これより直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 これより採決に入ります。
 議員提出議案第2号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(山田正彦君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、日程第3に入ります。
 まず、和議第103号「『人権侵害の救済に関する法律』の早期制定を求める意見書(案)」及び和議第104号「災害時に備えたラジオ送信ネットワークの強靭化対策の早期実施を求める意見書(案)」を一括して議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本案については、いずれも提出者の説明及び質疑を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に、和議第105号「『青少年健全育成基本法の制定』を求める意見書(案)」、和議第106号「南海トラフ地震対策特別措置法の早期制定を求める意見書(案)」、和議第107号「風しん予防対策に関する意見書(案)」、和議第108号「地方財政の充実・強化を求める意見書(案)」を一括して議題といたします。
 案文は、お手元に配付しております。
 お諮りいたします。本件については、いずれも提出者の説明、質疑及び委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に、討論に入ります。
 奥村規子さんから反対討論の通告がありますので、許可いたします。
 38番奥村規子さん。
  〔奥村規子君、登壇〕(拍手)
○奥村規子君 日本共産党県議団を代表して、和議第103号、和議第105号の意見書(案)に対する反対討論を行います。
 和議第103号は、「人権侵害の救済に関する法律」の早期制定を求める意見書(案)です。
 基本的人権の尊重は、平和主義、主権在民と並んだ日本国憲法の重要な基本理念です。
 しかし、人権侵害の救済に関する法律制定となりますと、過去にこの種の法案が提出されたときにも幾つかの問題が指摘されました。例えば、日本は公権力による人権救済機関の設置を国連からも勧告されていますが、法案にあった人権委員会は法務省の外局に設置するため、政府から独立した救済機関とはなり得ません。また、何を差別とするかはその人権委員会の判断任せであり、幾らでも恣意的な解釈と運用がなされるおそれがありました。このような問題点があり、前回は廃案となったものです。
 今回の意見書(案)でも、差別の具体的な内容は国民相互の問題に矮小化され、最も気をつけなければならない国家権力や大企業による人権侵害が脇に置かれています。
 また、これまでも反差別を名目にしたえせ同和行為が重大な人権侵害を引き起こした事例がありましたが、この意見書(案)については、その観点がありません。
 以上のような問題点が明らかにされていないままに意見書を提出することには賛成できません。
 次に、和議第105号は「青少年健全育成基本法の制定」を求める意見書(案)です。
 意見書(案)では、青少年による凶悪事件等を青少年の荒廃と捉え、その要因として家庭の崩壊や学校の役割の問題を指摘しています。
 しかし、相次ぐ労働法制の規制緩和による雇用破壊や長時間過密労働が家族間のコミュニケーションを困難にしているのであり、家庭崩壊の原因を家庭内に求めた上で保護者に責務を押しつけても問題が解決できるはずがありません。
 また、この間、進められてきた競争と管理の教育が子供にストレスを与え、教員の多忙化を生んでいることからも、役割を果たしてこなかったなどと学校現場に責任転嫁できるものではありません。
 青少年の健全な育成のためには、基本法の制定で責務を課す手法ではなく、競争主義の社会と教育を改め、憲法に基づいて青少年の人権を尊重し、取り巻く環境を守る施策を充実させることこそ重要です。
 以上のことから、本意見書(案)には反対します。
 これで、意見書(案)に対する反対討論を終わります。(拍手)
○議長(山田正彦君) 以上で、討論を終結いたします。
  〔退場する者あり〕
○議長(山田正彦君) これより採決に入ります。
○議長(山田正彦君) まず、和議第103号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(山田正彦君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
  〔入場する者あり〕
○議長(山田正彦君) 次に、和議第104号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、和議第105号を採決いたします。
 本案を原案のとおり決することに賛成の諸君は、御起立願います。
  〔賛成者起立〕
○議長(山田正彦君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 次に、和議第106号から和議第108号までを一括して採決いたします。
 本案をいずれも原案のとおり決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。
 お諮りいたします。議員派遣の件を本日の日程に追加し、これより直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。本件については、会議規則第121条の規定により、お手元に配付しております文書のとおり議員を派遣いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に日程第4、常任委員会及び議会運営委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。お手元に配付しております「継続審査を要する所管事務調査件名表」及び「継続審査を要する担任事務調査件名表」のとおり、それぞれ閉会中の継続審査として付議することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 次に日程第5、特別委員会閉会中継続審査の件を議題といたします。
 お諮りいたします。東南海・南海地震等対策特別委員会、人権・少子高齢化・環境問題等対策特別委員会、行政改革・基本計画等に関する特別委員会、半島振興・交通・産業振興対策特別委員会及び予算特別委員会に付議されたそれぞれの問題について、さらに閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山田正彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決定いたしました。
 以上で、今期定例会に付議された諸案件の審議は全て終了いたしました。
 議員各位には、連日御精励いただき、深く感謝申し上げます。
 気候不順の折、健康には十分御留意の上、御活躍されますよう御祈念申し上げます。
 これをもって、平成25年6月定例会を閉会いたします。
  午後3時45分閉会

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