平成25年6月 和歌山県議会定例会会議録 第3号(新島 雄議員の質疑及び一般質問)


平成25年6月 和歌山県議会定例会会議録

第3号(新島 雄議員の質疑及び一般質問)


汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているため、会議録正本とは一部表記の異なるものがあります。

人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。

 質疑及び一般質問を続行いたします。
 5番新島 雄君。
  〔新島 雄君、登壇〕(拍手)
○新島 雄君 一般質問の初日、それも4人目でありますので、大変お疲れのことと思いますが、いましばらく御辛抱いただけたら、そのように思います。
 私は、我が家で毎日2つのことを必ずやっております。これは、夜中何時に帰っても、朝幾ら早くてもやっていることなんですが、1つはお風呂の掃除です。なぜ笑われたのかな、不思議でかないません。夜中に帰ろうと、最後のお風呂に入って一生懸命そのお風呂を洗います。次の日、家内が気持ちよく入れれば、そう思って続けております。(「偉いな」と呼ぶ者あり)偉いでしょう。
 2つ目、毎朝、我が家のトイレに日めくりがあります。この日めくりを毎日毎日めくるんです。時たま家内から、「お父さん、きょうは忘れてたな」と、叱られます。それにもめげず、忘れないように、きょうも日めくりをめくってまいりました。きょうは19日なんです。その日めくりにトークの日と書いてあった。これは、きょうは長いことしゃべらなあかんなあと思って、この壇上へ立たせていただきました。
 議長のお許しをいただきましたので、やっと質問に入らせていただきます。
 私自身、歴史には余り興味がない部分が多いです。熱心に勉強した覚えもなければ、ただ単に点数をとるために数字を覚えたかな、その程度の覚えしかありません。その私が、今回、このような歴史に関する質問をすることになりました。興味のある方から考えれば当然の話も多いと思いますし、ひょっとしたら間違いが多くあるかもしれません。そのときは、寛容な心で、この場で指摘するのではなく、後でそっと私に御指摘をいただければうれしいなあ、そのように思っています。
 紀州徳川家創設400年祭。徳川家康公の10男、たしか14番目の子供さんだと思います、徳川頼宣公が、紀伊の国55万5000石、紀州藩藩主として紀州徳川家の家祖となり、1619年、この地、和歌山に入られました。そのときより数えること、2018年には丸々400年を迎えることとなります。
 それまでの間、伊勢神宮の式年遷宮や高野山開創1200年、世界遺産登録10周年、紀の国わかやま国体・わかやま大会などなど、盛りだくさんの大きな行事、イベントが続きます。この大きな盛り上がりを続けていくために、和歌山のよさ、すばらしさを国内外に知らせていくことを継続していかねばならない、そのように思いますし、和歌山へ来ていただく仕掛けが必要と考えます。そこでの紀州徳川家創設400年祭の企画案であります。
 紀州和歌山の歴史を広く多くの方々に知っていただくのはもちろんのこと、来県をしていただき、自然あふれる日本の美しさ、温故知新の再確認、紀州の特産品や文化遺産、そこから生まれる活力と健康、新しい社会の構築を育む一環として提案をするものであります。
 和歌山城は、和歌山市の、また紀州徳川家のシンボルであります。近ごろは、お城を中心とした行事も多く行われております。ぶんだら祭りや紀州よさこい、にぎわいの中心にもなっていることも事実であります。
 2015年、和歌山で国体が開かれた翌年、2016年は徳川家康没後400年となり、全国の東照宮を中心に行事が行われると聞いています。日光市はもちろんのこと、静岡商工会議所が中心となり、静岡県及び静岡市、浜松市、岡崎市の3市が協力して、徳川家康公顕彰400年記念事業推進委員会をもう設立しております。
 初代紀州藩主徳川頼宣公は、実父徳川家康を祭る日光東照宮から正式に勧請を行って、和歌浦にある紀州東照宮をつくりました。和歌山城と紀州東照宮の2カ所を中心として企画を行うこととし、その上、高野・熊野の世界遺産登録から15周年を迎える年でありますので、あわせて盛り上げていければ観光和歌山を全国に知らしめることになると考えます。
 企画構成に関しましては、専門家の意見が必要と考えますが、大名行列は北から南まで参勤交代を模して実施できるでしょうし、田辺の安藤や新宮の水野においては、付家老に関するイベントもおもしろいと考えます。この付家老という言葉、御三家だけに許された要職で、普通の家老とは一段違う役職だそうです。
 それ以外にも、各市町村でイベントを打てるのではないかと考えます。県下全域には、徳川頼宣公ゆかりの神社仏閣がたくさんあると聞いています。その神社仏閣において記念の行事などを開催していただくのも、有意義なことと考えます。当然、全国各地から、徳川家にまつわる関係者の方々には紀州和歌山の地にお越しいただくことも大切なことと考えますし、これを機会に御三家との関係も再構築する必要があると思います。
 和歌祭りのような伝統文化も、全国へお披露目をするよい機会でもあります。県立博物館などでは関係の展示物も多くあると思いますし、ゆかりの人を招いての後援会や文化会、そんなものも開催できるでしょう。
 400年祭は2019年が正しいのでしょうか。多分、2019年が正しいんだと思います。それならば、2018年、平成30年はプレイベントを実施することを企画いたします。2018年から2019年にかけての約2年間、この期間を徳川一色で和歌山県が塗り潰されるぐらいの企画を考えたらいかがでしょうか。世界遺産登録も15周年です。
 それと並行して、私は思うのですが、大河ドラマに挑戦をしてほしいなあ、そのように思います。知事がいろんな偉人を大河ドラマにするべく頑張っておられるのは、よく存じております。
 実は、ことし年賀状をいただいた中に、ある人が「ことしは新島の当たり年ですね」と書いてくれてました。最初、何のことやらわからず、ぴんとこないんです。正直申し上げて、大河ドラマ、一度も見たことないです。ふと家で家内と顔を見合わせて、あっ、新島八重かあと思いました。(「そうか」と呼ぶ者あり)そうなんです。やっぱり歴史に疎いなあ、そう思ったんですが、ここで大河ドラマといえばやはり14代将軍家茂かなあ、そのように思います。
 徳川家には紀州藩から2人の将軍を輩出しております。1人は、皆さん御存じの暴れん坊将軍。第8代でしたかね、徳川吉宗であります。そして、もう1人が第14代将軍徳川家茂であります。この人は13歳で将軍となり、21歳の若さで亡くなっています。井伊大老が将軍に家茂を推挙した。そして、大変な名君であったと言われております。
 ちょっと調べましたので、知識を披露します。恥ずかしいですが、逸話を1つ紹介したいと思います。多分御存じの方も多いんやと思います。
 家茂の書道の先生が70歳という高齢の方でありました。書道の指導中に、家茂が突然その先生に墨と水を頭からかけて、「きょうはこれまで、またあした」と言い残し、その場を立ち去っていきました。これに驚いた家臣たちは、いたずらにもほどがある、そうして怒っていたところ、書道の先生をふと見ると涙を流している。泣いておった。なぜかと聞くと、高齢ゆえ大変な失態をしでかした。将軍様のこの部屋で失禁をしてしまった。当時としては、このような失態は大変な罪で、それを不問とするため、家茂が一計を案じたのであります。
 また、勝海舟が将軍に願い出ていた神戸の海軍操練所も家茂がつくらせたもので、家茂が死んだときに、この勝海舟が「きょうで幕府が終わった」と言ったそうです。
 この家茂、NHKの大河ドラマになっても不思議ではないと思うのですが、いかがですか。そのためにも、県を挙げて400年祭を頑張って企画する必要があると考えます。
 2010年、奈良県が開催をした遷都1300年祭記念事業、せんとくんというゆるキャラが随分と世間をにぎわせました。大きな収益を生んだと聞いております。経済波及効果は、奈良県内で750億円、近畿圏域では1100億円、全国で見ると2150億円という数字も出ております。この収益金の中から、奈良県は、東北大震災に遭った3つの県に対して大変多額の寄附をしたというふうにも聞いております。また、この事業に味をしめたのか、JR東海が「ふたたびの奈良」などといってテレビCMも流しています。あのにぎわいが何ともうれしかったのでしょう。
 我々も、和歌山へ和歌山へと、次から次へとアイデアを打ち出していくことが必要で、今の流れをとめることなくつないでいくことが大切と考えます。国体が終わればしぼんでしまうのではなく、国体を契機に、エキサイティングに、アクティブに和歌山を売り出していこうではありませんか。
 そこで、知事に質問をいたします。
 この企画案に対する知事の感想をお聞きしたいと思います。大変不安であります。また、和歌山県の景気回復のためにも継続的なイベントが必要と考えますが、この企画をどう捉えますか。
 当然、民間の協力は不可欠です。しかし、民間だけではできない企画なので、県下市町村の協力が大いに必要と思います。県としての姿勢をお聞きしたいと思います。
 最後に、大河ドラマを申し上げました。何としてでもNHKの大河ドラマにならないもんだろうか、そう思います。いかがですか。お答えをいただきたいと思います。
 第1問を終わります。ありがとうございます。
○議長(山田正彦君) ただいまの新島雄君の質問に対する答弁を求めます。
 知事仁坂吉伸君。
  〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 議員御指摘のとおり、徳川頼宣公が紀州徳川家の家祖として1619年に和歌山に入り、2019年に400年を迎えることとなることは御指摘のとおりであります。徳川頼宣さんは、吉宗さんがとっても尊敬をした、おじいさんとして尊敬をしていた人でございまして、実は私は、見識とかスケールとか、それから物の見方が偏ってないとか勇気があるとか、そういう点で吉宗さんよりもずっと上だというふうに私は思っております。
 和歌山へ和歌山へというアイデアを次々と生み出すという議員の御提案というか御指摘については、全くそのとおりでございまして、私たちも改めて常にそういうことを考えていかないといけないというふうに思います。
 その上で、議員御提案の紀州徳川家創設400年祭を開催するということは、これは和歌山のすばらしさを全国に発信することになると思いますし、これは単に観光振興だけではなくて、和歌祭りなど本県が有する伝統文化とか歴史とか、そういうものの情報発信という観点からも大変意義のあるものだと思います。
 その中で、今申し上げました和歌祭りでございますが、これは毎年開催されております。これも、徳川頼宣さんが和歌山へ来たということをきっかけとして行われたもので、そろそろ同じようなころに400年、ちょっと後ですけど、迎えることになって、これも盛り上げていかないかんというふうに思います。これは毎年ございますので、毎年毎年、どんどんどんどん盛り上げていかないかん。もともとは大変格式のある全国的にも有名なお祭りだったんですけれども、最近、有名さがちょっと昔ほどじゃないということになってるのは大変残念で、昔のようにしたいというふうに思います。
 そういう意味で、一層の活性化のために、実行委員会の方々ともいろいろと実は打ち合わせをしております。その1つが全国へアピールすること、もっと端的に言うと人を連れてくることということで、それは観光の観点からも非常にいいことだということだと思います。
 そう考えたときに、和歌祭りもそうですが、ほかの和歌山のお祭りも、比較的、実は参加者、実演者が多いんだが、観客のことはあんまり考えてないというのが圧倒的に多いわけです。これじゃあ観光の観点からあんまり望ましくないので、ぜひこの和歌祭りというすばらしい素材を多くの人に見てもらうような見物人に対する配慮をもっとやっていったらいいんじゃないかということを今はちょっと持ちかけているところであります。
 ちょっと話がその方向へ行きましたが、一般に申し上げますと、ことしの伊勢神宮式年遷宮から始まりまして、世界遺産登録10周年、それから高野山開創1200年、紀の国わかやま国体・大会、その前に高校総体もありますが、3年連続で大きなイベントが続くことから、現在、積極的かつ戦略的な観光プロモーションを展開し、誘客拡大に取り組んでいるところでありますが、こういうのが終わりましたら、次の目標として、議員御指摘のとおり、やっぱりまた和歌山へ和歌山へということをいろいろ考えてやっていかないかんというふうに思うわけで、その点、紀州徳川家創設400年祭の開催については、ぜひ私としては積極的に考えて、和歌山市を初めいろんな方に話を持ちかけていきたいなあというふうに思っております。
 次に、大河ドラマでございますけれども、徳川家茂さんというお話がございました。徳川家茂さんは、歯にきぬ着せずに申し上げますと、私は実は物すごく立派な将軍だと思っております。私と同じ名前の将軍が有名でございますが──読み方だけですが──はるかに家茂さんのほうが立派だというふうに思います。早く亡くなられたのは大変な──徳川家にとってというふうに限定することが正しいのかもしれませんが──残念であるというふうに思います。ただ、余りにも人生が短いので大河ドラマらしくないような、大河ドラマで1年間引っ張るには物すごい脚本家の能力が要るなあという感じがして、そこが若干欠点かなというふうに思います。
 しかし、それのみならず、大河ドラマにふさわしい多くの偉人がまだございます。ちょっと呂宋助左衛門とか徳川吉宗とか、使い果たしてしまったところがあるんですが、まだたくさんありますので、歴代NHK会長とか副会長にお会いして、これまでも懸命に売り込みに努力をしてまいりました。そのときに必要なのは、種本が要るということを言われまして、この種本をつくってもらう、例えば陸奥宗光についての小説の種本をつくってもらうということも大事だというんで、津本陽さんにお願いして小説を書いてもらったり、いろんなことをいたしました。そしたら、書いていただいたのが、当時やっていた大河ドラマの坂本龍馬との接点のところだけの小説になっていて、これじゃちょっといかんなという感じはするんですが、そういうことを今後とも粘り強く、まだうまくいっておりませんが、努力をして頑張ってまいりたいと思います。
○議長(山田正彦君) 新島 雄君。
  〔新島 雄君、登壇〕
○新島 雄君 思った以上に知事がしゃべってくれました。時間は十分あったはずなんで、まだしゃべり足りなかったらしゃべっていただいても結構なんですが、大変意欲的な答弁であったと私は思います。
 後で聞いた話なんですが、300年祭というのが1919年に和歌山城周辺で行われた形跡、経緯があるというようなことであります。どんなことがあっても、300年をやってあるんですから、400年を知らん顔するわけにはいかんということだと思って、市町村を巻き込んで、紀州和歌山ここにあり、これを全国に意気込みを見せようではありませんか。よろしくお願いいたします。
 続いて、きょうは大変出番が多くてお疲れやと思います。教育長とちょっとやりとりをさせていただきたい、そのように思います。
 次は、打って変わって、ちょっとスポーツの話をさせていただきたいと思います。
 平成27年、わかやま国体・わかやま大会が開催をされます。せっかく大きなイベントがこの和歌山で開催されるんですから、さっきと同じようにこれをつないでいかないかん、そして根づかせていかないかんという思いでの質問であります。
 1つの切り口には、教育委員会には我がまちスポーツという切り口もあるんですが、それではなしに、ちょっと角度を変えて質問をしたいと思います。こういうような話をすると、何のことやらわかりにくいところがあると思うんで、1つ具体例を挙げて質問をしたいと思います。
 北海道上川郡和寒町字三笠103番地、和寒町総合体育館で開催される選手権大会を皆さん御存じでしょうか。毎年行われています。この和寒町、関空から出発をして一番早い時間を計算してみました。それでも4時間かかります。関西空港から飛行機で旭川へ飛びます。そこで空港バスに乗りかえて旭川駅へ行きます。旭川駅から和寒駅へという流れで4時間です。札幌から北東のほうに167キロの距離にあります。人口は3700ちょっと、そんなちっちゃな町であります。特産品は雪の下でおいしくなると言われる越冬キャベツ、またカボチャなんかも有名だそうであります。
 この町で、毎年9月の第1日曜日、和寒町総合体育館で開催されているのは、全日本玉入れ選手権であります。主催は全日本玉入れ協会、この組織は和寒町観光協会の中にあります。問い合わせも申し込みも、この協会が受け付けをしています。電話をして詳しく聞きました。お答えをいただいたのは、全日本玉入れ協会の事務局長の合田菊夫さん。この方は民間人です。
 毎年どれぐらいの人が参加をするんか聞いたところ、約600名の選手が参加をするそうであります。応援を含めると大変な数になるそうであります。内訳は、北海道内から85%、そのほか北海道以外から15%の参加であります。一番遠いのは九州から、熊本、宮崎、そこからも参加しておりますし、大阪、神奈川、東京からも参加チームがあります。
 ルールは、100個の玉をどれだけ早くかごに入れるか、そのタイムレースであります。1チーム6名で、最高記録は、皆さん、どれぐらいだとお思いですか。10秒91です。町から補助金は出ておるんですが、ほん少しだそうです。言えませんということでした。でも、それだけでは全然運営が不可能なんです。チャンピオンシップの優勝賞金が去年で50万円、レディースで10万円、シニアの部で3万円。ジュニアはお金は出ません。賞品が出ます。
 過去の大会を調べてみますと、優勝賞金が100万円のときもありました。参加費は1チーム8000円です。企業からの協賛や、商店街や小さなお店屋さんなんかも協賛をして副賞を出してくれたりしているそうです。北海道庁の振興局の後援をいただいていると、後援をいただくと同時に、たくさんの職員さんのチームが出てくれるそうであります。
 なぜ和寒と玉入れなのかということを尋ねてみました。答えは何もありません。何の関係もありません。たまたま平成2年に商工会の青年部の夏祭りのイベントとして始まったのがきっかけで、ことしで18回です。
 玉入れだけの話をしてるんではなしに質問に移っていかないかんのですが、表題に戻って、全国大会を和歌山で開催することのメリットです。
 和歌山で全国大会が毎年毎年開かれている競技はたくさんあると思います。それをもっともっとふやそうではないか、そういう話でありますし、ましてや、小学校のときに運動会でやった玉入れが、ここではスポーツとなって競技性を持たせ、全国に発信をしているんであります。そんなことを考えていく、見つけていく、そんなことも必要じゃないか。中には、珍しいスポーツや日の当たらない競技もあるでしょう。それらにスポットを当てる、そんなこともおもしろいと考えます。
 では、和歌山で生まれたスポーツは何ですかという問いをしたいと思います。ゲートゴルフ。これは旧美里町で生まれたスポーツだと聞いています。今は紀美野町ですね。それからバスケットピンポン。何よそれと言われそうですが、これは和歌山市出身の方が考えた、考案したというふうに聞いています。
 それから、私は1つちょっと解せんのですが、女子野球。昔に和歌山中学のグラウンドではかまをはいた女性の野球チームが日本で初めてできたんだという話を聞いたことがあるんですが、ネットで調べると和歌山じゃないんですね。どことは言いませんが、これは不思議に思ってるんです。私は、和歌山やと思ってます。それから、マスターズ陸上、寿野球、ほかにもあるんかなあと思います。
 これらの競技を全国大会、和歌山で開催してもいいんじゃないか、毎年毎年、和歌山が開催地になったっていいんじゃないか、そう思うわけです。時期が来れば、この全国大会があって、その参加する人たちがことしも和歌山へ行くんや、ことしもあの全国大会へ出るんや、そう思って、合い言葉は「和歌山へ行こう」、そうしてもらえる大会を開催していくんはいかがかな、そう思うわけであります。
 近ごろの競技スポーツを見ていると、女子サッカーはちょっとメジャーになり過ぎました。ところが、きょうも新聞に載ってましたラグビーの女子。7人制ラグビーなんかも、香港か何かで世界大会があったときにすごい観客が集まった、そのように聞いています。その7人制のラグビーなんですが、ラグビーそのものは「花園へ花園へ」という合い言葉があるようですが、じゃ中学生の7人制のラグビーできやんかな、全国大会は和歌山でできやんかな、そんなことをふっと思ったりします。
 また、綱引きはどうかなと思いました。綱引きを探してみると、いろんなところでやってます。だから、これをルールを変えるか何か考えればおもしろいかな。
 それから、先日の国体の実行委員会でティーボールというのをデモスポにしていただきました。このティーボールって何よと議員の人からたくさん聞かれました。このティーボール、毎年8月に西武ドームで全国大会がやられています。だから、和歌山でこのティーボールの西日本大会をやろうとか、近畿大会をやる。毎年和歌山でやるというのも可能性はないわけではないんです。
 競技団体によったら、持ち回りで全国大会を開催している競技団体が結構あるんです。じゃあ、なぜ定着せんかというたら、大変なお金が要るし、運営に費用がかかり過ぎるという後ろ向きの考えになって、1年やったらもうお疲れさん、次どっかやってよというのが本音だと思います。そんなんを、「よっしゃ何もかも和歌山へおいで」というわけにはなかなか言いにくいんですが、それぐらいの勢いで和歌山で何でも引き受けたらよというぐらい、それも毎年ですよ、やっていくという方法は何かないやろか、こう思うわけであります。
 いろいろ聞きたいことがあるんですが、現在、和歌山県内で開催されている全国大会、どんなもんがあるかということをまず教えていただきたい。そして、これやったら和歌山でできるん違うかというような全国大会の競技はないやろか。それと、さっきの玉入れのようなちょっと変わった、これ競技にしたらおもしろいん違うか、誰でもができて誰でもが参加できるような競技ないやろか、そのような全国大会を一回考えへんかというようなことを質問させていただきます。
 今回、1問目は、単発的な徳川家の400年祭という大きなぶち上げるイベントであります。もう1つのイベントは、継続的に地道にやっていく。この2つのことを提案させていただきました。何でな。和歌山を知ってほしい、和歌山に来てほしい。ここにいる皆さんが思っていることだと私は信じています。元気にダイナミックに、県民の皆さんの知恵をいただきながら力を合わせて汗をかいていきたいと考えています。
 そして最後に、4番目として、平成26年度、まあ25年度もそうでしたけれども、国の施策及び予算に関する和歌山県の提案・要望の中に、スポーツに関することというのは、施設の整備だけはちょこっと載っておるんやけども、本当に1行もないわけであります。県としてスポーツに関しての要望はきちっとできているのかどうかということをお答えいただきたいと思います。
○議長(山田正彦君) 教育長西下博通君。
  〔西下博通君、登壇〕
○教育長(西下博通君) 和歌山をダイナミックに、和歌山を元気にという観点からのスポーツ大会に係る御質問にお答えしたいと思います。
 現在、本県で定期的に開催されている全国大会は、毎年5月に県営相撲競技場で開催され、ことしで51回を重ねる全国選抜大学・実業団対抗相撲和歌山大会、7月に和歌山市で開催される第31回LCCカップ争奪ジュニアソフトテニス大会、8月に高野町で開催される第18回高野山旗全国学童軟式野球大会等、多数の大会が開催されております。また、平成27年度以降、おおむね10年間は、全国高等学校総合体育大会のヨット競技が和歌山セーリングセンターで開催されることが決定いたしております。
 次に、今後、和歌山で開催できそうな全国大会の競技についてでございます。また、誰もが参加できるスポーツの全国大会の開催という御質問でございます。
 議員御提案の本県発祥のスポーツであるゲートゴルフやバスケットピンポン等の全国大会の開催などを初め、生涯スポーツ振興の観点から、今後、関係団体や関係市町村と連携を図り、各種全国大会や県内外から多くの方々が参加しやすい大会を本県で開催誘致できるよう努めてまいります。こうした大会を開催誘致することで多くの方々が来県し、本県の魅力に触れ、交流の輪を広げることによって夢と感動と生きがいのある元気な和歌山をつくり出していきたいと考えています。
 国の施策及び予算に関する和歌山県の提案・要望についてでございますが、このことにつきましては、毎年、国に対して県政の重点項目を提案・要望しているところでございますけども、スポーツに関することにつきましては、この政府提案・要望とは別に、全国都道府県教育長協議会等を通じて、体育・スポーツの振興を図るための予算要望活動を継続して行っているところでございます。
○議長(山田正彦君) 新島 雄君。
  〔新島 雄君、登壇〕
○新島 雄君 今回、切り口がスポーツと、私もどない質問したらいいのかなあという、ちょっと思いがいろいろあったんですが、スポーツというから教育委員会へ行くんだと思うんですね。ところが、ねんりんピックなんていうのはスポーツなんですけど、そっちじゃないんですよね。こっちなんですね。じゃ、玉入れはどっちなのということなんですよ。だから、これを取り上げたんです。どっちが窓口なん、ひょっとしたら商工かい、企画かいって、ないわけですね。
 だから、こっちの話ししてても関係ないんですから、縦割りだけでいかんよというのは知事がいつも考えていらっしゃることなんで、受けて立てよと。何でも受けて立てよというようなことやと思います。だから、僕はそういう思いで、何でも和歌山は受けて立とらいよというような、まあ、そら、できやんことが中にあるかもわからんが、後のことやと、後で考えよらと、とりあえず手挙げよらということも大事やと思うんで、その辺、俺は知らないよというようなことにならんようにだけはしていきたい。
 何でもかんでもええと思うことはオール和歌山で頑張るんや、そんな思いを皆さん方に要望して、質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)
○議長(山田正彦君) 以上で、新島雄君の質問が終了いたしました。
 これで、本日の質疑及び一般質問を終わります。
 明日も定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を続行いたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
  午後2時31分散会

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